JP3160890B2 - バルブゲート式金型装置 - Google Patents

バルブゲート式金型装置

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    • B29C45/26Moulds
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂の射
出成形などに用いられるバルブゲート式金型装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂の射出成形に用いられるホ
ットランナー金型装置は、成形能率を高めるために、キ
ャビティへのゲートまでの材料通路内の樹脂を加熱して
常時溶融状態に保つものである。一方、製品となるキャ
ビティ内の樹脂は冷却させて固化させなければならない
ため、ホットランナー金型装置では、何らかの手段によ
るゲートの開閉が必要である。このゲートの開閉方式と
して、バルブピンによりゲートを機械的に開閉するバル
ブゲート方式がある。
【0003】ここで、従来のバルブゲート式金型装置の
一例を図3に基づいて説明する。1は固定型、2は可動
型で、これら固定型1および可動型2は、図示上下方向
に開閉し、型閉時に相互間にキャビティ3を形成するも
のである。固定型1は、キャビティ3を形成する固定側
型板4と、その裏側(可動型2と反対側)に固定された
固定側受け板5とを備えており、さらに、この固定側受
け板5の裏側にマニホールド6が設けられている。
【0004】そして、前記固定側型板4および固定側受
け板5に形成された組み込み孔7内にバルブ装置10のバ
ルブケーシング11が組み込まれている。このバルブケー
シング11の内部には、前記マニホールド6内の材料通路
であるランナー12に連通する材料通路13が形成されてい
る。この材料通路13は、固定側型板4に形成されたキャ
ビティ3へのゲート14に通じている。また、バルブケー
シング11の外周側には、材料通路13内の樹脂を加熱して
溶融状態に保つためのヒーター16が設けられており、こ
のヒーター16はヒーターカバー17により覆われている。
そして、バルブケーシング11内には、図示していない油
圧シリンダー装置により駆動されて前記ゲート14を開閉
するバルブピン18が設けられている。
【0005】また、前記バルブケーシング11のゲート14
側の先端部の外周面にはほぼ円環状のシールリング21が
嵌合されて固定されている。このシールリング21は、前
記組み込み孔7の内面に嵌合しており、これにより、バ
ルブケーシング11の外周面と組み込み孔7との間の空間
部を仕切るものである。すなわち、この空間部におい
て、シールリング21よりもゲート14側は、樹脂が侵入し
て樹脂断熱層22となり、一方、反対側は、樹脂が侵入せ
ずに空気断熱層23となる。これらの断熱層22,23は、バ
ルブケーシング11は樹脂を溶融させるために加熱しなけ
ればならないのに対して、固定側型板4はキャビティ3
内の樹脂の速やかな固化のために冷却しなければならな
いことによる。
【0006】そして、従来のシールリング21は、断面ほ
ぼJ字形状になっており、バルブケーシング11に嵌合す
る内周筒部24と、この内周筒部24の一端側に連結部25に
より繋がった外周筒部26とを有している。この外周筒部
26は内周筒部24よりも可動型2側へ長く延びており、こ
の外周筒部26の先端部が組み込み孔7の内面に嵌合して
いる。また、内周筒部24と連結部25と外周筒部26との間
には、樹脂断熱層22に臨む凹溝27が形成されている。こ
のように、シールリング21に凹溝27を形成しているの
は、この凹溝27で樹脂の圧力を確実に受け止め、これに
より、外周筒部26と固定側型板4との密着性を高めて、
空気断熱層23への樹脂の漏出を防ぐことを目的としたも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のバ
ルブゲート式金型装置では、シールリング21を断面ほぼ
J字形状にして、この形状による凹溝27によって樹脂の
圧力を受けるようにしていたため、シールリング21の外
周筒部26が樹脂の圧力により膨らむように変形し、その
結果、固定側型板4を基準としてバルブケーシング11が
芯ずれを生じやすい問題があった。実際、放熱防止のた
め、バルブケーシング11のゲート14側の部分は、シール
リング21のみによって固定側型板4に支持されており、
しかも、これらシールリング21と固定側型板4との接触
面積は小さく設定されているから、シールリング21の変
形が生じやすい。そして、バルブケーシング11が芯ずれ
を生じれば、バルブピン18およびバルブケーシング11の
磨耗が生じやすくなったり、バルブピン18の作動不良が
生じたりするなどの問題が起きる。
【0008】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、バルブケーシングの周りの断熱効果は保
持しながら、バルブケーシングの芯ずれを確実に防止で
きるバルブゲート式金型装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、互いに開閉し型閉時にキャビティを相互
間に形成する複数の型体と、これら型体のうちキャビテ
ィへ開口するゲートを有する型体に設けられたバルブ装
置とを備え、このバルブ装置は、前記型体の本体部に形
成された組み込み孔内に組み込まれるとともに材料通路
を内部に形成したバルブケーシングと、このバルブケー
シングに設けられたヒーターと、前記バルブケーシング
の内部に設けられ前記ゲートを開閉するバルブと、前記
バルブケーシングのゲート側先端部の外周面に固定され
前記組み込み孔の内面に嵌合するシールリングとを有
し、前記バルブケーシングと型体の本体部との間で、前
記シールリングよりもゲート側に成形材料が充填されて
なる材料断熱層を形成するとともに、反対側に空気断熱
層を形成したバルブゲート式金型装置において、前記シ
ールリングは、前記バルブケーシングの外周面に接合さ
れた環状凸部を内周面の両端側に有するとともに、これ
ら環状凸部間に前記バルブケーシングの外周面との間に
空気断熱層を形成する凹部を有するものである。
【0010】そして、成形時には、複数の型体を型閉す
るとともに、ゲートを開放した状態で、バルブケーシン
グ内の材料通路からゲートを通してキャビティ内に熱可
塑性樹脂などの成形材料が充填される。その後、ゲート
はバルブにより閉じられる。さらに、キャビティ内の樹
脂すなわち製品が冷却して固化した後、型開が行われ
て、成形された製品が取り出される。以上の工程が繰り
返されるが、その間、バルブケーシングに設けられたヒ
ーターによりバルブケーシングの材料通路内の成形材料
は常時溶融状態に保たれる。
【0011】ところで、バルブケーシングのゲート側
は、このバルブケーシングのゲート側先端部の外周面に
固定されたシールリングが型体の本体部の組み込み孔の
内面に嵌合していることにより、この型体の本体部に支
持されている。そして、バルブケーシングと型体の本体
部との間で、シールリングよりもゲート側に形成される
材料断熱層と、反対側に形成される空気断熱層とによっ
て、加熱されるべきバルブケーシングと、冷却されるべ
き型体の本体部とが断熱される。そして、シールリング
は、その内周面の両端側にある環状凸部がバルブケーシ
ングの外周面に接合していることにより、成形材料の圧
力によって変形しにくく、これにより、型体の本体部に
対してバルブケーシングの芯位置が確実に保持される。
また、両環状凸部間にある凹部からなる空気断熱層によ
って断熱もなされる。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明のバルブゲート式金型
装置の一実施例について図1および図2を参照しながら
説明する。31は固定型、32は可動型で、型体であるこれ
ら固定型31および可動型32は、図1における図示上下方
向(型開閉方向)に互いに移動して開閉し、型閉時に相
互間に製品形状のキャビティ33を形成するものである。
固定型31は、キャビティ33を形成する固定側型板36と、
この固定側型板36の裏側(可動型32と反対側)に固定さ
れた固定側受け板37と、この固定側受け板37の裏側にス
ペーサーブロックを介して固定された固定側取り付け板
(図示していない)とを備えており、この固定側取り付
け板と固定側受け板37との間にはマニホールド38が設け
られている。このマニホールド38は、材料通路であるラ
ンナー39が内部に形成されており、このランナー39内の
成形材料である熱可塑性樹脂は、マニホールド38に設け
られた図示していないヒーターの加熱により常時溶融状
態に保たれるようになっている。
【0013】そして、前記固定型31には、ゲート41を開
閉するバルブ装置42が設けられている。つぎに、このバ
ルブ装置42の構成について説明する。固定型31の本体部
をなす前記固定側型板36および固定側受け板37には、こ
れらを貫通する組み込み孔43が形成されている。この組
み込み孔43の先端部は、キャビティ33へ開口する前記ゲ
ート41になっている。組み込み孔43の内面は、可動型32
側へ向かって段差状あるいはテーパー状に径が小さくな
る形状になっており、マニホールド38側から可動型32側
へ並んだ反ゲート側柱面43a と段差面43b と中間柱面43
c とテーパー面43d とゲート側柱面43e とを有してい
る。柱面43a ,43c ,43e は型開閉方向と平行であり、
段差面43b は型開閉方向と直交している。
【0014】46はバルブケーシングで、このバルブケー
シング46は、型開閉方向を軸方向とするほぼ筒状になっ
ており、内部が材料通路47になっている。この材料通路
47におけるマニホールド38側の部分は、このマニホール
ド38のランナー39に連通する屈曲部48となっている。な
お、この屈曲部48は、バルブケーシング46にキャップ49
を固定することにより形成されている。そして、バルブ
ケーシング46は、前記組み込み孔43内に組み込まれてい
るが、バルブケーシング46におけるマニホールド38側の
端部は、ここに形成されたフランジ部50が組み込み溝43
の反ゲート側柱面43a および段差面43b に嵌合した状態
で、図示していないボルトにより固定側受け板37に固定
されている。これとともに、フランジ部50は、マニホー
ルド38に突き当たっている。なお、バルブケーシング46
におけるゲート41側の部分の支持については後述する。
【0015】また、バルブケーシング46のゲート41側の
端部には、このゲート41に対向する貫通孔51が形成され
ている。この貫通孔51は、軸方向が型開閉方向と一致し
ているとともに、ゲート41と同軸的に位置している。ま
た、貫通孔51の周囲には、その軸方向に沿って複数の流
通溝52が形成されている。そして、バルブケーシング46
内には、ゲート41を開閉するバルブであるバルブピン56
が設けられている。このバルブピン56のゲート41側の先
端部は、前記貫通孔51に常時摺動自在に嵌合している。
また、バルブピン56は、バルブケーシング46におけるマ
ニホールド38側の端部で、ここに固定されたガイドブッ
シュ57を摺動自在に貫通していることによっても支持さ
れており、さらに、マニホールド38をも貫通している。
そして、バルブピン56は、固定側取り付け板に設けられ
た油圧シリンダー装置などの駆動装置により駆動されて
型開閉方向へ移動することにより、ゲート41に挿脱自在
に嵌合してこのゲート41を開閉するようになっている。
【0016】また、バルブケーシング46の外周面には、
バンドヒーター61が設けられているとともに、このバン
ドヒーター61を覆う筒状のヒーターカバー62が固定され
ている。なお、このヒーターカバー62におけるマニホー
ルド38側の端部に形成されたフランジ部63が組み込み孔
43の中間柱面43c の端部に嵌合している。また、バルブ
ケーシング46の外周面でバンドヒーター61の内側には、
このバンドヒーター61の通電を制御するための温度セン
サー64が設けられている。
【0017】さらに、バルブケーシング46におけるゲー
ト41側の先端部の外周面には、ステンレス鋼などからな
る短い円筒状のシールリング66が同軸的に嵌合されて固
定されている。このシールリング66の内周面両端側には
円環状の環状凸部67がそれぞれ形成されており、これら
環状凸部67がバルブケーシング46の外周面に接合してい
る。また、両環状凸部67間は円環状の凹部68となってお
り、この凹部68により、シールリング66の内周面とバル
ブケーシング46の外周面との間に空気断熱層69が形成さ
れている。一方、シールリング66の外周面は、そのゲー
ト41側の一部において組み込み孔43のゲート側柱面43e
の一部に嵌合している。これにより、バルブケーシング
46のゲート41側が固定側型板36に支持されているととも
に、組み込み孔43の内面とバルブケーシング46ないしヒ
ーターカバー62との間の空間部が仕切られている。すな
わち、ゲート側柱面43e は、固定側型板36に対するバル
ブケーシング46の芯合わせの位置基準となる。また、前
記空間部において、シールリング66よりもゲート41側の
部分は、材料通路47に連通しており、樹脂が充填されて
なる材料断熱層である樹脂断熱層70となる。一方、前記
空間部の反対側の部分は空気断熱層71をなしている。
【0018】なお、前記可動型32は、詳しくは図示して
いないが、キャビティ33を形成する可動側型板76と、こ
の可動側型板76の裏側(固定型31と反対側)に固定され
た可動側受け板と、この可動側受け板の裏側にスペーサ
ーブロックを介して固定された可動側取り付け板と、成
形された製品を突き出す突き出し機構などを備えてい
る。
【0019】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。成形時には、固定型31と可動型32とを型閉し
た後、バルブピン56を移動させてゲート41を開放する。
この状態で、射出成形機のノズルから溶融した熱可塑性
樹脂を射出する。この樹脂は、マニホールド38のランナ
ー39、バルブケーシング46内の材料通路47、貫通孔51お
よび流通溝52を通って、ゲート41からキャビティ33内に
充填される。なお、バルブピン56は貫通孔51に常時嵌合
しているが、この貫通孔51の周囲の流通溝52により樹脂
の通り道が確保される。そして、保圧工程を経た後、バ
ルブピン56が移動してゲート41に嵌合し、このゲート41
が閉じられる。さらに、キャビティ33内の樹脂すなわち
製品が十分に冷却して固化した後、固定型31と可動型32
とを型開して、成形された製品を取り出す。以上の工程
が繰り返されるが、その間、マニホールド38のランナー
39などと同様、バルブケーシング46の材料通路47内の樹
脂は、バンドヒーター61の加熱により常時溶融状態に保
たれる。
【0020】前述のような成形に際して、ヒーターカバ
ー62を含むバルブケーシング46の外周面と固定側型板36
ないし固定側受け板37との間に形成された樹脂断熱層70
および空気断熱層71と、シールリング66とバルブケーシ
ング46との間に形成された空気断熱層69とにより、材料
通路47内の樹脂を常時溶融状態に保つために加熱される
べきバルブケーシング46と、キャビティ33内の樹脂を速
やかに固化させるために冷却されるべき固定側型板36お
よび固定側受け板37とが断熱される。
【0021】そして、シールリング66は、全体としてほ
ぼ円筒形状になっており、内周面の両端側にある環状凸
部67がバルブケーシング46の外周面に接合しているの
で、樹脂断熱層70内に流入した樹脂の圧力を受けても変
形しにくい。したがって、固定側型板36に対しシールリ
ング66を介してバルブケーシング46の芯位置が確実に保
持され、バルブケーシング46が芯ずれを生じたりしな
い。
【0022】しかも、バルブピン56の先端部をバルブケ
ーシング46の先端部に形成された貫通孔51に常時直接嵌
合させて支持しているため、バルブピン56とバルブケー
シング46との芯合わせをいっそう確実にできる。
【0023】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、バルブケーシング46の周りの断熱効果は保持しなが
ら、バルブケーシング46の芯ずれを確実に防止でき、し
たがって、バルブピン56およびバルブケーシング46の磨
耗やバルブピン56の作動不良などを防止できる。
【0024】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、バルブケーシング46の外周側にバンド
ヒーター61をヒーターカバー62により覆って一体的に組
み込むように設けており、これには位置精度を高められ
る利点があるが、バルブケーシングに対してバンドヒー
ターを着脱自在にして容易に交換できるようにしてもよ
い。また、前記実施例では、バルブピン56の先端部をバ
ルブケーシング46の先端部に形成された貫通孔51に常時
直接嵌合させて支持しているが、バルブケーシング内の
先端部に、これとは別部材の例えばホイール状の支持部
材を設けて、これによりバルブピンの先端部を支持する
ようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、型体の本体部の組み込
み孔の内面とバルブケーシングとの間の隙間で成形材料
を遮断するとともにバルブケーシングの先端側を支持す
るシールリングは、バルブケーシングの外周面に接合さ
れた環状凸部を内周面の両端側に有するとともに、これ
ら環状凸部間に空気断熱層を形成する凹部を有するもの
としたので、バルブケーシングの周りの断熱効果は保持
しながら、バルブケーシングの芯ずれを確実に防止で
き、これにより、バルブおよびバルブケーシングの磨耗
やバルブの作動不良なども防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブゲート式金型装置の一実施例を
示す縦断面図である。
【図2】同上横断面図である。
【図3】従来のバルブゲート式金型装置の一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
31 固定型(型体) 32 可動型(型体) 33 キャビティ 36 固定側型板(型体の本体部) 37 固定側受け板(型体の本体部) 41 ゲート 42 バルブ装置 43 組み込み溝 46 バルブケーシング 47 材料通路 56 バルブピン(バルブ) 61 バンドヒーター(ヒーター) 66 シールリング 67 環状凸部 68 凹部 69 空気断熱層 70 樹脂断熱層(材料断熱層) 71 空気断熱層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−52767(JP,A) 特開 平6−210668(JP,A) 特開 平7−132541(JP,A) 特開 平7−137079(JP,A) 実開 昭50−137364(JP,U) 実開 昭62−178122(JP,U) 実開 昭62−180510(JP,U) 実開 平3−90921(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに開閉し型閉時にキャビティを相互
    間に形成する複数の型体と、これら型体のうちキャビテ
    ィへ開口するゲートを有する型体に設けられたバルブ装
    置とを備え、このバルブ装置は、前記型体の本体部に形
    成された組み込み孔内に組み込まれるとともに材料通路
    を内部に形成したバルブケーシングと、このバルブケー
    シングに設けられたヒーターと、前記バルブケーシング
    の内部に設けられ前記ゲートを開閉するバルブと、前記
    バルブケーシングのゲート側先端部の外周面に固定され
    前記組み込み孔の内面に嵌合するシールリングとを有
    し、前記バルブケーシングと型体の本体部との間で、前
    記シールリングよりもゲート側に成形材料が充填されて
    なる材料断熱層を形成するとともに、反対側に空気断熱
    層を形成したバルブゲート式金型装置において、前記シ
    ールリングは、前記バルブケーシングの外周面に接合さ
    れた環状凸部を内周面の両端側に有するとともに、これ
    ら環状凸部間に前記バルブケーシングの外周面との間に
    空気断熱層を形成する凹部を有することを特徴とするバ
    ルブゲート式金型装置。
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