JP3222680B2 - 自動車用ドアのロアサッシュ構造 - Google Patents
自動車用ドアのロアサッシュ構造Info
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- JP3222680B2 JP3222680B2 JP02989894A JP2989894A JP3222680B2 JP 3222680 B2 JP3222680 B2 JP 3222680B2 JP 02989894 A JP02989894 A JP 02989894A JP 2989894 A JP2989894 A JP 2989894A JP 3222680 B2 JP3222680 B2 JP 3222680B2
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- lip
- sash
- door
- side wall
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドアのロア
サッシュ構造に関するものである。
サッシュ構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車用ドアのドア本体内には、ドアガ
ラス開時においてドア本体内でドアガラスの前後側縁を
ガイドするロアサッシュが設けられている。
ラス開時においてドア本体内でドアガラスの前後側縁を
ガイドするロアサッシュが設けられている。
【０００３】この一例を図６〜８によって説明すると、
１はフロントサイドドアであって、このフロントサイド
ドア１のドア本体２内には前側と後側とに上下方向に沿
ってフロントロアサッシュ３とリヤロアサッシュ４がブ
ラケット５によってドア本体２に取り付けられている。
これらフロントロアサッシュ３とリヤロアサッシュ４
は、ドアガラス６を下降させる際にドア本体２内でドア
ガラス６を昇降ガイドするものであって、図６に示すよ
うに断面コの字状のサッシュ本体７に、ドアガラス６の
表裏に密接するリップ８が設けられたものである。
１はフロントサイドドアであって、このフロントサイド
ドア１のドア本体２内には前側と後側とに上下方向に沿
ってフロントロアサッシュ３とリヤロアサッシュ４がブ
ラケット５によってドア本体２に取り付けられている。
これらフロントロアサッシュ３とリヤロアサッシュ４
は、ドアガラス６を下降させる際にドア本体２内でドア
ガラス６を昇降ガイドするものであって、図６に示すよ
うに断面コの字状のサッシュ本体７に、ドアガラス６の
表裏に密接するリップ８が設けられたものである。
【０００４】リップ８はサッシュ本体７と同時押出しに
より一体成形されたゴムや塩化ビニル製のものであり、
リップ８の表面は滑材を用いたり、表面処理を行なうこ
とにより、ドアガラス６の昇降抵抗を少なくしてある。
より一体成形されたゴムや塩化ビニル製のものであり、
リップ８の表面は滑材を用いたり、表面処理を行なうこ
とにより、ドアガラス６の昇降抵抗を少なくしてある。
【０００５】また、ドアガラス６を受け入れるサッシュ
本体７の上端においては、ドアガラス６の受け入れをス
ムーズに行なうために、内外のリップ８の端部を下方に
斜状にカットしてある。尚、図６中９はドアガラス６の
端面の衝接をやわらげるストッパを示す。
本体７の上端においては、ドアガラス６の受け入れをス
ムーズに行なうために、内外のリップ８の端部を下方に
斜状にカットしてある。尚、図６中９はドアガラス６の
端面の衝接をやわらげるストッパを示す。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車用ドアのロアサッシュにあっては、斜状にカ
ットされたリップ８の端部は、母材が露出しているた
め、繰り返しドアガラス６が昇降すると、ドアガラス６
の昇降位置のバラツキによってはリップ８のカット面８
Ａから亀裂Ｋが発生してしまうという問題がある。
来の自動車用ドアのロアサッシュにあっては、斜状にカ
ットされたリップ８の端部は、母材が露出しているた
め、繰り返しドアガラス６が昇降すると、ドアガラス６
の昇降位置のバラツキによってはリップ８のカット面８
Ａから亀裂Ｋが発生してしまうという問題がある。
【０００７】これに対して、上記カット面８Ａに滑材を
塗布する等の対策も考えられるが、製造工程が増加しコ
ストアップにつながるという問題がある。
塗布する等の対策も考えられるが、製造工程が増加しコ
ストアップにつながるという問題がある。
【０００８】そこで、この発明は、低コストでかつ耐久
性を向上することができる自動車用ドアのロアサッシュ
構造を提供するものである。
性を向上することができる自動車用ドアのロアサッシュ
構造を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】ドア本体内に上下方向に
沿って設けられドアウインドウパネルを昇降ガイドする
自動車用ドアのロアサッシュ構造において、断面コの字
状のサッシュ本体の両側縁にドアウインドウパネル面に
密接するリップを設け、サッシュ本体の上端における各
リップの先端部分をサッシュ本体の側壁に取り付けた。
沿って設けられドアウインドウパネルを昇降ガイドする
自動車用ドアのロアサッシュ構造において、断面コの字
状のサッシュ本体の両側縁にドアウインドウパネル面に
密接するリップを設け、サッシュ本体の上端における各
リップの先端部分をサッシュ本体の側壁に取り付けた。
【００１０】上記各リップを取り付けるにあたっては各
リップの先端に取付孔を形成してサッシュ本体に設けた
フックにこの取付孔を引掛けても良く、リップ先端とサ
ッシュ本体の側壁とをクランプしても良く、リップ先端
をサッシュ本体の側壁に接着して取り付けても良い。
リップの先端に取付孔を形成してサッシュ本体に設けた
フックにこの取付孔を引掛けても良く、リップ先端とサ
ッシュ本体の側壁とをクランプしても良く、リップ先端
をサッシュ本体の側壁に接着して取り付けても良い。
【００１１】
【作用】下降するドアウインドウパネルがロアサッシュ
の上端にさしかかると、リップ先端がサッシュ本体の側
壁に取り付けられているため、リップの端縁はドアウイ
ンドウパネルと干渉せず、ドアウインドウパネルは上方
が開放された内外のリップ間にスムーズに案内される。
の上端にさしかかると、リップ先端がサッシュ本体の側
壁に取り付けられているため、リップの端縁はドアウイ
ンドウパネルと干渉せず、ドアウインドウパネルは上方
が開放された内外のリップ間にスムーズに案内される。
【００１２】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に説明す
る。尚、ここではフロント側もリヤ側もロアサッシュ３
（４）としてまとめて説明する。
る。尚、ここではフロント側もリヤ側もロアサッシュ３
（４）としてまとめて説明する。
【００１３】図１〜４において、ロアサッシュ３（４）
が断面コの字状のサッシュ本体７と、このサッシュ本体
７の両側縁に同時押し出しにより一体形成されたゴムや
塩化ビニル製で、かつ表面処理が施されているリップ８
とから成り、内外のリップ８間にドアウインドウパネル
としてのドアガラス６が昇降ガイドされる点、サッシュ
本体７の底壁７Ａにはドアガラス６の端縁の衝接をやわ
らげるストッパ９が設けられている点等の基本的構造は
前記従来と同様である。
が断面コの字状のサッシュ本体７と、このサッシュ本体
７の両側縁に同時押し出しにより一体形成されたゴムや
塩化ビニル製で、かつ表面処理が施されているリップ８
とから成り、内外のリップ８間にドアウインドウパネル
としてのドアガラス６が昇降ガイドされる点、サッシュ
本体７の底壁７Ａにはドアガラス６の端縁の衝接をやわ
らげるストッパ９が設けられている点等の基本的構造は
前記従来と同様である。
【００１４】ここで、上記サッシュ本体７の上端には、
図１，２に示すように各側壁７Ｂの上縁に２つの切欠部
１０が設けられ、これら２つの切欠部１０の間に、抜け
止めのため先端が屈曲形成されたフック１１が設けられ
ている。
図１，２に示すように各側壁７Ｂの上縁に２つの切欠部
１０が設けられ、これら２つの切欠部１０の間に、抜け
止めのため先端が屈曲形成されたフック１１が設けられ
ている。
【００１５】上記リップ８は従来とは異なり斜状にカッ
トされておらず、サッシュ本体７の長手方向に直角に切
断したもので、リップ８の先端側には、上記サッシュ本
体７上端のフック１１が挿入される取付孔１２が形成さ
れている。
トされておらず、サッシュ本体７の長手方向に直角に切
断したもので、リップ８の先端側には、上記サッシュ本
体７上端のフック１１が挿入される取付孔１２が形成さ
れている。
【００１６】尚、上記サッシュ本体７の側壁７Ｂのうち
車室内側の側壁７Ｂはその端縁が車室外側にオフセット
するよう屈曲形成されている。
車室内側の側壁７Ｂはその端縁が車室外側にオフセット
するよう屈曲形成されている。
【００１７】そして、上記フック１１に各リップ８の取
付孔１２が係止され、図３に示すようにロアサッシュ３
（４）の上端部分において各リップ８がＶ字状の受け入
れ部１３を形成することとなる。
付孔１２が係止され、図３に示すようにロアサッシュ３
（４）の上端部分において各リップ８がＶ字状の受け入
れ部１３を形成することとなる。
【００１８】上記実施例構造によれば、ドアガラス６が
下降し、ドアガラス６の下端がロアサッシュ３（４）の
上端に至ると、ロアサッシュ３（４）の上端において各
リップ８によりＶ字状の受け入れ部１３が形成されてい
るためドアガラス６はスムーズに下方に案内される。
下降し、ドアガラス６の下端がロアサッシュ３（４）の
上端に至ると、ロアサッシュ３（４）の上端において各
リップ８によりＶ字状の受け入れ部１３が形成されてい
るためドアガラス６はスムーズに下方に案内される。
【００１９】このとき、例えばドアガラス６が車室内外
に振れを起こした場合にドアガラス６の下端は一方のリ
ップ８に当接することとなるが、各リップ８はその取付
孔１２によってフック１１に取り付けられているため、
母材が露出したリップ８の端面にはドアガラス６が当接
することはなくドアガラス６はリップ８表面に当接す
る。したがって、表面に滑材を用いたり表面処理してあ
るこのリップ８にドアガラス６下端が引っ掛かるような
ことはなく、これによりドアガラス６は正規の位置にガ
イドされることとなる。
に振れを起こした場合にドアガラス６の下端は一方のリ
ップ８に当接することとなるが、各リップ８はその取付
孔１２によってフック１１に取り付けられているため、
母材が露出したリップ８の端面にはドアガラス６が当接
することはなくドアガラス６はリップ８表面に当接す
る。したがって、表面に滑材を用いたり表面処理してあ
るこのリップ８にドアガラス６下端が引っ掛かるような
ことはなく、これによりドアガラス６は正規の位置にガ
イドされることとなる。
【００２０】その結果、ドアガラス６の振れが原因とな
ってドアガラス６によりリップ８に亀裂が入るのを防止
でき、リップ８の寿命を延ばすことができる。
ってドアガラス６によりリップ８に亀裂が入るのを防止
でき、リップ８の寿命を延ばすことができる。
【００２１】尚、この発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えば図５に示すように、リップ８やサッシ
ュ本体７に加工を施すことなくクリップ１４によってリ
ップ８をサッシュ本体７の側壁７Ｂに固定したり、両者
を接着することにより取り付けることも可能である。こ
のようにすることでサッシュ本体７、リップ８への加工
費が削減でき、更に部品コストが削減できコストダウン
を図ることができる。
ではなく、例えば図５に示すように、リップ８やサッシ
ュ本体７に加工を施すことなくクリップ１４によってリ
ップ８をサッシュ本体７の側壁７Ｂに固定したり、両者
を接着することにより取り付けることも可能である。こ
のようにすることでサッシュ本体７、リップ８への加工
費が削減でき、更に部品コストが削減できコストダウン
を図ることができる。
【００２２】
【発明の効果】請求項１に記載した発明によれば母材が
露出しているリップ端縁がドアウインドウパネルと干渉
するのを防止してドアウインドウパネルを両リップ間に
案内でき、したがってドアウインドウパネルが原因とな
ってリップに亀裂が入るようなことがなくなり、リップ
の寿命を延ばすことができる。
露出しているリップ端縁がドアウインドウパネルと干渉
するのを防止してドアウインドウパネルを両リップ間に
案内でき、したがってドアウインドウパネルが原因とな
ってリップに亀裂が入るようなことがなくなり、リップ
の寿命を延ばすことができる。
【００２３】また、従来のようにリップをカットするこ
とによりドアウインドウパネルの受け入れ部分を形成す
るのではなく、リップの表面自体によってドアウインド
ウパネルの受け入れ部分が形成されるため、ドアウイン
ドウパネルをスムーズに昇降することができる。
とによりドアウインドウパネルの受け入れ部分を形成す
るのではなく、リップの表面自体によってドアウインド
ウパネルの受け入れ部分が形成されるため、ドアウイン
ドウパネルをスムーズに昇降することができる。
【００２４】請求項２に記載した発明によれば、リップ
をサッシュ本体の端部側壁に対して簡単に取り付けるこ
とができ、取り付け作業を容易に行なうことができる。
をサッシュ本体の端部側壁に対して簡単に取り付けるこ
とができ、取り付け作業を容易に行なうことができる。
【００２５】請求項３に記載した発明によれば、リップ
及びサッシュ本体に何等加工を施す必要がなくなり、加
工費を削減することができる。
及びサッシュ本体に何等加工を施す必要がなくなり、加
工費を削減することができる。
【００２６】請求項４に記載した発明によれば、リップ
及びサッシュ本体への加工費が必要なくなると共に部品
コストもかからずコストダウンを図ることができる。
及びサッシュ本体への加工費が必要なくなると共に部品
コストもかからずコストダウンを図ることができる。
【図１】この発明の一実施例の要部斜視図。
【図２】図１の組付け状態を示す要部斜視図。
【図３】この発明の一実施例の正面説明図。
【図４】図３のＡ−Ａ線に沿う断面図。
【図５】他の実施例の図２に相当する要部斜視図。
【図６】従来技術の斜視図。
【図７】図６のＢ矢視図。
【図８】ドアの側面図。
６…ドアガラス（ドアウインドウパネル） ７…サッシュ本体 ７Ｂ…側壁 ８…リップ １１…フック １２…取付孔
Claims (4)
- 【請求項１】 ドア本体内に上下方向に沿って設けられ
ドアウインドウパネルを昇降ガイドする自動車用ドアの
ロアサッシュ構造において、断面コの字状のサッシュ本
体の両側縁にドアウインドウパネル面に密接するリップ
を設け、サッシュ本体の上端における各リップの先端部
分をサッシュ本体の側壁に取り付けたこと特徴とする自
動車用ドアのロアサッシュ構造。 - 【請求項２】 上記各リップの先端部分に取付孔を形成
する一方、サッシュ本体の端部側壁にフックを形成し、
サッシュ本体のフックに各リップの取付孔を係止して各
リップをサッシュ本体の側壁に取り付けたことを特徴と
する請求項１記載の自動車用ドアのロアサッシュ構造。 - 【請求項３】 上記各リップの先端部分をサッシュ本体
の端部側壁にクランプしたことを特徴とする請求項１記
載の自動車用ドアのロアサッシュ構造。 - 【請求項４】 上記各リップの先端部分をサッシュ本体
の端部側壁に接着したことを特徴とする請求項１記載の
自動車用ドアのロアサッシュ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02989894A JP3222680B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 自動車用ドアのロアサッシュ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02989894A JP3222680B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 自動車用ドアのロアサッシュ構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07237509A JPH07237509A (ja) | 1995-09-12 |
| JP3222680B2 true JP3222680B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=12288803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02989894A Expired - Fee Related JP3222680B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 自動車用ドアのロアサッシュ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3222680B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6305125B1 (en) | 1995-10-09 | 2001-10-23 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Window guide having a plurality of contact members attached at only one end for guiding an automobile door window |
| MX355166B (es) * | 2012-08-14 | 2018-04-06 | Cooper Standard Automotive Inc | Soporte de ensamble de canal de plástico debajo del cinturón para sistema de corredera de vidrio. |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP02989894A patent/JP3222680B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07237509A (ja) | 1995-09-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |