JPH07169472A - 燃料電池のガス配管継手 - Google Patents

燃料電池のガス配管継手

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JPH07169472A
JPH07169472A JP5315105A JP31510593A JPH07169472A JP H07169472 A JPH07169472 A JP H07169472A JP 5315105 A JP5315105 A JP 5315105A JP 31510593 A JP31510593 A JP 31510593A JP H07169472 A JPH07169472 A JP H07169472A
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flange
fuel cell
gas pipe
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Naoki Fujiwara
直樹 藤原
Hiroshi Aoki
博 青木
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    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温の条件下でガス配管の電気絶縁性を確保
しつつボルトの締付け力の低下によるガスリークの発生
を未然に防止することを可能とする。 【構成】 フランジ部34とフランジ部36とを突き合
わせてボルト締めしてなる燃料電池のガス配管継手にお
いて、上記フランジ部34とフランジ部36との間、お
よび上記ボルト33と少なくとも一方のフランジ部34
(36)との間にそれぞれ電気絶縁部材41,44を介
設すると共に、フランジ部34,36間にボルト締めし
たときにフランジ部34,36を弾性変形させる間隙5
3,54を形成したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料電池のガス配管継手
に係り、特に高温のガス配管の電気絶縁性を確保しつつ
ボルトによる締付け力の低下を防止することのできる燃
料電池のガス配管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は燃料電池の一例を示すものであ
り、図示するように、容器1内にはボルト2で上下に締
付けられる電池本体(単セルの積層体)3が収容されて
いる。この燃料電池本体3の下部に設けられたホルダ4
にはアノード(燃料)側の入口ガス配管5および出口ガ
ス配管6が接続されると共にカソード(酸化剤)側の入
口ガス配管7および出口ガス配管8が接続されている。
これら容器1内の各ガス配管5〜8にはフランジ部1
1,12を互いに突き合わせてボルト締めしてなる継手
13が介設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料電池の
電位を確保するためには容器1内の電池本体側配管(例
においてはホルダ4の各配管部分)において容器1と電
気絶縁する必要がある。
【0004】一方、出力の高い大型の燃料電池において
は各ガス配管5〜8を通過するガスの運転温度は高温
(700 度)になり、各ガス配管温度も高温になる。した
がって、フランジ部11,12間にテフロンを使用した
パッキンを介設してもテフロンの使用限界温度が低い
(200 〜220 度)ことから電気絶縁には限界があり、ま
た、継手13部分においてはボルトが熱膨張して締付け
力が弱められ、ガスリークが発生する問題がある。
【0005】本発明は上記問題点を有効に解決すべく創
案されたものである。
【0006】本発明はガス配管の電気絶縁性を確保しつ
つボルトの締付け力の低下によるガスリークの発生を未
然に防止することのできる燃料電池のガス配管継手を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はフランジ部とフ
ランジ部とを突き合わせてボルト締めしてなる燃料電池
のガス配管継手において、上記フランジ部とフランジ部
との間、および上記ボルトと少なくとも一方のフランジ
部との間にそれぞれ電気絶縁部材を介設すると共に、フ
ランジ部間にボルト締めしたときにフランジ部を弾性変
形させる間隙を形成したものである。
【0008】
【作用】フランジ部とフランジ部との間、およびボルト
と少なくとも一方のフランジ部との間にそれぞれ電気絶
縁部材が介設され、ガス配管の継手において電気絶縁さ
れる。また、フランジ部間に間隙が形成され、この隙間
によりボルトを締付けたときにフランジ部が弾性変形す
るので、フランジ部はバネ効果を発揮する。したがっ
て、ボルトが熱膨張してもボルトによる締付け力がフラ
ンジ部の弾性力で補われ、フランジ部に対する締付け力
を維持できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0010】図3は高出力の大型燃料電池を示すもので
ある。
【0011】図示するように、容器21内にはボルト2
2で締付けられる電池本体(スタック)23,24が上
下に配置されると共に、これら電池本体23,24にガ
スを均一に分配し、かつ電池本体23,24の締付けを
安定させるための中間ホルダ25が配置されている。中
間ホルダ25にはアノード(燃料)側の入口ガス配管2
6および出口ガス配管27が接続されると共にカソード
(酸化剤)側の入口ガス配管28および出口ガス配管2
9が接続されている。これらガス配管26〜29は容器
21内に立ち上げて中間ホルダ25に接続されている。
【0012】31は下部ホルダであり、この下部ホルダ
31は容器21と導通して同電位となっている。なお、
容器21に収容された電池本体を1ユニットとしてこれ
を直列に接続する場合には下部ホルダ31において絶縁
する必要がある。また、数ユニットの電池本体を直列に
接続し高電圧化を図る場合、電池本体のすべての部分を
電気的に対地(容器)と絶縁する必要がある。
【0013】各ガス配管26〜29には図1に示すよう
にフランジ付配管30aとフランジ付配管30bとを連
結する継手32が介設され、この継手32はボルト33
を下部のSUS製フランジ部34に形成されたボルト挿
通孔35および上部のSUS製フランジ部36に形成さ
れたボルト挿通孔37に挿通させてナット38で締め付
けて構成されるものである。
【0014】特に、フランジ部34,36間には電池本
体23,24の電位を確保するためにフランジ部34の
フランジ面とフランジ部36のフランジ面との接触を切
断する電気絶縁部材41が介設され、この電気絶縁部材
41はアルミナ製の絶縁ガスケット42により構成され
ている。リング状に形成された絶縁ガスケット42には
ボルト33を挿通させる挿通穴43が形成されている。
また、ボルト33と下部のフランジ部34との間にもこ
れらの接触を切断する電気絶縁部材44が介設され、こ
の電気絶縁部材44はボルト挿通孔35内にボルト33
を覆うように設けられたセラミック製絶縁パイプ45を
有すると共に下部のフランジ部34とボルト頭部46と
の間に3層に重ね合わされた絶縁ワッシャ47〜49を
有する。中間に位置する絶縁ワッシャ48はカオウオー
ルシートで構成され、その上下に位置する絶縁ワッシャ
47,49は上下面にセラミック溶射層が施されたSU
S材で構成されている。
【0015】また、絶縁ガスケット42とこれを上下に
挾むフランジ部34,36との間にはリング状の摺動材
51,52が介設されており、この摺動材51,52は
フランジ面と絶縁ガスケット42との水平方向の熱膨張
差により絶縁ガスケット42にクラックが発生すること
を防止するために比較的軟質の銅あるいはモネルで構成
されている。摺動材51,52の摺動面には摺動性およ
び耐摩耗性を確保するために金メッキ層が施されてい
る。
【0016】また、摺動材51,52はボルト締めした
ときにフランジ部34,36を弾性変形させる間隙5
3,54を形成する。図示例にあっては摺動材51,5
2が絶縁ガスケット43を間に挾んで上下に介設されて
いるので、下部のフランジ部34と絶縁ガスケット42
との間に間隙53が形成されると共に、絶縁ガスケット
42と上部のフランジ部36との間に間隙54が形成さ
れる。これらの間隙53,54はフランジ部34,36
間の内周側が摺動材51,52で閉じられてフランジ部
34,36間を外周側に開放するようになっている。し
たがって、各フランジ部34,36はボルト締めされる
ことにより強制的に互いに近接する方向に変形するため
に、元の平坦なフランジ面に復帰しようとするバネ力を
発揮する。
【0017】高温ガスを移送する運転時において、ほと
んど熱変形しない絶縁ガスケット42に対しボルト33
が軸方向に熱膨脹しても、ボルト33の締付けによりフ
ランジ部34,36が互いに近接させる方向に弾性変形
している限り、その弾性力がボルト33の締付け力を補
うことになり、ボルト33による締付け力の低下を防止
できる。
【0018】このようにフランジ部34,36間、およ
びフランジ部36とボルト33との間に電気絶縁部材4
1,44が介設されると共に、ボルト締めしたときにフ
ランジ部34,36を弾性変形させるため、継手32に
おいてはガス配管26〜29の電気絶縁を確保しつつフ
ランジ部34,36のバネ効果によりフランジ部33,
36の締付け力が維持されガスシール性が確保される。
【0019】図2は第2の実施例を示すものである。
【0020】図2においてはフランジ部34,36間に
介設される電気絶縁部材41がアルミナ繊維を主成分と
するセラミックファイバー製シート状ガスケット61で
構成されている。このガスケット61はセラミックファ
イバにシリカ系等のバインダを加えてなるものである。
セラミックファイバにバインダを加えたガスケット61
は耐食性の強い電解質である炭酸塩に対して健全であ
る。
【0021】また、運転温度が上昇するとバインダのみ
が飛散および焼結して収縮してしまうため、ガスケット
61の厚さは多少減少するが、フランジ部材34,36
がボルト締めされて弾性変形しているので、ガスケット
61の厚さの減少に伴うフランジ部34,36の締付け
力の低下をフランジ部34,36の弾性変形で補うこと
ができる。なお、ガスケット61は一度収縮すると後に
温度変化があってもガスケット61の厚さに変化は生じ
ない。したがって、室温と運転温度(700 度程度)との
間の熱サイクルの繰り返し(温度の上下変動)があって
も、本実施例にあっては安定したガスシール性を発揮で
きる。
【0022】また、ボルト33と下部のフランジ部34
との間に介設される電気絶縁部材44にあっては絶縁パ
イプ45がボルト33の周りに巻き付けてなるセラミッ
クファイバシートで構成されると共に中間の絶縁ワッシ
ャ48がセラミックファイバシートで構成されている。
【0023】さらに、下部のフランジ部34のフランジ
面には径方向内側を隆起させてなる段部62が形成さ
れ、この段部62は上下のフランジ面間に間隙63を形
成する。したがって、上記実施例と同様にボルト締めし
たときにフランジ部34,36が弾性変形し、ボルト3
3の熱膨張による締付け力の低下を防止できる。なお、
段部62は上部のフランジ部36のフランジ面あるいは
双方のフランジ部34,36のフランジ面に形成しても
よい。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、フランジ
部とフランジ部との間、およびボルトと少なくとも一方
のフランジ部との間にそれぞれ電気絶縁部材を介設する
と共に、フランジ部間にボルト締めしたときにフランジ
部を弾性変形させる間隙を形成したので、高温下におい
てガス配管の電気絶縁性を確保しつつボルトの締付け力
の低下を防止でき、ガスシール性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス配管の継手を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】大型の燃料電池を示す断面図である。
【図4】小型の燃料電池を示す断面図である。
【符号の説明】
26〜29 ガス配管 33 ボルト 34,36 フランジ部 41,44 電気絶縁部材 53,54,63, 間隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部とフランジ部とを突き合わせ
    てボルト締めしてなる燃料電池のガス配管継手におい
    て、上記フランジ部とフランジ部との間、および上記ボ
    ルトと少なくとも一方のフランジ部との間にそれぞれ電
    気絶縁部材を介設すると共に、フランジ部間にボルト締
    めしたときにフランジ部を弾性変形させる間隙を形成し
    たことを特徴とする燃料電池のガス配管継手。
JP31510593A 1993-12-15 1993-12-15 燃料電池のガス配管継手 Expired - Fee Related JP3221196B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010144185A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Shinmaywa Industries Ltd 絶縁フランジ構造および真空成膜装置

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JP2010144185A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Shinmaywa Industries Ltd 絶縁フランジ構造および真空成膜装置

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