JP3221196B2 - 燃料電池のガス配管継手 - Google Patents

燃料電池のガス配管継手

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JP3221196B2
JP3221196B2 JP31510593A JP31510593A JP3221196B2 JP 3221196 B2 JP3221196 B2 JP 3221196B2 JP 31510593 A JP31510593 A JP 31510593A JP 31510593 A JP31510593 A JP 31510593A JP 3221196 B2 JP3221196 B2 JP 3221196B2
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直樹 藤原
博 青木
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石川島播磨重工業株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料電池のガス配管継手
に係り、特に高温のガス配管の電気絶縁性を確保しつつ
ボルトによる締付け力の低下を防止することのできる燃
料電池のガス配管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は燃料電池の一例を示すものであ
り、図示するように、容器1内にはボルト2で上下に締
付けられる電池本体(単セルの積層体)3が収容されて
いる。この燃料電池本体3の下部に設けられたホルダ4
にはアノード(燃料)側の入口ガス配管5および出口ガ
ス配管6が接続されると共にカソード(酸化剤)側の入
口ガス配管7および出口ガス配管8が接続されている。
これら容器1内の各ガス配管5〜8にはフランジ部1
1,12を互いに突き合わせてボルト締めしてなる継手
13が介設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料電池の
電位を確保するためには容器1内の電池本体側配管(例
においてはホルダ4の各配管部分)において容器1と電
気絶縁する必要がある。
【0004】一方、出力の高い大型の燃料電池において
は各ガス配管5〜8を通過するガスの運転温度は高温
(700 度)になり、各ガス配管温度も高温になる。した
がって、フランジ部11,12間にテフロン(登録商
標)を使用したパッキンを介設してもテフロンの使用限
界温度が低い(200 〜220 度)ことから電気絶縁には限
界があり、また、継手13部分においてはボルトが熱膨
張して締付け力が弱められ、ガスリークが発生する問題
がある。
【0005】本発明は上記問題点を有効に解決すべく創
案されたものである。
【0006】本発明はガス配管の電気絶縁性を確保しつ
つボルトの締付け力の低下によるガスリークの発生を未
然に防止することのできる燃料電池のガス配管継手を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はフランジ部とフ
ランジ部とを突き合わせてボルト締めしてなる燃料電池
のガス配管継手において、上記フランジ部とフランジ部
との間にアルミナ繊維を主成分とするセラミックファイ
バー製のシート状ガスケットを介設すると共に、上記ボ
ルトと少なくとも一方のフランジ部との間にセラミック
ファイバシートからなる絶縁部材を介設し、少なくとも
一方のフランジ部の径方向外側にフランジ部同士を離間
させる間隙を形成し、この間隙の位置でボルト締めする
ものである。
【0008】
【作用】フランジ部とフランジ部との間にアルミナ繊維
を主成分とするセラミックファイバー製のシート状ガス
ケットが介設され、ボルトと少なくとも一方のフランジ
部との間にセラミックファイバシートからなる絶縁部材
が介設され、ガス配管の継手において電気絶縁される。
また、フランジ部間に間隙が形成され、この隙間をボル
ト締めすることでフランジ部を弾性変形させるので、フ
ランジ部はバネ効果を発揮する。したがって、ボルトが
熱膨張してもボルトによる締付け力がフランジ部の弾性
力で補われ、フランジ部に対する締付け力を維持でき
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0010】図2は高出力の大型燃料電池を示すもので
ある。
【0011】図示するように、容器21内にはボルト2
2で締付けられる電池本体(スタック)23,24が上
下に配置されると共に、これら電池本体23,24にガ
スを均一に分配し、かつ電池本体23,24の締付けを
安定させるための中間ホルダ25が配置されている。中
間ホルダ25にはアノード(燃料)側の入口ガス配管2
6および出口ガス配管27が接続されると共にカソード
(酸化剤)側の入口ガス配管28および出口ガス配管2
9が接続されている。これらガス配管26〜29は容器
21内に立ち上げて中間ホルダ25に接続されている。
【0012】31は下部ホルダであり、この下部ホルダ
31は容器21と導通して同電位となっている。なお、
容器21に収容された電池本体を1ユニットとしてこれ
を直列に接続する場合には下部ホルダ31において絶縁
する必要がある。また、数ユニットの電池本体を直列に
接続し高電圧化を図る場合、電池本体のすべての部分を
電気的に対地(容器)と絶縁する必要がある。
【0013】各ガス配管26〜29には図1に示すよう
にフランジ付配管30aとフランジ付配管30bとを連
結する継手32が介設され、この継手32はボルト33
を下部のSUS製フランジ部34に形成されたボルト挿
通孔35および上部のSUS製フランジ部36に形成さ
れたボルト挿通孔37に挿通させてナット38で締め付
けて構成されるものである。
【0014】特に、フランジ部34,36間には電池本
体23,24の電位を確保するためにフランジ部34の
フランジ面とフランジ部36のフランジ面との接触を切
断する電気絶縁部材41が介設されている。また、ボル
ト33と下部のフランジ部34との間にも絶縁が施され
ている。ボルト33と下部のフランジ部34との絶縁
は、ボルト挿通孔35内に絶縁部材たる絶縁パイプ45
をボルト33を覆うように設けると共に、下部のフラン
ジ部34とボルト頭部46との間に絶縁部材たる絶縁ワ
ッシャ47,48,49をそれぞれ3層に重ね合わせて
設けることにより行われている。
【0015】フランジ部34,36間に介設される電気
絶縁部材41は、アルミナ繊維を主成分とするセラミッ
クファイバー製シート状ガスケット61で構成されてい
る。このガスケット61はセラミックファイバにシリカ
系等のバインダを加えてなるものである。セラミックフ
ァイバにバインダを加えたガスケット61は耐食性の強
い電解質である炭酸塩に対して健全である。
【0016】絶縁パイプ45は、ボルト33の周りに巻
き付けてなるセラミックファイバシートで構成されてい
る。三層の絶縁ワッシャ47,48,49のうち中間の
絶縁ワッシャ48はセラミックファイバシートで構成さ
れている。そして、その上下に位置する絶縁ワッシャ4
7,49は上下面にセラミック溶射層が施されたSUS
材で構成されている。
【0017】また、下部のフランジ部34のフランジ面
には径方向内側を隆起させてなる段部62が形成されて
おり、この段部62は上下のフランジ面間に間隙63を
形成するようになっている。それぞれのフランジ部3
4,36は、間隙63の位置でボルト締めされるように
なっている。そして、フランジ部34,36は、ボルト
締めされることによって互いに近接する方向に弾性変形
され、ボルト33の熱膨張による締付け力の低下を防止
するようになっている。
【0018】また、運転温度が上昇するとバインダのみ
が飛散および焼結して収縮してしまうため、ガスケット
61の厚さは多少減少するが、フランジ部材34,36
がボルト締めされて弾性変形しているので、ガスケット
61の厚さの減少に伴うフランジ部34,36の締付け
力の低下をフランジ部34,36の弾性変形で補うこと
ができる。すなわち、各フランジ部34,36はボルト
締めされることにより強制的に互いに近接する方向に変
形するために、元の平坦なフランジ面に復帰しようとす
るバネ力を発揮する。なお、ガスケット61は一度収縮
すると後に温度変化があってもガスケット61の厚さに
変化は生じない。したがって、室温と運転温度(700 度
程度)との間の熱サイクルの繰り返し(温度の上下変
動)があっても、本実施例にあっては安定したガスシー
ル性を発揮できる。
【0019】高温ガスを移送する運転時において、ボル
ト33が軸方向に熱膨脹しても、ボルト33の締付けに
よりフランジ部34,36が互いに近接させる方向に弾
性変形している限り、その弾性力がボルト33の締付け
力を補うことになり、ボルト33による締付け力の低下
を防止できる。
【0020】このようにフランジ部34,36間にアル
ミナ繊維を主成分とするセラミックファイバー製のシー
ト状ガスケット61を介設すると共に、ボルト33とフ
ランジ部34との間にセラミックファイバシートからな
絶縁ワッシャ(絶縁部材)48を介設し、少なくとも
一方のフランジ部34,36の径方向外側にフランジ部
34,36同士を離間させる間隙63を形成し、この間
隙63の位置でボルト締めするようにしたため、継手3
2においてはガス配管26〜29の電気絶縁を確保しつ
つフランジ部34,36のバネ効果によりフランジ部
,36の締付け力が維持されガスシール性が確保され
る。
【0021】なお、段部62は下部のフランジ部34に
形成するものとしたがこれに限るものではない。段部6
2は、上部のフランジ部36のフランジ面あるいは双方
のフランジ部34,36のフランジ面に形成してもよ
い。
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、高温下に
おいてガス配管の電気絶縁性を確保しつつボルトの締付
け力の低下を防止でき、ガスシール性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス配管の継手を示す断面図である。
【図2】大型の燃料電池を示す断面図である。
【図3】小型の燃料電池を示す断面図である。
【符号の説明】
26〜29 ガス配管 33 ボルト 34,36 フランジ部48 絶縁ワッシャ(絶縁部材) 61 シート状ガスケット 63 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−119059(JP,A) 特開 平2−207459(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/02 H01M 8/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部とフランジ部とを突き合わせ
    てボルト締めしてなる燃料電池のガス配管継手におい
    て、上記フランジ部とフランジ部との間にアルミナ繊維
    を主成分とするセラミックファイバー製のシート状ガス
    ケットを介設すると共に、上記ボルトと少なくとも一方
    のフランジ部との間にセラミックファイバシートからな
    る絶縁部材を介設し、少なくとも一方のフランジ部の径
    方向外側にフランジ部同士を離間させる間隙を形成し
    該間隙の位置でボルト締めすることを特徴とする燃料電
    池のガス配管継手。
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