JP3224213B2 - 食品包装袋 - Google Patents

食品包装袋

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JP3224213B2
JP3224213B2 JP26484797A JP26484797A JP3224213B2 JP 3224213 B2 JP3224213 B2 JP 3224213B2 JP 26484797 A JP26484797 A JP 26484797A JP 26484797 A JP26484797 A JP 26484797A JP 3224213 B2 JP3224213 B2 JP 3224213B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品包装袋に関す
るものであり、詳しくは、例えばハム・ソーセジ等を製
造する際に好適に使用される食品包装袋に関するもので
ある。
【0002】一般に、ハム・ソーセジは、収縮フイルム
から成る袋に原料を充填した後にリテイナー内で加熱処
理して製造される。そして、出荷に先立ち、袋表面に印
刷ラベルが貼着される。ラベルの接着強度は、ラベル貼
着面の水分によって影響を受けるため、リテイナー内か
ら取り出された製品の袋表面は、ラベル貼着の前に乾燥
を必要としない程に水切れが良好であることが望まし
い。また、食品包装袋においては、積層保管時において
は優れた耐ブロッキング性が要求され、輸送時において
は優れた耐ピンホール性が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、ラベル接着強
度、耐ブロッキング性および耐ピンホール性に優れた食
品包装袋を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、未延伸積層フイルムをヒートシールバーによって製
袋化して成る食品包装であって、上記の積層フイルム
は、少なくとも、ポリエチレンナフタレート樹脂とポリ
エチレンテレフタレート樹脂とのブレンド樹脂層または
ポリブチレンテレフタレート樹脂層(A)、ガスバリヤ
性樹脂層(B)、ヒートシール性樹脂層(C)を順次に
積層した多層構造を有し、かつ、上記の(A)層は、有
機微粒子から成るアンチブロッキング剤を含有し且つ最
外層に配置され、上記の(C)層は、最内層に配置され
ていることを特徴とする食品包装袋に存する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の食品包装袋は、未延伸積層フイルムをヒートシ
ールして構成される。そして、上記の未延伸積層フイル
ムは、少なくとも、ポリエチレンナフタレート(PE
N)樹脂とポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂
とのブレンド樹脂層またはポリブチレンテレフタレート
(PBT)樹脂層(A)、ガスバリヤ性樹脂層(B)、
ヒートシール性樹脂層(C)を順次に積層した多層構造
を有する。そして、本発明の好ましい態様においては、
上記の各層間には接着性樹脂層が配置される。
【0006】PEN樹脂とPET樹脂とのブレンド樹脂
またはPBT樹脂で構成される上記の(A)層は、有機
微粒子から成るアンチブロッキング剤を含有する。
【0007】PEN樹脂、PET樹脂およびPBT樹脂
は、何れも、各種のフイルムに常用されている公知の樹
脂を使用することが出来る。PEN樹脂とPET樹脂と
のブレンド樹脂における両者の割合は、通常1:0.5
〜2重量比の範囲から選択される。
【0008】一方、有機微粒子から成るアンチブロッキ
ング剤としては、例えば、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリメタクリル酸エステル、エポキシ樹脂、ポリ酢
酸ビニルまたはポリ塩化ビニル等の単独または共重合体
などから成る架橋剤を含有していてもよい微粒子が使用
され、その平均粒径は通常1〜10μm程度である。こ
れらの中では、ポリアクリル酸エステル又はポリメタク
リル酸エステルの微粒子が好適に使用される。上記のア
ンチブロッキング剤の使用量は、樹脂に対し、通常10
0〜10,000ppm、好ましくは1,000〜5,
000ppmである。
【0009】ガスバリヤ性樹脂層(B)は、ポリアミド
(PA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物(EV
OH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ
エチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート
(PC)の群から選択される何れかの樹脂にて構成され
る。これらの中では、ポリアミド(PA)又はエチレン
−酢酸ビニル共重合体鹸化物(EVOH)が好ましく、
特に、ポリアミド(PA)が好ましい。
【0010】本発明においては、(1)3員環以上のラ
クタム、(2)重合可能なω−アミノ酸、(3)ジアミ
ンとジカルボン酸の各ポリアミド原料の重縮合によって
得られるポリアミドを使用することが出来る。
【0011】3員環以上のラクタムとしては、具体的に
は、ε−カプロラクタム、エナントラクタム、α−ピロ
リドン、α−ピペリドン等が挙げられ、重合可能なω−
アミノ酸としては、具体的には、6−アミノヘキサン
酸、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウンデカン
酸、9−アミノノナン酸などが挙げられる。
【0012】ジアミンとしては、具体的には、ヘキサメ
チレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチ
レンジアミン、ドデカメチレンジアミン、メタキシリレ
ンジアミン等が挙げられ、ジカルボン酸としては、具体
的には、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セ
バチン酸、ドデカン二塩基酸、グルタール酸などが挙げ
られる。
【0013】本発明で使用するポリアミドの具体例とし
ては、ナイロン4、6、7、8、11、12、6・6、
6・10、6・11、6・12、6T、6/6・6、6
/12、6/6T、6I/6T等が挙げられる。
【0014】ヒートシール性樹脂層(C)は、通常、高
密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン
(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリ
プロピレン(PP)、エチレンー酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレンーメタクリレート共重合体(EM
A)、エチレンーエチルアクリレート共重合体(EE
A)、エチレンーメタクリレート共重合体(EMM
A)、エチレンーアクリル酸エチル共重合体(EA
A)、エチレンーメタクリル酸エチル共重合体(EMA
A)、接着性ポリエチレン、アイオノマー樹脂、EVA
鹸化物、線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)或い
はそれらの共重合体が使用される。これらの中では、線
状低密度ポリエチレン(L−LDPE)が好ましい。
【0015】線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)
は、エチレンと炭素数3〜13のα−オレフィンとの共
重合体(エチレン含有量:86〜99.5モル%)であ
り、従来の高圧法により製造されたLDPEとは異なる
低中密度のポリエチレンである。高圧法LDPEとLL
DPEとの構造的違いは、前者は多分岐状の分子構造で
あり、後者は直鎖状の分子構造となっている点である。
LLDPEの製造において、エチレンと共重合されるα
−オレフィンとしては、ブテン−1、ペンテン−1、ヘ
キセン−1、オクテン−1、4−メチルペンテン−1等
が挙げられる。これらの共重合は、所謂チーグラーナッ
タ型触媒を使用した低中圧法によって行われる。
【0016】上記のLLDPEの具体例を商品名で示せ
ば、ユニポール(UCC社)、ダウレックス(ダウケミ
カル)、スクレアー(デュポンカナダ社)、マーレック
ス(フィリップス社)、ネオゼツクス及びウルトゼツク
ス(三井石油化学)、日石リニレツクス(日本石油化学
社)、スタミレツクス(DSM社)等が挙げられる。
【0017】接着性樹脂層は、通常、変性ポリオレフィ
ン樹脂(APO)にて構成される。斯かるAPOは、エ
チレン成分および/またはプロピレン成分を主たる構成
成分としたポリオレフィン樹脂にα,β不飽和カルボン
酸またはその誘導体を共重合および/またはグラフト重
合させて製造される。
【0018】上記のポリオレフィン樹脂としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−エチルアクリル酸共重合体、エチレン−
アクリル酸ナトリウム共重合体などが挙げられる。
【0019】上記の共重合されるα,β−不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体としては、アクリル酸、メタクリ
ル酸、メチルメタクリル酸、アクリル酸ナトリウム、ア
クリル酸亜鉛、酢酸ビニル、グリシジルメタクリレート
等が挙げられ、分子鎖中に40モル%以内の範囲内で含
まれる。共重合変性ポリオレフィン樹脂としては、例え
ばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−エチルアクリル酸共重合体、エ
チレン−アクリル酸ナトリウム共重合体などが挙げられ
る。
【0020】上記のグラフトされるα,β−不飽和カル
ボン酸またはその誘導体としては、例えば、アクリル
酸、メタクリル酸、エタクリル酸、マレイン酸、フマル
酸あるいはこれらの酸無水物、または、これらの酸のエ
ステル等が挙げられる。これらの変性用化合物の中で
は、特に、無水マレイン酸が好適である。また、グラフ
ト量は、ポリオレフィン樹脂に対し0.01〜25重量
%、好ましくは0.05〜1.5重量%の範囲から選択
される。
【0021】グラフト反応は、常法に従い、通常、ポリ
オレフィン樹脂とα,β−不飽和カルボン酸またはその
誘導体とを樹脂温度150〜300℃で溶融混合するこ
とにより行われる。グラフト反応に際しては、反応を効
率よく行なわせるために、α,α′−ビス−t−ブチル
パーオキシ−p−ジイソプロピルベンゼン等の有機過酸
化物を0.001〜0.05重量%配合するのがよい。
【0022】上記の未積層フイルムにおいて、ポリエチ
レンナフタレート樹脂とポリエチレンテレフタレート樹
脂とのブレンド樹脂またはポリブチレンテレフタレート
樹脂にて構成される(A)層は最外層に、ヒートシール
性樹脂にて構成される(C)層は最内層に配置され、そ
して、ガスバリヤ性樹脂にて構成される(B)層はこれ
らの中間層に配置される。(A)層の厚さは、通常5〜
100μm、好ましくは10〜70μm、(B)層の厚
さは、通常5〜50μm、好ましくは10〜30μm、
(C)層の厚さは、通常20〜100μm、好ましくは
30〜70μmとされる。そして、好ましい態様におい
て各層間に配置される接着性樹脂層の厚さは、通常2〜
30μm、好ましくは5〜15μmとされる。
【0023】本発明の食品包装袋は、例えば、共押出環
状ダイを使用した下向水冷成形法によって積層フイルム
の円筒体を製造し、次いで、円筒体の端部をヒートシー
ルすることにより製造される。積層フイルムはTダイ法
によって製造してもよい。そして、上記のヒートシール
は、通常、ガセット加工として行われる。上記の共押出
成形法およびガセット加工は、それ自体、何れも公知の
技術であり、その好ましい態様の概要は次の通りであ
る。
【0024】すなわち、上記の共押出成形法は、通常、
環状ダイの下方にサイズ用リングが内部に備えられた水
槽を配置し、当該水槽の下方に安内板と巻取ロールとを
順次に配置して成る設備を使用し、そして、環状ダイか
ら複数種類の原料樹脂を実質的に延伸が起こらない様に
共押し出しし、サイズ用リングの間を通過させて冷却し
た後、積層フイルムの円筒体を安内板を通して巻取ロー
ルに供給して折り畳み、ダブルフイルムとして巻き取る
方法である。従って、得られる積層フイルムは、実質的
に未延伸フイルムであり、その好ましい態様において、
長さ方向(MD)及び幅方向(TD)の加熱収縮率(J
IS K 6734)が何れも5%以下である。
【0025】ガセット加工は、円筒体の端部に折り込み
シールを行う加工法であり、通常のガセット加工の場合
は、円筒体の端部を方形状に形成し、その対向する2辺
をそれらの略中央から谷折りしてこれに他の2辺を重ね
合わせて端部に沿って直線状のヒートシールバーによっ
てヒートシールする。
【0026】本発明の食品包装袋は、例えばハム・ソー
セジ等を製造する際に好適に使用されるが、特に、PE
N樹脂とPET樹脂とのブレンド樹脂またはPBT樹脂
によって最外層を構成したことにより、リテイナーから
取り出した直後のラベル接着強度に優れるという特徴を
有する。斯かる特徴は、上記の最外層を構成する樹脂の
水切れが極めて良好であるとの理由に基づくと推定され
るが、後記の比較例に示す様に、例えばPBT樹脂と同
種のPET樹脂またはPEN樹脂によっては達成され
ず、これらのブレンド樹脂またはPBT樹脂によって達
成されると言う事実は、極めて意外な事実である。
【0027】特に、最外層がPBT樹脂で構成された本
発明の食品包装袋は、積層フイルム自体の耐カール性に
も優れるという特徴を有する。すなわち、最外層がPB
T樹脂以外の樹脂で構成された食品包装袋は、ガセット
袋の開放端がカールして原料充填時に支障を来すことが
あるが、斯かる問題は、最外層がPBT樹脂で構成され
た食品包装袋には発生しない。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0029】実施例1 5層共押出環状ダイを使用した下向水冷成形法により、
PBT(8μm)/APO(6μm)/NY:ナイロン
6(16μm)/APO(6μm)/L−LDPE(4
4μm)の層構成を有する積層フイルムの円筒体を製造
した。この際、原料のPBT樹脂にはアンチプロッキン
グ剤として平均粒径6μmのポリメチルメタクリレート
(PMMA)微粒子2,000ppmを配合して使用し
た。押出温度は240℃、水冷温度は28℃、巻取速度
は15m/min.とした。得られた円筒体を所定長さ
にスリットし、その一端部に端部に沿った直線状のヒー
トシールを伴うガセット加工を行い、最外層がPBTで
最内層がL−LDPEのガセット袋を得た。
【0030】上記のガセット袋に予め調理されたハム原
料を充填した後、リテイナーにセットして加熱処理し、
長手方向中心部の縦横が共に8cmで且つ全長が35c
mの方形状ハムを製造した。得られたハム製品につい
て、次の(1)〜(4)の方法により、ラベル接着強
度、耐ブロッキング性、耐ピンホール性およびカール性
を評価し、結果を表2に示す。
【0031】(1)ラベル接着強度:リテイナーから取
り出した直後のハム製品の袋の表面にラベルを貼着し、
そのピール強度(g/15mm)を測定した。
【0032】(2)耐ピンホール性:10ケース(10
袋/ケース)について、−20℃における冷凍輸送テス
ト(四国一円)を行い、移送時の破袋数を以て評価し
た。
【0033】(3)耐ブロッキング性:表面を乾燥した
2個のハム製品を重ね併せてその滑り性を測定した。測
定には、引張試験機を使用し、滑り性をgで表した。こ
のg数が小さい程に滑り性が良好であり、耐ブロッキン
グ性が優れる。
【0034】(4)カール性:ガセット袋の開放端のカ
ールの状態を目視観察した。
【0035】実施例2及び比較例1〜3 最外層の樹脂の種類を表1に示す様に変更した以外は、
実施例1と同様にしてガセット袋を得た後、ハム製品を
製造した。なお、最外層の原料樹脂には、実施例1と同
様に平均粒径6μmのPMMA微粒子2000ppmを
配合して使用した。得られたハム製品について、ラベル
接着強度、耐ブロッキング性および耐ピンホール性を評
価し、結果を表2に示す。
【0036】比較例4 実施例1において、原料のPBT樹脂にPMMA微粒子
を配合しなかった以外は、実施例1と同様にしてガセッ
ト袋を得た後、ハム製品を製造した。得られたハム製品
について、ラベル接着強度、耐ブロッキング性および耐
ピンホール性を評価し、結果を表2に示す。
【0037】比較例5 実施例1において、原料のPBT樹脂に配合するアンチ
ブロッキング剤をシリカ(SiO2)微粒子(平均粒径
6μm,配合量2,000ppm)に変更した以外は、
実施例1と同様にしてガセット袋を得た後、ハム製品を
製造した。得られたハム製品について、ラベル接着強
度、耐ブロッキング性および耐ピンホール性を評価し、
結果を表2に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ラベル接
着強度、耐ブロッキング性および耐ピンホール性に優れ
た食品包装袋が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−270140(JP,A) 特開 平7−9645(JP,A) 特開 平3−81151(JP,A) 特開 平4−70333(JP,A) 実開 昭59−21942(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未延伸積層フイルムをヒートシールバー
    によって製袋化して成る食品包装であって、上記の積
    層フイルムは、少なくとも、ポリエチレンナフタレート
    樹脂とポリエチレンテレフタレート樹脂とのブレンド樹
    脂層またはポリブチレンテレフタレート樹脂層(A)、
    ガスバリヤ性樹脂層(B)、ヒートシール性樹脂層
    (C)を順次に積層した多層構造を有し、かつ、上記の
    (A)層は、有機微粒子から成るアンチブロッキング剤
    を含有し且つ最外層に配置され、上記の(C)層は、最
    内層に配置されていることを特徴とする食品包装袋。
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