JP3218600B2 - バルブゲート式金型装置 - Google Patents

バルブゲート式金型装置

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    • B29C45/2806Closure devices therefor consisting of needle valve systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂の射
出成形などに用いられるバルブゲート式金型装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】熱可塑性樹脂の射出成
形に用いられるホットランナー金型装置は、成形能率を
高めるために、キャビティへのゲートまでの材料通路内
の樹脂を加熱して常時溶融状態に保つものである。一
方、製品となるキャビティ内の樹脂は冷却させて固化さ
せなければならないため、ホットランナー金型装置で
は、何らかの手段によるゲートの開閉が必要である。こ
のゲートの開閉方式として、バルブピンによりゲートを
機械的に開閉するバルブゲート方式がある。
【0003】バルブゲート式金型装置では、例えば特開
平5−177664号公報に記載されているように、内
部が材料通路をなすとともに外周側にヒーターを設けた
バルブケーシング内にバルブピンを内蔵している。前述
のように、材料通路内の樹脂はヒーターの加熱により常
時溶融状態に保たれるが、キャビティ内に充填された樹
脂は固化させるさせるために冷却しなければならない。
しかも、成形能率を高めるためには、速やかに冷却する
ことが望ましい。したがって、バルブケーシングとこの
バルブケーシングを内部に組み込んである固定型の本体
部との間の断熱が重要である。この断熱のために、バル
ブケーシングやヒーターを覆うヒーターカバーの外面
と、これらを組み込む固定型の本体部の組み込み孔の内
面との間には、断熱層をなす隙間を形成しており、バル
ブケーシングの外面と組み込み孔の内面とは小範囲での
み接触させている。前記隙間は、ゲートに連通している
ため、成形材料である樹脂が浸入する。前記隙間におい
て、樹脂はゲート側からバルブケーシングと組み込み孔
の内面との最初の接触部まで浸入する。したがって、こ
こまでは樹脂による断熱層となり、前記最初の接触部よ
りも反ゲート側が空気断熱層となる。樹脂による断熱層
よりは空気断熱層の方が断熱効果は高いため、前記公報
に記載の金型装置では、ゲートに比較的近い位置におい
て、バルブケーシングの外面と組み込み孔の内面との間
にメタルOリングを介在させ、空気断熱層がなるべく多
くなるようにしている。しかしながら、メタルOリング
まではやはり樹脂が浸入する。
【0004】ところで、同一の金型装置を用い、成形材
料である樹脂のみを顔料ないし染料が異なったものに替
えることにより、同じ形状で異なる色の製品を成形する
ことがある。いわゆる色替えである。このような場合、
次の色の製品の成形を始める前に、射出成形機からの射
出(ショット)を何回か行って、固定型の材料通路内に残
っている前の色の樹脂を排出しなければならない。
【0005】ところが、前記従来のバルブゲート式金型
装置では、バルブケーシングの外面と固定型の本体部の
組み込み孔の内面との間の隙間に樹脂が浸入するが、こ
の隙間に浸入した樹脂は、なかなか排出されない。その
ため、製品の成形のためではない色替えのためのショッ
トを多数回行わなければならず、樹脂の無駄が多いとと
もに、生産性が悪くなっていた。一方、色替えのための
ショットが少なければ、前記隙間に残った前の色の樹脂
が次の色の製品に混入し、成形される製品の不良を招い
ていた。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、色替えなどに際して、金型装置内の材料
通路中の前の成形材料を速やかに、かつ残留なく確実に
次の成形材料に置換できるバルブゲート式金型装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のバルブ
ゲート式金型装置は、前記目的を達成するために、互い
に開閉し型閉時にキャビティを相互間に形成する複数の
型体と、これら型体のうちキャビティへ開口するゲート
を有する型体に設けられたバルブ装置とを備えるととも
に、このバルブ装置は、前記型体の本体部に形成された
組み込み孔内に組み込まれるとともに材料通路を内部に
形成したバルブケーシングと、このバルブケーシングに
設けられたヒーターと、前記バルブケーシングの内部に
設けられ前記ゲートを開閉するバルブピンと、前記バル
ブケーシングの先端部でこのバルブケーシングの材料通
路の先端開口に隣接する位置までの部分と前記型体の組
み込み孔のゲート側先端部との間の隙間に嵌合された断
熱封止部材とを備え、前記断熱封止部材のほぼ円錐面を
なす外面に複数の円環状の凸部を軸方向に同軸的に並ん
で形成し、この断熱封止部材の前記凸部を前記組み込み
孔の内面に接触させたものである。
【0008】成形に際しては、複数の型体を型閉した
後、バルブピンを移動させてゲートを開放する。この状
態で、成形機から成形材料を射出する。この成形材料
は、バルブケーシング内の材料通路を通って、ゲートか
らキャビティ内に充填される。その後、バルブピンが移
動してゲートに嵌合し、このゲートが閉じられる。さら
に、キャビティ内の成形材料すなわち製品が固化した
後、型体を型開して、成形された製品を取り出す。その
間、バルブケーシングの材料通路内の成形材料は、ヒー
ターの加熱により常時溶融状態に保たれる。
【0009】そして、バルブケーシングの先端部でこの
バルブケーシングと型体の組み込み孔との間の隙間が断
熱封止部材によって断熱性を保持しつつ封止されている
ことにより、前記隙間に成形材料が浸入しない。したが
って、例えば色替えに際しては、少ないショット数で金
型装置内に溜まった前の成形材料を速やかに排出でき
る。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明のバル
ブゲート式金型装置において、前記断熱封止部材の外面
に滑らかな曲面状に形成した凹部とこれら凹部と交互に
位置する比較的尖った前記凸部からなる凹凸部を形成
し、この断熱封止部材の前記凸 部を前記組み込み孔の内
面に接触させたものである。
【0011】これにより、断熱封止部材の外面と組み込
み孔の内面との間に空気断熱層が形成され、断熱性が向
上する。また、バルブケーシングの熱膨張などによって
圧力を受けても、断熱封止部材の外面と組み込み孔の内
面との間の隙間の分だけ余裕があるため、断熱封止部材
が完全には破損しにくく、また、断熱封止部材が弾性を
発揮することもできる。
【0012】請求項3の発明は、互いに開閉し型閉時に
キャビティを相互間に形成する複数の型体と、これら型
体のうちキャビティへ開口するゲートを有する型体に設
けられたバルブ装置とを備えるとともに、このバルブ装
置は、前記型体の本体部に形成された組み込み孔内に組
み込まれるとともに材料通路を内部に形成したバルブケ
ーシングと、このバルブケーシングに設けられたヒータ
ーと、前記バルブケーシングの内部に設けられ前記ゲー
トを開閉するバルブピンと、前記バルブケーシングの先
端部でこのバルブケーシングの材料通路の先端開口に隣
接する位置までの部分と前記型体の組み込み孔のゲート
側先端部との間の隙間に嵌合された断熱封止部材とを備
え、前記断熱封止部材のほぼ円錐面をなす内面に複数の
円環状の凸部を軸方向に同軸的に並んで形成し、この断
熱封止部材の前記凸部を前記バルブケーシングの外面に
接触させたものである。
【0013】成形に際しては、複数の型体を型閉した
後、バルブピンを移動させてゲートを開放する。この状
態で、成形機から成形材料を射出する。この成形材料
は、バルブケーシング内の材料通路を通って、ゲートか
らキャビティ内に充填される。その後、バルブピンが移
動してゲートに嵌合し、このゲートが閉じられる。さら
に、キャビティ内の成形材料すなわち製品が固化した
後、型体を型開して、成形された製品を取り出す。その
間、バルブケーシングの材料通路内の成形材料は、ヒー
ターの加熱により常時溶融状態に保たれる。
【0014】そして、バルブケーシングの先端部でこの
バルブケーシングと型体の組み込み 孔との間の隙間が断
熱封止部材によって断熱性を保持しつつ封止されている
ことにより、前記隙間に成形材料が浸入しない。したが
って、例えば色替えに際しては、少ないショット数で金
型装置内に溜まった前の成形材料を速やかに排出でき
る。
【0015】請求項4の発明は、前記断熱封止部材の内
面に滑らかな曲面状に形成した凹部とこれら凹部と交互
に位置する比較的尖った前記凸部からなる凹凸部を形成
し、この断熱封止部材の前記凸部を前記バルブケーシン
グの外面に接触させたものである。
【0016】これにより、断熱封止部材の内面とバルブ
ケーシングの外面との間に空気断熱層が形成され、断熱
性が向上する。また、バルブケーシングの熱膨張などに
よって圧力を受けても、断熱封止部材の内面とバルブケ
ーシングの外面との間の隙間の分だけ余裕があるため、
断熱封止部材が完全には破損しにくく、また、断熱封止
部材が弾性を発揮することもできる。
【0017】
【発明の実施形態】以下、本発明のバルブゲート式金型
装置の参考例について、図1から図3を参照しながら説
明する。1は固定型、2は可動型で、型体であるこれら
固定型1および可動型2は、図示上下方向(型開閉方
向)に互いに移動して開閉し、型閉時に相互間に製品形
状のキャビティ3を形成するものである。固定型1は、
固定側型板6と、この固定側型板6の図示上面すなわち
可動型2と反対側の面に固定された固定側受け板7と、
この固定側受け板7の裏側にスペーサーブロックを介し
て固定された固定側取り付け板(図示していない)とを
備えており、この固定側取り付け板と固定側受け板7と
の間にはマニホールド8が設けられている。このマニホ
ールド8は、材料通路であるランナー9が内部に形成さ
れており、このランナー9内の成形材料である熱可塑性
樹脂は、マニホールド8に設けられた図示していないヒ
ーターの加熱により常時溶融状態に保たれるようになっ
ている。
【0018】そして、固定側型板6に貫通形成されたゲ
ートブッシュ組み込み孔11内には、固定側型板6や固定
側受け板7とともに固定型1の本体部をなすゲートブッ
シュ12が着脱可能に嵌合されている。このゲートブッシ
ュ12は、図示下側すなわちキャビティ3側がこのキャビ
ティ3側へ向かって細くなるテーパー部13になってお
り、このテーパー部13の先端部にキャビティ3へ開口す
るゲート14が開口形成されている。そして、ゲートブッ
シュ組み込み孔11の内面とゲートブッシュ12との間に
は、冷却水通路15が形成されているとともに、この冷却
水通路15を挟んで漏水防止用のOリング16が装着されて
いる。
【0019】また、固定型1には、前記ゲート14を開閉
するバルブ装置21が組み込まれている。つぎに、このバ
ルブ装置21の構成を説明する。前記固定側受け板7に
は、前記型開閉方向に貫通する組み込み孔22が形成され
ており、前記ゲートブッシュ12の内部は、前記組み込み
孔22に通じる組み込み孔23になっている。そして、この
組み込み孔22,23内にほぼ筒状のバルブケーシング26が
組み込まれている。このバルブケーシング26の一端部は
フランジ部27になっていて前記マニホールド8および固
定側受け板7に固定されている。また、バルブケーシン
グ26の内部は、マニホールド8内のランナー9を前記ゲ
ート14に連通させる材料通路28になっている。この材料
通路28の図示下端部すなわちゲート14側の端部は、材料
通路28の他の部分よりも径が小さいバルブピン支持孔29
になっている。このバルブピン支持孔29の内面には、複
数の凹溝30が前記型開閉方向に貫通させて形成されてい
る。バルブピン支持孔29は、ゲート14に同軸的に対向し
ている。そして、バルブケーシング26内には、固定側取
り付け板に設けられた図示していない油圧シリンダーな
どの駆動により前記型開閉方向に移動するバルブ体とし
てのバルブピン31が内蔵されている。このバルブピン31
は、バルブピン支持孔29に常時摺動自在に嵌合してお
り、前記ゲート14に挿脱自在に嵌合してこのゲート14を
閉じるものである。また、バルブピン31は、バルブケー
シング26におけるマニホールド8側の端部では、バルブ
ケーシング26内に固定されたガイドブッシュ32により支
持されている。すなわち、このガイドブッシュ32内をバ
ルブピン31が摺動自在に貫通している。
【0020】また、前記バルブケーシング26の外周面に
は、材料通路28を加熱するバンドヒーター36およびこの
ヒーター36を外側から覆うほぼ円筒状のヒーターカバー
37が嵌合されている。なお、38は、ヒーター36に沿って
設けられた温度センサーである。
【0021】前記バルブケーシング26のゲート14側先端
部の外周側には段部41が形成されており、この段部41に
短い円筒状の断熱リング42が嵌合されて固定されてい
る。この固定は、焼き嵌めによるものである。また、こ
の断熱リング42の内周面には、空気断熱層を形成する凹
溝43が形成されている。そして、断熱リング42の外周面
が前記ゲートブッシュ12の組み込み孔23内に形成された
同径の円柱面状の嵌合面44に嵌合している。これによ
り、バルブケーシング26がそのゲート14側先端部におい
て固定型1の本体部をなすゲートブッシュ12に支持され
ている。なお、断熱リング42とゲートブッシュ12との嵌
合面44以外においては、断熱のために、組み込み孔22,2
3の内面とバルブケーシング26あるいはヒーターカバー3
7の外面との間には隙間45が形成されている。また、断
熱リング42は、隙間45のゲート14側の部分とヒーター36
側の部分とを遮断している。
【0022】そして、前記隙間45における断熱リング42
よりもゲート14側の部分に断熱封止部材としての断熱封
止キャップ51が嵌合されている。すなわち、この断熱封
止キャップ51は、隙間45を形成するゲートブッシュ12の
組み込み孔23のテーパー部13の内面13aと、バルブケー
シング26のゲート14側先端部のテーパー面52からなる外
面との間に挟まれて嵌合されており、隙間45を封止して
いる。したがって、断熱封止キャップ51の形状は、外面
51aおよび内面51bがそれぞれ円錐面からなるテーパー状
の筒からなっている。断熱封止キャップ51の外面51aは
ゲートブッシュ12の内面13aと同一形状であり、断熱封
止キャップ51の内面51bはバルブケーシング26のテーパ
ー面52と同一形状である。したがって、断熱封止キャッ
プ51の外面51aおよび内面51bは、それぞれゲートブッシ
ュ12の内面13aおよびバルブケーシング26のテーパー面5
2に全体が密着する。そして、断熱封止キャップ51の径
小側の先端開口53は、バルブケーシング26の材料通路28
の先端開口に隣接して位置している。すなわち、バルブ
ケーシング26のバルブピン支持孔29の各凹溝30の最外周
部が断熱封止キャップ51の円柱面からなる先端開口53の
内面と同一円柱面に位置している。また、断熱封止キャ
ップ51の材料は、例えば本金型装置で成形される熱可塑
性樹脂などの成形材料の熱により溶けない耐熱性および
耐摩耗性に優れた硬質のポリイミド樹脂などからなるも
のである。例えば、全芳香族ポリイミド樹脂であるべス
ペル(三ツ星ベルト社の商品名)を用いることができ
る。
【0023】なお、56は可動型2の可動側型板である。
つぎに、前記の構成についてその作用を説明する。成形
にあたっては、まず固定型1と可動型2とを型閉して、
これら固定型1および可動型2間にキャビティ3を形成
した後、バルブピン31を可動型2から離れる方向へ移動
させてゲート14を開放する。なお、ゲート14が開放され
た状態でも、バルブピン31は、バルブケーシング26のバ
ルブピン支持孔29に嵌合したままである。そして、射出
成形機から固定型1内に成形材料である熱可塑性樹脂を
射出する。この樹脂は、マニホールドのランナーなどを
通り、さらにバルブケーシング26内の材料通路28および
バルブピン支持孔29の周囲の凹溝30を通って、ゲート14
からキャビティ3内に充填される。その後、保圧を経
て、バルブピン31が可動型52の方へ移動し、ゲート14に
嵌合してこのゲート14を閉じる。キャビティ3内の樹脂
は冷却水通路15を冷却水が通ることにより積極的に冷却
される。そして、キャビティ3内の樹脂すなわち製品が
冷却して固化した後、固定型1と可動型2とを型開し
て、成形された製品を取り出す。その後、再び型閉が行
われて以上の工程が繰り返され、成形が繰り返される。
その間、バルブケーシング26の材料通路28内の樹脂はヒ
ーター36の加熱により常時溶融状態に保たれる。
【0024】このような成形に際して、バルブケーシン
グ26の外面のゲート14側先端部とゲートブッシュ12の組
み込み孔23の内面13aにおけるゲート14側先端部との間
の隙間が断熱封止キャップ51により封止されていること
により、この隙間に成形材料の樹脂がほとんど浸入しな
い。しかも、断熱封止キャップ51は、その先端開口53が
バルブケーシング26の材料通路28の先端開口に隣接して
位置しているので、前記隙間において断熱封止キャップ
51により封止されておらず、かつバルブピン31の軌跡か
ら外れた部分は極わずかであり、したがって、隙間に浸
入する樹脂の量もごく僅かである。一方、断熱封止キャ
ップ51は断熱性に優れた材料からなっているので、加熱
すべきバルブケーシング26と冷却すべきゲートブッシュ
12との間の断熱性は確保される。
【0025】このようにバルブケーシング26のゲート14
側先端部とゲートブッシュ12のゲート14側先端部との間
の隙間に溜まる樹脂の量が極わずかなものになるので、
例えば色替えに際しては、少ないショット数で前記隙間
に溜まった前の色の樹脂を速やかに、かつ残留なく確実
に排出できる。したがって、成形材料の無駄を少なくで
きるとともに、生産性が向上する。また、固定型1内に
残留した前の色の樹脂が次の色の樹脂に混入するような
ことがなく、成形される製品の不良を防止できる。
【0026】また、断熱封止キャップ51の材料として用
いている全芳香族ポリイミド樹脂は、断熱性、耐熱性お
よび耐摩耗性に優れ、また、適度の弾性を有しており、
断熱封止キャップ51の材料として好適である。
【0027】ところで、バルブケーシング26は、例えば
300℃〜350℃といった温度にまで加熱されるものであ
り、この加熱により熱膨張を生じて伸びる。それに伴
い、断熱封止キャップ51は強い圧力を受けることにな
る。そして、この圧力に耐えられずに樹脂製の断熱封止
キャップ51が潰れ、最悪の場合、断熱封止キャップ51が
破損してバルブケーシング26の外面とゲートブッシュ12
の内面13aとの間の隙間に成形材料の樹脂が浸入するに
至るおそれがある。このような事態になれば、断熱封止
キャップ51の効果は損なわれることになる。しかも、前
記第1実施例のように断熱封止キャップ51の外面51aお
よび内面51bが円錐面からなっていてゲートブッシュ12
の内面13aおよびバルブケーシング26のテーパー面52に
全体が密着していると、余裕がないため断熱封止キャッ
プ51が破損しやすい。
【0028】図4から図9に示す以下の第実施例から
実施例は、このような問題の改善を図った断熱封止
キャップ51の変形例である。なお、以下の変形例の説明
において、前記参考例と対応する部分には同一符号を付
して、その説明を省略する。いずれの実施例において
も、断熱封止キャップ51の全体としてはそれぞれほぼ円
錐面をなす外面51aおよび内面51bに、この断熱封止キャ
ップ51の軸方向に同軸的に並んだ複数の円環状の凹部61
a, 61b, 62a, 62b, 63a, 63b, 64a, 64b, 65a, 65bおよ
び凸部71a, 71b, 71c, 71d, 72a, 72b, 72c, 72d, 73a,
73b, 73c, 73d,74a, 74b, 74c, 74d, 75a, 75b, 75c,
75dからなる凹凸部をそれぞれ形成している。いずれの
実施例でも、断熱封止キャップ51の外面51aおよび内面5
1bのそれぞれにおいて、その径小側すなわちゲート14側
の先端部にも凸部71c, 71d, 72c, 72d, 73c, 73d, 74c,
74d, 75c, 75dを形成している。一方、ゲートブッシュ
12のゲート14側先端部の内面13aおよびバルブケーシン
グ26のゲート14側先端部のテーパー面52は円錐面からな
っており、したがって、断熱封止キャップ51の外面51a
および内面51bは、それぞれゲートブッシュ12の内面13a
およびバルブケーシング26のテーパー面52に凸部71a,
…,75dにおいてのみ部分的に接触する。そして、前述の
ように断熱封止キャップ51の外面51aおよび内面51bのそ
れぞれにおいて、そのゲート14側先端部にも凸部71c,
…,75dがあるから、断熱封止キャップ51は、バルブケー
シング26の材料通路28の先端開口に隣接する位置でもゲ
ートブッシュ12の内面13aおよびバルブケーシング26の
テーパー面52にそれぞれ接触することになる。
【0029】そして、図4および図5に示す第実施例
では、外面51aの凹部61aおよび内面51bの凹部61bを滑ら
かな曲面状に形成する一方、これら凹部61a, 61bと交互
に位置する凸部71a, 71b, 71c, 71dを比較的尖った形状
にしている。また、図6に示す第3実施例でも、同様に
外面51aの凹部62aおよび内面51bの凹部62bを滑らかな曲
面状に形成する一方、これら凹部62a, 62bと交互に位置
する凸部72a, 72b, 72c, 72dを比較的尖った形状にして
いるが、前記第実施例よりも凹部62a,62bおよび凸部7
2a,…,72dの幅を小さくして、これら凹部62a,62bおよび
凸部72a,…,72dの数を増やしている。さらに、図7に示
す第実施例でも、同様に外面51aの凹部63aおよび内面
51bの凹部63bを滑らかな曲面状に形成する一方、これら
凹部63a,63bと交互に位置する凸部73a, 73b, 73c, 73d
を比較的尖った形状にしているが、前記第実施例より
も凹部63a,63bおよび凸部73a,…,73dの幅を大きくし
て、これら凹部63a,63bおよび凸部73a,…,73dの数を減
らしている。外面51aの凸部73a, 73cは3条のみであ
り、内面の凸部73b, 73dは両端部の2条のみである。ま
た、図8に示す第実施例では、外面51aの凹部64aおよ
び内面51bの凹部64bと外面51aの凸部74a, 74cおよび内
面51bの凸部74b, 74dとをともに滑らかな対称的な曲面
状に形成している。すなわち、凹部64a,64bおよび凸部7
4a,…,74dは滑らかな波形状からなっている。さらに、
図9に示す第実施例では、外面51aの凸部75a,75cおよ
び内面51bの凸部75b,75dを幅の小さい断面三角形状の突
起状のものとし、これら凸部75a,…,75d間に平坦で幅の
広い凹部65a, 65bを形成している。
【0030】このように第実施例から第実施例にお
いては、断熱封止キャップ51の外面51aおよび内面51bに
凹部61a,…,65bおよび凸部71a,…,75dを形成し、断熱封
止キャップ51の外面51aおよび内面51bを前記凸部71a,
…,75dで部分的にのみゲートブッシュ12の内面13aおよ
びバルブケーシング26の外面のテーパー面52に接触させ
たので、凹部61a,…,65bにおいてはゲートブッシュ12の
内面13aおよびバルブケーシング26のテーパー面52と断
熱封止キャップ51の外面51aおよび内面51bとの間にそれ
ぞれ断熱空気層81が形成される。したがって、バルブケ
ーシング26とゲートブッシュ12との断熱性をより向上さ
せることができる。なお、断熱封止キャップ51の外面51
aおよび内面51bには、そのゲート14側端部にも凸部71c,
…,75dがそれぞれあり、両凸部71c,…,75dがバルブケー
シング26の材料通路28の先端開口の近傍位置でゲートブ
ッシュ12の内面13aおよびバルブケーシング26のテーパ
ー面52に密着しているので、ゲート14側端部の凸部71c,
…,75dよりも反ゲート14側には成形材料の樹脂が浸入す
ることはない。
【0031】また、バルブケーシング26が熱膨張により
伸びるなどして断熱封止キャップ51が強い圧力を受けて
も、この断熱封止キャップ51の外面51aおよび内面51bと
ゲートブッシュ12の内面13aおよびバルブケーシング26
のテーパー面52との間の隙間の分だけ余裕があるため、
断熱封止キャップ51は圧縮されても完全には破損しにく
い。また、本実施例の断熱封止キャップ51は適度の弾性
を有する全芳香族ポリイミド樹脂からなっているので、
前記隙間の分だけの余裕により断熱封止キャップ51が極
度に圧縮されることなく弾性変形でき、全芳香族ポリイ
ミド樹脂自体の強度とあいまって断熱封止キャップ51が
いっそう破損しにくい。したがって、長期間に渡って、
断熱封止キャップ51による封止効果を保つことができ
る。特に、前記第実施例などのように、凹部64a,64b
および凸部74a,…,74dを滑らかな波形状に形成すると、
凸部71a,…,75dを鋭利な形状とした場合に比べ断熱封止
キャップ51が部分的にも破損しにくくなるとともに、断
熱封止キャップ51がよりいっそう弾性を発揮しやすくな
り、断熱封止キャップ51の破損をより確実に防止でき
る。
【0032】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例の金型装置では、固定側型板6とは別体のゲ
ートブッシュ12を設け、このゲートブッシュ21にゲート
14を形成したが、このようなゲートブッシュを設けず
に、固定側型板に直接ゲートを形成してもよい。
【0033】また、前記第実施例から第実施例で
は、断熱封止キャップ51の外面51aおよび内面51bのそれ
ぞれに凹凸部を形成したが、断熱封止キャップの外面ま
たは内面のいずれか一方にのみ凹凸部を形成してもよ
い。
【0034】さらに、前記実施例では、断熱封止部材で
ある断熱封止キャップ51の材料を全芳香族ポリイミド樹
脂としたが、断熱封止部材の材料は、それに限るもので
はなく、成形材料の熱により溶融しない程度の耐熱性を
有するとともに、ある程度の断熱性および強度を有する
適宜の材料を用いることができる。熱硬化性樹脂が好適
であるが、セラミックスや、熱伝導率および熱膨張率の
小さいものならば金属を採用することも可能である。ま
た、特に断熱封止部材の内外面に凹凸部を形成する場合
には、適度の弾性を有する材料であることが望ましい。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明のバルブゲート式金型装
置によれば、断熱封止部材のほぼ円錐面をなす外面に複
数の円環状の凸部を軸方向に同軸的に並んで形成し、こ
の断熱封止部材の前記凸部を前記組み込み孔の内面に接
触させたので、バルブケーシングの外面と組み込み孔の
内面との間の隙間に成形材料が浸入することを防止で
き、例えば色替えに際して、少ないショット数で金型装
置内に溜まった前の成形材料を速やかに、かつ残留なく
確実に次の成形材料に置換できる。
【0036】請求項2の発明のバルブゲート式金型装置
によれば、請求項1の発明の効果に加えて、断熱封止部
材の外面に滑らかな曲面状に形成した凹部とこれら凹部
と交互に位置する比較的尖った前記凸部からなる凹凸部
を形成し、この断熱封止部材の前記凸部を前記組み込み
孔の内面に接触させたので、バルブケーシングと型体の
本体部との間の断熱性を向上できるとともに、バルブケ
ーシングの熱膨張などによる圧力に抗して、断熱封止部
材が破損することを防止できる。
【0037】請求項3の発明のバルブゲート式金型装置
によれば、断熱封止部材のほぼ円錐面をなす内面に複数
の円環状の凸部を軸方向に同軸的に並んで形成し、この
断熱封止部材の前記凸部を前記バルブケーシングの外面
に接触させたので、バルブケーシングの外面と組み込み
孔の内面との間の隙間に成形材料が浸入することを防止
でき、例えば色替えに際して、少ないショット数で金型
装置内に溜まった前の成形材料を速やかに、かつ残留な
く確実に次の成形材料に置換できる。
【0038】請求項4の発明のバルブゲート式金型装置
によれば、請求項3の発明の効果に加えて、断熱封止部
材の内面に滑らかな曲面状に形成した凹部とこれら凹部
と交互に位置する比較的尖った前記凸部からなる凹凸部
を形成し、この断熱封止部材の前記凸部を前記バルブケ
ーシングの外面に接触させたので、バルブケーシングと
型体の本体部との間の断熱性を向上できるとともに、バ
ルブケーシングの熱膨張などによる圧力に抗して、断熱
封止部材が破損することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブゲート式金型装置の参考例を示
す断面図である。
【図2】同上断熱封止部材の断面図である。
【図3】同上断熱封止部材の斜視図である。
【図4】本発明のバルブゲート式金型装置の第実施例
を示す断熱封止部材の断面図である。
【図5】同上断熱封止部材の斜視図である。
【図6】本発明のバルブゲート式金型装置の第実施例
を示す断熱封止部材の断面図である。
【図7】本発明のバルブゲート式金型装置の第実施例
を示す断熱封止部材の断面図である。
【図8】本発明のバルブゲート式金型装置の第実施例
を示す断熱封止部材の断面図である。
【図9】本発明のバルブゲート式金型装置の第実施例
を示す断熱封止部材の断面図である。
【符号の説明】
1 固定型(型体) 2 可動型(型体) 3 キャビティ 6 固定側型板(本体部) 7 固定側受け板(本体部) 12 ゲートブッシュ(本体部) 14 ゲート 21 バルブ装置 22 組み込み孔 23 組み込み孔 26 バルブケーシング 28 材料通路 31 バルブピン 36 バンドヒーター(ヒーター) 51 断熱封止キャップ(断熱封止部材) 61a, 61b 凹部(凹凸部) 62a, 62b 凹部(凹凸部) 63a, 63b 凹部(凹凸部) 64a, 64b 凹部(凹凸部) 65a, 65b 凹部(凹凸部) 71a, 71b, 71c, 71d 凸部(凹凸部) 72a, 72b, 72c, 72d 凸部(凹凸部) 73a, 73b, 73c, 73d 凸部(凹凸部) 74a, 74b, 74c, 74d 凸部(凹凸部) 75a, 75b, 75c, 75d 凸部(凹凸部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千羽 治 新潟県新潟市小金町3番地1 三菱マテ リアル株式会社新潟製作所内 (56)参考文献 特開 平7−148786(JP,A) 特開 平6−143358(JP,A) 米国特許4268240(US,A) 米国特許5360333(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに開閉し型閉時にキャビティを相互
    間に形成する複数の型体と、これら型体のうちキャビテ
    ィへ開口するゲートを有する型体に設けられたバルブ装
    置とを備えるとともに、このバルブ装置は、前記型体の
    本体部に形成された組み込み孔内に組み込まれるととも
    に材料通路を内部に形成したバルブケーシングと、この
    バルブケーシングに設けられたヒーターと、前記バルブ
    ケーシングの内部に設けられ前記ゲートを開閉するバル
    ブピンと、前記バルブケーシングの先端部でこのバルブ
    ケーシングの材料通路の先端開口に隣接する位置までの
    部分と前記型体の組み込み孔のゲート側先端部との間の
    隙間に嵌合された断熱封止部材とを備え、前記断熱封止
    部材のほぼ円錐面をなす外面に複数の円環状の凸部を軸
    方向に同軸的に並んで形成し、この断熱封止部材の前記
    凸部を前記組み込み孔の内面に接触させたことを特徴と
    するバルブゲート式金型装置。
  2. 【請求項2】 前記断熱封止部材の外面に滑らかな曲面
    状に形成した凹部とこれら凹部と交互に位置する比較的
    尖った前記凸部からなる凹凸部を形成し、この断熱封止
    部材の前記凸部を前記組み込み孔の内面に接触させた
    とを特徴とする請求項1記載のバルブゲート式金型装
    置。
  3. 【請求項3】 互いに開閉し型閉時にキャビティを相互
    間に形成する複数の型体と、これら型体のうちキャビテ
    ィへ開口するゲートを有する型体に設けられたバルブ装
    置とを備えるとともに、このバルブ装置は、前記型体の
    本体部に形成された組み込み孔内に組み込まれるととも
    に材料通路を内部に形成したバルブケーシングと、この
    バルブケーシングに設けられたヒーターと、前記バルブ
    ケーシングの内部に設けられ前記ゲートを開閉するバル
    ブピンと、前記バルブケーシングの先端部でこのバルブ
    ケーシングの材料通路の先端開口に隣接する位置までの
    部分と前記型体の組み込み孔のゲート側先端部との間の
    隙間に嵌合された断熱封止部材とを備え、前記断熱封止
    部材のほぼ円錐面をなす内面に複数の円環状の凸部を軸
    方向に同軸的に並んで形成し、この断熱封止部材の前記
    凸部を前記バルブケーシングの外面に接触させたことを
    特徴とするバルブゲート式金型装置。
  4. 【請求項4】前記断熱封止部材の内面に滑らかな曲面状
    に形成した凹部とこれら凹部と交互に位置する比較的尖
    った前記凸部からなる凹凸部を形成し、この断熱封止部
    材の前記凸部を前記バルブケーシングの外面に接触させ
    たことを特徴とする請求項3記載のバルブゲート式金型
    装置。
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