JPH0726676Y2 - 自己診断用多機能テスタ - Google Patents

自己診断用多機能テスタ

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JPH0726676Y2
JPH0726676Y2 JP2823287U JP2823287U JPH0726676Y2 JP H0726676 Y2 JPH0726676 Y2 JP H0726676Y2 JP 2823287 U JP2823287 U JP 2823287U JP 2823287 U JP2823287 U JP 2823287U JP H0726676 Y2 JPH0726676 Y2 JP H0726676Y2
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tester
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diagnosis
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實 竪本
重明 平野
博敏 前川
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は車両に搭載された複数の電子制御装置(ECU)
からの自己診断出力信号(ダイアグノシス信号)を表示
しあるいは各電子制御装置にテスト信号を送ることがで
きる自己診断用多機能テスタに関する。
(従来の技術) 近年、自動車のエレクトロニクス化は目覚ましく、自動
車に搭載される電子制御装置(ECU)も各機能に対応し
て設けられるようになってきている。これらのECUとし
ては例えば、電子制御サスペンション装置用ECU、4速
オートマチック(4A/T)用ECU、オートクルーズ用ECU、
電子制御燃料噴射用ECU等があり、各ECUからはECUのエ
ラーコード、いわゆるダイアグノシス信号(自己診断出
力信号)が1本の信号ラインから出力されている。そし
て、第18図に示すようにn個の電子制御装置ECU1〜ECUn
から出力される自己診断出力信号は例えばヒューズボッ
クス11(第19図)に設けられたダイアグノシスコネクタ
12に集められる。そして、このダイアグノシスコネクタ
12にダイアグノシステスタ(図示せず)側のコネクタを
挿入し、自己診断出力信号によりダイアグノシステスタ
に設けられた発光ダイオード21を点灯させるようにして
いた。
例えば、第20図(A)に示すように、ECUのラインdか
ら第20図(B)に示すようなダイアグコード(22)が出
力される場合には、発光ダイオード21は1.5秒、0.5秒、
1.5秒、0.5秒、…,…と繰返し点滅される。そして、こ
の発光ダイオード21の点滅によりダイアグコードを認識
することができる。このように、ダイアグコードは発光
ダイオード21を点滅させる必要があるため、パルス幅が
長い低速の信号に設定されている。
(考案が解決しようとする問題点) このように従来のダイアグノシスコードはECU側から一
方的に送られるデータであり、その転送速度は低速であ
るために、ダイアグノシステスタ側において高速に処理
することはできなかった。さらに、ダイアグノシステス
タにECUにおいて処理するデータを表示させることがで
きず、自動車の診断を行なうには十分なデータを得るこ
とはできなかった。
本考案の目的はダイアグノシスコードを高速で処理し、
しかも電子制御装置にテスト信号を送出することができ
る自己診断用多機能テスタを提供することを目的とす
る。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段及び作用) 車両に搭載されたn個の電子制御装置から出力される自
己診断出力信号あるいは各種データが転送される各電子
制御装置毎に取出された第1ないし第n信号線と、常時
いずれか一方の論理レベルが出力される各電子制御装置
から出力される切換え信号線とが接続される第1型集中
コネクタを有する車両において、上記第1型集中コネク
タに接続可能な第2型集中コネクタと、上記切換え信号
線の論理レベルを他方の論理レベルに設定する設定回路
と,上記第1ないし第n信号線を介する信号を選択する
選択回路と,上記第1ないし第n信号線を介する信号の
送受信を行なう送受信回路と,この送受信回路を介して
データ送受信制御を行なう制御手段とを有するテスタと
を備え、上記テスタは上記電子制御装置の型式,車種を
指定する信号を上記第1ないし第n信号線を介して出力
し、選択された電子制御装置は自己の型式、車種を指定
する信号との一致を判定して、一致していない場合には
テスタにエラー信号を出力することを特徴とする自己診
断用多機能テスタであり、テスタの接続ミスを防止する
ようにしたものである。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の一実施例に係わる自己診断
用多機能テスタについて説明する。第1図は同テスタの
外観斜視図である。同図において、31はテスタ本体、32
は例えば、1行16桁の液晶表示部、33はシガレットライ
タから電源を取るためのコネクタ、34は後述する自動車
の集中コネクタに接続される例えば、12ピンのダイアグ
ノシスコネクタである。また、35は外部拡張用コネク
タ、36は輝度調整用のボリュームである。
ところで、上記テスタ21の表面にはテンキー部32a、「C
LEAR」キー32b、「SYSTEM」キー32c、「HELP」キー32
d、「ENTER」キー32e、「ACT」キー32f、「DIAG」キー3
2gが配置されている。上記「CLEAR」キー32bは初期状態
に戻したい時に操作し、「SYSTEM」キー32cはシステム
選択時に操作し、「HELP」キー32dは表示されているコ
マンドに対して説明文を表示する場合に操作し、「ENTE
R」キー32eは各コマンドを設定する時、シリアルデータ
を読み出す場合に操作し、「ACT」キー32fはアクチュエ
ータを強制駆動する場合に操作し、「DIAG」キー32gは
自己診断点検を行なう場合に操作する。上記テスタ21の
底部には第2図に示すようにROM(リード・オンリ・メ
モリ)パック37を着脱自在に収納する収納部38が設けら
れている。このROMパック37には各ECU1〜8に固有のデ
ータが記憶されている。
以下、第3図を参照してテスタ21の制御回路について説
明する。第3図においては、車両には電子制御装置(EC
U)が8個(ECU1〜ECU8)搭載されている場合を例に取
っている。ここで、ECU1としてはエンジン関係、ECU2と
してはステアリング関係、ECU3としてはサスペンション
関係、ECU4としてはブレーキ関係、ECU5は低速走行関
係、ECU6してはミッション関係、ECU7としてはエアコン
関係、ECU8としてはその他の関係のものが搭載されてい
る。上記各ECU1〜ECU8はそれぞれデータ出力端子TX、デ
ータ入力端子RXを有し、出力端子TX及び入力端子RXから
の信号線は1本となって信号線1〜l8を介して、第1
型コネクタ41aに接続される。また、各ECU1〜8にはシ
リアル/ダイアグ切換え端子CHが設けられており、後述
するようにこの切換え端子CHに入力される論理レベルに
応じて、上記出力端子TXから出力されるデータの伝送方
式が異る。上記各ECU1〜8の切換え端子CHは信号線cを
介して上記信号線1〜l8と共に、上記第1型コネクタ
41aに接続される。第1型コネクタ41aはテスタ31側の第
2型コネクタ41bに接続されるもので、コネクタ41aと41
bが接続されると上記信号線cに接地電位(論理“L")
が供給され、上記信号線1〜l8はテスタ側の信号線m1
〜m8に接続される。そして、信号線m1〜m8はマルチプレ
クサ42により選択されてCPU43の出力端子TX及び入力端
子RXに接続される。そして、このCPU43には上記シガレ
ットライタ33からの電源が5Vの定電圧回路44を介して5V
の電源が供給される。また、表示装置32には表示用イン
タフェース45を介して各種データが表示される。また、
テンキー部32a等のキーボード46より入力された信号は
入出力エンコーダ47により変換されてCPU43に入力され
る。また、48はCPU43の制御用プログラムが記憶される
プログラム用EPROMである。
次に、上記のように構成された本考案の一実施例の動作
について説明する。まず、本考案に係わる自己診断用多
機能テスタを用いて車両の診断を行なう場合には、第2
型コネクタ41bを第1型コネクタ41aに接続する。この結
果、信号線cは接地電位(論理“L")となり、ECU1〜8
の各切換え端子CHにはすべて論理“L"が供給される。こ
れにより、各ECU1〜8においては、第4図に示すような
フローチャートに示す処理が開始される。まず、CH端子
の論理レベルが“L"レベルか判定され(ステップS1)、
上記したように第2型コネクタ41bが第1型コネクタ41a
に接続された場合には、ECU1〜8のTX端子からは第5図
に示すように8ビットのRS−232Cのコードで高速にテス
タ31で指定された各種データが出力される(ステップS
2)。また、ECU1〜8の入力端子RXからの入力信号の読
み込みが開始される(ステップS3)。また、ECU1〜8と
テスタ31間のデータ通信方法は信号線1〜l8して送受
信を行なう半2重方式をとっており、第6図に示すよう
にECU1〜8からテスタ31へのデータの伝送は交互に行わ
れる。一方、第2型コネクタ41bが第1型コネクタ41aに
接続されていない場合には、切換え端子CHの論理レベル
は“H"レベルであるので、出力端子TXからは第3図に示
すように従来どおりの低速のダイアグ信号が出力される
(ステップS4)。つまり、第2型コネクタ41bを第1型
コネクタ41aに接続していない状態においては、ECU1〜
8の出力端子TXからは従来通りの低速のダイアグ信号が
出力されているので、第1のコネクタ41aに従来のテス
タを差込むことにより、ダイアグ信号をランプを点滅さ
せることにより、確認することができる。
ところで、テスタ31側からECU1〜8へ転送される第5図
に示すコードのビットB7はECU1〜8側に設けられたアク
チュエータ(図示せず)の強制駆動をさせる場合に“1"
に設定される。一方、ビットB7が“0"の場合にはRAMデ
ータの転送であることが示される。また、第5図に示す
コードのビットB0〜B6はRAMデータとしてECU1〜8側のR
AM(図示せず)のアドレスが指定される。
以下、テスタ31側及びECU1〜8側におけるデータの送受
信処理について第7図及び第8図を参照して説明する。
まず、ECU1〜8側での受信処理について説明する。ま
ず、ECU側の入力端子RXのデータが読み込まれる。(ス
テップS11)。そして、ビットB7が“0"が判定される
(ステップS12)。ここで、ビットB7が“0"である場合
にはECU側のRAMデータを出力することが要求されたこと
が判断される。この場合には、ECU1〜8は自分のRAMよ
り指定されたデータを読み取り、出力端子TXからRAMデ
ータを出力する(ステップS13,S14)。
一方、ビットB7が“1"の場合にはECU1〜8側の例えば、
スロットル弁に用いられるアクチュエータ(図示せず)
の駆動が行われる(ステップS15)。そして、アクチュ
エータを駆動するためのソレノイドA〜Xの駆動が要求
されているか判定される(ステップS16〜S18)。ソレノ
イドA〜Xの駆動が要求されていれば、それが駆動可能
であるか判定され(ステップS19〜S21)、駆動可能であ
ればソレノイドA〜Xが駆動される(ステップS22〜S2
4)。そして、ステップS22〜S24において、ソレノイド
の駆動が終了するとECU側の出力端子TXから動作完了信
号(ステップS25)が出力される。駆動不可の場合は、
ステップS19〜S21において、ECU側の出力端子TXから駆
動不可能信号(ステップS26)が出力される。以上のよ
うにして、ECU側からのRAMデータの読み出し及びECU側
のアクチュエータの駆動の指定がビットB7の指定により
判定される。但し、ビットB0〜B7を任意のRAMアドレス
として使用してもよい。
ところで、ECU側の出力端子TXからのデータの出力に応
答してテスタ31側ではそのデータの読み込みが行われ
る。この処理を第8図のフローチャートを参照して説明
する。まず、テスタ31側の入力端子RXのデータがCPU43
に読み込まれる(ステップS31)。そして、データのビ
ットB7が“0"であるか判定される(ステップS32)。そ
して、ビット7が“0"であると判定されると転送された
データはRAMデータであるので、そのRAMデータが物理
量、例えば“XXKm/h"に変換される(ステップS33)。そ
して、このデータは表示用インタフェース45を介して表
示装置32に表示される(ステップS34)。
一方、データのビットB7が“1"であると判定されると、
アクチュエータの駆動が指定された場合であるので、そ
の動作が完了したか判定される(ステップS36)。その
動作が完了している場合には、「駆動しました」という
表示が表示装置32に表示される(ステップS36)。一
方、その動作が完了していない場合には「駆動できませ
ん」という表示が表示される(ステップS37)。
次に、第7図及び第8図を用いて説明したデータの送受
信処理のうちアクチュエータの駆動処理について第9図
及び第10図を参照して説明する。まず、ECU1〜8側の処
理について第9図を参照して説明する。まず、RDRFがオ
ン、つまりテスタ31からの割込みがかかったか判定され
る(ステップS41)。ここで、割込みが掛かっていない
場合には、ECU側での通常の処理、例えばオートクルー
ズ処理が行われる(ステップS42)。
一方、上記ステップA41において、割込みが掛かったと
判定されると、転送エラーが発生したか判定され(ステ
ップS43)、エラーが発生していない場合にはテスタ31
側から送られたデータのオペコードが読み込まれる(ス
テップS44)。そして、アドレスが一致しているか判定
され(ステップS45)、アドレスが一致している場合に
は、ECU側のワーキングエリアの先頭アドレスがIXレジ
スタに記憶される(ステップS46)。次に、アクチュエ
ータの強制駆動であるか、つまりコードのビットB7が
“1"であるか否か判定され(ステップS47)、アクチュ
エータが強制駆動である場合にはアクチュエータが強制
駆動される(ステップS48)。アクチュエータが強制駆
動ではない場合にはレジスタIXに記憶されたワーキング
エリアの先頭アドレスが出力される。
次に、第10図を参照してアクチュエータ駆動のテスタ31
側の処理について説明する。まず、キー操作によりアク
チュエータ強制駆動を指定すると、アクチュエータ強制
駆動に対応したオペレーションコードが出力端子TXから
出力される(ステップS51、S52)。そのオペレーション
コードに基づいて上記第9図に示した処理が行われた
後、テスタ31側にデータが返送されてくると、割込みが
かかり、そのデータのオペランドがCPU43に読み込まれ
る(ステップS53、S54)。そして、データの読み込みは
ステップS55において、転送データの終わりが検出され
るまで行われ、転送データの終わりが検出されると、そ
のデータが物理量に変換され(ステップS56)、そのデ
ータが表示装置22に出力される(ステップS57)。
次に、転送速度の設定について第11図を参照して説明す
る。キー入力がなされて、ECU1ないしECU8が選択される
と、マルチプレクサ42がその選択されたECUに切替わ
り、そのECUに対応した転送速度が設定される(ステッ
プS61〜S67)。そして、次のキー入力により選択された
ECUに対するデータ、つまりオペレーションコードが出
力される(ステップS68、S69)。そして、そのデータが
選択されたECUに出力され、ECUからのデータにより割込
みがかけられると、そのオペランドがCPU43に読み込ま
れる(ステップS70、S71)。そして、その転送データが
終了するまで、そのデータの読み込みが行われ、その読
み込みが終了するとデータが物理量に変換され、表示装
置22に表示される(ステップS72〜S74)。
このように、ECU1〜8が選択された場合にはそのECUに
適した転送速度が設定されるので、テスタ31とECU1〜8
との整合がとれたデータ転送を行なうことができる。
次に、テスタ31に接続されるROMパック37が車両のECUの
車種、型式に対応するものであるかを検出する処理につ
いて第12図を参照して説明する。テスタ31側から送られ
るデータのビットB5〜B7にはECUの型式、車種コードが
設定され、ビットB0〜B4には要求項目が設定される。例
えば、ビットB0〜B4が「0001」の場合には点火信号とい
うような場合である。第12図において、RDRFがオン、つ
まりテスタ31からの割込みがかかったか判定される(ス
テップS81)。ここで、割込みが掛かっていない場合に
は、ECU側での通常の処理、例えばオートクルーズ処理
が行われる(ステップS82)。
一方、上記ステップS81において、割込みが掛かったと
判定されると、転送エラーが発生したか判定され(ステ
ップS83)、エラーが発生していない場合にはテスタ31
側から送られたデータのオペランドが読み込まれる(ス
テップS84)。そして、アドレスが一致しているか判定
され(ステップS85)、アドレスが一致している場合に
は、ECU側のワーキングエリアの先頭アドレスがIXレジ
スタに記憶され(ステップS86)、レジスタIXに記憶さ
れたワーキングエリアの先頭アドレスの内容がテスタ31
側に出力される(ステップS87)。一方、上記ステップS
85において、「NO」と判定された場合には「システムガ
チガイマス」であることを意味するデータをテスタ31側
に出力する(ステップS88)。そして、このデータがテ
スタ31に送られて表示装置32に「システム選択ミス」で
あることが表示される。
なお、第8図においてはECU側の処理によりシステム選
択ミスを検出するようにしたが、第13図に示すようにコ
ネクタ41a、41bにそれぞれ4ピンずつ端子を増やして、
4ビットの信号によりECUの型式、車種を指定するよう
にしても良い。この場合には、第14図に示すように外部
スイッチS1〜S4によりテスタ31に4ビットの信号を設定
すれば良い。
次に、ECU1〜8側に記憶されているダイアグノシスデー
タを消去する場合の処理について第15図及び第16図を参
照して説明する。ダイアグノシスデータを消去する場合
は、ダイアグノシスデータにより故障を検知し、故障を
修理し終えた場合である。ダイアグノシスデータを簡単
なキー操作で消されては困るので、例えば「DIAG」キー
32gを3回操作した後に「99」を操作すると消去要求の
オペレーションコードが出力端子TXから出力される(ス
テップS91、S92)。そのオペレーションコードに基づい
て上記第16図に示した処理が行われた後、テスタ31側に
データが返送されてくると、割込みがかかり、そのデー
タのオペランドがCPU43に読み込まれる(ステップS93、
S94)。そして、データの読み込みはステップS95におい
て、転送データの終わりが検出されるまで行われ、転送
データの終わりが検出されると、そのデータが物理量に
変換され(ステップS96)、そのデータが表示装置22に
出力される(ステップS97)。
次に、ECU側での処理について説明する。まず、第16図
において、RDRFがオン、つまりテスタ31からの割込みが
かかったか判定される(ステップS101)。ここで、割込
みが掛かっていない場合には、ECU側での通常の処理、
例えばオートクルーズ処理が行われる(ステップS10
2)。
一方、上記ステップS101において、割込みが掛かったと
判定されると、転送エラーが発生したか判定され(ステ
ップS103)、エラーが発生していない場合にはテスタ31
側から送られたデータのオペランドが読み込まれる(ス
テップS104)。そのオペランドがダイアグノシスデータ
を消去するコードであるか判定され(ステップS105)、
「YES」である場合にはダイアグノシスデータがクリア
される(ステップS106)。そして、ECUの出力端子TXか
らダイアグノシスデータの消去が完了したことを示すデ
ータが転送される(ステップS107)。
一方、上記ステップS105において、「NO」と判定された
場合には、ワーキングエリア先頭アドレスがレジスタIX
に読み出され(ステップS108)、ワーキングエリアの指
定されたデータがテスタ31側に出力される。このように
して、ECU1〜8側のダイアグノシスデータがクリアされ
る。
次に、テスタ31の表示装置32にECU1〜8から送られた複
数のデータ、例えばスロットル開度データとエンジン回
転数データを表示させる場合について説明する。第17図
において、キー入力よりECU側からのデータを1つ要求
した場合には、ECU側からのデータは記憶部Aに書き込
まれる(ステップS111〜S113)。そして、2個目のデー
タがテスタ31側にくると、その要求データが記憶部Bに
記憶される(ステップS114,S115)。さらに、3個目の
要求データをECU側に要求した場合には記憶部Bの内容
が記憶部Aに転送され、記憶部Bに新たな要求データが
記憶される(ステップS116,S117)。そして、上記記憶
部A及びBに記憶された要求データはECU側に出力され
る(ステップS118)。
このようにテスタ31側からの要求に応答して、ECU側か
らデータが返送されてくると、テスタ31に割込みがかか
り(ステップS119)、ECU側から送られたデータがテス
タ31側に読み込まれる(ステップS120)。そして、この
読込みは転送データが終了するまで行われ、終了すると
ステップS121で「YES」と判定されてステップS122以降
の処理に進む。
そして、ステップS122において、要求データが2個有る
か判定され、「NO」と判定される、つまり要求データが
1個の場合には転送されてきたデータが表示装置32に送
られて表示される(ステップS123,S124)。一方、要求
データが2個である場合には1回目のデータは表示装置
32の左側に表示され、2回目のデータは表示装置32の右
側に表示される(ステップS125〜S127)。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によれば、テスタ側からECU
側のRAMデータを指定した場合にはそのRAMデータが指定
されたECUのものであるかをチェックするようにしたの
で、指定されたECUと指定されたシステム以外のシステ
ムとの誤った通信を未然に防止することができる自己診
断用多機能テスタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる自己診断用多機能テスタの外観
斜視図、第2図は同テスタの底面を示す斜視図、第3図
は同テスタの制御回路を示すブロック図、第4図はテス
タのコネクタを車両のコネクタに接続した場合のテスタ
の動作を示すフローチャート、第5図はRS−232cコード
のフォーマットを示す図、第6図はテスタとECU間のデ
ータ転送を示す図、第7図は同テスタとデータ通信を行
なうECU側のデータ通信処理を示すフローチャート、第
8図は同データ通信処理のテスタ側の処理を示すフロー
チャート、第9図はアクチュエータ強制駆動におけるEC
U側の処理を示すフローチャート、第10図はアクチュエ
ータ強制駆動におけるテスタ側の処理を示すフローチャ
ート、第11図は通信データ速度を設定する場合のテスタ
側の処理を示すフローチャート、第12図は接続ミスを検
出するECU側の処理を示すフローチャート、第13図はコ
ネクタを示す図、第14図は型式、車種を設定する手段を
示す図、第15図はECU側のダイアグノシスデータを消去
する場合のテスタ側の処理を示すフローチャート、第16
図はECU側のダイアグノシスデータを消去する場合のECU
側の処理を示すフローチャート、第17図は表示のマルチ
化を行なうテスタ側の処理を示すフローチャート、第18
図は従来の自己診断信号をチェックするコネクタを示す
図、第19図は同コネクタの配置場所を示す図、第20図は
従来の自己診断信号を表示する回路図である。 31…テスタ、32…表示装置、37…ROM、42…マルチプレ
クサ、43…CPU、46…キーボード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平野 重明 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電機 株式会社姫路製作所内 (72)考案者 前川 博敏 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電機 株式会社姫路製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載されたn個の電子制御装置から
    出力される自己診断出力信号あるいは各種データが転送
    される各電子制御装置毎に取出された第1ないし第n信
    号線と、常時いずれか一方の論理レベルが出力される各
    電子制御装置から出力される切換え信号線とが接続され
    る第1型集中コネクタを有する車両において、上記第1
    型集中コネクタに接続可能な第2型集中コネクタと、上
    記切換え信号線の論理レベルを他方の論理レベルに設定
    する設定回路と、上記第1ないし第n信号線を介するを
    信号を選択する選択回路と、上記第1ないし第n信号線
    を介する信号の送受信を行なう送受信回路と、この送受
    信回路を介してデータ送受信制御を行なう制御手段とを
    有するテスタとを備え、上記テスタは上記電子制御装置
    の型式、車種を指定する信号を上記第1ないし第n信号
    線を介して出力し、選択された電子制御装置は自己の型
    式、車種を指定する信号との一致を判定して、一致して
    いない場合にはテスタにエラー信号を出力することを特
    徴とする自己診断用多機能テスタ。
JP2823287U 1987-02-27 1987-02-27 自己診断用多機能テスタ Expired - Lifetime JPH0726676Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2823287U JPH0726676Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27 自己診断用多機能テスタ
KR1019880001867A KR910002804B1 (ko) 1987-02-27 1988-02-23 자기진단용 다기능테스터
US07/160,837 US4924391A (en) 1987-02-27 1988-02-26 Trouble-diagnosable multifunction testing apparatus
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