JP3223284B2 - 試験片の保持及び読み取りメータ - Google Patents

試験片の保持及び読み取りメータ

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JP3223284B2
JP3223284B2 JP50826192A JP50826192A JP3223284B2 JP 3223284 B2 JP3223284 B2 JP 3223284B2 JP 50826192 A JP50826192 A JP 50826192A JP 50826192 A JP50826192 A JP 50826192A JP 3223284 B2 JP3223284 B2 JP 3223284B2
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    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、試験片から得られる生物学的流体の医学
的に重要な成分の濃度を読み取る装置及び方法に関する
ものである。
産業上の利用可能性 本発明は、帯片を予め処理した薬品により試験片上で
反応した血液中のグルコースの濃度を読み取る装置及び
方法の内容を開示している。
背景技術 血液及び尿等の体液を薬品によって処理して試験片を
作成する場合に、多くの人々が体験する困難は機知であ
る。こうして試験片の多くのユーザーは、糖尿病、年齢
又は他の原因により視力が衰えている。また、多くのユ
ーザーは、年齢又はその他の原因で手が不自由であった
り、弱っている。しばしば、こうした原因があるため
に、ユーザーは、例えば最初のグルコース濃度等に関す
る体液の検査を受けるものである。
こうした試験片における問題は、分析する体液及び複
数の分析する体液に試験片を用いる場合にのみ発生す
る。薬品は、体液中の医学的に重要な成分の反応剤であ
る。これらの反応剤は、医学的に重要な成分に反応し
て、一般的には体液中の医学的に重要な成分の濃度を色
によって表示する。しかしながら、これらの反応は、全
ての反応剤が反応するまで、長時間継続して行われる。
従って、一般に、試験片の薬品と、医学的に重要な成分
の反応時間を計測して、試験片に体液を付着させてから
所定の時間を経過した時に、反応した試験片上の薬品の
色をカラーチャートの基準色と比較出来るようにするこ
とが必要となる。さもなくば、反応剤が十分な時間にわ
たって反応を進行させないかもしくは、反応の進行時間
が長すぎて、反応時間に応じた色が、チャートの正確な
基準色に一致しないものとなる。
さらに、試験片上の薬品と体液の医学的に重要な成分
をどのくらいの時間反応させるかに関して生じる可能性
のある問題に加えて、こうした薬品系の多くにおいて
は、不正確な反応剤の量は、反応時間の誤差と同様に検
査の結果に影響するので、どれくらいの量の体液を試験
片に付着させるべきかが問題となる。いずれの場合にお
いても、読み取りの誤りが、重大な結果を招く可能性が
ある。
本発明は、アメリカ特許第4,929,545号に開示された
タイプのエンドポイント薬品系を使用するものである。
アメリカ特許第4,929,545号の開示は、本明細書の開示
の一部として、援用する。こうしたエンドポイント薬品
の利点は明らかである。なぜなら、よくありがちな視力
が衰えていたり又は手が不自由なユーザーのために、ど
のくらいの時間反応を進行させるかに注意を払う必要が
ないからである。そしてそれは、反応が、比較的短時間
に終端に到達すると、その後は試験片上の反応生成物の
色は大きく変化しないものとなるからである。さらに、
マックロスキー(McCroskey)、フレイタグ(Freita
g)、スミス(Smith),ディーン(Dean)、シークレツ
ト(Secrest)及びボーズ(Bouse)により1991年2月27
日に出願され、ベーリンガー・マンハイム・コーポレイ
ションに譲渡された「改良された試験片」に関するアメ
リカ特許出願第07/661,788号に示された試験片のアーキ
テクチャは、試験片上の薬品と反応する生物学的に重要
な成分を含む体液を、反応を行うために常に適正に付着
させることを可能とする。余剰の体液は、試験片のアー
キテクチャにより、反応部位から排除される。従って、
ユーザーが必要なことは、試験片を処理した薬品と反応
させるために、十分な量の体液を反応部位に与えること
のみである。このアメリカ特許出願第07/661,788号の開
示は、本明細書の開示の一部として援用する。
発明の開示 本発明の一つの構成によれば、装置は、帯片を収容
し、該帯片が体液の成分の濃度を表示するために、体液
中の医学的に重要な成分と薬品が反応したときにもどり
が変化する薬品を支持する。帯片は、両側に主面を有し
ている。装置は、帯片が適切に装置に挿入されたときに
光源から前記薬品への光を案内するとともに、帯片が適
切に装置に挿入されたときに前記薬品から光検出器にも
どりを案内する通路を有している。タイルは、標準のも
どりを発生する。前記タイルを、光源からの光を受け
て、装置に帯片が挿入されていないときに通路にそって
光検出器に案内される標準もどりを生成する位置から、
装置に帯片が挿入されているときに、帯片によって光源
から分離される位置に移動可能に支持する手段が設けら
れる。タイルを移動可能に支持する手段は、タイルに向
いた面を有するキャリア本体を含む帯片キャリアと該キ
ャリアが移動可能に係合するリフトで構成され、前記キ
ャリア及びリフトの一方が細長いスロットの対を形成
し、該スロットの長手側寸法が、装置に対する帯片の抜
き差し時の帯片の移動方向に対して略垂直で、かつ帯片
が装置に挿入されているときに、帯片の主面に対して略
垂直に延長されている。キャリア及びリフトの他方はス
ロットに係合する両側から相対して延在するトラニオン
を有している。リフトはさらに装置に帯片が挿入された
ときに帯片が係合してトラニオンをスロットに係合する
ことにより許容される範囲においてリフトをキャリアか
ら離間するように移動させて帯片をキャリアとリフト間
に挿入することを可能とする傾斜手段を有している。傾
斜手段は、キャリアとリフトの入口側端部に設けられ
る。装置に帯片が挿入されていない時に、リフトがキャ
リアの対面する面に対して位置するように、リフトをキ
ャリアの対向面に向かって追随的に付勢する手段が設け
られる。
なお、例示的には、上記の構成において、リフトとタ
イルの一方は、装置に対する帯片の抜き差し時の移動方
向に略垂直に延びる、対向し、整列された一対の孔を有
している。該孔の軸線は、帯片が装置に挿入されたとき
に、帯片の主面と略平行に延びている。リフトとタイル
の他方は、タイルをリフトに対して回動可能にさせるよ
うに取り付けを行えるように両側から相対して延在する
第2の一対のトラニオンを有している。さらに、例示的
には、上記の構成において、前記対向面とタイルは、タ
イルの面が、装置に帯片が挿入されていない時はキャリ
アの対向面に対して所定の距離を保持し、装置に帯片が
挿入されているときには、帯片に対して所定の距離を保
持するように構成されている。
またさらに、この構成において、装置は、帯片キャリ
ア、リフト及びタイルを含む組立体を収容するハウジン
グを有している。該ハウジングは、ハウジング内にキャ
リア、リフト及びタイルを含む組立体が位置された時に
前記対向面から離間し、これと平行の第二の面を有し、
リフト及びタイルは前記対向面と前記第二の面間に位置
するように構成されている。前記リフトを対向面に向か
って追随的に付勢する手段は、圧縮スプリングで構成さ
れ、該スプリングは第二の面及びリフトとタイルの少な
くとも一方を支持する。
例示的には、上記の構成において、ハウジングは、さ
らに、光源を支持する手段を有している。装置に帯片が
適正に挿入されているときに、光源からの光を薬品に案
内する通路は、前記対向面に形成され、装置に帯片が挿
入されていないときに、前記タイルに対向し、装置に帯
片が適正に挿入されているときに薬品に対向する第一の
スロットを有している。該第一のスロットは、装置に帯
片が挿入されていない時に、タイルに向かって照射し、
装置に適正に帯片が挿入されているときに薬品に向かっ
て照射する光源の支持手段に隣接して配置される。
さらに例示的には、上記の構成において、装置に適正
に帯片が挿入されている時に、薬品から光検出器に向か
ってもどりが案内される通路にも第一のスロットを設け
る。
またさらに例示的には、上記の構成において、ハウジ
ングは、キャリア、リフト及びタイルを含む組立体がハ
ウジング内に挿入されているときに、前記対向面に隣接
して配置される第三の面を有している。該第三の面は、
キャリア本体に隣接して位置するとともに対向面にほぼ
平行に延びている。装置に適正に帯片が挿入されている
時に、薬品から光検出器に向かってもどりが案内される
通路には、第一のスロットに隣接する第三の面に形成さ
れる第二のスロットを有している。
さらに例示的には、上記の構成において、ハウジング
は、第三の面に対して、微少な角度を持って配置される
第四の面を有している。装置に適正に帯片が挿入されて
いる時に、光源から薬品に向かう光が案内される通路
は、第四の面に第三のスロットを有している。例示的に
は、第三のスロットは、装置に適正に帯片が挿入されて
いる時に、光源と薬品の間に位置する。さらに、例示的
には、第一のスロットは、装置に適正に帯片が挿入され
ている時に、第三のスロットと薬品の間に位置する。ま
たさらに例示的には、第一のスロットは、装置に適正に
帯片が挿入されている時に、薬品と検出器の間に位置す
る。また、例示的には、第二のスロットは、第一のスロ
ットと検出器間に位置する。
さらに例示的には、上記の構成において、第二の面
は、キャリア、リフト及びタイルを含む組立体がハウジ
ング内に挿入されているときに、対向面に隣接して位置
する。第二の面は、キャリア本体に隣接して位置し、対
向面と略平行に延びる。装置に帯片が挿入されている時
に、第二の光源からの光は帯片に向かって第二の通路に
よって案内される。装置に適正に帯片が挿入されている
ときに帯片からのもどりは、第二の通路によって第二の
光検出器に案内される。
またさらに例示的には、装置は、体液中の医学的に重
要な成分の濃度を検出し、そのユーザーに検出された医
学的に重要な成分の濃度を表示する器械に含まれる。前
記医学的に重要な成分の濃度を表示する器械は、装置を
含む器械の構成部材を収容する器械ケースを有してい
る。器械の構成部材の一つは、プリント回路基板であ
る。ハウジングと、第一及び第二の光検出器の全ては、
プリント回路基板に取り付けられている。
さらに例示的には、上記の構成において、ハウジング
は、キャリア本体に隣接して位置するとともに対向面に
ほぼ平行に延びている第三の面を有している。第三の面
とキャリア本体の一方には位置決め突子が設けられ、第
三の面とキャリア本体の他方には組立てられたキャリ
ア、リフト及びタイルが支持されるホルダがキャリア、
リフト及びタイルの組立体を摺動挿入することによりケ
ースに組み付けられたときに、キャリア、リフト及びタ
イルをハウジング内に正確に位置決めするために前記突
子を収容する凹部とを有している。例示的には、突子及
び凹部は、ほぼ円錐台形である。また、例示的には突子
が第三の面に設けられている。
さらに例示的には、上記の構成において、ケースは、
外側面及び内側面を持つ離脱可能なケース部分を有して
いる。外側面は器械内の向きが使用時の向きと成ってい
るときに外側に向かって位置し、内側面が器械内の向き
が使用時の向きと成っているときに内側に向かって位置
する離脱可能なケース部分を有するケースを有してい
る。内側面と帯片キャリアの一方には、内側面より離間
する方向に延び、内側面から遠い側の端部近傍で第三角
形状に開口するスロットを規定し、該スロットの後側で
閉じる一対の略歯状の部材が設けられている。内側面と
帯片キャリアの他方はウエブ部を有し、該ウエブ部の両
側から二つの略平行なガイドリブと、ウエブ部がスロッ
トに挿入された時に、歯状の部材の遠端間に規定された
三角形の領域の係合する各対のガイドリブ間に設ける突
出部が突出している。
本発明のもう一つの構成によれば、装置は、帯片を収
容し、該帯片が体液の成分の濃度を表示するために、体
液中の医学的に重要な成分と反応する薬品を支持する。
装置は、帯片が装置に挿入されたときに光源から前記帯
片の光を案内するとともに、帯片が装置に挿入されたと
きに前記帯片から光検出器にもどりを案内する通路と、
第一のもどりを与えるハウジングで構成され、該ハウジ
ングは、光源からの光を受けるとともに、帯片が装置に
挿入されていないときに、通路にそって光検出器に案内
される第一のもどりを発生する。ハウジングは、帯片が
装置に挿入された時に、光源から分離され、第一のもど
りおよび帯片からのもどりがそれぞれ装置内に帯片が有
るか否かを示す。
例示的には、上記の構成によれば、帯片は、両側に主
面を有し、帯片からのもどりは、主面のうちの第一の主
面のもどりであり、主面のうちの第二の主面は、第二の
主面からのもどりが第一の主面からのもどりと異なるこ
とによって特徴付けられる。光検出器は、第一の主面か
らのもどりに応じて第一の出力を発生し、第二の主面か
らのもどりに応じて異なる出力を発生する。
さらに、例示的には、上記の構成によれば、第二の光
源と、第二の光検出器と、帯片が適切に装置に挿入され
たときに第二の光源から薬品への光を案内するととも
に、帯片が適切に装置に挿入されたときに前記帯片から
第二の光検出器にもどりを案内する通路とを有してい
る。第二の光検出器は、体液中の医学的に重要な成分の
濃度の違いに応じて異なる薬品のもどりに基づいて異な
る出力を発生する。
図面の簡単な説明 本発明は、以下の詳細な説明及び本発明を示す添付図
面を参照することによって、よりよく理解されるものと
なろう。図中、 第1図乃至第8図は、本発明によって構成された器械
の種々の構成部材を種々の異なる角度から見た分解斜視
図、 第9図は、第1図乃至第8図に示す器械の電気回路を
一部をブロック図とし、また一部を概略回路図として示
す図、 第10図は、第1図乃至第8図の器械の動作の理解に供
するフロー図、 第11図は、第1図乃至第9図の器械のソフトウエア動
作を説明するための対時間の戻り率%曲線を示す図、及
び 第12図は、第1図乃至第9図の器械のソフトウエア動
作を説明するための他の対時間の戻り率%曲線を示す図
である。
発明を実施するための態様 第1図乃至第8図に関して説明すれば、本発明の器械
10は、前側部14、後側部16、キーハウジング部18及び試
験片キャリアホルダ部20を持つケース12を有している。
第9図の説明においてより詳細に説明するプリント回路
基板22は、それぞれ前側部14及び後側部16の間に挟まれ
ている。前側部14は、中央にほぼ円形の開口26を有する
略台形形状の逃げ部24を有している。略真円筒形状のス
テム28は、前側部14の下面から開口26の下側まで延びて
いる。このステム28には、逃げ部24と同一形状のON/OFF
ボタン32のステム30が摺動可能に嵌合する。ステム30の
下端は、軸線方向に分割され、円錐台形状に形成され、
ステム30が開口26から分割部まで押し込まれ、ステム30
の円錐台形端部36がステム28の下端を通過したときに、
ボタン32を逃げ部24内に捕捉する。ステム30の端部36の
上側の部分は、ステム28よりも幾分長く、ボタン32が逃
げ部24内でいくらか変位することが出来るように構成さ
れる。
ケースの前側部14は、さらに、端部壁の部分42の、内
側に、これと平行して配置される壁40を有している。壁
40は、上下方向に延びる溝44を有しており、この溝の底
部46は開放され、上端部48は半円形状となっている。メ
モリボタン50は、その背面に、溝44の幅よりも若干狭い
間隔で離間したリブ52を有している。ボタン50の、リブ
を除く部分は、壁40及び部分42間の間隔よりも僅かに厚
く形成されている。前側部14が可撓性樹脂で構成され、
部分42に形成した円形孔54の径をボタン50より僅かに大
きくすることにより、ボタン50が両者間の空隙に押し込
まれ、円形孔54から突出する位置に弾性係合された時
に、壁40の部分42に対して離間する方向の変形を許容す
る。ボタン50のフランジ56は、ボタン全体が円形孔54を
通って変位して、前側部14より抜け落ちるのを防止す
る。
前側部14及び後側部16はそれぞれ、キー収容部18を構
成する。円弧状の切欠部60、62を有している(第1、
6、8図)。キー収容部18は、アメリカ特許第5,053,19
9号に開示されているような形式の電子的に読み取り可
能な情報媒体又はキー64を収容するように設計されてい
る(第2図)。アメリカ特許第5,053,199号の開示内容
は、本明細書の開示の一部として援用する。前側部14及
び後側部16は、また、試験片キャリアホルダ部20を収容
する、相互に連関作用する切欠部68、70を有している
(第1、6、8図)。前側部14には、さらに、液晶ディ
スプレイ76の支持縁78が、前側部14の内側に装着される
(第3図及び第7図)、窓孔74(第1図及び第8図)が
設けられる。支持縁78は、LCD76を、窓孔74を通して外
視出来るように取り付けるとともに、LCD76の所用の電
気的接続を与える。
ケース12の後側部16は、厚電ビーパ変換器80(第6
図)を取り付けるとともに電気的な接触子81を設ける手
段と、6V電池の装脱を容易とする回動可能に取り付けら
れたドア84を持つバッテリ収容用切欠部82とを有してい
る。
前側部14及び後側部16のリップ88、90は、それぞれ相
補形状に形成されており、相互に弾性嵌合する。これら
が不用意に分離することをさらに確実に防止するため
に、タップネジ92(第1図)が、後側部16に挿通し、前
側部14の内側に取り付けたステム94にねじ込まれて、前
側部14及び後側部16を接合状態に保持する。ネジ92は、
前側部14及び後側部の内側形状に沿うプリント回路基板
22に形成した孔96を挿通して、基板22を所定の位置に保
持する。
試験片キャリアホルダ部20は、上面及び下面にその把
持を補助するとともに前側部14及び後側部16に弾性的に
係脱する溝102(第4図)を設けた外側ケース部100を有
している。ケース部100には、もどり(remission)を読
み取る薬品片106を器械10内に挿入する開口104が設けら
れている。開口104の縁部108は、幾分じょうご状に形成
され、薬品片106を器械10内に正しい向きで挿入するこ
とを補助する。一対の歯状部材110は、開口104の下側
で、ケース部100の後側に延びている。部材110は、その
間にスロット112を規定しており、このスロット112は、
部材110の後端116近傍の二等辺三角形状部114に開き、
次いで閉じてスロット形状に戻り、しかる後に部材110
の後端116近傍で、じょうご形状118に開口している。薬
品片キャリア本体120は、下側ウエブ部122を有してお
り、この下側ウエブの両側にそって二つのリブ124が延
びている。ウエブ部122は、そのほぼ全長にわたりスロ
ット112よりも若干薄く形成されている。ガイドリブ124
は、各部材110の上下方向の厚さよりも若干大きい間隙
を存して離間されている。これらの寸法によって、薬品
片キャリア本体120の部材110によって規定されるスロッ
ト112内への摺動を可能としている。三角形状断面の水
平方向突出部126は、ガイドリブ124間のウエブ部122に
沿って適当な距離離間しており、ケース部100とともに
薬品片キャリア本体120を部材110間にロックする。
薬品片キャリア本体120は、そのケース部100より遠い
側の端部近傍に、一対の水平方向に突出した耳片130を
有しており、各耳片には、細長いスロット132が設けら
れている。スロット132は、薬品片が開口104及び薬品片
キャリア本体20に挿入するか、もしくは離脱する時の運
動方向に対してこれを横断する方向に延びている。リフ
ト134は、一対の上下方向に対向して延びるトラニオン1
36を有しており、このトラニオンはスロット132にそれ
ぞれ係合して、読み取られる薬品片106をリフト134と薬
品片キャリア本体120間に挿入する際に、リフト134の薬
品片キャリア本体120から離間する方向への移動を可能
とする。一方、リフト134は、トラニオンを設けた端部
と反対側の前側端部に一対の水平に延びる耳片138を有
している。各耳片138には、上下方向に延びる円形断面
孔140が形成される。高反射性(もどり性)の白色タイ
ル142には、一対のトラニオン144が設けられ、このトラ
ニオンによって、このトラニオン144をそれぞれの孔140
に挿入することにより回動可能にリフト134に取り付け
られる。リフト134に設けた孔150を通って白色タイル14
2が突出する点146から横断して、スロット152が薬品片
キャリア本体120に設けられる。薬品キャリア本体120に
は、さらに、スロット152とケース部100間にもう一つの
スロット154が、円錐形状の逃げ部156(第1図にのみ示
す)とともにリフト134が取り付けられた側と反対側の
端部に設けられる。
プリント回路基板22に搭載された光学アセンブリ160
(第1、3、5図)は、薬品片キャリアホルダ部20とと
もに動作する。これら二つの構成要素の協働動作によ
り、光学アセンブリ及び薬品片106間の整列誤差を生じ
る可能性が解消される。この協働動作は、薬品片キャリ
アホルダ部20及び光学アセンブリ160の多くの部分の多
くを構成する成形プラスチック部品のいくつかのデザイ
ン及び許容誤差によって補助される。これらのデザイン
及び許容誤差は、反応した薬品片106sのもどりを正確に
読み取るために適切に整列させる必要がある薬品片キャ
リアホルダ部20及び光学アセンブリ160の構成要素の、
薬品片キャリアホルダ部20が器械のケース12に組み付け
られる際に、これらの適切な整列を可能とする。
光学アセンブリ160は、光学ハウジング162を有してい
る。ハウジング162は、リーフスプリング168及びこのス
プリング168に対向する壁170を収容しており、この壁17
0に対してスプリング168が薬品片キャリア本体120及び
これに関連する構成要素134、142を押しつけて位置決め
して、これによりこれらに保持された薬品片106器械10
の光学系に対して適切に位置決めする。円錐台形の突起
(図示せず)は、ハウジング162の内側端部171近傍の壁
170からスプリング168に向かって突出し、薬品片キャリ
ア本体120が光学ハウジング162内で正確に位置決めされ
た時に、薬品片キャリア本体120の逃げ部156に係合す
る。一体の部材177として形成された一対の透明プラス
チック製プリズム174、176(第3図)は、ハウジング16
2の分離された内部領域178、180のそれぞれ内に入るよ
う、プリント回路基板22上に取り付けられる(第5
図)。発光ダイオード182は、基板22上に取り付けられ
るとともに、LEDアダプタ184に接合される。他方、LED
アダプタは、ハウジング162に設けるLEDソケット186内
に接合される。LED182は、グルコース測定チャンネル16
4の始端又は「上流側」端である。
壁170には、上下方向のスリット開口190がハウジング
162に通じるLEDソケット186の開口に対向している。組
立状態の光学アセンブリ160において、このスリット開
口190は、部材177に設ける二つのプリズムのうちの小さ
い方のプリズム174に直接隣接する。薬品片106上の反応
した試薬からの反射光が直接入射することを防止するた
めに、プリズム174は、薬品片106の面に対して、LED182
からの光の入射角又は薬品片106のLED182からの光の反
射角とは異なる角度となる向きに配置される。例示的
に、プリズム174は、薬品片106の面に対して約77゜の角
度となる向きで配置される。これによって、プリズム17
4に入射する光が直接反射光ではなく、薬品片106上の反
応した試薬から周囲に発せられたもどり光である可能性
が高くなる。この拡散光は、薬品片106に塗布された血
液中のグルコースと薬品片106を処理した試薬の間の反
応の発生点からの直接反射光よりも良いゲージである。
従って、この大気からのもどり光は、血液中のグルコー
ス成分の濃度のより良いゲージである。
プリズム176は、組立状態の光学アセンブリ160の壁17
0に貫通形成されたスリット開口191に直接隣接して配置
される。薬品片106から反射された光のうち拡散反射光
またはもどり光を得る問題は、プリズム176に入る光に
ついては、プリズム174に入る光について程重大ではな
い。なぜなら、プリズム176に入る光は、薬品片キャリ
ア本体120に薬品片が存するかどうか、及び存する場合
にはその薬品片が適正な向きになっており試薬を直接開
口190及びプリズム174に対向するように配置させている
か、を判断するためだけに用いられるのだから。プリズ
ム176は、試薬の読み取りチャンネル164内ではないの
で、もどりの読み取りは、さほどきわどい問題を有しな
い。
両プリズム174、176は、薬品片106に対向する曲面を
有している。これらの曲面は、もどり光を検出する装置
上のプリズムに入射するもどり光の焦点調整を行うレン
ズとして機能する。プリズム174、176に含まれるレンズ
は、他方、レンズと薬品片106の各検出領域間の距離に
等しく、かつレンズからそれぞれの検出装置までの距離
に等しい焦点距離を有している。
第9図について説明すれば、器械10の動作は、NECの
μPD75P308μc型等のマイクロコンピュータ(μc)20
0によって制御される。ここで、ピン及び端子番号及び
名称に関する一連の参照符号は、ここで例示的に特定す
る特定の集積回路及び他の装置のピン及び端子番号及び
名称である。しかしながら、同様に器械10において必要
とされる機能を行うのに適した他の集積回路が存在する
ことは理解されなければならない。μc200のクロック
は、4.19MHz水晶発振器202であり、このクロックは端子
x1−x2を通して結合される。水晶発振器202の端子は、
さらに、それぞれ33pFのコンデンサを介して接地されて
いる。μc200に対するVDDは、BC858C等のNPN型トランジ
スタ204によって供給される。このPNP型トランジスタの
ベースは62KΩの抵抗器206を介して、μc200の端子P4.1
に接続されている。トランジスタ204のエミッタは、正
のバッテリー電圧(+6VDC)、以下VBATと称す、に接続
されている。VDDは、トランジスタ204のコレクタに現れ
る。トランジスタ204のコレクタは、二つの200Ωの抵抗
器の並列な組み合わせにより、エミッタに接続される。
ダイオード208のカソードは、トランジスタ204のコレク
タに接続される。ダイオード208のアノードは、接地さ
れている。ダイオード208は、例えば1N4148型ダイオー
ドである。μc200のリセット(RESET)端子は、トラン
ジスタ210のコレクタに接続されるとともに、10KΩの抵
抗器を介してVDDに接続される。トランジスタ210のエミ
ッタは、接地されている。トランジスタ210のベース
は、22KΩの抵抗器212を介して、.1μFのコンデンサ21
4及び1MΩの抵抗器216の接続点に接続されている。コン
デンサ214の他の端子は、VBATに接続されている。抵抗
器216の他の端子は接地されている。
電子業務日誌モード(ELB)コネクタ220は、三つの端
子を有している。これらのうちの第一の端子222は、10K
Ωの抵抗器を介してμc200のP3.0/LCDCL及びP0.0/INT4
に接続されている。端子222も、680pFのコンデンサと22
0KΩの抵抗器の並列な組み合わせを介して接地されてい
る。端子226は、接地されている。
キー収容部18の八つの端子231−238は、それぞれμc2
00の端子P7.3/KR7、μc200の端子P7.2/KR6、μc200の端
子P7.0/KR4、μc200の端子P6.3/KR3、接地、他方の端子
が端子234に接続された220KΩの抵抗器の一つの端子、
無接続(ブランク)、及び端子236にそれぞれ接続され
ている。
薬品片106上の反応した試薬の読み取りに影響する多
数の変数が存在する。器械10によって、誤差を生じるこ
となく読み取りを行うためには、反応した試薬の反応点
からのもどりを算出する処理において、これらの変数
は、器械10において生じる可能性のある範囲において考
慮する必要がある。これらの変数の一つは、湿度であ
り、接地とμc200の入力端子P0.3/SI/SBI間に接続され
た標準的な形式の湿度センサ242によって考慮される。
湿度センサ242は、さらに、1MΩの抵抗器244及び.01μ
Fのコンデンサ246を介して接地される。VBATは、例え
ばBC858C型等のPNP型トランジスタ248のエミッタに供給
される。トランジスタ248のコレクタは、キー収容部18
のコネクタ236、238に接続されるとともに、抵抗器244
とコンデンサ246の接続点に接続される。
内部EEPROM250は、それぞれμc200の端子P7.1/KR5、P
7.2/KR6、P7.0/KR4及びP6.3/KR3にそれぞれ接続された
端子CS、SK、DI及びDOを有している。内部EEPROM250の
端子VCC及びORGは、トランジスタ248のコレクタに接続
される。内部EEPROM250の端子GRDは、接地される。内部
EEPROM250は、コードROMキー64の集積回路と同様に例え
ば触媒半導体型CAT93C46集積回路である。
8.2KΩの抵抗器252、10KΩの抵抗器254、10KΩの抵抗
器256及び10KΩの抵抗器258の直列回路は、μc200の端
子P6.1/KR2及び接地間に接続される。抵抗器252及び254
の接続点は、μc200の端子VLCO及びBIASに接続される。
抵抗器254及び256の接続点は、μc200端子VLC1に接続さ
れる。抵抗器256と258の接続点はμc200の端子VLC2に接
続される。
変換器80は、μc200の端子P2.3/BUZ及び接地を通って
接続される。ダイオード260は、変換器80を介してその
アノード20が接地され、カソードが端子P2.3/BUZに接続
される。他のダイオード262は、P2.3/BUZに接続された
アノードとVDDに接続されたカソードを有している。
μc200の端子COM0−COM2及びDS10−DS0は、それぞれ
同名の端子、LCD76のP1−14に接続される。
赤外線薬品片106センサチャンネル166は、共通ハウジ
ング(図示せず)の隔壁によって分離されたLED264及び
受光トランジスタ(LST)266を有している。大きいプリ
ズム176は、LED264及びLST266が収容されたハウジング
の上面にその底面が直接接触するように、プリズム回路
基板22に取り付けられる。LED264及びLST266は、例えば
東芝製のTLP908型集積回路である。LED264からの光は、
大きなプリズム176の底部から上向きに照射され、プリ
ズム176のレンズを通して薬品片106上に入射する。反射
された光は、レンズを通ってもどり、プリズム176内で
下向きに偏向され、底部を通ってLSTによって受光され
る。この結果によるLST266の導通度は、LED264からの光
のあるもどり率に対応する。このもどり率は薬品片キャ
リア本体120中に薬品片106が存在しているか否か、及び
存在している場合には、薬品片106が正規な向きとなっ
ているか否かを示す。
薬品片106及び薬品片106の向きの検出方法は、以下の
通りである。チャンネル166内で、LST266のベースに戻
った光によって、LSTが導通する。NPN型トランジスタ26
8及び270を含む従来の電流ミラ(current mirror)構成
の電流ミラは、LST266のエミッタに流れる電流に応じ
て、これら二つのトランジスタのコレクタを通して等し
い電流を流す。.47μFのコンデンサ272はトランジスタ
270のコレクタ及びエミッタ間に接続され、LST266が検
出するLST266のベースに入射する光の量によって決まる
割合で放電する。この構成により、コンデンサ272の初
期電圧から、LST266のベースに入射する光の積算量が減
算される。電流は、所定の設定された期間の間、LED264
に供給される。薬品片106からLST266のベースへのもど
りによって、コンデンサ272の放電量が決定される。コ
ンデンサ272は、次いで定電流源から供給される電流に
よって、コンデンサ272が所定の基準電圧まで再充電さ
れるまで充電され、その期間がシステムのクロックによ
って計測される。コンデンサ272を基準電圧まで再充電
するのに要した時間は、システムのクロックのストロー
ク数であり、チャンネル166の戻り率をディジタル値に
変換する。これは、薬品片キャリア本体120中の薬品片1
06の存否及び薬品キャリア本体120内の姿勢を表す。器
械10は、薬品片キャリア本体120中に薬品片106が存在し
ていることを検出すると、次に薬品片106が、試薬パッ
ドとともにスロット190及びプリズム174の前で適切な向
きとなっているか薬品片が後ろ向きまたは天地が逆転し
ていないかを判定する。勿論、薬品片のアーキテクチャ
は、薬品片の向きの違いによりもどり率の読み取りが異
なる範囲となるものでなければならず、この場合には、
そうなっている。アメリカ特許出願第07/661,788号参
照。
これらの目的を達成するために、LED264のアノード
は、VBATに接続され、カソードは例えばBC848C型NPNト
ランジスタで構成するトランジスタ276のコレクタに接
続されている。トランジスタ276のエミッタは、82Ωの
フィードバック抵抗を介して接地されている。トランジ
スタ276のベースには、μc200の端子P5.1から周期的LED
駆動信号が与えられている。トランジスタ276のベース
は、ダイオードにより接続された直列の二つの温度補償
用トランジスタ280、282を介して接地されている。トラ
ンジスタ268、270、280、282は、例えばMC3346D型クア
ド(quad)トランジスタ集積回路である。LST266のエミ
ッタは、電流ミラートランジスタ268のコレクタ及びベ
ースに接続されるとともに電流ミラートランジスタ270
のベースに接続される。トランジスタ268のコレクタ及
びベースとトランジスタ270のベースは、さらにμc200
のP5.0端子にも接続されている。トランジスタ268及び2
70のエミッタは、接地されている。トランジスタ270の
コレクタは、コンデンサ272に接続されるとともに、差
動増幅器286の反転(−)入力端子と、BC858C型トラン
ジスタ等のPNPトランジスタ288のコレクタに接続されて
いる。差動増幅器286の出力端子は、μc200もP3.1/SYNC
端子に接続されている。トランジスタ288もエミッタ
は、μc200のp5.3端子に接続されている。トランジスタ
288のベースは、差動増幅器290の出力端子に接続されて
いる。
差動増幅器290の反転(−)及び非反転(+)入力端
子は、20KΩの抵抗及び150Ωの抵抗を介してそれぞれLS
T266のコレクタに接続されている。5.1KΩの抵抗は、ト
ランジスタ276のベースからLST266のコレクタにも接続
されている。LST266のコレクタは、差動増幅器294の+
入力端子に接続され、差動増幅器294の−入力端子は、1
50KΩの抵抗を介してμc200のP6.0/KPO端子に接続され
る。差動増幅器294の出力端子は、μc200のP3.3端子に
接続される。差動増幅器294の−入力端子も、0.01μF
のコンデンサを介して接地されている。
次に薬品片106の試薬パッド部のもどりを読み取るた
めに機構及び電気回路に関して説明すれば、薬品片106
が薬品片キャリア本体120に適切に挿入されると、LED18
2が読み取りチャンネル164の始端となる。LED182のアノ
ードは、VBATに接続され、カソードはNPNトランジスタ2
98のコレクタに接続される。トランジスタ298は、例え
ばBC848C型トランジスタで構成される。トランジスタ29
8のエミッタは、120Ωのフィードバック抵抗を介して接
地されている。トランジスタ198のベースは、μc200のP
5.2端子に接続されるとともに、20KΩの抵抗を介して差
動増幅器294の+入力端子に接続されている。薬品片106
の試薬パッドのもどりは、例えばジーメンス社製TFA100
1W型一体型光学センサ等の光学センサ300に供給され
る。光学センサ300は、小さい方のプリズム174の底部に
僅かに離間して、プリズム174のレンズ面に入射する薬
品片の化学試薬からのもどりが、プリズムを介して下向
きに偏向されその底部から光学センサ300に入射するよ
うに取り付けられる。
光学センサ300のための電力は、例えばBC858C型トラ
ンジスタ等のPNP型トランジスタ302を介して供給され
る。トランジスタ302のエミッタは、VBATに接続され、
ベースは62KΩの抵抗を介して、μc200のP4.2端子に接
続され、コレクタは、22μFのタンタルコンデンサ304
を介して接地される。コンデンサ304の両端の電圧VD1
は、光学センサ300の+VS及び−VS端子に接続される。
光学センサ300のVSTAB及びFCOMP端子は、1MΩの抵抗を
介して接続されている。VSTAB端子は、さらに差動増幅
器308の+入力端子と接続されている。差動増幅器308の
−端子は、その出力端子と接続され、この差動増幅器を
反転増幅器としている。差動増幅器308の出力端子は、
さらに差動増幅器294の+入力端子にも接続されてい
る。差動増幅器286、290、294、308は、例えば、LM324
型クアド差動増幅器集積回路で構成される。
P6.2/KR2端子は、22KΩの抵抗を介して、例えばIN414
8型ダイオード等のダイオード310のアノードに接続され
ている。ダイオード310のカソードは、光学センサ300も
INHIBIT端子に接続されている。ダイオード310のカソー
ドと光学センサ300のINHIBIT端子間の導体容量的に680
Ωの抵抗を介して接地されており、且つ360Ωの抵抗を
介して差動増幅器286の+入力端子に接続されている。
差動増幅器286の+入力端子は、200Ωの抵抗を介して差
動増幅器290の+入力端子に接続されている。光学セン
サ300のOUTPUT端子は、差動増幅器286の−入力端子に接
続されている。
ON/OFFボタン32によって操作されるON/OFFスイッチ31
2の一つの端子は、接地されている。ON/OFFスイッチ312
の他の端子は、μc200のP1.1/INT1端子に接続されてい
る。μc200のP1.2/INT2端子は、メモリボタン50で操作
されるメモリスイッチ314の一つの端子316に接続されて
いる。メモリスイッチ314の一端子316は、220KΩの抵抗
を介して接地されている。メモリスイッチ314の他端子
は、μc200のP1.1/INT1端子に220KΩの抵抗を介して接
続されている。
LCD76上に示されたシンボルは、00.0〜99.9の数と、m
g/dL(ミリグラム/デシリットル)、mmol/L(ミリモル
/リットル)、mem(メモリを意味する)、バッテリー
アイコン、薬品片に付着された血滴のアイコン、ワード
コード、エラーアイコンの表示及び“X"が表示されるボ
ックスを有しており、各ボックスの各コードラントは各
別に励起することが可能である。
次に第10図に関して説明すれば、器械10は、ON/OFFボ
タン32の押圧によってONされる。器械10は、ON/OFFボタ
ン32の解除にされる前に、起動する。器械10がONすると
すぐに、起動時の(パワーオン時の)システムの完全性
試験及びバッテリー電圧試験が行われる(#400)。バ
ッテリー86の電圧が4.5V以下である場合には、バッテリ
ーの電圧不足の警告(LCD76のバッテリアイコン)が発
せられる。バッテリー86の電圧が4.2Vを下回る場合に
は、器械10はONしない(#402)。器械のONに続いて、
ディスプレイ76の全てのアイコンを含む全てのセグメン
トが2秒間表示される。これが許可されると、変換器80
は、2秒のディスプレイ期間の最初の1/2秒の間音を発
生する。
2秒経過後に、全てのセグメント及びアイコンが画面
より消去され、キー64からのROMコード番号及びコード
アイコンが2秒の間LCD76上に表示され、次いで画面よ
り消去される。この期間中に、器械10は、白色タイル14
2を使用して、それ自体を目盛り付けする。目盛り付け
に続いて、薬品片アイコン、左向き矢印アイコンが点灯
するとともに、血滴アイコンが点滅する。このアイコン
の表示は、ユーザーに薬品片106への血液の塗布、塗布
した薬品片106の器械10に設けた開口110への挿入を要求
する。
ユーザーは、試験片106に血液を塗布し、完全に吸収
されるまで、薬品片のメッシュ中に浸透させる。薬品片
106を適切に挿入してから2秒の期間内に、器械10が、
薬品片アイコン、血滴アイコン及び右向き矢印アイコン
がディスプレイ76から消去され、塗布された血液の医学
的に重要な成分、本例においてはグルコース、と反応す
る薬品片106の試薬パッドにおける薬品についての計時
期間が開始される。薬品片106を挿入してから2秒間の
期間で、ディスプレイ76は連続的に(時計回りに)エラ
ー又は“X"表示欄を1/2秒に一つのセグメントの割合
で、連続的に表示する(#410)。エンドポイント反応
を採用しているので、器械10のLCD76に時間を表示する
必要はない。薬品片106′の反応が器械10によってエン
ドポイントに達したと判断されると、器械10は、一度ビ
ープ音を発生し、次いで血液中のグルコースの値及びmm
/dLアイコンを表示する(#412)。さらに、器械10は、
薬品片アイコン及び左向き矢印アイコンを表示してユー
ザーに反応の終了した薬品片106の取り出しを要求す
る。グルコースの測定結果は、最新(第一の)メモリ位
置に格納し、先に格納されているグルコースの測定結果
の格納位置を一つづつ送る。
薬品片106が取り出されると、器械10は、白色タイル1
42からそれ自体の目盛り付けを行い、次の薬品片の受け
入れ準備状態とする。器械10は、この状態で、塗布され
た薬品片106の挿入を要求する。
器械10は、未反応の薬品片の使用が可能であることを
確認することが出来る。これは、未反応の薬品片106を
読み取ることにより、その試薬パッドのもどり値が、コ
ードROMキー64に格納された特定の割合のもどり限界内
にあることが確認出来るようにする。このチェックを行
うことは、ユーザーの裁量である。器械10は、血液を塗
布した薬品片の挿入を要求している(#408)時または
メモリの呼び出し表示する(#408、416、408、410、41
4)時に、このチェックを行うことが出来る(#410、41
4)。
この薬品片の完全性のチェックを行うために、ユーザ
ーは未反応の薬品片を収容した容器より未反応の薬品片
を取り出し、試薬パッドを光学系にむけた状態で、器械
10のスロット104に挿入する。薬品片106挿入後2秒間の
期間に、器械10は、薬品片106の存在を検出し、時間の
表示を開始する(#410)。この時間の表示の間、ユー
ザーは、メモリボタン50を一回押圧しなければならない
(#416)。このメモリボタン50の操作により器械10
は、薬品片106の完全性のチェックを行う。メモリボタ
ン50が押圧された後、器械10は、薬品片のもどりを読み
取り、薬品片のもどりをロット専用ROMキー64によって
与えられるプログラムされた限界値と比較される。
薬品片106の完全性の確認は、薬品片取り出しプロン
プト(#414)と単独のビープ音により報知される。薬
品片の完全性が確認されると、ユーザーは、未反応の薬
品片106を取り出した後に、塗布済み薬品片の要求(#4
08)により反応済み薬品片106の試験を行うことが出来
る。
薬品片106の完全性に問題がある場合には、ディスプ
レイ上のエラー(“X")アイコンを点滅させ、薬品片ア
イコンを点滅させるとともにビープ音を3回発生して、
これを報知する(#418、420)。器械10は、不良の薬品
片106が除去されるまで、このディスプレイの状態を継
続する。薬品片106′が排除されると、器械10は、塗布
済みの薬品片を要求する。
グルコースの試験値は、「最初の(最も古い)ものを
最初に消去する」及び「最後の(最新の)ものが最初に
読み出される」プロトコルを用いて、各試験毎に自動的
に格納される。メモリがフルの状態となると、メモリの
30の読み出し容量が試験値によるフルとなり、各新規な
試験値を加入することにより最も古い試験値がメモリよ
り消去される。
メモリの読み出しモード(#416)は、塗布された薬
品片の要求(#408)を介してアクセス可能となる。メ
モリの読み出し機能は、メモリボタン50を一回押圧する
ことにより開始される。すると第一のメモリ位置(1)
が表示される。1秒後に、ディスプレイが変化して(#
422)、選択されたメモリ位置の内容(グルコースの読
み)が表示される。ディスプレイは、4秒後にメモリ位
置の表示(本例においては1)に戻る(#416)。ボタ
ンが押圧されない場合、メモリ位置(#416)とメモリ
内容(#422)とのサイクルが、器械自体が器械10をOFF
する前5分間反復される。メモリ表示サイクル(#41
6、422、408)は、また器械10に試験する薬品片106を挿
入することによっても終了する。メモリからの残りの試
験値の読み出しは、メモリボタン50を30の記憶された値
及びそのメモリ位置が表示されるまで反復して押圧する
ことによって行われる。メモリボタン50を押圧するたび
ごとに、次のメモリ位置が表示される。メモリ位置と結
果は、ユーザーが最も古い記憶値を越えてメモリ位置を
進めた場合、最初の位置に戻る。メモリ中に30未満の試
験値のみが格納されている場合には、格納されている最
後の結果を越えてメモリ位置が進められた場合、最後の
結果に続いて最初の位置(位置1)が表示される。メモ
リ呼び出し中の全ての期間において、メモリアイコンが
表示(#416、422)される。
いずれかの時点(#416、422)で、薬品片106が挿入
されると、器械10は、試験/計時モードに戻る(#40
8、410)。薬品片(未反応若しくは既反応)106の挿入
は、器械10を自動的にこのモードに復帰させ、第一(最
新の)位置のためにメモリを再設定する。
器械10は、コードROMキー64を次のように使用する:
器械10のOFFにより、ユーザーは、器械10から古いROMキ
ー64を取り外して、これを廃棄する。新しいROMキー64
は、各薬品片106と一緒に包装される。ユーザーは、器
械10をONする前に、新たに用いる薬品片106に関する情
報を含む新しいROMキー64を、器械10のキー収容部18に
挿入する。器械10がONされるときに、器械10はROMキー6
4に含まれるデータの完全性をチェックサム法によりチ
ェックする。ROMキー64のデータに問題が発見された場
合には、コードエラーが表示される(#424)。試験の
実行中(#410)に、器械10は、グルコースに関する試
験結果を計算(#412)する前に、ROMキー64が変化した
か否かをチェックする。器械10のON以降にROMキー64が
変化している場合には、コードエラーが表示(#424)
される。器械10は、器械自体によりOFFする時間(5分
間)またはOFFされるまで、この表示を維持する。
試験結果がROMキー64に格納されている上限を越えて
いる場合には、数値による結果表示に変えてHIが表示さ
れる。試験結果が、ROMキー64に格納された下限を越え
ない場合には、LOが表示される。双方の場合、mg/dLア
イコンが表示される。
器械10は、その白色タイルのもどりを確認し、タイル
142が汚れている場合には、ディスプレイ上にCLE(「清
掃」)を表示(#426)する。器械10は、この表示の状
態からユーザーによる試験又はメモリ読み出しの開始を
不能とする。これに対する対応は、器械10をOFFするこ
とのみである。このエラーは、白色タイル142からのも
どりから計算(#406)される傾斜が、一般に目標値の
+5%〜−10%の器械10内部の傾斜限界内にない場合に
生じる。このエラーは、また、薬品片106を挿入した状
態で、器械10をONしたときに生じる(#408)。
器械10は、最後にボタン操作が行われてから又は薬品
片が挿入されてから5分後に器械自体により自動的に遮
断される。自動的な遮断は、器械10のモードまたは最後
に操作されたボタンに関係なく行われる。器械10がONの
状態で、ON/OFFボタンを押圧することにより、器械10は
OFFとなる。
変換器80は、器械10がONされた時(0.5秒);薬品片1
06が開口104に挿入された時(0.25秒);エラーメッセ
ージが表示されたとき(各0.1秒で3回);試験の終了
時に、試験結果を表示する時または未反応薬品片106が
使用可能な時(0.25秒);及びボタン32又はボタン50が
押圧された時の「キークリック」音として(2サイクル
期間)に可聴ビープ音を発生する。変換器80の動作は、
器械10がONされるときに、ON/OFFボタン32とメモリボタ
ン50を同時に操作することにより動作可能/動作不能に
切り替えることが出来る。
器械10は、「x」アイコンとエラーメッセージ又は他
のアイコンと組み合わせて表示することにより、エラー
を報知する。エラーには回復可能なものと回復不能なも
のの二つのタイプがある。薬品片のエラーは、器械10よ
り薬品片106を取り出すことにより修正可能である。他
の全てのエラーは回復不能であり、エラーを排除するた
めに、器械10をOFFすることが必要となる。
以下のエラーは、回復可能な薬品片によるエラーであ
る。薬品片の取り出しにより器械10は、塗布した薬品片
の要求(#408)に戻る;不良薬品片のエラー(#418)
は、反応が不適切な薬品片106または状態判定を不能と
するような劣化が生じた薬品片106によって生じる;薬
品片が逆向きのエラー(#420)は、薬品片106が血液塗
布面を器械10の光学系に向けて挿入されている時に生じ
る。
以下のエラーは、器械の測定の問題であるため、回復
不能なエラーである;光学系の汚れによるエラー(#42
6)は、器械10の白色タイル142が汚れているまたは劣化
している場合に生じる;電子装置の故障によるエラー
(#402)は、器械10の電源投入時における自己試験ま
たは診断チェックにおいて故障が検出されることによっ
て生じる;試験中の薬品片が取り出されたことによるエ
ラー(#428)は、試験の実行中に薬品片106が取り出さ
れて、器械10が試験サイクルを完了出来なくなった時に
生じる;コーディングエラー(#424)は、コードROMキ
ー64の読み取りエラーや器械10のON時に読み取られたロ
ットコードとグルコースの測定結果計算直前に読み取ら
れたロットコードが一致しない場合に生じる。これらに
対する唯一の対策は、器械10をOFFすることである。
器械10は、器械10が薬品片アイコンと左矢印(<)ア
イコンを表示してユーザーに薬品片106の取り出しを要
求する薬品片取り出し要求、及び器械10が薬品片アイコ
ンと右矢印(>)アイコンを表示するとともに血滴アイ
コンを点滅させて塗布済みの薬品片106の挿入を要求す
る塗布済み薬品片要求を含むいくつかの要求メッセージ
をユーザーに対して発する。全ての動作モードにおい
て、点滅するセグメント又はアイコンは、0.5秒表示さ
れ、0.5秒消灯される。
反応済みの試験する薬品片からのもどりを判定する通
常の動作モードに加えて、器械10は、特別の診断用ROM
コードキー64をインストールすることによるアクセスさ
れる診断用ソフトウエアパッケージを持っている。診断
用ROMコードキー64は、器械10をONする前に、キー収容
部18に装着される。診断用ROMコードキー64がインスト
ールさえた状態で器械10がONされると、通常の動作コー
ドではなく、以下の機能がアクセス可能となる。
診断モードで器械10が立ち上がると、器械10は、チェ
ック片診断(#430)を行う。器械10は、グルコース値
フィールドにd1を1秒間表示する。1秒経過後に、器械
10は薬品片アイコンと右矢印アイコンを表示して、診断
用ROMコードキー64に添付されたチェック片106の挿入を
オペレータに要求する。ユーザーがこのディスプレイ表
示中にメモリボタン50を押圧すると、器械10は次の診断
試験に移る。
チェック片の挿入(#430)がされると、器械10は、
チェック片からのもどりを測定し、このもどりを診断用
ROMコードキーに格納された目標もどり値と比較する。
測定されたもどりが、目標値に一致する場合には、ディ
スプレイの結果のフィールドはブランクとなり、ビープ
音が一回発せられ、薬品片アイコンの表示を継続しなが
ら右矢印アイコンをOFFし、左矢印アイコンをONするこ
とによるチェック片の取り出しがユーザーに要求(#43
2)される。
チェック正常終了後にチェック片が器械10から取り出
されると、器械10は、チェック片診断ルーチンの先頭に
戻り(#430)、器械10がOFFされ又はメモリキー50を押
圧することにより次の診断ルーチンに進められるまで、
このルーチンを実行を維持する。
チェック片のもどりの測定結果が、診断用ROMコード
キー64の目標値に一致しない場合には、器械10は、3回
ビープ音を発生し、CLEが結果フィールドで点滅され、
エラー“X"アイコンが表示される。このディスプレイ状
態から脱するためには、器械10をOFFするしかない。
ユーザーがメモリボタン50の押圧により、第一の診断
試験(#430)から次の試験に移行させると、d2を結果
フィールドに表示することによりIR(赤外線)センサチ
ェックが要求(#436)される。1秒経過後に、器械10
は、試薬パッド検出器を用いて薬品片の存在をチェック
する。器械10が、器械10内に薬品片があると判断する
と、薬品片が除去されるまで薬品片アイコンと左矢印ア
イコンを表示して、薬品片の取り出しをユーザーに要求
する。
器械10が、薬品片を検出しなかった場合(#422)
は、器械10はIR検出器266を読み取る。IR検出器266の読
みが空の薬品片キャリア120、134のもどり値と一致しな
い場合には、器械10は、ディスプレイ76の結果フィール
ドにOFFを表示(#444)して、薬品片が存在していない
にかかわらずIR検出器266が薬品片を検知していること
を報知する。このディスプレイは、器械10がOFFされる
まで継続される。
器械10が、薬品片106が存在していないと判定(#43
6、442)し、IR検出器266が薬品片106を検出しない場合
には、試薬パッド検出器300が薬品片106を検出するま
で、薬品片アイコン及び右矢印アイコンを表示して薬品
片106の挿入をユーザーに要求(#442)する。試薬パッ
ド検出器300により薬品片106が検出されると、薬品片検
出器266が測定される。この測定結果が、器械10内に薬
品片106がある場合の値と一致しない場合には、器械10
は、器械10がOFFされるまで、3回ビープ音を発生し、
表示フィールドにOFF(#442、444)を表示し、エラー
“X"アイコンを点滅させる。
IR検出器266が器械10内に薬品片106が存することを感
知(#436、#440)した場合、ディスプレイ76の結果フ
ィールドはブランクとなり、ユーザーは、薬品片106を
除去することを、薬品片アイコンと左矢印アイコンによ
り要求(#440)される。薬品106が除去されると、ディ
スプレイ76はd2表示にもどる。この状態は、メモリーボ
タン50の押圧によりユーザーが次の診断チェック(#44
6)に進むまでか、器械10がOFFされるまで続く。
ユーザーが、メモリボタン50を用いてユーザーにより
制御される薬品片チェック(#430)及びIRセンサ266の
チェック(#436)の次に移行した場合、結果フィール
ドにd3を1秒間表示することによりディスプレイチェッ
ク(#446)が要求される。1秒経過後に、ディスプレ
イ76の全てのセグメントが5秒間点灯される。次いで、
メモリボタン50の押圧により次の試験(#450)に移行
するか、若しくは器械10がOFFされるまで、ディスプレ
イ76には、d3と全てのセグメントが交互に表示する。
ユーザーがメモリボタン50を用いて最初の三つの診断
(#430、436、446)から次の診断に移行すると、変換
器80チェックのためのd4プロンプトが結果フィールドに
表示(#450)される。1秒後に、変換器80は、ユーザ
ーが変換器80をOFFしたか否かとは無関係に、2秒間ビ
ープ音を発生する。変換器80が2秒間ビープ音が発せら
れ、次いで1秒間OFFされ、次いで2秒間ONとされ、こ
れがユーザーがメモリボタン50により次の診断チェック
(#454)に移行するかまたは器械10がOFFされるまで、
反復される。
ユーザーが、メモリボタン50を用いて最初の四つの診
断チェック(#430、436、446、450)から移行すると、
器械10は、バッテリチェック(#454)に入り、結果フ
ィールドのd5を表示し、バッテリアイコンを表示してユ
ーザーにバッテリチェックを要求する。1秒の期間の最
後で、器械10は、電源投入時のバッテリチェック(#40
0)を繰り返す。
器械10は、以下の計算に基づく数値を表示する。
勿論、バッテリアイコンがd5の診断(#454)以前よ
り表示されていた場合には、100未満の数が表示され
る。
このディスプレイに状態は、ユーザーがメモリボタン
50を押圧して最初の診断d1に戻るか、または器械10がOF
Fされるまで継続される。
図示の器械のいくつかのソフトウエア機能の動作は、
添付のμc200のソースリスト及び代表的キー64のEEPROM
に格納された例示的なデータを参照してよりよく理解さ
れるであろう。ソースリストにおいて、CRDまたは薬品
もどり差は、もどりの差の量であり、Δは反応終端(EO
R)に到達するのに不十分な量を示す。CRDは、バンク1
のRAMの12ビットの数であり、「反応」機能の入力であ
る。CRDのフォーマットは、40倍された12ビットのもど
りのバイナリー値である。
IWMIは、バンク1のRAMの8ビットの数であり、「反
応」機能の入力であり、最初のもどりを計測する前の1/
2秒の増分数の遅れを決定する。IWMIは、0から255まで
の数とする事が出来る。IWMIが0の場合、遅れは生じな
い。また、例えば1の場合には、1/2秒の遅れを生じ
る。
TINCは、バンク1RAMの8ビットの数である。TINCは、
「反応」機能の入力であり、連続するもどりの読み取り
間の経過時間を示す1/2秒の増分数を決定する。TINC
は、0から255までの数とする事が出来る。TINCが0の
場合、1つの1/2秒の増分が経過する。例えば、1場合
には、二つの1/2秒の増分が経過する。
NPSは、「反応」機能の入力であり、バンク1RAMの4
ビットの数である。NPSは、比較と比較間におけるもど
りの読みの数を示す。このNPSは、1から6の数とする
ことが出来る。NPSが1の場合、もどりの読みの比較と
比較の間にもどりの読み取りが一回行われる。
NPSAは、バンク1RAMの8ビットの数であり、「反応」
機能の入力である。NPSAは、NPSの機能である。NPSA
は、NPSと実質的に同一の情報を有しているが、その情
報は、プロセッサによりより容易に使用可能な形式とな
っている。このNPSAは: NPSA=(NPS+1)*8 IWMAは、バンク1RAMの8ビットの数である。IWMAは「反
応」機能の入力機能である。IWMAは、終了前にアルゴリ
ズムのEOR部分が行う比較の数を制御する。IWMAは、1
から255までの数とすることが可能である。IWMAが1の
場合、ただ一回のみの比較が行われる。また、例えばIW
MAが2の場合には、最大二回の比較が行われる。
ERSは、バンク1RAMの1ビットの数であり、「反応」
機能の入力である。ERSは、IWMAに達することにより
「反応」機能がEORに達した場合に、MAX_Fフラグをセッ
トさせる。
EORREM1は、バンク1RAM中の32ビットのフローティン
グ点数であり「反応」機能により最後に計測されたもど
りを格納する。EORREM1は、「反応」機能の出力であ
る。
EORCOUNTは、バンク1RAMの8ビットの数であり、EOR
までの間に行われた比較の数を格納する。EORCOUNTは、
「反応」機能の出力である。
MAX_Fは、「反応」機能の出力である。MAX_Fは、バン
ク1RAMの1ビットの数である。MAX_Fは、比較の数がIWM
Aと等しくなり、ERSが1となってEORに到達したとき
に、1にセットされる。これらの条件が、満足されない
場合には、MAX_Fはゼロにクリアされる。
TRACE_Fは、バンク0(ゼロ)のRAMの1ビットの反応
モジュールに対する入力であり、メータがトレースモー
ドであることを示す。TRACE_Fにおいて、全てのもどり
の読みは、I/Oポートに送出される。
SE_Fは、バンク1RAMの1ビットの数であり、出力であ
る。SE_Fがセットされた場合、薬品片エラーが発生した
ことが示される。これは、二つの条件、(1)EORREM1
がCOLよりも小さいかまたはCOHよりも大きい場合;
(2)CRDよりも小さいΔを検出することによりEORに到
達したが、最後に測定された二つのもどりが、CRDより
も小さなもどりを持っていない場合に、生じる。
COLは、バンク1RAMの位置である。そのフォーマット
は、40倍された12ビットのバリナリもどり値である。こ
の機能により検出された全てのEORREM1の値は、この数
と比較される。EORREM1がCOLよりも小さい場合には、SE
_Fがセットされる。
COHは、バンク1RAMの位置である。そのフォーマット
は、40倍された12ビットのバリナリもどり値である。こ
の機能により検出された全てのEORREM1の値は、この数
と比較される。EORREM1がCOHよりも大きい場合には、SE
_Fがセットされる。
反応の判定 概 要 反応の判定は、薬品片アダプタの観察及びいつ薬品片
アダプタ中の対象からのもどりがEORに達したかの判定
をする。これは、周期的にフルパワー状態での試薬パッ
ドのもどりを測定し、外部ROMに格納されたパラメータ
に対してこれらを分析することにより行われる。最終の
もどりは、RAMの所定の位置に格納される。さらに、反
応の判定によって、EORのサーチ中に何回の比較が行わ
れたかが検出される。このモジュールの動作中におい
て、回転矢印がLCDディスプレイ上に表示され、このモ
ジュールが動作中であることを示す。このモジュール
は、さらに、TRACE_Fがセットされている場合には、測
定された各もどりをシリアルポートより送出する。この
モジュールの実行中にMEMボタンが押圧されると、制御
は薬品片完全性モジュールに移り、反応判定は中止され
る。
より詳細な説明 この機能は、薬品片アダプタを観察し、いつEORに達
したか又はMEMボタンが押圧されたかを判定する。さら
に、反応判定は、回転矢印をLCD上に表示して、メータ
が使用中であることを視覚的に表示する。また、TRACE_
Fがセットされている場合には、測定された各もどりが
出力される。
反応判定は、LCDをクリアし、単一の矢印を暗色表示
することにより開始される。最初に暗色表示される矢印
は、特定されず、不確定に変化する。この機能が実行さ
れている間、LCDは、1/2秒毎にディスプレイを変化させ
る。ディスプレイは、現在暗色の矢印を明るくし、時計
回り方向に隣接する矢印を暗くして、ディスプレイを変
化させる。この機能の完了時点において、LCDディスプ
レイが変化してからの時間は、約200〜300msecである。
一般的な時間は、約100msecである。この期間は、もど
りを測定するために要する時間及びTRACE_Fがセットさ
れているか否かによって変化する。この機能の完了時に
回転矢印の表示の継続が望まれる場合には、LCDディス
プレイが変化する前に、もう1/2秒待たなければならな
い。さらに、この時SE_Fはクリアされる。
反応判定は、パワー節約モジュールを使用してもどり
を積極的に読み取っていない時又は計算を行っていると
きに、メータをパワー節約モードとして、省電力状態を
終了させる事象が生じた場合に、メータがこれに即座に
対応できる状態で、電力消費を最小限とすることを可能
とする。
この機能が行う第二の機能は、RAM位置のIWMIを調べ
て、最初のもどりの読み取り前の初期遅れの量を決定す
ることである。IWMIは、8ビットのバイナリ整数であ
る。IWMIの各カウントは、1/2秒の遅れを示す。IWMI
は、0から255までの数とすることが可能である。0
は、遅れなしの状態を示し、255は、255の1/2秒の遅れ
がある状態を示す。IWMIの例は、第11図に示されてい
る。ここで、IWMIは、3の値を有している。これによ
り、この機能の開始から最初のもどりの測定までに1.5
秒の遅れが生じる。
IWMIの要求が満足されると、試薬チャンネルのフルパ
ワー状態のもどりが測定される。このもどりは、最初の
もどりの読みと呼ばれる。
「反応」機能が行う次の機能は、「TRACE」チェック
である。これは、1ビットのRAM位置のTRACE_Fのチェッ
クを含む。aが1に保持された場合、測定されたばかり
のもどりは、4バイトのフローティング数(最下位バイ
トが最初)として、PCの通信フォーマットでシリアルポ
ートより送出される。
この機能のEOR部分は、このときに伝達される。EORに
到達するために、二つの事象のうちのいずれか一つが発
生することが必要となる。即ち、二つのもどりの比較に
より変化又はΔがCRDよりも小さくなったとき又はIWMA
に等しい数の比較が行われた後にタイムアウトが発生し
たとき、のいずれかである。
Δ<CRDの達成による反応の終端 CRDは、RAMに格納された数であり、EORを達成するた
めにΔをどれだけ小さくしなければならないかの限界で
ある。Δは、最新のもどりを、ROMコードキー64のパラ
メータNPSで定められた前のもどりより減算した減算結
果である。CRDとΔの比較は以下の容量で行われる。
|Δ|<|CRD|か? この問いに対する答えが肯定である場合には、EORに
到達したと判定される。また否定の場合は、他の比較を
行わなければならない。
これらの事象のタイミングは、第11図に関して最もよ
く示されている。最初のもどりの読みは、すでに測定さ
れている(時間=1.5秒)。次のもどりの読み取りまで
の遅れは、TINCによって制御される。TINCが0である場
合には、遅れの増分は、一つの1/2秒である。TINCが1
の場合、1/2秒の増分は二つとなる。TINCは、0から255
までの数とすることができ、従って遅れは0.5秒から128
秒となる。第11図の例においてTINCは1であり、もどり
読み取りの間に二つの1/2秒分の遅れが生じる。
Δは、二つのもどりの読みの比較によって得られる。
比較される二つのもどりは、RAMのNPS及びNPSA位置によ
って決定される。NPSA=(NPS+1)*8。NPSは、Δを
得るために用いるもどりまでにいくつの過去に計測され
たもどりをスキップするかを示している。第11図の例の
ように、NPSが1の場合、一つのもどりがスキップされ
る。この例に関して、最初のΔは、三番目のもどりの読
み取りが行われた時に計算される。Δは、最初のもどり
の読みを三番目のもどりの読みから減算することで計算
される。NPSは、0から6までの値とすることが出来、
比較と比較の間で0〜6のもどりの読みをスキップする
ことが出来るものとなっている。例えば、NPS=6の場
合、六つのもどりの読みがスキップされ、七つまえのの
もどりの読みが、Δの計算に使用されるもどりの読みと
なる。
EORCOUNTのRAM位置は、この機能中に何回比較が行わ
れたかを記憶するために用いられる。この機能の開始時
点において、EORCOUNTは、ゼロにセットされる。EORCOU
NTのRAM位置は、CRDよりも小さいΔが検出されるまで比
較が行われる毎に1ずつ増分される。ΔがCRDよりも小
さいことが検出されると、ソフトウエアによりEORに到
達したとの判断がなされる。第11図に示す例では、第四
番目の読みが行われた時に、CRDよりも小さなΔとなっ
ている。従って、この例における最終のEORCOUNT値は2
である。
CRDよりも小さいΔの検出によりEORに到達すると、TI
NCによって制御された時間間隔後に一乃至複数のもどり
の読みが行われる。このもどりに続いて、TRACEチェッ
クのもどりの読み取りが行われる。このTRACEチェック
のもどりも、NPSAによって制御されるまえのもどりと比
較される。このもどりが読み取られそれに対応するΔが
計算されるときには、EORCOUNTは増分されない。ΔがCR
Dよりも小さい場合、読み取られたばかりのもどりは、E
ORREM1のRAM位置に格納される。その後、ソフトウエア
は、次のパラグラフで説明する動作を継続する。ΔがCR
Dよりも小さくない場合には、メータは、次のパラグラ
フで説明する動作を継続して行う。第五番目の読みは非
常に小さく、これによるΔ(第三のΔ)はCRDよりも大
きいので、第11図には、この状態は示されていない。し
かしながら、第三のΔがCRDよりも小さい場合には、第
五番目の読みが最終の読みとなり、この状態が示され
る。
メータは、TINCの期間を持つことなく、すぐに他のも
どりの読み取りを行う。このもどりは、ΔがCRDよりも
小さくなった後のもどりとおなじもどりと比較される。
第11図の例においては、Δは、第三番目の読みと第六番
目の読みの間で生成されている。ΔがCRDよりも小さく
ない場合、SE_Fの1ビットのRAM位置がセットされる。
このもどりが読み取られ、それに対応するΔが計算され
るときには、EORCOUNTは増分されない。このもどりは、
EORREM1のRAM位置に格納される。TRACEチェックが行わ
れる。機能は、以下に説明するように行われる。
比較が行われる各時点で、EORCOUNTのRAM位置は、1
ずつ増分される。この機能の開始時に、EORCOUNTはゼロ
とされる。EORCOUNTがIWMAと等しくなるまで、たくさん
の比較が行われると、EORに到達する。こうした状態が
生じ、及びERSのRAM位置が1であると、MAX_Fの1ビッ
トのRAM位置がセットされる。さもなくば、MAX_Fは、こ
の機能がどのように終了されるかにかかわらず、この機
能によりクリアされる。このタイプのEORの例は、第12
図に示されている。ここでは、IWMAは5である。五つの
比較(Δ)が計算された後で、いずれのΔもCRDより小
さくない場合には,EORに到達する。
IWMAに達することでEORが検出されると、TINCが経過
した後に、もう一つのもどりが読み取られる。このもど
りに続いて、TRACEチェックのもどりが、すぐに読み取
られる。このもどりは、EORREM1のRAM位置に書き込まれ
る。
どのようにしてEORに到達したかには関わりなく、こ
の機能は、TRACE_Fがセットされている場合には、4ビ
ットのEEHを出力することにより続行される。これは、P
Cに対して、反応機能が完了したことを示すものであ
る。
反応機能が行う最後の機能は、EORREM1の値がRAMの数
COLよりも大きく、RAMの数COHよりも小さいかどうかの
チェックである。EORREM1がCOLとCOHの間にない場合に
は、RAMのSE_Fビットがセットされる。EORREM1がCOLとC
OHの間にある場合には、SE_Fビットは変更されない。CR
Dよりも小さいΔを検出することによりEORに到達し、最
後の二つのもどりがCRDの要求を満足せず、しかし最後
のもどりがCOLとCOHの間にある場合が生じる可能性があ
る。この場合、薬品片によるエラーが生じていると考え
ることが出来、SE_Fはセット状態に保持される。
この機能の全体を通じて、メータは、MEMボタンの押
圧のための警報を発する。MEMボタンが押圧されると、
薬品片の完全性の機能が実行される。これにより反応の
判定機能は終了する。
フロントページの続き (72)発明者 グレイ,ラッセル,ティー. アメリカ合衆国・インディアナ州 46112・ブラウンズバーグ・イースト クリフォード ロード 1069 (72)発明者 グレゴリー,マーク,エー. アメリカ合衆国・インディアナ州 46250・カーメル・フォスター コート 13171 (72)発明者 ケネディ,ダニエル,エル. アメリカ合衆国・インディアナ州 46250・インディアナポリス・キャッス ル リッジ コート 7756 (72)発明者 ペリン,ディノ アメリカ合衆国・インディアナ州 46163・ニュー パレスティン・エスエ ム 20・アール.アール.2 (72)発明者 リーデル,リチャード アメリカ合衆国・インディアナ州 46032・カーメル・ホラディ ドライブ 10012 (72)発明者 スコパッツ,ステファン,ディー. アメリカ合衆国・インディアナ州 46240・インディアナポリス・イースト セブンティサード ストリート 734 (72)発明者 ストーヴィック,デヴィッド,イー. アメリカ合衆国・インディアナ州 46142・グリーンウッド・シャディ ク リーク ドライブ 611 (56)参考文献 特開 昭63−21558(JP,A) 特開 昭62−159059(JP,A) 特開 昭64−53167(JP,A) 特開 昭60−205239(JP,A) 米国特許4509859(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/78 G01N 21/00 - 21/01 G01N 21/17 - 21/61 WPI/L(QUESTEL)

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体液中の医学的に重要な或る成分の濃度を
    表示するために、前記体液中の前記成分と反応したとき
    にもどりが変化する試薬的薬品を支持するとともに両側
    に主面を有している帯片(106)と、前記帯片(106)を
    収容する装置(20)との組み合わせであって、 前記装置(20)は、 前記帯片(106)が適切に前記装置(20)に挿入された
    ときに光源(182)から前記薬品に光を案内するととも
    に、前記帯片(106)が適切に前記装置(20)に挿入さ
    れたときに前記薬品から光検出器(174、300)にもどり
    を自身に沿って案内する通路(164)と、 標準のもどりを発生するためのタイル表面を有するタイ
    ル(142)と、 前記装置(20)に帯片(106)が挿入されていないとき
    に、前記タイル表面が前記光源(182)からの光を受け
    て前記通路(164)に沿って前記光検出器(174、300)
    に案内される前記標準もどりを生成するような位置(14
    6)から、前記装置(20)に前記帯片(106)が挿入され
    ているときに前記帯片(106)によって前記光源(182)
    から遮られた位置に前記タイル表面が移動可能なように
    前記タイル(142)を可動的に支持する手段(130、13
    2、136、138、140、144)とを有し、 前記タイル(142)を可動的に支持する手段(130、13
    2、136、138、140、144)は、前記タイル(142)に対面
    する面を有する帯片キャリア本体(120)と、該キャリ
    ア本体(120)が移動可能に係合するリフト(134)とで
    構成され、 前記キャリア本体(120)とリフト(134)とのうちのい
    ずれかが細長いスロット(132)の対を形成し、該スロ
    ットの長手寸法が、前記帯片(106)の前記装置(20)
    への抜き差し時の前記帯片(106)の移動方向に対して
    略横断方向に延び、かつ該長手寸法は前記帯片(106)
    が前記装置(20)に挿入されているときに前記帯片(10
    6)の前記主面に対して略横断方向に延び、 前記キャリア本体(120)とリフト(134)とのうち他方
    は前記スロット(132)に係合するために両側から相対
    して延在する一対のトラニオン(136)を有しており、 前記リフト(134)はさらに、前記装置(20)に前記帯
    片(106)が挿入されたときに前記トラニオン(136)の
    前記スロット(132)への前記係合により許容される範
    囲において前記帯片(106)の係合によって前記リフト
    (134)を前記キャリア本体(120)から離間するように
    移動させて前記帯片(106)を前記キャリア本体(120)
    とリフト(134)との間に挿入することを許容する傾斜
    手段を有し、該傾斜手段は前記キャリア本体(120)及
    びリフト(134)の入口端に配設されており、更に、前
    記装置(20)に帯片(106)が挿入されていない時に、
    前記リフト(134)が前記キャリア本体(120)の前記対
    面する面に対して配置されるように、前記リフト(13
    4)を前記キャリア本体(120)の前記対面する面に向か
    って追随的に付勢する手段(168)とを有することを特
    徴とする組み合わせ。
  2. 【請求項2】リフト(134)とタイル(142)の一方は、
    装置(20)に対する帯片(106)の抜き差し時の移動方
    向に対して略横断方向に延びる、対向し、整列された一
    対の孔(140)を有し、該孔(140)の軸線は、帯片(10
    6)が装置(20)に挿入されたときに、帯片(106)の主
    面と略平行に延びており、リフト(134)とタイル(14
    2)の他方は、タイル(142)をリフト(134)に対して
    回動可能に取り付けるために前記一対の孔(140)に係
    合するために、両側から相対して延在する第2の一対の
    トラニオン(144)を有している請求の範囲第1項に記
    載の組み合わせ。
  3. 【請求項3】前記タイル(142)は、また、前記帯片キ
    ャリア本体の前記タイル(142)に対面する面は、前記
    タイル表面が、装置(20)に帯片(106)が挿入されて
    いない時は帯片キャリア本体(120)の前記対面する面
    に対して所定の距離を保持し、装置(20)に帯片(10
    6)が挿入されているときには、帯片(106)に対して所
    定の距離を保持するように構成されている請求の範囲第
    1項に記載の組み合わせ。
  4. 【請求項4】帯片キャリア本体(120)、リフト(134)
    及びタイル(142)を含む組立体を位置決めするハウジ
    ング(162)を有し、該ハウジング(162)は、帯片キャ
    リア本体(120)、リフト(134)及びタイル(142)を
    含む組立体がハウジング内(162)に位置された時に前
    記帯片キャリア本体のタイル(142)に対向する面から
    略平行に離間している第二の面を有し、リフト(134)
    及びタイル(142)は帯片キャリア本体のタイル(142)
    に対向する面と前記第二の面との間に位置するように構
    成され、前記リフト(134)を帯片キャリア本体のタイ
    ル(142)に対向する面に向かって追随的に付勢する手
    段は、圧縮スプリング(168)で構成され、該スプリン
    グ(168)は第二の面及びリフト(134)とタイル(14
    2)のうちの少なくともいずれかを支持するようにした
    請求の範囲第1項の組み合わせ。
  5. 【請求項5】帯片キャリア本体(120)、リフト(134)
    及びタイル(142)を含む組立体を位置決めするハウジ
    ング(162)を有し、該ハウジング(162)は、さらに、
    光源(182)を支持する手段(186)を有し、装置(20)
    に帯片(106)が適正に挿入されているときに、光源(1
    82)からの光を薬品に案内する通路(164)は、前記帯
    片キャリア本体のタイルに対向する面に形成され、装置
    (20)に帯片(106)が挿入されていないときに、前記
    タイル(142)に対向し、装置(20)に帯片(106)が適
    正に挿入されているときに薬品に対向する第一のスロッ
    ト(152)を有し、該第一のスロット(152)は、装置
    (20)に帯片(106)が挿入されていない時に、タイル
    (142)に向かって照射し、装置(20)に適正に帯片(1
    06)が挿入されているときに薬品に向かって照射する光
    源(182)の支持手段(186)に隣接して配置される請求
    の範囲第1項に記載の組み合わせ。
  6. 【請求項6】帯片キャリア本体(120)、リフト(134)
    及びタイル(142)を含む組立体を位置決めするハウジ
    ング(162)を有し、該ハウジング(162)は、さらに、
    光源(182)を支持する手段(186)を有し、装置(20)
    に帯片(106)が適正に挿入されているときに、もどり
    を薬品から光検出器(174、300)に案内する前記通路
    (164)は、前記帯片キャリア本体のタイル(142)に対
    向する面に形成され、装置(20)に帯片(106)が挿入
    されていないときに前記タイル(142)に対向し、装置
    (20)に帯片(106)が適正に挿入されているときに薬
    品に対向する第一のスロット(152)を有し、該第一の
    スロット(152)は、光源(182)からの光を、装置(2
    0)に帯片(106)が挿入されていない時に、タイル(14
    2)に向かって照射させ、装置(20)に適正に帯片(10
    6)が挿入されているときに薬品に向かって照射させる
    ように、光源(182)の支持手段(186)に隣接して配置
    される請求の範囲第1項に記載の組み合わせ。
  7. 【請求項7】ハウジング(162)は、帯片キャリア本体
    (120)、リフト(134)及びタイル(142)を含む組立
    体がハウジング(162)内に挿入されているときに、前
    記帯片キャリア本体のタイル(142)に対向する面に隣
    接して配置される第三の面(170)を有し、該第三の面
    (170)は、キャリア本体(120)に隣接して位置すると
    ともに帯片キャリア本体のタイル(142)に対向する面
    にほぼ平行に延びており、装置(20)に適正に帯片(10
    6)が挿入されている時に、薬品から光検知器(174、30
    0)に向かってもどりが案内される通路(164)は、第一
    のスロット(152)に隣接する第三の面(170)に形成さ
    れる第二のスロット(190)を有している請求の範囲第
    5項または第6項に記載の組み合わせ。
  8. 【請求項8】ハウジング(162)は、第三の面(170)に
    対して、微少な角度を持って配置される第四の面を有
    し、装置(20)に適正に帯片(106)が挿入されている
    時に、光源(182)から薬品に向かう光が案内される通
    路(164)は、第四の面に第三のスロットを有している
    請求の範囲第7項に記載の組み合わせ。
  9. 【請求項9】第三のスロットは、装置(20)に適正に帯
    片(106)が挿入されている時に、光源(182)と薬品の
    間に位置する請求の範囲第8項に記載の組み合わせ。
  10. 【請求項10】第一のスロット(152)は、装置(20)
    に適正に帯片(106)が挿入されている時に、第三のス
    ロットと薬品の間に位置する請求の範囲第9項に記載の
    組み合わせ。
  11. 【請求項11】第一のスロット(152)は、装置(20)
    に適正に帯片(106)が挿入されている時に、薬品と検
    出器(174、300)の間に位置する請求の範囲第10項に記
    載の組み合わせ。
  12. 【請求項12】第二のスロット(190)は、第一のスロ
    ット(152)と検出器(174、300)間に位置する請求の
    範囲第11項に記載の組み合わせ。
  13. 【請求項13】第四の面は、装置(20)に適正に帯片
    (106)が挿入されている時に、光源(182)の支持手段
    (186)と薬品間に位置する請求の範囲第8項に記載の
    組み合わせ。
  14. 【請求項14】ハウジング(162)は、帯片キャリア本
    体(120)、リフト(134)及びタイル(142)を含む組
    立体がハウジング(162)内に挿入されているときに、
    帯片キャリア本体のタイル(142)に対向する面に隣接
    して位置し、帯片キャリア本体(120)に隣接して位置
    するとともに帯片キャリア本体のタイル(142)に対向
    する面と略平行に延びる第二の面と、装置(20)に帯片
    (106)が挿入されている時に、第二の光源(264)から
    の光を帯片(106)に向かって案内し、装置(20)に適
    正に帯片(106)が挿入されているときに帯片(106)か
    らのもどりを第二の光検出器(176、266)に案内する第
    二の通路を有している請求の範囲第5項に記載の組み合
    わせ。
  15. 【請求項15】体液中の医学的に重要な成分の濃度を検
    出し、その検出された医学的に重要な成分の濃度をユー
    ザーに表示する器械(10)に含まれ、前記器械(10)は
    前記装置(20)を含む器械の構成部材を収容する器械ケ
    ース(12)を有し、器械の構成部材の一つはプリント回
    路基板(22)であり、前記ハウジング(162)と、第一
    (182)及び第二(264)の光源及び第一(174、300)及
    び第二(176、266)の光検出器は前記プリント回路基板
    (22)に取り付けられる請求の範囲第14項に記載の組み
    合わせ。
  16. 【請求項16】前記ハウジング(162)は、帯片キャリ
    ア本体(120)に隣接して且つほぼ平行に延びている第
    三の面(170)を有し、第三の面(170)と帯片キャリア
    本体(120)の一方には位置決め突子が設けられ、第三
    の面(170)とキャリア本体(120)の他方には帯片キャ
    リア本体(120)、リフト(134)及びタイル(142)の
    組立体がハウジング(162)中へ摺動可能に挿入された
    ときに帯片キャリア本体(120)、リフト(134)及びタ
    イル(142)をハウジング(162)内に正確に位置決めす
    るために前記突子を収容する凹部(156)が設けられて
    いる請求の範囲第4項に記載の組み合わせ。
  17. 【請求項17】突子及び前記凹部(156)は、ほぼ円錐
    台形である請求の範囲第16項に記載の組み合わせ。
  18. 【請求項18】突子が第三の面(170)に設けられてい
    る請求の範囲第17項に記載の組み合わせ。
  19. 【請求項19】体液中の医学的に重要な成分の濃度を検
    出し、その検出された医学的に重要な成分の濃度をユー
    ザーに表示(76、200)する器械(10)に含まれ、 該医学的に重要な成分の濃度を表示する器械(10)は、
    リフト(134)、タイル(142)及び帯片キャリア本体
    (120)を含む該器械(10)の構成部材を収容するケー
    ス(12)を有し、 該ケース(12)は、外表面及び内表面を有する離脱可能
    なケース部分(100)を有し、 該外表面は器械(10)上での該ケース部分(100)の向
    きが使用時の向きと成っているときに該ケース(12)の
    外側に位置し、該内表面は器械(10)上での該ケース部
    分(100)の向きが使用時の向きと成っているときに該
    ケース(12)の内側に位置し、 前記内表面と帯片キャリア本体(120)の一方には、該
    内表面より離間する方向に延びる一対の略歯状の部材
    (110)が設けられており、該一対の略歯状の部材(11
    0)は、該内表面から遠い側の端部(116)近傍で略三角
    形状(114)に開きそのうえ閉じてスロット形状(112)
    に戻るようなスロット(112)を画成し、 前記内表面と帯片キャリア本体(120)の他方はウエブ
    部(122)を有し、該ウエブ部の対向する両側の各々か
    ら二つの略平行なガイドリブ(124)が突出し、また、
    該各対のガイドリブ(124)間には、ウエブ部(122)が
    スロット(112)に挿入された時に前記歯状の部材(11
    0)の遠端(116)間に画成された前記三角形状(114)
    の領域に係合するための突出部(126)が突出している
    請求の範囲第1項に記載の組み合わせ。
  20. 【請求項20】体液中の医学的に重要な成分の濃度を検
    出し、その検出された医学的に重要な成分の濃度をユー
    ザーに表示(76、200)する器械(10)に含まれる請求
    の範囲第1項に記載の組み合わせ。
  21. 【請求項21】前記装置(20)を含む前記器械(10)の
    構成部材を収容するとともに、器械(10)の外面を規定
    する器械ケース(12)を有し、該ケース(12)は、帯片
    キャリア本体(120)、リフト(134)及びタイル(14
    2)の組立体を支持するための且つ帯片キャリア本体(1
    20)、リフト(134)及びタイル(142)の組立体を前記
    器械(10)に摺動挿脱するために整列、配向するための
    ホルダ(100)を有し、帯片キャリア本体(120)が、前
    記器械(10)に対する帯片キャリア本体(120)、リフ
    ト(134)及びタイル(142)の組立体の挿脱における移
    動方向を長手として延びるウエブ領域(122)と、該ウ
    エブ領域(122)に設けられた歯(126)とを有し、該歯
    (126)は、最初に器械(10)内に突出する側部のロッ
    ク面と最初に器械(10)から外に引っ込んでいる側部の
    傾斜したカム面とを有し、ホルダ(100)は一対の弾性
    片(110)を有し、帯片キャリア本体(120)が前記器械
    (10)内にあるときウエブ(122)は摺動可能に弾性片
    (110)間に収容され、弾性片(110)の一方は、或る傾
    斜面と或るロック面とを備えた歯受け部(114)を有
    し、前記歯(126)は、歯(126)のロック面を歯受け部
    (114)のロック面に係合させ、歯(126)の傾斜面を歯
    受け部(114)の傾斜面に係合させて、歯受け部と係合
    する請求の範囲第20項の組み合わせ。
  22. 【請求項22】体液中の成分の濃度を表示するために、
    体液中の成分と反応する試薬的薬品を支持する帯片(10
    6)と該帯片(106)を受け入れる装置(20)の組み合わ
    せにおいて、 前記装置(20)は、第一のもどりを与えるハウジング
    (120、134、142)を有し、また、或る通路(166)を有
    し、 該通路(166)は、帯片(106)が装置(20)に挿入され
    たときに光源(264)から前記帯片(106)への光及び前
    記帯片(106)から光検出器(176、266)へのもどりを
    自身に沿って案内する通路(166)であり、 該ハウジング(120、134、142)は、光源(264)からの
    光を受けるとともに、帯片(106)が装置(20)に挿入
    されていないときに、前記通路にそって光検出器(17
    6)に案内される前記第一のもどりを発生し、また、帯
    片(106)が装置(20)に挿入された時に、帯片(106)
    によって光源(264)から遮られるようになっており、 前記第一のもどりおよび帯片(106)からの前述したも
    どりがそれぞれ装置(20)内に帯片(106)が無いこと
    および有ることを示し、更に、 前記帯片(106)は第一及び第二の対立した主面を有
    し、前記帯片(106)の前述したもどりは第一の主面の
    もどりであり、第二の主面の有するもどりを第二の帯片
    もどりというがこれは前記第一の帯片もどりとは異な
    り、 前記光検出器(176、266)は、第一の出力を前記第一の
    帯片もどりの検出に対応して発生し、またこれとは異な
    る第二の出力を前記第二の帯片もどりに対応して発生
    し、 前記第一の帯片もどり及び前記第二の帯片もどりは前記
    装置(20)における帯片(106)のそれぞれ第一の向き
    及び第二の向きを示すようにしたことを特徴とする組み
    合わせ。
  23. 【請求項23】前記装置(20)は、第二の光源(182)
    と、第二の光検出器(174、300)と、帯片(106)が適
    切に装置(20)に挿入されたときに第二の光源(182)
    から薬品へ光を自身に沿って案内するとともに、帯片
    (106)が適切に装置(20)に挿入されたときに前記帯
    片(106)から第二の光検出器(174、300)にもどりを
    自身に沿って案内する第二の通路(164)とを有し、第
    二の光検出器(174、300)は、薬品のもどりが体液中の
    成分の異なる濃度に対応して異なるのに基づいて異なる
    出力を発生する請求の範囲第22項に記載の組み合わせ。
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