JP3221971B2 - 樹脂モールド装置 - Google Patents

樹脂モールド装置

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JP3221971B2 JP9430493A JP9430493A JP3221971B2 JP 3221971 B2 JP3221971 B2 JP 3221971B2 JP 9430493 A JP9430493 A JP 9430493A JP 9430493 A JP9430493 A JP 9430493A JP 3221971 B2 JP3221971 B2 JP 3221971B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/02Transfer moulding, i.e. transferring the required volume of moulding material by a plunger from a "shot" cavity into a mould cavity

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂モールド装置に関
し、とくに樹脂パッケージ部の成形性を良好にする樹脂
モールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トランスファモールド装置は樹脂封止型
の半導体装置の製造に使用されているが、このモールド
装置ではポットに樹脂タブレットを投入し、溶融した樹
脂をプランジャーによりキャビティへ圧送して充填する
ことによって樹脂モールドする。樹脂封止型の半導体装
置では一般にエポキシ系の熱硬化性樹脂が使用されてお
り、成形性をあげるためポットおよびモールド金型は所
定温度に加熱して樹脂モールドしている。
【0003】キャビティとポットとは樹脂路によって連
絡され、キャビティへ連絡する直前の樹脂路部分はゲー
トとして樹脂路を細くしぼり、樹脂パッケージが硬化し
た後に樹脂路内で硬化した樹脂が樹脂パッケージから容
易に分離できるようにしている。また、樹脂モールド工
程では樹脂路からキャビティ内へ樹脂を充填した後、樹
脂パッケージにボイドが生じたり樹脂の未充填が生じた
りしないように成形性よく成形するため保圧工程を経て
樹脂成形するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の保圧工程はキャ
ビティに充填された樹脂に対して一定の圧力を加えつつ
樹脂を硬化させる工程で、樹脂のシュリンクに応じて樹
脂を補填し、樹脂パッケージを成形性よく成形させる意
味がある。したがって、保圧工程においては樹樹脂は流
動性を有している必要がある。ところが、樹脂路中の樹
脂はモールド金型の加熱温度によって徐々に硬化してい
くものであり、とくにゲート部分は樹脂路の断面積が小
さいため熱硬化の影響を他よりも強く受けて閉塞しやす
く、ゲートが閉塞することによってキャビティに対する
保圧作用が作用しなくなる。
【0005】ところで、最近の樹脂封止型の半導体装置
では樹脂パッケージの厚さが非常に薄い製品が求められ
るようになってきた関係で、ゲート部分もこれに合わせ
て薄厚にせざるを得なくなっている。このため樹脂充填
時の樹脂の流動性が制限されるとともに、ゲート部分で
樹脂が熱硬化しやすくなり、保圧作用が有効に機能しな
いことから樹脂パッケージの成形性が悪くなったり樹脂
パッケージが反ったりするという問題が生じやすくなっ
ている。
【0006】なお、樹脂路内の樹脂の流動性を改善する
方法としては、樹脂路部分で金型を冷却し、樹脂の熱硬
化を抑制するようにする方法がある(特開昭56-44639
号)。この方法では樹脂路部分の近傍に冷却流体を通流
させる流路を設けて、樹脂路近傍部分を低温にして樹脂
材料の硬化反応が促進されないようにしている。しか
し、この方法の場合は冷却流体を通流させるために金型
装置の構造が複雑になるという問題点がある。
【0007】本発明は上記問題点を解消すべくなされた
ものであり、その目的とするところは、薄形の樹脂パッ
ケージを有する樹脂封止製品の製造に対しても有効に使
用することができ、樹脂封止製品を成形性よく製造する
ことができるとともに金型の構造も簡素化することがで
き、その製作を容易にすることができるとともに装置の
取扱いを容易にすることができる樹脂モールド装置を提
供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、ポットとキャビ
ティとを樹脂路によって連絡し、ポット内から溶融樹脂
をキャビティへ圧送して樹脂成形する樹脂モールド装置
において、モールド金型の本体から前記樹脂路への熱伝
導を抑制すべく、前記樹脂路の上方および下方のモール
ド金型内に断熱空間としてのほり込みを設けるととも
に、モールド金型のクランプ面上で樹脂路の側方に断熱
用の断熱溝を設けたことを特徴とする。また、前記断熱
溝は、ポットの外周部分および樹脂路の側面部に、樹脂
路およびポットの外縁部から若干離してとり囲むように
設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】樹脂路のの上方および下方のモールド金型内に
断熱空間としてのほり込みを設けるとともに、モールド
金型のクランプ面上で樹脂路の側方に断熱用の断熱溝を
設けたことによって金型本体から樹脂路への熱伝導が抑
制され、樹脂路の周囲の熱交換量が制御されることによ
り、熱硬化性樹脂を用いて樹脂封止する際の樹脂路での
樹脂の流動性を確保することができ、キャビティへの樹
脂の補填および加圧が好適になされて、樹脂の未充填等
のない好適な樹脂封止が可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る樹脂モール
ド装置の一実施例の構成を示す断面図である。図で10
aおよび10bは下金型および上金型であり、その対向
面に被成形品12をモールドするキャビティ14が設け
られている。16aおよび16bは下金型10aおよび
上金型10bに隣接して設置される下インサートブロッ
クおよび上インサートブロックである。
【0011】下インサートブロック16aにはポット1
8が設けられ、ポット18内に摺動自在にプランジャー
20が配置されている。ポット18の上部と前記キャビ
ティ14とは樹脂路22によって連絡され、キャビティ
14へ連絡する連絡端にゲート22aが設けられてい
る。なお、24a、24b、24c、24dはエジェク
タピンである。エジェクタピンは本実施例ではキャビテ
ィ14のコーナー部近傍に上型と下型で対向させて各々
4本ずつ設けている。
【0012】樹脂路22は本実施例では下型側に設ける
が、図2に樹脂路22およびポット18、キャビティ1
4の平面配置を示す。図のように樹脂路22はポット1
8上から下インサートブロック16aと下金型10aを
通過してキャビティ14に通じ、キャビティ14の一つ
のコーナー部からキャビティ14へ連通している。これ
らポット18、樹脂路22、キャビティ14等の配置は
通常のトランスファモールド装置と同様であるが、本実
施例の樹脂モールド装置は樹脂路22に対する熱伝導を
抑制するため樹脂路22の周囲に断熱用の空間を設ける
ことを特徴とする。
【0013】図2で26は上記の断熱用の空間としてポ
ット18の外周部分および樹脂路22の側面部に樹脂路
22およびポット18の外縁部から若干離してとり囲む
ように設けた断熱溝である。この断熱溝26は図1に示
すように上型と下型の両方にそのクランプ面に溝状に設
ける。
【0014】また、ポット18からキャビティ14側へ
延出する樹脂路22の上方および下方にも図1に示すよ
うに断熱空間としてのほり込み28a、28bを設け
る。このほり込み28a、28bは下金型10a、上金
型10bと下インサートブロック16aおよび上インサ
ートブロック16bで樹脂路22を配設する部分の上方
および下方部分をくり抜き形状としたものである。
【0015】本実施例の樹脂モールド装置を使用して樹
脂モールドする際には、上記断熱溝26およびほり込み
28a、28bによる断熱作用によって、樹脂路22へ
の熱伝導が抑えられ、熱硬化性樹脂を使用して樹脂モー
ルドする際における樹脂路22内での樹脂の流動性を好
適に保持することが可能になる。なお、断熱溝26およ
びほり込み28a、28bを設けることによって樹脂路
22の周囲部分の熱容量を小さくできるから、これによ
っても樹脂路22での熱交換量を抑制して樹脂路22で
の樹脂流動性を制御することが可能になる。
【0016】上記実施例の樹脂モールド装置を使用して
樹脂モールドする場合は、まず型開きした状態で被成形
品12を下金型10a上にセットし、ポット18内に樹
脂タブレットを投入して金型をクランプする。ここで、
樹脂タブレットとしては熱硬化性樹脂を使用するものと
する。次いで、プランジャー20を押動してポット18
内の溶融樹脂を樹脂路22を通じてキャビティ14内に
充填し、キャビティ14内に樹脂が充填されたところ
で、充填工程から保圧工程に移る。保圧工程ではプラン
ジャー20で圧力を加えながら樹脂を硬化させる。
【0017】本実施例の樹脂モールド装置の場合には、
樹脂路22の外側部分に設けた断熱溝26とほり込み2
8a、28bによる断熱作用によって金型本体から樹脂
路22への熱伝導が抑えられ、樹脂路22内の樹脂の硬
化反応が抑制されて樹脂路22内の樹脂の流動性を保つ
ことが可能になる。金型構造をこのような構成とすれば
樹脂路22およびゲート22aをかなり狭幅に形成した
場合でも保圧作用を効果的に作用させることができる。
これによって、樹脂パッケージ部にボイドを発生させた
り、樹脂の未充填が生じたりすることを防止して、好適
に樹脂成形することができる。
【0018】また、樹脂路22からの樹脂の補填性が良
好であることから樹脂パッケージ部のシュリンクの影響
を緩和でき、樹脂パッケージの反りを防止することがで
きる。また、樹脂路が閉塞するまでの時間を長くとるこ
とが可能になることから、樹脂が硬化するまでの間にお
ける樹脂の成形条件を選択して制御することが可能にな
り、これによって樹脂の未充填やボイド発生、配線流れ
を選択的に調整してきめのこまかい樹脂成形が可能にな
る。こうして、とくに薄型の樹脂パッケージを有する製
品の樹脂封止にも好適に利用でき、良品を製造すること
が可能になる。
【0019】また、本実施例の樹脂モールド装置は上記
のように樹脂路を金型本体から断熱するための断熱空間
を金型に設けることで、樹脂路での樹脂の流動性を保持
しているから、金型構成を複雑にせずに樹脂の流動性を
確保することができ、金型の製作コストをかけることな
く好適な樹脂成形を可能にするとともに、樹脂モールド
装置の取扱い性を向上させることが可能になるという利
点もある。なお、モールド金型内に断熱空間を設ける方
法はマルチポットタイプの樹脂モールド装置やプロジェ
クションモールドタイプの樹脂モールド装置等に適宜利
用することが可能であり、樹脂封止製品に応じて適宜設
計することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る樹脂モールド装置によれ
ば、上述したように、樹脂パッケージ部を成形性よく樹
脂モールドすることができ、樹脂の密度が高い好適な樹
脂パッケージ部を有する製品を得ることができる。ま
た、樹脂パッケージの反り等のない良品を製造すること
ができ、薄型の樹脂パッケージを有する製品にも好適に
利用することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂モールド装置の各部の構成を示す断面図で
ある。
【図2】樹脂路、ポットおよびキャビティの平面配置を
示す説明図である。
【符号の説明】
10a 下金型 10b 上金型 12 被成形品 14 キャビティ 16a 下インサートブロック 16b 上インサートブロック 18 ポット 20 プランジャー 22 樹脂路 22a ゲート 26 断熱溝 28a、28b ほり込み

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポットとキャビティとを樹脂路によって
    連絡し、ポット内から溶融樹脂をキャビティへ圧送して
    樹脂成形する樹脂モールド装置において、 モールド金型の本体から前記樹脂路への熱伝導を抑制す
    べく、前記樹脂路の上方および下方のモールド金型内に
    断熱空間としてのほり込みを設けるとともに、モールド
    金型のクランプ面上で樹脂路の側方に断熱用の断熱溝を
    設けたことを特徴とする樹脂モールド装置。
  2. 【請求項2】 前記断熱溝は、ポットの外周部分および
    樹脂路の側面部に、樹脂路およびポットの外縁部から若
    干離してとり囲むように設けたことを特徴とする請求項
    1記載の樹脂モールド装置。
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