JP3220471U - 果物用緩衝材 - Google Patents

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祐也 佐々木
祐也 佐々木
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Abstract

【課題】果物を梱包し易くする。
【解決手段】果物用緩衝材10は、板形状の発泡体からなる緩衝本体12に、上方へ開口する溝状に形成された果実収容部14と、緩衝本体12における果実収容部14の底に、該果実収容部14の溝が延びる方向に亘って形成されたスリット16とを備えている。また、果物用緩衝材10は、緩衝本体12における果実収容部14の下側に該果実収容部14の溝が延びる方向に亘って、スリット16を介して果実収容部14と繋がるように設けられ、スリット16よりも幅広の収容空間18aを画成する果柄収容部18を備えている。
【選択図】図1

Description

この考案は、梱包される果物を保護する果物用緩衝材に関するものである。
例えば、サクランボなどの果物は、枝と実とを繋げている果柄を切ると鮮度が落ちるため、果柄を付けた状態で収穫され、実に果柄が付いた状態で搬送されて市場に提供される。このような果物を搬送する際に、梱包用シートに実を置いた状態で段ボール箱等に入れて持ち運びすることで、実の傷付きを防止している。梱包用シートとしては、梱包用シートの溝の中央に切れ込みを形成し、溝に置かれた実の果柄を切れ込みで挟んで、果物の荷崩れを防止することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実公平3−52707号公報
特許文献1の梱包用シートは、該梱包用シートを曲げて切れ込みを開いたとしても、切れ込みの底が先細りであるので、果柄を切れ込みに挿入し難い。また、切れ込みの中で、隣り合う果実の果柄を交差するように配置することが難しく、梱包用シートの端に置いた果実の果柄が梱包用シートから突き出して、果柄が邪魔にならないように処理する手間がかかることがある。
本考案は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、梱包作業を行い易い果物用緩衝材を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本考案に係る果物用緩衝材は、
板形状の発泡体からなる緩衝本体に、上方へ開口する溝状に形成された果実収容部と、
前記緩衝本体における前記果実収容部の底に、該果実収容部の溝が延びる方向に亘って形成されたスリットと、
前記緩衝本体における前記果実収容部の下側に該果実収容部の溝が延びる方向に亘って、前記スリットを介して該果実収容部と繋がるように設けられ、該スリットよりも幅広の収容空間を画成する果柄収容部と、を備えていることを要旨とする。
本考案に係る果物用緩衝材によれば、梱包作業を行い易くすることができる。
本考案の実施例に係る果物用緩衝材を示す斜視図である。 実施例の果物用緩衝材を示す平面図である。 実施例の果物用緩衝材を、図2のA−A線に対応する位置で示す断面図である。 実施例の果物用緩衝材を、図2のB−B線に対応する位置で示す断面図である。 変更例1の果物用緩衝材を示す斜視図である。 変更例1の果物用緩衝材を示す断面図である。 変更例2の果物用緩衝材を示す斜視図である。 変更例2の果物用緩衝材を示す断面図である。
次に、本考案に係る果物用緩衝材につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、実施例に係る緩衝材(果物用緩衝材)10は、ポリウレタンフォームなどの軟質の発泡体から構成される板形状の緩衝本体12を主体としている。発泡体としては、例えば、密度が10kg/m〜40kg/m、硬さが30N〜200N、引張強さが50kPa以上、伸びが90%以上、圧縮残留歪が12%以下のポリウレタンフォームを用いることができる。図1〜図4に示すように、緩衝材10は、緩衝本体12の上面に、上方に開口する溝状に形成された果実収容部14を備えている。また、緩衝材10は、緩衝本体12における果実収容部14の底に形成されたスリット16と、緩衝本体12における果実収容部14の下側に、スリット16を介して果実収容部14と空間的に繋がるように設けられた果柄収容部18とを備えている。図3に示すように、緩衝材10は、果実収容部14に果物Fにおける実の部分(以下、果実Faという)を載置して、果実Faから延びる果柄(軸)Fbの先端側を果柄収容部18に収容すると共に、果柄Fbの根元側(果実Fa側)をスリット16に通して、果物Fを保持するように構成されている。緩衝材10には、果実収容部14、スリット16および果柄収容部18の組が、複数(実施例では5組)設けられている。なお、緩衝材10および緩衝材10に載置された果物Fは、箱Hに詰められて、箱詰め状態の荷姿で搬送される(図3参照)。
図1および図3に示すように、果実収容部14は、その幅方向の断面が円弧形状の凹部であり、緩衝本体12の一辺から該一辺に平行する他辺までに亘って、直線的に設けられている。果実収容部14は、その幅方向の寸法(溝幅)が、収容する果実Faの大きさに応じて設定され、実施例の果実収容部14は、図3に示すように、果実Faの一部が嵌まる大きさに設定されている。また、果実収容部14は、その長さ方向の寸法が、果実Faよりも大きく設定されており、図4に示すように、複数の果実Faを1列に並べて配置可能になっている。果実収容部14は、緩衝本体12の上面に、互いに平行するように複数列設けられており、実施例では、図3に示すように、5列の果実収容部14が緩衝本体12に互いに間隔をあけて設けられている。
図1、図3および図4に示すように、スリット16は、緩衝本体12における果実収容部14の底から下方に切り欠くように形成されている。スリット16は、果実収容部14の底に、該果実収容部14の長さ方向(果実収容部14の溝が延びる方向)全体に亘って形成されている(図4参照)。また、スリット16は、果実収容部14の幅方向中央部に設けられている(図3参照)。スリット16は、その開口幅を、該スリット16に通す果柄Fbにおける一番大きい部分の幅以下に設定することが好ましく、更に、該一番大きい部分以外の一般部分の幅以上に設定することがより好ましい。果物Fに応じて適宜設定されるものであるが、例えば、サクランボの場合、果柄Fbにおける先端部を除く大部分が0.5mm〜1.5mmであると共に、枝に付いていた果柄Fbの先端部が2mm〜3mmであることに対して、スリット16の開口幅を1mm〜2mmに設定される。
図1および図4に示すように、果柄収容部18は、緩衝本体12における果実収容部14の下側に配置して、該果実収容部14の長さ方向(果実収容部14の溝が延びる方向)全体に亘って設けられている。図3に示すように、果柄収容部18は、スリット16を介して果実収容部14と繋がるように設けられ、スリット16よりも幅広の収容空間18aを画成するように構成されている。果柄収容部18は、収容空間18aにおける幅方向の断面が、円形状になるように形成されている。ここで、果柄収容部18は、収容空間18aにおける幅方向の寸法が、果柄Fbにおける一番大きい部分の幅よりも大きくなるように設定されている。また、果柄収容部18は、収容空間18aにおける幅方向の寸法が、果実収容部14における幅方向の寸法(溝幅)よりも小さくなるように設定されている。収容空間18aにおける幅方向の寸法は、果物Fに応じて適宜設定されるものであるが、例えばサクランボの場合、直径3mm〜8mmに設定される。
次に、緩衝材10の使用方法を説明する。果物Fの果柄Fbをスリット16に通して、果柄Fbを果柄収容部18に収めると共に、果実Faを果実収容部14に収めて、果物Fを緩衝材10に置く。果柄Fbをスリット16に通す際に、可撓性を有する緩衝本体12を上側に凸になるように湾曲させることで、スリット16の開口幅を広げることができ、果柄Fbをスリット16に通し易い。緩衝材10によれば、果実Faを果実収容部14に収めると共に、果柄Fbをスリット16の間で位置決めすることで果物Fを保持して、果実Fa同士の接触による傷付きや、搬送時の振動等による果物Fの荷崩れなどを防止することができる。また、果柄Fbをスリット16および果柄収容部18に収容して、スリット16および果柄収容部18の上に設けられた果実収容部14に果実Faを載せるので、上側からは果実Faだけが見えることになり、箱詰めされた果物Fの見栄えを向上することができる。
緩衝材10は、スリット16に繋げてスリット16よりも幅広の収容空間18aを有する果柄収容部18が設けてあるので、スリット16に果柄Fbを通せば、スリット16よりも広い収容空間18aにおいて果柄Fbを挿入し易い。従って、スリット16での果柄Fbの保持による果物Fの位置ずれ防止作用を保ちつつ、果物Fを緩衝材10に並べる作業を容易にすることができる。従って、緩衝材10によれば、果物Fの梱包作業を行い易くすることができる。緩衝材10は、果柄収容部18の収容空間18aが広いことで、果柄Fbを無理に曲げることを抑えることができ、また、図4に示すように、隣り合う果物Fの果柄Fbを収容空間18aにおいて交差するように配置することができる。すなわち、果柄収容部18に収容する果柄Fbの向きや姿勢の自由度が高いので、果柄Fbの向き等に邪魔されずに、果実Faを果実収容部14に具合のよい向きに配置することができ、見栄えを向上することができる。しかも、果柄収容部18の収容空間18aが広いことで、果柄Fbを無理に曲げる等による負荷を抑え、果柄Fbが取れてしまうような不具合を回避できる。
緩衝材10は、果柄収容部18の収容空間18aの幅を、果柄Fbよりも大きく設定することで、果柄収容部18において果柄Fbの向きや姿勢を変え易くすることができる。従って、緩衝材10によれば、果物Fを緩衝材10に並べる作業を容易にすることができ、果物Fの梱包作業を行い易くすることができる。更に、緩衝材10は、スリット16の開口幅を、果柄Fbの幅以下に設定すると、スリット16に通した果柄Fbを抜け止めすることができる。特に、前述したように、スリット16の開口幅を、果柄Fbにおける一番大きい先端部の幅以下に設定すると共に、果柄Fbにおける先端部以外の一般部分の幅以上に設定することが好ましい。このように構成すると、果柄Fbの先端部がスリット16に引っ掛かって抜け止めされる作用を保つことができる。また、果柄Fbの一般部分がスリット16に緩く挟まれているだけなので、収容空間18aの幅が果柄Fbの幅よりも大きく設定されている果柄収容部18において果柄Fbの向きや姿勢を変え易くすることができる。
緩衝材10は、果柄収容部18における収容空間18aの幅を、果実収容部14の溝幅よりも小さく設定することで、収容空間18aの存在により果実収容部14の強度が不足してしまうことを抑えることができる。
(変更例)
前述した構成に限らず、例えば、以下のように変更してもよい。なお、図5〜図8の変更例において、実施例と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
(1)実施例では、果実収容部14、スリット16および果柄収容部18の組を、5組(5列)設ける構成を説明したが、これに限らない。例えば、図5および図6に示す変更例1のように、果実収容部14、スリット16および果柄収容部18の組を4組(4列)設ける構成や、図7および図8に示す変更例2のように、果実収容部14、スリット16および果柄収容部18の組を6組(6列)設ける構成など、果実収容部14、スリット16および果柄収容部18の組数を変更可能である。
(2)実施例および変更例2では、緩衝本体12の縁に近接する位置まで果実収容部14を設けることで、果実収容部14の列を多く設定したが、これに限らない。例えば、変更例1のように、緩衝本体12の縁から離して果実収容部14を設けて、図6に示すように、果実収容部14に配置した果実Faの上に果実Faを載せるように多段(2段)に果物Fを並べてもよい。
(3)果実収容部の溝形状は、実施例の円弧形状に限らず、例えば、三角形状や四角形状など、その他の形状であってもよい。
(4)果柄収容部の収容空間形状は、実施例の円形状に限らず、例えば、三角形状や四角形状など、その他の形状であってもよい。
(5)緩衝材は、サクランボに限らず、イチゴ、桃、リンゴなど、その他の果物に使用してもよい。
12 緩衝本体,14 果実収容部,16 スリット,18 果柄収容部,
18a 収容空間,F 果物,Fb 果柄

Claims (4)

  1. 板形状の発泡体からなる緩衝本体に、上方へ開口する溝状に形成された果実収容部と、
    前記緩衝本体における前記果実収容部の底に、該果実収容部の溝が延びる方向に亘って形成されたスリットと、
    前記緩衝本体における前記果実収容部の下側に該果実収容部の溝が延びる方向に亘って、前記スリットを介して該果実収容部と繋がるように設けられ、該スリットよりも幅広の収容空間を画成する果柄収容部と、を備えている
    ことを特徴とする果物用緩衝材。
  2. 前記果柄収容部は、前記収容空間の幅が前記果柄の幅よりも大きく設定されている請求項1記載の果物用緩衝材。
  3. 前記スリットの幅は、前記果実収容部に載置される果物における果柄の幅以下に設定されている請求項1または2記載の果物用緩衝材。
  4. 前記果柄収容部は、前記収容空間の幅が、前記果実収容部の溝幅よりも小さく設定されている請求項1〜3の何れか一項に記載の果物用緩衝材。
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