JP3221024U

JP3221024U - ドリル構造

Info

Publication number: JP3221024U
Application number: JP2018004099U
Authority: JP
Inventors: 簡松豪; 趙莉怡; 林鳳▲ギョク▼; 李振稼; 趙銘元
Original assignee: 創國興業有限公司
Priority date: 2017-11-03
Filing date: 2018-10-23
Publication date: 2019-04-25
Anticipated expiration: 2028-10-23
Also published as: KR20200068018A; US20190134719A1; TW201918305A; TWI651141B

Abstract

【課題】高い切削能力及び長い耐用寿命を有するドリル構造を提供する。【解決手段】ドリル構造は、シャンク部及びシャンク部の一端に配置されている溝部を備える。溝部の前方領域は、ウェブ２８を有する。ウェブの２つの側面は、第１のすくい面３２及び第２のすくい面３４を形成するために後方に傾けられている。少なくとも１つの溝が、溝部の外周表面上に形成される。溝部は、その中心にビット心部３８を有する。ビット心部の横断面の半径は、心厚として画定される。第１のすくい面は、第１の１番すくい面４０、及び第１の２番すくい面４２を含む。第２のすくい面は、第２の１番すくい面４４、及び第２の２番すくい面４６を含む。第１の１番すくい面の第１の切れ刃４０１は、第１の接続刃４０３と平行ではない。１番すくい面幅の厚さは、心厚より大きい。【選択図】図３

Description

本考案は、ドリル構造、特に高い切削能力及び長い耐用寿命を有するドリル構造に関するものである。

科学技術の進歩によって、印刷回路基板（ＰＣＢ）上の回路は、高密度及び高精度を達成させるために小型化が進んでいる。高品質、高い生産性、及び迅速な供給を要求している非常に競争的な環境に直面することで、製造業者は、ＰＣＢにて使用するマイクロドリルが、ますます高度化する精度、強度、送り速度、及び表面仕上げを有することを必要とする。実際の製造では、製造業者は、製造効率を上昇させ、製造コストを減少するように、複数のＰＣＢ品を積み重ねて、同時にそれらを穿孔する可能性がある。この場合においては、マイクロドリルは、より長い長さ及び充分なチップ排出能力を有することが必要である。

マイクロドリルは、シャンク部及びシャンク部と接続される溝部を含む。溝部の前端部は、図１に示すように、すくい面構造１０を有する。すくい面構造１０は、２つの１番すくい面１２及び１２’、並びに２つの第２のすくい面１４及び１４’を含み、それは静的な先端部位置１６に対して対称的に配置され、加工物を切削するために用いられる。図１に示される設計では、切れ刃１２１及び１２１’は、１番すくい面１２及び１２’の側部にそれぞれ形成される。より短い切削長であるため、切れ刃１２１、及び１２１’は、小さな切削力を有する。更に、１番すくい面がより小さな面積であるため、当該ドリル構造は耐用寿命が短い。

本考案の１つの目的は、高い切削能力及び長い耐用寿命を有するドリル構造を提供し、それによって上述の課題を解決することである。

考案を解決するための手段

上述の目的を達成するために、本考案の一実施形態はドリル構造を提案し、それはシャンク部及びシャンク部の一端に配置されている溝部を備える。溝部の前方領域は、すくい面構造を有する。すくい面構造はウェブを有し、ウェブは先端部を有する。ウェブの２つの側面は、第１のすくい面及び第２のすくい面を形成するために後方に傾けられている。第１のすくい面の少なくとも１つの第１の外側リムは、溝部の外周表面周辺で、後方に螺旋状に延在され、少なくとも１つの第１の螺旋側端部及び少なくとも１つの第１の螺旋溝部を形成する。溝部はビット心部を有する。ビット心部の横断面の半径は、心厚として画定される。第１のすくい面は、第１の１番すくい面、及び第１の２番すくい面を含む。第２のすくい面は、第２の１番すくい面、及び第２の２番すくい面を含む。第１の１番すくい面、第１の２番すくい面、第２の１番すくい面、及び第２の２番すくい面の頂部は、先端部で交差する。第１の１番すくい面は、第１の切れ刃、第１のプリズム刃、第１の接続刃、及び第１の外縁部を有する。第１のプリズム刃は、第２の２番すくい面と接続される。第１の接続刃は、第１の２番すくい面と接続される。第１のプリズム刃の一端部及び第１の接続刃の一端部は、先端部で交差する。第１の切れ刃の一端部は、第１のプリズム刃の一端部と接続され、先端部から遠く離れて配置される。第１の切れ刃の他端は、第１の接続刃から遠く離れた方向に延在され、第１の切れ刃を第１の接続刃と平行にはしない。第１の外縁部の２つの端部は、第１の切れ刃及び第１の接続刃とそれぞれ接続される。第１の外縁部の２つの端部間の最短距離は、１番すくい面幅として画定される。１番すくい面幅の厚さは、心厚より大きい。

一実施形態では、第１の２番すくい面は、第１の刃後部、第２のプリズム刃、第２の接続刃、及び第２の外縁部を有する。第１の２番すくい面の第２の接続刃は、第１の１番すくい面の第１の接続刃と接続される。第２の外縁部の一端部は、第１の１番すくい面の第１の外縁部の一端部と接続されて、中心にある先端部により弧を形成する。弧は、第１のすくい面の第１の外側リムとして機能する。弧は、６０〜２００度の範囲にある刃先角を有する。

一実施形態では、第２の１番すくい面は、三角形状の形態を有する。第２の１番すくい面は、第３のプリズム刃、第３の接続刃、及び第３の外縁部を含む。第２の２番すくい面は、第２の刃後部、第４のプリズム刃、第４の接続刃、及び第４の外縁部を含む。第２の１番すくい面の第３のプリズム刃は、第１の２番すくい面の第２のプリズム刃と接続される。第２の１番すくい面の第３の接続刃は、第２の２番すくい面の第４の接続刃と接続される。第２の２番すくい面の第４のプリズム刃は、第１の１番すくい面の第１のプリズム刃と接続される。第２の２番すくい面の第４の外縁部は、第１の端部及び第１の端部と接続される第２の端部を含む。各第１の端部及び第２の端部は、弧又は直線状である。第２の２番すくい面の第２の刃後部は、直線状であり第４の接続刃と平行
である。別の実施形態では、第２の２番すくい面の第２の刃後部は、弧状であり、いかなる鋭角もなく第１の切れ刃と平滑に接続される。

一実施形態では、第１のすくい面及び第２のすくい面は、ウェブの２つの側面にそれぞれ配置される。第１の１番すくい面は、第２の１番すくい面に対応する。第１の２番すくい面は、第２の２番すくい面に対応する。第２の１番すくい面は、第３のプリズム刃、第２の切れ刃、第３の接続刃、及び第３の外縁部を含む。第３の接続刃は、第２の２番すくい面と接続される。第３のプリズム刃の一端部及び第３の接続刃の一端部は、先端部で交差する。第２の切れ刃の一端部は、第３のプリズム刃の一端部と接続され、それは先端部から遠く離れて配置される。第２の切れ刃の他端は、第３の接続刃から遠く離れた方向に延在されて、第２の切れ刃を第３の接続刃と平行にはしない。第３の外縁部の２つの端部は、第２の切れ刃及び第３の接続刃とそれぞれ接続される。第３の外縁部の２つの端部間の最短距離は、１番すくい面幅として画定される。

以下に、実施形態が添付の図面と協同して詳述されることで、本考案の目的、技術的内容、特徴、及び成果を容易によく理解されるようにする。

従来のドリル構造のすくい面構造を模式的に示している線図である；本考案の一実施形態によるドリル構造を模式的に示している線図である；本考案の第１の実施形態によるすくい面構造を模式的に示している線図である；本考案の第２の実施形態によるすくい面構造を模式的に示している線図である；本考案の第３の実施形態によるすくい面構造を模式的に示している線図である。

本考案は、以下の実施形態によって詳述する。しかしながら、これらの実施形態は、本考案を例証するのみであって、本考案の範囲を制限することを目的としない。

図２は、本考案の一実施形態によるドリル構造を模式的に示している線図である。図２に示すように、ドリル構造２０は、シャンク部２２及びシャンク部２２の一端部に配置される溝部２４を備える。溝部２４の前方領域は、すくい面構造２６を有する。すくい面構造２６は、ウェブ２８を有する。図３は、本考案の第１の実施形態によるすくい面構造を模式的に示している線図である。図３に示すように、ウェブ２８は、ドリル構造２０の静止したウェブ位置として機能している先端部Ｏを有する。ウェブ２８の２つの側面は、シャンク部２２の方へそれぞれ傾けられて、第１のすくい面３２及び第２のすくい面３４を形成する。第１の実施形態では、第１のすくい面３２の構造は、第２のすくい面３４の構造と異なる。第１のすくい面３２の第１の外側リム３２１は、溝部２４の外周表面周辺で、シャンク部２２の方へ螺旋状に延在され、第１の螺旋側端部（図面に示さず）及び第１の螺旋溝部３６を形成する。このように、溝部２４は、その中心にビット心部３８を有する。ビット心部３８の横断面の半径は、心厚Ｔとして画定される。

第１のすくい面３２は、第１の１番すくい面４０及び第１の２番すくい面４２を含む。第２のすくい面３４は、第２の１番すくい面４４、及び第２の２番すくい面４６を含む。第１の１番すくい面４０、第１の２番すくい面４２、第２の１番すくい面４４、及び第２の２番すくい面４６の頂部は、ウェブ２８の先端部Ｏで交差する。第１の１番すくい面４０は、第１の切れ刃４０１、第１のプリズム刃４０２、第１の接続刃４０３、及び第１の外縁部４０４を有する。第１のプリズム刃４０２の一端部及び第１の接続刃４０３の一端部は、先端部Ｏで交差する。第２の１番すくい面４２は、第１の刃後部４２１、第２のプリズム刃４２２、第２の接続刃４２３、及び第２の外縁部４２４を有する。第２のプリズム刃４２２の一端部及び第２の接続刃４２３の一端部は、先端部Ｏで交差する。第１の１番すくい面４０の第１の接続刃４０３は、第１の２番すくい面４２の第２の接続刃４２３と接続される。第１の１番すくい面４０の第１の切れ刃４０１の一端部は、第１のプリズム刃４０２の一端部と接続され、それは先端部Ｏから遠く離れて配置される。第１の切れ刃４０１の他端は、第１の接続刃４０３から遠く離れた方向へ延在され、それによって、第１の切れ刃４０１は第１の接続刃４０３と平行ではない。第１の外縁部４０４の２つの端部は、第１の切れ刃４０１及び第１の接続刃４０３とそれぞれ接続される。第１の外縁部４０４の２つの端部間の最短距離は、第１の１番すくい面４０の幅Ｗとして画定される。第１の１番すくい面４０の幅Ｗは、心厚Ｔより大きい。従って、第１の１番すくい面４０は、先端部Ｏから第１の外縁部まで段階的に広がる。

再び図３を参照する。第１の２番すくい面４２の第２の外縁部４２４の一端部は、第１の１番すくい面４０の第１の外縁部４０４の一端部と接続される。第１の外縁部４０４及び第２の外縁部４２４は、先端部Ｏを中心として、共同して弧を形成する。弧は、第１のすくい面３２の第１の外側リム３２１に等しい。第１の実施形態では、弧の刃先角θは、１２０度である。しかしながら、本考案は、第１の実施形態によって限定されるものではない。他の実施形態では、弧の刃先角θは、６０〜２００度の範囲である。

第１の実施形態では、第２の１番すくい面４４は、第３のプリズム刃４４２、第３の接続刃４４３、及び第３の外縁部４４４を含んでいる三角形状の形態を有する。第１の実施形態では、第２の２番すくい面４６は、第２の刃後部４６１、第４のプリズム刃４６２、第４の接続刃４６３、及び第４の外縁部４６４を含む。第２の１番すくい面４４の第３のプリズム刃４４２が、第１の２番すくい面４２の第２のプリズム刃４２２と接続される。第２の１番すくい面４４の第３の接続刃４４３は、第２の２番すくい面４６の第４の接続刃４６３と接続される。第２の２番すくい面の第４のプリズム刃４６２は、第１の１番すくい面４０の第１のプリズム刃４０２と接続される。図３に示される第１の実施形態では、第２の刃後部４６１は、円弧状であり、いかなる鋭角もなく第１の切れ刃４０１と平滑に接続される。第４の外縁部４６４は、第１の端部４６５及び第１の端部４６５と接続される第２の端部４６６を含む。第１の端部４６５及び第２の端部４６６は、それぞれ弧又は直線状である。第２の端部４６６の一端部は、第２の刃後部４６１の一端部と接続される。

図４は、本考案の第２の実施形態によるすくい面構造を模式的に示している線図である。第２実施例は、第１の実施形態と基本的に類似している。第２の実施形態では、すくい面構造２６’の第１のすくい面３２’は、第１の１番すくい面４０’及び第１の２番すくい面４２’を含む。第２のすくい面３４’は、第２の１番すくい面４４’、及び第２の２番すくい面４６’を含み、第１の１番すくい面４０’、第１の２番すくい面４２’、第２の１番すくい面４４’、及び第２の２番すくい面４６’の頂部は、先端部Ｏで交差する。第１の１番すくい面４０’の第１の切れ刃４０１’の一端部は、第１の１番すくい面４０’の第１のプリズム刃４０２’の一端部と接続され、それは先端部Ｏから遠く離れて配置される。第１の切れ刃４０１’の他端は、第１の接続刃４０３’から遠く離れた方向に延在され、それによって、第１の切れ刃４０１’は第１の接続刃４０３’と平行ではない。第１の外縁部４０４’の２つの端部は、第１の切れ刃４０１’及び第１の接続刃４０３’とそれぞれ接続される。第１の外縁部４０４’の２つの終点間の最短距離は、第１の１番すくい面４０’の幅Ｗとして画定される。第１の１番すくい面４０’の幅Ｗは、心厚Ｔより大きい。したがって、第１の１番すくい面４０’が、先端部から第１の外縁部４０４’まで段階的に広がる。

第２の実施形態は、第２の２番すくい面４６’の第２の刃後部４６１’は、第２の実施形態において直線状であり第４の接続刃４６３’と平行であるという点で第１の実施形態と異なる。第４の外縁部４６４’は、第１の端部４６５’及び第２の端部４６６’を含む。第４の外縁部４６４’は、第２の刃後部４６１’の一端部及び第４の接続刃４６３’の一端部と接続され、それは先端部Ｏから遠く離れて配置される。

上述の第１の実施形態及び第２の実施形態では、第１のすくい面３２（３２’）は、第２のすくい面３４（３４’）とは非対称である。第１の実施形態及び第２の実施形態は、それぞれ単一の第１の切れ刃４０１（４０１’）及び単一の第１の螺旋溝部３６（３６’）を有するのみである。第１の実施形態及び第２の実施形態では、第１の切れ刃４０１（４０１’）は斜めに延在され、第１の接続刃４０３（４０３’）と平行ではなく、それによって、第１の切れ刃４０１（４０１’）は、より長い切削長及びより高い切削能力を有する。本考案において、第１の１番すくい面４０（４０’）の幅Ｗは、心厚Ｔより大きい。このように、第１の１番すくい面４０（４０’）は、先端部Ｏから第１の外縁部４０４（４０４’）まで段階的に広がる。したがって、第１の１番すくい面４０（４０’）は、より広範な領域及びより長い耐用寿命を有する。

本考案において、第１の１番すくい面の幅Ｗが心厚よりも大きい設計は、第１及び第２の実施形態の単一切れ刃のドリル構造に加えて、二重切れ刃及び二重溝のドリル構造にも適用される。図５は、本考案の第３の実施形態によるすくい面構造を模式的に示している線図である。図５に示すように、第１のすくい面５２及び第２のすくい面５４は、ウェブ２８の２つの側面に、反対の位置に配置されている。第１の１番すくい面６０は、第２の１番すくい面６４に相当する。第１の２番すくい面６２は、第２の２番すくい面６６に対応する。第１の１番すくい面６０、第１の２番すくい面６２、第２の１番すくい面６４、及び第２の２番すくい面６６の頂部は、先端部Ｏで交差する。第１のすくい面５２の第１の外側リム５２１及び第２のすくい面５４の第２の外側リム５４１は、シャンク部２２（図２に示す）の方へ、溝部２４（図２に示す）の表面周辺で、螺旋状に延在され、第１の螺旋側端部（図５に示さず）、第１の螺旋溝部５６、第２の螺旋側端部（図５に示さず）、及び第２の螺旋溝部５８を形成する。このように、溝部２４は、その中心にビット心部３８を有する。ビット心部３８の横断面の半径は、心厚Ｔとして画定される。

再び図５を参照する。第１の１番すくい面６０は、第１の切れ刃６０１、第１のプリズム刃６０２、第１の接続刃６０３、及び第１の外縁部６０４を有する。第１のプリズム刃６０２の一端部及び第１の接続刃６０３の一端部は、先端部Ｏで交差する。第２の１番すくい面６４は、第２の切れ刃６４１、第３のプリズム刃６４２、第３の接続刃６４３、及び第３の外縁部６４４を有する。第３の接続刃６４３は、第２の２番すくい面６６と接続される。第３のプリズム刃６４２の一端部及び第３の接続刃６４３の一端部は、先端部Ｏで交差する。第１の１番すくい面６０の第１の切れ刃６０１及び第２の１番すくい面６４の第２の切れ刃６４１は、ウェブ２８の２つの端部とそれぞれ接続される。第１の切れ刃６０１の他端は、第１の接続刃６０３から遠く離れた方向に延在され、それによって、第１の切れ刃６０１は第１の接続刃６０３と平行ではない。第２の切れ刃６４１の他端は、第３の接続刃６４３から遠く離れた方向に延在され、それによって、第２の切れ刃６４１は、第３の接続刃６４３と平行ではない。このように、１番すくい面の幅Ｗ１及びＷ２は、第１の外縁部６０４の２つの端部間の最短距離、及び第３の外縁部６４４の２つの端部間の最短距離によってそれぞれ画定され、心厚Ｔより大きい。言い換えると、最初の１番すくい面６０／第２の１番すくい面６４は、先端部Ｏから第１の外縁部６０４／第２の外縁部６４４まで段階的に広がる。

第１の端部溝６８は、第１の外側リム５２１の一部から、及び第１の螺旋側端部に沿って形成される。第１の端部溝６８は、第１の刃後部６２１に隣接する。第２の端部溝７０は、第２の外側リム５４１の一部から、及び第２の螺旋側端部に沿って形成される。第２の端部溝７０は、第２の刃後部６６１に隣接する。

第３の実施形態のすくい面構造において、第１の切れ刃６０１／第２の切れ刃６４１は、第１の接続刃６０３／第３の接続刃６４３と平行ではないが、第１の接続刃６０３／第３の接続刃６４３に斜行する。従来の切れ刃１２１（図１に示す）と比較して、第１の切れ刃６０１／第２の切れ刃６４１は、より長い切削長及び高い切削力を有する。更に、第１の１番すくい面６０／第２の１番すくい面６４の切れ刃幅Ｗ１／Ｗ２は、心厚Ｔより大きい。このように、第１の１番すくい面６０／第２の１番すくい面６４は、先端部Ｏから第１の接続刀６０３／第３の接続刀６４３まで段階的に広がる。したがって、第１の１番すくい面６０／第２の１番すくい面６４は、より大きな面積及びより長い耐用寿命を有する。

結論として、本考案のドリル構造が単一の切れ刃又は二重の切れ刃のものであるかどうかに関わらず、１番すくい面のすくい面幅が心厚より大きい。したがって、１番すくい面は、より長い切削長及びより高い切削力を有する。更に、１番すくい面は、より大きい面積及びより長い耐用寿命を有する。

Claims

シャンク部と；
前記シャンク部の一端部に配置される溝部と、を備えるドリル構造であって、すくい面構造が、前記溝部の前端部に形成され；前記すくい面構造体がウェブを含み；前記ウェブが先端部を有し；前記ウェブの２つの側面が、第１のすくい面及び第２のすくい面を形成するために後方に螺旋状に延在され；前記第１のすくい面のうち少なくとも１つの第１の外側リムが、前記溝部の外周表面周辺で後方に螺旋状に延在されて、少なくとも１つの第１の螺旋側端部及び少なくとも１つの第１の螺旋溝部を形成し；前記溝部がビット心部を有し；前記ビット心部の横断面の半径が心厚として画定され；前記第１のすくい面が、第１の１番すくい面及び第１の２番すくい面を含み；前記第２のすくい面が、第２の１番すくい面、及び第２の２番すくい面を含み；前記第１の１番すくい面、前記第１の２番すくい面、前記第２の１番すくい面、及び前記第２の２番すくい面の頂部が、前記先端部で交差し；前記第１の１番すくい面が、第１の切れ刃、第１のプリズム刃、第１の接続刃、及び第１の外縁部を有し；前記第１のプリズム刃が、前記第２の２番すくい面と接続され；前記第１の接続刃が、前記第１の２番すくい面と接続され；前記第１のプリズム刃の一端部及び前記第１の接続刃の一端部が、前記先端部で交差し；前記第１の切れ刃の一端部が前記第１のプリズム刃の一端部と接続され、それは前記先端部から遠く離れて配置され；前記第１の切れ刃の他端が、前記第１の切れ刃を前記第１の接続刃と平行しないように、前記第１の接続刃から遠く離れた方向に延在され；前記第１の外縁部の２つの端部が、前記第１の切れ刃及び前記第１の接続刃とそれぞれ接続され；前記第１の外縁部の２つの端部間の最短距離が、１番すくい面幅として画定され；前記１番すくい面幅の厚さが前記心厚より大きい、ドリル構造。
前記第１の２番すくい面が、第１の刃後部、第２のプリズム刃、第２の接続刃、及び第２の外縁部を有し；前記第１の２番すくい面の前記第２の接続刃が、前記第１の１番すくい面の前記第１の接続刃と接続され；前記第２の外縁部の一端部が、前記第１の１番すくい面の前記第１の外縁部の一端部と接続されて、前記先端部を中心として孤を形成し；前記弧は、前記第１のすくい面の前記第１の外側リムとして機能し；前記弧は、６０〜２００度の刃先角を有する、請求項１に記載のドリル構造。
前記第２の１番すくい面が、三角形状の形態を有し；前記第２の１番すくい面が、第３のプリズム刃、第３の接続刃、及び第３の外縁部を含み；前記第２の２番すくい面が、第２の刃後部、第４のプリズム刃、第４の接続刃、及び第４の外縁部を含み；前記第２の１番すくい面の前記第３のプリズム刃が、前記第１の２番すくい面の前記第２のプリズム刃と接続され；前記第２の１番すくい面の前記第３の接続刃が、前記第２の２番すくい面の前記第４の接続刃と接続され；前記第２の２番すくい面の前記第４のプリズム刃が、前記第１の１番すくい面の前記第１のプリズム刃と接続される、請求項２に記載のドリル構造。
前記第２の２番すくい面の前記第４の外縁部が、第１の端部であり前記第１の端部と接続される第２の端部を含み；各前記第１の端部及び前記第２の端部が、弧又は直線状である、請求項３に記載のドリル構造。
前記第２の２番すくい面の前記第２の刃後部が、直線状及び前記第４の接続刃と平行である、請求項３に記載のドリル構造。
前記第２の２番すくい面の前記第２の刃後部が、弧状であり、いかなる鋭角もなく前記第１の切れ刃と平滑に接続される、請求項３に記載のドリル構造。
前記第１のすくい面及び前記第２のすくい面が、前記ウェブの２つの側面にそれぞれ配置され；前記第１の１番すくい面が、前記第２の１番すくい面に対応し；前記第１の２番すくい面が、前記第２の２番すくい面に対応し；前記第２の１番すくい面が、第３のプリズム刃、第２の切れ刃、第３の接続刃、及び第３の外縁部を含み；前記第３の接続刃が、前記第２の２番すくい面と接続され；前記第３のプリズム刃の一端部及び前記第３の接続刃の一端部が、前記先端部で交差し；前記第２の切れ刃の一端部が前記第３のプリズム刃の一端部と接続され、それは前記先端部から遠く離れて配置され；前記第２の切れ刃の他端が、前記第２の切れ刃を前記第３の接続刃と平行しないように、前記第３の接続刃から遠く離れた方向に延在され；前記第３の外縁部の２つの端部が、前記第２の切れ刃及び前記第３の接続刃とそれぞれ接続され；前記第３の外縁部の２つの端部間の最短距離が、１番すくい面幅として画定される、請求項２に記載のドリル構造。
前記第２のすくい面の第２の外側リムが前記溝部の外周表面周辺で後方に螺旋状に延在されて、第２の螺旋側端部及び第２の螺旋溝部を形成し；前記溝部がその中心にビット心部を有する、請求項７に記載のドリル構造。
第１の端部溝が、前記第１の外側リムの一部から、及び前記第１の螺旋側端部に沿って形成され；前記第１の端部溝が、前記第１の２番すくい面の前記第１の刃後部に隣接し；第２の端部溝が、一部の前記第２の外側リムの一部から、及び前記第２の螺旋側端部に沿って形成され；前記第２の端部溝が、前記第２の２番すくい面の前記第２の刃後部に隣接する、請求項８に記載のドリル構造。
前記第１の１番すくい面が、前記先端部から前記第１の外縁部までに段階的に広がる、請求項１に記載のドリル構造。