JP3219999B2 - 故障診断装置 - Google Patents

故障診断装置

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JP3219999B2
JP3219999B2 JP07698496A JP7698496A JP3219999B2 JP 3219999 B2 JP3219999 B2 JP 3219999B2 JP 07698496 A JP07698496 A JP 07698496A JP 7698496 A JP7698496 A JP 7698496A JP 3219999 B2 JP3219999 B2 JP 3219999B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
電子制御装置内のデータを読み出して故障診断を行う故
障診断装置に関し、詳しくは故障診断装置のディスプレ
イに表示する言語を他国語に変更することが可能な故障
診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車等の車両の制御系は複雑に
電子制御化されており、故障診断に際しては、車両に搭
載された電子制御装置からデータを簡単に読み出すこと
のできる故障診断装置が必要不可欠となっている。
【0003】この種の故障診断装置としては、例えば、
本出願人による特公平7−76737号公報に開示され
ている汎用性を重視した携帯型の故障診断装置があり、
故障診断装置を車両搭載の電子制御装置に接続し、故障
診断装置のキーボードからの簡単なキー操作によって診
断項目を指定し、双方向通信により該診断項目に対応す
るデータを車両搭載の電子制御装置から読み出して故障
診断装置のディスプレイに表示することができ、このデ
ータを確認することで作業者が車両の制御系を簡単にチ
ェックすることができるようになっている。
【0004】すなわち、センサ類、スイッチ類からの検
出信号として電子制御装置における入力データ、インジ
ェクタ等のアクチュエータ類に対する制御量に対応する
出力データ、或いは、電子制御装置における自己診断デ
ータを読込み、正常値と比較しながら不具合箇所、或い
は故障原因を探究し、必要な修理、又は調整を行う。
【0005】このように、作業者は故障診断装置のディ
スプレイに表示される情報を認識しながら診断作業を進
めるので、ディスプレイに表示される文字は、日常使用
している言語で有ることが作業を円滑に進める上で好ま
しい。
【0006】そのため、一般的には、ディスプレイに表
示する文字列を故障診断装置を使用する国の言語に対応
させるために、アプリケーションプログラムは、同一の
プログラムで有っても異なる言語毎に作成する必要があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アプリケーシ
ョンプログラムの内容が実質的に同一であるにも拘わら
ず、使用する言語が相違するためにアプリケーションプ
ログラムを複数作成することは、制作コストが嵩むばか
りでなく、アプリケーションプログラム作成者に多大な
る負担を課すことになる。又、使用する言語毎にアプリ
ケーションプログラムが存在するため、必要以上に種類
が多くなり在庫管理が煩雑化してしまう。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、アプリケーシ
ョンプログラムを使用する言語毎に作成する必要が無
く、1カ国語対応のアプリケーションプログラムで2カ
国以上の言語に対応することが可能で、その分、アプリ
ケーションプログラムの作成工数を削減し、アプリケー
ションプログラム作成者の負担を軽減すると共に、在庫
管理を簡略化することのできる故障診断装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、車両に搭載された電子制御装置
に接続し、この電子制御装置内のデータを読み出して該
電子制御装置を含む車両の制御系の故障診断を行う故障
診断装置において、同一意味の文字列情報を少なくとも
複数の各国言語に対応してメモリブロック毎に各共通ア
ドレスに格納した辞書記憶手段と、国別の使用言語を判
別する使用言語判別手段と、使用言語に対応するメモリ
ブロックを選択するメモリブロック選択手段と、指定さ
れた項目に対応するアドレスを指定するアドレス指定手
段と、選択されたメモリブロックにおいて指定項目に対
応するアドレスから文字列情報を読み出しディスプレイ
に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記使用言語判別手段は、何れの言語が選
択されているのかを結線回路における結線状態から判別
することを特徴とする。
【0011】すなわち、請求項1記載の故障診断装置
は、国別の使用言語を判別して、同一意味の文字列情報
を各国言語に対応してメモリブロック毎に各共通アドレ
スに格納した辞書記憶手段から、使用言語に対応するメ
モリブロックを選択すると共に、指定された項目に対応
してアドレスを指定し、選択されたメモリブロックにお
ける指定項目に対応するアドレスから文字列情報を読み
出しディスプレイに表示する。この場合、何れの国別の
言語が選択されているのかを判別するに際し、請求項2
に記載したように、結線回路における結線状態から判別
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の一形態を説明する。
【0013】図7において、符号Aは、自動車などの車
両Bに搭載される電子制御装置Cに接続し、双方向通信
により電子制御装置Cにおける入出力データを含む各種
データを読出して該電子制御装置Cを含む車両の制御系
に対する故障診断を行う携帯型の故障診断装置(以下、
「セレクトモニタ」)である。このセレクトモニタA
は、車種、完成車メーカを問わず、様々な車載電子制御
装置に対して接続可能な汎用インタフェースを有すると
ともに、故障診断のベース機能に加え、電圧、抵抗、パ
ルス信号等を計測するための計測機能、有線通信、無線
通信、光通信等による対コンピュータ通信機能、データ
メモリの増設機能等の豊富な拡張機能を有しており、基
本的に、階層構造のメニュー方式によって各種の処理を
選択するようになっている。
【0014】このため、上記セレクトモニタAには、前
面に、バックライト付き液晶ディスプレイ等からなるデ
ィスプレイ30、複数のLED等からなるインジケータ
部31、上下左右の対角線上に配列された“S”(シフ
ト),“C”(選択),“Y”(イエス),“N”(ノ
ー)の各キー、左右上下方向へのカーソル移動のための
“←”,“→”,“↑”,“↓”の各方向キー、及び、
下段のF1〜F4のファンクションキーを基本として用
途に応じてキーの機能を変更可能なキーボード32が配
設され、側部に後述するメモリカセット50が着脱自在
に装着される。
【0015】そして、車両Bに搭載された電子制御装置
C内のデータを読出して故障診断を行う場合、図示する
ように、上記セレクトモニタAに設けたダイアグコネク
タ33をダイアグケーブル34を介して上記電子制御装
置Cの外部接続用コネクタ2aに接続し、セレクトモニ
タAの側部の電源スイッチ(図示せず)をONして上記
ディスプレイ30に表示されるメニューの中から所望の
項目を上記キーボード32により選択することで、容易
に各部の故障診断が行える。
【0016】一方、上記車両Bに搭載される電子制御装
置Cとしては、エンジンや自動変速機等のパワートレイ
ン制御に係わるもの、エアコンや各種インフォメーショ
ンシステム等のボディ制御に係わるもの、サスペンショ
ンやオートクルーズ等の車両制御に係わるもの等があ
り、本形態においては、エンジンを制御するエンジン制
御ユニット(ECU)2を故障診断対象とする例につい
て説明する。
【0017】図8に示すように、上記ECU2は、主演
算装置であるCPU3、エンジン制御プログラムや各種
のマップ類等の固定データが記憶されているROM4、
各種センサ・スイッチ類の出力信号を処理した後のデー
タや演算処理したデータが格納されるRAM5、各種セ
ンサ・スイッチ類からの信号を入力する入力インタフェ
ース6、各種アクチュエータ類に対する制御信号等を出
力する出力インタフェース7がバスラインを介して互い
に接続されるマイクロコンピュータを中心に構成されて
おり、各部に定電圧を供給する定電圧回路8、上記出力
インタフェース7からの信号によりアクチュエータ類を
駆動する駆動回路9等の周辺回路が内蔵されている。
【0018】上記入力インタフェース6を介して入力さ
れるデータとしては、冷却水温センサ10で検出した冷
却水温信号、O2センサ11で検出した空燃比のリーン
/リッチ信号、吸入空気量センサ12で計測した吸入空
気量信号、エアコンスイッチ13のON/OFF信号、
車速センサ14で検出した車速信号、アイドルスイッチ
15のON/OFF信号、スロットル開度センサ16で
検出したスロットル開度信号、ニュートラルスイッチ1
7のON/OFF信号、エンジン回転数センサ18で検
出したエンジン回転数信号等があり、これらの各入力デ
ータは、上記CPU3によって処理されてRAM5に一
時格納され、制御量等の演算に使用される。すなわち、
CPU3で、上記RAM5に格納されている各データに
基づいて、燃料噴射パルス幅、点火時期等、種々の制御
量演算を行い、その制御量に対応する制御信号を上記出
力インタフェース7から駆動回路9へ所定タイミングで
出力する。
【0019】上記駆動回路9には、キャニスタパージ量
を制御するキャニスタ制御装置19、EGR量を制御す
るEGRアクチュエータ20、アイドル回転数を制御す
るアイドル制御アクチュエータ21、点火プラグに高電
圧を印加するイグニッションコイル22、インジェクタ
23等が接続されており、上記出力インタフェース7か
らの制御信号によって駆動され、各運転領域ごとにエン
ジンが最適な状態に制御される。
【0020】更に、上記駆動回路9には、自己診断機能
によってシステム中の異常を検知したとき、上記ROM
4から読み出された故障部位に対応するトラブルコード
を、例えば複数個のランプを適宜点灯させたり、あるい
は、所定回数点滅することで表示する自己診断ランプ2
4が接続されている。
【0021】尚、上記RAM5の一部は、システムの電
源がOFFされた後も、バッテリVBから上記定電圧回
路8を介して電源が供給され、データを保持するバック
アップRAMとなっており、学習制御による学習値や、
自己診断機能によって検知された故障部位に対応するト
ラブルコード等が格納される。
【0022】次に、上記セレクトモニタAの構成につい
て説明する。このセレクトモニタAは、ディーラのサー
ビス工場等に配備され、内部に、マイクロコンピュータ
からなるメイン制御部35、各部に定電圧を供給する電
源回路36等が設けられている。又、上記メイン制御部
35には、カセットコネクタ37を介して、外部から交
換可能なよう着脱自在なメモリカセット50が接続され
ている。
【0023】尚、上記電源回路36は、上記車両Bのバ
ッテリVBからシガーライタケーブルを介して、あるい
は、一般交流電源からAC/DCアダプタを介して、あ
るいは、電池を内蔵することにより、電源を供給するこ
とのできる、いわゆる3電源対応となっている。
【0024】上記メイン制御部35は、主演算装置であ
るCPU40、システムブートプログラムやディスプレ
イ30に表示するメニューや各種メッセージのデータ、
及び辞書等を記憶したROM41、ワークデータを格納
するワークRAMやビデオメモリであるビデオRAM等
からなるRAM42、車両Bに搭載された電子制御装置
Cとの接続インタフェースであるダイアグインタフェー
ス43、インジケータ部31のLEDの点灯(あるいは
点滅)、上記キーボード32からのキー操作信号を処理
する入力・表示インタフェース44、上記メモリカセッ
ト50に設けられたROM51がバスラインを介して接
続される構成となっている。上記ROM41に記憶され
る辞書について説明すると、図4に示すように複数のメ
モリブロックを有し、各メモリブロック毎に各国言語
(本形態では3カ国言語)に対応する文字列情報(図2
おいては便宜的に画像情報を示す)が格納されており、
同一意味の文字列情報が各共通アドレスに格納されてい
る。すなわち、同図に示すように、メモリブロック0は
日本語モード対応、メモリブロック1は英語モード対
応、メモリブロック2はドイツ語モード対応…であり、
各共通のアドレス、例えば$001番地には、メモリブ
ロック0では“バッテリ電圧”、メモリブロック1では
“Battery Voltage”、メモリブロック2では“Batteri
spannung”というように、同一意味の共通に定義される
文字列情報が格納されている。
【0025】国別の言語の選択はセレクトモニタAに電
源を投入したときに自動的に選択実行される固定モード
と、セレクトモニタAに電源を投入後に、ソフトウエア
的に変更することのできる選択モードとがある。固定モ
ードでは、図8に示すように、上記セレクトモニタAに
設けた結線回路の一例としてのモード選択スイッチ38
による結線状態に基づいて使用言語を識別する。上記モ
ード選択スイッチ38には上記辞書を構成するメモリブ
ロックに対応してスイッチ端子が設けられており、この
各スイッチ端子の一端が上記入力・表示インターフェー
ス44の入力ポートに並列接続され、他端が接地されて
いる。又、上記スイッチ端子と上記入力・表示インタフ
ェース44の入力ポートとの間に定電圧Vccが印加さ
れる。従って、あるスイッチ端子を短絡させると、該ス
イッチ端子に接続する入力ポートに対する電圧がLレベ
ルとなり、他のスイッチ端子に接続する入力ポートに対
する電圧がHレベルとなり、Lレベルの電圧が印加され
ている入力ポートを識別することで、電源投入時に使用
言語が選択される。
【0026】又、上記ダイアグインタフェース43は、
設計情報を与えることにより論理機能をオンボードで再
プログラミング可能なFPGA(Field Programmable G
ateArray)を中心として構成され、このFPGAによ
り、車種、完成車メーカを問わず、様々な車載電子制御
装置Cに接続可能なI/Oインタフェース、及び、様々
な車載電子制御装置Cの通信プロトコルに適合したシリ
アル通信インタフェースのハードウエアを実現すること
ができる。
【0027】又、上記メモリカセット50は、診断項目
や車種毎の相違、各種通信プロトコルの相違に対し、上
記セレクトモニタAを汎用的に使用できるようにするも
のであり、車載の電子制御装置Cに対応した診断処理用
プログラム、及び、車載の電子制御装置Cの通信プロト
コルに適合するよう上記FPGAを再プログラムするた
めの論理情報等からなる設計データが格納されていると
共に、必要に応じてROM41に格納されている辞書を
補間する追加辞書等が格納される。
【0028】そして、故障診断に際しては、車載の電子
制御装置C(本形態においては、エンジンを制御対象と
するECU2)に対応した診断処理用プログラム、及
び、ダイアグインタフェース43のFPGAを再プログ
ラミングするための設計データ等を格納したメモリカセ
ット50を装着し、セレクトモニタAのイニシャライズ
とともに、上記ROM51に格納されているFPGAの
設計データを上記ダイアグインタフェース43に転送
し、FPGAを再プログラミングして車載の電子制御装
置CとのI/O接続及びシリアル通信が可能な状態とす
る。
【0029】尚、上記ダイアグインタフェース43を構
成するFPGAの設計データは、必ずしも、メモリカセ
ット50内のROM51に格納するものに限定されるも
のではなく、例えば、CPU40のブートプログラムを
変更して外部コンピュータからFPGAの設計データを
ロードするようにしても良い。
【0030】ここで、上述の国別の使用言語の選択、す
なわち、日本語、英語、或いはドイツ語の何れの言語が
選択されたかを判断して使用言語を選択すると共に、診
断項目に対応する文字列情報を対応国言語でディスプレ
イ30に表示するため、セレクトモニタAは、本発明に
係わる辞書記憶手段、使用言語判別手段、メモリブロッ
ク選択手段、アドレス指定手段、表示制御手段の各機能
を備えている。
【0031】以下、セレクトモニタAにおける言語選
択、並びにディスプレイ30の表示に係る処理につい
て、図2及び図3のフローチャートに従って説明する。
【0032】先ず、診断対象とする車両BのECU2に
適合したメモリカセット50をセレクトモニタ本体に装
着し、セレクトモニタAをダイアグケーブル34を介し
てECU2に接続し、電源スイッチをONすると、セレ
クトモニタAを制御するCPU40がリセットされ、図
2に示す処理がスタートする。
【0033】この処理では、先ず、ステップS1で、フ
ラグ類のクリア、キーボード32の各キーに対する機能
モード設定等のシステムイニシャライズを行うと、ステ
ップS2〜S7で、使用言語を自動的に設定する固定モ
ードが実行され、先ずステップS2で、モード選択スイ
ッチ38における各スイッチ端子に接続する入力・表示
インタフェース44の入力ポートに入力される電圧レベ
ルが読込まれ、ステップS3,S4において、上記各入
力ポートに印加されている電圧レベルに基づき、日本語
モードが設定されているか、英語モードが設定されてい
るかを調べる。尚、例えば図8に示すモード選択スイッ
チ38の一番上のスイッチ端子がON且つそれ以外のス
イッチ端子がOFFのとき日本語モード選択、中間のス
イッチ端子がONで且つそれ以外のスイッチ端子がOF
Fのとき英語モード選択、上記スイッチ端子の接続条件
以外のときドイツ語モードと予め設定されており、これ
らのスイッチ端子状態に応じて対応する言語を選択す
る。これら各スイッチ端子の接続状態はセレクトモニタ
Aの出荷時に予め設定されているが、出荷後に各スイッ
チ端子の接続状態を切換えることも可能である。
【0034】そして、日本語モード選択のときはステッ
プS5へ進み、辞書を構成するメモリブロックのうち日
本語文字列コードを格納するメモリブロック0を選択
し、又、英語モード選択のときはステップS6へ進み、
英語文字列コードを格納するメモリブロック1を選択
し、更に、日本語モードと英語モードの何れでもないと
きは、ステップS7へ進み、ドイツ語文字列コードを格
納するメモリブロック2を選択して、ステップS8へ進
む。その結果、セレクトモニタAに電源を投入すると、
自動的に使用言語が特定される。
【0035】次いで、ステップS8〜S13でセレクト
モニタAに電源を投入した後に使用言語をソフトウエア
的に変更することが可能な選択モードが実行される。先
ず、ステップS8では、キーボード32のキー操作入力
により作業者からの使用言語の変更要求が有るか否かを
調べ、変更要求が無いときはステップS14へジャンプ
し、又、使用言語の変更要求が有るときはステップS9
へ進む。使用言語の変更要求は、本実施の形態ではキー
ボード32のF1キーが押されたか否かで判別し、F1
キーが押されたときはステップS9へ進み、ステップS
9,S10で日本語モード要求か、英語モード要求かを
調べる。使用言語のモードは、例えば、F1キーを押す
毎に、日本語モード→英語モード→ドイツ語モード→日
本語モードのようにエンドレス的に切換わる。すなわ
ち、キーボード32のF1キーを言語モードを変更する
キーとして割り当て、このF1キーが押される都度、使
用言語が順次変更される。
【0036】そして、ステップS9で日本語モード選択
のときはステップS11へ進み、辞書を構成するメモリ
ブロックのうち日本語文字列コードを格納するメモリブ
ロック0を選択し、又、ステップS10で英語モード選
択のときはステップS12へ進み、辞書を構成するメモ
リブロックのうち英語文字列コードを格納するメモリブ
ロック1を選択し、更に、日本語モードと英語モードの
何れでもないときは、ステップS13へ進み、ドイツ語
文字列コードを格納するメモリブロック2を選択して、
ステップS14へ進む。
【0037】尚、使用言語は、日本語、英語、ドイツ語
に限らず、フランス語等4カ国語以上の言語を選択でき
るようにしてもよい。
【0038】そして、ステップS14で、故障診断等に
関する通常プログラムが実行され、該プログラムが終了
したとき、ステップS8へ戻る。
【0039】上記ステップS14で実行される故障診断
等の処理は、階層構造のメニュー方式となっており、作
業者がディスプレイ30に表示されるメニュー画面(図
5参照)を見ながらキーボード32の方向キー(“↑”
“↓”キー)を使ってカーソルを上下させ、目的のメニ
ューにカーソルを一致させて反転表示させたところでイ
エスキー(“Y”キー)を押すと、選択が確定して次の
階階のメニューが表示され、故障診断については最下位
メニューにおいて診断項目が決定し、該診断項目に対応
したECU2内のデータを双方向通信により読込み、そ
のデータ値、そのデータが何のデータであるのかを示す
データ種別、及び単位等をディスプレイ30に表示す
る。
【0040】ここで、上記メニュー、データ種別、単位
等を、選択された使用言語(日本語、英語、或いはドイ
ツ語の何れか)により表示するため、上記故障診断等に
関するプログラム中のステップにおいて、選択されてい
る言語モードにおいて現在指定されている項目に対応す
る文字列の画像をディスプレイ30に表示する処理が実
行される。すなわち、図3に示すように、上記ステップ
S14で実行されるサブルーチンのステップS21で、
現在指定されている処理項目に対応し、指定項目がメニ
ュー表示のときには、メモリテーブルによって対応する
メニュー画面表示のための文字列情報が格納されている
アドレスを指定し、また、指定項目がECU2から読み
込んだデータ値表示のときには、データ種別、及び単位
を表示するための該当文字列情報が格納されているアド
レスを指定する。
【0041】そして、ステップS22で、上述の固定モ
ード或いは選択モードにおいて選択したメモリブロック
の番号(0〜2に対応する番号)をレジスタに格納し、
続くステップS23で、対応する番号のメモリブロック
の上記ステップS21において指定したアドレスから文
字列コード(文字列情報)を読み出し、ステップS24
で、該文字列コードを画像データに変換し、ステップS
25で、該画像データをビデオRAMに転送すること
で、選択されている使用言語の対応文字がディスプレイ
30に表示される。
【0042】メニュー表示の一例を示せば、日本語モー
ドが選択されている場合、図5に示すようにディスプレ
イ30のメニューは日本語で表示され、英語モードが選
択されている場合には、図6に示すように、上記メニュ
ーと同じ内容のメニューが英語で表示される。同様にド
イツ語モードが選択されている場合には、ドイツ語で上
記メニューが表示される。
【0043】本実施の形態においては、セレクトモニタ
AのROM41に、同一意味の文字列情報を3カ国語に
対応してメモリブロック毎に各共通アドレスに格納した
辞書に記憶し、モード切換スイッチ38の各スイッチ端
子の結線状態(ON,OFF状態)により、或いはキー
ボード32のキー操作により上記3カ国語のうちの対応
するメモリブロックを選択すると共に、現在指定されて
いる項目に対応するアドレスを指定し、対応メモリブロ
ックにおける該当アドレスから文字列情報が読み出され
て画像データに変換され、ディスプレイ30に表示され
る。すなわち、ROM41に格納されている辞書の各メ
モリブロックの同一アドレスには同一の意味の文字列コ
ードがそれぞれ各国語に対応して格納されているため、
アドレス指定は共通であり、メモリブロックを選択して
アドレスを指定するだけで簡単に指定項目に対応した各
国語による言語で表示を行わせることが可能となり、各
国の言語毎にアプリケーションプログラムを作成する必
要がなく、1つのアプリケーションプログラムにより、
同時に各国語対応が図れる。
【0044】尚、本実施の形態では、日本語、英語、ド
イツ語の3カ国語に対応した例につき説明したが、本発
明はこれに限定されず、2カ国語、或いは4カ国語以上
であっても適用される。
【0045】また、辞書機能、対応カ国語、或いは文字
列情報を追加する場合には、メモリカセット50のRO
M51に追加辞書を格納することで対応可能である。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、国別の使
用言語を判別して、同一意味の文字列情報を各国言語に
対応してメモリブロック毎に各共通アドレスに格納した
辞書記憶手段から、使用言語に対応するメモリブロック
を選択すると共に、指定された項目に対応してアドレス
を指定し、選択されたメモリブロックにおける指定項目
に対応するアドレスから文字列情報を読み出しディスプ
レイに表示するので、アプリケーションプログラムを1
カ国語対応で作成するだけで、故障診断装置においては
使用する言語に対応する文字列を自動的に表示すること
ができ、従って、アプリケーションプログラムを使用す
る言語に応じた数だけ制作する必要が無く、制作工数の
削減が図れるばかりでなく、アプリケーションプログラ
ム作成者の負担が軽減され、その上、同一のアプリケー
ションプログラムを異なる言語毎に準備する必要が無い
ため在庫管理が簡略化でき、更には各国に対してアプリ
ケーションプログラムを早期に供給することが可能とな
る。
【0047】請求項2記載の発明によれば、上記効果に
加え、何れの言語が選択されているかを結線回路におけ
る結線状態から判別するので、結線状態を1回設定する
だけで、毎回使用言語を選択する必要が無くなり使い勝
手が向上する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図
【図2】故障診断ルーチンを示すフローチャート
【図3】故障診断サブルーチンを示すフローチャート
【図4】辞書を構成する各メモリブロックの説明図
【図5】日本語モード選択時のメニューを示す説明図
【図6】英語モード選択時のメニューを示す説明図
【図7】車載の電子制御装置に接続する故障診断装置の
外観図
【図8】車載の電子制御装置と故障診断装置の回路ブロ
ック図
【符号の説明】
A…故障診断装置 B…車両 C…電子制御装置 30…ディスプレイ 38…モード選択スイッチ(結線回路) 41,51…ROM(辞書記憶手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−112771(JP,A) 特開 平7−262198(JP,A) 特開 平3−109146(JP,A) 特開 昭59−61742(JP,A) 特開 平3−294743(JP,A) 特表 平1−501169(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007 B60R 16/02 650

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された電子制御装置に接続
    し、この電子制御装置内のデータを読み出して該電子制
    御装置を含む車両の制御系の故障診断を行う故障診断装
    置において、 同一意味の文字列情報を少なくとも複数の各国言語に対
    応してメモリブロック毎に各共通アドレスに格納した辞
    書記憶手段と、 国別の使用言語を判別する使用言語判別手段と、 使用言語に対応するメモリブロックを選択するメモリブ
    ロック選択手段と、 指定された項目に対応するアドレスを指定するアドレス
    指定手段と、 選択されたメモリブロックにおいて指定項目に対応する
    アドレスから文字列情報を読み出しディスプレイに表示
    する表示制御手段とを備えたことを特徴とする故障診断
    装置。
  2. 【請求項2】 上記使用言語判別手段は、何れの言語が
    選択されているのかを結線回路における結線状態から判
    別することを特徴とする請求項1記載の故障診断装置。
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