JP3220182B2 - ファイル複写装置 - Google Patents
ファイル複写装置Info
- Publication number
- JP3220182B2 JP3220182B2 JP14221391A JP14221391A JP3220182B2 JP 3220182 B2 JP3220182 B2 JP 3220182B2 JP 14221391 A JP14221391 A JP 14221391A JP 14221391 A JP14221391 A JP 14221391A JP 3220182 B2 JP3220182 B2 JP 3220182B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- file
- file name
- name
- save
- copy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Storage Device Security (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直接アクセス装置(D
ASD)上でファイル名を変更して新たなファイルを複
写により生成するファイル複写装置に関する。磁気ディ
スク装置等のDASD上のファイル運用時には、ほとん
ど人手を介さないシステムが増えているが、トラブル発
生時の対処やマシン環境の変更時にはDASD上のファ
イルを人間によって操作しなければならない場合があ
る。
ASD)上でファイル名を変更して新たなファイルを複
写により生成するファイル複写装置に関する。磁気ディ
スク装置等のDASD上のファイル運用時には、ほとん
ど人手を介さないシステムが増えているが、トラブル発
生時の対処やマシン環境の変更時にはDASD上のファ
イルを人間によって操作しなければならない場合があ
る。
【0002】このような人手によりファイル操作を行っ
た場合、特にトラブルにより救済を急がれている時には
思わぬファイル作業ミスを犯し、作業ミスで重要ファイ
ルを消滅させてしまう可能性がある。例えばファイル名
を変更して新なファイルを作成する複写を行った際に、
変更したファイル名と同じファイル名をもつ別のファイ
ルが存在した場合、コピーしたファイルの上書きにより
消滅してしまう。このようなファイル消滅時にFD等へ
のバックアップもしていなかったとなると、復旧に余計
な時間がかかり被害がさらに大きくなってしまう。
た場合、特にトラブルにより救済を急がれている時には
思わぬファイル作業ミスを犯し、作業ミスで重要ファイ
ルを消滅させてしまう可能性がある。例えばファイル名
を変更して新なファイルを作成する複写を行った際に、
変更したファイル名と同じファイル名をもつ別のファイ
ルが存在した場合、コピーしたファイルの上書きにより
消滅してしまう。このようなファイル消滅時にFD等へ
のバックアップもしていなかったとなると、復旧に余計
な時間がかかり被害がさらに大きくなってしまう。
【0003】従って、人間の不注意によるファイルの消
滅で被害が拡大することのないよう、ソフトウェアによ
る復旧を可能とする対策が要求されている。
滅で被害が拡大することのないよう、ソフトウェアによ
る復旧を可能とする対策が要求されている。
【0004】
【従来の技術】従来、ファイル名を変更して複写を行う
ファイルコピー時のソフトウェアによるファイル消滅の
保護方式には、次のようなものがある。 (1)ファイル複写時に複写先ファイルが存在した場合
『複写して良いか?』の問い合わせをする。 (2)外部媒体からDASDへのファイル落し込み時
に、日付け等のチェックにより落とし込み不可能とす
る。 (3)ファイルをエディタで更新後、最後のDASDへ
の書き込み時に旧ファイルを保存する。
ファイルコピー時のソフトウェアによるファイル消滅の
保護方式には、次のようなものがある。 (1)ファイル複写時に複写先ファイルが存在した場合
『複写して良いか?』の問い合わせをする。 (2)外部媒体からDASDへのファイル落し込み時
に、日付け等のチェックにより落とし込み不可能とす
る。 (3)ファイルをエディタで更新後、最後のDASDへ
の書き込み時に旧ファイルを保存する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の保護方式はファイルへのアクセス時の保護を
意図しているため、ファイル名を変更して複写する際
に、変更したファイル名と同じファイル名のファイルが
存在し、複写により消滅した場合の旧ファイルの復元に
ついては保証していない。
うな従来の保護方式はファイルへのアクセス時の保護を
意図しているため、ファイル名を変更して複写する際
に、変更したファイル名と同じファイル名のファイルが
存在し、複写により消滅した場合の旧ファイルの復元に
ついては保証していない。
【0006】ファイル名の変更を伴う複写により消滅し
た旧ファイルを復旧するには、現在以下の方法を用いて
いる。 (1)MT,FD等に必要なファイルをバックアップし
ておく。 (2)変更、削除する前にDASD上で別のファイル名
に退避しておく。 (3)削除直後ならば、DASD上のアドレス操作によ
り復元する。
た旧ファイルを復旧するには、現在以下の方法を用いて
いる。 (1)MT,FD等に必要なファイルをバックアップし
ておく。 (2)変更、削除する前にDASD上で別のファイル名
に退避しておく。 (3)削除直後ならば、DASD上のアドレス操作によ
り復元する。
【0007】しかし、このような操作を行うにはMT,
FD等のバックアップ装置が必要であり、操作にも時間
がかかる。また数世代前のファイルを復元したい場合に
も管理が難しいという問題がある。本発明は、このよう
な従来の問題点に鑑みてなされたもので、ファイル名の
変更を伴った複写による既存ファイルの消滅を未然に防
止すると共に旧ファイルを簡単に復元できるファイル複
写装置を提供することを目的とする。
FD等のバックアップ装置が必要であり、操作にも時間
がかかる。また数世代前のファイルを復元したい場合に
も管理が難しいという問題がある。本発明は、このよう
な従来の問題点に鑑みてなされたもので、ファイル名の
変更を伴った複写による既存ファイルの消滅を未然に防
止すると共に旧ファイルを簡単に復元できるファイル複
写装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、直接アクセス装置中の任意の
複写元ファイルF1のファイル名Xを他の複写先ファイ
ル名Yに変更して複写するファイル複写装置を対象とす
る。
図である。まず本発明は、直接アクセス装置中の任意の
複写元ファイルF1のファイル名Xを他の複写先ファイ
ル名Yに変更して複写するファイル複写装置を対象とす
る。
【0009】本発明にあっては、 複写元のファイル名
を別のファイル名に変更して複写する指示を受け付ける
受付手段と、別のファイル名と同一のファイル名を持つ
既存ファイルが記憶装置内にある場合、既存ファイル名
を既存ファイル名と現在時刻を含むファイル名に変更し
て待避する待避手段と、待避手段により新たに生成され
たファイル名を管理する管理手段と、管理手段により管
理されるファイルを一括して削除可能な削除手段を有す
ることを特徴とする。
を別のファイル名に変更して複写する指示を受け付ける
受付手段と、別のファイル名と同一のファイル名を持つ
既存ファイルが記憶装置内にある場合、既存ファイル名
を既存ファイル名と現在時刻を含むファイル名に変更し
て待避する待避手段と、待避手段により新たに生成され
たファイル名を管理する管理手段と、管理手段により管
理されるファイルを一括して削除可能な削除手段を有す
ることを特徴とする。
【0010】ここで第2複写手段3は、退避ファイル名
Y1として、変更前のファイル名(Y)に現在時刻の情
報、例えば時分秒(HHMMSS)を付加したファイル
名YHHMMSSとする。また第2複写手段3は、退避
ファイル名Y1を退避ファイル専用の保存ファイル名記
録ファイル5に格納して管理する。
Y1として、変更前のファイル名(Y)に現在時刻の情
報、例えば時分秒(HHMMSS)を付加したファイル
名YHHMMSSとする。また第2複写手段3は、退避
ファイル名Y1を退避ファイル専用の保存ファイル名記
録ファイル5に格納して管理する。
【0011】
【0012】
【作用】このような構成を備えた本発明のファイル複写
装置によれば、次の作用が得られる。本発明の保護方式
を実現する複写処理は、例えばXCPコマンドとして提
供される。即ち、複写元となるXファイルの「ファイル
名X」を「ファイル名Y」に変更して複写する場合にX
CPコマンドが実行される。
装置によれば、次の作用が得られる。本発明の保護方式
を実現する複写処理は、例えばXCPコマンドとして提
供される。即ち、複写元となるXファイルの「ファイル
名X」を「ファイル名Y」に変更して複写する場合にX
CPコマンドが実行される。
【0013】まずファイル名の検索により変更した複写
先となる「ファイル名Y」のYファイルが存在しない場
合には、新たにYファイルを作成し、複写元となるXフ
ァイルの内容を複写先となるYファイルに複写する。一
方、ファイル名の検索により変更した複写先となる「フ
ァイル名Y」と同じ既存ファイルが存在する場合には、
既存のYファイルを別のファイル名となる退避ファイル
名に変更する退避処理を行い、この退避処理後に複写先
となるファイル名YのYファイルを作成して複写元とな
るXファイルの内容を複写する。
先となる「ファイル名Y」のYファイルが存在しない場
合には、新たにYファイルを作成し、複写元となるXフ
ァイルの内容を複写先となるYファイルに複写する。一
方、ファイル名の検索により変更した複写先となる「フ
ァイル名Y」と同じ既存ファイルが存在する場合には、
既存のYファイルを別のファイル名となる退避ファイル
名に変更する退避処理を行い、この退避処理後に複写先
となるファイル名YのYファイルを作成して複写元とな
るXファイルの内容を複写する。
【0014】ここで変更された退避ファイル名Y1はX
CPコマンド固有の保存ファイル名記録ファイルに記録
する。このようにXCPコマンドによる複写処理を行う
と、複写先のファイル名と同じ名称の既存ファイルは退
避ファイル名に自動的に変更され、その都度違う名前の
退避ファイルとしてすべて保存されることになる。
CPコマンド固有の保存ファイル名記録ファイルに記録
する。このようにXCPコマンドによる複写処理を行う
と、複写先のファイル名と同じ名称の既存ファイルは退
避ファイル名に自動的に変更され、その都度違う名前の
退避ファイルとしてすべて保存されることになる。
【0015】保存する退避ファイル名としては時間(時
分秒)によりユニークな名前とすることが望ましい。こ
れはXCPコマンドを一度に2回実行した場合に、退避
ファイル名を固定していた場合には1回目の退避ファイ
ルが消滅してしまうので、これを防ぐためである。従っ
て、ファイル操作を行っている利用者は、ファイルの消
滅に気付いた時点で消滅ファイル名Yに時分秒を付加し
て「YHHMMSS」というユニークな退避ファイル名
を検索し、退避ファイル名から導かれるXCP実行時
間、ファイル自身の更新日付、エディタで開ける場合は
その内容等により目的とするファイルまで遡ることがで
き、検索できたファイルを通常の複写コマンドでYファ
イルに戻せばよい。
分秒)によりユニークな名前とすることが望ましい。こ
れはXCPコマンドを一度に2回実行した場合に、退避
ファイル名を固定していた場合には1回目の退避ファイ
ルが消滅してしまうので、これを防ぐためである。従っ
て、ファイル操作を行っている利用者は、ファイルの消
滅に気付いた時点で消滅ファイル名Yに時分秒を付加し
て「YHHMMSS」というユニークな退避ファイル名
を検索し、退避ファイル名から導かれるXCP実行時
間、ファイル自身の更新日付、エディタで開ける場合は
その内容等により目的とするファイルまで遡ることがで
き、検索できたファイルを通常の複写コマンドでYファ
イルに戻せばよい。
【0016】一方、本発明の複写処理を実行するXCP
コマンドを乱用すると、不必要な退避ファイルが無限に
作り出される可能性がある。そこで、XCPコマンド専
用の保存ファイル名記録ファイルに記入した退避ファイ
ル名をもとに、全ての退避ファイルを一括削除する機能
を設けている。
コマンドを乱用すると、不必要な退避ファイルが無限に
作り出される可能性がある。そこで、XCPコマンド専
用の保存ファイル名記録ファイルに記入した退避ファイ
ル名をもとに、全ての退避ファイルを一括削除する機能
を設けている。
【0017】
【実施例】図2は本発明の処理機能を備えた装置構成の
一例を示した実施例構成図であり、10はワークステー
ション等を用いたファイルシステムのエディタであり、
エディタ10に対しバス14を介して直接アクセス装置
として例えば磁気ディスク装置を用いたファイル装置1
2−1,12−2を接続している。勿論、本発明が適用
されるファイルシステムはこれに限定されるものではな
い。
一例を示した実施例構成図であり、10はワークステー
ション等を用いたファイルシステムのエディタであり、
エディタ10に対しバス14を介して直接アクセス装置
として例えば磁気ディスク装置を用いたファイル装置1
2−1,12−2を接続している。勿論、本発明が適用
されるファイルシステムはこれに限定されるものではな
い。
【0018】エディタ10は、例えばファイル装置12
−1に格納された任意の複写元となるファイル名Xを指
定し、このファイル名Xを変更して複写先を示すファイ
ル名Yとして複写する際に、XCPコマンドを発行す
る。このXCPコマンド式は、例えば「xcp ファイ
ルF1 ファイルF2」と記述される。ここでファイル
F1は複写元ファイル名であり、またファイルF2は変
更した複写先ファイル名である。
−1に格納された任意の複写元となるファイル名Xを指
定し、このファイル名Xを変更して複写先を示すファイ
ル名Yとして複写する際に、XCPコマンドを発行す
る。このXCPコマンド式は、例えば「xcp ファイ
ルF1 ファイルF2」と記述される。ここでファイル
F1は複写元ファイル名であり、またファイルF2は変
更した複写先ファイル名である。
【0019】このXCPコマンドを受けるとファイル装
置12−1のコントローラは図1の原理説明図に示した
検索手段、第1複写手段又は第2複写手段としての処理
を実行する。まず現在保存されている保存ファイル名記
録ファイルを参照し、変更した複写先ファイルと同じフ
ァイル名Yがあるか否か検索する。
置12−1のコントローラは図1の原理説明図に示した
検索手段、第1複写手段又は第2複写手段としての処理
を実行する。まず現在保存されている保存ファイル名記
録ファイルを参照し、変更した複写先ファイルと同じフ
ァイル名Yがあるか否か検索する。
【0020】同じファイル名Yがなれければ、新たにフ
ァイル名Yのファイルを作り、複写元のファイルXの内
容を複写する。同じファイル名Yがあった場合には、既
存ファイルのファイル名Yを既存ファイル名とは異なる
別のファイル名Y1に変更(リネーム)して退避ファイ
ル名とし、旧ファイル名と同じ複写先ファイル名Yの複
写によるファイル消滅を回避する。
ァイル名Yのファイルを作り、複写元のファイルXの内
容を複写する。同じファイル名Yがあった場合には、既
存ファイルのファイル名Yを既存ファイル名とは異なる
別のファイル名Y1に変更(リネーム)して退避ファイ
ル名とし、旧ファイル名と同じ複写先ファイル名Yの複
写によるファイル消滅を回避する。
【0021】退避ファイル名Y1としては、 旧ファイル名(Y)+時分秒(HHMMSS) とする。ここで旧ファイル名に処理時点の時分秒を示す
情報を付加した退避ファイル名を自動生成する理由は、
XCPコマンドを続けて2回以上実行した場合、退避フ
ァイル名が固定であったとすると、最後のXCPコマン
ドの実行によるファイル名が一致した既存ファイルしか
退避できず、それ以前の既存ファイルが消滅してしま
い、これを回避するためにファイル名の末尾に時分秒の
可変情報を付加して全ての既存ファイルを退避できるよ
うにする。
情報を付加した退避ファイル名を自動生成する理由は、
XCPコマンドを続けて2回以上実行した場合、退避フ
ァイル名が固定であったとすると、最後のXCPコマン
ドの実行によるファイル名が一致した既存ファイルしか
退避できず、それ以前の既存ファイルが消滅してしま
い、これを回避するためにファイル名の末尾に時分秒の
可変情報を付加して全ての既存ファイルを退避できるよ
うにする。
【0022】更に、退避ファイル名YHHMMSSは、
ファイル装置12−1内に確保したXCPコマンド固有
の保存ファイル記録ファイルに記録されて管理される。
一方、XCPコマンドを乱用すると、不必要なファイル
であっても退避ファイルを無限に作り出す可能性があ
る。そこで、XCPコマンドの実行で得られた退避ファ
イルを一括して削除する機能が設けられる。この退避フ
ァイルを削除するコマンドは、例えば「xcp −d」
と記述される。この退避ファイル削除コマンドを実行す
ると、XCPコマンド固有の退避ファイル名を格納した
保存ファイル名記録ファイルを参照して対応する退避フ
ァイルを全て一括削除する。この場合、退避ファイルが
例えばファイル装置12−2側となる異なったディレク
トリ(ディスクコントローラ)に分散している場合に
も、もれなく削除する。
ファイル装置12−1内に確保したXCPコマンド固有
の保存ファイル記録ファイルに記録されて管理される。
一方、XCPコマンドを乱用すると、不必要なファイル
であっても退避ファイルを無限に作り出す可能性があ
る。そこで、XCPコマンドの実行で得られた退避ファ
イルを一括して削除する機能が設けられる。この退避フ
ァイルを削除するコマンドは、例えば「xcp −d」
と記述される。この退避ファイル削除コマンドを実行す
ると、XCPコマンド固有の退避ファイル名を格納した
保存ファイル名記録ファイルを参照して対応する退避フ
ァイルを全て一括削除する。この場合、退避ファイルが
例えばファイル装置12−2側となる異なったディレク
トリ(ディスクコントローラ)に分散している場合に
も、もれなく削除する。
【0023】図3は本発明の複写処理を示したフローチ
ャートである。図3において、まずステップS1で複写
元のファイル名Xをファイル名Yに変更する。次にステ
ップS2でXCPコマンドが xcp ファイルF1 ファイルF2 として発行される。このXCPコマンドを受けたファイ
ル装置側では、まず保存ファイル名記録ファイルを参照
して同じファイル名Yがあるか否か検索する。
ャートである。図3において、まずステップS1で複写
元のファイル名Xをファイル名Yに変更する。次にステ
ップS2でXCPコマンドが xcp ファイルF1 ファイルF2 として発行される。このXCPコマンドを受けたファイ
ル装置側では、まず保存ファイル名記録ファイルを参照
して同じファイル名Yがあるか否か検索する。
【0024】同じファイル名Yが既存ファイルになけれ
ばステップS7に進み、図4に示すように、ファイル名
Yの複写先ファイルを作成し、複写元ファイルの内容a
を複写する。ステップS3で同一ファイル名Yの既存フ
ァイルが存在した場合には、ステップS4で図5に示す
ように、既存ファイルのファイル名Yをリネームした退
避ファイル名を自動生成する。具体的には処理時刻が例
えば13時58分03秒であったとすると、 YHHMMSS=Y135803 を生成する。この場合、変更するのはファイル名だけで
あり、ファイル内容はbのままである。続いてステップ
S4で自動生成した退避ファイル名「Y135803」
を、ステップS5で図5のようにXCPコマンド固有の
保存ファイル名記録ファイル4に格納する。
ばステップS7に進み、図4に示すように、ファイル名
Yの複写先ファイルを作成し、複写元ファイルの内容a
を複写する。ステップS3で同一ファイル名Yの既存フ
ァイルが存在した場合には、ステップS4で図5に示す
ように、既存ファイルのファイル名Yをリネームした退
避ファイル名を自動生成する。具体的には処理時刻が例
えば13時58分03秒であったとすると、 YHHMMSS=Y135803 を生成する。この場合、変更するのはファイル名だけで
あり、ファイル内容はbのままである。続いてステップ
S4で自動生成した退避ファイル名「Y135803」
を、ステップS5で図5のようにXCPコマンド固有の
保存ファイル名記録ファイル4に格納する。
【0025】最終的にステップS6でファイル名Yの複
写先ファイルを作成し、複写元となるXファイルの内容
aを複写する。図6は、13時58分03秒にXCPコ
マンドを実行した後の14時07分06秒に同様にファ
イル名の変更を伴う同じXCPコマンドを実行した場合
の処理内容を示す。この2回目のXCPコマンドの実行
時には、1回目と同様に、まず複写元のファイル名Xを
変更した複写先のファイル名Yと同じファイル名の既存
ファイルを検索し、ファイル名Yの既存ファイルが存在
することから、退避ファイル名 YHHMSS=Y140706 を自動生成し、退避ファイル名Y140706をXCP
コマンド固有の保存ファイル名記録ファイル4に格納す
る。勿論、退避ファイルの内容は同じbである。
写先ファイルを作成し、複写元となるXファイルの内容
aを複写する。図6は、13時58分03秒にXCPコ
マンドを実行した後の14時07分06秒に同様にファ
イル名の変更を伴う同じXCPコマンドを実行した場合
の処理内容を示す。この2回目のXCPコマンドの実行
時には、1回目と同様に、まず複写元のファイル名Xを
変更した複写先のファイル名Yと同じファイル名の既存
ファイルを検索し、ファイル名Yの既存ファイルが存在
することから、退避ファイル名 YHHMSS=Y140706 を自動生成し、退避ファイル名Y140706をXCP
コマンド固有の保存ファイル名記録ファイル4に格納す
る。勿論、退避ファイルの内容は同じbである。
【0026】そして最終的にファイル名Yの複写先ファ
イルを作成し、作成したYファイルに複写元のXファイ
ルの内容a´を複写する。図7は図5及び図6に示した
ようにXCPコマンドを2回実行した後に、退避ファイ
ル削除命令を実行した際の処理内容を示す。図7におい
て、退避ファイル削除命令「xcp −d」を実行する
と、XCPコマンド固有の保存ファイル記録ファイル4
を参照し、保存ファイル記録ファイル4に格納されてい
る全ての退避ファイルを対象にファイル削除が一括して
行なわれる。
イルを作成し、作成したYファイルに複写元のXファイ
ルの内容a´を複写する。図7は図5及び図6に示した
ようにXCPコマンドを2回実行した後に、退避ファイ
ル削除命令を実行した際の処理内容を示す。図7におい
て、退避ファイル削除命令「xcp −d」を実行する
と、XCPコマンド固有の保存ファイル記録ファイル4
を参照し、保存ファイル記録ファイル4に格納されてい
る全ての退避ファイルを対象にファイル削除が一括して
行なわれる。
【0027】通常、ファイル作業が完了してシステムの
運用を開始し、一通りの運用実績を積んだ後は、XCP
コマンドによって作成された退避ファイルの保存は不要
となる。従って、システム運用者が退避ファイルの保存
が必要ないと判断した時点で退避ファイルの一括削除を
行うことになる。これは運用中に新たなファイルをシス
テムが作っていくような場合にも、退避ファイルの保存
によりファイル容量が制限されていることから、ファイ
ル容量を確保するために必要な措置である。
運用を開始し、一通りの運用実績を積んだ後は、XCP
コマンドによって作成された退避ファイルの保存は不要
となる。従って、システム運用者が退避ファイルの保存
が必要ないと判断した時点で退避ファイルの一括削除を
行うことになる。これは運用中に新たなファイルをシス
テムが作っていくような場合にも、退避ファイルの保存
によりファイル容量が制限されていることから、ファイ
ル容量を確保するために必要な措置である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ァイル名の変更を伴なう複写処理で、変更後のファイル
名と同じ名称の既存ファイルが存在しても、既存ファイ
ルのファイル名を例えば旧ファイル名にコマンド実行時
刻を付加したユニークな退避ファイル名に変更してファ
イル消滅を回避させる退避処理が行われ、ファイル作業
に伴うミス等による重要なファイル情報の消滅を確実に
防止し、ファイル消滅に気が付けば退避ファイル名を参
照して直ちに元のファイルを復元することができ、ファ
イルシステムの信頼性を大幅に向上することができる。
ァイル名の変更を伴なう複写処理で、変更後のファイル
名と同じ名称の既存ファイルが存在しても、既存ファイ
ルのファイル名を例えば旧ファイル名にコマンド実行時
刻を付加したユニークな退避ファイル名に変更してファ
イル消滅を回避させる退避処理が行われ、ファイル作業
に伴うミス等による重要なファイル情報の消滅を確実に
防止し、ファイル消滅に気が付けば退避ファイル名を参
照して直ちに元のファイルを復元することができ、ファ
イルシステムの信頼性を大幅に向上することができる。
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明複写処理を行う装置構成の一例を示した
実施例構成図
実施例構成図
【図3】本発明の複写処理を示したフローチャート
【図4】同一の既存ファイル名がない時の複写処理の説
明図
明図
【図5】同一の既存ファイル名があるときの退避ファイ
ル名の自動生成を伴う複写処理の説明図
ル名の自動生成を伴う複写処理の説明図
【図6】2回目の退避ファイル名の自動生成を伴なう複
写処理の説明図
写処理の説明図
【図7】退避ファイルの削除処理を示した説明図
1:検索手段 2:第1複写手段 3:第2複写手段 4:保存ファイル名記録ファイル(退避ファイル用) 5:退避ファイル削除手段 10:エディタ 12−1,12−2:ファイル装置 14:バス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−64830(JP,A) 特開 平1−315844(JP,A) 特開 平3−48341(JP,A) 特開 平2−278350(JP,A) くりちゃん,「N88−BASIC用フ ァイルコピーユーティリティ」,The BASIC,株式会社技術評論社,昭 和62年5月,通巻49号,p113−p116
Claims (2)
- 【請求項1】ファイルを複写するファイル複写装置にお
いて、 複写元のファイル名を別のファイル名に変更して複写す
る指示を受け付ける受付手段と、 当該別のファイル名と同一のファイル名を持つ既存ファ
イルが記憶装置内にある場合、当該既存ファイル名を当
該既存ファイル名と現在時刻を含むファイル名に変更し
て待避する待避手段と、前記待避手段により新たに生成されたファイル名を管理
する管理手段と、 前記管理手段により管理されるファイルを一括して削除
可能な削除手段 を有することを特徴とするファイル複写
装置。 - 【請求項2】前記現在時刻は、時分秒から構成されるこ
とを特徴とする請求項1記載のファイル複写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14221391A JP3220182B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ファイル複写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14221391A JP3220182B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ファイル複写装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04367041A JPH04367041A (ja) | 1992-12-18 |
JP3220182B2 true JP3220182B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=15310035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14221391A Expired - Fee Related JP3220182B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ファイル複写装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3220182B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006236004A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Ricoh Co Ltd | 文書管理装置、文書結合方法、文書結合プログラム、文書結合プログラムを記録した記録媒体 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004038515A (ja) | 2002-07-03 | 2004-02-05 | Sanyo Electric Co Ltd | データ記録装置 |
JP5350114B2 (ja) * | 2009-07-29 | 2013-11-27 | キヤノン株式会社 | 画像表示装置、画像表示方法、及びプログラム |
US9075400B2 (en) | 2010-12-20 | 2015-07-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Motor control device |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP14221391A patent/JP3220182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
くりちゃん,「N88−BASIC用ファイルコピーユーティリティ」,The BASIC,株式会社技術評論社,昭和62年5月,通巻49号,p113−p116 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006236004A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Ricoh Co Ltd | 文書管理装置、文書結合方法、文書結合プログラム、文書結合プログラムを記録した記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04367041A (ja) | 1992-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3856855B2 (ja) | 差分バックアップ方式 | |
AU700681B2 (en) | A method of operating a computer system | |
US6938056B2 (en) | System and method for restoring a file system from backups in the presence of deletions | |
US6212531B1 (en) | Method for implementing point-in-time copy using a snapshot function | |
JP3410899B2 (ja) | 多重ボリューム・データ・セットを回復する方法 | |
US8015441B2 (en) | Verification of computer backup data | |
EP1470485B1 (en) | Method and system for providing image incremental and disaster recovery | |
US7421551B2 (en) | Fast verification of computer backup data | |
US20050262033A1 (en) | Data recording apparatus, data recording method, program for implementing the method, and program recording medium | |
JP3220182B2 (ja) | ファイル複写装置 | |
CN109325005B (zh) | 一种数据处理方法和电子设备 | |
JP3037183B2 (ja) | ハードディスク装置管理方式および方法 | |
JPH033046A (ja) | ログ記録管理方式 | |
JP3178671B2 (ja) | ファイルシステム及びそのファイル復旧方法 | |
JPH05313973A (ja) | 外部記憶装置のバックアップ方式 | |
JP2822869B2 (ja) | ライブラリファイル管理装置 | |
JPH03171242A (ja) | ファイルバックアップ方法 | |
JPH08263389A (ja) | データのバックアップ方法 | |
JPS63262737A (ja) | デ−タベ−ス更新記録処理方法 | |
JPH04141751A (ja) | 大容量記憶媒体障害復旧方式 | |
JPH06222915A (ja) | インストール方式 | |
JPH06149641A (ja) | オンラインバックアップ及び障害回復方式 | |
JPS63271787A (ja) | 情報処理装置 | |
JPH0581103A (ja) | 二重化フアイル復旧方式 | |
JP2004005524A (ja) | データ記録装置、データ記録方法、当該方法を実行するためのプログラム及びプログラム記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010710 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |