JP3221808U - 検体採取デバイス - Google Patents
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Abstract
【課題】採取ブラシを容器から取り出しやすい検体採取デバイスを提供する。【解決手段】検体採取デバイスは、一端に開口10を有する細長い容器1と、容器1の一端に取り付けられるキャップ3と、検体を採取するための細長い採取ブラシ2と、を備える。採取ブラシ2はその先端に毛束20を有する。毛束20は、反発性を有する。採取ブラシ2は、容器1の収容空間14の長さよりも長い。採取ブラシ2が収容空間14に挿入されかつ採取ブラシ2の基端が収容空間14の外にある状態でキャップ3が容器1の一端に取り付けられる際、採取ブラシ2の基端がキャップ3によって毛束20の反発力に抗して収容空間14に押し込まれる。キャップ3が容器1の一端から取り外されると、収容空間14に収容されている採取ブラシ2の基端は、毛束20の反発力により開口10から収容空間14の外に出る。【選択図】図3
Description
本考案は、検体を採取するために用いられる検体採取デバイスに関する。
検体採取デバイスは、特許文献1‐4等に開示されているように、様々なものが開発されている。例えば、図4に例示される検体採取デバイスは、容器1’と、検体を採取するための採取ブラシ2’とを備える。採取ブラシ2’は、その先端に毛束20’を備える。
被検者は、採取ブラシ2’を把持し、検体を毛束20’で採取する。被検者は、図4の通り、採取ブラシ2’を容器1’内に収容して毛束20’を保存液4に漬ける。そして、被検者は、キャップ(ここでは図示略)を容器1’に装着して容器1’の開口10’を閉じる。その後、被検者は、検体採取デバイスを検査技師へ郵送などの形式で送る。検査技師は、検体採取デバイスを受け取る。
検査技師は、キャップを容器1’から取り外し、採取ブラシ2’を容器1’内から取り出し、その後、検体の検査作業に取り掛かる。このとき、採取ブラシ2’が容器1’に入り込んでいるので、ピンセットなどで採取ブラシ2’を摘んで容器1’から取り出さないといけない煩わしさがある。
本考案は、採取ブラシを容器から取り出しやすい検体採取デバイスを提供する。
本考案は、検体を採取するために用いられる検体採取デバイスであって、
一端に開口を有し、他端が閉口した細長い容器と、
前記開口を閉じるために、前記容器の前記一端に取り付けられるキャップと、
前記検体を採取するための細長い採取ブラシと、を備える。
前記採取ブラシは、その先端に毛束を備える。
前記毛束は、反発性を有する。
前記採取ブラシは、前記容器の収容空間の長さよりも長く、前記毛束側から前記開口を通じて前記収容空間に挿入されて前記収容空間の底に達したとき、前記採取ブラシの基端は、前記収容空間の外にある。
前記採取ブラシが前記収容空間に挿入されかつ前記採取ブラシの前記基端が前記収容空間の外にある状態で前記キャップが前記容器の前記一端に取り付けられる際、前記採取ブラシの前記基端が前記キャップによって前記毛束の反発力に抗して前記収容空間に押し込まれる。
前記キャップが前記容器の前記一端から取り外されると、前記収容空間に収容されている前記採取ブラシの前記基端は、前記毛束の前記反発力により前記開口から前記収容空間の外に出る。
一端に開口を有し、他端が閉口した細長い容器と、
前記開口を閉じるために、前記容器の前記一端に取り付けられるキャップと、
前記検体を採取するための細長い採取ブラシと、を備える。
前記採取ブラシは、その先端に毛束を備える。
前記毛束は、反発性を有する。
前記採取ブラシは、前記容器の収容空間の長さよりも長く、前記毛束側から前記開口を通じて前記収容空間に挿入されて前記収容空間の底に達したとき、前記採取ブラシの基端は、前記収容空間の外にある。
前記採取ブラシが前記収容空間に挿入されかつ前記採取ブラシの前記基端が前記収容空間の外にある状態で前記キャップが前記容器の前記一端に取り付けられる際、前記採取ブラシの前記基端が前記キャップによって前記毛束の反発力に抗して前記収容空間に押し込まれる。
前記キャップが前記容器の前記一端から取り外されると、前記収容空間に収容されている前記採取ブラシの前記基端は、前記毛束の前記反発力により前記開口から前記収容空間の外に出る。
前記採取ブラシは、スティックをさらに備えてよい。前記毛束は、前記スティックの一端に取り付けられてよい。前記スティックの他端が、前記採取ブラシの前記基端を構成してよい。
本考案に係る検体採取デバイスによれば、採取ブラシを容器から取り出しやすい。
以下、図面を参照して、本考案の一実施形態に係る検体採取デバイスが説明される。検体採取デバイスは、以下の実施形態では歯周病の検査のために必要な検体を採取するために用いられる。
図1Aの通り、検体採取デバイスは、細長い容器1を備える。容器1はその一端に開口10を有し、したがって一端に円筒形状の開口部11を備える。容器1の他端は、閉口している。容器1は、開口部11の外周面に螺旋状に形成された雄ネジ12を備える。容器1は、本体部13を備え、開口部11および本体部13によってその内部に収容空間14が規定されている。
図1Bの通り、検体採取デバイスは、細長い採取ブラシ2をさらに備える。採取ブラシ2は、検体を採取するために被検者によって用いられる。採取ブラシ2は、その先端に毛束20を備える。毛束20は、複数の毛が束ねられたものである。毛束20は、反発性を有する。したがって、外力を毛束20に加えて毛束20を曲げると、その反発力によって元の形状に戻ろうとする。故に、毛束20の各毛は、反発性のある材料によって構成されている。毛の材料は、特に限定されるものではないが、例えば、ナイロン樹脂である。
採取ブラシ2は、スティック21をさらに備える。毛束20は、スティック21の一端に取り付けられており、その各毛がスティック21から直線的に伸びている。実施形態では、スティック21は、円筒形状を有しており、毛束20の基端は、スティック21に差し込まれている。
採取ブラシ2の先端は、毛束20によって構成されており、採取ブラシ2の基端は、実施形態では、スティック21の毛束20側とは反対側の端によって構成されている。
図1A,Bの通り、容器1の収容空間14は、長さLaを有する。長さLaは、収容空間14の底15と開口10との間の長さとなる。採取ブラシ2は、長さLbを有しており、長さLaよりも長い(Lb>La)。したがって、図3Aの通り、採取ブラシ2が、毛束20側から開口10を通じて収容空間14に挿入されて底15に達したとき、採取ブラシ2の基端(スティック21の毛束20側とは反対側の端)は、収容空間14に収容されず、収容空間14の外にある。
図2Aを参照して、検体採取デバイスは、キャップ3をさらに備える。キャップ3は、円筒形状を有する円筒部30と、円筒部30の一端に設けられ、円筒部30の一端を閉じる頂面部31とを備える。
図2Bの通り、キャップ3は、円筒部30の内周面に形成された雌ネジ32を備える。雌ネジ32が、容器1の開口部11の雄ネジ12(図1A)と螺合するように螺旋状に形成されている。
キャップ3は、その雌ネジ32を雄ネジ12に螺合させながら回締められることで容器1の開口部11に装着され、それによって、図2Cの通り、容器1の開口10がキャップ3によって閉じられる。
以下で、検体採取デバイスの使用例が説明される。歯周病の検査に利用される本実施形態では、被検者は、スティック21を把持して、毛束20を自身の口に入れて、歯肉溝を毛束20で拭って、検体を毛束20に保持させる。図3Aの通り、液体4が収容空間14内に収容されている。液体4は、実施形態では検体を保存する保存液である。
次いで、図3Aの通り、採取ブラシ2は、被検者によって、毛束20側から、開口10を通じて容器1の収容空間14に挿入される。毛束20が液体4に付けられて収容空間14の底15に達すると、前述の通り、La<Lbの関係ゆえに、採取ブラシ2の基端は収容空間14に収容されず、収容空間14の外にある。
次いで、採取ブラシ2が収容空間14に挿入されかつその基端が収容空間14の外に出ている状態でキャップ3が容器1の一端の開口部11に取り付けられて、開口10が閉じられる。この際、収容空間14の外にある基端が、キャップ3の頂面部31によって毛束20の反発力に抗して収容空間14へ押し込まれる。したがって、図3Bの通り、毛束20の各毛は、収容空間14の底15に沿って曲げられる。そして、その状態で、採取ブラシ2全体が収容空間14に収容され、開口10がキャップ3によって閉じられる。
図3Bの通り、底15において曲げられた毛束20はその反発力によって元の状態に戻ろうとしており、それによって、採取ブラシ2の基部は、上向きに付勢されて、キャップ3の頂面部31を押している。
次いで、検体採取デバイスは、被検者によって、図3Bの状態で郵送などの形式で検査技師に送られる。
次いで、検査技師によって、キャップ3が容器1の開口部11から取り外される。収容空間14に収容されている採取ブラシ2は上述のように毛束20の反発力により上向きに付勢されている。したがって、キャップ3が容器1の一端から取り外されると、図3Aの通り、毛束20が元の状態に戻り、結果的に、採取ブラシ2の基端は、毛束20の反発力により開口10から収容空間14の外に出る。
次いで、検査技師によって、採取ブラシ2の開口10から出ている部分が把持され、採取ブラシ2が収容空間14から取り出される。
こうして、検体および液体4だけを含む容器1が得られる。その後、検査技師が検体の検査作業に取り掛かる。
この検体採取デバイスは、以上の通り、毛束20の反発性を利用して、キャップ3が取り外されたときに採取ブラシ2の基端が容器1の開口10から出るようになっている。したがって、使用者は、採取ブラシ2を容器1から簡単に取り出すことができる。故に、ピンセット等を用いて採取ブラシ2を容器1から取り出すような煩わしさはない。
以上、本考案の好ましい一実施形態について説明されたが、本考案は、上記実施形態に当然ながら限定されるものではない。実施形態では、検体採取デバイスが歯周病の検査に利用されるものであったが、他の検体が採取ブラシ2によって採取されて、他の検査に利用されてもよい。キャップ3の容器1への取付けが、雄ネジ12および雌ネジ32のネジ係合方式であるが、他の取付けの方式が利用されてもよい。
1 容器
10 開口
11 開口部
12 雄ネジ
13 本体部
14 収容空間
15 底
2 採取ブラシ
20 毛束
21 スティック
3 キャップ
30 円筒部
31 頂面部
32 雌ネジ
4 液体
10 開口
11 開口部
12 雄ネジ
13 本体部
14 収容空間
15 底
2 採取ブラシ
20 毛束
21 スティック
3 キャップ
30 円筒部
31 頂面部
32 雌ネジ
4 液体
Claims (2)
- 検体を採取するために用いられる検体採取デバイスであって、
一端に開口を有し、他端が閉口した細長い容器と、
前記開口を閉じるために、前記容器の前記一端に取り付けられるキャップと、
前記検体を採取するための細長い採取ブラシと、を備え、
前記採取ブラシは、その先端に毛束を備え、
前記毛束は、反発性を有し、
前記採取ブラシは、前記容器の収容空間の長さよりも長く、前記毛束側から前記開口を通じて前記収容空間に挿入されて前記収容空間の底に達したとき、前記採取ブラシの基端は、前記収容空間の外にあり、
前記採取ブラシが前記収容空間に挿入されかつ前記採取ブラシの前記基端が前記収容空間の外にある状態で前記キャップが前記容器の前記一端に取り付けられる際、前記採取ブラシの前記基端が前記キャップによって前記毛束の反発力に抗して前記収容空間に押し込まれ、
前記キャップが前記容器の前記一端から取り外されると、前記収容空間に収容されている前記採取ブラシの前記基端は、前記毛束の前記反発力により前記開口から前記収容空間の外に出る、
ことを特徴とする検体採取デバイス。 - 前記採取ブラシは、スティックをさらに備え、
前記毛束は、前記スティックの一端に取り付けられ、
前記スティックの他端が、前記採取ブラシの前記基端を構成している、
ことを特徴とする請求項1に記載の検体採取デバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001260U JP3221808U (ja) | 2019-04-08 | 2019-04-08 | 検体採取デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019001260U JP3221808U (ja) | 2019-04-08 | 2019-04-08 | 検体採取デバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3221808U true JP3221808U (ja) | 2019-06-20 |
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Family Applications (1)
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JP2019001260U Expired - Fee Related JP3221808U (ja) | 2019-04-08 | 2019-04-08 | 検体採取デバイス |
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JP (1) | JP3221808U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111964963A (zh) * | 2020-07-07 | 2020-11-20 | 中山大学 | 一种仿生采样装置 |
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2019
- 2019-04-08 JP JP2019001260U patent/JP3221808U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN111964963B (zh) * | 2020-07-07 | 2023-10-17 | 中山大学 | 一种仿生采样装置 |
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