JP3208059B2 - 故障診断装置 - Google Patents

故障診断装置

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JP3208059B2
JP3208059B2 JP06460196A JP6460196A JP3208059B2 JP 3208059 B2 JP3208059 B2 JP 3208059B2 JP 06460196 A JP06460196 A JP 06460196A JP 6460196 A JP6460196 A JP 6460196A JP 3208059 B2 JP3208059 B2 JP 3208059B2
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康司 上原
晴夫 藤木
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
電子制御装置内のデータを読み出して故障診断を行う故
障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車等の車両の制御系は、複雑
に電子制御化されており、故障診断に際しては、車両に
搭載された電子制御装置からデータを簡単に読み込むこ
とのできる故障診断装置の装備が不可欠となっている。
【0003】この種の故障診断装置としては、例えば、
本出願人による特公平7−76737号公報に開示され
ている汎用性を重視した携帯型の故障診断装置があり、
予め車種、あるいは、年式等に対応する診断プログラム
を格納した記憶媒体を内蔵するメモリカ−トリッジを故
障診断装置本体に対して交換自在とし、車両の電子制御
装置とのデータ通信により電子制御装置内のデータを読
み込むことで、整備員が車両の制御系を簡単にチェック
できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したような携帯型
の故障診断装置では、本体を把持し、あるいは、車体の
適当な位置に置く等してキーボードを操作することにな
るが、作業の都合上、故障診断装置を車体の適当な場所
に置かざるを得ない場合、置き場所によっては、作業を
中断して煩雑に画面表示を確認しなければならず、例え
ば、ダッシュボード上等に置いた場合等には、画面表示
を見るためには、無理な姿勢を取らざるを得ず、作業効
率が著しく低下してしまう。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、作業の都合上、表示部を直接見ることが容易でない
状態に故障診断装置を置く場合においても、ガラスや鏡
等に画面表示を反射させて画面表示を容易に確認するこ
とのできる故障診断装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両に搭載さ
れた電子制御装置に接続し、この電子制御装置内のデー
タを表示部に表示させて故障診断を行う故障診断装置に
おいて、選択入力により、上記表示部の表示モードを通
常表示モードから鏡像表示モードに切り換える表示切換
手段を備えたことを特徴とする。
【0007】すなわち、故障診断装置を、例えば、自動
車のダッシュボード上等に置いて作業を行うような場
合、選択入力により表示部の表示モードを通常表示モー
ドから鏡像表示モードに切り換えることができ、鏡像表
示された表示部の表示をガラスやミラー等に反射させて
確認することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図面は本発明の実施の一形態を示
し、図1は機能設定ルーチンのフローチャート、図2は
セレクトモニタメニュー処理ルーチンのフローチャー
ト、図3は画面表示処理ルーチンのフローチャート、図
4はキー入力解釈処理ルーチンのフローチャート、図5
はセレクトモニタメニュ画面の説明図、図6は機能設定
メニュー画面の説明図、図7は通常表示モード時の画面
と鏡像表示モード時の画面の説明図、図8は鏡像表示モ
ード時の画面のモニタ方法を示す説明図、図9は車載の
電子制御装置と故障診断装置の回路ブロック図、図10
は車載の電子制御装置に接続する故障診断装置の外観図
である。
【0009】図10において、符号Aは、自動車などの
車両に搭載される電子制御装置に接続し、故障診断を行
う携帯型の故障診断装置(以下、セレクトモニタと称す
る)である。このセレクトモニタAは、車種、完成車メ
ーカを問わず、様々な車載電子制御装置に対して接続可
能な汎用インタフェースを有するとともに、故障診断の
ベース機能に加え、電圧、抵抗、パルス信号等を計測す
るための計測機能、有線通信、無線通信、光通信等によ
る対コンピュータ通信機能、データメモリの増設機能等
の豊富な拡張機能を有しており、基本的に、階層構造の
メニュー方式によって各種の処理を選択するようになっ
ている。
【0010】このため、上記セレクトモニタAには、前
面左側に、表示部としてのバックライト付き液晶ディス
プレイ等からなるディスプレイ30及び複数のLED等
からなるインジケータ部31が配設されるとともに、前
面右側にキーボード32が配設され、左側部に後述する
メモリカセット60が装着されるようになっている。
【0011】上記キーボード32は、用途に応じてキー
の機能を変更可能であり、図5に示すように、個々のキ
ーのキートップに、“↑”,“↓”,“→”,“←”の
記号が表示されたカーソル移動キー45,46,47,
48が中央部に配設されるとともに、その上下四隅に、
“S”の文字が表示されたSキー(シフトキー)49
と、“C”の文字が表示されたCキー(コントロールキ
ー)50と、“Y”の文字が表示されたYキー(イエス
キー)51と、“N”の文字が表示されたNキー(ノー
キー)52とが配設され、最下段部に、それぞれ、“F
1”,“F2”,“F3”,“F4”の表示がなされた
ファンクションキー53,54,55,56が配設され
たキーレイアウトになっている。
【0012】そして、車両Bに搭載した電子制御装置C
の故障診断を行う場合、図示するように、上記セレクト
モニタAに設けたダイアグコネクタ33をダイアグケー
ブル34を介して上記電子制御装置Cの外部接続用コネ
クタ2aに接続し、側部の電源スイッチをONして上記
ディスプレイ30に表示されるメニューの中から所望の
項目を上記キーボード32により選択することで、容易
に各部の故障診断が行える。
【0013】一方、上記車両Bに搭載される電子制御装
置Cとしては、エンジンや自動変速機等のパワートレイ
ン制御に係わるもの、エアコンや各種インフォメーショ
ンシステム等のボディ制御に係わるもの、サスペンショ
ンやオートクルーズ等の車両制御に係わるもの等があ
り、本形態においては、エンジンを制御するエンジン制
御ユニット(ECU)2を故障診断対象とする例につい
て説明する。
【0014】図9に示すように、上記ECU2は、主演
算装置であるCPU3、エンジン制御プログラムや各種
のマップ類等の固定データが記憶されているROM4、
各種センサ・スイッチ類の出力信号を処理した後のデー
タや演算処理したデータが格納されるRAM5、各種セ
ンサ・スイッチ類からの信号を入力する入力インタフェ
ース6、各種アクチュエータ類に対する制御信号等を出
力する出力インタフェース7がバスラインを介して互い
に接続されるマイクロコンピュータを中核として構成さ
れており、各部に定電圧を供給する定電圧回路8、上記
出力インタフェース6からの信号によりアクチュエータ
類を駆動する駆動回路9等の周辺回路が内蔵されてい
る。
【0015】上記入力インタフェース6を介して入力さ
れるデータとしては、冷却水温センサ10で検出した冷
却水温信号、O2センサ11で検出した空燃比のリーン
/リッチ信号、吸入空気量センサ12で計測した吸入空
気量信号、エアコンスイッチ13のON/OFF信号、
車速センサ14で検出した車速信号、アイドルスイッチ
15のON/OFF信号、スロットル開度センサ16で
検出したスロットル開度信号、ニュートラルスイッチ1
7のON/OFF信号、エンジン回転数センサ18で検
出したエンジン回転数信号等があり、これらの各入力デ
ータは、上記CPU3によって処理されてRAM5に一
時格納され、制御量の演算に使用される。すなわち、C
PU3で、上記RAM5に格納されている各データに基
づいて、燃料噴射パルス幅、点火時期等、種々の制御量
演算を行い、その制御量に対応する制御信号を上記出力
インタフェース7から駆動回路9へ所定タイミングで出
力する。
【0016】上記駆動回路9には、キャニスタパージ量
を制御するキャニスタ制御装置19、スロットル開度を
制御するスロットルアクチュエータ20、アイドル回転
数を制御するアイドル制御アクチュエータ21、点火プ
ラグに高電圧を印加するイグニッションコイル22、燃
料を噴射するインジェクタ23等が接続されており、上
記出力インタフェース7からの制御信号によって駆動さ
れ、各運転領域ごとにエンジンが最適な状態に制御され
る。
【0017】さらに、上記駆動回路9には、自己診断機
能によってシステム中の異常を検知した場合、上記RO
M4から読み出された故障部位に対応するトラブルコー
ドを、例えば複数個のランプを適宜点灯させたり、ある
いは、所定回数点滅することで表示する自己診断ランプ
24が接続されている。
【0018】尚、上記RAM5の一部は、システムの電
源がOFFされた後も、バッテリVBから上記定電圧回
路8を介して電源が供給され、データを保持するバック
アップRAMとなっており、学習制御による学習値や、
自己診断機能によって検知された故障部位に対応するト
ラブルコード等が格納される。
【0019】次に、上記セレクトモニタAの拡張機能を
除く基本構成について説明する。このセレクトモニタA
は、ディーラのサービス工場等に配備され、内部に、マ
イクロコンピュータからなるメイン制御部35、各部に
定電圧を供給する電源回路36等が設けられている。ま
た、上記メイン制御部35には、カセットコネクタ37
を介して、外部から交換可能なように着脱自在なメモリ
カセット60が接続されている。
【0020】尚、上記電源回路36には、上記車両Bの
バッテリVBからシガーライタケーブルを介して、ある
いは、一般交流電源からAC/DCアダプタを介して、
あるいは、電池を内蔵することにより、電源を供給する
ことができ、いわゆる3電源対応となっている。
【0021】上記メイン制御部35は、主演算装置であ
るCPU40に、システムブートプログラムやディスプ
レイ30に表示するメニュー及び各種メッセージのデー
タ等を記憶したROM41、ワークデータを格納するワ
ークRAMやビデオRAM等からなるRAM42、車載
電子制御装置Cとの接続インタフェースであるダイアグ
インタフェース43、インジケータ部31のLEDの点
灯(あるいは点滅)、上記キーボード32からのキー操
作信号、及び、上記ディスプレイ30への表示信号を処
理する入力・表示インタフェース44、上記メモリカセ
ット60に設けられたROM61がバスラインを介して
接続される構成となっている。
【0022】上記ダイアグインタフェース43は、設計
情報を与えることにより論理機能をオンボードで再プロ
グラミング可能なFPGA(Field Programmable Gate
Array)を中心として構成され、このFPGAにより、
車種、完成車メーカを問わず、様々な車載電子制御装置
Cに接続可能なI/Oインタフェース、及び、様々な車
載電子制御装置Cの通信プロトコルに適合したシリアル
通信インタフェースのハードウエアを実現することがで
きる。
【0023】また、上記メモリカセット60は、診断項
目や車種毎の相違、各種通信プロトコルの相違に対し、
上記セレクトモニタAを汎用的に使用できるようにする
ものであり、車載の電子制御装置Cに対応した診断処理
用プログラム、及び、車載の電子制御装置Cの通信プロ
トコルに適合するよう上記FPGAを再プログラムする
ための論理情報等からなる設計データ等が格納されてい
る。
【0024】そして、故障診断に際しては、車載の電子
制御装置C(本形態においては、エンジンを制御対象と
するECU2)に対応した診断処理用プログラム、及
び、ダイアグインタフェース43のFPGAを再プログ
ラミングするための設計データ等を格納したメモリカセ
ット60を装着し、セレクトモニタAのイニシャライズ
とともに、上記ROM61に格納されているFPGAの
設計データを上記ダイアグインタフェース43に転送
し、FPGAを再プログラミングして車載の電子制御装
置CとのI/O接続及びシリアル通信が可能な状態とす
る。
【0025】前述したように、上記セレクトモニタAに
よる故障診断は、基本的に階層構造のメニュー方式とな
っており、メニュー選択によって高度な知識と経験を要
することなく容易に故障診断を行うことが可能である
が、この場合、上記セレクトモニタAは、前述したよう
に携帯型の故障診断装置であり、本体を把持し、あるい
は、作業の都合上、車体の適当な場所に置く等してキー
ボード32の操作を行うことになる。
【0026】上記セレクトモニタAを車体の適当な場所
に置く場合、置き場所によっては、作業を中断して煩雑
にディスプレイ30の画面を確認しなければならず、例
えば、ダッシュボード上等に置いた場合、ディスプレイ
30の画面を見るためには、無理な姿勢を取らざるを得
ず、作業効率が著しく低下してしまう。
【0027】このため、上記セレクトモニタAでは、選
択入力によりディスプレイ30の表示モードを通常表示
モードから鏡像表示モードに切り換える表示切換手段の
機能を備えており、上記セレクトモニタAをディスプレ
イ30の鏡像表示画面をガラスやミラー等に反射させて
無理な姿勢を取ることなくディスプレイ30の画面を確
認できるようになっている。
【0028】尚、上記鏡像表示モードは、本形態では、
セレクトモニタAをダッシュボード上においてフロント
ガラスに反射させるような場合、すなわち、セレクトモ
ニタAの上方の反射物を利用する場合に対し、ディスプ
レイ30の表示画面を鏡像表示するとともに上下を逆転
して倒立像とする倒立鏡像モードである。
【0029】以下、上記セレクトモニタAの画面表示モ
ード切換に係る処理について、図1〜図4のフローチャ
ートに従って説明する。
【0030】まず、診断対象とする車両BのECU2に
適合したメモリカセット60を装着したセレクトモニタ
Aを、ダイアグケーブル34を介してECU2に接続
し、電源スイッチをONすると、セレクトモニタAのシ
ステムを制御するCPU40がリセットされ、図2のセ
レクトモニタメニュー処理ルーチンがスタートする。
【0031】このセレクトモニタメニュー処理ルーチン
では、まず、ステップS101で、システムを初期化する
と、ステップS102で、メニュー画面データのメモリテー
ブルを検索して初期メニュー画面であるセレクトモニタ
メニューの画面表示データを設定する。次に、ステップ
S103へ進んで図3の画面表示処理ルーチンを実行する。
【0032】この画面表示処理ルーチンが起動される
と、まず、ステップS301で画面表示のデータが有るか否
かを調べ、表示データが無いときには待ちループとな
り、画面表示データが有るとき、ステップS302へ進んで
モード変更フラグFlagを参照する。このモード変更
フラグFlagは、ディスプレイ30への表示モードが
通常表示モードか鏡像表示モードかを示すものであり、
初期値は通常表示モードを示すFlag=0であり、鏡
像表示モードに設定変更されたとき、Flag=1にセ
ットされる。
【0033】そして、上記ステップS302においてFla
g=0のとき、すなわち通常表示モードのときには、ス
テップS304へジャンプしてデータをメモリにストアし、
ステップS305でメモリ内容をビデオRAM(VRAM)
に出力すると、ステップS306でVRAMのデータをディ
スプレイ30に出力して画面表示を行い、ルーチンを抜
ける。
【0034】一方、上記ステップS302でFlag=1の
とき、すなわち、鏡像表示モードのときには、上記ステ
ップS302からステップS303へ進み、画面表示を鏡像表示
させるためのデータ再配置を行い、前述のステップS304
からステップS305を経てステップS306でVRAMのデー
タをディスプレイ30に出力して画面表示を行い、ルー
チンを抜ける。
【0035】従って、初期状態の通常表示モードでは、
図5に示すように、ディスプレイ30にセレクトモニタ
メニューが表示され、メニュー選択のキー入力待ちとな
る。このセレクトモニタメニューは、図5においては、
7項目のメニューからなる最上位階層の初期メニューで
あり、画面下部に、F1〜F4のファンクションキーへ
の登録内容が表示される。作業者は、このメニュー画面
を見ながらキーボード32のカーソル移動キー45,4
6(“↑”キー、“↓”キー)を使ってカーソルを上下
させ、目的のメニュー項目にカーソルを一致させて反転
表示させたところでYキー51を押すと、選択が確定し
て次の階層のメニューが表示される。
【0036】そして、セレクトモニタメニュー処理ルー
チンのステップS103でセレクトモニタメニューを表示し
た後、ステップS104へ進んで図4のキー入力解釈処理ル
ーチンを実行し、キーコードテーブルを検索してキー入
力をキーコードKEYに変換する。すなわち、図4のキ
ー入力解釈処理ルーチンでは、ステップS401におけるキ
ー入力有りか否かを調べるキー入力待ちループにおいて
キー入力が有ったとき、ステップS402へ進んで入力キー
のコード化を行い、ルーチンを抜ける。
【0037】その後、上記ステップS104からステップS1
05へ進み、入力キーのキーコードKEYがカーソルを1
行上に移動させるコード値0001であるか否かを調べ
る。KEY=0001のキーコードはカーソル移動キー
45からの入力であり、KEY=0001のとき、上記
ステップS105からステップS106へ進んでカーソルを1行
上に移動させ、ステップS104のキー入力解釈処理へ戻
る。一方、KEY≠0001のときには、上記ステップ
S105からステップS107へ進んでキーコードKEYがカー
ソルを1行下に移動させるコード値0002であるか否
かを調べる。
【0038】KEY=0002のキーコードはカーソル
移動キー48からの入力を意味し、上記ステップS107に
おいて、KEY=0002であるとき、ステップS108へ
進んでカーソルを1行下へ移動させてステップS104のキ
ー入力解釈処理へ戻り、KEY≠0002のとき、ステ
ップS109へ進んでキーコードKEYが項目選択決定のキ
ー入力を意味するコード値0005、すなわち、Yキー
51からの入力か否かを調べる。
【0039】そして、上記ステップS109でKEY≠00
05のとき、すなわち、上下のカーソル移動キー45,
48でもなく、Yキー51でもない他のキーが押された
ときには、そのキー入力を無効として上記ステップS109
からステップS104のキー入力解釈処理へ戻り、KEY=
0005のとき、ステップS110へ進んで選択されたメニ
ュー項目のサブルーチンを実行する。ここでは、図5に
示すように、セレクトモニタメニューの6番目のメニュ
ーである“6.セレクトモニタの機能設定”にカーソル
が合わされてYキー51が押されたときの処理について
説明する。
【0040】セレクトモニタメニューの機能設定が選択
されると、図1の機能設定ルーチンが起動され、ステッ
プS201で、メニュー画面データのメモリテーブルから機
能設定メニューの画面表示データを選択し、機能設定メ
ニューの表示データ設定を行う。次に、ステップS202へ
進み、前述した図3の画面表示処理ルーチンを実行す
る。これにより、図6に示すように、ディスプレイ30
に機能設定メニューが表示され、キー入力待ちとなる。
【0041】そして、上記ステップS202で機能設定メニ
ューを表示した後、ステップS203へ進んで前述した図4
のキー入力解釈処理ルーチンを実行し、ステップS204
で、入力キーのキーコードKEYが現在の処理をキャン
セルして1階層上のメニューに戻るためのキー入力を示
すコード値0008、すなわち、Cキー50からのキー
入力であるか否かを調べ、KEY=0008のとき、ル
ーチンを抜けて、1階層上のメニュー、すなわち、前述
のセレクトモニタメニュー処理ルーチンへ戻り、KEY
≠0008のとき、ステップS205へ進んでキーコードK
EYがカーソルを1行上に移動させるコード値0001
であるか否かを調べる。
【0042】上記ステップS205において、KEY=00
01のとき、ステップS206でカーソルを1行上に移動さ
せてステップS203のキー入力解釈処理へ戻り、KEY≠
0001のとき、ステップS207へ進んでキーコードKE
Yがカーソルを1行下に移動させるコード値0002で
あるか否かを調べる。そして、KEY=0002のと
き、ステップS208へ進んでカーソルを1行下へ移動させ
てステップS203のキー入力解釈処理へ戻り、KEY≠0
002のとき、ステップS209へ進んでキーコードKEY
が項目選択決定のYキー51からのキー入力を意味する
コード値0005であるか否かを調べる。
【0043】その結果、上記ステップS209においてKE
Y≠0005のときには、上記ステップS209からステッ
プS203のキー入力解釈処理へ戻り、KEY=0005の
とき、上記ステップS209からステップ210へ進んで、選
択されたメニュー項目が6番目の鏡像表示モード設定で
あるか否かを調べる。
【0044】そして、鏡像表示モード設定選択でないと
きには、さらに、ステップS210で、7番目の鏡像表示モ
ード解除選択か否かを調べ、鏡像表示モード解除が選択
されているとき、ステップS213でモード変更フラグFl
agを0にクリアしてステップS201の機能設定メニュー
の表示データ設定へ戻り、鏡像表示モード解除が選択さ
れていないとき、ステップS214で、時刻設定、RS23
2C設定、ブザーON/OFF等の選択された他の機能設定を
実行し、ステップS201へ戻る。
【0045】一方、上記ステップS210で、鏡像表示モー
ド設定選択のとき、すなわち、図7に示すように6番目
のメニュー項目である“6.鏡像表示モード設定”にカ
ーソルが合わせられてYキー51が押されたときには、
上記ステップS210からステップS211へ進んでモード変更
フラグFlagを1にセットし、ステップS201へ戻って
機能設定メニューの表示データを再設定すると、このス
テップS201からステップS202へ進んで、再び、画面表示
処理ルーチンを実行する。
【0046】これにより、画面表示が鏡像表示モードに
切り換えられ、例えば、初期メニューのセレクトモニタ
メニューから車両システムの故障診断を選択してECU
2からエンジン回転数データや点火時期データを読み込
み、ディスプレイ30に表示させると、図7(a)に示
すような通常表示モードの画面に対し、鏡像表示モード
では、図7(b)に示すような上下逆転を伴う鏡像表示
となる。
【0047】従って、図8に示すように、セレクトモニ
タAをダッシュボード100上に置いて作業を行う場合
にも、ディスプレイ30に鏡像表示させたエンジン回転
数データ及び点火時期データを、フロントガラス101
に反射させて確認することができ、ディスプレイ30の
画面を見るためには、作業を中断して無理な姿勢を取る
こともなく、作業効率を向上することができる。
【0048】その後、鏡像表示モードから通常表示モー
ドに戻すには、機能設定メニューの表示画面において7
番目のメニュー項目である“7.鏡像表示モード解除”
にカーソルを合わせ、Yキー51を押す。これにより、
前述した図1の機能設定ルーチンではステップS201以
降、ステップS202,S203,S204,S205,S207,S209,S210,S21
2を経てステップS213へ至り、このステップS213でモー
ド変更フラグFlagを0にクリアした後、ステップS2
01へ戻り、続くステップS202の画面表示処理ルーチンの
実行により、機能設定メニューの表示データを鏡像表示
のための配置から通常表示のための配置に戻す。
【0049】その結果、画面表示が鏡像表示モードから
図6に示す通常表示モードに戻され、以後、セレクトモ
ニタAを把持する等してディスプレイ30の画面表示を
直接確認しながら所望のメニュー項目をキーボード32
により選択し、故障診断を行うことができる。
【0050】尚、本形態では、通常表示モードと鏡像表
示モードとの切り換えをメニュー選択によって行うよう
にしているが、特定のキー入力あるいはスイッチ等から
の選択入力により、各モードを切り換えるようにしても
良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、選
択入力により故障診断装置の表示部の表示モードを通常
表示モードから鏡像表示モードに切り換えることができ
るため、作業の都合上、表示部を直接見ることが容易で
ない状態に故障診断装置を置く場合においても、鏡像表
示された表示部の表示をガラスやミラー等に反射させて
容易に確認することができ、表示部を見るために姿勢を
煩雑にかえることもなく、作業効率を向上することがで
きる等優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】機能設定ルーチンのフローチャート
【図2】セレクトモニタメニュー処理ルーチンのフロー
チャート、
【図3】画面表示処理ルーチンのフローチャート
【図4】キー入力解釈処理ルーチンのフローチャート
【図5】セレクトモニタメニュー画面の説明図
【図6】機能設定メニュー画面の説明図
【図7】通常表示モード時の画面と鏡像表示モード時の
画面の説明図
【図8】鏡像表示モード時の画面のモニタ方法を示す説
明図
【図9】車載の電子制御装置と故障診断装置の回路ブロ
ック図
【図10】車載の電子制御装置に接続する故障診断装置
の外観図
【符号の説明】
A …故障診断装置 C …電子制御装置 30…ディスプレイ(表示部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−112771(JP,A) 特開 昭59−2084(JP,A) 特開 平3−276842(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007 B60R 16/02 650

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された電子制御装置に接続
    し、この電子制御装置内のデータを表示部に表示させて
    故障診断を行う故障診断装置において、 選択入力により、上記表示部の表示モードを通常表示モ
    ードから鏡像表示モードに切り換える表示切換手段を備
    えたことを特徴とする故障診断装置。
JP06460196A 1996-03-21 1996-03-21 故障診断装置 Expired - Fee Related JP3208059B2 (ja)

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