JPH11501370A - 多色ヤーンの製造方法およびその製品 - Google Patents

多色ヤーンの製造方法およびその製品

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JPH11501370A JP9523771A JP52377197A JPH11501370A JP H11501370 A JPH11501370 A JP H11501370A JP 9523771 A JP9523771 A JP 9523771A JP 52377197 A JP52377197 A JP 52377197A JP H11501370 A JPH11501370 A JP H11501370A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、カーペットに使用するのに好適なヤーンを製造するため新規なケーブル撚り方法に関する。この方法は、二本の構成ヤーン(E,F)を一緒にケーブル撚りする工程を含む。少なくとも一つの構成ヤーンは、一緒に共撚りされる二本の単一ヤーン(1,2;11,12)を具備する。単一ヤーン(1,2;11,12)は、異なる色であってもよく、良好な色分解および鮮やかさを有する多色ケーブル撚りヤーンを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 多色ヤーンの製造方法およびその製品発明の分野 本発明は、カーペットへの使用に好適なヤーンを製造するための新規なケーブ ル撚り(cable-twisting)方法に関する。本方法は、異なる色であってよい二本の 構成ヤーンをケーブル撚りし、良好な色分解および鮮やかさを有する多色ヤーン を提供する工程を含む。また、本発明は、これらの結果としてできあがった糸も 包含する。背景 カットパイル構造を有するカーペットは、典型的に、住宅で用いられ、一方、 ループパイルカーペットは、一般に商業用ビルで用いられる。カットパイルおよ びループパイルカーペットを製造するのに好適なカーペットヤーンは、かさ高連 続フィラメント(bulked continuous filament:BCF)ヤーン、またはステー プル紡績糸(staple spun yarns)と呼ばれる。一般に、これらのヤーンは、カー ペットに使用される前に、撚り工程等の所定の処理工程を受ける。 過去において、BCFヤーンは、リング撚糸装置を用いた二段階工程でリング 撚りされた。第一工程では、単一撚りが各構成ヤーンに施された。単一撚りは、 「S撚り方向」、または「Z撚り方向」とすることができる。「S撚り方向」に よると、ヤーンが垂直に保持される場合に、その中心軸線の周りのらせんが、文 字「S」の中央部分と同一方向に傾斜していることを意味する。「Z撚り方向」 によると、ヤーンが垂直に保持される場合に、その中心軸線の周りのらせんが、 文字「Z」の中央部分と同一方向に傾斜していることを意味する。その後、単一 撚り構成ヤーンは、同一のインチ当たりの撚り数(tpi)で、単一撚りと反対方向 に一緒に撚られ、単一撚りが効果的に解けてリング撚り構造を形成する。 今日、大部分のかさ高連続フィラメントヤーンは、ケーブル撚り装置を用いて 一段階工程で撚られる。処理が高速で且つ一段階で実行され、その後の熱処理に 好適な大量パッケージを製造する以外は、リング撚糸機による上述したものと同 一の撚糸工程が、ケーブル撚り機で実施される。一般のケーブル撚糸機は、ヴァ ードル(Verdol:フランス)、ヴォルクマン(Volkmann:ドイツ)、およびマス チャンプ(Muschamp:イギリス)を含む。一般に、これらのケーブル撚糸機は、 第一の構成単一撚りヤーン(singles yarn)を、巻き糸軸架(クリール)上に配置 されるヤーンパッケージから、第二の構成単一撚りヤーンを糸供給バケットに配 置されるヤーンパッケージから供給することによって実行される。クリールヤー ンは紡糸ディスクを通過して供給され、バルーニング(膨張)クリールヤーンを 形成して出現する。バケットヤーンは、テンショナーを介してガイドに供給され 、そこで、バルーンからのクリールヤーンが、バケットヤーンの周囲に巻き付い てケーブル撚糸構造を形成する。このケーブル撚糸構造は、二重撚りケーブル撚 糸構造と呼ばれる。というのは、単一撚りクリールヤーンが単一撚りバケットヤ ーンに重ね撚りされているからである。 三重撚りケーブル撚糸構造を製造するには、二本の単一撚りヤーン(singles y arns)を最初に一緒にケーブル撚りする。その後、この二重撚りケーブル撚糸を 単一撚りヤーンと共にケーブル撚りし、三重撚りケーブル撚糸構造を製造する。 同様に、四重撚りケーブル撚糸構造を製造するには、二本の単一撚りヤーンを最 初にケーブル撚りにして一本の構成ヤーンを製造する。異なる二本の単一撚りヤ ーンを一緒にケーブル撚りして第2の構成ヤーンを製造する。第一の構成ヤーン は、その後、第二の構成ヤーンとケーブル撚りして四重撚りケーブル撚糸構造を 製造する。また、これらの方法は、五重撚り、六重撚り等を製造するのに用いる こともできる。しかしながら、ケーブル撚糸構造を製造するためにこの方法を用 いる場合の一つの問題は、多数のケーブル撚糸工程を要するということである。 例えば、四重撚りケーブル撚糸を製造するには、三段階のケーブル撚りが必要で ある。すなわち、単一撚りヤーンAおよびBをケーブル撚りして構成ヤーン1を 製造し、単一撚りヤーンCおよびDをケーブル撚りして構成ヤーン2を製造しな ければならない。ついで、構成ヤーン1および2をケーブル撚りして四重撚り構 造を製造する。この方法は、多くのケーブル撚り工程のために、高価でかつ時間 がかかる。さらに、得られたヤーンは、高度にケーブル化された構造を有す る。 本発明は、多段のケーブル撚り工程を必要としない、新規なケーブル撚り方法 を提供する。この方法で、異なる色の単一撚りヤーンが用いられる場合、得られ たケーブル撚り多色ヤーンは、単一撚りヤーン糸の異なる色が互いに独立して、 良好な鮮明さを有する、魅力的な色出し効果(カラーポッピング効果:color po pping effect)を示す。本発明の要約 本発明は、カーペットに使用するのに好適なヤーンを製造するための新規なケ ーブル撚り方法を提供する。一実施形態では、この方法は、二本の構成ヤーンを 一緒にケーブル撚りする工程を含む。ここで、少なくとも一本の単一撚りヤーン は、クリール(巻糸軸架)から供給され、クリール構成ヤーンを形成する。この クリール構成ヤーンは、回転ディスク上に供給されかつ当該ディスクから送出さ れてバルーニング(膨張:ballooning)ヤーンを形成する。少なくとも二本の単 一撚りヤーンは、バケットから供給され、これらのヤーンは、一緒に共撚り(co- twisted)され、共撚りバケット構成ヤーンを形成する。共撚りバケット構成ヤー ンは、糸ガイドアイレットに供給される。そこでは、クリール構成ヤーンがバル ーンから排出され、バケット構成ヤーンの周りに巻き付き、二本の構成ヤーンか らなるケーブル撚糸を形成する。クリール構成ヤーンは、単一撚りヤーンであっ てもよく、また、バケット構成ヤーンは、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤ ーンから構成される共撚りヤーンであってもよく、ここで、その単一撚りヤーン は異なる色である。 本発明方法の他の実施形態では、少なくとも二本の単一撚りヤーンがクリール から供給され、これらのヤーンは一緒に共撚りされ、共撚りクリール構成ヤーン を形成する。このクリール構成ヤーンは、回転ディスク上に供給されかつディス クから排出されてバルーニングヤーンを形成する。少なくとも一本の単一撚りヤ ーンは、バケットから供給され、バケット構成ヤーンを形成する。バケット構成 ヤーンは、ガイドへ供給され、そこで、クリール構成ヤーンは、バルーンから排 出され、バケット構成ヤーンの周囲に巻き付き、二本の構成ヤーンからなる ケーブル撚りヤーンを形成する。クリール構成ヤーンは、一緒に共撚りされた二 本の単一撚りヤーンからなる共撚りヤーンであってもよく、バケット構成ヤーン は、単一撚りヤーンであっても、または一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤー ンからなっていてもよい。クリール構成ヤーンおよびバケット構成ヤーンの単一 撚りヤーンは、異なる色であってもよい。 他の実施形態では、バケット構成ヤーンは、一緒に共撚りされた二本の単一撚 りヤーンからなっていてもよく、クリール構成ヤーンは一緒に共撚りされた三本 または四本の単一撚りヤーンから構成されていてもよい。単一撚りヤーンは、異 なる色であってよい。他の実施形態では、バケット構成ヤーンは、一緒に共撚り された三本の単一撚りヤーンからなり、クリール構成ヤーンは、一緒に共撚りさ れた三本の単一撚りヤーンからなる。 好適には、溶液染色ナイロンヤーンは、単一撚りヤーンとして用いられる。ま た、本発明は上述した方法から製造されるケーブル撚糸を包含する。異色の単一 撚りヤーンが用いられる場合、得られるケーブル撚り多色ヤーンは良好な色分解 を有する。図面の簡潔な説明 図1は、ケーブル撚り構成ヤーンにおける本発明の一実施形態の概略を示す図 である。 図2は、ケーブル撚り工程で用いるのに好適な単一撚りヤーンを製造する本発 明に係る一実施形態の概略を示す図である。 図3Aは、本発明の単一撚りヤーンを巻き上げるための好適なチャックを、チ ャックに搭載される糸チューブを除いて示す図である。 図3Bは、本発明の単一撚りヤーンを巻き上げるための好適なチャックを、チ ャックに搭載される内側糸チューブと共に示す図である。 図3Cは、本発明の単一撚りヤーンを巻き上げるための好適なチャックを、チ ャックに搭載される内側糸チューブおよび外側糸チューブと共に示す図である。発明の詳細な説明 本発明方法に係る一実施形態を示す図1に示すように、クリールヤーン(A) がクリールパッケージ(1)から解かれ、クリール(B)がクリールパッケージ (2)から解かれる。クリールAおよびBは、一緒に単一方向に撚られ、クリー ル構成ヤーン(E)を形成する。クリールヤーンAおよびBは、「S撚り方向」 または「Z撚り方向」に一緒に共撚りされてもよい。「S撚り方向」は、ヤーン が垂直に保持される場合、その中心軸線の回りのらせんが文字「S」の中央部分 と同一方向に傾斜していることを意味する。「Z撚り方向」は、ヤーンが垂直に 保持される場合、中心軸線の周りのらせんが文字「Z」の中央部分と同一方向に 傾斜していることを意味する。重要なことは、クリールヤーンAおよびBは、一 緒にケーブル撚りされていないということである。その後、構成ヤーンEは、テ ンショニング装置(3)、およびヤーンガイドアイレット(4)を通って、回転 糸収容ディスク(yarn storage disc)(5)へ進む。糸収容ディスクは、垂直軸 線の周りに回転する。このクリールヤーンは、先端(6)から回転収容ディスク に入り、上方へ進み、その後、孔(7)を通って放射状に排出する。その後、ク リール構成ヤーンは、収容ディスクの外面周囲に数度も巻き付いて糸の予備分を 形成する。最後に、クリールヤーンは、遠心力によって回転ディスクから排出し 、バルーン(17)を形成する。バルーンリミッタ(9)を用いて、バルーニン グクリールヤーン回転ディスクから排出してヤーンガイドアイレット(10)に 入るときにバルーニングクリールヤーンサイズを制御する。クリールヤーンは、 バルーンリミッタを用いたために生じる摩擦の問題を低減するために仕上剤で被 覆する必要がある。米国特許第5,329,775号公報に記載されているよう に、波状リングをテンショニング装置(14)に設けて、バルーニングクリール ヤーンが波状形態に移動し、ヤーンとバルーンリミッタとの間の摩擦がさらに低 減するようにしてもよい。 同時に、バケットヤーン(C)が、バケットヤーンパッケージ(11)から解 かれ、バケットヤーン(D)が、バケットヤーンパッケージ(12)から解かれ る。これらは共に、ヤーン供給バケット(13)内に配置されている。バケット ヤーンCおよびDは、単一方向に一緒に共撚りされ、バケット構成ヤーン(F) を形成する。上述したように、バケット構成ヤーンCおよびDは、「S撚り方向 」または「Z撚り方向」に一緒に共撚りされていてもよい。重要なことは、バケ ットヤーンCおよびDが一緒にケーブル撚りされていないことである。バケット ヤーンは、その後、テンショニング装置(14)を通過し、ヤーンガイドアイレ ット(10)に入る。ヤーンガイド(10)で、クリール構成ヤーンEは、バケ ット構成ヤーンFの周囲に巻き付き、ケーブル撚糸構造(16)を形成する。そ の後、得られたケーブル撚糸(16)は、巻き上げられてヤーンパッケージ(1 5)を形成する。収納ディスクの所定の速度が如何なる速度であっても、巻き上 げロール(図示せず)の巻き取りパッケージ(15)の速度によって、最終ヤー ンとして製造されるケーブル撚りのインチ当たりの撚り数(tpi)が決定される。 クリール(A)および(B)とバケットヤーン(C)および(D)の張力は、バ ランスのとれた撚りを有するケーブル撚りヤーンを製造するために、実質的に同 一でなければならない。さもなければ、強い張力のヤーンは、真っ直ぐなコアを 形成し、弱い張力の糸は、このコアの周囲に巻き付く。テンショニング装置(3 )および(14)は、ほぼ同一の張力を有する構成ヤーンが得られるように調節 されている。 カットパイルカーペット用においては、その後、ケーブル撚りヤーンは、「ス ペルバ(Superba)」として知られ、ヤーンを加圧飽和蒸気で処理して撚りを熱固 定(ヒートセット)する連続熱処理機にヤーンを通過させることによって、その 撚った状態で熱処理してもよい。他の方法は、「スエッセン(Suessen)」として 知られ、ヤーンを乾燥熱で処理して撚りを熱固定する連続熱処理機にヤーンを通 過させる工程を含む。その後、ケーブル撚りされ、熱固定されたヤーンは、カー ペット裏張り材料にループとして縫い込まれる。このループは、後で切断および 剪断して、カーペットパイルタフト(ふさ)を形成する。ループパイルカーペッ ト用としては、ケーブル撚りヤーンは、そのような工程が商業上実用的であるな ら熱処理してもよいが、これは、必要ではない。また、ループパイルカーペット 用としては、ヤーンはループとしてカーペット裏張りに縫い込まれるが、ループ は切断されない。 ケーブル撚りに好適な単一撚りヤーンであれば何れも、本発明方法に用いても よい。ヤーンは、紡績ステープル、またはかさ高連続フィラメント(BCF)ヤ ーンであってよい。好ましくは、本方法で用いられる単一撚りヤーンは、ポリア ミド、ポリエステル、ポリオレフィン、およびアクリロニトリル、ならびにこれ らの共重合体、または混合物等の合成熱可塑性ポリマから製造されたフィラメン トを含むマルチフィラメントヤーンである。これらのポリマは、ポリマ溶融体、 または溶液を調製するのに用いられ、これらは紡糸口金を通して押し出されて、 後述するような技術によって、フィラメントとされる。 さらに、好ましくは、ナイロン単一撚りヤーンが、本方法で用いられる。この ような製造に用いることができる好適なナイロンポリマは、ポリヘキサメチレン アジパミド(ナイロン6,6);ポリカプロラクタム(ナイロン6)、およびナ イロン6,6/ナイロン6などの共重合体、および他のナイロン共重合体を含む 。他のナイロン共重合体は、ヘキサメチレンアジパミドユニットと、芳香族スル ホネートまたはそのアルカリ金属塩、例えば5−スルホイソフタル酸のナトリウ ム塩、2−メチル−ペンタメチレンジアミン(MPMD)、カプロラクタム、ド デカン二酸、イソフタル酸、テレフタル酸、またはこれらの混合物等、由来のユ ニットとを含む共重合アミドである。好適なナイロン6,6共重合体は、5−ス ルホイソフタル酸のナトリウム塩由来のユニットを1.0〜4.0重量%含有す る。他の好適な共重合体は、5−スルホイソフタル酸のナトリウム塩由来のユニ ットと、MPMDおよびイソフタル酸由来のユニットとを含有するナイロン6, 6ターポリマである。 場合によっては、これらのフィラメントを含むマルチフィラメントヤーンは、 続いてかせ染色(skein-dyeing)法等で染色され、着色単一撚りヤーンを形成する 。単一撚りヤーンを二色以上の異なる色に染色してから、多色ケーブル撚りヤー ンを製造するために用いてもよい。あるいはまた、無着色のマルチフィラメント ケーブル撚りヤーンを用いてカーペットを製造してからこのカーペットを着色し てもよい。より好適には、溶液染色として知られる方法を用いて、着色マルチフ ィラメント単一撚りヤーンを製造するために用いられる着色フィラメントを製造 する。その後、これらの単一撚りヤーンは、本発明のケーブル撚りマルチフィラ メントヤーンを製造するために用いられる。これらのケーブル撚りヤーン は、異色の単一撚りヤーンからの色分離および鮮明さにより、色出しが良好であ る。 一般に、溶液染色方法は、ポリマ溶融体または溶液に顔料または染料を混合し てから混合物を紡糸口金を通して押し出して、着色フィラメントを形成する工程 を含む。顔料はそのままの形態(neat form)で、添加剤との混合物として、また は顔料がポリママトリックス内に分散した濃縮物(concentrate)として、添加し てもよい。濃厚顔料(color concentrate)については、単一または複数の顔料 をポリママトリックス内に分散するが、このポリママトリックスには潤滑剤およ び艶消し剤(例えば、TiO2)等の添加剤を含有していてもよい。ついで、濃 厚顔料をフィラメント形成ポリマと混合し、この混合物を着色フィラメントとし て紡糸する。例えば、参照によりその開示内容がここに組み込まれるアントン(A nton)の米国特許第5,108,684号は、顔料をナイロン6/6,6/6, 10のターポリマ中に分散し、着色されたターポリマのペレットを形成する工程 を含む。これらのペレットは、ついで、同量または多少多めの量のナイロン6中 に再溶融、または「レット・ダウン(let-down)」し、均一な分散状態を形成する ように完全に混合し、再凝固し、ペレット化する。得られた濃厚顔料は、ついで 、芳香族スルホネートまたはそれらのアルカリ金属塩を含有するナイロン共重合 体と混合する。次いでナイロン溶融混合物を紡糸し、耐染色性のある着色ナイロ ンフィラメントを形成する。 従来のケーブル撚り作業においては、単一撚りクリールヤーンを単一撚りバケ ットヤーンと共にケーブル撚りして、二重ケーブル撚り構造を形成するが、単一 撚りクリールヤーンのデニールは、典型的には、500〜5000の範囲にあり 、単一撚りバケットヤーンのデニールは、典型的には、500〜5000の範囲 にある。さらに、上述の通り、従来のケーブル撚り方法では、二つ以上のヤーン パッケージだけがケーブル撚り装置のヤーン供給バケット内に配置される。しか しながら、本発明方法では、より小さいヤーンパッケージを製造してもよく、一 つより多いヤーンパッケージが、ヤーン供給バケットおよび/またはクリールに 配置される。例えば、本発明によると、バケットヤーンパッケージおよびクリー ルヤーンパッケージは、長さが5.5インチ、および直径が11インチで あってもよく、そのようなヤーンパッケージが二つ、従来のケーブル撚り装置の ヤーン供給バケットおよび/またはクリールに配置してもよい。従って、本発明 では、クリールヤーンおよびバケットヤーンのデニールは、典型的には、それぞ れ500〜5000の範囲であり、好ましくは、250〜2500の範囲である 。さらに好ましくは、クリールヤーンおよびバケットヤーンは、上述したような 色出しおよび色分離を有するケーブル撚りヤーンを得るために、それぞれ500 〜700デニールを有する。 図2は、引続き本発明のケーブル撚り方法に用いることができる着色ナイロン 単一撚りヤーンを製造する方法を示す。図2の方法では、4本のヤーンパッケー ジが製造され、そこでは各パッケージは、ほぼ同一の寸法を有する。好ましくは 、各ヤーンパッケージは、長さが5.5インチ、直径が11インチである。それ は、このようなヤーンパッケージが、従来のケーブル撚り装置のヤーン供給バケ ットおよびクリール内に適合するからである。まず、ポリアミドフレークを着色 顔料と共に押出装置(20)に送り込む。ついで、混合物を溶融し、かつ紡糸口 金(21)を通して圧送して、4本のフィラメント束(22)を形成する。フィ ラメント(22)をプーラー(引き取り装置)またはフィードロール(24)に より急冷チムニー(23)を通して引っ張る。急冷チムニーでは、冷却空気が、 加熱フィラメントに吹き付けられる。冷却後、フィラメントを仕上げ塗布器(2 5)と接触することにより、紡糸延伸仕上で処理する。ガイドピン(26)を用 いて、4本のフィラメント束の分離を確実にする。次いで、フィラメントをフィ ードロール(24)の周りに通過させ、そこから一対の加熱延伸ロール(27) によって、このフィラメントを一対の延伸ピン上に延伸する。得られたフィラメ ントは、倦縮し、ステープルファイバに切断し、または、かさ高化しかつ倦縮し 、かさ高連続フィラメント(BCF)ヤーンとする。BCFヤーンとするには、 フィラメントを加熱し、ブリーン(Breen)およびロウターバッチ(Lauterbach)の 米国特許第3,186,155号に詳述されているタイプの、四つの分離キャビ ティを有する四エンド加熱空気ジェット(a four-end hot air jet)(28)によ ってかさ高化するために前進させる。加熱流体は四本のスレッドライン(threadl ines)として、さん孔された表面を有する回転ド ラム(29)に向かって排出される。その回転ドラムの表面でヤーンが冷却され て捲縮される。ドラム(29)から、四本のスレッドラインは、駆動巻き取りロ ール(30)を通過して四つの回転チューブコア(31a),(31b),(3 1c),(31d)上に達し、ヤーンパッケージ(32a),(32b),(3 2c),(32d)を形成する。ガイドピン(33)および方向転換ピン(chang e-of-direction:COD)ピン(34)を用いて、四本のスレッドラインの分離 を確実にする。 二つの回転チューブコア(31a)および(31b)は、二本のコアを受け入 れるように改良された単一チャック(35)上に搭載される。一方、二本の回転 チューブコア(31c)および(31d)は、同様に二本のコアを受け入れるよ う改良された単一のチャック(36)上に配置される。各改良コアは、二つの平 行トラックを有する綾振カム(traverse cam)を有する。図3A,図3B、および 図3Cに示すように、改良チャック(35)は、二つの突起(snaggers)を有する 。一方の固定突起(36)は、チャックの一端部に配置され、格納式(retractab le)突起(37)は、チャックの中央に配置される。また、改良チャックは、二 本のチューブコアを正確に配置するための、押し込み式の(positive)チューブス トッパ(38)を有する。チャックが如何なるチューブコアをも含まない場合、 ばね(図示せず)がチューブストッパ(38)を格納位置に保持する。ばね付勢 格納式突起(37)は、チューブコアが搭載または取り外されている間、チャッ ク内の位置に格納される。図3Bに示す通り、内側チューブコア(31a)がチ ャック上をスライドすると、これがチューブストッパの先端(40)を押し下げ 、ストップ端(39)を引き上げる。その後、外側チューブコア(31b)が、 図3Cに示す通り、チューブストッパのストッパ端(39)に接触するまで、チ ャック上をスライドする。ヤーンを巻き取り、移動(かき取り:doffing)する間 、格納式突起はチャックから突出する。 以下の実施例は、本発明を説明するが、本発明の範囲を限定するものではない 。実施例 以下の実施例1〜12において、着色および無着色のナイロン繊維は、図2に 示した四本取り(四エンド)紡糸工程を用いて製造した。まず、ヘキサメチレン アジペート塩、2−メチル−ペンタメチレンイソフタレート塩、およびヘキサメ チレン 5−スルホイソフタレート塩を混合し、重合することによりナイロン6 ,6のランダム共重合体を調製した。これはシュリダラニ(Shridharani)らの米 国特許第5,223,196号で詳述され、その開示内容は参考としてここに組 み込まれる。得られたポリマは、5−スルホイソフタル酸1.25重量%と、2 −メチル−ペンタメチレンジアミンから形成されるアミドユニット3.5重量% とを含有していた。以下表1に示すように、ナイロン6/6、6/6,10ター ポリマ(エルバミド:Elvamide 8063は、デュポン(DuPont)から入手可能)およ びナイロン6を含有するマルチポリマ系中に分散される顔料を含む種々の濃厚顔 料(カラーコンセントレート)を製造した。濃厚顔料を押出機中でナイロン共重 合体に添加し、溶融混合物を形成した。この混合溶融物を搬送ライン(transfer line)を介して、紡糸パックに圧送した。溶融混合物は、艶消剤を含有せず、6 0〜65の相対粘度(RV)を有する。溶融混合物の温度を紡糸パックの前で約 284℃に維持した。ポリマ溶融体(メルト)を紡糸パック内で紡糸口金を用い て時間当たり70ポンドの押出量で紡糸して、同サイズの四本のフィラメント束 を製造した(実施例11および12のBCFヤーンは、ポリマ溶融体を時間当た り52.5ポンドの押出量で紡糸して製造した)。異なる紡糸口金を用いて異な る断面のフィラメントを製造した。これらの断面を表1で後述するが、シャンパ ネリア(Champaneria)らの米国特許第3,745,061号に示されるような、 中空ボイドを有する矩形断面、および一定の変形比(modification ratio:MR )を有する、タング(Tung)の米国特許第5,108,838号に示されるような 波状トライローバル(wavy trilobal)断面を含む。ついで、加熱フィラメントを 冷却チムニーで急速冷却した。冷却チムニーは、10℃の冷却空気を1分当たり 300〜400立方フィート/分(0.236〜0.315立方メートル/秒) で、フィラメントに吹き付けた。フィラメント束を1分当たり875ヤード(8 00m/分)の表面速度 で、供給ロールの回転により、冷却領域を通して引っ張り、その後、延伸および 倦縮のために潤滑剤を塗布した。ついで、このフィラメントを200℃に加熱さ れた一対の延伸ロールにより、一対の延伸ピン上で、1分当たり2279ヤード 延伸した(2.6倍の延伸比)。ついで、四本の分離フィラメント束を四つの分 離されたキャビティを有する、ブリーン(Breen)およびロウターバッチ(Lauterba ch)の米国特許第3,186,155号に示されるタイプの二重衝突バルキング ジェット(dual impingement bulking jet)に搬送した。このフィラメント束に、 110〜150PSIの圧力で、220〜240℃の温度の空気を衝撃させ、6 00デニールを有するかさ高連続フィラメント(BCF)マルチフィラメントヤ ーンの四本のエンドを形成した。(実施例11および12では、BCF糸のデニ ールは450であった。) 上述の通り、BCFヤーンの四本のエンドを上述し、図2および図3に示され る四エンド巻き上げを用いて、それぞれ5.5インチの長さを有するそれぞれの 紙チューブ上に巻き付けた。二つのチャックが巻き上げに用いられ、各チャック は二つのヤーンパッケージに保持されている。チャックを固定し、ばね付勢格納 式突起を格納位置にすると、内側チューブが単一チャック上に挿入される。内側 チューブが挿入された後、チューブストップのストップ端が引き上げられ、その 後、外側チューブが、適正なチューブ位置合わせのための長尺チューブストッパ を用いて、チャック上に装着された。巻き上げおよびかき取り(doffing)のため には、固定突起を用いて内側チューブからのヤーンを捉え、ばね付勢格納式突起 を用いて外側チューブからのヤーンを捉える。十分に巻き上げた内側および外側 ヤーンチューブは、ばね付勢格納式突起をチャック内の格納位置にして取り外し た。外側ヤーンチューブを最初に取り外し、続いて内側チューブを取り外した。 以下の実施例では、上述の実施例1〜12で製造された異なるBCF単一撚り ヤーンのサンプルをドイツ、クレフェルド、ヴォルクマン(Volkmann GmbH & CO. )から入手可能なヴォルクマンケーブル撚り装置(Volkmann Cable-twister)(モデ ル No.VTC050C50)を用いて、一緒にケーブル撚りした。BCF単一撚りヤーンの サンプルは、図1に示す方法を用いて一緒にケーブル撚りした。実施例13 本実施例では、上述の実施例6で製造された、帯黄白色(Egg Shell)の600 デニールを有するBCF単一撚りヤーンをケーブル撚り装置のヤーン供給バケッ トに配置し、第一のバケットヤーンとして用いた。また、上述の実施例5で製造 された、無煙炭色(anthracite)の600デニールを有するBCF単一撚りヤーン をケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配置し、第二のバケットヤーンとし て用いた。上述の実施例3で製造された、ピューリタングレー(Puritan gray)の 600デニールを有するBCF単一撚りヤーンをクリールに配置し、クリールヤ ーンとして用いた。第一および第二のバケットヤーンを一緒に共撚りし、バケッ ト構成ヤーンを形成した。その後、クリールおよびバケット構成ヤーンを、イン チ当たり撚り(tpi)が2.0の撚りの程度で、一緒に共撚りした。得られたケー ブル撚りヤーンは、三本の単一撚りヤーンが鮮明に色分離を示した。この得られ たケーブル撚りヤーンを1/8インチのタフティングゲージ装置を用いてカーペ ットへふさ付けし、パイルの高さが1/2インチの自動車用のカットパイルカー ペットを形成した。実施例14 本実施例では、上述の実施例5で製造された無煙炭色の600デニールを有す るBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージを、ケーブル撚り装置のヤーン供給 バケットに配置し、第一のバケットヤーンとして用いた。また、上述の実施例6 で製造された帯黄白色の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーン パッケージを、ケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配置し、第二のバケッ トヤーンとして用いた。上述の実施例3で製造されたピューリタングレー色の 600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージを、クリール に配置し、第一のクリールヤーンとして用いた。上述の実施例7で製造された鳩 羽ねず(dove)色の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケ ージを、クリールに配置し、第二のクリールヤーンとして用いた。第一および第 二のクリールヤーンを一緒に共撚りし、クリール構成ヤーンを形成し、さらに第 一および第二のバケットヤーンを一緒に共撚りし、バケット構成ヤーンを形成し た。その後、クリールおよびバケット構成ヤーンを、インチ当たり撚り(tpi)が 2.0の撚り程度で、一緒にケーブル撚りした。得られたケーブル撚りヤーンは 、四本の単一撚りヤーンが鮮明に色分離を示した。この得られたケーブル撚りヤ ーンを1/10インチのタフティングゲージ装置を用いてカーペットへふさ付け し、パイルの高さが3/16インチのループパイルカーペットを形成した。実施例15 本実施例では、上述の実施例6で製造された帯黄白色の600デニールを有す るBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをケーブル撚り装置のヤーン供給バ ケットに配置し、第一のバケットヤーンとして用いた。また、上述の実施例9で 製造された紫がかった青色の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤ ーンパッケージをケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配置し、第二のバケ ットヤーンとして用いた。上述の実施例8で製造されたあずき(russet)色の60 0デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをクリールに配置 し、クリールとして用いた。上述の実施例7で製造された鳩羽ねず色の600デ ニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをクリールに配置し、 第二のクリールヤーンとして用いた。上述の実施例10で製造された中青緑色の 600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージを、クリール に配置し、第三のクリールヤーンとして用いた。第一、第二および第三のクリー ルを一緒に共撚りし、クリール構成ヤーンを形成し、第一、第二のバケットヤー ンを一緒にケーブル撚りし、バケット構成ヤーンを形成した。その後、クリール およびバケット構成ヤーンを、インチ当たりの撚り(tpi)が2.0の撚り程度で 、一緒にケーブル撚りした。得られたケーブル撚りヤーンは、五本 の単一撚りヤーンが鮮明に色分離を示した。この得られたケーブル撚りヤーンを 1/10インチのタフティングゲージ装置を用いてカーペットへふさ付けし、パ イルの高さが1/4インチを有するループパイルカーペットを形成した。実施例16 本実施例では、上述の実施例5で製造された無煙炭色の600デニールを有す るBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをケーブル撚り装置のヤーン供給バ ケットに配置し、第一のバケットヤーンとして用いた。また、上述の実施例6で 製造された帯黄白色の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパ ッケージをケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配置し、第二のバケットヤ ーンとして用いた。上述の実施例8で製造されたあずき色の600デニールを有 するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをクリールに配置し、第一のクリ ールヤーンとして用いた。上述の実施例7で製造された鳩羽ねず色の600デニ ールを有するBCF一撚りヤーンのヤーンパッケージをクリールに配置し、第二 のクリールとして用いた。上述の実施例9で製造された紫がかった青色の600 デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをクリールに配置し 、第三のクリールとして用いた。上述の実施例10で製造された中青緑色の60 0デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージをクリールに配置 し、第四のクリールとして用いた。第一、第二、第三、および第四のクリールヤ ーンを一緒に共撚りし、さらに第一および第二のバケットヤーンを一緒に共撚り した。クリールおよびバケット構成ヤーンを、インチ当たりの撚り(tpi)が2. 0の撚り程度で一緒にケーブル撚りした。得られたケーブル撚りヤーンは、六本 の単一撚りヤーンが鮮明な色分離を示した。この得られたケーブル撚りヤーンを 1/10インチのタフティングゲージ装置を用いてカーペットへふさ付けし、パ イルの高さが1/4インチを有するループパイルカーペットを形成した。実施例17 本実施例では、上述の実施例8で製造されたあずき色の600デニールを有す るBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージを、ケーブル撚り装置のヤーン供給 バケットに配置し、第一のバケットとして用いた。また、上述する実施例3で製 造されたピューリタングレー色の600デニールを有するBCF単一撚りヤーン のヤーンパッケージを、ケーブル撚り装置のヤーン供給バケットに配置し、第二 のバケットヤーンとして用いた。上述の実施例6で製造された帯黄白色の600 デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージを、クリールに配置 し、第一のクリールヤーンとして用いた。上述の実施例10で製造された中青緑 色の600デニールを有するBCF単一撚りヤーンのヤーンパッケージを、クリ ールに配置し、第二のクリールヤーンとして用いた。第一および第二のクリール ヤーンを一緒に共撚りしてクリール構成ヤーンを形成し、第一および第二のバケ ット構成ヤーンを一緒に共撚りしてバケット構成ヤーンを形成した。クリールお よびバケット構成ヤーンを、インチ当たりの撚り(tpi)が4.5の撚り程度で一 緒にケーブル撚りした。得られたケーブル撚りヤーンに、135〜140℃の温 度で1〜2分間、スペルバ(Superba)装置を用いて加圧飽和蒸気での加熱処理を 施してヤーンのケーブル撚りを加熱処理した。得られた加熱処理ケーブル撚りヤ ーンは、四本の単一撚りヤーンが鮮明に色分離を示した。この得られたケーブル 撚りヤーンを1/10インチのタフティングゲージ装置を用いてカーペットへふ さ付けし、パイルの高さが5/8インチを有するカットパイルカーペットを形成 した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.二本の構成ヤーンを一緒にケーブル撚りする方法において、 a)少なくとも一本の単一撚りヤーンをクリールから供給してクリール構成ヤ ーンを形成し、このクリール構成ヤーンを回転ディスク上に供給し、それによっ て当該ヤーンがディスクから排出されてバルーンを形成する工程; b)少なくとも二本の単一撚りヤーンをバケットから供給し、これらヤーンを 一緒に共撚りして共撚りバケット構成ヤーンを形成する工程;および c)前記共撚りバケット構成ヤーンをヤーンガイドアイレットに供給し、前記 クリール構成ヤーンが前記バルーンから排出され且つ前記共撚りバケット構成ヤ ーンの周囲に巻き付いて、二本の構成ヤーンからなるケーブル撚りヤーンを形成 する工程 を具備することを特徴とするケーブル撚り方法。 2.前記クリール構成ヤーンは、単一撚りヤーンであり、前記バケット構成ヤー ンは、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤーンからなる共撚りヤーンであるこ とを特徴とする請求項1記載の方法。 3.前記クリール構成ヤーンの前記単一撚りヤーンと、前記バケット構成ヤーン の少なくとも一本の前記単一撚りヤーンとは、異なる色であることを特徴とする 請求項2記載の方法。 4.前記クリール構成ヤーンの前記単一撚りヤーンと、前記バケット構成ヤーン の二本の前記単一撚りヤーンとは、それぞれ異なる色であることを特徴とする請 求項3記載の方法。 5.二本の構成ヤーンを一緒にケーブル撚りする方法において、 a)少なくとも二本の単一撚りヤーンをクリールから供給し、これらヤーンを 一緒に共撚りして共撚りクリール構成ヤーンを形成し、この共撚りクリール構成 ヤーンを回転ディスク上に供給し、それによって当該ヤーンが、糸はディスクか ら排出されてバルーンを形成する工程; b)少なくとも一本の単一撚りヤーンをバケットから供給してバケット構成ヤ ーンを形成する工程;および c)前記バケット構成ヤーンをガイドに供給し、そこで前記共撚りクリール構 成ヤーンが前記バルーンから排出し且つ前記バケット構成ヤーンの周囲に巻き付 き、二本の構成ヤーンからなるケーブル撚りヤーンを形成する工程 を具備することを特徴とするケーブル撚り方法。 6.前記クリール構成ヤーンは、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤーンから なる共撚りヤーンであり、前記バケット構成ヤーンは、単一撚りヤーンであるこ とを特徴とする請求項5記載の方法。 7.前記クリール構成ヤーンは、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤーンから なり、前記バケット構成ヤーンは、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤーンか らなることを特徴とする請求項5記載の方法。 8.前記クリール構成ヤーンの少なくとも一本の単一撚りヤーンと、前記バケッ ト構成ヤーンの少なくとも一本の単一撚りヤーンとは、異なる色であることを特 徴とする請求項7記載の方法。 9.前記クリール構成ヤーンの前記単一撚りヤーンのそれぞれと、前記バケット 構成ヤーンの前記単一撚りヤーンのそれぞれとは、異なる色であることを特徴と する請求項8記載の方法。 10.前記バケット構成ヤーンは、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤーンか らなり、前記クリール構成ヤーンは、一緒に共撚りされた三本の単一撚りヤーン からなることを特徴とする請求項5記載の方法。 11.前記クリール構成ヤーンの少なくとも一本の前記単一撚りヤーンと、前記 バケット構成ヤーンの少なくとも一本の前記単一撚りヤーンとは、異なる色であ ることを特徴とする請求項10記載の方法。 12.前記クリール構成ヤーンの前記単一撚りヤーンのそれぞれと、前記バケッ ト構成ヤーンの前記単一撚りヤーンのそれぞれとは、異なる色であることを特徴 とする請求項10記載の方法。 13.前記バケット構成ヤーンは、一緒に共撚りされた二本の単一撚りヤーンか らなり、前記クリール構成ヤーンは、一緒に共撚りされた四本の単一撚りヤーン からなることを特徴とする請求項5記載の方法。 14.前記バケット構成ヤーンは、一緒に共撚りされた三本の単一撚りヤーンか らなり、前記クリールヤーン構成ヤーンは、一緒に共撚りされた三本の単一撚り ヤーンからなることを特徴とする請求項5記載の方法。 15.前記単一撚りヤーンのそれぞれは、溶液染色ナイロンヤーンであることを 特徴とする請求項1または5記載の方法。
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