JP3220065U - カート類の補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の衣服等を汚すことがないようにして、ベビーカーを肩に掛けて担いだ状態で持ち運ぶことができる、カート類を担ぐための補助具を提供する。【解決手段】ベビーカーを担ぐための補助具60は、車輪と共に本体部分を折り畳み可能なカート類を担ぐためのものであって、長さを調整可能な長さ調整部材62を有するベルト61を備え、ベルトは、ベビーカー50に対して着脱可能に取り付ける係止部63a、63bを有する。ベルトには、肩掛け用のベルトと、首掛け用のベルトを兼用することができるよう、肩掛け用のベルト部分61aと首掛け用のベルト部分61bが設けられている。【選択図】図8
Description
本考案はカート類の補助具に関するものであり、特に、乳幼児等を乗せるベビーカーや、お年寄りの方が買い物をした品物を乗せて引くカートに使用する、携帯に便利なカート類の補助具に関するものである。
従来、車輪を下側にして、本体部分を折り畳み可能にしたベビーカーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、折り畳み可能なベビーカーを携帯して親子で外出をした際、階段の上り下りや、電車・バス等に乗車する時に、ベビーカーを折り畳んで持ち運ばなければならない状況に遭遇することもしばしば経験する。このような時に、親は子供を片手で抱き、他方の手でベビーカーを持ち運ばねばならない。
このような状況に対応するため、従来から提案されているベビーカーは、ベビーカー本体を軽量化する、あるいは持ち運ぶ時に腕を掛けて携帯し易い構造にする等の工夫がなされている。
しかしながら、ベビーカーの持ち運びを要求される場所、特に階段や段差の大きい道路では、ベビーカーを大きく持ち上げる動作が必要となる。そのため、使用者である親等にとって、ベビーカーを持ち運ぶことが重労働となっている。
また、近年、高齢者の方に限らず、若い人の間でも、買い物をした品物や、持ち歩く荷物を乗せて道を歩くカートが普及しているが、このカートにおいても上述したベビーカーと同様な問題が生じている。したがって、本考案でのカート類とは、ベビーカーや品物や荷物を乗せて歩くカートをも含むものである。
そして、本考案は上記問題点に鑑みなされたものであり、カート類の持ち運び時に、使用者の負担を軽減しながら持ち運ぶことができる、カート類の補助具を提供することを目的としている。
(1)本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、カート類の補助具であって、車輪と共に本体部分を折り畳み可能なカート類を担ぐための補助具であって、長さを調整可能な長さ調整部材を有するベルトを備え、前記ベルトは、前記カート類に対して着脱可能に取り付ける係止部を有する。
(2)(1)の構成において、前記ベルトは、前記カート類の前記本体部分の上下の部分に、それぞれ上下端側が着脱可能に取り付けられる左右1対の肩掛け用ベルトであり、前記カート類を担ぐ背当て側に配設されるカバー本体部と前記カバー本体部の左右両端部から前側へ前記車輪の外側面を覆って折り込まれる左右1対の保護部とを有する汚れ防止カバーと、前記汚れ防止カバーの前記保護部を前記車輪の外側面に当接保持しておく拘束部材と、備える。
(3)(2)の構成において、前記肩掛け用のベルトは、前記カート類の前記本体部分の前記上下の部分に各々対応して、リング状に形成されて前記本体部分に装着固定される解除可能な帯状の係止部を設けている。
(4)(2)又は(3)の構成において、前記汚れ防止カバーは、前記カート類の前記本体部分に垂れ下げ状態で取り付けられ、前記カバー本体部の下端部分と前記左右1対の保護部の下端部分には、前記下端部分に沿って略水平に配設された棒状の錘部材を備える。
(5)(2)から(4)までのいずれかの構成において、前記汚れ防止カバーは、小物入れ用のポケットを有する。
(6)(2)から(5)までのいずれかの構成において、前記錘部材は、前記カバー本体部の前記下端部分に設けられた中央錘部材と前記保護部の前記下端部分に設けられた左右1対の保護用錘部材の、3つの錘部材に各々分割されているとともに、前記汚れ防止カバーの前記下端部分は前記中央錘部材と前記保護用錘部材との間で各々折り曲げ可能に形成されている。
(7)(2)から(6)までのいずれかの構成において、前記拘束部材は、前記カート類の前記車輪を前記汚れ防止カバーの外側から前記汚れ防止カバーと共に締め付け可能なバンドで形成されている。
(8)(2)から(7)までのいずれかの構成において、汚れ防止カバーは、前記カート類の前記本体部の背面に、折り畳んで吊り下げ可能に形成されている。
(9)(1)の構成において、前記ベルトは、肩掛け用のベルトと首掛け用のベルトを兼用できる。
(9)(1)の構成において、前記ベルトは、肩掛け用のベルトと首掛け用のベルトを兼用できる。
本考案によれば、カート類の持ち運び時に、使用者の負担を軽減しながら高く持ち上げることができるカート類の補助具を提供することができる。使用者の衣服等を汚すことがないようにして、カート類を肩等に掛けて担いだ状態で持ち運ぶことができる。また、カート類を肩等に掛ける構造としたことにより、カート類を手で持ち運ぶ場合に比べて重量感が極めて軽減される。さらに、持ち上げる高さも大きくなるので、段差のある道路や階段の上り下りも楽になる。これにより、使用者の負担が軽減できる。
また、使用者の両手が空くので、両手を子供のためや、その他の荷物の携帯のために使用することができる。
さらに、左右1対の肩掛けベルトを個々に取り付けて使用することができるので、例えば片方の肩にだけ掛けて運ぶ場合は、片方の肩掛け用のベルトだけを取り付けて運ぶことができる。
以下、本考案を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、上下や左右等の方向を示す表現は、絶対的なものではなく、本考案の補助具がベビーカーを一例としてなる補助具に取り付けて各部が描かれている姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。また、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1は本考案に係るカート類を担ぐための補助具10(以下、単に「補助具10」という)における構成部品の一覧を示す図であり、図2は図1のA−A線拡大断面図、図3は補助具10の各構成部品(後述する肩掛け用のベルト11A、11B、汚れ防止カバー12、バンド13)がカート類であるベビーカー50(以下、単に「ベビーカー50」という)に取り付けられる箇所を説明するための分解斜視図、図4は補助具10における一部の構成部品がベビーカー50に取り付けられている状態を示す斜視図、図5及び図6は補助具10をベビーカー50に取り付けて使用している状態を示す斜視図である。
図3から図6に示すベビーカー50は、折り畳み式ベビーカーとして公知のものである。図3から図6に示すベビーカー50の概略構成を説明すると、ベビーカー50は、乳幼児をシート51に乗せて走行させる場合に使用する車体であり、ベビーカー50の本体部分としてのフレーム52や、左右1対の前輪53Aと左右1対の後輪53Bとを有する車輪53等を備えている。
ベビーカー50のフレーム(本体部分)52は、前脚ユニット54と、後脚ユニット55と、前脚ユニット54の上端側を後脚ユニット55の前側方向に回転させて前脚ユニット54を後脚ユニット55側へ平たく薄く折り畳み可能に連結している折り畳みユニット56等で構成されている。また、前脚ユニット54の下端側には左右1対の前輪53Aが左右に分かれて取り付けられており、後脚ユニット55の下端側には左右1対の後輪53Bが左右に分かれて取り付けられている。
なお、フレーム(本体部分)52における前脚ユニット54の上部、すなわち上側水平部54aは、手押し用ハンドル部として構成されている。また、前脚ユニット54と後脚ユニット55にはそれぞれ、下側横棒57A、57Bが設けられている。下側横棒57Aは、前輪53Aの上方で、前脚ユニット54の左右両端部に跨がって前脚ユニット54に固定して取り付けられている。下側横棒57Bは、後輪53Bの上方で、後脚ユニット55の左右両端部に跨がって後脚ユニット55に固定して取り付けられている。
そして、このように構成されているベビーカー50は、乳幼児をシート51に乗せて走行させる場合は、前脚ユニット54の上端側、すなわち上側水平部54aを後脚ユニット55の後側方向に回転させて、前輪53Aが前側に移動された状態にすると、乳幼児が座るシート51の部分が、図3及び図4に示すように概略水平に保持される。反対に、前脚ユニット54の上端(上側水平部54a)側を後脚ユニット55の前側方向に回転させると、前輪53Aが後輪53B側に移動されて、前輪53Aが後輪53Bと前後方向で重ねられた状態になり、図5及び図6に示すようにベビーカー50の全体が前後で重なり合って、平たく薄く折り畳みできるようになっている。
なお、ベビーカー50の構造は、少なくとも全体が平たく薄く折り畳みできるものであれば、その他の構造を特に限定する必要はないが、後述する肩掛け用のベルト11A、11Bが安定して取り付けられる、前脚ユニット54における上側水平部54aと後脚ユニット55の下側横棒57B(前脚ユニット55の下側横棒57Aでも可)が形成された構造を採用することが好ましい。
次に、補助具10の構成を詳細に説明する。補助具10は、図1及び図3に示すように、左右一対の肩掛け用のベルト11A、11Bと、汚れ防止カバー12と、結束部材であるバンド13を備えている。
肩掛け用のベルト11A、11Bは、本実施例では同一の構造として構成されている。肩掛け用のベルト11A、11Bは、上下中間部分にそれぞれ長さ調整部材14を設けており、長さ調整部材14を操作することにより肩掛け用のベルト11A、11Bの長さを使用者の体格及び好みに応じて任意に調整できるようになっている。また、肩掛け用のベルト11A、11Bには、上部にベビーカー50の上側水平部54aに着脱可能に取り付けられる係止部15Aを設けており、下部にベビーカー50の下側横棒57B(下側横棒57Aでも可)に着脱可能に取り付けられる係止部15Bを設けている。
係止部15A、15Bは、本実施例では同一の構造として構成されている。図1に示すように、係止部15A、15Bは、肩掛け用のベルト11A、11Bと交差した状態で、肩掛け用のベルト11A、11Bの一面側に固定して取り付けられた帯状材となっている。係止部15A、15Bの長手方向における両端部分には、それぞれ表裏面に分かれて面ファスナー16A、16B、すなわちマジックテープ(登録商標)が取り付けられている。そして、係止部15A、15Bの両端部分を同じ方向に屈曲させて、その両端部分の面ファスナー16A、16B同士を重ね合わせると、図1に二点鎖線で、図3から図6に実線で示すリング状の係止部15A、15Bを構成することができるようになっている。また、面ファスナー16A、16B同士を互いに引き剥がすと、リング状の係止部15A、15Bを、帯状の係止部15A、15Bへと解除することができるようになっている。
したがって、係止部15Aをベビーカー50における上側水平部54aの外周に巻き付けた状態で面ファスナー16A、16Bを重ね合わせると、係止部15Aを介して肩掛け用のベルト11A、11Bの各上部を上側水平部54aに着脱可能に取り付けることができる。また、係止部15Bをベビーカー50における下側横棒57B(又は下側横棒57A)の外周に巻き付けた状態で面ファスナー16A、16Bを重ね合わせると、係止部15Bを介して肩掛け用のベルト11A、11Bの各下部を下側横棒57B(又は下側横棒57A)に着脱可能に取り付けることができる。さらに、取付後、面ファスナー16A、16B同士を互いに強制的に引き剥がすと、係止部15A、15Bのリング状態が各々帯状の係止部15A、15Bへと解かれて肩掛け用のベルト11A、11Bをベビーカー50のフレーム(本体部)52から取り外すことができる。
汚れ防止カバー12は、ビニールシートを所定の形状に裁断し、外周部分を裏側(前側)に折り返して縫製したものであり、ベビーカー50の後側(背面側)でフレーム(本体部分)52に垂れ下げた状態で取り付けられる。汚れ防止カバー12は、フレーム52の背面の一部を覆うカバー本体部12Aと、カバー本体部12Aの両端からそれぞれ前側に折り込まれて車輪53(前輪53A、後輪53B)の外側面の略全体を覆う左右1対の保護部12B、12Bを一体に有している。
カバー本体部12Aの上部左右両部分側には、汚れ防止カバー12をフレーム(本体部分)52に垂れ下げた状態で取り付けておくための、取り付け紐18、18が取り付けられている。
汚れ防止カバー12の下端側は、図1及び図2に示すように一部が裏面(前面)側に折り返されて縫製され、その縫製により、下端側に沿って水平方向に細長く延びる袋状部19が形成されている。その袋状部19の内部には、図2に示すように袋状の内径よりも若干小さな外径をした棒状の錘部材20が挿入配置されている。
錘部材20は、例えば樹脂材で形成されており、汚れ防止カバー12の下端部に負荷を掛け、汚れ防止カバー12の途中に生じる弛みを少なくして、汚れ防止カバー12が綺麗に下側に向かって垂れ下がるようにする役目をするとともに、下端側に幅方向(左右方向)の皺が生じないようにする役目もする。したがって、錘部材20の重量は、汚れ防止カバー12の弛みを取り除くことができる程度の大きさであればよい。また、錘部材20は、袋状部19内でカバー本体部12Aと対応する位置に配置される中央錘部材20aと、左右の保護部12B、12Bと対応する位置に各々配置される保護用錘部材20b、20bと、の3つに分割されている。さらに、中央錘部材20aと保護用錘部材20b、20bとの各間には隙間Sが各々設けられている。したがって、汚れ防止カバー12の下端部(袋状部19内)に棒状の錘部材20が配置されていても、隙間Sの部分で、保護部12B、12Bは、カバー本体部12Aの両端部分から車輪53の側面側に向けて折り込み可能になっている。
バンド13は、汚れ防止カバー12がベビーカー50に取り付けられ、また保護部12B、12Bが車輪53の側面を覆うようにベビーカー50に添えられた後から、ベビーカー50と汚れ防止カバー12の外側を回って取り付けられて、汚れ防止カバー12をベビーカー50に結束固定しておく役目をする。バンド13には、その中間部分にベルト締め付け用の解除可能なバックル22が取り付けられている。したがって、バンド13はバックル22を解除すると1本の細長い紐になり、またバックル22に通すとリング状のバンドになる。なお、バックル22の構造は、少なくともリング状に形成した部分の大きさを自由に変えて締め付けできるものであれば、構造を特に限定するものではない。
次に、このように構成された補助具10を使用してベビーカー50を担ぐ動作の一例を説明する。
まず、図3及び図4に示すように、ベビーカー50が使用可能に展開されている状態において、左右一対の肩掛け用のベルト11A、11Bにおける上側の係止部15A、15Aを、ベビーカー50の上側水平部54aにそれぞれ、互いに左右方向に所定の距離だけ離して取り付けるとともに、下側の係止部15B、15Bを、ベビーカー50の下側横棒57Bにそれぞれ、互いに左右方向に所定の距離だけ離して取り付ける。
次に、汚れ防止カバー12の取り付け紐18を下側横棒57Bに結んで、汚れ防止カバー12をベビーカー50の背面側、すなわちベビーカー50を担ぐ背当て側に取り付ける。このようにして取り付けられた汚れ防止カバー12は、下側横棒57Bから地面に向かって垂れ下げられた状態になる。図4は、その左右一対の肩掛け用のベルト11A、11Bと汚れ防止カバー12をベビーカー50に各々取り付ける途中の状態を示し、また保護部12B、12Bを隙間Sの部分で前側に折り込んで、後輪53B、53Bの側面を保護部12B、12Bで各々覆った状態を示している。
次に、ベビーカー50の全体を平たく薄く折り畳む。すなわち、ベビーカー50の前脚ユニット54の上端(上側水平部54a)側を後脚ユニット55の前側方向に回転させる。すると、前輪53A、53Aが後輪53B、53B側に移動されて、前輪53A、53Aが後輪53B、53Bと前後で重ねられた状態になり、ベビーカー50の全体が前後で重なり合い、平たく薄く折り畳まれる。そして、この状態では、保護部12B、12Bによりベビーカー50の左右の車輪53(後輪53Bと前輪53A)が共に外側から覆われた状態になる。
次に、保護部12B、12Bがそれぞれ左右の車輪53(後輪53Bと前輪53A)の側面を覆うようにベビーカー50に添えられた後から、ベビーカー50と汚れ防止カバー12の外側を回ってバンド13を取り付け、かつ、バックル22を介してバンド13を締め付けると、汚れ防止カバー12がバンド13でベビーカー50に結束固定される。これにより、ベビーカー50の下側背面から側面に沿って汚れ防止カバー12が取り付けられ、ベビーカー50への保助具10の取り付けが終わり、ベビーカー50を肩等で担ぐ準備ができる。
このようにして補助具10を取り付けたベビーカー50、すなわち左右一対の肩掛け用のベルト11A、11Bと汚れ防止カバー12とバンド13とを取り付けたベビーカー50は、肩掛け用のベルト11A、11Bを肩に掛けて背負うことにより、担ぐことができる。図5及び図6は、そのベビーカー50を担いだ状態を示している。
図5及び図6に示すように、使用者が担いだ状態では、ベビーカー50の泥等で汚れ易い車輪53を含む下側の部分、特に使用者の衣服と接触しそうな泥等で汚れている部分を汚れ防止カバー12が覆っているので、使用者がベビーカー50を担いでも衣服を泥等で汚すことがない。
したがって、従来のベビーカーの持ち運びの仕方では、持ち運ぶ時にベビーカーの車輪が使用者のスカートやズボン等の衣服に触れ、衣服を汚してしまうという問題点があったが、本考案の補助具10を使用した場合では、使用者の衣服等を汚すことがないようにして、ベビーカー50を肩等に掛けて担いだ状態で持ち運ぶことができる。また、肩等に掛ける構造としたことによりベビーカー50を手で持ち運ぶ場合に比べて重量感が極めて軽減される。さらに、持ち上げる高さも大きくなるので、段差のある道路や階段の上り下りも楽になる。これにより、使用者の負担が軽減できる。
また、使用者の両手が空くので、両手を子供とその他の荷物の携帯のために使用できる。
さらに、左右1対の肩掛け用のベルト11A、11Bを個々に取り付けて使用することができるので、例えば片方の肩にだけ掛けて運ぶ場合は、片方の肩掛け用のベルト11A(又は11B)だけを取り付けて運ぶことができる。
また、ベビーカー50を担ぐ背当て側に取り付ける、汚れ防止カバー12を備えているので、ベビーカー50を担いだ時に、ベビーカー50の汚れていた車輪53が担いだ人の衣服に触れ、衣服が汚れるのを防止できる。
また、肩掛け用のベルトは、前記ベビーカー50のフレーム52の上下の部分に各々対応して、リング状に形成されてフレーム52に解除可能に装着固定される係止部15A、15Bを設けている。したがって、肩掛け用のベルト11A、11Bの上下の部分に各々設けられている帯状の係止部15A、15Bを、本体部分であるフレーム52の上下の部分にそれぞれリング状に巻き付けることにより、肩掛け用のベルト11A、11Bをフレーム52に取り外し可能に取り付けることができる。
また、肩掛け用のベルト11A、11Bに長さを調整可能な長さ調整部材14を設けているので、長さ調整部材14を使用して、使用者に適したベルト長に調整して使用することができる。
また、バー本体部12Aの下端部分と保護部12Bの下端部分に、それぞれ下端部分に沿って略水平に配設された棒状の錘部材20を設けているので、ベビーカー50のフレーム52に垂れ下げられた汚れ防止カバー12は、全体が棒状の錘部材20で下方に引っ張られ、皺を作ることなく体裁良く取り付けられる。
また、錘部材20が、カバー本体部12Aの下端部分に設けられた中央錘部材20aと保護部12Bの下端部分に設けられた左右1対の保護用錘部材20bの、3つの錘部材に各々分割されている。さらに、汚れ防止カバー12の下端部分は、中央錘部材20aと保護用錘部材20bとの間で各々折り曲げ可能に形成されているので、カバー本体部12Aに対する保護部12Bの折り曲げ(折り込み)を、所定の角度で体裁良く折り曲げることができる。
また、汚れ防止カバー12の外側から汚れ防止カバー12を、ベビーカー50の車輪53と共に締め付けるバンド13を設けているので、前記ベビーカー50の背当て側に汚れ防止カバー12のカバー本体部12Aを取り付け、さらに、保護部12Bを前側に折り込んで車輪53の外側面を覆った後、バンド13で締め付けることにより、汚れ防止カバー12をベビーカー20に確実に保持しておくことができる。
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本考案に含まれるものである。
例えば、汚れ防止カバー12の保護部12B、12Bは、車輪53の後面から外側面を覆うようにした実施例を開示したが、車輪53の外側面を通って前面側まで覆うようにしてもよいものである。このように保護部12B、12Bで車輪53の前面側まで覆った場合では、使用者だけでなく、周囲の人の衣服等を汚すのを防止することができる。
また、錘部材20は、必ずしも必要なものではない。さらに、錘部材20に可撓性の部材を使用して、ベビーカー50の車輪53を含む下側の部分の形状に合わせて錘部材20を屈曲できるようにすると、汚れ防止カバー12の保護部12B、12B等をベビーカー50に密着させて覆うことができる。
また、汚れ防止カバー12は、汚れ防止カバー12をベビーカー50に使用するその都度、取り付け紐18を下側横棒57Bに結んで、ベビーカー50の背面側に取り付ける場合に付いて説明した。しかし、汚れ防止カバー12を予め取り付け紐18でベビーカー50の背面に取り付けておくと共に、カバー本体部12A上に左右の保護部12Bを各々順に折り畳み、その後、カバー本体部12Aを下端側から順に上側に向かって丸めて折り畳み、それを図示しない紐や結束バンドで束ねた状態にして、吊り下げておくことも可能である。そして、使用する時に紐や結束バンドによる拘束を解き、前述したようにして使用することができる。
図7は、本考案に係るベビーカーを担ぐための補助具の他の例を示す図である。図8は、図7の補助具をベビーカーに取り付けた状態を示す斜視図である。
図7及び図8に示すように、この補助具60は、ベルト61を有する。このベルト61には、長さを調整可能な長さ調整部材62が設けられている。長さ調整部材62を調整することにより、ベルト61の長さを好みの長さに調整することができる。
ベルト61は、ベビーカー50に対して着脱可能に取り付ける係止部63a、63b、63cが設けられており、この係止部63a、63b、63cによって、ベルト61をベビーカー50のフレーム52a、52b、52cにそれぞれ着脱可能に係止することができる。係止部63a、63b、63cは例えばマジックを有し、このマジックを付けたり、外したりすることで、ベビーカー50のフレーム52a、52b、52cにそれぞれ着脱することができる。
図7及び図8に示すように、この補助具60は、ベルト61を有する。このベルト61には、長さを調整可能な長さ調整部材62が設けられている。長さ調整部材62を調整することにより、ベルト61の長さを好みの長さに調整することができる。
ベルト61は、ベビーカー50に対して着脱可能に取り付ける係止部63a、63b、63cが設けられており、この係止部63a、63b、63cによって、ベルト61をベビーカー50のフレーム52a、52b、52cにそれぞれ着脱可能に係止することができる。係止部63a、63b、63cは例えばマジックを有し、このマジックを付けたり、外したりすることで、ベビーカー50のフレーム52a、52b、52cにそれぞれ着脱することができる。
このベルト61は、肩掛け用のベルトと、首掛け用のベルトを兼用することができるよう、肩掛け用のベルト部分61aと首掛け用のベルト部分61bが設けられている。係止部63bと係止部63cの間のベルト部分が、肩掛け用のベルト部分61aであり、係止部63aと係止部63bの間のベルト部分が、首掛け用のベルト部分61bである。
ベビーカー50を折り畳んだ状態で、長さ調整部材62の長さを調整し、肩掛け用のベルト部分61aの長さを長くし、肩掛け用のベルト部分61aを肩に掛けてベビーカー50を持ち運ぶことができる。また、ベビーカー50を折り畳まない状態で、長さ調査部材62の長さを調整し、首掛け用のベルト部分61bの長さを長くし、首掛け用のベルト部分61bを首に掛けて両手でベビーカー50の適当な部分を持ち、ベビーカー50を容易に運ぶことができる。このように、補助具60によれば、ベビーカーの持ち運び時に、使用者の負担を軽減しながら高く持ち上げることができる。
本実施形態によれば、カート類の持ち運び時に、使用者の負担を軽減しながら高く持ち上げることができる。また、カート類を肩等に掛ける構造としたことにより、カート類を手で持ち運ぶ場合に比べて重量感が極めて軽減される。さらに、持ち上げる高さも大きくなるので、段差のある道路や階段の上り下りも楽になる。これにより、使用者の負担が軽減できる。
ベビーカー50を折り畳んだ状態で、長さ調整部材62の長さを調整し、肩掛け用のベルト部分61aの長さを長くし、肩掛け用のベルト部分61aを肩に掛けてベビーカー50を持ち運ぶことができる。また、ベビーカー50を折り畳まない状態で、長さ調査部材62の長さを調整し、首掛け用のベルト部分61bの長さを長くし、首掛け用のベルト部分61bを首に掛けて両手でベビーカー50の適当な部分を持ち、ベビーカー50を容易に運ぶことができる。このように、補助具60によれば、ベビーカーの持ち運び時に、使用者の負担を軽減しながら高く持ち上げることができる。
本実施形態によれば、カート類の持ち運び時に、使用者の負担を軽減しながら高く持ち上げることができる。また、カート類を肩等に掛ける構造としたことにより、カート類を手で持ち運ぶ場合に比べて重量感が極めて軽減される。さらに、持ち上げる高さも大きくなるので、段差のある道路や階段の上り下りも楽になる。これにより、使用者の負担が軽減できる。
10 ベビーカーを担ぐための補助具
11A、11B 肩掛け用のベルト
12 汚れ防止カバー
12A カバー本体部
12B 保護部
13 バンド
14 長さ調整部材
15A、15B 係止部
16A、16B 面ファスナー
18 取り付け紐
19 袋状部
20 錘部材
20a 中央錘部材
20b 保護用錘部材
22 バックル
S 隙間
50 ベビーカー
51 シート
52 フレーム(本体部分)
53 車輪
53A 前輪
53B 後輪
54 前脚ユニット
54a 上側水平部(手押し用ハンドル部)
55 後脚ユニット
56 折り畳みユニット
57A、57B 下側横棒
60 ベビーカーを担ぐための補助具
61 ベルト
62 長さ調整部材
63a、63b、63c 係止部
11A、11B 肩掛け用のベルト
12 汚れ防止カバー
12A カバー本体部
12B 保護部
13 バンド
14 長さ調整部材
15A、15B 係止部
16A、16B 面ファスナー
18 取り付け紐
19 袋状部
20 錘部材
20a 中央錘部材
20b 保護用錘部材
22 バックル
S 隙間
50 ベビーカー
51 シート
52 フレーム(本体部分)
53 車輪
53A 前輪
53B 後輪
54 前脚ユニット
54a 上側水平部(手押し用ハンドル部)
55 後脚ユニット
56 折り畳みユニット
57A、57B 下側横棒
60 ベビーカーを担ぐための補助具
61 ベルト
62 長さ調整部材
63a、63b、63c 係止部
請求項6に関して、請求項4に記載のカート類の補助具であって、前記錘部材は前記カバー本体部の前記下端部分に設けられた中央錘部材と、前記保護部の前記下端部分に設けられた左右一対の保護用錘部材の、3つの錘部材に各々分割されているとともに、
前記下端部分は前記中央錘部材と前記保護用錘部材との間で各々折り曲げ可能に形成されている、ことを特徴とする。
前記下端部分は前記中央錘部材と前記保護用錘部材との間で各々折り曲げ可能に形成されている、ことを特徴とする。
請求項8に関して、請求項2から7までのいずれか1項に記載のカート類の補助具であって、汚れ防止カバーは、前記カート類の前記本体部分の背面に、折り畳んで吊り下げ可能に形成されている、ことを特徴とする。
Claims (9)
- 車輪と共に本体部分を折り畳み可能なカート類を担ぐための補助具であって、
長さを調整可能な長さ調整部材を有するベルトを備え、
前記ベルトは、前記カート類に対して着脱可能に取り付ける係止部を有することを特徴とするカート類の補助具。 - 前記ベルトは、前記カート類の前記本体部分の上下の部分に、それぞれ上下端側が着脱可能に取り付けられる左右1対の肩掛け用ベルトであり、
前記カート類を担ぐ背当て側に配設されるカバー本体部と前記カバー本体部の左右両端部から前側へ前記車輪の外側面を覆って折り込まれる左右1対の保護部とを有する汚れ防止カバーと、
前記汚れ防止カバーの前記保護部を前記車輪の外側面に当接保持しておく拘束部材と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のカート類の補助具。 - 前記肩掛け用のベルトは、前記カート類の前記本体部分の前記上下の部分に各々対応して、リング状に形成されて前記本体部分に装着固定される解除可能な帯状の係止部を設けている、ことを特徴とする請求項2に記載のカート類の補助具。
- 前記汚れ防止カバーは、前記カート類の前記本体部分に垂れ下げ状態で取り付けられ、前記カバー本体部の下端部分と前記左右1対の保護部の下端部分には、前記下端部分に沿って略水平に配設された棒状の錘部材を備える、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のカート類の補助具。
- 前記汚れ防止カバーは、小物入れ用のポケットを有する、ことを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項に記載のカート類の補助具。
- 前記錘部材は、前記カバー本体部の前記下端部分に設けられた中央錘部材と前記保護部の前記下端部分に設けられた左右1対の保護用錘部材の、3つの錘部材に各々分割されているとともに、前記汚れ防止カバーの前記下端部分は前記中央錘部材と前記保護用錘部材との間で各々折り曲げ可能に形成されている、ことを特徴とする請求項2から5までのいずれか1項に記載のカート類の補助具。
- 前記拘束部材は、前記カート類の前記車輪を前記汚れ防止カバーの外側から前記汚れ防止カバーと共に締め付け可能なバンドで形成されている、ことを特徴とする請求項2から6までのいずれか1項に記載のカート類の補助具。
- 汚れ防止カバーは、前記カート類の前記本体部の背面に、折り畳んで吊り下げ可能に形成されている、ことを特徴とする請求項2から7までのいずれか1項に記載のカート類の補助具。
- 前記ベルトは、肩掛け用のベルトと首掛け用のベルトを兼用できることを特徴とする請求項1に記載のカート類の補助具。
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