JP3223820B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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政司 神原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯を沸して保温す
る電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気湯沸かし器は、転倒によって
流出する高温の湯による事故を防ぐために種々の安全対
策がなされている。
【0003】以下、従来の一般的な電気湯沸かし器につ
いて図6を用いて説明する。1は電気湯沸かし器の本
体、2は加熱する液体を収容する容器、3はヒーターか
らなる加熱手段、4は加熱手段3に電力を供給し、沸騰
までの連続通電や保温時のオンオフ通電等の制御を行う
制御手段、5は容器2に液体を入れる時に開閉する蓋本
体、6は蒸気排出口、7a,7b,7c,7dは蒸気通
路である。8は上下に可動な金属製のボールである。通
常、湯沸かし時に容器2内で発生する蒸気は、蒸気通路
7dを通り、7c,7b,7aの順に通り、蒸気排出口
6から外気へ排出される。9は湯の出湯路であり、10
は出湯路9の途中に設けられた出湯路弁、11は電気湯
沸かし器へ電源を供給する着脱可能なマグネットプラグ
である。以上のような構成からなる電気湯沸かし器が転
倒した場合に、容器2内の湯が本体1の外にこぼれる経
路は出湯路9と蒸気通路7d,7c,7b,7a,蒸気
排出口6の経路であるが、出湯路9は出湯路弁10によ
り遮断されており、こちらからはこぼれないようになっ
ている。蒸気通路側は、ボール8が移動して蒸気通路7
bを塞ぐため、そのわずかな隙間から微量にこぼれる程
度である。また、マグネットプラグ11は本体1からは
ずれるようになっているため、電源コードをひっかけて
も電気湯沸かし器が容易に転倒しないようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、電気湯沸かし器が転倒した時、マ
グネットプラグがはずれると、転倒を知らせる報知がで
きないおそれがあった。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、電気湯沸かし器が転倒した時、マグネットプラグが
はずれても、転倒を知らせる報知を行うことができる
気湯沸かし器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、液体を収容する容器と、前記容器に収容さ
れた液体を加熱する加熱手段と、前記加熱手段に電力を
供給する制御手段と、電気湯沸かし器本体の転倒を検知
する転倒検知手段と、電気湯沸かし器が転倒したことを
知らせる転倒報知手段と、電気湯沸かし器に電力を供給
する電源電圧が寸断した場合に、所定の時間バックアッ
プする第二の電源とを備え、前記第二の電源により制御
手段は、転倒検知手段の信号により転倒報知手段を動作
させるように制御する電気湯沸かし器としたものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
電気湯沸かし器に電力を供給する電源電圧が寸断した場
合に、所定の時間バックアップする第二の電源を備え、
前記第二の電源により制御手段は、転倒検知手段の信号
により転倒報知手段を動作させるように制御しているの
で、電気湯沸かし器が転倒した時、マグネットプラグが
はずれても、転倒を知らせる報知を行うことができる。
【0008】また、本発明の請求項記載の発明による
と、転倒検知手段は、圧電素子を使用し、転倒報知手段
を兼ねる構成としているので、構成が簡単な電気湯沸か
し器を提供できる。
【0009】
【実施例】(実施例1) 以下、本発明の実施例1について、図面を参照しながら
説明する。なお、図1において前述の図6の従来例につ
いて説明した構成部分と同じ部分については同一符号を
付しその説明を省略する。
【0010】図1において、12は転倒検知手段であ
り、本体1内の底に取り付けてある。本実施例1では転
倒検知手段12は、電気湯沸かし器が所定の角度以上に
傾くと検知手段内の重りの移動により、そのスイッチ接
点を開閉する構造のものである。電気湯沸かし器が正常
に設置されている場合は、転倒検知手段12はスイッチ
閉により約0Vの電圧を制御手段4に出力する。また、
電気湯沸かし器が転倒した場合は、転倒検知手段12は
スイッチ開により約5Vの信号を制御手段4に出力する
ようになっている。
【0011】本実施例1では、転倒検知手段12の出力
が2.5V未満の時、制御手段4は加熱手段3に電力を
供給して、通常の湯沸かしや保温の制御を行う。転倒検
知手段12の出力が2.5V以上の時、制御手段4は加
熱手段3への通電を停止するようにしている。
【0012】また、本実施例1では、外来電気的ノイズ
や電気湯沸かし器に使用者が給水した後に蓋本体5を強
く閉めた場合や、本体に鍋等が当たった場合の振動によ
って加熱手段3が不必要な停止をしないように、制御手
段4は転倒検知手段12の出力信号を所定時間継続する
場合に有効とするようにしている。本実施例1では、約
10ms毎に入力し、同じ出力信号が16回以上継続し
た時、出力を有効としている。
【0013】(実施例2) 以下、本発明の実施例2について、図面を参照しながら
説明する。なお、図2において前述の図1と同じ部分に
ついては同一符号を付しその説明を省略する。
【0014】図2に示すように、本実施例2の特徴とす
るところは、前述実施例1の構成に動作継続スイッチ1
3を付加したところにある。動作継続スイッチ13は自
由に入力できるように設けられている。
【0015】制御手段4により通電中に電気湯沸かし器
が転倒すると、転倒検知手段12のスイッチ接点開によ
り約5Vの信号が出力され、制御手段4は加熱手段3へ
の通電を停止する。そして、転倒した電気湯沸かし器を
起こすと転倒検知手段12の出力はスイッチ接点閉によ
り約0Vに戻るが、制御手段4は一度転倒した旨の情報
を記憶しているため、加熱手段3への通電を自動的には
再開させない構成になっている。転倒後に使用する場合
は、使用者が動作継続スイッチ13を操作することで制
御手段4による通常の制御が開始される。このように、
転倒復帰後に自動的に通電されないので、使用者によっ
て漏れた湯が充電部等に浸入していないかどうか等の安
全を確かめた上で、通電の再開をすることができる。
【0016】(実施例3) 以下、本発明の実施例3について、図面を参照しながら
説明する。なお、図3において前述の図1と同じ部分に
ついては同一符号を付しその説明を省略する。
【0017】図3に示すように、本実施例3の特徴とす
るところは、前述実施例1の構成に転倒報知手段14を
付加したところにある。
【0018】制御手段4により通電中に電気湯沸かし器
が転倒すると、転倒検知手段12のスイッチ接点開によ
り約5Vの信号が出力され、制御手段4は加熱手段3へ
の通電を停止し、同時に転倒報知手段14により転倒し
ている旨の報知を行う。本実施例3では転倒復帰時には
報知を止めるようにしている。
【0019】(実施例4) 以下、本発明の実施例4について、図面を参照しながら
説明する。なお、図4において前述の図3と同じ部分に
ついては同一符号を付しその説明を省略する。
【0020】図4において、15は商用交流電源であ
り、50Hz100Vまたは、60Hz100Vの電源
である。16は直流電源であり、整流回路とトランスと
定電圧ICで構成しており、交流100Vを入力し直流
5Vを出力する電源である。そして、制御手段4と転倒
検知手段12と転倒報知手段14は直流電源16を電源
として動作している。17は第二の電源であり、電気二
重層コンデンサからなるバックアップ回路で、直流電源
の出力を常に充電する構成としている。商用交流電源1
5はマグネットプラグ11を介して直流電源16と第二
の電源17と加熱手段3に接続されている。
【0021】電気湯沸かし器が転倒しマグネットプラグ
11がはずれると商用交流電源15からの電源供給がな
くなる。それに伴い、直流電源16の出力もなくなる
が、充電されていた第二の電源17により引き続き電源
が供給されるため、制御手段4と転倒検知手段12と転
倒報知手段14は正常に動作できる。この場合、制御手
段4による加熱手段3の制御は行わないようにしてい
る。本実施例4では、電気二重層コンデンサの容量は
0.047Fでありマグネットプラグ11がはずれてか
ら約15分間バックアップすることができる。
【0022】本実施例4では、例えば保護者の目の届か
ない所で、小さな子供がいたずらをして電気湯沸かし器
を倒した時等に、マグネットプラグ11がはずれていて
も、転倒検知手段12により転倒を検知し、転倒報知手
段14より報知することができるので、保護者に転倒し
たことをいち早く知らせることができる。
【0023】(実施例5) 以下、本発明の実施例5について、図面を参照しながら
説明する。なお、図5において前述の図3と同じ部分に
ついては同一符号を付しその説明を省略する。
【0024】図5において、18は圧電素子である。圧
電素子18は矩形電圧を加えれば音が鳴り、応力を加え
れば電圧を発生する特徴を有しているものである。転倒
検知手段12は圧電素子18の出力をオペアンプ19に
て増幅しコンデンサ20により平滑する構成としてお
り、その出力を制御手段4のA/Dに入力している。一
方、転倒報知手段14は制御手段4によって、約4KH
zの矩形電圧を圧電素子18に印加することで報知する
構成としている。制御手段4は報知している時は、A/
D入力を無効としているので、転倒検知手段12と転倒
報知手段14を兼ねる構成が実現できる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、電気湯沸かし器を倒した時に、マグネットプラグ
がはずれて商用交流電源が供給されなくても、第二の電
源により転倒検知手段は転倒を検知し、転倒報知手段は
報知することができるので、使用者に転倒したことをい
ち早く知らしめることができる。
【0026】また、請求項記載の発明によれば、転倒
検知検知手段は圧電素子を使用し、転倒報知手段として
活用することにより、二つの機能を共用化してコストダ
ウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気湯沸かし器のブ
ロック図
【図2】同実施例2における電気湯沸かし器のブロック
【図3】同実施例3における電気湯沸かし器のブロック
【図4】同実施例4における電気湯沸かし器のブロック
【図5】同実施例5における電気湯沸かし器のブロック
【図6】従来例の電気湯沸かし器のブロック図
【符号の説明】
1 本体 2 容器 5 蓋本体 6 蒸気排出口 7a,7b,7c,7d 蒸気通路 8 ボール 9 出湯路 10 出湯路弁 11 マグネットプラグ 12 転倒検知手段 13 動作継続スイッチ 14 転倒報知手段 17 第二の電源 18 圧電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−249519(JP,A) 特開 平1−306901(JP,A) 実開 昭59−61724(JP,U) 実開 平5−17570(JP,U) 実開 昭58−91680(JP,U) 実開 昭63−7745(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21 101 A47J 27/00 109

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器と、前記容器に収容
    された液体を加熱する加熱手段と、前記加熱手段に電力
    を供給する制御手段と、電気湯沸かし器本体の転倒を検
    知する転倒検知手段と、電気湯沸かし器が転倒したこと
    を知らせる転倒報知手段と、電気湯沸かし器に電力を供
    給する電源電圧が寸断した場合に、所定の時間バックア
    ップする第二の電源とを備え、前記第二の電源により制
    御手段は、転倒検知手段の信号により転倒報知手段を動
    作させるように制御する電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 転倒検知手段は、圧電素子を使用し、転
    倒報知手段を兼ねる構成とした請求項記載の電気湯沸
    かし器。
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