JP3218824U - 物干し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制しつつ棚パネルの配置位置を変更することができる物干し装置を提供する。【解決手段】物干し装置では、脚柱パイプ24に、長尺棒状の支持バー60が前後方向を軸方向として回転可能に支持されており、支持バー60は、サイド棚パネル50(棚パネル)の前後バー54−1と係合可能に構成された支持フック60Aを有している。そして、サイド棚パネル50の第1展開位置において、前後バー54−1と支持フック60Aとを係合させることで、サイド棚パネル50が第1展開位置に保持される。一方、サイド棚パネル50の第2展開位置において、前後バー54−1と支持フック60Aとを係合させることで、サイド棚パネル50が第2展開位置に保持される。このため、単一の支持バー60によって、サイド棚パネル50を第1展開位置または第2展開位置に支持(保持)することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、物干し装置に関する。
下記特許文献1には、折り畳み式物干しが記載されている。この物干しでは、中央枠体と、左側枠体と、右側枠体と、によって物干しの骨格フレームが構成されている。また、この物干しは、ワイヤハンガー(棚パネル)を有しており、ワイヤハンガーの配置位置が、骨格フレームの内側又は外側に変更可能に構成されている。具体的には、左側枠体及び右側枠体を構成するパイプにハンガー用ジョイントがそれぞれ組付けられ、ハンガー用ジョイントによってワイヤハンガーが回転可能に支持されている。そして、ワイヤハンガーが、ハンガー用ジョイントのハンガー受け又は台座に保持されることで、ワイヤハンガーが、骨格フレームの内側又は外側に配置される構成になっている。
特開2004−57688号公報
しかしながら、上記物干しでは、上述のように、ワイヤハンガーを保持するための一対のハンガー用ジョイントが、パイプに組付けられているため、物干しの部品点数等が増加する。これにより、物干しでは、部品点数の増加を抑制しつつワイヤハンガーの配置位置を変更できる構造にすることが望ましい。
本考案は、上記事実を考慮して、部品点数の増加を抑制しつつ棚パネルの配置位置を変更することができる物干し装置を提供することを目的とする。
本考案の1又はそれ以上の実施形態は、上下方向に延在された前後一対の脚柱を幅方向両端部に有するフレームと、前後方向を軸方向として前後一対の前記脚柱に回転可能に支持され、回転することで、前記フレームの幅方向外側へ延出された第1展開位置又は前記フレームの幅方向内側へ延出された第2展開位置に配置される棚パネルと、前後方向に延在された長尺棒状に形成され、前後方向を軸方向として前後一対の前記脚柱に回転可能に支持されると共に、前記棚パネルと係合可能に構成された支持フックを有する支持バーと、を備え、前記棚パネルの前記第1展開位置において、前記支持フックが前記棚パネルと係合することで、前記棚パネルが前記第1展開位置に保持され、前記棚パネルの前記第2展開位置において、前記支持フックが前記棚パネルと係合することで、前記棚パネルが前記第2展開位置に保持されることを特徴とする物干し装置である。
本考案の1又はそれ以上の実施形態は、前後方向から見て、前記支持バーの回転軸から前記支持バーにける前記棚パネルとの係合部位までの距離が、前記棚パネルの回転軸から前記棚パネルにおける前記支持バーとの係合部位までの距離と比べて長く設定されている物干し装置である。
本考案の1又はそれ以上の実施形態は、前記棚パネルの上側には、長尺棒状の物干しバーが設けられており、前記物干しバーの基端部が、前記脚柱の外周部に螺旋状に巻き回され且つ前記脚柱に着脱可能に係止された螺旋状係止部として構成され、当該物干しバーが平面視で前記脚柱から延出されている物干し装置である。
本考案の1又はそれ以上の実施形態は、前記物干しバーには、前記螺旋状係止部を被覆するカバーが設けられており、前記カバーが弾性部材によって構成されている物干し装置である。
本考案の1又はそれ以上の実施形態は、前記螺旋状係止部は、前記脚柱の外周部に1巻きに巻き回されており、上下方向における前記螺旋状係止部の起点部と終端部との離間距離が、前記脚柱の直径よりも大きく設定されている物干し装置である。
本考案の1又はそれ以上の実施形態によれば、部品点数の増加を抑制しつつ棚パネルの配置位置を変更することができる。
本実施の形態に係る物干し装置における右側のサイド棚パネルを第1展開位置または第2展開位置に配置した状態を示す前側から見た正面図である。 本実施の形態に係る物干し装置を示す右斜め前方から見た斜視図である。 (A)は、図2に示される物干し装置の上側から見た平面図であり、(B)は、(A)に示される物干し装置の正面図であり、(C)は、(A)に示される物干し装置の右側から見た側面図である。 図2に示されるサイド棚パネル周辺を拡大して示す斜視図である。 (A)は、図2に示される物干しバーの平面図であり、(B)は、(A)に示される物干しバーを基端側から見た側面図であり、(C)は、(A)に示される物干しバーを第2方向一方側から見た側面図である。 (A)は、図5に示される物干しバーの脚柱パイプへの組付け前の状態を示す側面図であり、(B)は、(A)の物干しバーを係止解除位置に配置した状態を示す側面図であり、(C)は、(A)の物干しバーを係止位置に配置した状態を示す側面図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る物干し装置10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印UP,矢印FR,矢印RHは、それぞれ物干し装置10の上側、前側、右側(幅方向一方側)を示している。そして、以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、物干し装置10の上下方向、前後方向、左右方向を示すものとする。
(物干し装置の全体構成について)
図2及び図3に示されるように、物干し装置10は、物干し装置10の骨格を構成するフレーム20と、フレーム20の下部に組付けられた下側棚部40と、フレーム20の幅方向両端部に組付けられた左右一対の「棚パネル」としてのサイド棚パネル50と、サイド棚パネル50を支持するための左右一対の支持バー60と、フレーム20の脚柱パイプ24に組付けられた物干しバー70と、を含んで構成されている。以下、物干し装置10の各構成について説明する。
(フレームについて)
フレーム20は、左右一対のサイドフレーム部22と、一対のサイドフレーム部22を連結するための第1連結パイプ30、第2連結パイプ32、及び第3連結パイプ34と、を含んで構成されている。
サイドフレーム部22は、側面視で上下方向に延在された略台形枠状に形成されると共に、複数の円形のパイプ材によって構成されている。具体的には、サイドフレーム部22は、前後一対の「脚柱」としての脚柱パイプ24と、サイドフレーム部22の上端部を構成する上側サイドパイプ26と、サイドフレーム部22の下端部を構成する下側サイドパイプ28と、含んで構成されている。
前後一対の脚柱パイプ24は、上下方向に延在されており、上側へ向かうに従い前後方向内側(互いに接近する方向)に若干傾斜して配置されている。この脚柱パイプ24は、上下方向に2分割されている。詳しくは、脚柱パイプ24の上部が上側脚柱パイプ24Uとして構成され、脚柱パイプ24の下部が下側脚柱パイプ24Lとして構成されている。そして、上側脚柱パイプ24Uの下端部と下側脚柱パイプ24Lの上端部とが、図示しない連結具によって連結されている。
また、前後一対の下側脚柱パイプ24Lの上端部には、前後方向内側の部位において、後述する支持バー60を回転可能に支持するための円形状の第1支持孔24L1(図1及び図4参照)がそれぞれ貫通形成されている。さらに、前後一対の下側脚柱パイプ24Lの上端部には、第1支持孔24L1の下側の位置において、後述するサイド棚パネル50を回転可能に支持するための円形状の第2支持孔24L2(図1及び図4参照)が貫通形成されている。
上側サイドパイプ26は、前後方向に延在されており、上側サイドパイプ26の長手方向両端部が下側へ屈曲されている。そして、前後一対の脚柱パイプ24の上端部が、上側サイドパイプ26の長手方向両端部に、図示しない連結具によって連結されている。一方、下側サイドパイプ28は、前後方向に延在されており、下側サイドパイプ28の長手方向両端部が上側へ屈曲されている。そして、前後一対の脚柱パイプ24の下端部が、下側サイドパイプ28の長手方向両端部に、図示しない連結具によって連結されている。
第1連結パイプ30は、円形のパイプ材によって構成されている。この第1連結パイプ30は、左右方向に延在されると共に、左右一対のサイドフレーム部22の上端部に架け渡されている。具体的には、第1連結パイプ30の長手方向両端部に、図示しない連結具が組付けられ、当該連結具及びネジによって、第1連結パイプ30の長手方向両端部が、上側サイドパイプ26の長手方向中間部に連結されている。
第2連結パイプ32は、第1連結パイプ30と同様に、円形のパイプ材によって構成されている。この第2連結パイプ32は、左右方向に延在されると共に、左右一対のサイドフレーム部22における前側の下端部に架け渡されている。具体的には、第2連結パイプ32の長手方向両端部に、図示しない連結具が組付けられ、当該連結具及びネジによって、第2連結パイプ32の長手方向両端部が、下側脚柱パイプ24Lの下端部に連結されている。
第3連結パイプ34は、第1連結パイプ30と同様に、円形のパイプ材によって構成されている。この第3連結パイプ34は、左右方向に延在されると共に、左右一対のサイドフレーム部22における後側の下端部に架け渡されている。具体的には、第3連結パイプ34の長手方向両端部が下側へ屈曲されている。そして、第3連結パイプ34の長手方向両端部が、図示しない連結具及びネジによって、下側脚柱パイプ24Lの下端部に連結されている。
(ロア棚パネル)
下側棚部40は、複数の線材によって構成されて、平面視で矩形格子状に形成されている。具体的には、下側棚部40は、下側棚部40の外周部を構成する矩形枠状の枠部42と、左右方向に延在された複数(本実施の形態では、9本)の左右バー44と、前後方向に延在された複数(本実施の形態では、7本)の前後バー46と、を含んで構成されている。
左右バー44は、枠部42の上側に隣接して配置されると共に、前後方向に等間隔毎に配置されている。そして、左右バー44の長手方向両端部が枠部42に接合されている。前後バー46は、枠部42の下側に隣接して配置されると共に、左右方向に等間隔毎に配置されている。そして、前後バー46の長手方向両端部が枠部42に接合されている。
また、下側棚部40の幅方向両端部及び幅方向中央部に配置された3本の前後バー46には、前端部において、前側係合フック46Aが形成されている。前側係合フック46Aは、上側へ隆起されると共に、側面視で下側へ開放された略逆U字形状に形成されている。さらに、左から2番目、4番目、6番目の3本の前後バー46には、後端部において、後側係合フック46Bが形成されている。後側係合フック46Bは、前側係合フック46Aと同様に、上側へ隆起されると共に、側面視で下側へ開放された略逆U字形状に形成されている。そして、前側係合フック46Aの内部に第2連結パイプ32が挿入され、後側係合フック46Bの内部に第3連結パイプ34が挿入されて、下側棚部40がフレーム20に係合された状態で組付けられている。
(サイド棚パネル及び支持バーについて)
図1〜図4に示されるように、一対のサイド棚パネル50及び支持バー60は、それぞれ左右対称に構成されている。このため、以下の説明では、右側のサイド棚パネル50及び支持バー60について説明し、左側のサイド棚パネル50及び支持バー60の説明については省略する。
サイド棚パネル50は、複数の線材によって構成されると共に、平面視で矩形格子状に形成されている。具体的には、サイド棚パネル50は、サイド棚パネル50の外周部を構成する外周バー52と、前後方向に延在された複数(本実施の形態では、4本)の前後バー54と、を含んで構成されている。
外周バー52は、平面視で、左側へ開放された略U字形状に屈曲されている。外周バー52の長手方向両端部には、前後方向外側へ屈曲された支持部52Aが形成されている。そして、支持部52Aが、フレーム20の第2支持孔24L2内に回転可能に挿入されている。すなわち、サイド棚パネル50が、前後方向を軸方向としてフレーム20の脚柱パイプ24に回転可能に支持されている。
前後バー54は、外周バー52の下側に隣接して配置されると共に、左右方向に等間隔毎に配置されている。そして、前後バー54の長手方向両端部が、外周バー52に接合されている。また、前後バー54における、最も左側に配置された前後バー54は、後述する支持バー60と係合可能に構成されている。そして、以下の説明では、支持バー60と係合可能に構成された前後バー54を、他の前後バー54と区別するために、前後バー54−1として説明する。
支持バー60は、前後方向に延在された長尺棒状に形成されて、所定の形状に屈曲されている。支持バー60の長手方向両端部には、支持フック60Aがそれぞれ形成されており、支持フック60Aは、前側から見て、略J字形状に屈曲されると共に、正面視で右側へ向かうに従い下側へ傾斜して配置されている。そして、支持フック60Aの基端部が、前後方向外側へ屈曲されて、フレーム20の第1支持孔24L1内に回転可能に挿入されている。すなわち、支持バー60が、前後方向を軸方向としてフレーム20の脚柱パイプ24(下側脚柱パイプ24L)に回転可能に支持されている。また、支持バー60の長手方向中間部は、連結バー60Bとして構成されており、連結バー60Bは、左右方向に延在されて、支持フック60Aの先端部同士を連結している。また、支持フック60Aの先端側における屈曲した部位が、支持フック部60A1として構成されている。
また、支持バー60の回転軸から支持フック部60A1(すなわち、支持バー60におけるサイド棚パネル50との係合部位)までの距離が、サイド棚パネル50の回転軸からサイド棚パネル50の前後バー54−1(すなわち、サイド棚パネル50における支持バー60との係合部位)までの距離と比べて長く設定されている。
ここで、サイド棚パネル50が、サイドフレーム部22から物干し装置10の幅方向外側へ延出された状態において、サイド棚パネル50の前後バー54−1が、支持バー60の支持フック60Aの内部に配置されることで、サイド棚パネル50の下側への回転が支持バー60によって制限されるようになっている(図1において実線にて示される位置であり、以下、サイド棚パネル50におけるこの位置を「第1展開位置」と称する)。つまり、サイド棚パネル50の第1展開位置では、サイド棚パネル50と支持バー60とが係合して、サイド棚パネル50が第1展開位置に保持されるように構成されている。
一方、サイド棚パネル50が、サイドフレーム部22から物干し装置10の幅方向内側へ延出された状態において、サイド棚パネル50の前後バー54−1が、支持バー60の支持フック60Aの内部に配置されることで、サイド棚パネル50の下側への回転が支持バー60によって制限されるようになっている(図1において2点鎖線にて示される位置であり、以下、サイド棚パネル50におけるこの位置を「第2展開位置」と称する)。つまり、サイド棚パネル50の第2展開位置では、サイド棚パネル50と支持バー60とが係合して、サイド棚パネル50が第2展開位置に保持されるように構成されている。よって、本実施の形態では、サイド棚パネル50が、支持バー60によって、フレーム20の幅方向外側に配置された第1展開位置、又はフレーム20の幅方向内側に配置された第2展開位置に保持される構成になっている。
(物干しバーについて)
物干しバー70は、略長尺棒状に形成されている。そして、物干しバー70の基端部が、フレーム20の脚柱パイプ24(上側脚柱パイプ24U)に組付けられて、物干しバー70が、平面視で、脚柱パイプ24から延出されている。なお、図2及び図3に示される例では、物干しバー70が、右前側の脚柱パイプ24の上部に組付けられて、平面視で、脚柱パイプ24から右斜め前方側へ延出されている。すなわち、平面視で、物干しバー70の先端側の部分が、サイド棚パネル50と重ならない位置に配置されている。
以下、図5を用いて、物干しバー70の構成について説明する。なお、以下の説明では、平面視において、物干しバー70の長手方向(延在方向)を第1方向(図5(A)及び(C)の矢印A1及び矢印A2参照)と称し、第1方向に直交する方向を第2方向(図5(A)及び(B)の矢印B1及び矢印B2参照)と称する。
物干しバー70は、物干しバー70の基端部(図5(A)及び(C)の矢印A1方向側の端部)を構成する螺旋状係止部72と、螺旋状係止部72から第1方向に沿って先端側(図5(A)及び(C)の矢印A2方向側)延出されたバー本体部74と、を含んで構成されている。そして、バー本体部74が、第2方向から見て、物干しバー70の先端側へ向かうに従い上側へ若干傾斜されている。また、バー本体部74の先端部には、ハンガーなどを吊り下げるためのバーフック部74Aが形成されている。このバーフック部74Aは、第2方向から見て、下側へ隆起されると共に、上側へ開放された略U字形状に屈曲されている。
螺旋状係止部72は、脚柱パイプ24の外周部に螺旋状に略1巻きに巻き回されると共に、平面視で、略楕円状に屈曲されている。より詳しくは、螺旋状係止部72は、平面視で、物干しバー70の先端側へ向かうに従い第2方向一方側(図5(A)の矢印B1方向側)へ傾斜する方向を長軸とする略楕円状に屈曲されている。また、螺旋状係止部72の終端部72A(螺旋状係止部72における開放端部)が、螺旋状係止部72の起点部72B(螺旋状係止部72におけるバー本体部74との境界部分)の下側に配置されるように、螺旋状係止部72が螺旋状に屈曲されている。そして、螺旋状係止部72がバー本体部74よりも第2方向一方側へ突出されている。つまり、螺旋状係止部72が、終端部72Aと起点部72Bとの間において、第2方向他方側(図5(B)の矢印B2方向側)へ開放されている。
また、螺旋状係止部72の終端部72Aと起点部72Bとの上下方向の離間距離Lが、脚柱パイプ24の直径Dよりも大きく設定されている。そして、脚柱パイプ24が螺旋状係止部72の内部に配置されて、螺旋状係止部72が脚柱パイプ24の外周部を巻き回されている。また、この状態では、螺旋状係止部72の終端部72Aと、螺旋状係止部72の起点側の屈曲部72Cと、によって、脚柱パイプ24を挟み込むようにして、螺旋状係止部72が脚柱パイプ24に係止されている(図5(C)及び図6(C)に示される位置であり、物干しバー70のこの位置を「係止位置」という)。
また、物干しバー70の係止位置において物干しバー70の先端部(バーフック部74A)を持上げるように物干しバー70を脚柱パイプ24に対して相対回転させることで、螺旋状係止部72の終端部72Aと屈曲部72Cとによる脚柱パイプ24の挟込状態が解除される構成になっている(図6(B)に示される位置であり、物干しバー70のこの位置を「係止解除位置」という)。したがって、物干しバー70の螺旋状係止部72が脚柱パイプ24に係脱可能に係止される構成になっている。そして、物干しバー70を係止解除位置に配置することで、物干しバー70が脚柱パイプ24に対して上下方向に相対移動できるようになっている。すなわち、物干しバー70が、その基端部において、脚柱パイプ24に相対移動可能に組付けられており、上下方向における物干しバー70の位置を、任意の位置に変更できる構成になっている。
また、物干しバー70の基端部には、螺旋状係止部72及びバー本体部74の一部を被覆するカバー76が設けられている。このカバー76は、ゴム等の弾性部材によって構成されている。このため、物干しバー70の係止位置において、螺旋状係止部72が脚柱パイプ24に係止されるときには、カバー76が、脚柱パイプ24によって押圧され、弾性変形した状態で脚柱パイプ24に密着する構成になっている。
(作用効果)
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された物干し装置10では、サイド棚パネル50が、フレーム20におけるサイドフレーム部22(脚柱パイプ24)に前後方向を軸方向として回転可能に支持されている。そして、サイド棚パネル50を回転させることで、サイド棚パネル50が第1展開位置または第2展開位置に配置される。
ここで、サイドフレーム部22(脚柱パイプ24)には、前後方向に延在された長尺棒状の支持バー60が前後方向を軸方向として回転可能に支持されている。この支持バー60は、支持フック60Aを有しており、支持フック60Aはサイド棚パネル50の前後バー54−1と係合可能に構成されている。
そして、サイド棚パネル50及び支持バー60をフレーム20の幅方向外側へ回転させて、サイド棚パネル50の前後バー54−1を支持バー60の支持フック60Aの内部に配置して、前後バー54−1と支持フック部60A1とを係合させることで、サイド棚パネル50が第1展開位置に保持される。
一方、サイド棚パネル50及び支持バー60をフレーム20の幅方向内側へ回転させて、サイド棚パネル50の前後バー54−1を支持バー60の支持フック60Aの内部に配置して、前後バー54−1と支持フック部60A1とを係合させることで、サイド棚パネル50が第2展開位置に保持される。
このため、単一の支持バー60によって、サイド棚パネル50を第1展開位置または第2展開位置に支持(保持)することができる。
したがって、本実施の形態の物干し装置10によれば、部品点数の増加を抑制しつつ、サイド棚パネル50の配置位置を変更することができる。
また、支持バー60は、長尺棒状に形成されて、所定の形状に屈曲されている。すなわち、ワイヤ等の線材を所定の形状に屈曲加工することで、支持バー60を成形することができる。したがって、支持バー60を比較的安価に製作することができると共に、ひいては物干し装置10のコストアップを抑制することができる。
また、サイド棚パネル50は、矩形格子状に形成されて、外周バー52と複数の前後バー54とを含んで構成されている。そして、上述のように、支持バー60の支持フック部60A1が前後バー54−1と係合することで、支持バー60が第1展開位置または第2展開位置に配置される。これにより、簡易な構成で、サイド棚パネル50と支持バー60とを係合させて、サイド棚パネル50を第1展開位置または第2展開位置に保持することができる。
また、物干し装置10では、長尺棒状の物干しバー70が、サイド棚パネル50の上側において、フレーム20の脚柱パイプ24に組付けられている。具体的には、物干しバー70の基端部を構成する螺旋状係止部72が、脚柱パイプ24の外周部に螺旋状に巻き回されて、脚柱パイプ24に係脱可能に係止されている。これにより、螺旋状係止部72と脚柱パイプ24との係止状態を解除することで、物干しバー70を脚柱パイプ24に対して相対移動させることができる。
具体的には、図6(C)に示される物干しバー70の係止位置において、物干しバー70の先端部を持上げて、物干しバー70を図6(B)に示される係止解除位置へ回転させることで、物干しバー70における螺旋状係止部72の終端部72Aと屈曲部72Cとの脚柱パイプ24に対する挟込状態が解除される。このため、物干しバー70の脚柱パイプ24に対する相対移動が可能になる。よって、この状態で物干しバー70の上下位置を所定位置に合わせて、物干しバー70の上下位置を変更(調整)することができる。
そして、物干しバー70の上下位置の変更後では、係止解除位置の物干しバー70を下側へ回転させて係止位置に配置させることで、物干しバー70における螺旋状係止部72の終端部72A及び屈曲部72Cによって脚柱パイプ24を挟み込んで、物干しバー70が脚柱パイプ24に再び係止される。以上により、例えば、物干しバー70に吊り下げられる洗濯物の形態に対応して、物干しバー70の上下方向の位置を変更することができる。したがって、使用者に対する利便性を向上することができる。
また、物干しバー70の螺旋状係止部72が、脚柱パイプ24に係脱可能に係止されているため、物干しバー70と脚柱パイプ24とを連結するための連結具を別途設けることなく、物干しバー70の上下位置を変更しつつ、物干しバー70を脚柱パイプ24に連結することができる。したがって、物干しバー70のコストアップを抑制しつつ、物干しバー70の上下位置を変更することができる。
しかも、螺旋状係止部72は、脚柱パイプ24の外周部に螺旋状に巻き回されて、脚柱パイプ24に係脱可能に係止されているため、脚柱パイプ24の強度を確保しつつ、物干しバー70の上下位置を任意の位置に変更することができる。すなわち、物干しバー70の上下位置を変更する構造として、例えば、物干しバー70において螺旋状係止部72を省略し、且つ、物干しバー70(バー本体部74)の基端部を挿入する複数の係合孔を脚柱パイプ24に形成する構造が考えられる(以下、この構造の物干し装置を、比較例の物干し装置という)。そして、比較例の物干し装置では、物干しバー70の基端部を所定の係合孔内に挿入することで、物干しバー70の上下位置を変更することができる。しかしながら、この比較例の物干し装置では、複数の係合孔を脚柱パイプ24に形成する必要があるため、脚柱パイプ24の強度が低下すると共に、ひいてはフレーム20全体の強度が低下する傾向になる。また、比較例の物干し装置では、物干しバー70が、予め設定された係合孔の上下位置に対応する位置に配置される。このため、比較例の物干し装置では、物干しバー70の上下位置を、複数の係合孔によって設定された位置以外の位置に変更することができない。
これに対して、本実施の形態では、上述のように、螺旋状係止部72が、脚柱パイプ24の外周部に螺旋状に巻き回されて、脚柱パイプ24に係脱可能に係止されている。このため、比較例のような係合孔を脚柱パイプ24に形成する必要がなくなる。よって、比較例の物干し装置と比べて、脚柱パイプ24の強度を高くすることができると共に、ひいてはフレーム20全体の強度を高くすることができる。また、本実施の形態では、比較例の物干し装置のような、複数の係合孔によって設定された位置以外の位置においても、物干しバー70を配置することができる。以上により、本実施の形態では、脚柱パイプ24の強度を確保しつつ、物干しバー70の上下位置を任意の位置に変更することができる。
また、螺旋状係止部72が、脚柱パイプ24の外周部に螺旋状に巻き回されて、脚柱パイプ24に係脱可能に係止されているため、脚柱パイプ24の周方向における任意の位置において、螺旋状係止部72を脚柱パイプ24に係止させることができる。このため、図2及び図3に示されるように、平面視で、物干しバー70の先端側の部分をサイド棚パネル50と重ならない任意の位置に配置することができる。したがって、物干しバー70の設置自由度を効果的に向上することができる。
また、螺旋状係止部72は、脚柱パイプ24の外周部を螺旋状に1巻きに巻き回されており、上下方向における螺旋状係止部72の終端部72Aと起点部72Bとの離間距離Lが、脚柱パイプ24の直径よりも大きく設定されている。これにより、物干しバー70を脚柱パイプ24に容易に組付けることができる。
すなわち、図6(A)に示されるように、物干しバー70を脚柱パイプ24に組付けるときには、バー本体部74が脚柱パイプ24と平行になるように、物干しバー70を脚柱パイプ24に対して配置する(以下、物干しバー70のこの位置を「組付初期位置」と称する)。そして、上述のように、物干しバー70では、螺旋状係止部72が螺旋状に1巻きに巻き回されると共に、螺旋状係止部72の終端部72Aと起点部72Bとの離間距離Lが、脚柱パイプ24の直径Dよりも大きく設定されている。これにより、組付初期位置において、螺旋状係止部72の起点部72Bと終端部72Aとの間の隙間から脚柱パイプ24を螺旋状係止部72の内部に挿入することができる。
そして、図6(A)に示される状態から、螺旋状係止部72の屈曲部72Cを支点として、物干しバー70の先端部(バーフック部74A)を下側へ傾倒させるように、物干しバー70を回転させる。これにより、螺旋状係止部72の終端部72Aが脚柱パイプ24の外周部に当接し始める。そして、物干しバー70を下側へさらに傾倒させて係止位置に配置させる。これにより、図6(C)に示されるように、物干しバー70における螺旋状係止部72の屈曲部72Cと終端部72Aとが、脚柱パイプ24の長手方向から見て、脚柱パイプ24を挟み込むようになる。これにより、物干しバー70が脚柱パイプ24に係止されて、物干しバー70の脚柱パイプ24への組付けが完了する。
以上により、物干しバー70を脚柱パイプ24に容易に組付けることができる。
また、物干しバー70には、螺旋状係止部72を被覆するカバー76が設けられており、カバー76は弾性変形可能に構成されている。このため、螺旋状係止部72の終端部72Aと屈曲部72Cとによって脚柱パイプ24を挟み込むときには、カバー76が弾性変形して、脚柱パイプ24の外周部に密着する。これにより、仮に物干しバー70においてカバー76を省略した場合と比べて、物干しバー70と脚柱パイプ24との接触面積を大きくすることができると共に、カバー76と脚柱パイプ24との間の摩擦を大きくすることができる。したがって、物干しバー70の脚柱パイプ24への係止状態を良好に維持することができる。
また、フレーム20では、左右一対のサイドフレーム部22が、第1連結パイプ30、第2連結パイプ32、及び第3連結パイプ34によって連結されている。しかも、第3連結パイプ34の長手方向両端部が下側へ屈曲されて、サイドフレーム部22の後側の下端部を連結している。これにより、フレーム20全体の剛性を高くすることができる。
なお、本実施の形態では、フレーム20に左右一対のサイド棚パネル50及び支持バー60が設けられているが、左右一対のサイド棚パネル50及び支持バー60の一方を省略してもよい。
また、本実施の形態では、物干しバー70が、右前の脚柱パイプ24に組付けられているが、物干しバー70を組付ける脚柱パイプ24は任意に設定することができる。また、本実施の形態では、1つの物干しバー70を脚柱パイプ24に組付けているが、複数の物干しバー70を脚柱パイプ24に組付けてもよい。
また、本実施の形態では、物干しバー70の螺旋状係止部72が、脚柱パイプ24の外周部を1巻きに巻き回されているが、螺旋状係止部72の巻数はこれに限らない。例えば、螺旋状係止部72の巻数を1巻き以上にしてもよい。
10 物干し装置
20 フレーム
22 サイドフレーム部
24 脚柱パイプ(脚柱)
50 サイド棚パネル(棚パネル)
60 支持バー
60A 支持フック
70 物干しバー
72 螺旋状係止部
72A 螺旋状係止部の終端部
72B 螺旋状係止部の起点部
76 カバー
L 螺旋状係止部の起点部と終端部との離間距離
D 脚柱パイプの直径

Claims (5)

  1. 上下方向に延在された前後一対の脚柱を幅方向両端部に有するフレームと、
    前後方向を軸方向として前後一対の前記脚柱に回転可能に支持され、回転することで、前記フレームの幅方向外側へ延出された第1展開位置又は前記フレームの幅方向内側へ延出された第2展開位置に配置される棚パネルと、
    前後方向に延在された長尺棒状に形成され、前後方向を軸方向として前後一対の前記脚柱に回転可能に支持されると共に、前記棚パネルと係合可能に構成された支持フックを有する支持バーと、
    を備え、
    前記棚パネルの前記第1展開位置において、前記支持フックが前記棚パネルと係合することで、前記棚パネルが前記第1展開位置に保持され、
    前記棚パネルの前記第2展開位置において、前記支持フックが前記棚パネルと係合することで、前記棚パネルが前記第2展開位置に保持されることを特徴とする物干し装置。
  2. 前後方向から見て、前記支持バーの回転軸から前記支持バーにける前記棚パネルとの係合部位までの距離が、前記棚パネルの回転軸から前記棚パネルにおける前記支持バーとの係合部位までの距離と比べて長く設定されている請求項1に記載の物干し装置。
  3. 前記棚パネルの上側には、長尺棒状の物干しバーが設けられており、
    前記物干しバーの基端部が、前記脚柱の外周部に螺旋状に巻き回され且つ前記脚柱に着脱可能に係止された螺旋状係止部として構成され、当該物干しバーが平面視で前記脚柱から延出されている請求項1又は請求項2に記載の物干し装置。
  4. 前記物干しバーには、前記螺旋状係止部を被覆するカバーが設けられており、前記カバーが弾性部材によって構成されている請求項3に記載の物干し装置。
  5. 前記螺旋状係止部は、前記脚柱の外周部に1巻きに巻き回されており、
    上下方向における前記螺旋状係止部の起点部と終端部との離間距離が、前記脚柱の直径よりも大きく設定されている請求項3又は請求項4に記載の物干し装置。
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