JP3222378U - 二層被覆コアヤーン糸 - Google Patents
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Abstract
【課題】芯糸が切れたり露出しやすいという課題を解決する二層被覆コアヤーン糸を提供する。【解決手段】ISO2062に記載の方法で計測した伸び率が50%より小さい硬質芯糸1と、硬質芯糸1を被覆する二層構造とを含む二層被覆コアヤーン糸であって、二層構造は内側被覆層2及び外側被覆層3で構成され、内側被覆層2が硬質芯糸1に巻き付けられ、外側被覆層3が内側被覆層2に巻き付けられ、内側被覆層2及び外側被覆層3は硬質芯糸1に対して同一又は反対する方向で巻き付けられる。当該二層被覆コアヤーン糸は、硬質芯糸1を被覆した外層繊維を改善して、芯糸が切れたり露出したりすることが回避され、より安定的な性能を得るとともに使用時の快適性が向上する。【選択図】図3
Description
本考案は、コアヤーン糸の製糸の分野に関し、より詳しくは、二層被覆コアヤーン糸に関する。
コアヤーン糸は複合糸、被覆糸とも称され、2種類以上の繊維を組み合わせて構成した新規な糸であり、最初は、テトロン短繊維を芯にして綿繊維を巻きつけた短繊維によるコアヤーン糸が開発されていた。
21世紀に入って以来、紡績産業、アパレル産業の急速な発展に伴い、消費者は品質をますます重視し、ブランド品を求めるようになり、市場では高強度の巻付型縫糸の需要が高まり、その品質の良さも要求される。従来、糸の引張変形抵抗、寸法安定性などの性能を向上させるための技術では、ガラス長繊維/金属繊維/玄武岩長繊維などの硬質長繊維を芯糸として使用しているが、これらの硬質長繊維を芯糸にして短繊維を巻きつける場合には、芯糸が切れたり露出したりする状況がよく生じるため、製品の強さ及び快適性を低下させ、さらには耐用年数を短縮させ、安全問題を引き起こすという問題点があった。
本考案は、硬質長繊維を芯糸にする従来技術では、芯糸が切れたり露出しやすいという課題を解決するためになされるものであり、二層被覆コアヤーン糸を提供する。
本考案は、上記課題を解決するために二層被覆コアヤーン糸を提供する。当該二層被覆コアヤーン糸は、ISO2062に記載の方法で計測した伸び率が50%より小さい硬質芯糸と、硬質芯糸を被覆する二層構造とを含む。前記二層構造は内側被覆層及び外側被覆層で構成され、内側被覆層が硬質芯糸に巻き付けられ、外側被覆層が内側被覆層に巻き付けられ、前記内側被覆層及び前記外側被覆層は硬質芯糸に対して同一又は反対する方向で巻き付けられる。また、硬質芯糸の外側に一層の短繊維だけを被覆した場合に、芯糸が切れたり露出しやすいため、本考案では硬質芯糸の外側に二層を巻き付けることで、硬質長繊維が切れたり露出しやすいことを回避する。
さらに、生地によっては、前記硬質芯糸にはガラス長繊維、金属繊維、玄武岩長繊維のうちの1種又は複数種を用いる。
さらに、生地によっては、前記内側被覆層及び前記外側被覆層にはいずれも純紡又は混紡短繊維を用いる。
さらに、生地によっては、前記短繊維がアラミド短繊維、ポリエチレン短繊維又はテトロン短繊維である。
さらに、前記硬質芯糸の撚り数の範囲は0〜100撚り/フットである。
さらに、前記内側被覆層及び前記外側被覆層の短繊維の撚り数の範囲は2〜100撚り/フットである。
上記二層被覆コアヤーン糸の製糸方法であって、
第1の紡錘上の硬質芯糸を、ガイド孔を介して第1の前ローラーに入れる工程1)と、
第2の紡錘上の短繊維を、第1の後ローラーを介して前記硬質芯糸と同時に第1の前ローラーに入れる工程2)と、
第1の前ローラーに入った硬質芯糸及び短繊維を合撚して、前記短繊維が硬質芯糸の外側に内側被覆層を形成する工程3)と、
工程3)で得られた内側被覆層を有する複合糸を芯糸として、第3の紡錘に巻きつけ、前記内側被覆層を有する複合糸を、ガイド孔を介して第2の前ローラーに入れる工程4)と、
第4の紡錘上の短繊維を、第2の後ローラーを介して前記内側被覆層を有する複合糸と同時に第2の前ローラーに入れる工程5)と、
第2の前ローラーに入った内側被覆層を有する複合糸及び短繊維を合撚して、前記短繊維が内側被覆層を有する複合糸の外側に外側被覆層を形成することで、二層被覆コアヤーン糸を得る工程6)とを含むことを特徴とする。
第1の紡錘上の硬質芯糸を、ガイド孔を介して第1の前ローラーに入れる工程1)と、
第2の紡錘上の短繊維を、第1の後ローラーを介して前記硬質芯糸と同時に第1の前ローラーに入れる工程2)と、
第1の前ローラーに入った硬質芯糸及び短繊維を合撚して、前記短繊維が硬質芯糸の外側に内側被覆層を形成する工程3)と、
工程3)で得られた内側被覆層を有する複合糸を芯糸として、第3の紡錘に巻きつけ、前記内側被覆層を有する複合糸を、ガイド孔を介して第2の前ローラーに入れる工程4)と、
第4の紡錘上の短繊維を、第2の後ローラーを介して前記内側被覆層を有する複合糸と同時に第2の前ローラーに入れる工程5)と、
第2の前ローラーに入った内側被覆層を有する複合糸及び短繊維を合撚して、前記短繊維が内側被覆層を有する複合糸の外側に外側被覆層を形成することで、二層被覆コアヤーン糸を得る工程6)とを含むことを特徴とする。
工程3)及び工程6)において、撚りをかける方向は同一であるか又は反対し、前記方向はS方向又はZ方向である。
本考案による二層被覆コアヤーン糸は、硬質芯糸を被覆した外層繊維について効果的に改善して、芯糸が切れたり露出したりすることが回避され、より安定的な性能を得るとともに使用時の快適性が向上する。
以下図及び実施例を用いて本考案を詳しく説明する。
本考案の実施例1による二層被覆コアヤーン糸の構造を概略的に示す図である。
本考案の実施例2による二層被覆コアヤーン糸の構造を概略的に示す図である。
本考案の実施例2による二層被覆コアヤーン糸の立体的構造を概略的に示す図である。
本考案による製糸方法で使用される設備の構造を概略的に示す図である。
以下各図を用いて本考案を詳しく説明する。これらの図はいずれも本考案の基本的な構造を概略的に示すための簡略化されたものであり、本考案に係る構造の部分のみを示している。
[実施例1]
図1、図3、図4に示すように、本実施例はISO2062に記載の方法で計測した伸び率が50%より小さい硬質芯糸1と、硬質芯糸1を被覆する二層構造とを含む二層被覆コアヤーン糸に関する。前記二層構造は内側被覆層2及び外側被覆層3で構成され、内側被覆層2が硬質芯糸1に巻き付けられ、外側被覆層3が内側被覆層2に巻き付けられ、内側被覆層2及び外側被覆層3は硬質芯糸1に対して同一又は反対する方向で巻き付けられる。
図1、図3、図4に示すように、本実施例はISO2062に記載の方法で計測した伸び率が50%より小さい硬質芯糸1と、硬質芯糸1を被覆する二層構造とを含む二層被覆コアヤーン糸に関する。前記二層構造は内側被覆層2及び外側被覆層3で構成され、内側被覆層2が硬質芯糸1に巻き付けられ、外側被覆層3が内側被覆層2に巻き付けられ、内側被覆層2及び外側被覆層3は硬質芯糸1に対して同一又は反対する方向で巻き付けられる。
硬質芯糸1には22texのガラス長繊維を用い、撚り数は50撚り/フットである。内側被覆層2には1.5Dのアラミド短繊維(平均長さは45mmである)を用い、混打綿、梳綿、練条、粗紡、リング精紡というプロセスにより繊維から糸に変えて、22texのガラス長繊維の外側に巻き付けることで内側被覆層2を形成し、内側被覆層2の糸の撚り数は60撚り/フットである。次いで、内側被覆層2の外側に前記アラミド短繊維から作られた糸を巻き付けることで外側被覆層3を形成し、外側被覆層3の糸の撚り数は65撚り/フットである。
本実施例による二層被覆コアヤーン糸の製糸方法は、下記工程1)〜工程6)を含む。
工程1)において、第1の紡錘4上のガラス長繊維を、ガイド孔を介して第1の前ローラー6に入れる。
工程2)において、第2の紡錘5上のアラミド短繊維を、第1の後ローラー7を介して前記ガラス長繊維と同時に第1の前ローラー6に入れる。
工程3)において、第1の前ローラー6に入ったガラス長繊維及びアラミド短繊維を合撚して、アラミド短繊維がガラス長繊維の外側に内側被覆層2を形成する。
工程4)において、工程3)で得られた内側被覆層を有する複合糸を芯糸として、第3の紡錘11に巻きつけ、前記内側被覆層を有する複合糸を、ガイド孔を介して第2の前ローラー8に入れる。
工程5)において、第4の紡錘9上のアラミド短繊維を、第2の後ローラー10を介して前記内側被覆層を有する複合糸と同時に第2の前ローラー8に入れる。
工程6)において、第2の前ローラー8に入った内側被覆層を有する複合糸及びアラミド短繊維を合撚して、アラミド短繊維が内側被覆層を有する複合糸の外側に外側被覆層3を形成することで、第5の紡錘12において二層被覆コアヤーン糸を得る。
工程1)において、第1の紡錘4上のガラス長繊維を、ガイド孔を介して第1の前ローラー6に入れる。
工程2)において、第2の紡錘5上のアラミド短繊維を、第1の後ローラー7を介して前記ガラス長繊維と同時に第1の前ローラー6に入れる。
工程3)において、第1の前ローラー6に入ったガラス長繊維及びアラミド短繊維を合撚して、アラミド短繊維がガラス長繊維の外側に内側被覆層2を形成する。
工程4)において、工程3)で得られた内側被覆層を有する複合糸を芯糸として、第3の紡錘11に巻きつけ、前記内側被覆層を有する複合糸を、ガイド孔を介して第2の前ローラー8に入れる。
工程5)において、第4の紡錘9上のアラミド短繊維を、第2の後ローラー10を介して前記内側被覆層を有する複合糸と同時に第2の前ローラー8に入れる。
工程6)において、第2の前ローラー8に入った内側被覆層を有する複合糸及びアラミド短繊維を合撚して、アラミド短繊維が内側被覆層を有する複合糸の外側に外側被覆層3を形成することで、第5の紡錘12において二層被覆コアヤーン糸を得る。
[実施例2]
図2、図4に示すように、本実施例はISO2062に記載の方法で計測した伸び率が50%より小さい硬質芯糸1と、硬質芯糸1を被覆する二層構造とを含む二層被覆コアヤーン糸に関する。前記二層構造は内側被覆層2及び外側被覆層3で構成され、内側被覆層2が硬質芯糸1に巻き付けられ、外側被覆層3が内側被覆層2に巻き付けられ、内側被覆層2及び外側被覆層3は硬質芯糸1に対して同一又は反対する方向で巻き付けられる。反対する方向で巻き付けられる場合は、効果が実施例1より優れている。
図2、図4に示すように、本実施例はISO2062に記載の方法で計測した伸び率が50%より小さい硬質芯糸1と、硬質芯糸1を被覆する二層構造とを含む二層被覆コアヤーン糸に関する。前記二層構造は内側被覆層2及び外側被覆層3で構成され、内側被覆層2が硬質芯糸1に巻き付けられ、外側被覆層3が内側被覆層2に巻き付けられ、内側被覆層2及び外側被覆層3は硬質芯糸1に対して同一又は反対する方向で巻き付けられる。反対する方向で巻き付けられる場合は、効果が実施例1より優れている。
硬質芯糸1には22texの玄武岩長繊維を用い、撚り数は100撚り/フットである。内側被覆層2には2.0Dの超高分子量ポリエチレン短繊維(平均長さは45mmである)を用い、混打綿、梳綿、練条、粗紡、リング精紡というプロセスにより繊維から糸に変えて、22texの玄武岩長繊維の外側に巻き付けることで内側被覆層2を形成し、内側被覆層2の糸の撚り数は2撚り/フットである。次いで、内側被覆層2の外側に1.5Dのテトロン短繊維から作られた糸を巻き付けることで外側被覆層3を形成し、外側被覆層3の糸の撚り数は100撚り/フットである。
本実施例による二層被覆コアヤーン糸の製糸方法は、下記工程1)〜工程6)を含む。
工程1)において、第1の紡錘4上の玄武岩長繊維を、ガイド孔を介して第1の前ローラー6に入れる。
工程2)において、第2の紡錘5上の超高分子量ポリエチレン短繊維を、第1の後ローラー7を介して前記玄武岩長繊維と同時に第1の前ローラー6に入れる。
工程3)において、第1の前ローラー6に入った玄武岩長繊維及び超高分子量ポリエチレン短繊維を合撚して、超高分子量ポリエチレン短繊維が玄武岩長繊維の外側に内側被覆層2を形成する。
工程4)において、工程3)で得られた内側被覆層を有する複合糸を芯糸として、第3の紡錘11に巻きつけ、内側被覆層を有する複合糸を、ガイド孔を介して第2の前ローラー8に入れる。
工程5)において、第4の紡錘9上のテトロン短繊維を、第2の後ローラー10を介して前記内側被覆層を有する複合糸と同時に第2の前ローラー8に入れる。
工程6)において、第2の前ローラー8に入った内側被覆層を有する複合糸及びテトロン短繊維を合撚して、テトロン短繊維が内側被覆層を有する複合糸の外側に外側被覆層3を形成することで、第5の紡錘12において二層被覆コアヤーン糸を得る。
工程1)において、第1の紡錘4上の玄武岩長繊維を、ガイド孔を介して第1の前ローラー6に入れる。
工程2)において、第2の紡錘5上の超高分子量ポリエチレン短繊維を、第1の後ローラー7を介して前記玄武岩長繊維と同時に第1の前ローラー6に入れる。
工程3)において、第1の前ローラー6に入った玄武岩長繊維及び超高分子量ポリエチレン短繊維を合撚して、超高分子量ポリエチレン短繊維が玄武岩長繊維の外側に内側被覆層2を形成する。
工程4)において、工程3)で得られた内側被覆層を有する複合糸を芯糸として、第3の紡錘11に巻きつけ、内側被覆層を有する複合糸を、ガイド孔を介して第2の前ローラー8に入れる。
工程5)において、第4の紡錘9上のテトロン短繊維を、第2の後ローラー10を介して前記内側被覆層を有する複合糸と同時に第2の前ローラー8に入れる。
工程6)において、第2の前ローラー8に入った内側被覆層を有する複合糸及びテトロン短繊維を合撚して、テトロン短繊維が内側被覆層を有する複合糸の外側に外側被覆層3を形成することで、第5の紡錘12において二層被覆コアヤーン糸を得る。
[実施例3]
図2、図4に示すように、本実施例はISO2062に記載の方法で計測した伸び率が50%より小さい硬質芯糸1と、硬質芯糸1を被覆する二層構造とを含む二層被覆コアヤーン糸に関する。前記二層構造は内側被覆層2及び外側被覆層3で構成され、内側被覆層2が硬質芯糸1に巻き付けられ、外側被覆層3が内側被覆層2に巻き付けられ、内側被覆層2及び外側被覆層3は硬質芯糸1に対して反対する方向で巻き付けられる。
図2、図4に示すように、本実施例はISO2062に記載の方法で計測した伸び率が50%より小さい硬質芯糸1と、硬質芯糸1を被覆する二層構造とを含む二層被覆コアヤーン糸に関する。前記二層構造は内側被覆層2及び外側被覆層3で構成され、内側被覆層2が硬質芯糸1に巻き付けられ、外側被覆層3が内側被覆層2に巻き付けられ、内側被覆層2及び外側被覆層3は硬質芯糸1に対して反対する方向で巻き付けられる。
硬質芯糸1には22texの金属繊維を用い、撚り数は0撚り/フットである。内側被覆層2には2.0Dのアラミド短繊維(平均長さは45mmである)及び2.0Dの超高分子量ポリエチレン短繊維(平均長さは45mmである)を40:60の比率(当該比率を必要に応じて任意に設定することができる)で混合した混紡短繊維を用い、混打綿、梳綿、練条、粗紡、リング精紡というプロセスにより繊維から糸に変えて、22texの金属繊維の外側に巻き付けることで内側被覆層2を形成し、内側被覆層2の糸の撚り数は20撚り/フットである。次いで、内側被覆層2の外側に2.0Dのアラミド短繊維(平均長さは45mmである)及び1.5Dのテトロン短繊維を36:64の比率(当該比率を必要に応じて任意に設定することができる)で混合した混紡短繊維を巻き付けることで外側被覆層3を形成し、外側被覆層3の糸の撚り数は80撚り/フットである。
本実施例による上記二層被覆コアヤーン糸の製糸方法は、下記工程1)〜工程6)を含む。
工程1)において、第1の紡錘4上の金属繊維を、ガイド孔を介して第1の前ローラー6に入れる。
工程2)において、第2の紡錘5上の2.0Dのアラミド短繊維(平均長さは45mmである)及び2.0Dの超高分子量ポリエチレン短繊維(平均長さは45mmである)を40:60の比率(当該比率を必要に応じて任意に設定することができる)で混合した混紡短繊維を、第1の後ローラー7を介して前記金属繊維と同時に第1の前ローラー6に入れる。
工程3)において、第1の前ローラー6に入った金属繊維及び工程2)に記載の混紡短繊維を合撚して、混紡短繊維が金属繊維の外側に内側被覆層2を形成する。
工程4)において、工程3)で得られた内側被覆層を有する複合糸を芯糸として、第3の紡錘11に巻きつけ、内側被覆層を有する複合糸を、ガイド孔を介して第2の前ローラー8に入れる。
工程5)において、第4の紡錘9上の2.0Dのアラミド短繊維(平均長さは45mmである)及び1.5Dのテトロン短繊維を36:64の比率(当該比率を必要に応じて任意に設定することができる)で混合した混紡短繊維を、第2の後ローラー10を介して前記内側被覆層を有する複合糸と同時に第2の前ローラー8に入れる。
工程6)において、第2の前ローラー8に入った内側被覆層を有する複合糸及び工程5)に記載の混紡短繊維を合撚して、混紡短繊維が内側被覆層を有する複合糸の外側に外側被覆層3を形成することで、第5の紡錘12において二層被覆コアヤーン糸を得る。
工程1)において、第1の紡錘4上の金属繊維を、ガイド孔を介して第1の前ローラー6に入れる。
工程2)において、第2の紡錘5上の2.0Dのアラミド短繊維(平均長さは45mmである)及び2.0Dの超高分子量ポリエチレン短繊維(平均長さは45mmである)を40:60の比率(当該比率を必要に応じて任意に設定することができる)で混合した混紡短繊維を、第1の後ローラー7を介して前記金属繊維と同時に第1の前ローラー6に入れる。
工程3)において、第1の前ローラー6に入った金属繊維及び工程2)に記載の混紡短繊維を合撚して、混紡短繊維が金属繊維の外側に内側被覆層2を形成する。
工程4)において、工程3)で得られた内側被覆層を有する複合糸を芯糸として、第3の紡錘11に巻きつけ、内側被覆層を有する複合糸を、ガイド孔を介して第2の前ローラー8に入れる。
工程5)において、第4の紡錘9上の2.0Dのアラミド短繊維(平均長さは45mmである)及び1.5Dのテトロン短繊維を36:64の比率(当該比率を必要に応じて任意に設定することができる)で混合した混紡短繊維を、第2の後ローラー10を介して前記内側被覆層を有する複合糸と同時に第2の前ローラー8に入れる。
工程6)において、第2の前ローラー8に入った内側被覆層を有する複合糸及び工程5)に記載の混紡短繊維を合撚して、混紡短繊維が内側被覆層を有する複合糸の外側に外側被覆層3を形成することで、第5の紡錘12において二層被覆コアヤーン糸を得る。
上記内容は本考案の好適な実施例を示すものに過ぎず、当業者は上記内容を踏まえて本考案の技術の範囲を逸脱することなく、様々な変更を加えたり修正を行ったりすることもできる。したがって、本考案の技術の範囲は当該明細書に記載された内容に限定されず、添付された登録請求の範囲に準拠すべきである。
1...硬質芯糸、2...内側被覆層、3...外側被覆層、4...第1の紡錘、5...第2の紡錘、6...第1の前ローラー、7...第1の後ローラー、8...第2の前ローラー、9...第4の紡錘、11...第3の紡錘、12...第5の紡錘。
Claims (6)
- 二層被覆コアヤーン糸であって、ISO2062に記載の方法で計測した伸び率が50%より小さい硬質芯糸(1)と、前記硬質芯糸(1)を被覆する二層構造とを含み、前記二層構造は内側被覆層(2)及び外側被覆層(3)で構成され、前記内側被覆層(2)が前記硬質芯糸(1)に巻き付けられ、前記外側被覆層(3)が前記内側被覆層(2)に巻き付けられ、前記内側被覆層(2)及び前記外側被覆層(3)は前記硬質芯糸(1)に対して同一又は反対する方向で巻き付けられることを特徴とする二層被覆コアヤーン糸。
- 前記硬質芯糸(1)にはガラス長繊維、金属繊維、玄武岩長繊維のうちの1種又は複数種を用いることを特徴とする請求項1に記載の二層被覆コアヤーン糸。
- 前記内側被覆層(2)及び前記外側被覆層(3)にはいずれも純紡又は混紡短繊維を用いることを特徴とする請求項1に記載の二層被覆コアヤーン糸。
- 前記短繊維がアラミド短繊維、ポリエチレン短繊維又はテトロン短繊維であることを特徴とする請求項3に記載の二層被覆コアヤーン糸。
- 前記硬質芯糸(1)の撚り数の範囲は0〜100撚り/フットであることを特徴とする請求項2に記載の二層被覆コアヤーン糸。
- 前記内側被覆層(2)及び前記外側被覆層(3)の短繊維の撚り数の範囲は2〜100撚り/フットであることを特徴とする請求項3に記載の二層被覆コアヤーン糸。
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