JP3223133B2 - リモコン信号の受信装置 - Google Patents

リモコン信号の受信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコン信号を確
実に受信する為の受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は一般的なリモコン信号の受信装置
を示すブロック図であり、集積化されているものとす
る。図2において、(1)は受光ダイオード(受信回
路)であり、リモコンを操作することにより、予め定め
られた周波数(例えば38KHz)の搬送波に重畳され
て間欠的に送信されて来る赤外線等のリモコン信号を受
光し、光信号から電気信号に変換するものである。
(2)は増幅器であり、前記リモコン信号に応じて受光
ダイオード(1)を流れる微小電流を、後段のマイクロ
コンピュータ等で認識できる様に一次増幅するものであ
る。(3)は帯域フィルタであり、前記搬送波の周波数
成分即ち前記リモコン信号の内容部分を抜き取るもので
ある。ここで、帯域フィルタ(3)の主要部を等価的に
表すと図4の様になる。即ち、帯域フィルタ(3)は、
図4の様に、差動増幅器(4)、コンデンサ(5)
(6)、抵抗(7)及びバッファ(8)を接続すること
によって動作する。
【0003】ところで、帯域フィルタ(3)の中心周波
数は、集積回路の素子特性のばらつきの影響を受けて変
動してしまう。帯域フィルタ(3)の中心周波数が期待
周波数(38KHz)から一旦ずれてしまうと、帯域フ
ィルタ(3)は前記搬送波を確実に抜き取れなくなり、
前記マイクロコンピュータはリモコン信号を誤認識して
しまい、これより被制御システムを誤動作させてしまう
恐れがある。そこで、帯域フィルタ(3)の中心周波数
が変動したら、当該変動を補正する必要がある。図4の
帯域フィルタ(3)の中心周波数f0、コンダクタンス
gm、容量Cは、f0=gm/2πCの関係を有し、コ
ンダクタンスgmは差動増幅器(4)の電流源の大きさ
に比例する。従って、差動増幅器(4)の電流源の電流
量を調整すれば、帯域フィルタ(3)の中心周波数f0
を補正できる。この補正手段については後で説明する。
【0004】(9)は検波回路であり、帯域フィルタ
(3)で抜き取られた搬送波を検波し、リモコン信号の
成分だけを出力するものである。(10)は出力回路で
あり、検波回路(9)の出力を、前記マイクロコンピュ
ータで十分認識できるレベルまで二次増幅するものであ
る。(11)は中心周波数調整回路であり、帯域フィル
タ(3)を構成する差動増幅器(4)の電流源の電流量
を調整し、その結果として、帯域フィルタ(3)の中心
周波数を変化させるものである。
【0005】中心周波数調整回路(11)の従来回路を
図3に示す。図3において、PNPトランジスタ(1
2)(13)は電流ミラー回路を構成し、エミッタは電
源VCCと接続されている。抵抗(14)(15)は電
源VCCと接地との間に直列接続されている。NPNト
ランジスタ(16)のベースは直列抵抗(14)(1
5)の接続点と接続され、コレクタはPNPトランジス
タ(12)のコレクタと接続され、エミッタは抵抗(1
7)を介して接地されている。即ち、電源VCCが定常
状態の時は、NPNトランジスタ(16)は定電流駆動
される。NPNトランジスタ(18)のベースコレクタ
はPNPトランジスタ(13)のコレクタと接続され、
エミッタは接地されている。NPNトランジスタ(1
9)のベースはPNPトランジスタ(13)のコレクタ
と接続され、コレクタは帯域フィルタ(3)を構成する
差動増幅器(4)の電流源と接続され、エミッタは抵抗
(20)を介して接地されている。図3の中心周波数調
整回路によれば、帯域フィルタ(3)の中心周波数はN
PNトランジスタ(19)のコレクタ電流に依存し、N
PNトランジスタ(19)のコレクタ電流は抵抗(1
7)の抵抗値に依存する。従って、NPNトランジスタ
(16)のエミッタに接続される抵抗の抵抗値を調整す
れば、帯域フィルタ(3)の中心周波数を補正できる。
尚、抵抗(17)の抵抗値は、帯域フィルタ(3)の中
心周波数が期待周波数より低い周波数(例えば29KH
z)となる値に設定される。そこで、選択抵抗(21−
1)〜(21−n)を設け、NPNトランジスタ(1
6)のエミッタに接続される抵抗の抵抗値を調整する訳
であるが、選択抵抗(21−1)〜(21−n)は、抵
抗(17)と並列接続されるものの、その一端はパッド
(22−1)〜(22−n)として導出されている。更
に、選択抵抗(21−1)〜(21−n)の一端と接地
との間にはザッピング用のツエナーダイオード(23−
1)〜(23−n)が直列接続される。ツエナーダイオ
ード(23−1)〜(23−n)は、パッド(22−
1)〜(22−n)と接地との間に高電圧(例えば40
ボルト)を印加することにより導通し、複数の選択抵抗
(21−1)〜(21−n)の一端を接地させる。
【0006】図3の集積化チップにおいて、ツエナーダ
イオード(23−1)〜(23−n)の少なくとも1つ
が導通すると、抵抗(17)と選択抵抗(21−1)〜
(21−n)の少なくとも1つが並列接続されてNPN
トランジスタ(16)のエミッタに接続される抵抗の抵
抗値が小さくなり、NPNトランジスタ(16)のコレ
クタ電流の増大に伴ってNPNトランジスタ(19)の
コレクタ電流が増大し、これより帯域フィルタ(3)の
中心周波数は高い側に補正されることになる。
【0007】以上より、ツエナーダイオード(23−
1)〜(23−n)の何れかを導通させることにより、
帯域フィルタ(3)の中心周波数を期待周波数となる様
に補正していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
集積化チップの接地線は全回路に共通である為、パッド
(22−1)〜(22−n)の何れかに高電圧を印加し
てツエナーダイオード(23−1)〜(23−n)の何
れかを導通させる場合、本来ツエナーダイオード(23
−1)〜(23−n)の何れかのカソードからアノード
へ流れるべき電流の一部が、複数の選択抵抗(21−
1)〜(21−n)の何れか、抵抗(17)及び接地か
ら形成される電流路Aと、複数の選択抵抗(21−1)
〜(21−n)の何れか、NPNトランジスタ(16)
のエミッタベース、抵抗(15)及び接地から形成され
る電流路Bとに分流してしまう。
【0009】これより、ツエナーダイオード(23−
1)〜(23−n)を完全な導通状態とできず、帯域フ
ィルタ(3)の所望の中心周波数を得ることが困難とな
る問題があった。更に、パッド(22−1)〜(22−
n)に高電圧を印加した時、NPNトランジスタ(1
6)のエミッタベース間電圧が耐圧を越える様では、N
PNトランジスタ(16)を破壊してしまう問題があっ
た。
【0010】そこで、本発明は、高電圧を印加してザッ
ピング用のツエナーダイオードを導通させる時、ツエナ
ーダイオードを完全な導通状態とできると共に高電圧に
伴う周辺素子の破壊を防止できるリモコン信号の受信装
置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、所定周波数の搬送波
に重畳した状態で送信されて来るリモコン信号を受信す
る受信回路、該受信回路の出力から前記搬送波の周波数
成分を抜き取るフィルタであって、当該フィルタを構成
する差動増幅器の電流源の電流量が調整されると当該フ
ィルタの中心周波数が変化する帯域フィルタ、該帯域フ
ィルタの出力を検波する検波回路、前記帯域フィルタの
中心周波数を変化させる回路であって、前記差動増幅器
の電流源の電流量を調整するトランジスタ、該トランジ
スタの制御電流量を調整する複数の選択抵抗、及び該複
数の選択抵抗を選択するザッピング用のツエナーダイオ
ードを含む中心周波数調整回路を有し、前記帯域フィル
タの中心周波数を前記リモコン信号の搬送波周波数に合
わせるリモコン信号の受信装置において、前記中心周波
数調整回路における前記トランジスタの接地線と前記ツ
エナーダイオードの接地線とを異ならせたことを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に従って具体
的に説明する。図1は本発明のリモコン信号の受信装置
を示す回路ブロック図であり、図2の全体ブロック図に
適用されて集積化される。尚、図1の構成の中で図3と
同じ構成については、同一番号を記し、その説明を省略
する。
【0013】図1において、抵抗(15)(17)(2
0)の一端及びNPNトランジスタ(18)のエミッタ
は共通接続され、接地端子GND1として導出される。
また、ツエナーダイオード(23−1)〜(23−n)
のアノードは共通接続され、接地端子GND2として導
出される。即ち、帯域フィルタ(3)の中心周波数を決
定する為のツエナーダイオード(23−1)〜(23−
n)の接地線は、図2回路の接地線とは独立に設けられ
ている。
【0014】そして、ザッピング用のツエナーダイオー
ド(23−1)〜(23−n)を選択的に導通させる行
為は製造側が集積化チップを出荷する前に実施すればよ
い為、ツエナーダイオード(23−1)〜(23−n)
を選択的に導通させる時は、接地端子GND2のみを接
地し、図2の全体ブロック図においては、電源電圧VC
Cを印加せず且つ接地端子GND1を接地しない所謂フ
ローティング状態としておけばよい。
【0015】この状態で、例えばパッド(22−1)に
高電圧を印加した場合、図3に示す、選択抵抗(21−
1)、抵抗(17)及び接地から形成される電流路A
と、選択抵抗(21−1)、NPNトランジスタ(1
6)のエミッタベース、抵抗(15)及び接地から形成
される電流路Bとには電流が分流しなくなり、ツエナー
ダイオード(23−1)は確実に導通する。
【0016】従って、帯域フィルタ(3)の所望の中心
周波数を確実に設定でき、且つ、NPNトランジスタ
(16)の破壊を防止できる。尚、図1の本発明回路は
図3の従来回路に比べて接地端子GND2が増えるだけ
で済む為、集積化チップが極めて大きくなるなどと言う
不都合も生じない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ザッピング用のツエナ
ーダイオードの両端に高電圧を印加して当該ツエナーダ
イオードを導通させる場合、中心周波数調整回路におけ
るトランジスタの接地線とツエナーダイオードの接地線
とを異ならせた為、ツエナーダイオードを確実に導通さ
せることができ、更に、高電圧の印加に伴う周辺素子の
破壊を防止できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモコン信号の受信装置の要部を示す
回路ブロック図である。
【図2】一般的なリモコン信号の受信装置の全体を示す
ブロック図である。
【図3】従来のリモコン信号の受信装置の要部を示す回
路ブロック図である。
【図4】帯域フィルタの内部を示す等価図である。
【符号の説明】
(1) 受光ダイオード (3) 帯域フィルタ (9) 検波回路 (10) 出力回路 (11) 中心周波数調整回路 (17) 抵抗 (19) NPNトランジスタ (21−1)〜(21−n) 選択抵抗 (23−1)〜(23−n) ツエナーダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 H04B 1/18 H03H 11/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数の搬送波に重畳した状態で送
    信されて来るリモコン信号を受信する受信回路、該受信
    回路の出力から前記搬送波の周波数成分を抜き取るフィ
    ルタであって、当該フィルタを構成する差動増幅器の電
    流源の電流量が調整されると当該フィルタの中心周波数
    が変化する帯域フィルタ、該帯域フィルタの出力を検波
    する検波回路、前記帯域フィルタの中心周波数を変化さ
    せる回路であって、前記差動増幅器の電流源の電流量を
    調整するトランジスタ、該トランジスタの制御電流量を
    調整する複数の選択抵抗、及び該複数の選択抵抗を選択
    するザッピング用のツエナーダイオードを含む中心周波
    数調整回路を有し、前記帯域フィルタの中心周波数を前
    記リモコン信号の搬送波周波数に合わせるリモコン信号
    の受信装置において、 前記中心周波数調整回路における前記トランジスタの接
    地線と前記ツエナーダイオードの接地線とを異ならせた
    ことを特徴とするリモコン信号の受信装置。
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