JP3220333U - ブラシ付きヘアーアイロン - Google Patents
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Abstract
【課題】温熱を帯びた部材の毛髪への接触による直接加熱と温風加熱の2つの加熱機能のそれぞれを単独使用したり、同時使用することにより所望のスタイリングを行うことを可能としたブラシ付きヘアーアイロンを提供する。
【解決手段】髪をすくための複数のブリスル3、5を突設したブラシヘッド1、ブラシヘッド1の一端から延設される持ち手、ブラシヘッド1に設けた加熱機構、温風吹き出し装置を有するブラシ付きヘアーアイロンにおいて、該加熱機構は、非加熱性の複数のブリスル3、5を突設した非加熱性のブリスルプレート2中の一部のブリスル3にブリスル3の前後およびブリスルプレート2を貫通するトンネル状の切り欠き部を設けるとともに、ブリスルプレート2の裏側から加熱突体6を一部のブリスル3の切り欠き部に内挿する。
【選択図】図3
【解決手段】髪をすくための複数のブリスル3、5を突設したブラシヘッド1、ブラシヘッド1の一端から延設される持ち手、ブラシヘッド1に設けた加熱機構、温風吹き出し装置を有するブラシ付きヘアーアイロンにおいて、該加熱機構は、非加熱性の複数のブリスル3、5を突設した非加熱性のブリスルプレート2中の一部のブリスル3にブリスル3の前後およびブリスルプレート2を貫通するトンネル状の切り欠き部を設けるとともに、ブリスルプレート2の裏側から加熱突体6を一部のブリスル3の切り欠き部に内挿する。
【選択図】図3
Description
本願考案は髪の毛をカールさせたり、ストレートに矯正させたりするために使用するブラシ付きヘアーアイロンに関する。
ヘアブラシにおいて髪をすくためのブリスル(ブラシ毛)を加熱することは古くから公知である(特許文献1)。
前記の従来技術のブラシ付きヘアーアイロンにおいてはブリスルを加熱することにより効果的なヘアスタイリングを行うことができるが、反面加熱部が使用者の皮膚に接触することによる火傷の危険もあった。
一方、効果的なスタイリングを行うにはブリスルをムラなく加熱しなくてはならず、そうした場合は前記の使用者の皮膚に接触する可能性が高くなるという相反する問題を生じた。
本願考案は前記の問題点に鑑みて、火傷の危険を可及的に減少しつつ、加熱効果を損なわないブラシ付きヘアーアイロンを実現することを目的としたものである。
すなわち、本願考案のブラシ付きヘアーアイロンは、髪をすくための複数のブリスルを突設したブラシヘッド、ブラシヘッドの一端から延設される持ち手、ブラシヘッドに設けた加熱機構、温風吹き出し装置を有するブラシ付きヘアーアイロンにおいて、非加熱性の複数のブリスルを突設した非加熱性のブリスルプレート中の一部のブリスルにブリスルの前後およびブリスルプレートを貫通するトンネル状の切り欠き部を設けるとともに、ブリスルプレートの裏側から加熱突体を上記一部のブリスルの切り欠き部に内挿することによりブラシヘッドに設けた加熱機構としたことを特徴とする。
また、請求項2記載の考案は、前記のブラシ付きヘアーアイロンにおいて加熱突体が内挿される複数のブリスルをブリスルプレートの中央に配し、上記ブリスル群を囲むように複数の温風吹き出し口を配し、上記温風吹き出し口群を囲むように加熱突体を有しない複数のブリスルを配したことを特徴とする。
また、請求項3記載の考案は、前記のブラシ付きヘアーアイロンにおいて切り欠き部を設けたブリスルをブリスルプレートと同体に成形するとともに、上方にブリスルプレートが積層される加熱プレート上に複数の加熱突体を一括して突設したことを特徴とする。
また、請求項4記載の考案は、前記のブラシ付きヘアーアイロンにおいてブラシヘッドの背中側に丸みを持たせるとともに、全長方向に沿って複数の突条を間隔を空けて設けたことを特徴とする。
また、請求項5記載の考案は、前記のブラシ付きヘアーアイロンにおいて加熱突体の加熱、温風の吹き出しのそれぞれをスイッチ操作により個別に制御可能としたことを特徴とする。
以上の構成よりなる本願考案のブラシ付きヘアーアイロンによれば、加熱突体はブリスルの前後を貫通するトンネル状の切り欠き部内に内挿されるので、加熱突体は前後面を露出し、左右上方の三方は非加熱性のブリスルが枠状に取り囲むことになり、使用者の皮膚が不用意に接触することが防止される。
一方、請求項2記載のブラシ付きヘアーアイロンは加熱突体が内挿される複数のブリスル群を囲むように複数の温風吹き出し口が配されるので、加熱突体による接触加熱と温風による加熱を併用することによりブリスルがムラなく加熱され、効果的なスタイリングを行うことが可能となる。
また、請求項3記載のブラシ付きヘアーアイロンは切り欠き部を設けたブリスルをブリスルプレートと同体に成形するとともに、上方にブリスルプレートが積層される加熱プレート上に複数の加熱突体を一括して突設するので製造および組み立てが容易となる。
本願考案のブラシ付きヘアーアイロンは加熱プレートおよび加熱突体の加熱のみでなく、温風の吹き出し機能も備えている。よって、ドライヤーとしての使用やヘアーアイロンとしての使用の他、これらを組み合わせた使用も可能となり、一台の機器で多様な使用方法が可能となる。
また、本願考案のブラシ付きヘアーアイロンはブラシヘッドの背部に丸みを持たせているので、温風吹き出し機能を併用することでロールブラシアイロン的な使用も可能となる。
以下、本願考案のブラシ付きヘアーアイロンの実施例を添付図面に基づいて説明する。図1および図2は本願考案のブラシ付きヘアーアイロンの全体を示す正面図である。このブラシ付きヘアーアイロンは髪をすくための複数のブリスル3、5を突設したブラシヘッド1、ブラシヘッドの一端から延設される持ち手9から構成され、内部には図示しない電気式の温風装置が内蔵される。
本願考案のブラシ付きヘアーアイロンは温熱を帯びた部材の毛髪への接触による直接加熱と温風装置からの吹き出しによる温風加熱の2つの加熱機能を備え、これらのそれぞれを単独使用したり、同時使用することによりブリスルにより髪をすきながら所望のスタイリングを行う。
図3および図4は前記の機能を実現するための本願考案の要部を示す図である。図中符合6は直接加熱を行うための加熱突体を示す。加熱突体6は熱伝導性に富んだ素材により構成されるものであり、図示しない熱源により加熱される熱伝導性に富んだ素材により構成される加熱プレート7から突設される。
図中符合3は非加熱性のブリスルである。上記ブリスル3は非加熱性のブリスルプレート2から突設されるものであり、ブリスルの前後およびブリスルプレートを貫通するトンネル状の切り欠き部が設けられ、ブリスルプレートの裏側から加熱突体6が上記切り欠き部に内挿される。その結果、加熱突体6は前後面を露出し、左右上方の三方は非加熱性のブリスルが枠状に取り囲むことになる。なお、ブリスルプレート2の最前部と最後部に位置するブリスル3の切り欠き部は前後を貫通しないで、それぞれ前部と後部を閉塞することにより加熱突体6が最前部と最後部に露出しないようにして皮膚の接触による火傷を防止している。
ここでは、切り欠き部を設けたブリスル3をブリスルプレート2と同体に成形するとともに、加熱プレート7上に複数の加熱突体6を一括して突設することにより(図4参照)、両プレートを積層するだけで組み立てが完了するようにしている。
前記ブリスル3は先後方向の厚みに比べ左右方向の幅が広い偏平状に構成されるが、頂部には丸棒状の突起4が突設される。
図中符合8はブリスルプレート2に開口する温風の吹き出し口であり、ここではブリスルプレートの中央に配された加熱突体6が内挿される複数のブリスル群を囲むように長穴状のものが複数配される。
前記ブリスルプレート2の温風吹き出し口群を囲むように加熱突体を有しない複数のブリスル5が複数本配される。上記ブリスル5は髪をすく働きの他、加熱突体6に使用者の皮膚が触れることを阻止するための働きを有する。
本願考案のブラシ付きヘアーアイロンはブラシヘッド1の背中側1Aに丸みを持たせるとともに、全長方向に沿って複数の突条1Bを間隔を空けて設けることにより突条間に巻き付けた髪の毛を分け入れることができるようにしている。これにより、温風吹き出し機能を併用することでロールブラシアイロン的な使用も可能となる。
以上の構成からなる本願考案のブラシ付きヘアーアイロンは、使用者において加熱突体の加熱、温風の吹き出しのそれぞれをスイッチ操作により個別に制御することにより使用に供される。
1 ブラシヘッド
1A ブラシヘッドの背部
1B 突条
2 ブリスルプレート
3 ブリスル
4 突起
5 ブリスル
6 加熱突体
7 加熱プレート
8 温風の吹き出し口
9 持ち手
1A ブラシヘッドの背部
1B 突条
2 ブリスルプレート
3 ブリスル
4 突起
5 ブリスル
6 加熱突体
7 加熱プレート
8 温風の吹き出し口
9 持ち手
Claims (5)
- 髪をすくための複数のブリスルを突設したブラシヘッド、ブラシヘッドの一端から延設される持ち手、ブラシヘッドに設けた加熱機構、温風吹き出し装置を有するブラシ付きヘアーアイロンにおいて、非加熱性の複数のブリスルを突設した非加熱性のブリスルプレート中の一部のブリスルにブリスルの前後およびブリスルプレートを貫通するトンネル状の切り欠き部を設けるとともに、ブリスルプレートの裏側から加熱突体を上記一部のブリスルの切り欠き部に内挿することによりブラシヘッドに設けた加熱機構としたことを特徴とするブラシ付きヘアーアイロン。
- 加熱突体が内挿される複数のブリスルをブリスルプレートの中央に配し、上記ブリスル群を囲むように複数の温風吹き出し口を配し、上記温風吹き出し口群を囲むように加熱突体を有しない複数のブリスルを配した請求項1記載のブラシ付きヘアーアイロン。
- 切り欠き部を設けたブリスルをブリスルプレートと同体に成形するとともに、上方にブリスルプレートが積層される加熱プレート上に複数の加熱突体を一括して突設した請求項1または2記載のブラシ付きヘアーアイロン。
- ブラシヘッドの背中側に丸みを持たせるとともに、全長方向に沿って複数の突条を間隔を空けて設けた請求項1から3のいずれかに記載のブラシ付きヘアーアイロン。
- 加熱突体の加熱、温風の吹き出しのそれぞれをスイッチ操作により個別に制御可能とした請求項1から4のいずれかに記載のブラシ付きヘアーアイロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018004894U JP3220333U (ja) | 2018-12-16 | 2018-12-16 | ブラシ付きヘアーアイロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018004894U JP3220333U (ja) | 2018-12-16 | 2018-12-16 | ブラシ付きヘアーアイロン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3220333U true JP3220333U (ja) | 2019-02-28 |
Family
ID=65516826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018004894U Active JP3220333U (ja) | 2018-12-16 | 2018-12-16 | ブラシ付きヘアーアイロン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3220333U (ja) |
-
2018
- 2018-12-16 JP JP2018004894U patent/JP3220333U/ja active Active
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