JP3219485B2 - スチレン系樹脂二軸延伸シート - Google Patents

スチレン系樹脂二軸延伸シート

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JP3219485B2 JP26513092A JP26513092A JP3219485B2 JP 3219485 B2 JP3219485 B2 JP 3219485B2 JP 26513092 A JP26513092 A JP 26513092A JP 26513092 A JP26513092 A JP 26513092A JP 3219485 B2 JP3219485 B2 JP 3219485B2
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直路 大久保
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明な二軸延伸シー
ト、更に詳しくは、透明性と優れた深絞り性及び強度を
有するスチレン系樹脂二軸延伸シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂二軸延伸シートは、二方
向に延伸されているために、他の樹脂シートと比較して
厚さに対する強度が大きい。また、スチレン系樹脂二軸
延伸シートは、食品衛生上有害な添加物を含有しないの
で、各種軽量食品容器として幅広く使用されており、最
近では、成形品の深さ方向が長い深絞り成形に対するニ
ーズが増えてきている。しかし、スチレン系樹脂二軸延
伸シートは、深絞り成形を行なうと、シートの伸びが不
足しているため、成形時にシートが破れるか、成形品の
型再現性が悪く、肉厚ムラが激しくなってしまい、満足
した製品を得ることは難しい。
【0003】従来、深絞り成形性を満足するスチレン系
樹脂二軸延伸シートは、スチレン樹脂中に平均粒子径が
約0.03μm以下のスチレン−ブタジエン共重合体ゴム
をブタジエン濃度で5〜12重量%分散したスチレン系
樹脂を押出機からシートを押出した後、シートの直交す
る2軸方向に熱収縮応力で約2〜4kg/cm2 の値の延伸
配向を行う方法(特開昭59−71829号公報)が知
られている。
【0004】しかしながら、熱収縮応力で約2〜4kg/
cm2 の値の延伸配向を行う方法では、一般的なスチレン
系樹脂二軸延伸シートの熱収縮応力である約6〜8kg/
cm2に対して低い為に、シート強度が落ちてしまう。そ
こで、二軸延伸シートは、シートを補強する目的でスチ
レン−ブタジエン共重合体ゴムを混合しているが、それ
でも従来のスチレン系樹脂二軸延伸シートより強度が落
ちてしまい、真空成形や圧空成形を行った後、成形品を
重ねてトリミングした際に、成形品が割れるという欠点
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来方法の
成形品を重ねてトリミングした際に、成形品が割れると
う欠点に鑑みてなされたもので、シート深絞り性と強度
に優れ、成形品のトリミングの際の成形品の割れが発生
し難いスチレン系樹脂二軸延伸シートを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、スチレン系樹脂二
軸延伸シート中の平均ゴム粒子径を特定の範囲にし、さ
らに平均ゴム粒子径とシート中のゴム濃度との積を特定
の範囲にすること、及びスチレン系樹脂二軸延伸シート
の複屈折率とシートの厚みとの積を特定の範囲にするこ
とにより、上記課題を解決することを見い出して、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、(a)ゴム変性耐衝
撃性スチレン系樹脂と、(b)透明スチレン系樹脂との
樹脂組成物からなる二軸延伸シートであって、該二軸延
伸シート中の平均ゴム粒子径が0.10〜5.00μmであ
り、且つ式1で表されるF値が0.51〜0.80であり式
2で表されるK値が1.00×10-6〜2.25×10-4
範囲であることを特徴とする透明なスチレン系樹脂二軸
延伸シートを提供するものである。 式1 F=[C]×[D] 式2 K=[Δn]×[t] (ここで、[C]は、重量%単位の二軸延伸シート中の
ゴム濃度であり、[D]は、μm単位の二軸延伸シート
中の平均ゴム粒子径であり、[Δn]は、二軸延伸シー
トの複屈折であり、[t]は、mm単位の二軸延伸シート
の厚みである。)
【0008】本発明のゴム変性耐衝撃性スチレン系樹脂
の製法は、特に限定されるものではなく、例えば、スチ
レン系単量体にゴム状重合体を溶解し、重合して得る方
法などが挙げられ、グラフト重合したものが特に好まし
い。
【0009】ゴム変性耐衝撃性スチレン系樹脂の原料の
単量体としては、例えばスチレン、アルキルスチレン
(例えば、メチルスチレン、エチルスチレン、イソプロ
ピルスチレン、ブチルスチレン及び第三級ブチルスチレ
ンなどのo−、m−、p−の各異性体)、アルファアル
キルスチレン(例えばアルファメチルスチレン、アルフ
ァエチルスチレンなど)、モノハロゲン化スチレン(例
えば、クロロスチレン、ブロモスチレン及びフルオロス
チレンなどのo−、m−、及びp−の各異性体)、ジハ
ロゲン化スチレン(例えば、ジクロロスチレン、ジブロ
モスチレン、ジフルオロスチレン及びクロロブロモスチ
レンなどの各核置換異性体)、トリハロゲン化スチレン
(例えば、トリクロロスチレン、トリブロモスチレン、
トリフルオロスチレン、ジクロロブロモスチレン、ジブ
ロモクロロスチレン及びジフルオロクロロスチレンなど
の各核置換異性体)、テトラハロゲン化スチレン(例え
ば、テトラクロロスチレン、テトラブロモスチレン、テ
トラフルオロスチレン及びジクロロジブロモスチレンな
どの各核置換異性体)、ペンタハロゲン化スチレン(例
えば、ペンタクロロスチレン、ペンタブロモスチレン、
トリクロロジブロモスチレン及びトリフルオロジクロロ
スチレンなどの各核置換異性体)、アルファー及びベー
ターハロゲン置換スチレン(例えば、アルファクロロス
チレン、アルファブロモスチレン、ベータークロロスチ
レン及びベーターブロモスチレンなど)などが挙げられ
る。これらの単量体は、一種単独で使用しても良いし、
二種以上を組み合わせて使用してもよい。
【0010】また、ゴム変性耐衝撃性スチレン系樹脂の
原料となるゴム状重合体としては、例えば一種又は二種
以上の共役1,3−ジエン(例えばブタジエン、イソプ
レン、2−クロロ−1,3ブタジエン、1−クロロ−
1,3ブタジエン、ピペリレンなど)、ブタジエン−ス
チレン共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体、ブタジエン−スチレン−アクリロニトリル共重合
体、イソブチレン−アクリル酸エステル共重合体、ブチ
ルゴム及びエチレン−プロピレン−ターポリマー(EP
DM)などが使用できる。
【0011】本発明に使用されるゴム変性耐衝撃性スチ
レン系樹脂のゴム含有量は、任意の範囲で選定すること
ができるが、通常3.0重量%〜15.0重量%の範囲のも
のが使用され、好ましくは5.0重量%〜10.0重量%の
範囲のものが使用される。これらのゴム変性耐衝撃性ス
チレン系樹脂は、一種単独で使用しても良いし、二種以
上を組み合せて使用しても良い。
【0012】次に、本発明に使用される透明スチレン系
樹脂としては、例えばスチレン、アルキルスチレン(例
えば、メチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピル
スチレン、ブチルスチレン及び第三級ブチルスチレンな
どのo−、m−、p−の各異性体)、アルファアルキル
スチレン(例えばアルファメチルスチレン、アルファエ
チルスチレンなど)、モノハロゲン化スチレン(例え
ば、クロロスチレン、ブロモスチレン及びフルオロスチ
レンなどのo−、m−、及びp−の各異性体)、ジハロ
ゲン化スチレン(例えば、ジクロロスチレン、ジブロモ
スチレン、ジフルオロスチレン及びクロロブロモスチレ
ンなどの各核置換異性体)、トリハロゲン化スチレン
(例えば、トリクロロスチレン、トリブロモスチレン、
トリフルオロスチレン、ジクロロブロモスチレン、ジブ
ロモクロロスチレン及びジフルオロクロロスチレンなど
の各核置換異性体)、テトラハロゲン化スチレン(例え
ば、テトラクロロスチレン、テトラブロモスチレン、テ
トラフルオロスチレン及びジクロロジブロモスチレンな
どの各核置換異性体)、ペンタハロゲン化スチレン(例
えば、ペンタクロロスチレン、ペンタブロモスチレン、
トリクロロジブロモスチレン及びトリフルオロジクロロ
スチレンなどの各核置換異性体)、アルファー及びベー
ターハロゲン置換スチレン(例えば、アルファクロロス
チレン、アルファブロモスチレン、ベータークロロスチ
レン及びベーターブロモスチレンなど)など、各スチレ
ン誘導体の単独重合体及びスチレンと前記スチレン誘導
体との共重合体並びにスチレンと前記スチレン誘導体以
外の共重合可能な他の単量体との共重合体を含有するも
のが挙げられる。
【0013】スチレンと共重合可能な他の単量体として
はアクリロニトリル、メタアクリロニトリル、α−クロ
ロアクリロニトリル及びシアン化ビニリデンなどのアク
リロニトリル系単量体;(メタ)アクリル酸、(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸ブチル及びメタアクリル酸グリジルなど
の(メタ)アクリル酸並びにそのエステル類;酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ビニルピロリドン、
アクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、(無水)イ
タコン酸、マレイミド、ビニルケトン類及びビニルエー
テル類などが挙げられる。本発明に使用される透明スチ
レン系樹脂としては、特に限定されるものではなく、種
々のものが使用でき、一種又は二種以上を組み合せても
よい。
【0014】透明スチレン系樹脂の分子量は、特に限定
されるものではないが、通常、重量平均分子量が15〜
40万の範囲のものが使用される。
【0015】本発明のスチレン系樹脂二軸延伸シート
は、前記ゴム変性耐衝撃性スチレン系樹脂及び前記透明
スチレン系樹脂を配合した樹脂組成物から構成される。
【0016】これらの構成成分は、二軸延伸シート中の
平均ゴム粒子径[D]が、0.10〜5.00μm、好まし
くは0.12〜4.75μm、特に好ましくは、0.15〜4.
50μmの範囲になるように配合することが必要であ
る。
【0017】ここでいう、二軸延伸シート中の平均ゴム
粒子径[D]とは、二軸延伸シートを延伸温度下で収縮
させて、偏平状のゴム粒子が球状になった時のゴム粒子
径をいう。通常延伸されたシートのゴム粒子は、配向に
よって球状ではなく偏平になっているため、平均ゴム粒
子径を求めることが難しいので、本発明においては、収
縮後のシート中の平均ゴム粒子径で規定している。ま
た、本発明は、異なるゴム粒子のゴム変性耐衝撃性スチ
レン系樹脂を数種類配合してもよいので、その粒子径を
求める場合、平均ゴム粒子径は、次の式で表される。
【0018】
【数1】 注)dk :個々のゴム粒子径 n:ゴム粒子の数 平均ゴム粒子径が、0.10μm未満では耐衝撃性が劣
り、5.00μmを越えると実用的なシートの透明性が
得られない。
【0019】また、F値とは、重量%単位の二軸延伸シ
ート中のゴム濃度[C]とμm単位の二軸延伸シート中
の平均ゴム粒子径[D]との積であり、F値が0.51未
満ではシートのトリミングの際に割れが生じ易く、F値
が0.80を越えると実用的な透明性(曇値で20以下)
が得られない。
【0020】本発明においてゴム濃度を定量する際に
は、NMR法、塩化ヨウ素−電位差滴定法などがあるが
それらのいずれでも良い。
【0021】上記構成成分の混合方法は、種々の方法が
適応できるが、例えばヘンシェルミキサー、スーパーミ
キサー及びタンブラーなどの攪拌混合機を用いて混合す
ることが好ましい。混合された樹脂組成物は、押出機や
プレス機などの種々の方法によりシートに成形され、さ
らに二軸延伸されて二軸延伸シートが得られる。
【0022】本発明の二軸延伸シートは、式2で表され
る K=[Δn]×[t] K値を、1.00×10-6〜2.25×10-4、好ましく
は、1.10×10-6〜2.00×10-4、特に好ましく
は、1.50×10-6〜1.50×10-4の範囲に調整して
得られるシートであることが必要である。
【0023】K値とは、二軸延伸シートの厚みとの積で
あり、K値が1.00×10-6未満では、シート強度が低
く成形の際に割れや成形不良が生じ易く、K値が2.25
×10-4を越えると配向度合が大きいために成形がし難
いシートとなる。
【0024】本発明におけるスチレン系樹脂シートの二
軸延伸は、同時二軸延伸でも、逐次二軸延伸でも良く、
一般に知られているテンター方式の二軸延伸法及びイン
フレーション方式の二軸延伸法などの種々の二軸延伸法
で行うことができる。本発明の効果はこれらの延伸法に
関係なく得ることができる。
【0025】本発明のスチレン系樹脂二軸延伸シートに
は、本発明の目的を損なわない範囲内でそのシート表面
にシリコンエマルジョンを単独又は防曇剤、帯電防止剤
などと併用して均一に塗布することができる。
【0026】本発明のスチレン系樹脂二軸延伸シートに
は、本発明の目的を損なわない範囲内で、種々の無機物
質、シリコンオイル、防曇剤、帯電防止剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、安定剤、染・顔料、抗菌剤、鮮度保持
剤、ガス吸着剤、鉱物油などの添加剤を含有させること
ができる。
【0027】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に
説明する。
【実施例】実施例及び比較例におけるシート物性及び評
価は、下記の方法にて行った。
【0028】物性測定方法 1. ゴム粒子径:ギヤオーブン中、130℃、1時間で
完全に加熱収縮させたシートを日本電子製透過型電子顕
微鏡で撮影した1万5千倍の写真を用いて測定した。 2. ゴム濃度:日本電子(株)製90MHz H1−NMR
を用いて測定した。 3. 複屈折率:神港精機(株)製のポーラリメータ(S
F型<偏光計>)を使用して測定した。
【0029】4. シート曇度:ASTM−D−1003
に準拠してシートの曇度を測定し ◎:曇り度が10.0(%)未満 ○:曇り度が10.0(%)以上20.0(%)未満 ×:曇り度が20.0(%)以上 というランク付けを行った。 5. シート耐折強度:東洋精機(株)製のMITテスタ
ーを使用し荷重1kg、耐折角度120℃にて、耐折強度
を測定した。 6. シート耐衝撃強度:テスター産業(株)製フィルム
インパクトテスターを使用し、円錐25Rを用いて測定
した値をシート厚み(cm)で割った。
【0030】7. シート深絞り性:浅野研究所(株)製
FK−0431−10型真空・圧空成形機を用いて、プ
ラグアシスト成形により0.30mmの樹脂延伸シートをヒ
ータ温度350℃、シート温度120℃で、縦150cm
×横150cm×深さ75cmの角カップに成形し、その成
形品肉厚の測定を行った。また、得られた成形品の成形
状態を目視にて観察し、 ◎:型再現性が非常に良い ○:型再現性が良い ×:型再現性が悪い というランク付けを行った。
【0031】実施例1 重量平均分子量29万のポリスチレンに、ブタジエン含
有量が5.5重量%のゴム変性耐衝撃性ポリスチレン6.7
重量%を均一に分散するようにヘンシェルミキサーで混
合した後、押出機でペレットとした。これを直径40m
/mの押出機(L/D=24)の供給口より押出機内に
供給し、溶融して220℃のシートダイに供給し、シー
ト厚みが1.1mmのシートを得た。このシートを100mm
×100mmに切り出し、東洋精機(株)製二軸延伸テス
ターで[Δn]×[t]=0.86×10-4になるように
二軸延伸した。そして平均ゴム粒子径(μm)が1.4
0、ゴム濃度が0.37(重量%)のシートを得た。この
シートの物性は、第1表に示す通り透明性、強度及びシ
ート深絞り性ともに良好であり、更に、第3表に示す通
り成形品の肉厚は、ほぼ均一である。
【0032】実施例2〜 実施例1と同様にして第1表に記載されている条件に従
い実施例2〜の二軸延伸シートを作製した。また、実
施例7は、平均ゴム粒子径(μm)が1.50と、0.
30の二種類のゴム変性耐衝撃性ポリスチレンを用い
て、二軸延伸シートを作製した。いずれも透明性、強度
及びシート深絞り性ともに良好であり、成形品の肉厚
は、ほぼ均一である。
【0033】
【表1】
【0034】比較例1〜 実施例1〜と同様にして第2表に記載されている条件
に従いシートを作製した。比較例1は、ゴム変性耐衝撃
性ポリスチレンを混合せずにポリスチレンのみで、二軸
延伸シートを作製した。第2表に示す通り、これらのシ
ートの中で透明性、強度及びシート深絞り性の3つの特
性を併せ持ち、成形品の肉厚は、均一なものがなかっ
た。
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【発明の効果】本発明のスチレン系樹脂二軸延伸シート
は、シート深絞り性と強度に優れ、成形品のトリミング
の際の成形品の割れが発生し難く、産業上有用なもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 7:00 B29L 7:00 C08L 25:04 C08L 25:04 51:04 51:04 (56)参考文献 特開 昭52−8080(JP,A) 特開 昭59−71829(JP,A) 特開 平5−17596(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/18 B29C 55/12 C08L 25/04 C08L 51/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ゴム変性耐衝撃性スチレン系樹脂
    と、(b)透明スチレン系樹脂との樹脂組成物からなる
    二軸延伸シートであって、該二軸延伸シート中の平均ゴ
    ム粒子径が0.10〜5.00μmであり、且つ式1で表さ
    れるF値が、0.51〜0.80であり、式2で表されるK
    値が、1.00×10-6〜2.25×10 -4の範囲であるこ
    とを特徴とするスチレン系樹脂二軸延伸シート。 式1 F=[C]×[D] 式2 K=[Δn]×[t] (ここで、[C]は、重量%単位の二軸延伸シート中の
    ゴム濃度であり、[D]は、μm単位の二軸延伸シート
    中の平均ゴム粒子径であり、[Δn]は、二軸延伸シー
    トの複屈折であり、[t]は、mm単位の二軸延伸シート
    の厚みである。)
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