JP3219574U - スリッパ - Google Patents

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齋藤摂次
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株式会社ホンシュ
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Abstract

【課題】筋力が低下した利用者が使用できるスリッパを提供する。
【解決手段】先端に半円部22を有する底部20と、この底部20に取付けられ足の甲を覆う甲部とからなるスリッパ10において、底部20の下面は、滑り難い材料からなる表底21で構成され、半円部22に、表底21より滑りやすい材料からなるピース25が取付けられている。
【効果】底部の爪先部に滑りやすいピースが取付けられている。上体が前に出るが、足が上がらない場合、爪先部に対して踵部が上がり、爪先部に取付けたピースが床に接し、その他の表底は床から離れる。ピースは滑りやすいため、スリッパは前に滑る。結果、前のめることが回避される。
【選択図】図2

Description

本考案は、室内で履くスリッパに関する。
我国では、玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替え、このスリッパで居室内を歩行するという習慣がある。
洋室の床は、フローリング(木質床材)貼りとされる。畳に比較してフローリングは平滑で滑りやすいため、スリッパに滑り止めを施すことが提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されるスリッパは、底部がフェルトで構成される。フェルトはクッション性に富むが、床に対して滑りやすいという欠点を有する。対策として、底部の爪先部に円形の滑り止め生地を付設し、底部の踵部に円形の滑り止め生地を付設する。
特許文献1に開示されるスリッパには、滑り対策が講じられているという利点を有するものの、次に述べる問題点を有する。
人は歩行の際に、左右一方の足を前に振り上げて下ろす。加齢などで筋力が低下すると、上げたつもりの爪先が、床から殆ど上がっていないことが起こりうる。このときの様子を図8に基づいて説明する。
図8(a)に示すように、右足101を残して、左足102を上げたつもりで前に出す。
図8(b)に示すように、左足102を上げたつもりであるため、上体103が前にでる。このときに、スリッパ104は滑り対策が講じられているため、左足102は残ったままとなる。結果、前のめりになる。
また、特許文献1に開示されるスリッパは、次に述べる問題点をも有する。
履き物には、男ものと女ものに2種がある。男ものにはSサイズ、Mサイズ、Lサイズがあり、女ものにもSサイズ、Mサイズ、Lサイズがある。
図9(特許文献1第2図を引用した図)に、従来の「男ものLサイズ」のスリッパ105の底部106を示す。底部106はフェルト107で全体的に構成され、爪先部に円形の滑り止め生地108が嵌め込まれ、踵部に滑り止め生地108一回り小さい円形の滑り止め生地109が嵌め込まれている。
家人が多い場合で、急いでいるときに、足のサイズが小さな、子供や女子がスリッパ105を借用することがある。想像線で示す足裏111のサイズは、例えば「女もののSサイズ」である。
図9に想像線で示すように、小サイズの足裏111が底部106に載せられる。足裏111が小さいため、踵112が踵部の滑り止め生地109から外れる。すると、滑り止め生地108と滑り止め生地109との間のフェルト107が、図面表裏方向に撓み、床に当たる。フェルト107は摩擦係数が小さいため、底部106が床に対して滑りやすくなる。
このように、特許文献1のスリッパは、スリッパのサイズと利用者の足のサイズがアンマッチのときには、使用に適していない。
すなわち、家人が複数の場合(特に大家族の場合)、急用で手近のスリッパを借用することがあり、このようなときに、特許文献1のスリッパは適当ではなく、利便性に欠ける。
スリッパに利便性が強く求められる中、筋力が低下した利用者が使用でき、且つ足のサイズが異なっても使用できるスリッパが望まれる。
特開平1−291801号公報
本考案は、筋力が低下した利用者が使用でき、且つ足のサイズが異なっても使用できるスリッパを提供することを課題とする。
請求項1に係る考案は、先端に半円部を有する底部と、この底部に取付けられ足の甲を覆う甲部とからなるスリッパにおいて、
前記底部の下面は、床に対して滑り難い材料からなる表底で構成され、
前記半円部に、前記表底に被せるようにして前記表底より滑りやすい材料からなるピースが取付けられていることを特徴とする。
請求項2に係る考案は、請求項1記載のスリッパであって、
前記ピースは、前記表底に、ミシン糸で取付けられていることを特徴とする。
請求項3に係る考案は、請求項1又は請求項2記載のスリッパであって、
前記ピースは、前記半円部より一回り小さな半円片であることを特徴とする。
請求項4に係る考案は、請求項1〜3のいずれか1項記載のスリッパであって、
前記表底に、前記床との摩擦係数を高める網模様が形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る考案は、請求項4記載のスリッパであって、
前記表底に、前記網模様より深く且つ前記網模様の網目寸法より縦寸法及び横寸法が大きな凹部が、前記網模様に加えて多数個形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る考案は、請求項1〜5のいずれか1項記載のスリッパであって、
前記底部の上面の後端に、前記足の踵を囲うヒールバックが付設されていることを特徴とする。
請求項1に係る考案では、底部の下面は、全体的に、床に対して滑り難い材料からなる表底で構成されているため、大きなサイズのスリッパに小さな足を載せても、十分な滑り止め作用が得られる。
また、底部の爪先部に滑りやすいピースが取付けられている。上体が前に出るが、足が上がらない場合、爪先部に対して踵部が上がり、爪先部に取付けたピースが床に接し、その他の表底は床から離れる。ピースは滑りやすいため、スリッパは前に滑る。結果、前のめることが回避される。
よって、請求項1によれば、筋力が低下した利用者が使用でき、且つ足のサイズが異なっても使用できるスリッパが提供される。
請求項2に係る考案ではピースは、表底に、ミシン糸で取付けられている。
ピースは接着剤で表底に貼ってもよいが、強い外力を受けると剥がれる。この点、ミシン糸は、弾性変形するため、強い外力に耐久性を有し、ピースの剥がれを防止する。
請求項3に係る考案では、ピースは、半円部より一回り小さな半円片であることを特徴とする。
ピースは、半円部と同寸法でもよいが、同寸法であると、ピースの縁が横から見えることがあり、見栄えの点で好ましくない。
この点、ピースが半円部より一回り小さければ、ピースの縁が横から見える心配はなく、見栄えがよくなる。
請求項4に係る考案では、表底に、網模様が形成されているため、床に対する滑り止め性を高めることができる。
請求項5に係る考案では、表底に、深い凹部が、網模様に加えて多数個形成されているので、網模様が摩滅した場合でも多数の凹部で滑り止めを図ることができる。
請求項6に係る考案では、底部の上面の後端に、足の踵を囲うヒールバックが付設されている。ヒールバックにより、足の踵が底部から離れ難くなる。上体が前に出たときに、表底は確実に床から離れる。結果、滑るやすいピースだけが床に接するようになり、ピースが滑ってスリッパが確実に前にでる。
本考案に係るスリッパの側面図である。 図1の2矢視図(底面図)である。 図2の要部拡大図及び断面図である。 スリッパの作用説明図である。 ヒールバック付きスリッパの側面図である。 図5の6矢視図(底面図)である。である。 ヒールバック付きスリッパの作用図である。 従来のスリッパの問題点を説明する図である。 従来のスリッパの問題点を説明する図である。
本考案の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1に示すように、スリッパ10は、床11に接する底部20と、この底部20に取付けられた甲部30とからなる室内履きである。
底部20の下面に位置する表底21は、ゴムもしくはEVA(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)又はこれに類する材料で構成される。
すなわち、表底21は、床11に対して滑り難い材料で構成される。
表底21の詳しい構造を、図2に基づいて説明する。
図2に示すように、底部20は、先端に半円部22を有する。半円は、略半円、ほぼ半円を含み、通常のスリッパの爪先部の形状であればよい。
表底21は、滑り難い材料で構成されている上に、表底21に、細かい目の網模様23が全面的に形成され、加えて、例えばABCDEのような英文字状の凹部24が形成されている。
さらに加えて、網模様23及び凹部24を覆うようにして、半円部22にピース25がミシン糸26で取付けられている。
ピース25は、表底21より滑りやすい材料からなる。滑りやすい材料として、樹脂皮(例えば塩化ビニル)、樹脂糸の織布、人工皮革が採用できる。ピース25の厚さは、0.1〜1.0mmであればよい。
好ましくは、ピース25は、半円部22より一回り小さな半円片27とする。小さくすると、スリッパ10を上から見たときに、ピース25が見えなくなり、スリッパ10の外観性が向上する。
ピース25は、半円部22へ接着剤で貼ってもよいが、強い外力を受けると剥がれる。この点、ミシン糸26は、伸縮性に富み、弾性変形するため、強い外力に耐久性を有し、ピース25が剥がれ難くなる。
また、ピース25は、見えにくい場所に取付けられている。
ピース25を半円部22へ接着剤のみで貼った場合で、且つ、接着剤が劣化してピース25が剥がれた場合、不具合の発見が遅れる。
ミシン糸26であれば、糸が部分的に切れても、暫くはピース25の脱落は起こらない。よって、接着よりはミシン糸26の方が好ましい。
接着剤とミシン糸26を併用することは、差し支えない。
図2の3a部を図3(a)で示し、図2の3c部を図3(c)で示す。
図3(a)に示すように、網模様23は、方形格子網である。網は、菱形網、亀甲網であってもよい。なお、網目寸法は、1mm程度が好ましい。
図3(a)のb−b線断面図である図3(b)に示すように、網模様23の深さd1は、0.1〜0.3mmの範囲が好ましい。
図3(c)に示すように、英文字状の凹部24の深さd2は、深さd1より深くする。深さd2は0.5〜1.0mmの範囲が好ましい。
長期間の使用によって、表底21が摩耗し、網模様23が消えても、凹部24が残るため、床11に対する滑り難さは維持される。
なお、英文字状の凹部24の縦寸法及び横寸法は、網模様23の網目寸法より大きくする。大きくすることにより、凹部24の溝幅を大きくすることができる。凹部24の溝幅は、1〜3mmが好適である。溝幅を大きくすることにより、グリップ性能を高めることができる。
網模様23の網目寸法が1mmであれば、凹部24の縦寸法及び横寸法は5〜10mmとする。
図2において、表底21は、床11に対して滑り難い材料で構成されるため、網模様23や凹部24がなくても、十分な摩擦性能を発揮するため、網模様23や凹部24は必須ではない。
しかし、網模様23を加えることにより、摩擦性能を高めることができる。その上に、凹部24を加えることにより、摩耗後の摩擦性能を維持することができる。
図4(a)に示すように、人の歩行動作に伴って、スリッパ10は、踵部12が床11から上がる。結果、スリッパ10の先端、すなわち爪先部13が床11に接する。
本考案では、爪先部13に、比較的滑りやすいピース25が取付けられているため、このピース25が床11に当たる。ピース25により、スリッパ10は水平方向に移動しやすくなる。
図4(b)に示すように、右足15を残し、左足16が上げられる。筋力の低下などにより、左足16が殆ど上がらず、踵部12は上がるが、爪先部13は床11に着いたままとなる。
左足16を上げたつもりであるため、上体17が前にでる。このときに、スリッパ10は、図4(a)に示すピース25が床11上を滑る。
図4(c)に示すように、左足16が前進する。結果、前のめりになることが防止される。
なお、図2に示すように、ピース25は、滑り難い表底21で囲まれている。ピース25が床11に当たったときに、ピース25の厚さだけ、周囲の表底21が床11から浮くため、ピース25が床11に当たっても、このピース25の周囲の表底21は、床11に当たらない。ピース25が半円部22より一回り小さいにも拘わらず、滑り性能が維持される。
次に、本考案に係る変更例を、説明する。
図5に示すように、スリッパ10Bは、底部20と、甲部30と、ヒールバック32とからなる。
図6に示すように、底部20は先端に半円部22を有し、この半円部22にピース25がミシン糸26で取付けられている。表底21に、網模様23及び凹部24が形成されている。
図7(a)に、ヒールバックが無いスリッパ10を示す。ヒールバックがないため、足の踵が上がるときに、スリッパ10の踵部12が床11から、あまり上がらないことがある。上がらないと、爪先部13が、十分に床11に当たらない。
対して、ヒールバック32が付いていると、図7(b)に示すように、足の踵が上がるときに、スリッパ10Bの踵部12が床11から十分に上がり、爪先部13が十分に床11に当たる。
よって、本考案は、ヒールバック32が付いてスリッパ10Bにより適している。勿論、本考案を、ヒールバックが無いスリッパ10に適用することは差し支えないが、
尚、実施例ではスリッパ10、10Bの表底21に、英文字状の凹部24を付したが、この凹部24は、アラビヤ数字、その他の絵文字でも差し支えない。
ただし、英文字であれば、製造者の名称、製造者が登録している標章を表すことができる。英文字とアラビア数字を組み合わせることで、スリッパ10、10Bの品番やモデル名称を付すことができる。
本考案は、室内で履くスリッパに好適である。
10…スリッパ、10B…ヒールバック付きスリッパ、11…床、20…底部、21…表底、22…半円部、23…網模様、24…凹部、25…ピース、26…ミシン糸、27…半円片、30…甲部、32…ヒールバック、d1…網模様の深さ、d2…凹部の深さ。

Claims (6)

  1. 先端に半円部を有する底部と、この底部に取付けられ足の甲を覆う甲部とからなるスリッパにおいて、
    前記底部の下面は、床に対して滑り難い材料からなる表底で構成され、
    前記半円部に、前記表底に被せるようにして前記表底より滑りやすい材料からなるピースが取付けられていることを特徴とするスリッパ。
  2. 請求項1記載のスリッパであって、
    前記ピースは、前記表底に、ミシン糸で取付けられていることを特徴とするスリッパ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のスリッパであって、
    前記ピースは、前記半円部より一回り小さな半円片であることを特徴とするスリッパ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のスリッパであって、
    前記表底に、前記床との摩擦係数を高める網模様が形成されていることを特徴とするスリッパ。
  5. 請求項4記載のスリッパであって、
    前記表底に、前記網模様より深く且つ前記網模様の網目寸法より縦寸法及び横寸法が大きな凹部が、前記網模様に加えて多数個形成されていることを特徴とするスリッパ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載のスリッパであって、
    前記底部の上面の後端に、前記足の踵を囲うヒールバックが付設されていることを特徴とするスリッパ。
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