JP3220139U - ペットサークル - Google Patents

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Abstract

【課題】トレイの掃除を簡単に行うことができるペットサークルを提供する。
【解決手段】ペットサークル1は、トレイ2と、上下方向が開口されたサークル本体3の一部を構成する第1柵と、サークル本体3の他の一部を構成する第2柵と、脱着機構4とを備えている。トレイ2は、上下方向を板厚方向とする板状に形成されている。第1柵は、トレイ2の周縁の一部に沿ってトレイ2に組み付けられ、トレイ2から上方へ立設されている。第2柵は、トレイ2の周辺の他部に沿ってトレイ2及び第1柵に対して脱着可能に配置され、トレイ2から上方へ立設されている。脱着機構4は、第1柵又は第2柵に配設され、トレイ2及び第1柵に対して第2柵を脱着させる。
【選択図】図2

Description

本考案は、ペットサークルに関する。
下記特許文献1には、犬、猫等のペットの飼育に使用されるペットサークルが開示されている。このペットサークルはトレイとサークル本体とを含んで構成されている。トレイは、上下方向を厚さ方向とし、平面視において矩形状をなす樹脂製板材により形成されている。サークル本体は、トレイの四隅を囲ってトレイ上に組み付けられ、上下方向に開口を有する矩形筒枠状に形成されている。少し詳しく説明すると、サークル本体は、正面枠体、右側面枠体、背面枠体、左側面枠体を順次組み付けたケージ状の柵として構成されている。
実用新案登録第3208719号
上記ペットサークルでは、トレイの周囲がトレイから高さを持つサークル本体により囲まれているので、サークル本体越しにトレイの表面を掃除する必要がある。このため、トレイの掃除がし難いので、改善の余地があった。
本考案は、上記事実を考慮して、トレイの掃除を簡単に行うことができるペットサークルを提供する。
本考案の第1実施態様に係るペットサークルは、上下方向を板厚方向とする板状のトレイと、トレイの周縁の一部に沿ってトレイに組み付けられ、トレイから上方へ立設され、上下方向が開口されたサークル本体の一部を構成する第1柵と、トレイの周辺の他部に沿ってトレイ及び第1柵に対して脱着可能に配置され、トレイから上方へ立設され、サークル本体の他の一部を構成する第2柵と、第1柵又は第2柵に配設され、トレイ及び第1柵に対して第2柵を脱着させる脱着機構と、を備えている。
本考案の第2実施態様に係るペットサークルは、第1実施態様に係るペットサークルにおいて、第2柵の下端部に設けられた係止部と、トレイの上側に設けられ、第2柵がトレイ及び第1柵に装着状態のとき、係止部を係止する被係止部と、を更に備え、脱着機構は、第1柵又は前記第2柵の上部に配設されている。
本考案の第3実施態様に係るペットサークルは、第1実施態様又は第2実施態様に係るペットサークルにおいて、第1柵と第2柵との境界部分において、トレイの上面から第1柵及び第2柵の上部まで立設され、第1柵の周方向一端部に一方が連結されると共に、第1柵の周方向他端部に他方が連結され、サークル本体の骨格部材を構成する一対の支持柱を更に備え、脱着機構は、支持柱に第2柵を装着し、かつ、支持柱から第2柵の装着状態を解除する構成とされている。
本考案の第4実施態様に係るペットサークルでは、第3実施態様に係るペットサークルにおいて、脱着機構は、第2柵の周方向端部から支持柱へ延設されたガイド部と、ガイド部に摺動可能に配設され、第2柵が装着状態のとき支持柱に嵌合され、この嵌合が解除されたとき第2柵の装着状態を解除する脱着摺動部と、を含んで構成されている。
本考案の第5実施態様に係るペットサークルでは、第4実施態様に係るペットサークルにおいて、脱着機構は、脱着摺動部を支持柱に嵌合させる方向へ付勢する弾性体を、更に備えている。
本考案の第6実施態様に係るペットサークルでは、第2柵の装着状態を解除する脱着摺動部のガイド部に沿った摺動を規制するストッパが、更に設けられている。
本考案の第7実施態様に係るペットサークルは、第4実施態様〜第6実施態様のいずれか1つに係るペットサークルにおいて、脱着摺動部よりも周方向内側に離間して第2柵に固定され、第2柵を装着状態から解除するときに、支持柱との嵌合を解除して脱着摺動部を摺動させるためのアシスト部を、更に備えている。
本考案の第8実施態様に係るペットサークルは、第1実施態様〜第7実施態様のいずれか1つに係るペットサークルにおいて、第1柵又は第2柵に、装着状態から解除された第2柵を第1柵に引っ掛ける引掛部を、更に備えている。
本考案によれば、掃除が簡単に行えるペットサークルを提供することができる。
本考案の一実施の形態に係るペットサークルを正面右側のやや上方から見た斜視図である。 図1に示されるペットサークルの柵の一部を取り外した状態を示す図1に対応する斜視図である。 図1及び図2に示されるペットサークルのトレイを示す図1に対応する斜視図である。 図1に示されるペットサークルの柵の一部を取り外して柵に引っ掛けた状態を示す背面右側のやや上方から見た斜視図である。 図1に示されるペットサークルの係止部及び被係止部を正面側やや上方から見た要部拡大斜視図である。 図1及び図2に示されるペットサークルの一部及び脱着機構を拡大した要部拡大斜視図である。 図6に示される脱着機構の装着状態におけるペットサークルの一部を正面側から見た要部拡大正面図である。 図7に示される脱着機構を含むペットサークルの一部を上面側から見た要部拡大平断面図(図7に示されるVIII−VIII線で切った要部拡大平断面図)である。 図6に示されるペットサークルの一部及び脱着機構を更に拡大した要部拡大斜視図である。 (A)は図6に示される脱着機構の脱着摺動部を正面側やや上方から見た拡大分解斜視図、(B)は図6に示される脱着機構のアシスト部の図10(A)に対応する拡大分解斜視図である。 (A)は図10(A)に示される脱着摺動部を背面側やや上方から見た拡大分解斜視図、(B)は図10(B)に示されるアシスト部の図11(A)に対応する拡大分解斜視図である。 図6に示される脱着機構の非装着状態におけるペットサークルの一部を正面側から見た図7に対応する要部拡大正面図である。
以下、図1〜図12を用いて、本考案の一実施の形態に係るペットサークルについて説明する。
なお、図中、適宜、示されている矢印X、矢印Y、矢印Zは、各々、三次元座標のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向を示している。特に断りが無い限り、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は、各々、ペットサークルの左右方向、前後方向、上下方向を示している。実施の形態の説明の都合上、方向が示されるものであって、実施の形態に係るペットサークル並びに各構成要素が上記方向に限定されるものではない。
(ペットサークル1の全体構成)
図1及び図2に示されるように、ペットサークル1は全体として略直方体箱状に形成され、ペットサークル1の内部空間がペットの居住スペースとして使用されている。ここで、ペットサークル1は、犬用ペットサークルとして説明するが、特に犬に限定されるものではなく、猫等の動物を含めた動物用ペットサークルとして使用されてもよい。
ペットサークル1は、ペットサークル1の下端部を構成するトレイ2と、トレイ2に設置されて組み付けられたサークル本体3と、脱着機構4とを備えている。以下、ペットサークル1の各構成について説明する。
(トレイ2の構成)
図3に示されるように、トレイ2は、上下方向を板厚方向とし、かつ、左右方向を長手方向とした略矩形板状に形成されている。トレイ2の外周縁部には上側へ隆起された外側リブ21が形成され、外側リブ21はトレイ2の周方向全周にわたって形成されている。また、トレイ2の外周側の部分であって外側リブ21の内側には上側へ隆起された内側リブ22が形成され、内側リブ22は平面視において略矩形状に形成されている。このような構成により、外側リブ21と内側リブ22との間において、上側が開放された矩形枠状のトレイ溝23がトレイ2の外周部に形成されている。
トレイ2は、例えば熱可塑性樹脂材料又は金属材料を用いて形成されている。熱可塑性樹脂材料として、ポリプロピレン(polypropylene)を使用することができる。金属材料としては、鉄材や軽量なアルミニウム合金材料を使用することができる。
(サークル本体3の構成)
図1及び図2に戻って、サークル本体3は、全体として上下方向を軸方向として、上下方向が開口された略矩形筒状に形成されている。サークル本体3は、その一部を構成する「第1柵」としての右側面柵31、背面柵32及び左側面柵33と、その他の一部を構成する「第2柵」としての前面柵34とを含んで構成されている。
ここで、「第1柵」はトレイ2に組み付けられて固定された「固定柵」とされ、「第2柵」はトレイ2及び「第1柵」に脱着可能な「脱着柵」とされている。
(1)第1柵の構成
「第1柵」としての右側面柵31は、トレイ2の右辺に沿ってトレイ2上に組み付けられ、トレイ2から上方へ立設されている。右側面柵31は、上下方向へ延設された線材と前後方向へ延設された線材とを組み合わせた格子状に形成されている。
背面柵32は、トレイ2の背面辺に沿ってトレイ2上に組み付けられ、トレイ2から上方へ立設されている。背面柵32は右側面柵31と同様に線材を組み合わせて格子状に形成されている。この背面柵32は右側面柵31と略同一高さに設定されている。背面柵32に限らず、ここでは、左側面柵33、前面柵34のそれぞれは、右側面柵31の高さと略同一高さに設定されている。
左側面柵33は、トレイ2の左辺に沿ってトレイ2上に組み付けられ、トレイ2から上方へ立設されている。左側面柵33は右側面柵31と同様に線材を組み合わせて格子状に形成されている。
図1、図2及び図5に示されるように、トレイ2の前面右側の角部には連結具51を介して支持柱361が立設されている。さらに、図1及び図2に示されるように、トレイ2の前面左側の角部には連結具52を介して支持柱362が立設されている。詳しく説明すると、支持柱361は、「第1柵」と「第2柵」との境界部分、具体的には右側面柵31の前側端部(第1柵の周方向一端部)と前面柵34の右側端部(第2柵の一端部)との境界部分に設けられている。一方、支持柱362は、同様に「第1柵」と「第2柵」との境界部分、すなわち左側面柵33の前側端部(第1柵の周方向他端部)と前面柵34の左側端部(第2柵の他端部)との境界部分に設けられている。
図1、図2及び図5に戻って、連結具51は、2つの連結部で、支持柱361が差し込まれる連結部511及び下側フレーム311が差し込まれる連結部512と、1つの被係止部513とを含んで構成されている。
連結部511は、トレイ2の前面右側の角部から上方へ立設され、略矩形筒状に形成されている。さらに詳しく説明すると、連結部511は、左右寸法と前後寸法とを等しく設定した略正方形筒状に形成されている。
連結部512は、トレイ溝23に沿って角部から背面側へ延設された略矩形筒状に形成されている。さらに詳しく説明すると、連結部512は、左右寸法に対して上下寸法を大きく設定した略長方形筒状に形成されている。そして、連結部512の下部はトレイ溝23内に嵌まり込む構成とされ、嵌まり込むと、連結具51ではトレイ2に対する左右方向の位置決めがなされる。
被係止部513は、トレイ溝23に沿って角部から左側へ延設された略矩形立方体に形成され、左右方向中間部において天壁から下方へ向かって凹設されると共に、前後方向へ貫通された構成とされている。正面視において、被係止部513はU字形状に凹設された部位を有する。被係止部513の下部はトレイ溝23内に嵌まり込む構成とされ、嵌まり込むと、連結具51ではトレイ2に対する前後方向の位置決めがなされる。
このように構成される連結具51は、正面視、側面視及び平面視のそれぞれにおいてL字形状に形成されている。連結具51は、複雑な形状に形成されているので、例えば熱可塑性樹脂材料を用いた樹脂成形法により形成されている。
一方、連結具52は、図1及び図2に示されるように、左右方向の中心位置を上方へ垂直に横切る、ペットサークル1の中心線A−Aに対して、連結具51と線対称形状に形成されている。つまり、連結具51はトレイ2の前面右側の角部に、連結具52はトレイ2の前面左側の角部にそれぞれ配設され、連結具51及び連結具52は左右一対に設けられている。連結具52は、連結具51の連結部511に対応する連結部521と、連結部512に対応する連結部522と、被係止部513に対応する被係止部523とを含んで構成されている。
図1、図2及び図5に示されるように、支持柱361、支持柱362のそれぞれは、上下方向へ延設された略矩形管状部材であり、サークル本体3の骨格部材として構成されている。
支持柱361の下端部は連結具51の連結部511の内部に差し込まれ、図示を省略した締結部材(以下、単に「締結部材」と言う。)を用いて連結部511に組み付けられている。締結部材として、例えばねじ、ビス等が使用されている。支持柱361の上端部は、右側面柵31、前面柵34のそれぞれの上端部まで立設されている。
同様に、支持柱362の下端部は連結具52の連結部521の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部521に組み付けられている。支持柱362の上端部は、左側面柵33、前面柵34のそれぞれの上端部まで立設されている。
支持柱361、支持柱362は、例えば熱可塑性樹脂材料、又は金属材料を用いて形成されている。
図1及び図2に戻って、右側面柵31の下部には下側フレーム311が設けられ、右側面柵31の上部には上側フレーム312が設けられている。
下側フレーム311は、トレイ2の右辺に形成されたトレイ溝23に沿って前面側から背面側へ向かって延設された略矩形管状部材を用いて形成され、サークル本体3の骨格部材として構成されている。下側フレーム311の前面側一端部は、連結具51の連結部512の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部512に組み付けられている。右側面柵31の下部、詳細には上下方向に延在する幾つかの線材の下部が、下側フレーム311の上壁を貫通してこの下側フレーム311に組み付けられる構成とされている。ここでは、右側面柵31の前面側、背面側、前面と背面との中間部の3箇所において、線材が下側フレーム311に貫通されている。
下側フレーム311の背面側他端部は連結具53に連結されている。連結具53は連結部531及び連結部532を含んで構成されている。連結部531は、トレイ溝23に沿ってトレイ2の背面右側の角部から前面側へ延設された略矩形筒状に形成されている。連結部532は、連結部531に連結され、トレイ溝23に沿って角部から左側へ延設された略矩形筒状に形成されている。この連結具53は、サークル本体3の組立状態では、平面視においてL字形状に形成されている。
連結部531の背面側先端部は連結部532の右側先端部に上下方向において重なり合う部位を有し、この重なり合う部位には上下方向を軸方向とする図示を省略した連結ピンが設けられている。サークル本体3の非組立状態では、この連結ピンを回転中心として、連結部531は連結部532に対して水平方向に回動する構成とされている。
そして、下側フレーム311の背面側他端部は、連結具53の連結部531の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部531に組み付けられている。
ここで、後に説明する連結具55、連結具56、連結具58のそれぞれの構成は、連結具53の構成と同一であるので、重複する説明は省略する。
上側フレーム312は、下側フレーム311の上方に下側フレーム311に対して平行に配設された略矩形管状部材を用いて形成され、サークル本体3の骨格部材として構成されている。ここでは、上側フレーム312は下側フレーム311と同一部品として構成されている。上側フレーム312の前面側一端部は連結具54を介して支持柱361の上端部に連結されている。
連結具54は連結部541及び連結部542を含んで構成されている。連結部541は、トレイ2の前面右側の角部上において下方向へ向かって延設された略矩形筒状に形成されている。この連結部541の内部に支持柱361の上端部が差し込まれ、支持柱361の上端部は連結部541に締結部材を用いて組み付けられている。連結部542は、連結部541の上部と一体に形成され、背面側へ向かって延設された略矩形筒状に形成されている。つまり、連結具54は、側面視において、L字形状に形成されている。
そして、上側フレーム312の前面側一端部は、連結部542の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部542に組み付けられている。一方、上側フレーム312の背面側他端部は、連結具55の連結部551の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部551に組み付けられている。
また、右側面柵31の上部の幾つかの線材は、上側フレーム312の下壁を貫通してこの上側フレーム312に組み付けられる構成とされている。
ここで、後に説明する連結具54の構成は、連結具57の構成と同一であるので、重複する説明は省略する。
右側面柵31の構成と同様に、背面柵32の下部には下側フレーム321が設けられ、背面柵32の上部には上側フレーム322が設けられている。
下側フレーム321は、下側フレーム311よりも長い設定とされているが、基本的には下側フレーム311と同一の構成とされている。下側フレーム321の右側一端部は、連結具53の連結部532の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部532に組み付けられている。下側フレーム321の左側他端部は、連結具56の連結部562の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部562に組み付けられている。
上側フレーム322は、上側フレーム312よりも長い設定とされているが、基本的には上側フレーム312と同一の構成とされている。上側フレーム322の右側一端部は、連結具55の連結部552の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部552に組み付けられている。上側フレーム322の左側他端部は、連結具58の連結部582の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部582に組み付けられている。
また、右側面柵31の構成と同様に、左側面柵33の下部には下側フレーム331が設けられ、左側面柵33の上部には上側フレーム332が設けられている。
下側フレーム331は下側フレーム311と同一の構成とされている。下側フレーム331の前面側一端部は、連結具52の連結部522の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部522に組み付けられている。下側フレーム331の背面側他端部は、連結具56の連結部561の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部561に組み付けられている。
上側フレーム332は上側フレーム312と同一の構成とされている。上側フレーム332の前面側一端部は、連結具57の連結部572の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部572に組み付けられている。連結具57の連結部571の内部には支持柱362の上部が差し込まれ、支持柱362の上部は連結部571に締結部材を用いて組み付けられている。上側フレーム332の背面側他端部は、連結具58の連結部581の内部に差し込まれ、締結部材を用いて連結部581に組み付けられている。
(2)第2柵の構成
「第2柵」としての前面柵34は、図1に装着状態を示し、図2に取り外された非装着状態を示している。図1及び図2に示されるように、前面柵34は、柵本体341と、出入口342と、扉柵343と、扉レール344と、ロック機構345と、係止部346及び係止部347と、柵支持部348と、上側フレーム349とを含んで構成されている。
柵本体341は、金属製の線材R1〜線材R4を主体として構成され、正面視において矩形状に形成された枠体341Aと、金属製の線材R5及び線材R6により構成され、正面視において枠体341Aの略右側半分を覆う格子状の柵部341Bとを備えている。
線材R1はトレイ2の前面辺に配設されたトレイ溝23に沿って左右方向へ延設され、線材R2は線材R1の上方において線材R1に対して平行に延設されている。線材R3は一方の支持柱361に沿って上下方向へ延設され、線材R4は他方の支持柱362に沿って上下方向へ延設されている。線材R5は、上下方向へ延設され、ここでは左右方向に等間隔において11本配列されている。線材R6は、左右方向へ延設され、ここでは下側に2本、上側に2本の合計4本が配列されている。線材R1〜R6は、交差箇所において、適宜、溶接により接合されている。
出入口342は、柵本体341の正面視において略左半分に配設され、格子状の柵部を配設しない貫通穴である。出入口342は、ペットサークル1の外内へのペットの出入口として使用されている。扉柵343は、柵部341Bと同様に、上下方向へ延設された線材と左右方向へ延設された線材とを組み合わせて格子状に形成され、出入口342を開け閉めする構成とされている。
扉柵343の下端部に対応する位置において、柵本体341には線材R1の上部にこの線材R1と略平行に左右方向へ延設された扉レール344(344A)が設けられている。一方、扉柵343の上端部に対応する位置において、柵本体341には線材R2の下部にこの線材R2と略平行に左右方向へ延設された扉レール344(344B)が設けられている。扉レール344は線材R1又は線材R2と同様の線材を用いて形成されている。
正面視において、扉柵343の右側下部にはスライダS1が、左側下部にはスライダS2がそれぞれ設けられ、扉柵343の右側上部にはスライダS3が、左側上部にはスライダS4がそれぞれ設けられている。スライダS1及びスライダS2は、扉レール344Aに摺動自在に通され、扉レール344Aに沿って左右方向(矢印B方向)へ摺動する構成とされている。スライダS3及びスライダS4は、扉レール344Bに摺動自在に通され、扉レール344Bに沿って左右方向へ摺動する構成とされている。
すなわち、扉柵343は、出入口342を塞いでいるときに閉状態とされる。また、扉柵343は、左側から右側へ扉レール344に沿って移動させ、柵部341Bと重ね合わされると、出入口342を解放する開状態とされる。
ロック機構345は、正面視において、扉柵343の左側端部であって上下方向中間部に設けられている。詳細な構成の説明は省略するが、ロック機構345は、柵本体341の枠体341Aの一部に係合可能に構成され、出入口342を扉柵343により塞ぐ閉状態を維持可能な構成とされている。なお、ロック機構345において枠体341Aとの係合を解除すれば、出入口342が解放された開状態とすることができる。
係止部346は、図1及び図5に示されるように、前面柵34が装着状態において、柵本体341の線材R1の被係止部513に対応する位置(正面視において右側端部)に配設され、線材R1の一部を背面側へ折り曲げ、更に折り返して、背面側へ突出させた形状に形成されている。図5を用いて詳しく説明すると、係止部346は平面視において前面側が解放されたU字形状に形成された部位を持っている。そして、係止部346の一部は被係止部513のU字形状の部位を通過して被係止部513の背面側を取り囲み、係止部346の他の一部は被係止部513の前面側壁に当接可能とされている。つまり、係止部346は被係止部513に簡単に係止させることができる。さらに、係止部346と被係止部513との係止状態では、前面柵34の下部は、被係止部513に対して、サークル本体3の内側への移動並びに外側への移動を制限される。
係止部347は、係止部346と同様に構成されている。つまり、図1に示されるように、係止部347は、前面柵34の装着状態において、柵本体341の線材R1の被係止部523に対応する位置(正面視において左側端部)に配設され、線材R1の一部を背面側へ折り曲げ、更に折り返して、背面側へ突出させた形状に形成されている。
柵支持部348は、図1及び図2に示されるように、柵本体341の線材R1の左右方向中間部に下方へ突出して設けられている。柵支持部348は、正面視において、線材R1と同様の線材をU字形状に折り曲げて形成され、線材R1に接合されている。
柵支持部348は前面柵34をトレイ2上において支持する構成とされている。さらに、柵支持部348は、装着状態においてトレイ溝23の内部に配置され、前面側への移動並びに背面側への移動を制限する構成とされている。
上側フレーム349は、図1及び図2に示されるように、柵本体341の上部に設けられている。上側フレーム349は、基本的には支持柱361、支持柱362のそれぞれと同様の略矩形管状材料を用いて形成されている。上側フレーム349の右側一端部はエンドキャップ349Aの内部に挿入され、エンドキャップ349Aは上側フレーム349に締結部材を用いて組み付けられている。同様に、上側フレーム349の左側他端部はエンドキャップ349Bの内部に挿入され、エンドキャップ349Bは上側フレーム349に締結部材を用いて組み付けられている。
(3)引掛部37の構成
ここで、図1、図2及び図4に示されるように、背面柵32には引掛部37が配設されている。引掛部37は、背面柵32の上部において左右一対に形成されている。すなわち、本実施の形態では、2つの引掛部37が配設されている。詳しく説明すると、引掛部37は、背面柵32の上下方向へ延設される線材の一部を背面側へ折り曲げ、更に前面側へ折り返して、背面側へ突出させた形状に形成されている。側面視において、引掛部37は前面側が解放された略U字形状に形成されている。
引掛部37は、図2に示されるように、前面柵34が装着状態から解除されると、図4に示されるように、装着状態が解除された前面柵34を背面柵32の背面側へ引っ掛けて保持する構成とされている。引掛部37には、丁度、前面柵34の左右方向に延設される線材R6を引っ掛けることができる。
なお、引掛部37は、3つ以上配設してもよいし、又前面柵34に設けてもよい。
(脱着機構4の構成)
脱着機構4は、図1、図2、図6〜図9に示されるように、正面視において前面柵34の右側端部の上部に配設され、更に図1及び図2に示されるように、前面柵34の左側端部の上部に配設されている。つまり、脱着機構4は、左右一対に配設され、かつ、中心線A−Aに対して線対称形状に形成されている。ここで、前面柵34の右側に配設された脱着機構4について説明し、前面柵34の左側に配設された脱着機構4は、左右の向きが反転するものの同一構成であるので、説明を省略する。
脱着機構4は、特に図6〜図9に示されるように、ガイド部41と、脱着摺動部42とを含んで構成されている。
(1)ガイド部41の構成
図6に示されるように、ガイド部41は、左側から右側へ延設され、右側端において上方へ折り曲げられ、上方端において左側へ折り曲げられた線材により形成されている。全体として、ガイド部41は、正面視において、左側を解放したU字形状に形成されている。ガイド部41の上下の線材は平行に左右方向に延設されている。
図6〜図9に示されるように、ガイド部41の右側端部(折り返し部位)は、支持柱361の前面壁から右側面壁に沿って約90度折り曲げられ、右側面柵31に重複させている。この線材として、前面柵34の線材R1等と同様の線材が使用されている。そして、ガイド部41は枠本体341に接合されている。
ガイド部41は、基本的に、脱着摺動部42を摺動可能に支持する構成とされている。上記の通り、ガイド部41が支持柱361に沿って折り曲げられているので、ガイド部41は、前面柵34のペットサークル1の内側への倒れ込み、並びにペットサークル1に対する左右方向の移動を制限する部位としても使用されている。
(2)脱着摺動部42の構成
脱着摺動部42は、図6〜図9、図10(A)、図11(A)に示されるように、脱着部421と、被ガイド部422と、操作部423と、弾性体424とを主要な構成として備えている。なお、図8において、脱着摺動部42の構成を理解し易くするために、脱着摺動部42の輪郭は太い実線を用いて示されている。
まず、脱着部421は、ベース部421Aと、第1装着部421Bと、第2装着部421Cとを含んで構成されている。
ベース部421Aは、支持柱361の左側面壁に対向する面を有し、左右方向の厚さに比し上下方向及び前後方向の長さが長い略矩形箱状に形成されている。図10(A)に示されるように、このベース部421Aの支持柱361に対向する面には、支持柱361側、すなわち右側に向かって突出された上下一対の接触部位P1及び接触部位P2が配設されている。
接触部位P1は、ベース部421Aの下部に配設され、上下方向を厚さ方向とし、前後方向を長手方向として、ベース部421Aに一体に形成されている。接触部位P2は、接触部位P1の上方において接触部位P1に対して平行にベース部421Aの上部に配設されている。接触部位P2は、接触部位P1と同様に、上下方向を厚さ方向とし、前後方向を長手方向として、ベース部421Aに一体に形成されている。接触部位P1及び接触部位P2は、前面柵34がサークル本体3に装着状態のとき(以下、単に「装着状態のとき」と言う。)支持柱361に接触する構成とされている。
第1装着部421Bは、図6〜図9、図10(A)に示されるように、ベース部421Aの前面側から右方向へ立設され、装着状態のとき支持柱361の前面壁に対向する、又は接触する構成とされている。第1装着部421Bの上下方向の寸法は、ベース部421Aの同一方向の寸法に略一致させている。
図10(A)及び図11(A)に示されるように、本実施の形態では、ベース部421A、第1装着部421Bのそれぞれは、同様の材料を用いて形成されているが、別部品として形成されている。ベース部421A、第1装着部421Bのそれぞれは、例えば熱可塑性樹脂材料を用いて樹脂成形法により形成されている。
第1装着部421Bの背面側には、上下それぞれから更に背面方向へ突出させたフック状の係止部F1及び係止部F2が設けられている。一方、ベース部421Aの上壁には係止部F1に係合される貫通孔により形成された被係止部H1が設けられ、ベース部421Aの下壁には、作図上、記載されていないが、係止部F2に係合される被係止部H1と同様の被係止部が設けられている。双方の係止がなされることにより、第1装着部421Bはベース部421Aに一体的に形成されている。
第2装着部421Cは、図8、図9、図10(A)及び図11(A)に示されるように、ベース部421Aの背面側から右方向へ立設され、装着状態のとき支持柱361の背面壁に対向する、又は接触する構成とされている。第2装着部421Cの上下方向の寸法はベース部421Aの同一方向の寸法に比し若干小さい設定とされている。図10(A)及び図11(A)に示されるように、本実施の形態では、ベース部421A、第2装着部421Cのそれぞれは一体に形成されている。
図6〜図9に示されるように、装着状態のとき脱着摺動部42のベース部421Aの接触部位P1、接触部位P2、第1装着部421B及び第2装着部421Cは、支持柱361の前面壁、左側面壁及び背面壁を取り囲む構成とされている。図8に示されるように、脱着摺動部42は平面視において左方向へ凹む凹形状に形成されている。
被ガイド部422は、図11(A)に示されるように、第1装着部421Bの内部に第1装着部421Bと一体に形成され、符号を省略するが左右方向を板厚方向として左右方向に所定間隔を持って配設された2枚の仕切り部位に形成されている。1枚の仕切り部位の上下にそれぞれ被ガイド部422が配設され、他の1枚の仕切り部位の上下にもそれぞれ被ガイド部422が配設されている。すなわち、合計、4個の被ガイド部422が配設されている。被ガイド部422は、いずれも、側面視において背面側が解放されたU字形状に形成されている。被ガイド部422は、第1装着部421Bとベース部421Aとが一体的に形成されることにより、周囲が囲まれて左右方向へ貫通する貫通孔として形成されている。
この被ガイド部422には図6〜図9に示されるガイド部41が挿入され、脱着摺動部42はガイド部41の延設方向に沿って左右方向(矢印C方向)へ摺動する構成とされている。
弾性体424には、図10(A)及び図11(A)に示されるように、ここでは引張りコイルばねが使用されている。
弾性体424の一端部424Aは、図11(A)に示される、第1装着部421Bから背面側へ立設された止めピンP3に通されて、脱着摺動部42の内部に固定されている。止めピンP3の立設方向先端部は、図10(A)に示される、ベース部421Aの前面側に設けられた支持孔H3の内部に挿入され、止めピンP3は両端支持梁構造において支持されている。
一方、弾性体424の他端部424Bは、図6〜図9に示されるように、ガイド部41の左右方向中間部、丁度、正面視において支持柱361と重なる位置に、ガイド部41の上下の線材に掛け渡された基端バー411に取り付けられている。
このように取り付けられる弾性体424は、ガイド部41に沿って、常時、右方向へ、すなわち脱着摺動部42を支持柱361に嵌合させる方向へ付勢されている。
操作部423は、図6〜図9に示されるように、正面視において第1装着部421Bの左側から前面側へ立設されている。ここでは、操作部423は第1装着部421Bと一体に形成されている。操作部423の右側壁423Aの上下方向中間部には、正面視において左側へ凹む円弧形状に形成された凹部423Bが設けられている。
操作部423の凹部423Bでは、弾性体424の弾性力に抗してペットサークル1の取扱者が操作部423を左方向へ押すときに、取扱者の手又は指が操作部423の上下方向中間部分へ導かれ、手又指が操作部423から滑って外れに難くされている。
(3)アシスト部43の構成
図6〜図8に示されるように、脱着機構4は更にアシスト部43を備えている。アシスト部43は、正面視において、ガイド部41の左端部に配設されている。また、アシスト部43は、ガイド部41に対して上下方向へ直交し、かつ、ガイド部41に接合された基端バー412と、基端バー412よりも右側に配設された線材R5との間に配置されている。このため、アシスト部43では、ガイド部41に沿った左右方向の移動が規制されている。
アシスト部43は、図10(A)及び図11(B)に示されるように、ガイド部41の前面側に設けられた操作基端部431と、ガイド部41の背面側に設けられた固定部432とを含んで構成されている。
操作基端部431は、背面側に開口を有する略有底矩形筒状に形成され、左右方向の寸法に対して上下方向の寸法を大きい設定としている。操作基端部431の背面側には、脱着摺動部42の被ガイド部422(図11(A)参照)と同様の被ガイド部433が配設されている。
固定部432は、前面側に開口を有する略有底矩形筒状に形成されている。
操作基端部431の背面側には、上下それぞれから更に背面方向へ突出されたフック状の係止部F4及び係止部F5が設けられている。一方、固定部432の上壁には係止部F4に係合される貫通孔により形成された被係止部H4が設けられ、固定部432の下壁には係止部F5に係合される被係止部H5が設けられている。双方が係止されることにより、固定部432はガイド部41を挟み込んで操作基端部431に一体的に形成されている。
また、図6、図7、図10(B)及び図11(B)に示されるように、操作基端部431の左側壁431Aには、操作部423の凹部423Bと同様に、正面視において右側へ凹む円弧形状に形成された凹部431Bが設けられている。これにより、取扱者の手又は指が操作基端部431の上下方向中間部へ導かれ、手又は指が操作基端部431から滑って外れ難くされている。
(4)ストッパ44の構成
脱着機構4は、図6〜図8に示されるように、更にストッパ44を備えている。ストッパ44は、可動部位441と、規制部位442とを含んで構成されている。
規制部位442は、正面視において、前面柵34の上部に配設された扉レール344Bの部位から下方向へ線材を延設し、延設方向下端から折り返して上方向へ再度延設し、上方が解放されたU字形状に形成されている。この規制部位442は、丁度、脱着摺動部42とアシスト部43との間に配置されている。規制部位442がガイド部41に接するか、又はその近傍に位置するときには、脱着摺動部42のガイド部41に沿った左方向への摺動が規制され、脱着摺動部42は支持柱361から外れない(装着状態とする)構成とされている。
一方、可動部位441は、規制部位442の上端部に一体に形成され、扉レール344Bに巻き付ける構成とされている。つまり、可動部位441は、扉レール344Bを中心軸として、規制部位442を前面側、かつ、上方側へ回動可能としている。図6に破線を用いて、そして図12に実線を用いて記載されるように、ストッパ44の規制部位442が操作部423と接触しないまで回動されると、脱着摺動部42はガイド部41に沿った左方向への摺動が許容され、脱着摺動部42を支持柱361から取り外す(非装着状態とする)ことができる。
(付属品の構成)
図1に戻って、本実施の形態に係るペットサークル1では、サークル本体3の外側に籠6が取り付けられている。この籠6はペット用おもちゃ、ブラシ等の小物を置ける構成とされ、サークル本体3への籠6の取り付け、取り外しは簡易に行える。
また、ペットサークル1では、サークル本体3の内側にプレート7が取り付けられている。このプレート7は餌、水等をおける部位を持っている。同様に、サークル本体3へのプレート7の取り付け、取り外しは簡易に行える。
(作用及び効果)
上記ペットサークル1は、図1及び図2に示されるように、トレイ2と、サークル本体3の一部を構成する「第1柵」としての右側面柵31、背面柵32及び左側面柵33と、サークル本体3の他の一部を構成する「第2柵」としての前面柵34とを備える。
サークル本体3の上下方向は開口される。トレイ2は上下方向を板厚方向とする板状に形成される。右側面柵31、背面柵32及び左側面柵33は、トレイ2の周縁の一部に沿ってトレイ2に組み付けられ、トレイ2から上方へ立設される。前面柵34は、トレイ2の周縁の他部に沿ってトレイ2に組み付けられ、トレイ2から上方へ立設される。
ここで、前面柵34は、トレイ2と、右側面柵31、背面柵32及び左側面柵33とに対して脱着可能に配設され、そしてペットサークル1は更に脱着機構4を備える。脱着機構4は、ここでは前面柵34に配設される。脱着機構4では、図1に示されるように、トレイ2と右側面柵31、背面柵32及び左側面柵33とに前面柵34を取り付け、前面柵34を装着状態に維持することができる。また、脱着機構4では、図2に示されるように、トレイ2と右側面柵31、背面柵32及び左側面柵33とから前面柵34を取り外し、前面柵34を非装着状態にすることができる。
このため、ペットサークル1において、前面柵34が脱着可能であるので、前面柵34を取り外してトレイ2の掃除を簡単に行うことができる。
また、ペットサークル1は、図1、図2及び図5に示されるように、係止部346及び係止部347と、被係止部513及び被係止部523とを備える。係止部346及び係止部347は前面柵34の下部に設けられる。被係止部513は係止部346に対応する位置においてトレイ2側に設けられる。ここでは、被係止部513はトレイ2に組み付けられた連結具51に設けられる。前面柵34が装着状態のとき、被係止部513は係止部346に係止される。被係止部523は係止部347に対応する位置においてトレイ2に設けられる。同様に、ここでは、被係止部523はトレイ2に組み付けられた連結具52に設けられ、前面柵34が装着状態のとき、被係止部523は係止部347に係止される。
このため、係止された部位は、例えば脱着機構4に比し、確実にしかも強固に装着状態を維持することができるので、前面柵34が不用意に外れることを効果的に抑制することができる。
加えて、脱着機構4に比し、係止部346、係止部347、被係止部513及び被係止部523は簡易な構成とされ、脱着機構4の配設個数を削減することができる。このため、ペットサークル1の全体構成を簡易に実現することができる。
また、脱着機構4が前面柵34の上部に配設されているので、脱着機構4が前面柵34の下部に配設された場合に比し、取扱者による脱着機構4を用いた前面柵34の脱着作業を楽に行うことができる。少し補足すると、取扱者においては、腰を深く曲げて脱着作業をする必要がなく、腰を深く曲げない楽な姿勢により脱着作業をすることができる。
さらに、ペットサークル1は、図1及び図2に示されるように、サークル本体3の骨格部材を構成する一対の支持柱361及び支持柱362を備える。支持柱361は、右側面柵31と前面柵34との境界部分においてトレイ2の上面から右側面柵31及び前面柵34の上部まで立設され、右側面柵31の前面側端部に連結される。支持柱362は、左側面柵33と前面柵34との境界部分においてトレイ2の上面から左側面柵33及び前面柵34の上部まで立設され、左側面柵33の前面側端部に連結される。
このため、骨格部材を構成する支持柱361及び支持柱362を用いてサークル本体3が構築されているので、サークル本体3の機械的強度を向上させてペットサークル1の全体の剛性を高めることができる。
そして、図6〜図9に示されるように、脱着機構4は、支持柱361、支持柱362のそれぞれに前面柵34を装着し、かつ、支持柱361、支持柱362のそれぞれから前面柵34の装着状態を解除する構成とされる。
このため、脱着機構4が、機械的強度の高い支持柱361及び支持柱362に前面柵34を装着させ、支持柱361及び支持柱362から前面柵34の装着状態を解除させているので、脱着機構4を含めてペットサークル1の全体の剛性を向上させることができる。
また、ペットサークル1は、図1、図6〜図9、図10(A)及び図11(A)に示されるように、脱着機構4に、ガイド部41と、脱着摺動部42とを備える。
ガイド部41は、一方では前面柵34の右側端部から支持柱361へ延設され、他方では前面柵34の左側端部から支持柱362へ延設される。
脱着摺動部42は、ガイド部41に摺動可能に配設されている。図1及び図6〜図9に示されるように、脱着摺動部42は、前面柵34が装着状態のとき、正面視において、右側では支持柱361に嵌合され、左側でも支持柱362に嵌合される。この嵌合が解除されたとき、脱着摺動部42は、右側では図2及び図12に示されるように、そして左側では図2に示されるように、前面柵34の装着状態が解除される。
このため、ペットサークル1では、脱着機構4の脱着摺動部42をガイド部41に沿って摺動させるだけで、トレイ2、右側面柵31、背面柵32及び左側面柵33に対して、前面柵34を簡単に装着することができ、又取り外すことができる。
さらに、ペットサークル1は、図6〜図9、図10(A)及び図11(A)に示されるように、脱着機構4に、弾性体424を備える。弾性体424の一端部424Aは脱着摺動部42に取り付けられ、弾性体424の他端部424Bはガイド部41に取り付けられる。右側に配設された脱着機構4では、弾性体424は脱着摺動部42を支持柱361に嵌合させる方向(右方向)へ付勢させる。左側に配設された脱着機構4では、弾性体424は脱着摺動部42を支持柱362に嵌合させる方向(左方向)へ付勢させる。
このため、装着状態のとき、前面柵34は、脱着機構4の弾性体424により支持柱361、支持柱362のそれぞれに、常時、嵌合状態とされ、この嵌合状態が維持されるので、前面柵34は外れ難い。一方、脱着機構4では、弾性体424の弾性力に抗して、ガイド部41に沿って脱着摺動部42を移動させるだけで、前面柵34を簡単に外すことができる。
また、ペットサークル1は、図6〜図8に示されるように、ストッパ44を備える。ストッパ44では、前面柵34の装着状態を解除する脱着摺動部42のガイド部41に沿った摺動が規制される。詳しく説明すると、図7に示されるように、ストッパ44の規制部位442がガイド部41に接するか近接しているとき、脱着摺動部42のガイド部41に沿った摺動が規制され、装着状態が維持される。また、図12に示されるように、ストッパ44の規制部位442が可動部位441を中心として前面側に回転移動されると、摺動の規制が解除される。脱着摺動部42はガイド部41に沿って摺動可能となり、前面柵34は取り外し可能となる。
このため、取扱者が意図しない前面柵34の装着状態の不必要な解除を効果的に抑制又は防止することができる。
さらに、ペットサークル1は、図6〜図8、図10(B)、図11(B)及び図12に示されるように、アシスト部43を備える。アシスト部43は、正面視において右側では、脱着機構4の脱着摺動部42よりも左側に離間して前面柵34に固定される。このアシスト部43では、支持柱361との嵌合を解除して脱着摺動部42を左方向へ摺動させ易くすることができる。例えば、取扱者が右手を用いて操作するとき、親指をアシスト部43に掛け、残りの指を脱着摺動部42に掛けて握ることにより、簡単にアシスト部43側へ脱着摺動部42を引き寄せることができる。
一方、アシスト部43は、正面視において左側では、脱着機構4の脱着摺動部42よりも右側に離間して前面柵34に固定される。このアシスト部43では、支持柱362との嵌合を解除して脱着摺動部42を右方向へ摺動させ易くすることができる。
また、ペットサークル1は、図1、図2及び図4に示されるように、背面柵32に引掛部37を配設する。引掛部37は、図4に示されるように、装着状態が解除された前面柵34を引っ掛ける。
このため、トレイ2の掃除に際して、背面柵32の背面側へ、取り外した前面柵34を一時的に置くことができるので、前面柵34が邪魔にならないでトレイ2の掃除を簡単に行うことができる。
(その他の実施の形態)
以上説明したように、本考案は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能である。
例えば、本考案は、サークル本体において前面柵ではなく、右側面柵、背面柵、左側面柵のいずれか1つが少なくとも取り外せる構成としたペットサークルであってもよい。
また、本考案は、サークル本体の右側面柵、背面柵、左側面柵のそれぞれが別々の部品ではなく、連結された固定柵として構成されたペットサークルであってもよい。
さらに、本考案は、サークル本体の平面形状を、矩形状以外の多角形状、円形状、又は楕円形状としたペットサークルであってもよい。
また、前述の実施の形態に係るペットサークルでは、第2柵としての前面柵に脱着機構が取り付けられているが、本考案は、第1柵としての右側面柵、左側面柵のそれぞれに脱着機構を備えてもよい。
1 ペットサークル
2 トレイ
3 サークル本体
31 右側面柵(第1柵)
32 背面柵(第1柵)
33 左側面柵(第1柵)
34 前面柵(第2柵)
346、347 係止部
361、362 支持柱
37 引掛部
4 脱着機構
41 ガイド部
42 脱着摺動部
424 弾性体
43 アシスト部
44 ストッパ
513、523 被係止部

Claims (8)

  1. 上下方向を板厚方向とする板状のトレイと、
    当該トレイの周縁の一部に沿って前記トレイに組み付けられ、前記トレイから上方へ立設され、上下方向が開口されたサークル本体の一部を構成する第1柵と、
    前記トレイの周辺の他部に沿って前記トレイ及び前記第1柵に対して脱着可能に配置され、前記トレイから上方へ立設され、前記サークル本体の他の一部を構成する第2柵と、
    前記第1柵又は前記第2柵に配設され、前記トレイ及び前記第1柵に対して前記第2柵を脱着させる脱着機構と、
    を備えているペットサークル。
  2. 前記第2柵の下端部に設けられた係止部と、
    前記トレイの上側に設けられ、前記第2柵が前記トレイ及び前記第1柵に装着状態のとき、前記係止部を係止する被係止部と、
    を更に備え、
    前記脱着機構は、前記第1柵又は前記第2柵の上部に配設されている
    請求項1に記載のペットサークル。
  3. 前記第1柵と前記第2柵との境界部分において、前記トレイの上面から前記第1柵及び前記第2柵の上部まで立設され、前記第1柵の周方向一端部に一方が連結されると共に、前記第1柵の周方向他端部に他方が連結され、前記サークル本体の骨格部材を構成する一対の支持柱を更に備え、
    前記脱着機構は、前記支持柱に前記第2柵を装着し、かつ、前記支持柱から前記第2柵の装着状態を解除する構成とされている
    請求項1又は請求項2に記載のペットサークル。
  4. 前記脱着機構は、
    前記第2柵の周方向端部から前記支持柱へ延設されたガイド部と、
    当該ガイド部に摺動可能に配設され、前記第2柵が装着状態のとき前記支持柱に嵌合され、この嵌合が解除されたとき前記第2柵の装着状態を解除する脱着摺動部と、
    を含んで構成されている請求項3に記載のペットサークル。
  5. 前記脱着機構は、前記脱着摺動部を前記支持柱に嵌合させる方向へ付勢する弾性体を、更に備えている請求項4に記載のペットサークル。
  6. 前記第2柵の装着状態を解除する前記脱着摺動部の前記ガイド部に沿った摺動を規制するストッパが、更に設けられている請求項4又は請求項5に記載のペットサークル。
  7. 前記脱着摺動部よりも周方向内側に離間して前記第2柵に固定され、前記第2柵を装着状態から解除するときに、前記支持柱との嵌合を解除して前記脱着摺動部を摺動させるためのアシスト部を、更に備えている請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載のペットサークル。
  8. 前記第1柵又は前記第2柵に、装着状態から解除された前記第2柵を前記第1柵に引っ掛ける引掛部を、更に備えている請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のペットサークル。
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