JP3220735B2 - 無線基地局送信電力制御装置及び制御方法 - Google Patents

無線基地局送信電力制御装置及び制御方法

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JP3220735B2
JP3220735B2 JP05829594A JP5829594A JP3220735B2 JP 3220735 B2 JP3220735 B2 JP 3220735B2 JP 05829594 A JP05829594 A JP 05829594A JP 5829594 A JP5829594 A JP 5829594A JP 3220735 B2 JP3220735 B2 JP 3220735B2
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動無線通信システム
における無線基地局設備の小型化及び周波数の有効利用
を図るために無線基地局の送信電力の低減及び通信チャ
ネル配置の最適化を行う無線基地局送信電力制御装置及
び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の移動無線通信システムは図5に
示すように、有線網4、有線網4に接続され図示省略し
た無線移動局とアンテナ6を介して無線通信を行う無線
基地局5から構成されている。ここで、アンテナ6で受
信した無線移動局からの無線信号は共通増幅装置56を
介して無線信号多重装置55に入力され、ここでチャネ
ル毎に分離された後、復調装置54により復調される。
そして、さらに時分割多重装置52により各有線回線に
分配された後、有線回線接続装置51を介して有線網4
へ送出される。一方、有線回線接続装置51を介する有
線網4からの信号は、時分割多重装置52で多重され、
変調装置53で変調された後、無線信号多重装置55及
び共通増幅装置56を介してアンテナ6へ送られ、無線
信号として無線移動局へ送信される。この場合、無線基
地局5は、自局における受信電力の大小に無関係に、自
局の通信している全ての無線移動局に対し同一強度の送
信電力で無線信号を送信している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
のシステムでは、無線基地局の終段に配設される共通増
幅器56は、自局の無線信号の総和の電力を増幅する能
力が要求されるため、飽和電力の大きな電力増幅器が必
要になる。このため、無線基地局の装置が大型化してそ
の設置場所の確保が困難になる等の問題を生じている。
また、無線信号を送信する場合、各無線チャネルの送信
電力レベルが高く、したがって他の無線ゾーンのチャネ
ルや自局のチャネルに対し同一チャネルの干渉信号とし
て与えるレベルも高くなることから、使用可能な無線信
号の周波数が制限されるという問題もあった。
【0004】したがって本発明は、無線基地局設備の大
型化とチャネル間信号干渉の問題を解決し、無線基地局
設備の小型化の実現及び他の無線ゾーンに与える無線信
号の干渉レベルを低下させ周波数利用効率の高い無線通
信システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、通信中のチャネルの受信信号レベル
を測定する受信レベル測定部と、未通信のチャネルに発
生する干渉信号のレベルを測定する干渉信号レベル測定
部と、受信レベル測定部で測定された受信信号レベル情
報に従い無線移動局と間の空間伝送損失を一定の変換則
に基づき推定する空間伝送損失推定機能部と、干渉信号
レベル測定部により測定された干渉信号レベル情報をチ
ャネル対応に記憶する干渉チャネル記憶部と、通信中の
各チャネルの送信電力をチャネル対応に記憶する送信電
力記憶部と、空間伝送損失推定機能部から通知される空
間伝送損失情報,干渉チャネル記憶部から通知される干
渉チャネル情報及び送信電力記憶部から通知される送信
電力情報に基づき送信電力及び送信チャネルについて瞬
時送信電力値が各タイムスロットで一定かつ隣接する無
線ゾーンからの干渉を避けるチャネル配置の最適化を行
使用チャネル及び送信電力値を決定する使用チャネル
割当制御部と、この使用チャネル割当制御部からの送信
電力に基づき無線移動局に対する送信電力を加減する
送信電力制御部とを無線基地局に設けたものである。ま
た、受信レベル測定部と、干渉信号レベル測定部と、空
間伝送損失推定機能部と、干渉チャネル記憶部と、送信
電力記憶部と、使用チャネル割当制御部と、送信電力制
御部とを無線基地局に備え、受信レベル測定部は各無線
移動局からの無線信号強度を測定して受信信号レベル情
報として空間伝送損失推定機能部へ通知し、空間伝送損
失推定機能部はこの受信信号レベル情報から一定の変換
則により空間伝送損失量を推定して空間伝送損失情報と
して使用チャネル割当制御部へ通知する一方、干渉信号
レベル測定部では無線基地局の未通信チャネルについて
干渉信号の有無を測定し干渉信号レベル情報として干渉
チャネル記憶部に記憶させ、使用チャネル割当制御部は
新規の通信チャネルの割当,通信中チャネルの送信電力
の低減及びチャネルの再割当の何れか一方の要求がある
と、空間伝送損失情報を基に送信電力量を演算すると共
に、干渉チャネル記憶部及び送信電力記憶部に対し問い
合わせを行って干渉チャネル情報及び送信電力情報を収
集し、送信電力と送信チャネルとについて瞬時送信電力
値が各タイムスロットで一定かつ隣接する無線ゾーンか
らの干渉を避けるチャネル配置の最適化を行い、その結
果を送信チャネル情報として無線基地局の送信回路へ通
知する一方、送信電力制御情報として送信電力制御部へ
通知し、チャネル配置と送信電力の最適化を行うように
した方法である。
【0006】
【作用】一般に、無線移動局は無線ゾーンに一様に分布
していると考えられるため、本発明をこのような無線通
信システムに適用すれば、無線基地局の遠方の無線移動
局に対しては送信電力が最大となり、また無線基地局の
近傍の無線移動局に対しては送信電力を必要な電力まで
低下させることができ、複数の無線移動局に対し送信す
るトータルの瞬時送信電力値を低下することができる。
この結果、基地局では、低飽和電力の送信終段回路を使
用できることになり、無線基地局を小型化することが可
能となる。また、無線移動局対応に常に必要最低限の送
信電力及び最適なチャネル配置で通信できるため、無線
チャネルの有効利用が可能となり、各無線信号間の信号
の干渉を軽減または回避することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
TDMA(Time Division Multip
le Access)−TDD(Time Divis
ion Duprex)方式、即ち、時分割多元接続方
式による移動無線通信システムの一例を示し、このシス
テムは図示省略した無線移動局と無線基地局とが所定の
タイムスロットを介して無線通信を行うシステムであ
る。同図において、1は公衆網、2は公衆網1と接続さ
れる無線基地局装置、3は電波を空間上に発射するアン
テナである。
【0008】ここで無線基地局装置2は、次のように構
成されている。即ち、201は送信回路、202A,2
02Bは受信回路、203は送信電力制御部、204は
受信レベル測定部、205は空間伝送損失推定機能部、
206は干渉信号レベル測定部である。また、207は
干渉チャネル記憶部、208は使用チャネル割当制御
部、209は送信電力記憶部、210は時分割多重装
置、211は無線信号多重装置、212は共通増幅装置
である。
【0009】次に、以上のように構成された無線基地局
装置2の各部の機能について説明する。時分割多重装置
210は、公衆網1からの複数の通話回線を介する信号
を時分割多重により多重すると共に、受信した多重信号
をチャネル毎に分離しそれぞれの通話回線へ分配する。
送信回路201は、時分割多重装置210の出力を無線
信号に変換する。受信回路202A,202Bは、受信
した無線信号を復調しベースバンド信号に変換する。な
お、図中、202Aは通信中チャネルの受信回路を示
し、202Bは未通信チャネルの受信回路を示してい
る。また、送信電力制御部203は、与えられたコマン
ドに応じ送信電力を制御する。受信レベル測定部204
は通信中の各チャネルの受信電界強度を測定しその結果
を受信信号レベル情報213として送出する。
【0010】干渉信号レベル測定部206は、通信して
いないチャネルに存在する他局或いは自局の発生する干
渉信号のレベルを測定しその結果を干渉信号レベル情報
215として送出する。無線信号多重装置211は、送
信電力制御部203の出力である時分割多重された複数
の無線信号を周波数多重すると共に、アンテナ3から受
信された周波数多重信号を周波数別に分離し受信回路2
02へ送出する。共通増幅装置212は無線信号多重装
置211の出力を一括して増幅しアンテナ3に給電す
る。空間伝送損失推定機能部205は、受信信号レベル
情報213を基に図示しない無線移動局と無線基地局と
の間の空間伝送損失を予め与えられた法則(即ち、受信
信号強度と自局の発射する電波強度とを対応づけた変換
則)から推定しその結果を空間伝送損失情報214とし
て出力する。
【0011】干渉チャネル記憶部207は、干渉信号レ
ベル情報215を収集保持すると共に問い合わせがある
場合に干渉チャネル情報216として送出する。送信電
力記憶部209は、現在使用中の送信チャネルとその送
信電力を記憶すると共に問い合わせがある場合に送信電
力情報218として送出する。使用チャネル割当制御部
208は、空間伝送損失情報214,干渉チャネル情報
216及び送信電力情報218を収集し、これらの結果
から使用すべきチャネル配置と送信電力とを計算しその
結果を使用チャネル情報219として送信回路201へ
送ると共に、送信電力制御情報217として送信電力制
御部203へ送る。
【0012】このように、無線基地局装置2に上述した
各機能を有する各部を設けることにより、チャネル配置
と送信電力の最適化が行われ、従って無線基地局設備の
小型化が可能になると共に、無線チャネル間の信号干渉
が軽減され、無線チャネルの有効利用を図ることができ
る。以上のような各機能を有する無線基地局装置2の各
部の動作を図2のシーケンス図に基づいて説明する。ア
ンテナ3が無線移動局からの無線信号を受信すると、こ
の無線信号は無線信号多重装置211により周波数別に
分離され、受信回路202で入力されて復調される。こ
のとき通信中のチャネルについて受信レベル測定部20
4でその信号強度を測定し、その結果を空間伝送損失推
定機能部205へ受信信号レベル情報213として伝達
される。
【0013】一方、通信に使用されていないチャネルに
ついては、干渉信号レベル測定部206でこのチャネル
の不要波レベルを測定し、その結果が干渉信号レベル情
報215として干渉チャネル記憶部207へ記録(記
憶)され管理される。図3に干渉チャネル記憶部207
の情報構成例を示す。図3の例では、未使用の各周波数
(チャネル)における信号の干渉状況がタイムスロット
毎に記憶される例であり、このような情報の記憶が各無
線基地局毎に行われることを示している。なお、図中の
○印は干渉が存在しないことを示し、×印は干渉が存在
することを示している。
【0014】いま無線基地局が無線移動局に対し発呼手
順を開始しようとする場合、使用チャネル割当制御部2
08は、無線移動局からの要求信号または応答信号に関
する空間伝送損失を空間伝送損失推定機能部205から
空間伝送損失情報214として取得し、該当の無線移動
局に対する送信電力値を決定する。続いて使用チャネル
割当制御部208は、送信電力記憶部209と干渉チャ
ネル記憶部207とから各々送信電力情報218と干渉
チャネル情報216とを収集して参照する。図4に送信
電力記憶部209のデータ構成例を示す。図4の例は、
各使用チャネル(通信中チャネル)の各タイムスロット
における送信電力が各無線基地局毎に記憶される例であ
り、無線基地局と或タイムスロットを介して通信中の無
線移動局が無線基地局から遠くなると送信電力値は大き
くなり、近づくとその値が小さくなることを示してい
る。
【0015】次に使用チャネル割当制御部208は、こ
れらの2つの情報から干渉の無い空きチャネルを探し出
す。続いて使用チャネル割当制御部208は、割り当て
たチャネルの存在するタイムスロットについて瞬時合計
電力値を送信電力情報218を参照して計算する。この
結果、このタイムスロットが共通増幅装置212の能力
以下の瞬時送信電力で送信できる場合は、このチャネル
において通信を開始すると共に、上記以外の場合は、こ
のタイムスロット以外のチャネルにおいて再度チャネル
を検索しチャネル割当制御を行う。
【0016】そしてチャネルが決定すると、使用チャネ
ル割当制御部208は、送信回路201に対して使用チ
ャネル情報219により通信に使用すべきチャネルを通
知すると共に、送信電力制御部203に対しては送信電
力制御情報217により送信電力を通知する。また同時
に、使用チャネル割当制御部208は、送信電力記憶部
209に対し新たに割り当てたチャネルについてそのチ
ャネルと送信電力の対応する情報とを通知し、送信電力
記憶部209ではこれを記憶する。
【0017】上記実施例では、発呼手順を例にとり新た
な通信チャネルの割当の例を説明したが、既に通信中の
チャネルの再割当の場合も同様である。即ち、この場合
は、受信レベル測定部204の測定対象である発呼要求
または応答の各信号を、通信中のチャネルの無線信号応
答信号に置き換えるようにすれば、通信中のチャネルの
再割当を同様に行うことができることは自明である。ま
た、無線基地局装置2では、受信信号レベルから無線移
動局の位置を常時監視するようにしており、無線移動局
が無線基地局装置2に近づいてくると、これに応じて送
信電力を低減するために、使用チャネル割当制御部20
8は同様にチャネルの再割当を行う。なお、上記実施例
では無線基地局装置2が一体化されている場合の例につ
いて説明したが、無線基地局装置2の各部が複数の装置
に分割されて構成される場合についても同様に本方式を
適用することができる。
【0018】このように無線基地局装置2に、送信電力
制御部203と、受信レベル測定部204と、空間伝送
損失推定機能部205と、干渉信号レベル測定部206
と、干渉チャネル記憶部207と、使用チャネル割当制
御部208と、送信電力記憶部209とを設け、受信レ
ベル測定部204は検出した受信電力を受信信号レベル
情報213として空間伝送損失推定機能部205へ通知
すると共に、空間伝送損失推定機能部205では空間伝
送損失を推定しその結果を使用チャネル割当制御部20
8へ通知する一方、干渉信号レベル測定部206では、
自局の未使用チャネルについて干渉の有無を検出し、そ
の結果を干渉チャネル記憶部207に登録し保持する。
【0019】そして新規の呼接続要求またはチャネルの
再配置時に使用チャネル割当制御部208では、干渉チ
ャネル記憶部207及び送信電力記憶部209に対し問
い合わせを行うことにより、干渉チャネル情報216と
送信電力情報218とを入手し、これらの情報と空間伝
送損失情報214とから通信すべきチャネルと送信電力
とを決定する。そして送信回路201へ使用チャネル情
報219を送出して通信チャネルを指定すると共に、送
信電力制御部203へ送信電力制御情報217を送出す
ることにより送信電力を制御させる。
【0020】この結果、無線ゾーンに無線移動局が一様
に分布しているような無線通信システムに本方式を適用
すれば、無線基地局の遠方の無線移動局に対しては送信
電力が最大となり、また無線基地局の近傍の無線移動局
に対しては送信電力を必要な電力まで低下させることが
でき、複数の無線移動局に対し送信するトータルの瞬時
送信電力値を低下することができる。従って、低飽和電
力の共通増幅装置212(送信機終段回路)を無線基地
局で使用できることになるため、無線基地局を小型化す
ることが可能となる。また、無線移動局対応に常に必要
最低限の送信電力と最適な周波数配置(チャネル配置)
で通信を行うことが可能になるため、無線チャネルの有
効利用が可能となり、無線信号間の信号干渉を軽減また
は回避することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
信中のチャネルの受信信号レベルを測定する受信レベル
測定部と、未通信のチャネルに発生する干渉信号のレベ
ルを測定する干渉信号レベル測定部と、受信信号レベル
情報に従い無線移動局と間の空間伝送損失を一定の変換
則に基づき推定する空間伝送損失推定機能部と、干渉信
号レベル情報をチャネル対応に記憶する干渉チャネル記
憶部と、通信中の各チャネルの送信電力をチャネル対応
に記憶する送信電力記憶部と、空間伝送損失情報,干渉
チャネル情報及び送信電力情報に基づき送信電力及び送
信チャネルについて瞬時送信電力値が各タイムスロット
で一定かつ隣接する無線ゾーンからの干渉を避けるチャ
ネル配置の最適化を行い使用チャネル及び送信電力値を
決定する使用チャネル割当制御部と、使用チャネル割当
制御部からの送信電力に基づき無線移動局に対する送
信電力を加減する送信電力制御部とを無線基地局に設け
るようにしたので、無線基地局においてはチャネル配置
と送信電力の最適化を行うことができ、したがって無線
基地局設備の小型化が可能になると共に、無線チャネル
間の信号干渉が軽減され、無線チャネルの有効利用を図
ることが可能になる。また、受信レベル測定部は各無線
移動局からの無線信号強度を測定して受信信号レベル情
報として空間伝送損失推定機能部へ通知し、空間伝送損
失推定機能部ではこの受信信号レベル情報から空間伝送
損失量を推定し、干渉信号レベル測定部では無線基地局
の未通信チャネルについて干渉信号の有無を測定し干渉
信号レベル情報として干渉チャネル記憶部に記憶させる
と共に、使用チャネル割当制御部は新規の通信チャネル
の割当,通信中チャネルの送信電力の低減及びチャネル
の再割当の何れか一方の要求があると、空間伝送損失情
報を基に送信電力量を演算し、干渉チャネル情報及び送
信電力情報を収集して送信電力と送信チャネルとについ
て瞬時送信電力値が各タイムスロットで一定かつ隣接す
る無線ゾーンからの干渉を避けるチャネル配置の最適化
を行い、その結果を送信チャネル情報として無線基地局
の送信回路へ通知する一方、送信電力制御情報として送
信電力制御部へ通知してチャネル配置と送信電力の最適
化を行うようにしたので、無線移動局が無線ゾーンに一
様に分布しているような無線通信システムに適用すれ
ば、無線基地局の遠方の無線移動局に対しては送信電力
が最大となり、また無線基地局の近傍の無線移動局に対
しては送信電力を必要な電力まで低下でき、複数の無線
移動局に対し送信するトータルの瞬時送信電力値を低下
することができる。したがって無線基地局では、低飽和
電力の送信終段回路を使用できることになり、無線基地
局を小型化することが可能となると共に、無線移動局対
応に常に必要最低限の送信電力及び最適なチャネル配置
で通信を行うことが可能になるため、無線チャネルの有
効利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 上記実施例装置の動作を示すシーケンス図で
ある。
【図3】 上記実施例装置内の干渉チャネル記憶部のデ
ータ記憶の一例を示す図である。
【図4】 上記実施例装置内の送信電力記憶部のデータ
記憶の一例を示す図である。
【図5】 従来装置のブロック図である。
【符号の説明】
1…公衆網、2…無線基地局装置、3…アンテナ、20
1…送信回路、202…受信回路、203…送信電力制
御部、204…受信レベル測定部、205…空間伝送損
失推定機能部、206…干渉信号レベル測定部、207
…干渉チャネル記憶部、208…使用チャネル割当制御
部、209…送信電力記憶部、52,210…時分割多
重装置、55,211…無線信号多重装置、56,21
2…共通増幅装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−351126(JP,A) 特開 平5−48521(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/38 H04B 7/26 H04B 7/26 102 H04Q 7/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が異なる無線ゾーンを有する複数の
    無線基地局と、前記無線基地局と所定のタイムスロット
    を介して無線通信を行う各無線移動局とからなる移動無
    線システムにおいて、 通信中のチャネルの受信信号レベルを測定する受信レベ
    ル測定部と、未通信のチャネルに発生する干渉信号のレ
    ベルを測定する干渉信号レベル測定部と、前記受信レベ
    ル測定部で測定された受信信号レベル情報に従い無線移
    動局と間の空間伝送損失を一定の変換則に基づき推定す
    る空間伝送損失推定機能部と、前記干渉信号レベル測定
    部により測定された干渉信号レベル情報をチャネル対応
    に記憶する干渉チャネル記憶部と、通信中の各チャネル
    の送信電力をチャネル対応に記憶する送信電力記憶部
    と、前記空間伝送損失推定機能部から通知される空間伝
    送損失情報,前記干渉チャネル記憶部から通知される干
    渉チャネル情報及び前記送信電力記憶部から通知される
    送信電力情報に基づき送信電力及び送信チャネルについ
    て瞬時送信電力値が各タイムスロットで一定かつ隣接す
    る無線ゾーンからの干渉を避けるチャネル配置の最適化
    を行い使用チャネル及び送信電力値を決定する使用チャ
    ネル割当制御部と、この使用チャネル割当制御部からの
    送信電力に基づき前記無線移動局に対する送信電力を
    加減する送信電力制御部とを前記無線基地局に備えたこ
    とを特徴とする無線基地局送信電力制御装置。
  2. 【請求項2】 各々が異なる無線ゾーンを有する複数の
    無線基地局と、前記無線基地局と所定のタイムスロット
    を介して無線通信を行う各無線移動局とからなる移動無
    線システムにおいて、 受信レベル測定部と、干渉信号レベル測定部と、空間伝
    送損失推定機能部と、干渉チャネル記憶部と、送信電力
    記憶部と、使用チャネル割当制御部と、送信電力制御部
    とを前記無線基地局に備え、受信レベル測定部は各無線
    移動局からの無線信号強度を測定して受信信号レベル情
    報として空間伝送損失推定機能部へ通知し、空間伝送損
    失推定機能部はこの受信信号レベル情報から一定の変換
    則により空間伝送損失量を推定して空間伝送損失情報と
    して使用チャネル割当制御部へ通知する一方、干渉信号
    レベル測定部では前記無線基地局の未通信チャネルにつ
    いて干渉信号の有無を測定し干渉信号レベル情報として
    干渉チャネル記憶部に記憶させ、使用チャネル割当制御
    部は新規の通信チャネルの割当,通信中チャネルの送信
    電力の低減及びチャネルの再割当の何れか一方の要求が
    あると、空間伝送損失情報を基に送信電力量を演算する
    と共に、干渉チャネル記憶部及び送信電力記憶部に対し
    問い合わせを行って干渉チャネル情報及び送信電力情報
    を収集し、送信電力と送信チャネルとについて瞬時送信
    電力値が各タイムスロットで一定かつ隣接する無線ゾー
    ンからの干渉を避けるチャネル配置の最適化を行い、そ
    の結果を送信チャネル情報として前記無線基地局の送信
    回路へ通知する一方、送信電力制御情報として送信電力
    制御部へ通知し、チャネル配置及び送信電力の最適化を
    行うことを特徴とする無線基地局送信電力制御方法。
JP05829594A 1994-03-04 1994-03-04 無線基地局送信電力制御装置及び制御方法 Expired - Lifetime JP3220735B2 (ja)

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