JP3220949U - 耐力壁構造住宅用の透湿防水材 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐震性を保証する構造用合板の固定状態を、後日でも、客観的に容易に証明できる耐力壁構造住宅用の透湿防水材を提供する。【解決手段】構造用合板10の屋外側表面に配する透湿防水材30に、構造用合板を結合させる固定金具(木造用耐震ねじ21、帯金物22)を外部から目視確認できる点検開口部32を設けるとともに、当該点検開口部32に、透明材、半透明材、或いは、開閉可能に配した透湿防水材30いずれか一の閉塞手段35を配する。かかる構成により、外壁化粧材を取り外すことによって、随時、構造用合板10の固定状態(固定金具の配設状態、個数等)を点検開口部32を介して視認可能とすることが出来る。耐力壁構造の根幹である構造用合板10の固定状態を視認可能とする結果、当該家屋の不動産価値評価を確実に高めることが出来る。【選択図】図1

Description

本考案は、構造用合板を用いる木造住宅に係り、特に、構造用合板の屋外側に配設する透湿防水材の構成に関する。
図4は、耐力壁構造の木造住宅、例えば、ツーバイフォー構造をとる戸建住宅の外壁構造を例示する平面断面図である。
1は間柱、2は、間柱1の間に配する断熱材、3は、間柱1の屋外側に設ける構造用合板、4は、構造用合板3の屋外側に設ける透湿防水シート、5は胴縁、6は、胴縁5によって形成される通気用空間、7は、サイディング材、8は、断熱材2の屋内側に設ける透湿シートである。
図5に示すように、構造用合板3は、例えば、固定金具(木造用耐震ねじ等)8−1を介して間柱1/柱材1−2に固定する。透湿防水シート4は、構造用合板3の屋外側の全面を覆うように配設する。
胴縁5は、例えば釘等の固定金具(図示せず)を介して間柱1/柱材1−2に固定し、サイディング材7は、例えば釘等の固定金具8−2を介して胴縁5に固定する。構造用合板3の屋外側に固定する胴縁5と、サイディング材7との間の隙間は、換気用の空気流動経路として機能する。
実願2018−004744
問題は、躯体強度を保証する構造用合板(3)が、適正な状態で固定されているか否かの点について、後日の査定判断が難しい点にある。
構造用合板(3)は、軸組枠構造をとる木造住宅において、躯体強度、耐震性能を保証する等、きわめて重要な建築要素である。しかしながら、構造用合板(3)の屋外表面には、透湿防水シート(4)が全面に配設される。屋内側から排出される湿気を逃がす一方、構造用合板(3)に対する水分(雨水、結露等)を防止するためである。
そして、透湿防水シート(4)を構造用合板(3)の全面に配する結果、構造用合板(3)を固定する木造用耐震ねじ等の固定金具(8−1)は、外部からみえない状態となる。
新築工事の場合は、構造用合板(3)の固定を確実に行っていることを、例えばビデオ撮影して、施主に対して映像データとして示すことが出来る。
しかしながら、工事進捗状態の映像がない場合、或いは映像データが施主に提供されない場合等、構造用合板(3)の固定状態は、不明のままとなる。
また、後日、当該家屋を売却する際に、構造用合板(3)の固定状態がどのようになっているかを、客観的に証明する困難が生じる結果、不動産価値の評価が不安定なままになる虞れがある。
そこで、本考案の目的は、耐力壁構造住宅用において耐震性を保証する構造用合板の固定状態を、後日でも、客観的に容易に証明できるようにする点にある。
前記目的を達成するため、本考案に係る耐力壁構造住宅は、構造用合板の屋外側表面に配する透湿防水材に、柱材(柱、間柱)と構造用合板とを結合させる固定金具を外部から目視確認できる点検開口部を設けるとともに、当該点検開口部に、透明材、半透明材、或いは、開閉可能に配した透湿防水材いずれか一の閉塞手段を配する(請求項1)。
固定金具を外部から目視確認できる点検開口部を設け、当該開口部に透明材、半透明材等の閉塞手段、或いは、固定金具の点検が可能な状態で開閉可能に配した透湿防水材を設けることによって、随時、構造用合板の固定状態(固定金具の配設状態、個数等)を視認可能とすることが出来る。
点検開口部は、構造用合板を固定する固定金具の各々について個別に設ける場合がある(請求項2)。
構造用合板を固定する固定金具は、例えば、木造用耐震ねじ、構造用合板の繋ぎ部分に使用する連結材(帯金物)等を使用する。点検開口部は、その各々の固定金具について個別に設け、当該個別の点検開口部を、透明材、半透明材、或いは、開閉可能に配した透湿防水材いずれか一の閉塞手段によって閉塞することが出来る。
点検開口部は、構造用合板を固定する固定金具の配設列を視認できよう、縦長または/および横長の開口とする場合がある(請求項3)。
構造用合板を固定する固定金具は、数が多い。このため、個別に点検開口部を設けず、配設列を外部から視認できよう縦長/横長の開口としても良い。個別の点検開口部を設けるよりも、透湿防水材の製造が容易となりコストを低減できる利点がある。
本考案に係る耐力壁構造住宅用の透湿防水材によれば、耐震性を保証する構造用合板の固定状態を、随時、客観的に証明することが出来る。
第一の実施形態に係る透湿防水材を例示する図である。 第二の実施形態に係る透湿防水材を例示する図である。 第三の実施形態に係る透湿防水材を例示する図である。 従来の外壁構造を例示する平面断面図である。 従来の外壁構造を例示する斜視図である。
図1は、第一の実施形態に係る耐力壁構造住宅の透湿防水材を例示するものである。
10は、構造用合板、11は柱、12は間柱、14は梁(または桁、胴差し)、15は胴つなぎ、16は基礎、17は土台、18は受材である。
構造用合板10は、例えば、木造用耐震ねじ21、帯金物22等の固定金具を介して、柱11、間柱12、梁14に固定する。柱11および梁14には、固定金具を打ち込むための受具(図示せず)を配することがある。
木造用耐震ねじ21は、適当間隔(例えば100mm以下)で外周部に打ち込むとともに、適当間隔(例えば150mm以下)で中間部に打ち込む。
また、この実施形態は、構造用合板10を高さ方向に張り継ぐ場合を例示しているので、胴つなぎ15に対しても木造用耐震ねじ21を適当間隔(例えば100mm以下)で打ち込む。下の構造用合板(10−1)の上端近傍、上の構造用合板(10−2)の下端近傍に、それぞれ木造用耐震ねじ21を打ち込んで固定するとともに、帯金物22を介して、上下の構造用合板(10−1、10−2)をしっかり連結させる。
好ましくは、帯金物22を、下の構造用合板(10−1)と土台17とを跨いで固定させ、下の構造用合板(10−1)と土台17とを強固に連結させる。
30は、構造用合板10の屋外側の表面に配するシート状の透湿防水材である。透湿防水材30の素材は、例えば、ポリエチレン製不織布等である。
32は、透湿防水材30に設けた点検開口部、35は、この点検開口部32を塞ぐ閉塞材(閉塞手段)である。
本実施形態の点検開口部32は、外周部、中間部の縦方向、継ぎ目部分に配する。すべての固定金具(木造用耐震ねじ21、帯金物22)が屋外側の外部から目視確認できる位置に設けてある。
閉塞材35は、固定金具(木造用耐震ねじ21、帯金物22)を外部から容易に目視確認できるもの、例えば、透明の樹脂材、半透明の樹脂材、開閉可能に固定した透湿防水材を用いることが出来る。
閉塞材35は、固定金具(木造用耐震ねじ21、帯金物22)を外部から視認可能な状態で点検開口部32を塞ぐことが出来れば良く、必ずしも透湿性をもつ必要はない。しかしながら、より好ましくは、ポリエステル不織布をベースにした半透明樹脂シート等を用いる。閉塞材35として非透明の透湿防水材を用いる場合は、例えば、当該透湿防水材の一端縁を点検開口部32の上端部近傍に貼着し、捲り上げ可能(開閉可能)とすることによって、閉塞機能と透湿吸湿性能を実現することが出来る。
帯金物22は、上下方向/横方向にやや長尺であるが、その全部を点検開口部32を介して視認可能とする必要はない。適宜箇所、例えば帯金物22の中央部だけが外部から視認できるだけで、当該帯金物22の存在を確認できるからである。
閉塞材35は、点検開口部32より若干大きめの寸法とし、例えば、透湿防水材30の屋外側から適宜手段、例えば、貼着によって配設する。
従って、かかる構成によれば、耐力壁構造において最も重要となる構造要素の構造用合板10の固定状態を、いつでも外部から目視確認することが可能となる。外壁の化粧材(サイディング材等)を取り外すことによって、容易に構造用合板10に使用されている固定金具(木造用耐震ねじ21、帯金物22)の状態(配設本数、配設間隔等)を目視確認できるからである。
これにより、後日の不動産評価においても、耐力壁(構造用合板10)について正しい評価を受けることが可能となり、曖昧な鑑定評価を排除することが出来、不動産価値を高く維持させることが出来る。
図2は、第二の実施形態に係る耐力壁構造住宅の透湿防水材を例示するものである。
この実施形態は、高さ方向に構造用合板10の張り継ぎがない場合における、透湿防水材30−2を示すものである。前記第一の実施形態(図1)と同一の部分は、同一符号を附して重複する説明を省略する。
高さ方向に構造用合板10の張り継ぎがない場合、透湿防水材30−2に設ける点検開口部(32)と、当該点検開口部(32)を塞ぐ閉塞材35−2は、構造用合板10の外周部と中間部の縦方向に設ける。固定金具(木造用耐震ねじ、帯金物等)は、外周近傍と中間縦方向にのみ配されるからである。
かかる構成によれば、構造用合板10を固定しているすべての固定金具(木造用耐震ねじ、帯金物等)が、外部(屋外側)から視認可能となる。
なお、前記実施形態では、点検開口部(32)および閉塞材(35)を略長方形として図示説明した。
しかしながら、本考案の目的は、外部から構造用合板を固定する固定金具の状態を容易に目視確認可能とするものである。従って、必ずしも、点検開口部(32)を連続的な開口孔とする必要はない。
図3に示すように、固定金具の各個ごとに小さな点検開口部32−2を設け、当該点検開口部32−2を長尺の閉塞材35−2によって閉塞しても良い。或いは、固定金具の各個ごとに設けた小さな点検開口部32−2のそれぞれを、小さな閉塞材(35)によって個別に塞いでも良い。
10 構造用合板
10−1 下の構造用合板
10−2 上の構造用合板
11 柱
12 間柱
14 梁(桁、胴差し)
15 胴つなぎ
16 基礎
17 土台
18 受材
21 木造用耐震ねじ
22 帯金物
30、30−2 透湿防水材
32、32−2 点検開口部
35、35−2 閉塞材(閉塞手段)

Claims (3)

  1. 土台に立設した柱材の屋外側に構造用合板を配する耐力壁構造住宅において、
    前記構造用合板の屋外側表面に配する透湿防水材に、
    前記柱材と構造用合板とを結合させる固定金具を外部から目視確認できる点検開口部を設けるとともに、
    当該点検開口部に、
    透明材、半透明材、開閉可能に配した透湿防水材のいずれか一の手段を用いた閉塞手段を配することを特徴とする耐力壁構造住宅用の透湿防水材。
  2. 点検開口部は、
    構造用合板を固定する固定金具の各々について個別に設けることを特徴とする請求項1記載の耐力壁構造住宅用の透湿防水材。
  3. 点検開口部は、
    構造用合板を固定する固定金具の配設列を視認できるよう、縦長/横長の開口とすることを特徴とする請求項1記載の耐力壁構造住宅用の透湿防水材。
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