JP3220321B2 - 回線品質推定回路 - Google Patents

回線品質推定回路

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JP3220321B2
JP3220321B2 JP03801594A JP3801594A JP3220321B2 JP 3220321 B2 JP3220321 B2 JP 3220321B2 JP 03801594 A JP03801594 A JP 03801594A JP 3801594 A JP3801594 A JP 3801594A JP 3220321 B2 JP3220321 B2 JP 3220321B2
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signal
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adpcm
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正延 鈴木
周治 久保田
修三 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル回線(伝送
路)の品質を推定する回路に関し、特に、フェージング
や、他チャネルの干渉により瞬時に回線品質が変動する
ような無線区間において、回線品質の改善処理をするた
めに必要な回線品質情報を迅速に得ることのできる回線
品質推定回路に係る。
【0002】
【従来の技術】信号の伝送を行なう場合、伝送路の状態
の良否によって受信側での信号の信頼度が影響を受け
る。甚だしい場合には、信号が雑音に隠蔽されたり、情
報の欠落を生じたりする。
【0003】伝送路が有線である場合には、通常伝送路
で伝送中の信号が受ける影響として伝送系内部あるいは
外部からの振幅性雑音や、隣接回線からの漏話などがあ
る。伝送路が無線である場合には、その性格上、有線伝
送路に比して、諸外部条件の影響をより受け易い。殊に
それが移動通信の無線伝送路である場合には、移動局の
移動に伴ってフェージングや、他チャネル周波数の干渉
によって、伝送路の伝送品質が時時刻刻変化する。
【0004】従って、良好な通信を保つためには、回線
の品質を常時監視していて、当該回線の品質が著しく劣
化した場合には、これを早期に検出し、良好な状態の伝
送路への切り替えを行なうなどの措置を講ずることが必
要となる。
【0005】従来、伝送路の品質の良否を推定する方法
として例えば受信レベルによる方式があった。このよう
な受信レベルによる伝送品質の判定には、一定時間内の
受信レベルの平均値が用いられる。
【0006】受信側でのバースト状信号の受信レベルの
平均値は受信波の包絡線出力を対数圧縮した後で平均値
検出する方法などにより測定することができる。一方、
バースト信号のフレーム中の誤りの有無を検出してこれ
によりフレーム誤り率を算出することにより伝送路の品
質の良否を推定する方式もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
回線品質推定方法の内、受信信号レベルによる方式は検
出した受信レベルの平均値が所望のレベルに達している
か否かによって回線品質の良否を推定するものである
が、干渉波が存在する場合には、希望波の受信レベルが
低い場合でも、干渉波が混入して見かけ上の受信レベル
の平均値が基準レベルを超えている場合が生じるため、
正しい回線品質推定が出来ない。と言う問題があった。
【0008】一方、フレーム中の誤りの有無を検出して
フレーム誤り率を検出する方式では、フレーム誤り率を
高精度に推定するためには、比較的長い推定時間(例え
ば、フレーム長5msec、最小単位5×10-3の精度
の場合1秒)を要するため、音声回線のように回線品質
が劣化したとき、即座にこれに対応して回線品質改善処
理を行う必要のある目的のためには適用できない。本発
明は上述のような従来の伝送品質推定方式では実現が困
難であった。本発明は、このような従来の課題に鑑み、
干渉波が存在する場合の伝送路の品質の推定が、可能で
あって、更に、これを短時間で高い精度で推定すること
ができ、回線品質改善の為に必要な情報(例えば、移動
通信方式におけるチャネル切り替えの契機となるべき情
報)を迅速に得ることのできる手段を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は、前記特許請求の範囲に記載した手段により達成
される。
【0010】すなわち、請求項1の発明は、適応差分P
CM(ADPCM)音声符号化方式を採るディジタル信
号の伝送系において、ADPCM復号器の入力側の信号
を受信して、特定の差分を示す符号列からなるサンプル
を検出する手段と、該サンプルをフレームエラー検出信
号が入力されている場合だけ計数する手段と、上記サン
プルの計数値を出力する手段とを設けたことを特徴とす
る回線品質推定回路である。
【0011】請求項2の発明は、適応差分PCM(AD
PCM)音声符号化方式を採るディジタル信号の伝送系
において、ADPCM復号器の入力側の信号を受信し
て、一定の差分値以上を示す符号列からなるサンプルを
検出する手段と、該サンプルをフレームエラー検出信号
が入力されている場合だけ計数する手段と、上記サンプ
ルの計数値を出力する手段とを設けたことを特徴とする
回線品質推定回路である。
【0012】
【実施例】以下本発明の作用等に関し、一実施例に基づ
いて説明する。図1は本発明の一実施例を示す図であっ
て、数字符号10は回線品質推定回路、11はサンプル
検出回路、12は検出カウンタ、13は、受信信号とサ
ンプル検出回路の出力との関係、14はカウンタ値と回
線品質推定信号との関係、15は回線品質改善回路を表
わしている。
【0013】図2は実施例の制御を示す流れ図である。
以下、これらの図に基づいて実施例を説明する。図1に
示すように、本実施例は特定の差分を示す符号列からな
るサンプルを検出するサンプル検出回路11、及び、そ
のサンプル数をカウントする検出カウンタ12とから構
成されている。サンプル検出回路11にはADPCM4
ビットの受信信号、及び、フレームエラー検出信号が入
力され、フレームエラー検出信号がエラー有りを示した
時のみ、ADPCM4ビットの受信信号を検出する。
【0014】被検出信号が特定の差分(ここでは例とし
て最大差分とする)を示す場合のみ、検出出力として
“1”を出力し、検出カウンタ12ではサンプル検出回
路出力が“1”となった場合のみカウンタ値を1インク
リメントする。
【0015】1フレーム分のサンプル出力が終了した
ら、カウンタ値の値に応じて回線品質を推定し、推定信
号を回線品質改善回路15に入力した後、検出カウンタ
12をリセットする。以下、この動作を繰り返すことに
より、無線区間での回線品質の推定がフレーム単位で可
能となる。
【0016】次に、本発明の作用効果を確認するために
構成した模擬伝送系について説明する。図3は、本発明
を適用した模擬伝送系の例を示す図であって、31は音
源、32はA/D変換器、33はADPCM符号器、3
4は誤りを含んだ受信信号、35はADPCM復号器、
36はD/A変換器、37はスピーカ、38はフレーム
エラー検出信号、39は品質通知信号10は回線品質推
定回路を表わしている。同図において、音源1としては
コンパクトディスクに納められた人の声をCDプレーヤ
でアナログ信号として再生したものが用いられる。
【0017】この人声のアナログ信号出力はAD変換器
32に入力され、14ビットのリニアのディジタル信号
として出力される。更に、A/D変換器32のディジタ
ル信号出力はADPCM符号器33に入力され、4ビッ
トのADPCM符号(差分信号)に符号化した後、無線
回線を経由して、誤りを含んだ受信信号(ADPCM符
号)に変換される。尚、この時の無線区間の条件は、 1ビット当りの信号電力対1Hz当りの雑音電力比=1
5dB 最大ドップラー周波数=15Hz 遅延分散=250nsec の2波レイリーフェージング回線とした。
【0018】また、本実施例では、検出すべき特定の差
分として、最大差分を示す“0111”と“1000”
を検出する。誤りを含んだ4ビットのADPCM符号
は、ADPCM復号器35の入力側で4ビット毎に識別
され、最大差分(0111又は1000)を示し、かつ
フレームエラー検出信号38が入力されている場合だけ
検出カウンタ12によってカウントされる。更にADP
CM復号器35から出力された14ビットのリニアのデ
ィジタル信号は、DA変換器36でアナログ信号に変換
され、スピーカ37から出力される。
【0019】フレームごとの検出カウンタ12の値は品
質通知信号39として出力され、チャネル切り替えその
他の伝送路の良好な品質を確保するための基となる情報
として使用される。図4は音声信号を伝送した場合の4
ビットADPCM符号の確率分布を示す図である。
【0020】通常、誤りがない場合に音声をA/D変換
し、4ビットのADPCM符号器に入力した場合の出力
分布は図4のようになり、このとき、最大差分0111
及び1000となる確率をそれぞれP0111及びP1000
すると、“数1”で表わされるようになり、一定時間内
にS(サンプル)伝送された場合、最大差分をとる期待
値は“数2”のようになる。
【0021】
【数1】
【0022】
【数2】
【0023】一定長のフレーム内に誤りがある場合に
も、ほとんど音声に影響を与えない程度の誤りであれば
図2の分布と差異は無いため、この場合の最大差分検出
回数の期待値は“数2”と同等になる。
【0024】一方、回線品質が極度に劣化した場合、瞬
時の符号誤り率は約1/2とみなせ、ADPCM出力は
0,1のランダムパターン(確率1/2)となるため、
ADPCM4bitが最大差分(0111or100
0)をとる確率P′0111及びP′1000は“数3”のよう
になり、一定時間内にS(サンプル)伝送された場合の
最大差分検出回数の期待値は“数4”のようになる。
【0025】
【数3】
【0026】
【数4】
【0027】これを、先の“数2”と比較した場合約1
2.5倍の最大差分検出が行なわれることになる。図5
は最大差分検出回数とADPCMサンプル誤り数との関
係を示す図であって、上記実施例による実験結果を示す
ものでもある。ここでは、1フレームに4ビットADP
CMを40サンプル含む構成としている。同図におい
て、ADPCMサンプル誤りが増加する程、最大差分検
出回数も増加する事が分かる。
【0028】フレーム中の誤りの有無を検出する回路の
みを用いた場合には、図中のフレームは全て同等(誤り
あり)に扱われるが、最大差分検出回路をカウトンする
事により誤りを含んだフレームの分離が可能になる。更
に、フレーム単位での推定を可能にしたため、回線品質
改善処理に不可欠な情報を瞬時に取得する事ができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、A
DPCM音声符号化方式を採るディジタル信号の伝送系
において、干渉波が存在する場合であっても、伝送路の
品質の推定が可能であり、しかも、これを非常に高速に
高い精度で行なうことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】実施例の制御を示す流れ図である。
【図3】本発明を適用した模擬伝送系の例を示す図であ
る。
【図4】音声信号を伝送した場合の4ビットADPCM
符号の確率分布を示す図である。
【図5】最大差分検出回数とADPCMサンプル誤り数
との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 回線品質推定回路 11 サンプル検出回路 12 検出カウンタ 13 受信信号とサンプル検出回路の出力との関係 14 カウンタ値と回線品質推定信号との関係 15 回線品質改善回路 31 音源 32 A/D変換器 33 ADPCM符号器 34 誤り付加回路 35 ADPCM復号器 36 D/A変換器 37 スピーカ 38 フレームエラー検出信号 39 品質通知信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−222342(JP,A) 特開 平4−208740(JP,A) 特開 平3−222554(JP,A) 特開 平2−104050(JP,A) 特開 昭51−85615(JP,A) 特開 平1−183245(JP,A) 特開 昭56−1644(JP,A) 特開 昭62−139432(JP,A) 特開 平5−206960(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 H04B 14/06 H04B 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適応差分PCM(ADPCM)音声符号
    化方式を採るディジタル信号の伝送系において、 ADPCM復号器の入力側の信号を受信して、特定の差
    分を示す符号列からなるサンプルを検出する手段と、 該サンプルをフレームエラー検出信号が入力されている
    場合だけ計数する手段と、 上記サンプルの計数値を出力する手段とを設けたことを
    特徴とする回線品質推定回路。
  2. 【請求項2】 適応差分PCM(ADPCM)音声符号
    化方式を採るディジタル信号の伝送系において、 ADPCM復号器の入力側の信号を受信して、一定の差
    分値以上を示す符号列からなるサンプルを検出する手段
    と、 該サンプルをフレームエラー検出信号が入力されている
    場合だけ計数する手段と、 上記サンプルの計数値を出力する手段とを設けたことを
    特徴とする回線品質推定回路。
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