JP3219923U - 甲プロテクタ付き安全靴 - Google Patents

甲プロテクタ付き安全靴 Download PDF

Info

Publication number
JP3219923U
JP3219923U JP2018004440U JP2018004440U JP3219923U JP 3219923 U JP3219923 U JP 3219923U JP 2018004440 U JP2018004440 U JP 2018004440U JP 2018004440 U JP2018004440 U JP 2018004440U JP 3219923 U JP3219923 U JP 3219923U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
protector
end side
upper protector
instep
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018004440U
Other languages
English (en)
Inventor
輝士 成廣
輝士 成廣
智博 丹野
智博 丹野
Original Assignee
株式会社サンキョウ
弘進ゴム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンキョウ, 弘進ゴム株式会社 filed Critical 株式会社サンキョウ
Priority to JP2018004440U priority Critical patent/JP3219923U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3219923U publication Critical patent/JP3219923U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】パーツ点数や製造コストを増大させず、かつ、歩行時や作業時に甲プロテクタが暴れて邪魔にならないよう安全靴本体に甲プロテクタを確実に固定する甲プロテクト付き安全靴を提供する。【解決手段】甲プロテクタ12には先端部側ベルト孔および後端部側ベルト孔を設ける一方、安全靴本体11には第1ベルト用リング11fおよび第2ベルト用リング11gを設け、甲プロテクタ取付け用ベルト13を第1ベルト用リング11fに通すと共に甲プロテクタ取付け用ベルト13後端部側を甲プロテクタ12の先端部側ベルト孔に通した後、甲プロテクタ取付用ベルト13の固定箇所を重ね合せて縫付けやカシメ金具等で固定し、その後、プロテクタ取付け用ベルト13後端部を甲プロテクタ12の後端部側ベルト孔に通すと共に第2ベルト用リング11gに通して、1本の甲プロテクタ取付用ベルト13で甲プロテクタ12を安全靴本体11に固定する。【選択図】図1

Description

本考案は、安全靴本体の甲部に甲プロテクタが設けられた甲プロテクタ付き安全靴に関する。
従来より、安全靴本体の甲部に甲プロテクタを設けた甲プロテクタ付き安全靴として、歩行時や作業時に甲プロテクタが暴れて歩行や作業の邪魔になるおそれが無いように甲プロテクタの先端部(爪先側)および後端部を安全靴表面に連結するものが提案されている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
特開2016−030053号公報 特開2012−217695号公報 実用新案登録第3003655号公報 特開平9−289902号公報
しかし、上述の特許文献1〜4に開示された甲プロテクタ付き安全靴では、甲プロテクタの先端部(爪先側)および後端部を安全靴表面に連結しているため、甲プロテクタの先端部(爪先側)のみ安全靴表面に連結する場合と比較して歩行時や作業時に甲プロテクタが暴れて歩行や作業の邪魔になるおそれは無いものの、甲プロテクタの先端部(爪先側)および後端部をそれぞれ別部材により安全靴表面に連結しているため、パーツ点数が増大し、製造コストが増大するという問題がある。
そこで、本考案はこのような問題点に鑑み提案されたもので、パーツ点数や製造コストを増大させず、かつ、歩行時や作業時に甲プロテクタが暴れて邪魔にならないよう安全靴本体に甲プロテクタを確実に固定することができる甲プロテクタ付き安全靴を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴は、安全靴本体の甲部に甲プロテクタが設けられた甲プロテクタ付き安全靴であって、前記甲プロテクタの先端部には先端部側ベルト孔が設けられている一方、前記甲プロテクタの後端部には後端部側ベルト孔が設けられ、前記安全靴本体の爪先部表面には第1ベルト用リングが設けられている一方、前記安全靴本体の甲上部表面には第2ベルト用リングが設けられており、前記甲プロテクタ取付け用ベルトを前記第1ベルト用リングに通すと共に前記甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部側を前記甲プロテクタの先端部側ベルト孔および後端部側ベルト孔に通し、さらに第2ベルト用リングに通すことによって前記安全靴本体の甲部に前記甲プロテクタが設けられることを特徴とする。
また、本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴では、前記甲プロテクタ取付け用ベルトを前記第1ベルト用リングに通すと共に前記甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部側を前記甲プロテクタの先端部側ベルト孔に通し、前記甲プロテクタ取付用ベルトの先端部側を折り返して前記甲プロテクタ取付用ベルトを重ね合せ、前記第1ベルト用リングおよび前記甲プロテクタの先端部側ベルト孔を越えた箇所で重ね合せた前記甲プロテクタ取付用ベルトを縫付けやカシメ金具等で固定されることも特徴とする。
また、本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴では、前記甲プロテクタ取付け用ベルトにおける前記第1ベルト用リングに通される先端部側には、表側および裏側の両面に雌型面ファスナーが設けられている一方、前記第2ベルト用リングに通される後端部側には、表側または裏側の一方の面に雄型面ファスナーが設けられており、前記甲プロテクタ取付け用ベルトを前記第1ベルト用リングに通すと共に前記甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部側である前記雄型面ファスナーを前記甲プロテクタの先端部側ベルト孔および後端部側ベルト孔に通し、前記第1ベルト用リングに通した前記甲プロテクタ取付け用ベルトの先端部側を折り返して先端部側の前記雌型面ファスナーを前記甲プロテクタの裏側の先端部側ベルト孔と後端部側ベルト孔との間で露出している前記雄型面ファスナーと接着し、さらに前記甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部側である前記雄型面ファスナーを前記第2ベルト用リングに通し、前記第2ベルト用リングに通した前記甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部側を折り返して後端部側の前記雄型面ファスナーを前記甲プロテクタの裏側で前記雌型面ファスナーに接着することによって前記安全靴本体の甲部に前記甲プロテクタが設けられることも特徴とする。
本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴では、安全靴本体に第1ベルト用リングと第2ベルト用リングを設け、甲プロテクタの先端部側ベルト孔と後端部側ベルト孔とに甲プロテクタ取付け用ベルトを挿入し、先端部側ベルト孔を通った甲プロテクタ取付け用ベルトの先端部は当該安全靴本体表面の第1ベルト用リングを通って固定する一方、後端部側ベルト孔を通った甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部は当該安全靴本体表面の第2ベルト用リングを通って固定する。
そのため、一本の甲プロテクタ取付け用ベルトでも甲プロテクタを安全靴本体の甲部に設けることが可能となり、パーツ点数や製造コストを増大させず、かつ、歩行時や作業時に甲プロテクタが暴れて邪魔にならないよう安全靴本体に甲プロテクタを固定することができる。
本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴の一例を示す斜視図である。 本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴を構成する安全靴本体の斜視図である。 本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴を構成する甲プロテクタの斜視図である。 (a)〜(c)それぞれ本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴を構成する甲プロテクタ取付け用ベルトの正面図、平面図、底面図である。 本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴を構成する安全靴本体の第1ベルト用リングに甲プロテクタ取付け用ベルトの先端部を通した状態を示す斜視図である。 図5に示すように第1ベルト用リングに先端部を通した状態の甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部を甲プロテクタのベルト孔に挿入した状態を示す図である。 図6に示すように甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部を甲プロテクタのベルト孔に挿入後、甲プロテクタ取付け用ベルト先端部の雌型面ファスナーを甲プロテクタ取付け用ベルト後端部の雄型面ファスナーに接着して甲プロテクタ取付け用ベルトに甲プロテクタを固定し、甲プロテクタ取付け用ベルトを縫い付け、甲プロテクタのベルト孔に甲プロテク取付け用ベルトを挿入した状態を示す図である。 図7に示すように甲プロテクタ取付け用ベルト先端部の雌型面ファスナーを甲プロテクタ取付け用ベルト後端部の雄型面ファスナーに接着して甲プロテクタ取付け用ベルトに甲プロテクタを固定した後、甲プロテクタ取付け用ベルト後端部を安全靴本体の第2ベルト用リングに通した状態を示す図である。 甲プロテクタを取り付けた本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴の甲プロテクタ裏側における甲プロテクタ取付け用ベルトの重なりや接着状態等を示す部分断面図である。
以下、本考案に係る甲プロテクタ付き安全靴の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、下記に説明する実施形態は本考案の一例であり、本考案は下記の実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
<実施の形態の甲プロテクタ付き安全靴1の構成>
本考案に係る実施の形態の甲プロテクタ付き安全靴1は、図1に示すように安全靴本体11の甲部分を主に保護するように甲プロテクタ12を設けたもので、安全靴本体11と、甲プロテクタ12と、甲プロテクタ取付け用ベルト13等から構成されている。
(安全靴本体11)
安全靴本体11は、図2に示すように、大きく分けると爪先部11aと、甲部11bと、底部11cと、胴部11d等を有し、周知の各種の製造方法により製造しており、内側には布製の内張りやクッション材等を設けると共に、作業者の爪先を保護するため爪先部11aに硬質合成樹脂やアルミ等の金属製の周知の先芯11eを設けている。
そして、安全靴本体11の甲部11bに甲プロテクタ12を設けるため、爪先部11aと、胴部11dの下部ないしは甲部11bの上部とに、それぞれ、第1ベルト用リング11fと、第2ベルト用リング11gとを設けている。
第1ベルト用リング11fおよび第2ベルト用リング11gは、共に、30mm程度の所定幅を有する甲プロテクタ取付け用ベルト13が円滑に通るように30mmより若干広い内幅を有する長方形状の角リング(角カン)で構成されている。
また、第1ベルト用リング11fおよび第2ベルト用リング11gは、その一辺を安全靴本体11の素材と同じゴム製等のリング取付けベルト11h,11iを折り返して第1ベルト用リング11fおよび第2ベルト用リング11gの一辺を挟むと共に、折り返したリング取付けベルト11h,11i基端部を上から安全靴本体11の素材と同じゴム製等の貼付け部材11j,11kを接着剤等で安全靴本体11表面に貼り付けて安全靴本体11表面に設ける。
(甲プロテクタ12)
甲プロテクタ12は、図1や図3に示すように安全靴本体11の甲部11bを保護するように甲部11bの形状に応じて湾曲した形状に形成されており、甲プロテクタ12の先端部である爪先部11a側には甲プロテクタ取付け用ベルト13が通る1つの先端部側ベルト孔12aが設けられている一方、甲プロテクタ12の後端部である胴部11d側には甲プロテクタ取付け用ベルト13が通る2つの後端部側ベルト孔12b,12cを設けている。
そして、2つの後端部側ベルト孔12b,12c間の間隔は甲プロテクタ取付け用ベルト13の幅よりも短く、例えば10mm前後とする一方、先端部側ベルト孔12aと後端部側ベルト孔12b間の間隔は甲プロテクタ取付け用ベルト13の幅よりも長く、例えば60mm程度確保している。
(甲プロテクタ取付け用ベルト13)
甲プロテクタ取付け用ベルト13は、強化ナイロン等により編み上げられ、伸縮性が小さく引張強度が大きい厚手のナイロン生地を使用して、例えば30mm程度の所定幅で、330mm〜400mm程度の長さのナイロンベルト本体13a等によって構成されており、甲プロテクタ12を第1ベルト用リング11fおよび第2ベルト用リング11gを利用して安全靴本体11に取り付けるために使用するものである。尚、甲プロテクタ取付け用ベルト13の幅や長さは、一例であり、靴のサイズ等によって変更されるものであり、当然にこの幅や長さに限定されるものではない。
そのため、第1ベルト用リング11fに通されるナイロンベルト本体13aの先端部側には、図4(a)〜(c)に示すように表側および裏側の両面に例えば70mm程度の長さを有する雌型面ファスナー13b,13cが設けられている一方、第2ベルト用リング11gに通されるナイロンベルト本体13aの後端部側には、表側または裏側の一方の面(図4(a)〜(c)では、表側に設けている。)に例えば180mm程度の長さを有する雄型面ファスナー13dを設けている。
尚、図4(b),(c)において、13eは後述するように甲プロテクタ取付け用ベルト13を第1ベルト用リング11fに通した後、折り返す折返し箇所を示し、13f,13fは後述するように甲プロテクタ取付け用ベルト13を第1ベルト用リング11fおよび甲プロテクタ12の先端部側ベルト孔12aに通し折り返した後、互いに縫付けたりカシメ金具等で固定する固定箇所を示している。
<安全靴本体11への甲プロテクタ12の取付け>
次に、以上のように構成された安全靴本体11への甲プロテクタ12の取付け方法の一例について説明する。
まず、甲プロテクタ付き安全靴1を構成する上述した図2に示すような構成の安全靴本体11の第1ベルト用リング11fに対し、図5に示すように甲プロテクタ取付け用ベルト13を通し、次いで図6に示すように甲プロテクタ取付け用ベルト13の後端部側である雄型面ファスナー13d側を甲プロテクタ12の先端部側ベルト孔12aに通す。尚、先に甲プロテクタ取付け用ベルト13を甲プロテクタ12の先端部側ベルト孔12aに通しておき、その後、甲プロテクタ取付け用ベルト13の先端部側となる雌型面ファスナー13b,13c側を第1ベルト用リング11fに通しても勿論良い。
次に、図7に示すように甲プロテクタ取付け用ベルト13の折返し箇所13e(図4(b),(c)参照。)で折り返して、第1ベルト用リング11fおよび甲プロテクタ12の先端部側ベルト孔12aを越えた甲プロテクタ取付用ベルト13先端部側の固定箇所13fと甲プロテクタ取付用ベルト13後端部側の固定箇所13fとで重ね合せ、2箇所の固定箇所13f,13f同士が外れないように例えば縫付けやカシメ金具等で固定する。
その後、図7に示すように甲プロテクタ12の後端部側ベルト孔12bにプロテクタ取付け用ベルト13の後端部を甲プロテクタ12の裏側から表側へ挿入し、後端部側ベルト孔12cにはプロテクタ取付け用ベルト13の後端部を甲プロテクタ12の表側から裏側へ挿入し、必要あれば甲プロテクタ12の先端部側ベルト孔12aと後端部側ベルト孔12bとの間や後端部側ベルト孔12bと後端部側ベルト孔12c間でプロテクタ取付け用ベルト13が弛まないようにプロテクタ取付け用ベルト13の後端部を引っ張る。
すると、図7に示すように甲プロテクタ取付け用ベルト13は折返し箇所13eにおいて第1ベルト用リング11fの一辺を挟むように折返した上で固定箇所13f,13f同士を縫付けやカシメ金具等で固定しており、しかも図4(a)等に示すように甲プロテクタ取付け用ベルト13先端の雌型面ファスナー13cの反対側には雌型面ファスナー13bが設けられ、雌型面ファスナー13bは雄型面ファスナー13dに対向するので、雌型面ファスナー13bを甲プロテクタ12裏側の先端部側ベルト孔12aと後端部側ベルト孔12bとの間で露出している甲プロテクタ取付け用ベルト13の雄型面ファスナー13dに接着する。
ただし、図7に示す状態は、甲プロテクタ12を甲プロテクタ取付け用ベルト13に対し確実に固定したものの、甲プロテクタ取付け用ベルト13先端部のみ安全靴本体11の爪先部11a表面の第1ベルト用リング11fにのみ連結した状態で、甲プロテクタ取付け用ベルト13後端部は第2ベルト用リング11gに連結していない。
そのため、続いて図8に示すように甲プロテクタ取付け用ベルト13後端部を安全靴本体11の胴部11dに設けた第2ベルト用リング11gに通し、甲プロテクタ取付け用ベルト13後端部の雄型面ファスナー13dを折り返して、図9に示すように甲プロテクタ12裏側に回した甲プロテクタ取付け用ベルト13の雄型面ファスナー13dを、甲プロテクタ12裏側で下方、すなわち安全靴本体11の甲部11b表面を向いている甲プロテクタ取付け用ベルト13後端部の雌型面ファスナー13cに接着させることによって、一本の甲プロテクタ取付け用ベルト13でも甲プロテクタ12を安全靴本体11の甲部11bに設けることができる。
すると、甲プロテクタ12の裏側、特にその裏側の先端部側ベルト孔12aと後端部側ベルト孔12b間では、図9から明らかなように、先端部側ベルト孔12aと後端部側ベルト孔12bとに通した甲プロテクタ取付け用ベルト13と、第1ベルト用リング11fで折り返した甲プロテクタ取付け用ベルト13と、第2ベルト用リング11gで折り返した甲プロテクタ取付け用ベルト13との三層構造となり、しかも甲プロテクタ取付け用ベルト13に設けた雌型面ファスナー13b,13cと雄型面ファスナー13dとによって剥離可能な状態で確実に接着することができると共に、雌型面ファスナー13b,13cおよび雄型面ファスナー13dによる接着部分は全て甲プロテクタ12裏側に隠れることになる。
尚、以上説明した安全靴本体11への甲プロテクタ12の取付け方法はあくまで一例であり、上述以外の取付け手順で甲プロテクタ12を甲プロテクタ取付け用ベルト13で安全靴本体11へ取付けるようにしても勿論良い。
<本考案に係る実施形態の甲プロテクタ付き安全靴1の主な効果>
以上説明したように本考案に係る実施形態の甲プロテクタ付き安全靴1では、甲プロテクタ12には先端部側ベルト孔12aおよび後端部側ベルト孔12b,12cを設ける一方、安全靴本体11には第1ベルト用リング11fおよび第2ベルト用リング11gを設け、安全靴本体11の第1ベルト用リング11fに甲プロテクタ取付け用ベルト13を通すと共に甲プロテクタ取付け用ベルト13後端部側を甲プロテクタ12の先端部側ベルト孔12aに通した後、甲プロテクタ取付用ベルト13の2つの固定箇所13f,13fを重ね合せて外れないように縫付けやカシメ金具等で固定し、その後、プロテクタ取付け用ベルト13後端部を甲プロテクタ12の後端部側ベルト孔12b,12cに通すと共に安全靴本体11の第2ベルト用リング11gに通して固定する。
そのため、一本の甲プロテクタ取付け用ベルト13でも甲プロテクタ12を安全靴本体11の甲部11bに設けることが可能となり、パーツ点数や製造コストを増大させず、かつ、歩行時や作業時に甲プロテクタが暴れて邪魔にならないよう安全靴本体11に甲プロテクタ12を確実に固定することができる。
特に、本考案に係る実施形態の甲プロテクタ付き安全靴1では、甲プロテクタ12の後端部側ベルト孔12b,12cは、先端部側ベルト孔12aに向かって2箇所形成されており、2つの後端部側ベルト孔12b,12c間の間隔は、先端部側ベルト孔12aと先端部側ベルト孔12aに近い後端部側ベルト孔12bとの間の間隔よりも小さくしている。
そのため、間隔が狭い後端部側ベルト孔12b,12cに甲プロテクタ取付け用ベルト13を通すことによって甲プロテクタ取付け用ベルト13から甲プロテクタ12、またはその反対に甲プロテクタ12から甲プロテクタ取付け用ベルト13をずれ難くすることができる。また、甲プロテクタ取付け用ベルト13の先端側に近い甲プロテクタ12の先端部側ベルト孔12aは、1つの孔なので、甲プロテクタ12を甲プロテクタ取付け用ベルト13の先端側に移動させ易くなり、甲プロテクタ12の取付けを容易に行うことができる。
また、間隔が広い先端部側ベルト孔12aと先端部側ベルト孔12aに近い後端部側ベルト孔12bとの間では、甲プロテクタ取付け用ベルト13が甲プロテクタ12の裏側を通るように甲プロテクタ取付け用ベルト13を通すことによって、甲プロテクタ12の表側にはプロテクタ取付け用ベルト13の露出面積が減少するので、甲プロテクタ取付け用ベルト13が他の物に当たって傷付いたり切断すること等を防止できる。
また、本考案に係る実施形態の甲プロテクタ付き安全靴1では、第1ベルト用リング11fに通される甲プロテクタ取付け用ベルト13の先端部側には、表側および裏側の両面に雌型面ファスナー13b,13cを設ける一方、第2ベルト用リング11gに通される後端部側には、表側または裏側の一方の面に雄型面ファスナー13dを設けており、甲プロテクタ取付け用ベルト13を第1ベルト用リング11fに通すと共に甲プロテクタ取付け用ベルト13後端部側である雄型面ファスナー13d側を甲プロテクタ12の先端部側ベルト孔12aに通した後、甲プロテクタ取付用ベルト13の2つの固定箇所13f,13fを重ね合せて外れないように縫付けやカシメ金具等で固定し、その後、プロテクタ取付け用ベルト13後端部側である雄型面ファスナー13d側を甲プロテクタ12の後端部側ベルト孔12b,12cに通すと共に安全靴本体11の第2ベルト用リング11gに通した後、雄型面ファスナー13dを折り返して甲プロテクタ12の裏側で雌型面ファスナー13cに接着させることによって甲プロテクタ12を安全靴本体11の甲部11bに設ける。
そのため、一本の甲プロテクタ取付け用ベルト13でも甲プロテクタ12を安全靴本体11の甲部11bに容易かつ確実に取り付けることができると共に、甲プロテクタ取付け用ベルト13の先端部側および後端部側に設けた雌型面ファスナー13b,13cおよび雄型面ファスナー13dに設けた面ファスナーによる固定なので、時間の経過等によって甲プロテクタ取付け用ベルト13が緩み、甲プロテクタ12が安全靴本体11の甲部11bからズレ易くなった場合には、甲プロテクタ取付け用ベルト13の雌型面ファスナー13b,13cおよび雄型面ファスナー13d同士の接着をいったん剥がし、再度、甲プロテクタ取付け用ベルト13の雌型面ファスナー13b,13cおよび雄型面ファスナー13d同士を接着させることが容易であり、甲プロテクタ12のズレ等を簡単に修正することができ、使用勝手を向上させることができる。
また、甲プロテクタ取付け用ベルト13によって甲プロテクタ12を安全靴本体11の甲部11bに取り付けた際、甲プロテクタ取付け用ベルト13同士の連結部分である雌型面ファスナー13b,13cおよび雄型面ファスナー13dは全て甲プロテクタ12の裏側にまわり甲プロテクタ12によって隠れ、安全靴本体11の表面側に現れないので、歩行時や作業時に甲プロテクタ取付け用ベルト13同士の連結部分が引っ掛ったりして連結部分が剥がれることを防止できると共に、甲プロテクタ取付け用ベルト13同士の連結部分が安全靴本体11の甲部11b表側と甲プロテクタ12の裏側との間に位置するので歩行時や作業時に安全靴本体11の甲部11b表側や甲プロテクタ12裏側に適宜当接したり挟まれること等によって、甲プロテクタ取付け用ベルト13同士の連結部分がより剥がれ難くなり、この点でも安全靴本体11に甲プロテクタ12をより確実に固定することができる。
尚、上記実施形態の説明では、安全靴本体11は、図2に示すように爪先部11aや甲部11b、底部11c以外に胴部11dを有する安全長靴で説明したが、本考案ではこれに限らず、胴部11dを有さない短靴等の安全靴本体11にも適用可能である。
また、上記実施形態の説明では、甲プロテクタ取付け用ベルト13同士の連結に雌型面ファスナー13b,13cおよび雄型面ファスナー13dを用いて説明したが、本考案では面ファスナーに限らず、ホック(図示せず。)等を使用して連結するように構成しても良いし、縫付けによって甲プロテクタ取付け用ベルト13同士を連結するようにしても良い。
また、上記実施形態の説明では、甲プロテクタ取付け用ベルト13を第1ベルト用リング11fに連結する際、甲プロテクタ取付け用ベルト13を第1ベルト用リング11fおよび甲プロテクタ12の先端部側ベルト孔12aに通した後、固定箇所13f,13fで縫付けたりカシメ金具等で固定して甲プロテクタ12が安全靴本体11や甲プロテクタ取付け用ベルト13から脱落しないように説明したが、本考案ではこれに限らず、例えば、甲プロテクタ12を安全靴本体11や甲プロテクタ取付け用ベルト13から取り外すことが出来るよう固定箇所13f,13fで縫付けたりカシメ金具等で固定せずにホック(図示せず。)等で取り外し可能に構成しても良いし、さらには甲プロテクタ取付け用ベルト13に甲プロテクタ12を通す前に、甲プロテクタ取付け用ベルト13を第1ベルト用リング11fに通した後、直ぐに甲プロテクタ取付け用ベルト13同士を縫い付けたりカシメ金具等で固定して第1ベルト用リング11fから甲プロテクタ取付け用ベルト13を脱落しないように構成しても良い。甲プロテクタ取付け用ベルト13を第1ベルト用リング11fに対しホック(図示せず。)等で取り外し可能に連結した場合、ユーザは安全靴本体11から甲プロテクタ12および甲プロテクタ取付け用ベルト13を取り外すことも可能となり、甲プロテクタ取付け用ベルト13を第1ベルト用リング11fに通した後、直ぐに甲プロテクタ取付け用ベルト13同士を縫付けたりカシメ金具等で固定した場合、ユーザは安全靴本体11から甲プロテクタ取付け用ベルト13を取り外すことができないものの、甲プロテクタ12は取り外して交換等を行うことが出来る。
1 甲プロテクタ付き安全靴
11 安全靴本体
11a 爪先部
11b 甲部
11c 底部
11d 胴部
11e 先芯
11f 第1ベルト用リング
11g 第2ベルト用リング
11h,11i リング取付けベルト
11j,11k 貼付け部材
12 甲プロテクタ
12a 先端部側ベルト孔
12b,12c 後端部側ベルト孔
13 甲プロテクタ取付け用ベルト
13a ナイロンベルト本体
13b,13c 雌型面ファスナー
13d 雄型面ファスナー
13e 折返し箇所
13f,13f 固定箇所

Claims (3)

  1. 安全靴本体の甲部に甲プロテクタが設けられた甲プロテクタ付き安全靴であって、
    前記甲プロテクタの先端部には先端部側ベルト孔が設けられている一方、前記甲プロテクタの後端部には後端部側ベルト孔が設けられ、
    前記安全靴本体の爪先部表面には第1ベルト用リングが設けられている一方、前記安全靴本体の甲上部表面には第2ベルト用リングが設けられており、
    前記甲プロテクタ取付け用ベルトを前記第1ベルト用リングに通すと共に前記甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部側を前記甲プロテクタの先端部側ベルト孔および後端部側ベルト孔に通し、さらに第2ベルト用リングに通すことによって前記安全靴本体の甲部に前記甲プロテクタが設けられることを特徴とする甲プロテクタ付き安全靴。
  2. 請求項1記載の甲プロテクタ付き安全靴において、
    前記甲プロテクタ取付け用ベルトを前記第1ベルト用リングに通すと共に前記甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部側を前記甲プロテクタの先端部側ベルト孔に通し、前記甲プロテクタ取付用ベルトの先端部側を折り返して前記甲プロテクタ取付用ベルトを重ね合せ、前記第1ベルト用リングおよび前記甲プロテクタの先端部側ベルト孔を越えた箇所で重ね合せた前記甲プロテクタ取付用ベルトを縫付けやカシメ金具等で固定されることを特徴とする甲プロテクタ付き安全靴。
  3. 請求項1または請求項2記載の甲プロテクタ付き安全靴において、
    前記甲プロテクタ取付け用ベルトにおける前記第1ベルト用リングに通される先端部側には、表側および裏側の両面に雌型面ファスナーが設けられている一方、前記第2ベルト用リングに通される後端部側には、表側または裏側の一方の面に雄型面ファスナーが設けられており、
    前記甲プロテクタ取付け用ベルトを前記第1ベルト用リングに通すと共に前記甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部側である前記雄型面ファスナーを前記甲プロテクタの先端部側ベルト孔および後端部側ベルト孔に通し、前記第1ベルト用リングに通した前記甲プロテクタ取付け用ベルトの先端部側を折り返して先端部側の前記雌型面ファスナーを前記甲プロテクタの裏側の先端部側ベルト孔と後端部側ベルト孔との間で露出している前記雄型面ファスナーと接着し、さらに前記甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部側である前記雄型面ファスナーを前記第2ベルト用リングに通し、前記第2ベルト用リングに通した前記甲プロテクタ取付け用ベルトの後端部側を折り返して後端部側の前記雄型面ファスナーを前記甲プロテクタの裏側で前記雌型面ファスナーに接着することによって前記安全靴本体の甲部に前記甲プロテクタが設けられることを特徴とする甲プロテクタ付き安全靴。
JP2018004440U 2018-11-15 2018-11-15 甲プロテクタ付き安全靴 Active JP3219923U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004440U JP3219923U (ja) 2018-11-15 2018-11-15 甲プロテクタ付き安全靴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004440U JP3219923U (ja) 2018-11-15 2018-11-15 甲プロテクタ付き安全靴

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3219923U true JP3219923U (ja) 2019-01-31

Family

ID=65228862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018004440U Active JP3219923U (ja) 2018-11-15 2018-11-15 甲プロテクタ付き安全靴

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3219923U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8141560B2 (en) Apparatus for fixing a wig and method for fixing a wig using the apparatus
US4577418A (en) Shoe protector
JP3219923U (ja) 甲プロテクタ付き安全靴
US20080110004A1 (en) Shoelace holder
JP3133810U (ja) ペット用靴
US20220192318A1 (en) Moisture-permeable waterproof shoe
JP3185385U (ja) セパレート式着物の上衣、及びセパレート式着物
US11533963B2 (en) Strap for backless footwear
JP2001299411A (ja) 作業靴
JP4607491B2 (ja) 衣服
JP3064578U (ja) 変速ペダル靴用保護具
JP2001149113A (ja) 作業靴
US2666926A (en) Buckle and like mounting
JP4383183B2 (ja) 着脱容易な靴
JP7264680B2 (ja) シフトパッド
JP6517769B2 (ja) 前開き衣服の左前身頃帯状覆い体の取付方法及び前開き衣服の右前身頃帯状覆い体の取付方法
JP2003180406A (ja)
CN216165559U (zh) 具有拉耳鞋口的舒适鞋
JP3220527U (ja) 容易に着用できる浴衣帯
JP6831156B1 (ja) 装飾品取付具
JPH0910001A (ja) 長靴に着脱可能な脚カバー及び長靴と脚カバーからなる履物
JP6085663B1 (ja) 衣類
JP3886448B2 (ja) 運動靴用爪先保護カバーの取付け方法
TW201208924A (en) Removable protection for a support structure for the human body
JP3112784U (ja) スーツケース等鞄用胴締ベルト

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3219923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250