JP3222154U - 小便器用の尿石付着防止剤ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】小便器の内壁等と接触して破損することを抑制できる尿石付着防止剤ケースを提供する。【解決手段】天面部11と、前記天面部の下面から下方に延びる筒状の袴部と、前記天面部から上方に向かって隆起して、小便器から取り外す際に取外部材がひっかけられる貫通孔部14が形成された突起部13と、を備える貫通孔部付目皿10に取り付けられる、尿石付着防止剤1を収納する尿石付着防止剤ケースであって、前記尿石付着防止剤を収納する収納部2と、前記貫通孔部14に係合することによって前記収納部を前記貫通孔部付目皿に固定する固定部と、を備える。【選択図】図3
Description
本考案は、小便器の目皿に取り付けられる尿石付着防止剤ケース、特に、小便器から取り外す際に取外部材がひっかけられる貫通孔部が形成された目皿に取り付けられる、尿石付着防止剤ケースに関する。
小便器の排水管に尿石が付着することを防止するために、通水開口部を備えたケースに収納された尿石付着防止剤を、小便器の目皿上に載置する方法が広く知られている。この方法によれば、通水開口部を介してケースの内外を通水した洗浄水が、尿石付着防止剤をなめ、尿石付着防止剤が洗浄水に溶解する。この洗浄水が排水管を流れることにより、排水管に対する尿石の付着が防止される。
尿石付着防止剤を収納するケースとして、球状のケースが用いられている。特許文献1には、多数の小孔が設けられており、尿石付着防止剤を封入する球状のケースが開示されている。
ここで、小便器の目皿として、天面部と、天面部の下面から下方に延びる筒状の袴部と、天面部から上方に向かって隆起して、小便器から取り外す際にフック等の取外部材がひっかけられる貫通孔部が形成された突起部と、を備える目皿(以下、貫通孔部付目皿と称す)が広く用いられている。図1は、貫通孔部付目皿の概略側面図である。図1を参照して、貫通孔部付目皿10は樹脂製であり、目皿後方に向かうにしたがって下方に傾斜した天面部11と、天面部11の下面から下方に延びる筒状の袴部12とを備える。天面部11には、上方に隆起した、略三角形状の突起部13が形成されている。突起部13には、突起部13を貫通する貫通孔部14が形成されている。貫通孔部付目皿10を小便器底部から取り外す際には、貫通孔部14にフック等の取外部材をひっかけて引き上げることにより、貫通孔部付目皿10を容易に取り外すことができる。
上述の貫通孔部付目皿10が小便器に設置された状態において、特許文献1に記載のケースを貫通孔部付目皿10の上に載置した場合、特許文献1に記載のケースは、尿と接触することや洗浄水が流入することによって、天面部11の上を転がる。そのため、特許文献1に記載のケースが、小便器の内壁等と接触して破損する場合があった。かかる場合には、その破損箇所から洗浄水が流入することによって尿石付着防止剤が過剰に溶け出し、尿石付着防止剤の製品寿命が短くなるおそれがある。
本考案の目的は、尿石付着防止剤ケースが小便器の内壁等と接触して破損することを抑制することである。
上記課題を解決するために、本考案に係る尿石付着防止剤ケースは、(1)天面部と、前記天面部の下面から下方に延びる筒状の袴部と、前記天面部から上方に向かって隆起して、小便器から取り外す際に取外部材がひっかけられる貫通孔部が形成された突起部と、を備える貫通孔部付目皿に取り付けられる、尿石付着防止剤を収納する尿石付着防止剤ケースであって、前記尿石付着防止剤を収納する収納部と、前記貫通孔部に係合することによって前記収納部を前記貫通孔部付目皿に固定する固定部と、を備えることを特徴とする尿石付着防止剤ケース。
(2)前記固定部は、前記収納部から突出する一対の腕部と、前記腕部の先端から、互いに近づく方向に突出する一対の把持部と、を含み、
尿石付着防止剤ケースが前記貫通孔部付目皿に取り付けられた取り付け状態において、一対の前記把持部のうち一方の前記把持部が、前記貫通孔部の一方の開口側から挿入され、一対の前記把持部のうち他方の前記把持部が、前記貫通孔部の他方の開口側から挿入されて、一対の前記把持部が前記貫通孔部に係合することを特徴とする(1)に記載の尿石付着防止剤ケース。
尿石付着防止剤ケースが前記貫通孔部付目皿に取り付けられた取り付け状態において、一対の前記把持部のうち一方の前記把持部が、前記貫通孔部の一方の開口側から挿入され、一対の前記把持部のうち他方の前記把持部が、前記貫通孔部の他方の開口側から挿入されて、一対の前記把持部が前記貫通孔部に係合することを特徴とする(1)に記載の尿石付着防止剤ケース。
(3)前記腕部は、前記取り付け状態と、前記貫通孔部に対する一対の前記把持部の係合が解除された取り外し状態と、の間で弾性変形可能であることを特徴とする(2)に記載のホルダー。
(4)前記収納部は、前記尿石付着防止剤を載置する収納部本体と、前記収納部本体にかぶせられる収納蓋体と、を備え、前記収納部本体または前記収納蓋体のうちいずれか一方は、他方と係合する係合部を備えることを特徴とする(1)ないし(3)のいずれか1つに記載の尿石付着防止剤ケース。
(5)前記収納部の底面部の上面に、前記高さ方向に突出した突出部が形成されることを特徴とする(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の尿石付着防止剤ケース。
(6)前記収納部は、前記小便器から流れる洗浄水を、前記収納部の内外において通水させる通水開口部を備えることを特徴とする(1)ないし(5)のいずれか1つに記載の尿石付着防止剤ケース。
本考案によれば、尿の勢いや洗浄水の流入によって尿石付着防止剤ケースが移動しないため、小便器の内壁等に接触して破損することが抑制され、尿石付着防止剤ケースに収納される尿石付着防止剤の製品寿命を維持することができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、本実施形態における尿石付着防止剤ケースについて説明する。図2は、尿石付着防止剤ケース1が図1に示す貫通孔部付目皿10に取り付けられた状態における、床置式小便器の概略斜視図である。図3は、破線Aで囲まれた領域の拡大平面図である。X軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する3軸である。X軸は、床置式小便器100の奥行方向を示す。Y軸は、床置式小便器100の幅方向を示す。Z軸は、尿石付着防止剤ケース1の高さ方向を示す。X軸、Y軸及びZ軸の定義は、以降の図においても同様であるものとする。また、説明の便宜のため、図3において、貫通孔部14及び一対の把持部32の一部を透視して図示する。
図1ないし図3を参照して、床置式小便器100の底部には、貫通孔部付目皿10が設置される。貫通孔部付目皿10は、天面部11が小便器底部に設けられた排水管(不図示)の上端を覆い、袴部12が排水管の周囲を覆うように配置される。貫通孔部付目皿10には、尿石付着防止剤1aが収納された尿石付着防止剤ケース1が取り付けられる。床置式小便器100において、床置式小便器100から流れる洗浄水は、尿石付着防止剤ケース1に収納された尿石付着防止剤1aを溶解させる。尿石付着防止剤1aが溶解した洗浄水が排水管に流れ込むことにより、排水管に尿石が付着することが防止される。
以下、図面を参照しながら、本実施形態における尿石付着防止剤ケースについて説明する。図2は、尿石付着防止剤ケース1が図1に示す貫通孔部付目皿10に取り付けられた状態における、床置式小便器の概略斜視図である。図3は、破線Aで囲まれた領域の拡大平面図である。X軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する3軸である。X軸は、床置式小便器100の奥行方向を示す。Y軸は、床置式小便器100の幅方向を示す。Z軸は、尿石付着防止剤ケース1の高さ方向を示す。X軸、Y軸及びZ軸の定義は、以降の図においても同様であるものとする。また、説明の便宜のため、図3において、貫通孔部14及び一対の把持部32の一部を透視して図示する。
図1ないし図3を参照して、床置式小便器100の底部には、貫通孔部付目皿10が設置される。貫通孔部付目皿10は、天面部11が小便器底部に設けられた排水管(不図示)の上端を覆い、袴部12が排水管の周囲を覆うように配置される。貫通孔部付目皿10には、尿石付着防止剤1aが収納された尿石付着防止剤ケース1が取り付けられる。床置式小便器100において、床置式小便器100から流れる洗浄水は、尿石付着防止剤ケース1に収納された尿石付着防止剤1aを溶解させる。尿石付着防止剤1aが溶解した洗浄水が排水管に流れ込むことにより、排水管に尿石が付着することが防止される。
ここで、尿石付着防止剤ケース1は、樹脂製であり、尿石付着防止剤1aを収納する収納部2と、収納部2を貫通孔部付目皿10に固定する固定部3と、を備える。すなわち、尿石付着防止剤1aが収納された収納部2が、固定部3を介して貫通孔部付目皿10に固定される。これにより、尿の勢いや洗浄水の流入にかかわらず尿石付着防止剤ケース1を定位置に固定することができるため、尿石付着防止剤ケース1が床置式小便器100の内壁等に接触して破損することが抑制される。なお、本実施形態における尿石付着防止剤ケース1は、樹脂製であるが、これに限られるものでなく、例えば、ステンレス等の錆びづらい金属を加工して形成されたものであってもよい。また、固定部3によって収納部2を貫通孔部付目皿10に固定する方法については後述する。
図4は、本実施形態における尿石付着防止剤ケース1の平面図である。図5は、本実施形態における尿石付着防止剤ケース1の左側面図である。図6は、本実施形態における尿石付着防止剤ケース1の正面図である。図4ないし図6を参照して、尿石付着防止剤ケース1が備える収納部2及び固定部3について、さらに詳しく説明する。
(収納部2について)
収納部2は、尿石付着防止剤1aが載置される収納部本体21と、収納部本体21にかぶせられる収納蓋体22と、を備える。収納部本体21に尿石付着防止剤1aを載置し、収納部本体21に収納蓋体22をかぶせ、収納蓋体22を収納部本体21に固定する。この構成によれば、収納蓋体22が収納部本体21から外れることが抑制されるため、尿石付着防止剤1aが収納部2から移動して離れることが抑制される。なお、収納蓋体22を収納部本体21に固定する方法については後述する。
収納部2は、尿石付着防止剤1aが載置される収納部本体21と、収納部本体21にかぶせられる収納蓋体22と、を備える。収納部本体21に尿石付着防止剤1aを載置し、収納部本体21に収納蓋体22をかぶせ、収納蓋体22を収納部本体21に固定する。この構成によれば、収納蓋体22が収納部本体21から外れることが抑制されるため、尿石付着防止剤1aが収納部2から移動して離れることが抑制される。なお、収納蓋体22を収納部本体21に固定する方法については後述する。
収納蓋体22は、円環状に形成された第1底面部221と、収納蓋体22のY軸方向における中心を挟んで対称な位置に設けられ、Z軸方向視において第1底面部221のY軸方向両端部を覆う位置に配置された、一対の扁平部222aと、一対の扁平部222aに挟まれて、尿石付着防止剤1aの外周面に沿って略アーチ形状に形成された、複数のアーチ部222bと、を含む。一対の扁平部222aの下面は、第1底面部221のY軸方向の端部にそれぞれ接続されている。扁平部222aは、Y軸方向視において、扁平部222aと隣接するアーチ部222bの下縁を覆うように配置される。各アーチ部222bは、Z軸方向視においてX軸方向に延び、第1底面部221の中央に形成された円形の空隙をまたいで、第1底面部221に接続されている。一対の扁平部222a及びアーチ部222bは、Y軸方向において等間隔に整列している。扁平部222aと扁平部222aに隣接するアーチ部222bとの間、及び隣接する2つのアーチ部222bの間には、それぞれ第1通水開口部223が形成されている。第1通水開口部223を介して、洗浄水を、収納部2の内部(または外部)から収納部2の外部(または内部)へと通水させることができるため、尿石付着防止剤1aが溶け出した洗浄水の薬剤濃度をより高めることができる。その結果、排水管に尿石をより付着しにくくすることができる。
図7は、本実施形態における収納部本体21の平面図である。図4ないし図7を参照して、収納部本体21は、円盤状に形成された第2底面部211(請求項5における「底面部」に相当)と、第2底面部211より上方に位置し、第2底面部211の径より大径に形成された円筒状の側面部212と、第2底面部211の外縁と側面部212の下端とをつなぐテーパー部213と、を備える。テーパー部213は、Z軸方向上方に向かうにしたがって連続的に径が大きくなるテーパー形状を有する。収納部本体21はさらに、側面部212の内壁からZ軸方向上方に延びて、その上端が側面部212の内壁より径方向外側に突出した、一対の係合部214を備える。一対の係合部214はそれぞれ、側面部212の内壁のY軸方向両端部に形成されている。係合部214が収納蓋体22に係合することにより、収納蓋体22が収納部本体21に固定される(図4、図6参照)。本実施形態においては、一対の扁平部222aの内壁に係合孔部(不図示)が形成されており、係合部214が係合孔部に係合することにより、収納蓋体22が収納部本体21に固定される。なお、係合孔部が周方向に延びており、係合部214が係合孔部に沿ってスライドする(すなわち、収納部本体21に対して収納蓋体22が所定範囲だけ回転可能な)構成であってよい。
収納部本体21のテーパー部213には、テーパー部213の厚み方向に貫通した、複数の第2通水開口部215及び複数の第3通水開口部216が形成されている。各第2通水開口部215の上端は、テーパー部213の上端より下方(すなわち、テーパー部213)に位置する。また、各第3通水開口部216の上端は、テーパー部213の上端より上方(すなわち、側面部212)まで延びている。第2通水開口部215及び第3通水開口部216を介して、洗浄水を、収納部2の内部(または外部)から収納部2の外部(または内部)へと通水させることができるため、尿石付着防止剤1aが溶け出した洗浄水の薬剤濃度をより高めることができる。その結果、排水管に尿石をより付着しにくくすることができる。
第2底面部211には、Z軸方向上方に突出した複数の突出部217が形成されている(図7参照)。この構成によれば、尿石付着防止剤1aを収納部本体21に載置すると、尿石付着防止剤1aが突出部217の先端に支持される。これにより、突出部217の間を洗浄水が通水するため、洗浄水を尿石付着防止剤1aの下面に接触させることができる。すなわち、突出部217を設けることにより、洗浄水と尿石付着防止剤1aとの接触面積をより増加させることができるため、尿石付着防止剤1aが溶け出した洗浄水の薬剤濃度をより高めることができる。その結果、排水管に尿石をより付着しにくくすることができる。
(固定部3について)
固定部3は、収納部本体21の側面部212からX軸方向に延びる一対の腕部31と、腕部31の先端から突出した一対の把持部32と、を含む。一対の把持部32は、互いに近づく方向(Y軸方向)に突出している。一対の腕部31は、収納部本体21のY軸方向における中心を挟んで対称な位置に設けられている。一対の把持部32で貫通孔部付目皿10の貫通孔部14を挟むように配置し、一対の把持部32のうち一方の把持部32aを貫通孔部14の一方の開口側14aに挿入し、一対の把持部32のうち他方の把持部32bを貫通孔部14の他方の開口側14bに挿入する。これにより、把持部32が貫通孔部14に係合して、収納部2が貫通孔部付目皿10に固定される(図3参照)。
固定部3は、収納部本体21の側面部212からX軸方向に延びる一対の腕部31と、腕部31の先端から突出した一対の把持部32と、を含む。一対の把持部32は、互いに近づく方向(Y軸方向)に突出している。一対の腕部31は、収納部本体21のY軸方向における中心を挟んで対称な位置に設けられている。一対の把持部32で貫通孔部付目皿10の貫通孔部14を挟むように配置し、一対の把持部32のうち一方の把持部32aを貫通孔部14の一方の開口側14aに挿入し、一対の把持部32のうち他方の把持部32bを貫通孔部14の他方の開口側14bに挿入する。これにより、把持部32が貫通孔部14に係合して、収納部2が貫通孔部付目皿10に固定される(図3参照)。
ここで、上述の通り、一対の腕部31は、収納部本体21の側面部212からX軸方向に延びている。また、腕部31の先端(把持部32)は自由端となっている。すなわち、腕部31は、腕部31の基端が収納部本体21によって支持された片持ち支持梁構造となっている。そのため、腕部31は、Y軸方向の外力に対して弾性変形可能な構成となっている。したがって、尿石付着防止剤ケース1を貫通孔部付目皿10に取り付ける際、一対の腕部31を、Y軸方向において互いに離隔する方向に弾性変形させて、把持部32を貫通孔部付目皿10の貫通孔部14に挿入することができる。また、貫通孔部付目皿10に取り付けられた尿石付着防止剤ケース1を取り外す際、一対の腕部31を、Y軸方向において互いに離隔する方向に弾性変形させて、把持部32を貫通孔部付目皿10の貫通孔部14から抜去することができる。すなわち、尿石付着防止剤ケース1を貫通孔部付目皿10に取り付ける作業をより簡素化することができる。
(変形例1)
本実施形態における固定部3は、収納部本体21からX軸方向に延びる一対の腕部31と、一対の腕部31の先端から突出した一対の把持部32と、によって構成されているが、これに限るものではなく、一対の把持部32が貫通孔部14に係合する構成であればよい。例えば、一対の腕部31がX軸方向以外の方向に突出した構成であってもよい。また、屈曲した鉤爪形状のフックを、収納部本体21から突出して設けることにより、固定部3としてもよい。
本実施形態における固定部3は、収納部本体21からX軸方向に延びる一対の腕部31と、一対の腕部31の先端から突出した一対の把持部32と、によって構成されているが、これに限るものではなく、一対の把持部32が貫通孔部14に係合する構成であればよい。例えば、一対の腕部31がX軸方向以外の方向に突出した構成であってもよい。また、屈曲した鉤爪形状のフックを、収納部本体21から突出して設けることにより、固定部3としてもよい。
(変形例2)
本実施形態では、収納部本体21が係合部214を備えており、係合部214が収納蓋体22に係合することによって、収納蓋体22が収納部本体21に固定される構成を有する。しかしながら、これに限られず、収納蓋体22と収納部本体21とが固定される構成であればよい。したがって、例えば、収納蓋体22が係合部を備えており、収納蓋体22の係合部が収納部本体21に係合する構成であってもよい。また、収納部本体21と収納蓋体22とが接着剤等で固定される構成であってもよい。さらに、収納部本体21と収納蓋体22とが反極の磁石を備え、磁石の磁力(吸引力)によって収納部本体21と収納蓋体22とが固定される構成であってもよい。
本実施形態では、収納部本体21が係合部214を備えており、係合部214が収納蓋体22に係合することによって、収納蓋体22が収納部本体21に固定される構成を有する。しかしながら、これに限られず、収納蓋体22と収納部本体21とが固定される構成であればよい。したがって、例えば、収納蓋体22が係合部を備えており、収納蓋体22の係合部が収納部本体21に係合する構成であってもよい。また、収納部本体21と収納蓋体22とが接着剤等で固定される構成であってもよい。さらに、収納部本体21と収納蓋体22とが反極の磁石を備え、磁石の磁力(吸引力)によって収納部本体21と収納蓋体22とが固定される構成であってもよい。
(変形例3)
本実施形態では、第1通水開口部223が収納蓋体22に形成されており、第2通水開口部215及び第3通水開口部216が収納部本体21に形成されている。しかしながら、これに限られたものでなく、通水開口部は、収納部2の内外における通水を可能とする適宜の位置に設けられていればよい。したがって、例えば、通水開口部が、収納蓋体22または収納部本体21のうちいずれか一方にのみ形成された構成であってもよい。また、通水開口部の形状は、本実施形態における形状に限られず、例えば丸形や三角形等の適宜な形状であってもよい。
本実施形態では、第1通水開口部223が収納蓋体22に形成されており、第2通水開口部215及び第3通水開口部216が収納部本体21に形成されている。しかしながら、これに限られたものでなく、通水開口部は、収納部2の内外における通水を可能とする適宜の位置に設けられていればよい。したがって、例えば、通水開口部が、収納蓋体22または収納部本体21のうちいずれか一方にのみ形成された構成であってもよい。また、通水開口部の形状は、本実施形態における形状に限られず、例えば丸形や三角形等の適宜な形状であってもよい。
(変形例4)
本実施形態における尿石付着防止剤1aは円筒形であるが、これに限られず、直方体など、適宜の形状に設定してもよい。この場合、収納部2を、尿石付着防止剤1aの形状に対応した形状とすることが望ましい。
本実施形態における尿石付着防止剤1aは円筒形であるが、これに限られず、直方体など、適宜の形状に設定してもよい。この場合、収納部2を、尿石付着防止剤1aの形状に対応した形状とすることが望ましい。
1:尿石付着防止剤ケース 1a:尿石付着防止剤 2:収納部 3:固定部 10:貫通孔部付目皿 11:天面部 13:突起部 14:貫通孔部 21:収納部本体 22:収納蓋体 31:腕部 32:把持部 100:床置式小便器 211:第2底面部 214:係合部 215:第2通水開口部 216:第3通水開口部 217:突出部 223:第1通水開口部
Claims (6)
- 天面部と、前記天面部の下面から下方に延びる筒状の袴部と、前記天面部から上方に向かって隆起して、小便器から取り外す際に取外部材がひっかけられる貫通孔部が形成された突起部と、を備える貫通孔部付目皿に取り付けられる、尿石付着防止剤を収納する尿石付着防止剤ケースであって、
前記尿石付着防止剤を収納する収納部と、前記貫通孔部に係合することによって前記収納部を前記貫通孔部付目皿に固定する固定部と、を備えることを特徴とする尿石付着防止剤ケース。 - 前記固定部は、前記収納部から突出する一対の腕部と、前記腕部の先端から、互いに近づく方向に突出する一対の把持部と、を含み、
尿石付着防止剤ケースが前記貫通孔部付目皿に取り付けられた取り付け状態において、一対の前記把持部のうち一方の前記把持部が、前記貫通孔部の一方の開口側から挿入され、一対の前記把持部のうち他方の前記把持部が、前記貫通孔部の他方の開口側から挿入されて、一対の前記把持部が前記貫通孔部に係合することを特徴とする請求項1に記載の尿石付着防止剤ケース。 - 前記腕部は、前記取り付け状態と、前記貫通孔部に対する一対の前記把持部の係合が解除された取り外し状態と、の間で弾性変形可能であることを特徴とする請求項2に記載のホルダー。
- 前記収納部は、前記尿石付着防止剤を載置する収納部本体と、前記収納部本体にかぶせられる収納蓋体と、を備え、
前記収納部本体または前記収納蓋体のうちいずれか一方は、他方と係合する係合部を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の尿石付着防止剤ケース。 - 前記収納部の底面部の上面に、前記高さ方向に突出した突出部が形成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の尿石付着防止剤ケース。
- 前記収納部は、前記小便器から流れる洗浄水を、前記収納部の内外において通水させる通水開口部を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の尿石付着防止剤ケース。
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JP2019001545U JP3222154U (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 小便器用の尿石付着防止剤ケース |
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JP2019001545U JP3222154U (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 小便器用の尿石付着防止剤ケース |
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JP (1) | JP3222154U (ja) |
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CN113075394A (zh) * | 2021-03-19 | 2021-07-06 | 北京少多科技有限公司 | 一种小便斗升级改造方法 |
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2019
- 2019-04-26 JP JP2019001545U patent/JP3222154U/ja not_active Expired - Fee Related
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