JP3224233B2 - 多色ヤーンの製造方法およびその製品 - Google Patents

多色ヤーンの製造方法およびその製品

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JP3224233B2
JP3224233B2 JP52377197A JP52377197A JP3224233B2 JP 3224233 B2 JP3224233 B2 JP 3224233B2 JP 52377197 A JP52377197 A JP 52377197A JP 52377197 A JP52377197 A JP 52377197A JP 3224233 B2 JP3224233 B2 JP 3224233B2
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    • D02G3/34Yarns or threads having slubs, knops, spirals, loops, tufts, or other irregular or decorative effects, i.e. effect yarns
    • D02G3/346Yarns or threads having slubs, knops, spirals, loops, tufts, or other irregular or decorative effects, i.e. effect yarns with coloured effects, i.e. by differential dyeing process

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、カーペットへの使用に好適なヤーンを製造
するための新規なケーブル撚り(cable−twisting)方
法に関する。本方法は、異なる色であってよい二本の構
成ヤーンをケーブル撚りし、良好な色分解および鮮やか
さを有する多色ヤーンを提供する工程を含む。また、本
発明は、これらの結果としてできあがった糸も包含す
る。
背景 カットパイル構造を有するカーペットは、典型的に、
住宅で用いられ、一方、ループパイルカーペットは、一
般に商業用ビルで用いられる。カットパイルおよびルー
プパイルカーペットを製造するのに好適なカーペットヤ
ーンは、かさ高連続フィラメント(bulked continuous
filament:BCF)ヤーン、またはステープル紡績糸(stap
le spun yarns)と呼ばれる。一般に、これらのヤーン
は、カーペットに使用される前に、撚り工程等の所定の
処理工程を受ける。
過去において、BCFヤーンは、リング撚糸装置を用い
た二段階工程でリング撚りされた。第一工程では、単一
撚りが各構成ヤーンに施された。単一撚りは、「S撚り
方向」、または「Z撚り方向」とすることができる。
「S撚り方向」によると、ヤーンが垂直に保持される場
合に、その中心軸線の周りのらせんが、文字「S」の中
央部分と同一方向に傾斜していることを意味する。「Z
撚り方向」によると、ヤーンが垂直に保持される場合
に、その中心軸線の周りのらせんが、文字「Z」の中央
部分と同一方向に傾斜していることを意味する。その
後、単一撚り構成ヤーンは、同一のインチ当たりの撚り
数(tpi)で、単一撚りと反対方向に一緒に撚られ、単
一撚りが効果的に解けてリング撚り構造を形成する。
今日、大部分のかさ高連続フィラメントヤーンは、ケ
ーブル撚り装置を用いて一段階工程で撚られる。処理が
高速で且つ一段階で実行され、その後の熱処理に好適な
大量パッケージを製造する以外は、リング撚糸機による
上述したものと同一の撚糸工程が、ケーブル撚り機で実
施される。一般のケーブル撚糸機は、ヴァードル(Verd
ol:フランス)、ヴォルクマン(Volkmann:ドイツ)、お
よびマスチャンプ(Muschamp:イギリス)を含む。一般
に、これらのケーブル撚糸機は、第一の構成単一撚りヤ
ーン(singles yarn)を、巻き糸軸架(クリール)上に
配置されるヤーンパッケージから、第二の構成単一撚り
ヤーンを糸供給バケットに配置されるヤーンパッケージ
から供給することによって実行される。クリールヤーン
は紡糸ディスクを通過して供給され、バルーニング(膨
張)クリールヤーンを形成して出現する。バケットヤー
ンは、テンショナーを介してガイドに供給され、そこ
で、バルーンからのクリールヤーンが、バケットヤーン
の周囲に巻き付いてケーブル撚糸構造を形成する。この
ケーブル撚糸構造は、二重撚りケーブル撚糸構造と呼ば
れる。というのは、単一撚りクリールヤーンが単一撚り
バケットヤーンに重ね撚りされているからである。
三重撚りケーブル撚糸構造を製造するには、二本の単
一撚りヤーン(singles yarns)を最初に一緒にケーブ
ル撚りする。その後、この二重撚りケーブル撚糸を単一
撚りヤーンと共にケーブル撚りし、三重撚りケーブル撚
糸構造を製造する。同様に、四重撚りケーブル撚糸構造
を製造するには、二本の単一撚りヤーンを最初にケーブ
ル撚りにして一本の構成ヤーンを製造する。異なる二本
の単一撚りヤーンを一緒にケーブル撚りして第2の構成
ヤーンを製造する。第一の構成ヤーンは、その後、第二
の構成ヤーンとケーブル撚りして四重撚りケーブル撚糸
構造を製造する。また、これらの方法は、五重撚り、六
重撚り等を製造するのに用いることもできる。しかしな
がら、ケーブル撚糸構造を製造するためにこの方法を用
いる場合の一つの問題は、多数のケーブル撚糸工程を要
するということである。例えば、四重撚りケーブル撚糸
を製造するには、三段階のケーブル撚りが必要である。
すなわち、単一撚りヤーンAおよびBをケーブル撚りし
て構成ヤーン1を製造し、単一撚りヤーンCおよびDを
ケーブル撚りして構成ヤーン2を製造しなければならな
い。ついで、構成ヤーン1および2をケーブル撚りして
四重撚り構造を製造する。この方法は、多くのケーブル
撚り工程のために、高価でかつ時間がかかる。さらに、
得られたヤーンは、高度にケーブル化された構造を有す
る。
本発明は、多段のケーブル撚り工程を必要としない、
新規なケーブル撚り方法を提供する。この方法で、異な
る色の単一撚りヤーンが用いられる場合、得られたケー
ブル撚り多色ヤーンは、単一撚りヤーン糸の異なる色が
互いに独立して、良好な鮮明さを有する、魅力的な色出
し効果(カラーポッピング効果:colorpopping effect)
を示す。
本発明の要約 本発明は、カーペットに使用するのに好適なヤーンを
製造するための新規なケーブル撚り方法を提供する。一
実施形態では、この方法は、二本の構成ヤーンを一緒に
ケーブル撚りする工程を含む。ここで、少なくとも一本
の単一撚りヤーンは、クリール(糸巻軸架)から供給さ
れ、クリール構成ヤーンを形成する。このクリール構成
ヤーンは、回転ディスク上に供給されかつ当該ディスク
から送出されてバルーニング(膨張:ballooning)ヤー
ンを形成する。少なくとも二本の単一撚りヤーンは、バ
ケットから供給され、これらのヤーンは、一緒に共撚り
(co−twisted)され、共撚りバケット構成ヤーンを形
成する。共撚りバケット構成ヤーンは、糸ガイドアイレ
ットに供給される。そこでは、クリール構成ヤーンがバ
ルーンから排出され、バケット構成ヤーンの周りに巻き
付き、二本の構成ヤーンからなるケーブル撚糸を形成す
る。クリール構成ヤーンは、単一撚りヤーンであっても
よく、また、バケット構成ヤーンは、一緒に共撚りされ
た二本の単一撚りヤーンから構成される共撚りヤーンで
あってもよく、ここで、その単一撚りヤーンは異なる色
である。
本発明方法の他の実施形態では、少なくとも二本の単
一撚りヤーンがクリールから供給され、これらのヤーン
は一緒に共撚りされ、共撚りクリール構成ヤーンを形成
する。このクリール構成ヤーンは、回転ディスク上に供
給されかつディスクから排出されてバルーニングヤーン
を形成する。少なくとも一本の単一撚りヤーンは、バケ
ットから供給され、バケット構成ヤーンを形成する。バ
ケット構成ヤーンは、ガイドへ供給され、そこで、クリ
ール構成ヤーンは、バルーンから排出され、バケット構
成ヤーンの周囲に巻き付き、二本の構成ヤーンからなる
ケーブル撚りヤーンを形成する。クリール構成ヤーン
は、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤーンからなる
共撚りヤーンであってもよく、バケット構成ヤーンは、
単一撚りヤーンであっても、または一緒に共撚りされた
二本の単一撚りヤーンからなっていてもよい。クリール
構成ヤーンおよびバケット構成ヤーンの単二撚りヤーン
は、異なる色であってもよい。
他の実施形態では、バケット構成ヤーンは、一緒に共
撚りされた二本の単一撚りヤーンからなっていてもよ
く、クリール構成ヤーンは一緒に共撚りされた三本また
は四本の単一撚りヤーンから構成されていてもよい。単
一撚りヤーンは、異なる色であってよい。他の実施形態
では、バケット構成ヤーンは、一緒に共撚りされた三本
の単一撚りヤーンからなり、クリール構成ヤーンは、一
緒に共撚りされた三本の単一撚りヤーンからなる。
好適には、溶液染色ナイロンヤーンは、単一撚りヤー
ンとして用いられる。また、本発明は上述した方法から
製造されるケーブル撚糸を包含する。異色の単一撚りヤ
ーンが用いられる場合、得られるケーブル撚り多色ヤー
ンは良好な色分解を有する。
図面の簡潔な説明 図1は、ケーブル撚り構成ヤーンにおける本発明の一
実施形態の概略を示す図である。
図2は、ケーブル撚り工程で用いるのに好適な単一撚
りヤーンを製造する本発明に係る一実施形態の概略を示
す図である。
図3Aは、本発明の単一撚りヤーンを巻き上げるための
好適なチャックを、チャックに搭載される糸チューブを
除いて示す図である。
図3Bは、本発明の単一撚りヤーンを巻き上げるための
好適なチャックを、チャックに搭載される内側糸チュー
ブと共に示す図である。
図3Cは、本発明の単一撚りヤーンを巻き上げるための
好適なチャックを、チャックに搭載される内側糸チュー
ブおよび外側糸チューブと共に示す図である。
発明の詳細な説明 本発明方法に係る一実施形態を示す図1に示すよう
に、クリールヤーン(A)がクリールパッケージ(1)
から解かれ、クリール(B)がクリールパッケージ
(2)から解かれる。クリールAおよびBは、一緒に単
一方向に撚られ、クリール構成ヤーン(E)を形成す
る。クリールヤーンAおよびBは、「S撚り方向」また
は「Z撚り方向」に一緒に共撚りされてもよい。「S撚
り方向」は、ヤーンが垂直に保持される場合、その中心
軸線の回りのらせんが文字「S」の中央部分と同一方向
に傾斜していることを意味する。「Z撚り方向」は、ヤ
ーンが垂直に保持される場合、中心軸線の周りのらせん
が文字「Z」の中央部分と同一方向に傾斜していること
を意味する。重要なことは、クリールヤーンAおよびB
は、一緒にケーブル撚りされていないということであ
る。その後、構成ヤーンEは、テンショニング装置
(3)、およびヤーンガイドアイレット(4)を通っ
て、回転糸収容ディスク(yarn storage disc)(5)
へ進む。糸収容ディスクは、垂直軸線の周りに回転す
る。このクリールヤーンは、先端(6)から回転収容デ
ィスクに入り、上方へ進み、その後、孔(7)を通って
放射状に排出する。その後、クリール構成ヤーンは、収
容ディスクの外面周囲に数度も巻き付いて糸の予備分を
形成する。最後に、クリールヤーンは、遠心力によって
回転ディスクから排出し、バルーン(17)を形成する。
バルーンリミッタ(9)を用いて、バルーニングクリー
ルヤーン回転ディスクから排出してヤーンガイドアイレ
ット(10)に入るときにバルーニングクリールヤーンサ
イズを制御する。クリールヤーンは、バルーンリミッタ
を用いたために生じる摩擦の問題を低減するために仕上
剤で被覆する必要がある。米国特許第5,329,755号公報
に記載されているように、波状リングをテンショニング
装置(14)に設けて、バルーニングクリールヤーンが波
状形態に移動し、ヤーンとバルーンリミッタとの間の摩
擦がさらに低減するようにしてもよい。
同時に、バケットヤーン(C)が、バケットヤーンパ
ッケージ(11)から解かれ、バケットヤーン(D)が、
バケットヤーンパッケージ(12)から解かれる。これら
は共に、ヤーン供給バケット(13)内に配置されてい
る。バケットヤーンCおよびDは、単一方向に一緒に共
撚りされ、バケット構成ヤーン(F)を形成する。上述
したように、バケット構成ヤーンCおよびDは、「S撚
り方向」または「Z撚り方向」に一緒に共撚りされてい
てもよい。重要なことは、バケットヤーンCおよびDが
一緒にケーブル撚りされていないことである。バケット
ヤーンは、その後、テンショニング装置(14)を通過
し、ヤーンガイドアイレット(10)に入る。ヤーンガイ
ド(10)で、クリール構成ヤーンEは、バケット構成ヤ
ーンFの周囲に巻き付き、ケーブル撚糸構造(16)を形
成する。その後、得られたケーブル撚糸(16)は、巻き
上げられてヤーンパッケージ(15)を形成する。収納デ
ィスクの所定の速度が如何なる速度であっても、巻き上
げロール(図示せず)の巻き取りパッケージ(15)の速
度によって、最終ヤーンとして製造されるケーブル撚り
のインチ当たりの撚り数(tpi)が決定される。クリー
ル(A)および(B)とバケットヤーン(C)および
(D)の張力は、バランスのとれた撚りを有するケーブ
ル撚りヤーンを製造するために、実質的に同一でなけれ
ばならない。さもなければ、強い張力のヤーンは、真っ
直ぐなコアを形成し、弱い張力の糸は、このコアの周囲
に巻き付く。テンショニング装置(3)および(14)
は、ほぼ同一の張力を有する構成ヤーンが得られるよう
に調節されている。
カットパイルカーペット用においては、その後、ケー
ブル撚りヤーンは、「スペルバ(Superba)」として知
られ、ヤーンを加圧飽和蒸気で処理して撚り熱固定(ヒ
ートセット)する連続熱処理機にヤーンを通過させるこ
とによって、その撚った状態で熱処理してもよい。他の
方法は、「スエッセン(Suessen)」として知られ、ヤ
ーンを乾燥熱で処理して撚りを熱固定する連続熱処理機
にヤーンを通過させる工程を含む。その後、ケーブル撚
りされ、熱固定されたヤーンは、カーペット裏張り材料
にループとして縫い込まれる。このループは、後で切断
および剪断して、カーペットパイルタフト(ふさ)を形
成する。ループパイルカーペット用としては、ケーブル
撚りヤーンは、そのような工程が商業上実用的であるな
ら熱処理してもよいが、これは、必要ではない。また、
ループパイルカーペット用としては、ヤーンはループと
してカーペット裏張りに縫い込まれるが、ループは切断
されない。
ケーブル撚りに好適な単一撚りヤーンであれば何れ
も、本発明方法に用いてもよい。ヤーンは、紡績ステー
プル、またはかさ高連続フィラメント(BCF)ヤーンで
あってよい。好ましくは、本方法で用いられる単一撚り
ヤーンは、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィ
ン、およびアクリロニトリル、ならびにこれらの共重合
体、または混合物等の合成熱可塑性ポリマから製造され
たフィラメントを含むマルチフィラメントヤーンであ
る。これらのポリマは、ポリマ溶融体、または溶液を調
製するのに用いられ、これらは紡糸口金を通して押し出
されて、後述するような技術によって、フィラメントと
される。
さらに、好ましくは、ナイロン単一撚りヤーンが、本
方法で用いられる。このような製造に用いることができ
る好適なナイロンポリマは、ポリヘキサメチレンアジパ
ミド(ナイロン6,6);ポリカプロラクタム(ナイロン
6)、およびナイロン6,6/ナイロン6などの共重合体、
および他のナイロン共重合体を含む。他のナイロン共重
合体は、ヘキサメチレンアジパミドユニットと、芳香族
スルホネートまたはそのアルカリ金属塩、例えば5−ス
ルホイソフタル酸のナトリウム塩、2−メチル−ペンタ
メチレンジアミン(MPMD)、カプロラクタム、ドデカン
二酸、イソフタル酸、テレフタル酸、またはこれらの混
合物等、由来のユニットとを含む共重合アミドである。
好適なナイロン6,6共重合体は、5−スルホイソフタル
酸のナトリウム塩由来のユニットを1.0〜4.0重量%含有
する。他の好適な共重合体は、5−スルホイソフタル酸
のナトリウム塩由来のユニットと、MPMDおよびイソフタ
ル酸由来のユニットとを含有するナイロン6,6ターポリ
マである。
場合によっては、これらのフィラメントを含むマルチ
フィラメントヤーンは、続いてかせ染色(skein−dyein
g)法等で染色され、着色単一撚りヤーンを形成する。
単一撚りヤーンを二色以上の異なる色に染色してから、
多色ケーブル撚りヤーンを製造するために用いてもよ
い。あるいはまた、無着色のマルチフィラメントケーブ
ル撚りヤーンを用いてカーペットを製造してからこのカ
ーペットを着色してもよい。より好適には、溶液染色と
して知られる方法を用いて、着色マルチフィラメント単
一撚りヤーンを製造するために用いられる着色フィラメ
ントを製造する。その後、これらの単一撚りヤーンは、
本発明のケーブル撚りマルチフィラメントヤーンを製造
するために用いられる。これらのケーブル撚りヤーン
は、異色の単一撚りヤーンからの色分離および鮮明さに
より、色出しが良好である。
一般に、溶液染色方法は、ポリマ溶融体または溶液に
顔料または染料を混合してから混合物を紡糸口金を通し
て押し出して、着色フィラメントを形成する工程を含
む。顔料はそのままの形態(neat form)で、添加剤と
の混合物として、または顔料がポリママトリックス内に
分散した濃縮物(concentrate)として、添加してもよ
い。濃厚顔料(color concentrate)については、単一
または複数の顔料をポリママトリックス内に分散する
が、このポリママトリックスには潤滑剤および艶消し剤
(例えば、TiO2)等の添加剤を含有していてもよい。つ
いで、濃厚顔料をフィラメント形成ポリマと混合し、こ
の混合物を着色フィラメントとして紡糸する。例えば、
参照によりその開示内容がここに組み込まれるアントン
(Anton)の米国特許第5,108,684号は、顔料をナイロン
6/6,6/6,10のターポリマ中に分散し、着色されたターポ
リマのペレットを形成する工程を含む。これらのペレッ
トは、ついで、同量または多少多めの量のナイロン6中
に再溶融、または「レット・ダウン(let−down)」
し、均一な分散状態を形成するように完全に混合し、再
凝固し、ペレット化する。得られた濃厚顔料は、つい
で、芳香族スルホネートまたはそれらのアルカリ金属塩
を含有するナイロン共重合体と混合する。次いでナイロ
ン溶融混合物を紡糸し、耐染色性のある着色ナイロンフ
ィラメントを形成する。
従来のケーブル撚り作業においては、単一撚りクリー
ルヤーンを単一撚りバケットヤーンと共にケーブル撚り
して、二重ケーブル撚り構造を形成するが、単一撚りク
リールヤーンのデニールは、典型的には、500〜5000の
範囲にあり、単一撚りバケットヤーンのデニールは、典
型的には、500〜5000の範囲にある。さらに、上述の通
り、従来のケーブル撚り方法では、二つ以上のヤーンパ
ッケージだけがケーブル撚り装置のヤーン供給バケット
内に配置される。しかしながら、本発明方法では、より
小さいヤーンパッケージを製造してもよく、一つより多
いヤーンパッケージが、ヤーン供給バケットおよび/ま
たはクリールに配置される。例えば、本発明によると、
バケットヤーンパッケージおよびクリールヤーンパッケ
ージは、長さが5.5インチ、および直径が11インチであ
ってもよく、そのようなヤーンパッケージが二つ、従来
のケーブル撚り装置のヤーン供給バケットおよび/また
はクリールに配置してもよい。従って、本発明では、ク
リールヤーンおよびバケットヤーンのデニールは、典型
的には、それぞれ500〜5000の範囲であり、好ましく
は、250〜2500の範囲である。さらに好ましくは、クリ
ールヤーンおよびバケットヤーンは、上述したような色
出しおよび色分離を有するケーブル撚りヤーンを得るた
めに、それぞれ500〜700デニールを有する。
図2は、引続き本発明のケーブル撚り方法に用いるこ
とができる着色ナイロン単一撚りヤーンを製造する方法
を示す。図2の方法では、4本のヤーンパッケージが製
造され、そこでは各パッケージは、ほぼ同一の寸法を有
する。好ましくは、各ヤーンパッケージは、長さが5.5
インチ、直径が11インチである。それは、このようなヤ
ーンパッケージが、従来のケーブル撚り装置のヤーン供
給バケットおよびクリール内に適合するからである。ま
ず、ポリアミドフレークを着色顔料と共に押出装置(2
0)に送り込む。ついで、混合物を溶融し、かつ紡糸口
金(21)を通して圧送して、4本のフィラメント束(2
2)を形成する。フィラメント(22)をプーラー(引き
取り装置)またはフィードロール(24)により急冷チム
ニー(23)を通して引っ張る。急冷チムニーでは、冷却
空気が、加熱フィラメントに吹き付けられる。冷却後、
フィラメントを仕上げ塗布器(25)と接触することによ
り、紡糸延伸仕上で処理する。ガイドピン(26)を用い
て、4本のフィラメント束の分離を確実にする。次い
で、フィラメントをフィードロール(24)の周りに通過
させ、そこから一対の加熱延伸ロール(27)によって、
このフィラメントを一対の延伸ピン上に延伸する。得ら
れたフィラメントは、倦縮し、ステープルファイバに切
断し、または、かさ高化しかつ倦縮し、かさ高連続フィ
ラメント(BCF)ヤーンとする。BCFヤーンとするには、
フィラメントを加熱し、ブリーン(Breen)およびロウ
ターバッチ(Lauterbach)の米国特許第3,186,155号に
詳述されているタイプの、四つの分離キャビティを有す
る四エンド加熱空気ジェット(a four−endhot air je
t)(28)によってかさ高化するために前進させる。加
熱流体は四本のスレッドライン(threadlines)とし
て、さん孔された表面を有する回転ドラム(29)に向か
って排出される。その回転ドラムの表面でヤーンが冷却
されて捲縮される。ドラム(29)から、四本のスレッド
ラインは、駆動巻き取りロール(30)を通過して四つの
回転チューブコア(31a),(31b),(31c),(31d)
上に達し、ヤーンパッケージ(32a),(32b),(32
c),(32d)を形成する。ガイドピン(33)および方向
転換ピン(change−of−direction:COD)ピン(34)を
用いて、四本のスレッドラインの分離を確実にする。
二つの回転チューブコア(31a)および(31b)は、二
本のコアを受け入れるように改良された単一チャック
(35)上に搭載される。一方、二本の回転チューブコア
(31c)および(31d)は、同様に二本のコアを受け入れ
るよう改良された単一のチャック(36)上に配置され
る。各改良コアは、二つの平行トラックを有する綾振カ
ム(traverse cam)を有する。図3A,図3B、および図3C
に示すように、改良チャック(35)は、二つの突起(sn
aggers)を有する。一方の固定突起(36)は、チャック
の一端部に配置され、格納式(retractable)突起(3
7)は、チャックの中央に配置される。また、改良チャ
ックは、二本のチューブコアを正確に配置するための、
押し込み式の(positive)チューブストッパ(38)を有
する。チャックが如何なるチューブコアをも含まない場
合、ばね(図示せず)がチューブストッパ(38)を格納
位置に保持する。ばね付勢格納式突起(37)は、チュー
ブコアが搭載または取り外されている間、チャック内の
位置に格納される。図3Bに示す通り、内側チューブコア
(31a)がチャック上をスライドすると、これがチュー
ブストッパの先端(40)を押し下げ、ストップ端(39)
を引き上げる。その後、外側チューブコア(31b)が、
図3Cに示す通り、チューブストッパのストッパ端(39)
に接触するまで、チャック上をスライドする。ヤーンを
巻き取り、移動(かき取り:doffing)する間、格納式突
起はチャックから突出する。
以下の実施例は、本発明を説明するが、本発明の範囲
を限定するものではない。
実施例 以下の実施例1〜12において、着色および無着色のナ
イロン繊維は、図2に示した四本取り(四エンド)紡糸
工程を用いて製造した。まず、ヘキサメチレンアジペー
ト塩、2−メチル−ペンタメチレンイソフタレート塩、
およびヘキサメチレン 5−スルホイソフタレート塩を
混合し、重合することによりナイロン6,6のランダム共
重合体を調製した。これはシュリダラニ(Shridharan
i)らの米国特許第5,223,196号で詳述され、その開示内
容は参考としてここに組み込まれる。得られたポリマ
は、5−スルホイソフタル酸1.25重量%と、2−メチル
−ペンタメチレンジアミンから形成されるアミドユニッ
ト3.5重量%とを含有していた。以下表1に示すよう
に、ナイロン6/6、6/6,10ターポリマ(エルバミド:Elva
mide 8063は、デュポン(DuPont)から入手可能)およ
びナイロン6を含有するマルチポリマ系中に分散される
顔料を含む種々の濃厚顔料(カラーコンセントレート)
を製造した。濃厚顔料を押出機中でナイロン共重合体に
添加し、溶融混合物を形成した。この混合溶融物を搬送
ライン(transfer line)を介して、紡糸パックに圧送
した。溶融混合物は、艶消剤を含有せず、60〜65の相対
粘度(RV)を有する。溶融混合物の温度を紡糸パックの
前で約284℃に維持した。ポリマ溶融体(メルト)を紡
糸パック内で紡糸口金を用いて時間当たり70ポンドの押
出量で紡糸して、同サイズの四本のフィラメント束を製
造した(実施例11および12のBCFヤーンは、ポリマ溶融
体を時間当たり52.5ポンドの押出量で紡糸して製造し
た)。異なる紡糸口金を用いて異なる断面のフィラメン
トを製造した。これらの断面を表1で後述するが、シャ
ンパネリア(Champaneria)らの米国特許第3,745,061号
に示されるような、中空ボイドを有する矩形断面、およ
び一定の変形比(modification ratio:MR)を有する、
タング(Tung)の米国特許第5,108,838号に示されるよ
うな波状トライローバル(wavytrailobal)断面を含
む。ついで、加熱フィラメントを冷却チムニーで急速冷
却した。冷却チムニーは、10℃の冷却空気を1分当たり
300〜400立方フィート/分(0.236〜0.315立方メートル
/秒)で、フィラメントに吹き付けた。フィラメント束
を1分当たり875ヤード(800m/分)の表面速度で、供給
ロールの回転により、冷却領域を通して引っ張り、その
後、延伸および倦縮のために潤滑剤を塗布した。つい
で、このフィラメントを200℃に加熱された一対の延伸
ロールにより、一対の延伸ピン上で、1分当たり2279ヤ
ード延伸した(2.6倍の延伸比)。ついで、四本の分離
フィラメント束を四つの分離されたキャビティを有す
る、ブリーン(Breen)およびロウターバッチ(Lauterb
ach)の米国特許第3,186,155号に示されるタイプの二重
衝突バルキングジェット(dual impingement bulking j
et)に搬送した。このフィラメント束に、110〜150PSI
の圧力で、220〜240℃の温度の空気を衝撃させ、600デ
ニールを有するかさ高連続フィラメント(BCF)マルチ
フィラメントヤーンの四本のエンドを形成した。(実施
例11および12では、BCF糸のデニールは450であった。) 上述の通り、BCFヤーンの四本のエンドを上述し、図
2および図3に示される四エンド巻き上げを用いて、そ
れぞれ5.5インチの長さを有するそれぞれの紙チューブ
上に巻き付けた。二つのチャックが巻き上げに用いら
れ、各チャックは二つのヤーンパッケージに保持されて
いる。チャックを固定し、ばね付勢格納式突起を格納位
置にすると、内側チューブが単一チャック上に挿入され
る。内側チューブが挿入された後、チューブストップの
ストップ端が引き上げられ、その後、外側チューブが、
適正なチューブ位置合わせのための長尺チューブストッ
パを用いて、チャック上に装着された。巻き上げおよび
かき取り(doffing)のためには、固定突起を用いて内
側チューブからのヤーンを捉え、ばね付勢格納式突起を
用いて外側チューブからのヤーンを捉える。十分に巻き
上げた内側および外側ヤーンチューブは、ばね付勢格納
式突起をチャック内の格納位置にして取り外した。外側
ヤーンチューブを最初に取り外し、続いて内側チューブ
を取り外した。
以下の実施例では、上述の実施例1〜12で製造された
異なるBCF単一撚りヤーンのサンプルをドイツ、クレフ
ェルド、ヴォルクマン(Volkmann GmbH & CO.)から入
手可能なヴォルクマンケーブル撚り装置(Volkmann Cab
le−twister)(モデルNo.VTC050C50)を用いて、一緒
にケーブル撚りした。BCF単一撚りヤーンのサンプル
は、図1に示す方法を用いて一緒にケーブル撚りした。
実施例13 本実施例では、上述の実施例6で製造された、帯黄白
色(Egg Shell)の600デニールを有するBCF単一撚りヤ
ーンをケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配置
し、第一のバケットヤーンとして用いた。また、上述の
実施例5で製造された、無煙炭色(anthracite)の600
デニールを有するBCF単一撚りヤーンをケーブル撚り装
置のヤーン供給バケットに配置し、第二のバケットヤー
ンとして用いた。上述の実施例3で製造された、ピュー
リタングレー(Puritan gray)の600デニールを有するB
CF単一撚りヤーンをクリールに配置し、クリールヤーン
として用いた。第一および第二のバケットヤーンを一緒
に共撚りし、バケット構成ヤーンを形成した。その後、
クリールおよびバケット構成ヤーンを、インチ当たり撚
り(tpi)が2.0の撚りの程度で、一緒に共撚りした。得
られたケーブル撚りヤーンは、三本の単一撚りヤーンが
鮮明に色分離を示した。この得られたケーブル撚りヤー
ンを1/8インチのタフティングゲージ装置を用いてカー
ペットへふさ付けし、パイルの高さが1/2インチの自動
車用のカットパイルカーペットを形成した。
実施例14 本実施例では、上述の実施例5で製造された無煙炭色
の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッ
ケージを、ケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配
置し、第一のバケットヤーンとして用いた。また、上述
の実施例6で製造された帯黄白色の600デニールを有す
るBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージを、ケーブル
撚り装置のヤーン供給バケットに配置し、第二のバケッ
トヤーンとして用いた。上述の実施例3で製造されたピ
ューリタングレー色の600デニールを有するBCF単一撚り
ヤーンのヤーンパッケージを、クリールに配置し、第一
のクリールヤーンとして用いた。上述の実施例7で製造
された鳩羽ねず(dove)色の600デニールを有するBCF単
一撚りヤーンのヤーンパッケージを、クリールに配置
し、第二のクリールヤーンとして用いた。第一および第
二のクリールヤーンを一緒に共撚りし、クリール構成ヤ
ーンを形成し、さらに第一および第二のバケットヤーン
を一緒に共撚りし、バケット構成ヤーンを形成した。そ
の後、クリールおよびバケット構成ヤーンを、インチ当
たり撚り(tpi)が2.0の撚り程度で、一緒にケーブル撚
りした。得られたケーブル撚りヤーンは、四本の単一撚
りヤーンが鮮明に色分離を示した。この得られたケーブ
ル撚りヤーンを1/10インチのタフティングゲージ装置を
用いてカーペットへふさ付けし、パイルの高さが3/16イ
ンチのループパイルカーペットを形成した。
実施例15 本実施例では、上述の実施例6で製造された帯黄白色
の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッ
ケージをケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配置
し、第一のバケットヤーンとして用いた。また、上述の
実施例9で製造された紫がかった青色の600デニールを
有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをケーブ
ル撚り装置のヤーン供給バケットに配置し、第二のバケ
ットヤーンとして用いた。上述の実施例8で製造された
あずき(russet)色の600デニールを有するBCF単一撚り
ヤーンのヤーンパッケージをクリールに配置し、クリー
ルとして用いた。上述の実施例7で製造された鳩羽ねず
色の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパ
ッケージをクリールに配置し、第二のクリールヤーンと
して用いた。上述の実施例10で製造された中青緑色の60
0デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケー
ジを、クリールに配置し、第三のクリールヤーンとして
用いた。第一、第二および第三のクリールを一緒に共撚
りし、クリール構成ヤーンを形成し、第一、第二のバケ
ットヤーンを一緒にケーブル撚りし、バケット構成ヤー
ンを形成した。その後、クリールおよびバケット構成ヤ
ーンを、インチ当たりの撚り(tpi)が2.0の撚り程度
で、一緒にケーブル撚りした。得られたケーブル撚りヤ
ーンは、五本の単一撚りヤーンが鮮明に色分離を示し
た。この得られたケーブル撚りヤーンを1/10インチのタ
フティングゲージ装置を用いてカーペットへふさ付け
し、パイルの高さが1/4インチを有するループパイルカ
ーペットを形成した。
実施例16 本実施例では、上述の実施例5で製造された無煙炭色
の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッ
ケージをケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配置
し、第一のバケットヤーンとして用いた。また、上述の
実施例6で製造された帯黄白色の600デニールを有するB
CF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをケーブル撚り装
置のヤーン供給バケットに配置し、第二のバケットヤー
ンとして用いた。上述の実施例8で製造されたあずき色
の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッ
ケージをクリールに配置し、第一のクリールヤーンとし
て用いた。上述の実施例7で製造された鳩羽ねず色の60
0デニールを有するBCF一撚りヤーンのヤーンパッケージ
をクリールに配置し、第二のクリールとして用いた。上
述の実施例9で製造された紫がかった青色の600デニー
ルを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをク
リールに配置し、第三のクリールとして用いた。上述の
実施例10で製造された中青緑色の600デニールを有するB
CF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをクリールに配置
し、第四のクリールとして用いた。第一、第二、第三、
および第四のクリールヤーンを一緒に共撚りし、さらに
第一および第二のバケットヤーンを一緒に共撚りした。
クリールおよびバケット構成ヤーンを、インチ当たりの
撚り(tpi)が2.0の撚り程度で一緒にケーブル撚りし
た。得られたケーブル撚りヤーンは、六本の単一撚りヤ
ーンが鮮明な色分離を示した。この得られたケーブル撚
りヤーンを1/10インチのタフティングゲージ装置を用い
てカーペットへふさ付けし、パイルの高さが1/4インチ
を有するループパイルカーペットを形成した。
実施例17 本実施例では、上述の実施例8で製造されたあずき色
の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッ
ケージを、ケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配
置し、第一のバケットとして用いた。また、上述する実
施例3で製造されたピューリタングレー色の600デニー
ルを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージを、
ケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配置し、第二
のバケットヤーンとして用いた。上述の実施例6で製造
された帯黄白色の600デニールを有するBCF単一撚りヤー
ンのヤーンパッケージを、クリールに配置し、第一のク
リールヤーンとして用いた。上述の実施例10で製造され
た中青緑色の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンの
ヤーンパッケージを、クリールに配置し、第二のクリー
ルヤーンとして用いた。第一および第二のクリールヤー
ンを一緒に共撚りしてクリール構成ヤーンを形成し、第
一および第二のバケット構成ヤーンを一緒に共撚りして
バケット構成ヤーンを形成した。クリールおよびバケッ
ト構成ヤーンを、インチ当たりの撚り(tpi)が4.5の撚
り程度で一緒にケーブル撚りした。得られたケーブル撚
りヤーンに、135〜140℃の温度で1〜2分間、スペルバ
(Superba)装置を用いて加圧飽和蒸気での加熱処理を
施してヤーンのケーブル撚りを加熱処理した。得られた
加熱処理ケーブル撚りヤーンは、四本の単一撚りヤーン
が鮮明に色分離を示した。この得られたケーブル撚りヤ
ーンを1/10インチのタフティングゲージ装置を用いてカ
ーペットへふさ付けし、パイルの高さが5/8インチを有
するカットパイルカーペットを形成した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特表 平7−507110(JP,A) 西独国特許出願公開3821830(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 3/22 - 3/30 D03D 27/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一本の単一撚りヤーンをクリー
    ルから供給してクリール構成ヤーンを形成し、このクリ
    ール構成ヤーンを回転ディスク上に供給し、それによっ
    て当該ヤーンがディスクから排出されてバルーンを形成
    する工程を含む二本の構成ヤーンを一緒にケーブル撚り
    する方法において、 a)少なくとも二本の単一撚りヤーンをバケットから供
    給し、これらヤーンを、ケーブル撚りではなく、一緒に
    共撚りして共撚りバケット構成ヤーンを形成する工程;
    および b)前記共撚りバケット構成ヤーンをヤーンガイドアイ
    レットに供給し、前記クリール構成ヤーンが前記バルー
    ンから排出され且つ前記共撚りバケット構成ヤーンの周
    囲に巻き付いて、二本の構成ヤーンからなるケーブル撚
    りヤーンを形成する工程 を具備することを特徴とするケーブル撚り方法。
  2. 【請求項2】前記クリール構成ヤーンは、単一撚りヤー
    ンであり、前記バケット構成ヤーンは、ケーブル撚りで
    はなく、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤーンから
    なる共撚りヤーンであることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】前記クリール構成ヤーンの前記単一撚りヤ
    ーンと、前記バケット構成ヤーンの少なくとも一本の前
    記単一撚りヤーンとは、異なる色であることを特徴とす
    る請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】前記クリール構成ヤーンの前記単一撚りヤ
    ーンと、前記バケット構成ヤーンの二本の前記単一撚り
    ヤーンとは、それぞれ異なる色であることを特徴とする
    請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】前記クリール構成ヤーンは、ケーブル撚り
    ではなく、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤーンか
    らなり、前記バケット構成ヤーンは、ケーブル撚りでは
    なく、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤーンからな
    る共撚りヤーンであることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】前記クリール構成ヤーンの少なくとも一本
    の単一撚りヤーンと、前記バケット構成ヤーンの少なく
    とも一本の単一撚りヤーンとは、異なる色であることを
    特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】前記クリール構成ヤーンの前記単一撚りヤ
    ーンのそれぞれと、前記バケット構成ヤーンの前記単一
    撚りヤーンのそれぞれとは、異なる色であることを特徴
    とする請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】前記バケット構成ヤーンは共撚りヤーンで
    あり、ケーブル撚りではなく、一緒に共撚りされた二本
    の単一撚りヤーンからなり、前記クリール構成ヤーン
    は、ケーブル撚りではなく、一緒に共撚りされた三本の
    単一撚りヤーンからなることを特徴とする請求項5記載
    の方法。
  9. 【請求項9】前記クリール構成ヤーンの少なくとも一本
    の前記単一撚りヤーンと、前記バケット構成ヤーンの少
    なくとも一本の前記単一撚りヤーンとは、異なる色であ
    ることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】前記クリール構成ヤーンの前記単一撚り
    ヤーンのそれぞれと、前記バケット構成ヤーンの前記単
    一撚りヤーンのそれぞれとは、異なる色であることを特
    徴とする請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】前記バケット構成ヤーンは共撚りヤーン
    であり、ケーブル撚りではなく、一緒に共撚りされた二
    本の単一撚りヤーンからなり、前記クリール構成ヤーン
    は、ケーブル撚りではなく、一緒に共撚りされた四本の
    単一撚りヤーンからなることを特徴とする請求項5記載
    の方法。
  12. 【請求項12】前記バケット構成ヤーンは、ケーブル撚
    りではなく、一緒に共撚りされた三本の単一撚りヤーン
    からなり、前記クリールヤーン構成ヤーンは、ケーブル
    撚りではなく、一緒に共撚りされた三本の単一撚りヤー
    ンからなることを特徴とする請求項5記載の方法。
  13. 【請求項13】前記単一撚りヤーンのそれぞれは、溶液
    染色ナイロンヤーンであることを特徴とする請求項1ま
    たは5記載の方法。
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