JP3178282U - 靴及び中敷 - Google Patents

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智崇 加藤
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Abstract

【課題】外反母趾や内反小趾の人が長時間履いても痛くなりにくいとともに、多少の雨が降った後に外を歩いても靴の中が濡れたりしない靴及びその中敷を提供する。
【解決手段】甲革4が天然皮革又は合成皮革からなる靴において、甲革4の足の親指の付け根が当る部分と小指の付け根が当る部分とを、所定の範囲にわたり切除し、その切除した部分に伸縮自在な弾性素材4a,4bを張り付け、該弾性素材4a,4bの外部を、所定の防水性を有する被覆材で弾性素材4a,4bの伸縮機能を阻害せずに覆う。
【選択図】図2

Description

この考案は、外反母趾や内反小趾の人が長時間履いても足が痛くなりにくい靴及び中敷の構造に関するものである。
甲革が硬い天然皮革や合成皮革からなる靴を履き続けると外反母趾や内反小趾となり易いという問題があった。特に、ヒールが高くて甲部分の幅が狭いハイヒールやパンプスなどの婦人用の靴を履く人において、これらの問題が顕著であった。また、外反母趾や内反小趾になると、変形した足の親指の付け根や小指の付け根が歩く度に甲革に押し付けられて激しい痛みが伴い、歩行が困難になる人もいた。そのため、外反母趾や内反小趾の人が長時間履いても痛くなりにくい靴の開発が望まれていた。
従来、このような外反母趾等の苦痛を緩和することができる靴として、足の親指の付け根部が当接する箇所又は小指の先端部外側が当接する箇所のいずれか一方に弾性素材を設け、この弾性素材を、上下方向に伸縮可能とし、前後方向に伸縮困難とした靴が知られている(特許文献1の請求項1及び明細書の段落0008〜0010、図1、図2等参照)。
しかし、特許文献1に記載された靴は、外反母趾になって、外方に湾曲状に変形し突出しても、弾性素材の変形によって吸収し、その苦痛を緩和するという作用効果が期待されるものの、天然皮革や合成皮革からなる甲革の他の部位と相違する弾性素材が外部に露出しているものであり、見栄えが悪いうえ、雨の日等に履いたとき弾性素材に雨が掛かったり、毛細管現象等により路面の水溜り等から水を吸い上げてしまったりして、靴の中が濡れてしまうという問題があり、外履き用の靴としては好ましくないものであった。
特開平7−31503号公報
そこでこの考案は、前記のような従来の問題を解決して、外反母趾や内反小趾の人が長時間履いても痛くなりにくいとともに、多少の雨が降った後に外を歩いても靴の中が濡れたりしない靴及びその中敷を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、甲革が天然皮革又は合成皮革からなる靴において、前記甲革は、足の親指の付け根が当る部分と小指の付け根が当る部分とが所定の範囲にわたり切除され、その切除された部分に伸縮自在な弾性素材が張り付けられ、該弾性素材は、その伸縮機能を阻害されずに所定の防水性を有する被覆材で外部が覆われていることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の靴において、前記被覆材は、足の甲の上方中央付近に結び目が形成されているとともに、その両基端部が靴底に止め付けられている。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の靴において、前記被覆材は、羊革からなる。
請求項4に記載の考案は、請求項1ないし3のいずれかに記載の靴において、足が前方へ滑らないように表面に滑り止め手段が設けられた中敷が挿入されている。
請求項5に記載の考案は、請求項1ないし3のいずれかに記載の靴に挿入される中敷であって、足が前方へ滑らないよう表面に滑り止め手段が設けられていることを特徴とする。
この考案は、前記のようであって、請求項1に記載の考案は、甲革が天然皮革又は合成皮革からなる靴において、前記甲革は、足の親指の付け根が当る部分と小指の付け根が当る部分とが所定の範囲にわたり切除され、その切除された部分に伸縮自在な弾性素材が張り付けられ、該弾性素材は、その伸縮機能を阻害されずに所定の防水性を有する被覆材で外部が覆われているので、外反母趾や内反小趾の人が長時間履いていても、足の親指の付け根と小指の付け根には、伸縮自在な弾性素材が当たるため、痛くなりにくいとともに、その弾性素材が所定の防水性を有する被覆材で外部が覆われているため、多少の雨が降った後に外を歩いても靴の中が濡れたりすることがない。また、外部からは、普通の靴と何ら変わらないため、他人に外反母趾や内反小趾であることを悟られるおそれが少なくなる。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の靴において、前記被覆材は、足の甲の上方中央付近に結び目が形成されているとともに、その両基端部が靴底に止め付けられているので、前記作用効果に加え、被覆材により靴のデザイン性を向上させて被覆材で弾性素材を覆っていることの違和感を無くすことができる。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の靴において、前記被覆材は、羊革からなるので、前記作用効果に加え、見た目が甲革とかわらず伸縮性のある羊革から被覆材を構成しているため、弾性素材の伸縮性を阻害することなく、被覆材があまり目立たず、弾性素材を覆っている違和感がなくなる。
請求項4に記載の考案は、請求項1ないし3のいずれかに記載の靴において、足が前方へ滑らないように表面に滑り止め手段が設けられた中敷が挿入されているので、前記作用効果に加え、中敷の滑り止め手段により足が前方へ滑ることを阻止することができるため、足の親指や小指の付け根が甲革に強く押し付けられることがなく、外反母趾等が悪化することを防ぐことができるとともに、外反母趾や内反小趾の人が長時間履いていてもさらに痛くなりにくい。
請求項5に記載の考案は、請求項1ないし3のいずれかに記載の靴に挿入される中敷であって、足が前方へ滑らないよう表面に滑り止め手段が設けられているので、該滑り止め手段により足が前方へ滑ることを阻止することができ、足の親指や小指の付け根が甲革に強く押し付けられることがなく、外反母趾等が悪化するのを防ぐことができるとともに、外反母趾や内反小趾の人が長時間履いていてもさらに痛くなりにくい。
この考案の一実施の形態に係る左足用の靴を示す斜視図である。 同上の右足用の靴の伸縮素材と趾との位置関係を、甲革を透かした状態で示す平面図である。 図1の靴を、リボンを剥がした状態で一側から見た斜視図である。 同上の他側から見た斜視図である。 この考案の一実施の形態に係る中敷を示す平面図であり、(a)は表面図、(b)は裏面図である。
この考案の一実施の形態を、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜4を用いて、一実施の形態に係る靴について説明する。図1において1は靴であり、この靴1はソール(アウトソール)である靴底2と、ヒールである踵3と、足の甲部分を覆うアッパーである甲革4などから構成された女性用のパンプスである。また、この靴1には、インソールである後述の中敷5が挿入されている。
靴底2は、主にラテックス(エマルション系樹脂)をベースにした熱可塑性樹脂(TR:Thermo Rubber)からなり、靴全体を支える機能を有している。また、この靴底2の裏面の前方には、滑り止めのパターンが形成されており、このパターンで歩行時のグリップ性を確保している。
踵3は、この靴底2の下の後側に、そこから下方へ向け突設されており、靴の高さを確保する機能を有している。また、この踵3の先端には、滑り止めとして熱可塑性ゴム(TPR:Thermo Plastic Rubber)からなるゴム底もしくは熱可塑性ポリウレタン(TPU:Thermo Plastic Polyurethane)底3aが貼着されている。
甲革4は、足全体を覆う機能を有しており、一般的なパンプスと同様に、他の素材と比べて硬い牛革からなり、甲部分の幅が狭い形状となっている。このため、従来は、この部分の硬さと、形状により、外反母趾や内反小趾を発症する人が多く、ヒールの高さにより足の親指の付け根や小指の付け根が甲革4に押し付けられるため、痛みの原因となっていた。
このため、甲革4は、図2〜4に示すように、本体部分となる硬い牛革のうち、足の親指の付け根が当る部分と小指の付け根が当る部分とが所定の範囲にわたり切除され、その切除された部分に弾性素材4a,4bが張り付けられている。ここで、所定の範囲とは、足の親指の付け根や小指の付け根が甲革4と接触する範囲より弾性素材の取り付け代を含んで少し広い範囲をいい、靴の強度上、甲革4の上端、下端が切り離されない範囲が好ましい。また、これらの弾性素材4a,4bは、重量比率でポリアミド繊維(ナイロン繊維)91%、ポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)9%からなるストレッチ素材であり、上下左右の全方向に伸縮可能となっている。このため、足の親指の付け根と小指の付け根が当たる部分が柔らかく全方向に伸縮自在であり、外反母趾や内反小趾の人が長時間履いても痛くなりにくくなっている。
また、これらの弾性素材4a,4bは、甲革4の本体部分である牛革と同等の防水性を有する帯状の一対の被覆材4c,4dで覆われている。このため、靴1に多少の雨が掛かっても、弾性素材4a,4bに滲み込まず、靴の中が濡れないようになっている。
さらに、これらの被覆材4c,4dは、牛革より柔らかくて伸縮性のある羊革(シープスキン)からなり、弾性素材4a,4bとは別材として多少の遊びを持って靴底2に止め付けられているため、被覆材4c,4dが弾性素材4a,4bの伸縮性を阻害することがない。
それに加え、これら一対の被覆材4c,4dは、足の甲の上方(即ち、先芯の上方)となる位置で互いに結ばれて結び目4eが形成され、その両端が靴底2に止め付けられている。このため、この結び目4eにより被覆材4c,4dはリボン状の装飾体を形成し、靴のデザイン性を向上させて弾性素材4a,4bがあることの違和感を無くすことができ、外見上、普通の靴と何ら変わらないため、他人に外反母趾や内反小趾であることを悟られるおそれが少なくなる。
前記のように被覆材4c,4dは、結び目4eが甲部分の中央に位置するようにその両端が靴底2に止め付けられ、帯状の一枚ものから構成しているが、そのほかに結び目4eがなく、弾性素材4a,4bのそれぞれを覆うような二枚もの、等としてもよく、各種の変形例が可能である。
次に、図5を用いて、一実施の形態に係る中敷について説明する。
図5に示すように、中敷5は、主にポリウレタン(PU)からなる足型をした中敷(インソール)であり、踵部分5aには、歩行時の踵3の突き上げを緩和するため、高反発のラテックス材(エマルション系合成樹脂)が貼着されている。
また、この中敷5の表面(即ち、足と接触する上面)には、足が前方へ滑ることを阻止する滑り止め手段として、摩擦抵抗が高く、消臭、防臭、抗菌、防カビ機能を兼ね備えた合成皮革(VKOD−S)5bが取り付けられている。この合成皮革(VKOD−S)5bは、発色性もよく、深みのある質感をもっており、デザイン上も優れている。
さらに、この中敷5には、土踏まず部分と足の平の中央部分に、ポリウレタン(PU)からなるアーチ状の突起5c,5dがそれぞれ形成されており、足が偏平にならないため、長時間履いても疲れにくいうえ、外反母趾や内反小趾の進行を抑える機能も有している。また、この突起5c、5dは、足が前方へ滑ることを阻止する滑り止め手段としての機能も有している。
以上のように、一実施の形態に係る靴1及び中敷5を説明したが、合成皮革(VKOD−S)5bを除き、その材質や形状等は、記載した材質や図示した形状のものに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲で適宜変更可能であることは云うまでもない。特に、靴1もパンプスに限られず、甲革4が天然皮革又は合成皮革からなればよい。また、被覆材4c,4dも甲革と同程度の防水機能を有しておれば、結び目が無くてもよく、帯状のものに限られない。
1 靴
2 靴底
3 踵
3a ゴム底もしくは熱可塑性ポリウレタン底
4 甲革
4a,4b 弾性素材
4c,4d 被覆材
4e 結び目
5 中敷
5a 踵部分
5b 合成皮革(VKOD−S)
5c,5d アーチ状の突起

Claims (5)

  1. 甲革が天然皮革又は合成皮革からなる靴において、
    前記甲革は、足の親指の付け根が当る部分と小指の付け根が当る部分とが所定の範囲にわたり切除され、その切除された部分に伸縮自在な弾性素材が張り付けられ、該弾性素材は、その伸縮機能を阻害されずに所定の防水性を有する被覆材で外部が覆われていることを特徴とする靴。
  2. 前記被覆材は、足の甲の上方中央付近に結び目が形成されているとともに、その両基端部が靴底に止め付けられている請求項1に記載の靴。
  3. 前記被覆材は、羊革からなる請求項1又は2に記載の靴。
  4. 足が前方へ滑らないように表面に滑り止め手段が設けられた中敷が挿入されている請求項1ないし3のいずれかに記載の靴。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の靴に挿入される中敷であって、足が前方へ滑らないよう表面に滑り止め手段が設けられていることを特徴とする中敷。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017123974A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 株式会社ロカシュー 婦人靴及び婦人靴の製造方法

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