JP3220134U - スナップボタン - Google Patents

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Abstract

【課題】係合が解除された状態で、意匠性が損なわれることの抑制を図ったスナップボタンを提供する。【解決手段】スナップボタン1は、受け部を有する雌スナップボタン2と、雌スナップボタンに係脱可能な雄スナップボタン3と、を有し、受け部には、バネ片が保持され、雄スナップボタンは、受け部に圧入されることで受け部との係合状態の維持を可能とする柱状の圧入部を有し、圧入部は、バネ片が当接される周面と、該周面の先端部に連続された雄側凹部600と、を有し、雄側凹部は、その中心部から周面の先端部まで連続された凹の曲面から構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、スナップボタンに関する。
従来、衣服や鞄等において、生地や皮革の重合状態を保持を可能とする係脱手段として、雌雄一対から成るスナップボタンが知られている(特許文献1参照)。雌雄一対のスナップボタンは、係合状態では、雌スナップボタンの装飾部のみが外部に表出した状態であるため、意匠性は良好であるが、係合が解除された状態では、雄スナップボタンの雌スナップボタンに対する係合部が露出する。このため、意匠性が損なわれる場合があった。
特開2013−17534号公報
本考案の目的は、係合が解除された状態で、意匠性が損なわれることの抑制を図ったスナップボタンを提供することにある。
上記目的は、以下の本考案によって解決される。
即ち、本考案は、受け部を有する雌スナップボタンと、該雌スナップボタンに係脱可能な雄スナップボタンと、を有するスナップボタンであって、前記受け部には、バネ片が保持され、前記雄スナップボタンは、前記受け部に圧入されることで前記バネ片の付勢力により前記受け部との係合状態の維持を可能とする柱状の圧入部を有し、前記圧入部は、前記バネ片が当接される周面と、該周面の先端部に連続された雄側凹部と、を有し、前記雄側凹部は、その中心部から前記周面の前記先端部まで連続された凹の曲面から構成されていることを特徴とするスナップボタンである。
本考案においては、前記雌スナップボタン及び前記雄スナップボタンは、一対のシートそれぞれに固定され、係合することで前記一対のシートの重合状態を保持するものであり、前記雌スナップボタンが、キャップ部と、前記バネ片を保持するバネ保持部と、を備え、前記キャップ部が、キャップ本体と、該キャップ本体から立設されて前記一対のシートのうち一方のシート及びバネ保持部を貫通して、前記キャップ本体との間に前記一方のシート及びバネ保持部を固定する雌側加締め部と、を有し、前記雌スナップボタン及び前記雄スナップボタンが係合した状態で、前記雌側加締め部が前記雄側凹部に収容されていてもよい。
また、本考案においては、前記雄スナップボタンが、前記圧入部を含むゲンコ部と、ホソ部と、を備え、前記ゲンコ部が、前記圧入部から立設されて前記一対のシートのうち他方のシート及び前記ホソ部を貫通して、前記圧入部との間に前記他方のシート及び前記ホソ部を固定する雄側加締め部を有し、前記圧入部と前記他方のシートとの間にカラーをさらに有していてもよい。
本考案のスナップボタンは、受け部を有する雌スナップボタンと、該雌スナップボタンに係脱可能な雄スナップボタンと、を有するスナップボタンであって、受け部には、バネ片が保持され、雄スナップボタンは、受け部に圧入されることで受け部との係合状態の維持を可能とする柱状の圧入部を有し、圧入部は、バネ片が当接される周面と、該周面の先端部に連続された雄側凹部と、を有し、雄側凹部は、その中心部から周面の先端部まで連続された凹の曲面から構成されている。これによれば、雌スナップボタンと雄スナップボタンとの係合が解除された際、雄スナップボタンの雄側凹部が露出するが、雄側凹部は、その中心部から柱状部の先端部まで連続された凹の曲面から構成されていることで、雌スナップボタンと雄スナップボタンとの係合が解除された状態でも、意匠性が損なわれることの抑制が図られる。
また、雌スナップボタン及び雄スナップボタンは、一対のシートそれぞれに固定され、係合することで一対のシートの重合状態を保持するものであり、雌スナップボタンが、キャップ部と、バネ片を保持するバネ保持部と、を備え、キャップ部が、キャップ本体と、該キャップ本体から立設されて一対のシートのうち一方のシート及びバネ保持部を貫通して、キャップ本体との間に前記一方のシート及びバネ保持部を固定する雌側加締め部と、を有し、雌スナップボタン及び雄スナップボタンが係合した状態で、雌側加締め部が雄側凹部に収容されている。これによれば、雌スナップボタン及び雄スナップボタンが係合した状態で、雌側加締め部が雄側凹部に収容されていることで、雌スナップボタン及び雄スナップボタンが係合した状態で、係合方向の小型化を図ることができる。
また、雄スナップボタンが、圧入部を含むゲンコ部と、ホソ部と、を備え、ゲンコ部が、圧入部から立設されて一対のシートのうち他方のシート及びホソ部を貫通して、圧入部との間に他方のシート及びホソ部を固定する雄側加締め部を有し、圧入部と他方のシートとの間にカラーをさらに有している。これによれば、カラーが設けられていることで、カラーとホソ部との間に一対のシートのうち他方のシートを安定した状態で挟持することができる。さらに、ホソ部及びカラーの外径寸法が略等しい寸法に形成され、圧入部の径寸法より、ホソ部及びカラーの径寸法がおおきい場合には、カラーとホソ部との間に一対のシートのうち他方のシートをより一層安定した状態で挟持することができる。
本考案の一実施の形態にかかるスナップボタンを示す斜視図である。 前記スナップボタンを示す分解斜視図である。 前記スナップボタンを分解して示す断面図である。 前記スナップボタンを構成するキャップ部、バネ保持部、ゲンコ部、ホソ部、カラーの寸法を説明するための断面図である。 前記スナップボタンを構成する雌スナップボタン及び雄スナップボタンを示す側面図である。 前記スナップボタンを構成する雌スナップボタン及び雄スナップボタンを示す断面図である。 図1に示されたスナップボタンの係合状態を示す側面図である。 図1に示されたスナップボタンの係合状態を示す断面図である。 前記雄スナップボタンの変形例であって、ホソ部の一部断面を示す斜視図である。 前記雄スナップボタンの他の変形例を示す断面図である。
以下、本考案の例示的一態様であるスナップボタンを、図1〜図8を参照して説明する。図1は、本考案の一実施の形態にかかるスナップボタン1を示す斜視図であり、図2は、スナップボタンを示す分解斜視図である。図1に示すように、スナップボタン1は、衣服や鞄等において、2枚の生地S1、S2(一対のシート)の重合状態の保持を可能とする係脱手段として用いられる。スナップボタン1は、図2、3に示すように、雌スナップボタン2と、雄スナップボタン3と、を備えて構成されている。図1に示すように、2枚の生地S1、S2のうち、表側(図中では上側)に位置する第1生地S1(一対のシートのうち一方のシート)には、雌スナップボタン2が固定される。また、2枚の生地S1、S2のうち、裏側(図中では下側)に位置する第2生地S2(一対のシートのうち他方のシート)には、雄スナップボタン3が固定される。
なお、本実施形態では、雌スナップボタン2と雄スナップボタン3の係合方向、及び第1生地S1及び第2生地S2の重合方向を矢印Zで示す場合がある。矢印Z方向のうち、雌スナップボタン2は雄スナップボタン3より上方(表側)に位置し、雄スナップボタン3は雌スナップボタン2より下方(奥側)に位置している。
雌スナップボタン2は、図2、3に示すように、キャップ部4と、バネ保持部5と、を有して構成されている。
キャップ部4は、装飾面40を有する円板状のキャップ本体41と、キャップ本体41の装飾面40の裏面側に設けられた雌側加締め部42と、を有して構成されている。キャップ本体41及び雌側加締め部42は金属から構成されている。雌側加締め部42は、加締め前の状態では、キャップ本体41から立設されている。そして、加締め前の状態の雌側加締め部42は、第1生地S1及びバネ保持部5を貫通した状態で、その先端部にある足部43bが加締められる。以下では、雌側加締め部42の先端部にある足部43bが加締められて変形した部分を「雌カール部43」と記す。雌スナップボタン2は、キャップ本体41と雌カール部43との間に、第1生地S1とバネ保持部5の板部54が固定される。
バネ保持部5は、図2、3に示すように、受け部51と、受け部51に保持されるC字状のバネ片52(図3に示す)と、を有して構成されている。受け部51及びバネ片52は金属から構成されている。
受け部51は、中心部に孔部53を有する円環状の板部54と、板部54の外周縁から下方に立設される円筒部55と、円筒部55の下端に連続されるとともに、バネ片52が板部54の外周縁に沿って保持されるようにバネ片52を収容して保持する断面コ字状のバネ片収容部56と、を有して構成されている。板部54の厚みは、一定と成るように形成されている。板部54の上面には受け突起部57が形成されている。受け突起部57は、孔部53を囲うように孔部53周りに等間隔をあけて形成された複数の受け突起58を有して構成されている。各受け突起58は、本実施形態では、断面が半円形状となるように形成されている。
バネ片52は、本実施形態ではC字状に形成されて、雄スナップボタン3の後述する圧入部60を弾性的に支持する。即ち、バネ片52の付勢力により、圧入部60と受け部51との係合状態の維持が可能とされる。なお、本実施形態では、バネ片52は、C字状に形成されているが、圧入部60と受け部51との係合状態の維持が可能であれば、C字状でなくともよい。圧入部60を挟んで両側から挟持するように対を成して構成されていてもよい。バネ片は、圧入部60と受け部51との係合状態の維持が可能であれば、如何なる形状であってもよい。
このような雌スナップボタン2は、図5、6に示すように、以下の手順で第1生地S1に固定する。第1生地S1には、雌側加締め部42が挿入される挿入孔HS1(図6に示す)が予め形成されている。また、雌側加締め部42はキャップ本体41に一体に保持され、バネ片52は受け部51に一体に保持されている。
まず、第1生地S1の挿入孔HS1に、雌側加締め部42の足部43bを表面から近付けて挿入する。第1生地S1の裏面に、受け部51の板部54を近付けて、雌側加締め部42の足部43bに、受け部51の孔部53を挿通させる。この状態で、雌側加締め部42の足部43bを加締める。すると、雌側加締め部42の先端部に雌カール部43が形成され、キャップ本体41と雌カール部43との間に第1生地S1とバネ保持部5の板部54が固定される。こうして、雌スナップボタン2を第1生地S1に固定する。
雄スナップボタン3は、図2、3に示すように、圧入部60を含むゲンコ部6と、ホソ部7と、圧入部60と第2生地S2との間に設けられるカラー8と、を有して構成されている。本実施形態では、ゲンコ部6とカラー8は別体に構成されている。ゲンコ部6、ホソ部7、及びカラー8は金属から構成されている。
ゲンコ部6は、意匠面600(雄側凹部)を含んで構成された圧入部60と、圧入部60の意匠面600とは反対側に設けられた雄側加締め部61と、を有して構成されている。
圧入部60は、上下方向が中心軸方向となるような円柱状に形成されている。圧入部60は、雌スナップボタン2のバネ片52が当接される周面601と、周面601の先端部に設けられて圧入部60の頂面を構成する意匠面600と、カラー8に接触する接触面602と、を有して円柱状に形成されている。
意匠面600及び接触面602は対向する位置にあり、意匠面600は周面601の上側の周端縁に連続され、接触面602は、周面601の下側の周端縁に連続されている。意匠面600は、上面視が円形状に形成されているとともに、その中心部から周端縁まで連続された凹の曲面から構成されている。
接触面602には、圧入突起部603が形成されている。圧入突起部603は、雄側加締め部61を囲うようにその周りに等間隔をあけて形成された複数の圧入突起604を有して構成されている。
周面601には、上下方向の中間位置にバネ片52が当接される当接部605が設けられている。当接部605は、周面601の全周に連続形成されている。
雄側加締め部61は、圧入部60から立設されている。そして、加締め前の状態の雄側加締め部61の先端部には、中心部分を囲むように突条の足部62bが形成されている。足部62bは、下方に進むにしたがって中心から離れる方向に向かう内面620を有している。雄側加締め部61は、カラー8、第2生地S2及びホソ部7を貫通した状態で、その先端部にある足部62bが加締められる。以下では、雄側加締め部61の先端部にある足部62bが加締められて変形した部分を「雄取付け部62」と記す。雄スナップボタン3は、圧入部60と雄取付け部62との間にカラー8、第2生地S2及びホソ部7が固定される。
ホソ部7は、円環状に形成された中実で板状のホソ部本体70と、ホソ部本体70の上面に設けられたホソ突起部71と、を有して構成されている。ホソ部本体70の厚みは、一定と成るように形成されている。また、ホソ部本体70の中心部には、雄側加締め部61を挿入可能なホソ孔部72が設けられている。ホソ部本体70の外径寸法φ5(図4に示す)は、圧入部60の接触面602の外径寸法より大きくなるように形成されているとともに、座8の外径寸法φ6(図4に示す)と略等しい寸法となるように形成されている。
ホソ突起部71は、ホソ孔部72を囲うように中心軸周りに等間隔をあけて形成された複数のホソ突起73を有して構成されている。各ホソ突起73は、本実施形態では、断面が三角形状となるように形成されている。
カラー8は、円環状に形成されたカラー本体80と、カラー本体80の下面に設けられたカラー突起部81と、を有して構成されている。カラー本体80の厚みは、一定と成るように形成されている。また、カラー突起部81の中心部には、雄側加締め部61を挿入可能なカラー孔部82が設けられている。
カラー突起部81は、カラー孔部82を囲うようにカラー孔部82周りに等間隔をあけて形成された複数のカラー突起83を有して構成されている。各カラー突起83は、本実施形態では、断面が半円状となるように形成されている。カラー突起部81は、カラー8とホソ部7との間に第2生地S2が挟まれた際に、カラー突起部81とホソ突起部71との間に第2生地S2を挟むことが可能な位置に設けられている。
このような雄スナップボタン3は、図5、6に示すように、以下の手順で第2生地S2に固定する。第2生地S2には、雄側加締め部61が挿入される挿入孔HS2が予め形成されている。また、カラー8のカラー孔部82には、ゲンコ部6の雄側加締め部61が挿入されている。
まず、第2生地S2の挿入孔HS2に、雄側加締め部61の足部62bを表面から近付けて挿入する。第2生地S2の裏面にホソ部7を近付けて、雄側加締め部61の足部62bに、ホソ部7のホソ孔部72を挿通させる。この状態で、雄側加締め部61の足部62bを加締める。すると、雄側加締め部61の先端部に雄取付け部62が形成され、圧入部60と雄取付け部62との間にカラー8、第2生地S2及びホソ部7が固定される。こうして、雄スナップボタン3を第2生地S2に固定する。
スナップボタン1の雌スナップボタン2は、図4に示すように、キャップ部4における装飾面の径寸法φ1は10mmとなるように形成され、加締め前の雌側加締め部42の上下寸法T1が2.5mmとなるように形成されている。バネ保持部5における板部54の外径寸法φ2が7.1mm、バネ片収容部56の外径寸法φ3が8.6mm、受け部51の上下寸法T2が2.1mm、バネ片収容部56の上下寸法T3が1.4mmとなるように形成されている。また、雄スナップボタン3は、圧入部60において最大部分の径寸法φ4が6.25mmとなるように、ホソ部7の外径寸法φ5が8mm、カラー8の外径寸法φ6が8mmとなるようにそれぞれ形成されている。なお、本実施形態において、上記各寸法等はあくまでも一例であり、本考案においては用途に応じて適宜設計すればよい。
続いて、雌雄一対のスナップボタン1を係合する手順について説明する。雌スナップボタン2が第1生地S1に固定され、雄スナップボタン3が第2生地S2に固定された状態で、雌スナップボタン2の受け部51に、雄スナップボタン3の圧入部60を近付けて、圧入する。すると、圧入部60の先端部がバネ片52に接触し、バネ片52を押し広げる。この状態のまま、圧入部60をさらに押し込む。バネ片52が、圧入部60の当接部605に当接する。バネ片52の付勢力によって、雌雄一対のスナップボタン1の係合状態が維持される。これにより、第1生地S1及び第2生地S2(一対のシート)の重合状態が保持される。雌スナップボタン2及び雄スナップボタン3が係合した状態で、雌側加締め部42の雌カール部43が意匠面600(雄側凹部)に収容されている。
次に、雌雄一対のスナップボタン1の係合を解除する手順について説明する。雌雄一対のスナップボタン1が係合した状態で、雌スナップボタン2と雄スナップボタン3とのうち、一方のシートを他方のシートから離れる方向に引っ張り、バネ片52を押し広げつつ、雌スナップボタン2の受け部51から雄スナップボタン3の圧入部60を引き抜く。これにより、雌雄一対のスナップボタン1の係合が解除されて、雌スナップボタン2が固定された第1生地S1と雄スナップボタン3が固定された第2生地S2とが、重合状態から分離状態とされる。ここで、第1生地S1と第2生地S2とが別々の分離状態とされた際に、第2生地S2の第1生地S1側の面には、意匠面600(雄側凹部)が露出されている。
上述したスナップボタン1によれば、雌スナップボタン2と雄スナップボタン3との係合が解除された際、雄スナップボタン3の意匠面600(雄側凹部)が露出するが、意匠面600は、その中心部から周面601の先端部まで連続された凹の曲面から構成されていることで、雌スナップボタンと雄スナップボタンとの係合が解除された状態でも、意匠性が損なわれることの抑制が図られる。
また、雌スナップボタン2及び雄スナップボタン3が係合した状態で、雌側加締め部42の雌カール部43が意匠面600(雄側凹部)に収容されていることで、雌スナップボタン2及び雄スナップボタン3が係合した状態で、係合方向の小型化を図ることができる。
また、カラー8が設けられていることで、カラー8とホソ部7との間に第2生地S2(一対のシートのうち他方のシート)を安定した状態で挟持することができる。さらに、ホソ部7及びカラー8の外径寸法φ5、φ6が略等しい寸法に形成され、圧入部60の径寸法φ4より、ホソ部7及びカラー8の径寸法φ5、φ6が大きい場合には、カラー8とホソ部7との間に第2生地S2をより一層安定した状態で挟持することができる。
なお、本考案は、前記実施形態に限定されるものではなく、本考案の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本考案に含まれる。
前記実施形態では、断面が三角形状のホソ突起73を有していたが、本考案はこれに限定されるものではない。図9に示すように、ホソ部7´は、径方向に延在する突条部73´を有していてもよい。また、前記実施形態では、ホソ部7は、円環状に形成された中実で板状のホソ部本体70を有していたが、本考案はこれに限定されるものではない。ホソ部本体70´は、例えば板金に曲げ加工が施されて形成されて中空に構成されていてもよい。
前記実施形態では、ゲンコ部6とカラー8は別体に構成されているが、本考案はこれに限定されるものではない。ゲンコ部6とカラー8´は、図10に示すように、一体に構成されていてもよい。また、前記実施形態では、足部62bは、下方に進むにしたがって中心から離れる方向に向かう内面620を有しているが、本考案はこれに限定されるものではない。足部62b´は、断面半円状の内面620´を有していてもよい。
また、前記実施形態では、各カラー突起83は、断面が半円状となるように形成されているが、本考案はこれに限定されるものではない。各カラー突起83´は、断面が先端に向かうにしたがって先細となる台形状となるように形成されていてもよい。または、各カラー突起の断面は、三角状であってもよく、長方形状や正方形状等の四角形状であってもよい。また、バネ保持部5に設けられた受け突起58、ゲンコ部6に設けられた圧入突起604、ホソ突起73及び、カラー8に設けられたカラー突起83についても同様である。即ち、各突起57、73、83は、生地S1、S2に向けて突出するように形成されていることで、生地S1、S2に対する滑り止めとして機能すれば、各突起57、73、83の断面形状は、如何なる形状であってもよい。
また、カラー突起部は、カラー孔部82を囲うようにカラー孔部82周りに突条に連続形成されていてもよい。バネ保持部5に設けられた受け突起部57、ゲンコ部6に設けられた圧入突起部603、ホソ部7に設けられたホソ突起部71及び、カラー8に設けられたカラー突起部81についても同様である。これら突起部57、603、71、81は、各孔部53、72、82周りに所定の形状でかつ突条に連続形成されていてもよい。
その他、本考案を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本考案は、これに限定されるものではない。すなわち、本考案は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本考案の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本考案の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本考案を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本考案に含まれるものである。
1 スナップボタン
2 雌スナップボタン
3 雄スナップボタン
4 キャップ部
41 キャップ本体
42 雌側加締め部
5 バネ保持部
51 受け部
52 バネ片
6 ゲンコ部
60 圧入部
600 意匠面(雄側凹部)
601 周面
61 雄側加締め部
7 ホソ部
8 カラー
S1 第1生地(一対のシートのうち一方のシート)
S2 第2生地(一対のシートのうち他方のシート)

Claims (3)

  1. 受け部を有する雌スナップボタンと、該雌スナップボタンに係脱可能な雄スナップボタンと、を有するスナップボタンであって、
    前記受け部には、バネ片が保持され、
    前記雄スナップボタンは、前記受け部に圧入されることで前記受け部との係合状態の維持を可能とする柱状の圧入部を有し、
    前記圧入部は、前記バネ片が当接される周面と、該周面の先端部に連続されて頂面を構成する雄側凹部と、を有し、
    前記雄側凹部は、その中心部から前記周面の前記先端部まで連続された凹の曲面から構成されていることを特徴とするスナップボタン。
  2. 前記雌スナップボタン及び前記雄スナップボタンは、一対のシートそれぞれに固定され、係合することで前記一対のシートの重合状態を保持するものであり、
    前記雌スナップボタンが、キャップ部と、前記バネ片を保持するバネ保持部と、を備え、
    前記キャップ部が、キャップ本体と、該キャップ本体から立設されて前記一対のシートのうち一方のシート及びバネ保持部を貫通して、前記キャップ本体との間に前記一方のシート及びバネ保持部を固定する雌側加締め部と、を有し、
    前記雌スナップボタン及び前記雄スナップボタンが係合した状態で、前記雌側加締め部が前記雄側凹部に収容されていることを特徴とする請求項1に記載のスナップボタン。
  3. 前記雄スナップボタンが、前記圧入部を含むゲンコ部と、ホソ部と、を備え、
    前記ゲンコ部が、前記圧入部から立設されて前記一対のシートのうち他方のシート及び前記ホソ部を貫通して、前記圧入部との間に前記他方のシート及び前記ホソ部を固定する雄側加締め部を有し、
    前記圧入部と前記他方のシートとの間にカラーをさらに有していることを特徴とする請求項2に記載のスナップボタン。
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WO2023103262A1 (zh) * 2021-12-06 2023-06-15 深圳市金佳诚摄影器材有限公司 连接扣
US11758989B2 (en) 2020-11-04 2023-09-19 Karsten Manufacturing Corporation Snap system comprising mating rivet

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