JP3218434B2 - 丸 鋸 - Google Patents

丸 鋸

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JP3218434B2
JP3218434B2 JP04223999A JP4223999A JP3218434B2 JP 3218434 B2 JP3218434 B2 JP 3218434B2 JP 04223999 A JP04223999 A JP 04223999A JP 4223999 A JP4223999 A JP 4223999A JP 3218434 B2 JP3218434 B2 JP 3218434B2
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    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/025Details of saw blade body
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D47/00Sawing machines or sawing devices working with circular saw blades, characterised only by constructional features of particular parts
    • B23D47/005Vibration-damping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sawing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、最低臨界回転数
以上の回転域に到達しても、台金に蛇行を生ずることな
くワークを良好に切削し得る丸鋸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木材や樹脂系材料その他非鉄金属等のワ
ークは、一般に特殊鋼を材質とする台金の外周部に超硬
チップをロー付けした丸鋸(所謂チップソー)によって切
削される。この丸鋸はワーク切削時に高速で回転される
が、該丸鋸の最高回転数は台金に固有の「最低臨界回転
数」により制限されることが知られている。すなわち、
丸鋸は切削時のワークと切刃との摩擦や切屑と台金との
摩擦等によって、一般に台金外周部の発熱温度は中央の
フランジ近傍よりも高くなり、その最低臨界回転数は低
下するに至る。そして各丸鋸に固有の最低臨界回転数よ
り少し下の回転数で使用していると、該最低臨界回転数
の低下に伴い使用中の回転数が最低臨界回転数となる。
このように丸鋸の回転数が前記最低臨界回転数に達する
と、そのモードにおいて該台金に関する横方向の剛性が
極めて小さくなり、該台金は木材切削中に加わる横方向
の荷重により左右に蛇行するようになる。これは一種の
座屈現象であって、丸鋸の回転数を最低臨界回転数より
上昇させても該台金はそのモードで蛇行を継続し、その
蛇行の程度は臨界回転数からの上昇量に比例して大きく
なる。このため最低臨界回転数以上での丸鋸によるワー
クの切削は不可能であって、一般に最低臨界回転数の8
5%以下の回転数域で使用しているのが実情である。
【0003】前述した台金の温度上昇に伴なう最低臨界
回転数の低下を抑制するための手段として、丸鋸の台金
に複数のスリットを穿設することが提案されている。こ
の場合、相互に隣接し合うスリットの中心角は等間隔ま
たは不等間隔であり、該スリットの長さは一般に同じで
台金半径の略5〜10%程度の寸法になっている(特殊
な場合は中央のフランジ近くまで及んでいる)。また隣
接し合うスリットの長さを異ならせ、一つ置きに隣接し
合うスリットの長さは同じとした丸鋸も提案されてい
る。この場合は、スリットの本数は偶数であると共に中
心角は等間隔であり、かつ中心を挟んで直径方向に対向
する2本のスリットの長さの和は全て同じである。しか
しこの提案も完全なものではなく、台金の温度上昇が激
しくなると最低臨界回転数は大きく低下し、先に述べた
蛇行現象を生起するに至る。
【0004】
【発明が解決すべき課題】ところで限りある木材資源を
有効に利用する観点から、木材の切断に使われる丸鋸の
厚みを減少することが要求されている。これは丸鋸の厚
みが大きければ、それだけ木材切断に材料のロスを生ず
るからである。しかしこの要請に答えるべく丸鋸の厚み
と共に台金の厚みを小さくすると、臨界回転数も低下す
る。前述したように該丸鋸は最低臨界回転数の例えば8
5%以下で使用する必要があるために、必然的に丸鋸の
回転数を下げざるを得なかった。例えば、丸鋸の厚みと
台金の厚みとを従来の台金の半分に設定すると、その最
低臨界回転数は半分になるので、5,000r.p.m.で
使用していた丸鋸は、前記常用回転数の半分の2,50
0r.p.m.で使用しなければならなくなる。しかも台
金の剛性は厚みの3乗に比例するために、その台金厚み
を半分にすると剛性は1/8にまで低下してしまう。丸
鋸の回転数を半分にすると、ワークの送り速度が同じ場
合は1歯当たりの切込み量は2倍になるが、1歯当りの
切削力は同じである。しかし前記の如く剛性が1/8に
低下することを考慮すると、ワークの送り速度は1/8
にまで下げる必要があり、従って加工能率が大幅に低下
する欠点がある。更に送り速度を充分に下げることなく
丸鋸の回転数を下げると、ワークの切断面が粗くなって
見映えが悪くなる難点も指摘される。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るために提案されたものであって、最低臨界回転数以上
の回転域でも切削できる台金が提供でき、該台金が薄く
ても高速回転数域での使用が可能となり、該台金を薄く
した分だけ鋸厚を薄くできるために、その分だけ1歯当
りの切削力を低くすることが可能で送り速度を大きく設
定でき、従ってワーク加工効率および能率を向上させる
ことが可能な丸鋸を提供することを目的とする。
【0006】
【発明を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、丸鋸の台金に4本のス
リットを穿設し、これらスリットの長さは全て略同じ寸
法に設定すると共に、相互に隣り合うスリットの中心角
の差は5〜30°の範囲内に設定し、前記丸鋸における
台金の節円数mが0でかつ同じ節直径数がnとなる2つ
のモードにおいて、前記丸鋸の固有振動数をfn 1 (Hz)と
fn 2 (Hz)(ここにfn 2 >fn 1 )、固有振動数差△fn=fn
2 −fn 1 とした場合に、その相対的な固有振動数差△fn
/fn 1 を節直径数n=3で3.0%以上および節直径数
n=4で3.5%以上としたことを特徴とする。
【0007】また前記課題を克服し、所期の目的を達成
するため本願の別の発明は、丸鋸の台金に4本のスリッ
トを穿設し、これらスリットの長さは全て略同じ寸法に
設定すると共に、相互に隣り合うスリットの中心角の差
は5〜30°の範囲内に設定し、前記丸鋸における台金
の節円数mが0でかつ同じ節直径数がnとなる2つのモ
ードにおいて、前記丸鋸の固有振動数をfn 1 (Hz)とfn 2
(Hz)(ここにfn 2 >fn 1 )、固有振動数差△fn=fn 2
fn 1 とした場合に、その相対的な固有振動数差△fn/
fn 1 を節直径数n=2で15%以上および節直径数n=
3で3.0%以上としたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る丸鋸について、
その理解に必要な技術的背景を先に述べた後に、各種の
実験例を挙げて添付図面を参照しながら説明する。
【0009】回転中の丸鋸に外部から何等かの応力を加
えると、該丸鋸には振動が励起される。この振動は、丸
鋸の直径方向に延在する節直径を境として丸鋸の台金が
表面側および裏面側に交互に振動して生ずるものであ
る。節円数mで節直径の数nにおける振動モードは、n
=0を除いて、図10に示す如く2つのモードが存在す
る(degenerate pairs)。すなわち図10の(A)に示す第
1モードにおける節直径dの位置は、図10の(B)に示
す第2モードにおける節直径dの位置の中間にある。な
お、ここで問題となる座屈現象は一般に節円数m=0の
場合であるので、以下の記述も全てm=0の場合に関す
るものとする。また図10(A),(B)は、節円数m=
0、節直径数n=2の例である。
【0010】第1モードおよび第2モードにおける丸鋸
に関して、その半径rでの最大振幅の形状を表す関数を
Un1(r),Un2(r)、固有振動数をfn1,fn2とすると、丸鋸
を第1モードの節直径位置からθだけ回転させた方向の
振動Un1(r,θ,t)は、次のように表すことができる。 Un1(r,θ,t)=Un1sin(nθ)cos(2πfn1t) また前記丸鋸を第2モードの節直径位置からθだけ回転
させた方向の振動Un2(r,θ,t)は、次のように表すこと
ができる。 Un2(r,θ,t)=Un2cos(nθ)cos(2πfn2t+φ) ここにφは、2つのモードの間の位相角である。そこで
最大振幅の形状関数Un1=Un2=Un、固有振動数fn1=f
n2=fn、位相角φ=−π/2とすると、丸鋸の回転数
Nの場合の後進波(丸鋸の回転方向と逆方向に伝播する
波)は、外部からの観測者に対してUn(r,θ,t)=Un(r)
sin[2π(fn−nN/60)t]で振動することになる。
この後進波の周波数はfb=fn−nN/60であって、
該周波数が零(0)になる回転数が先に述べた臨界回転数
(Nncr=60・fn/n)である。なお、各節直径数モー
ドのNncrの内、最低のものを最低臨界回転数(Ncrmin)
と云う。
【0011】前述した如く座屈は、空間から見た丸鋸の
台金に関して、前記後進波の固有振動数が零(0)になっ
て剛性を喪失する現象を云うものである。そして臨界回
転数でワークの切削中に丸鋸の台金が蛇行するのは、臨
界回転数が同じ節直径数nの前記第1モードおよび第2
モードが連成されるためである。しかし最低臨界回転数
以上の回転数領域での前記座屈現象は実際には非線形で
あって、これについて今迄充分な解明はなされていなか
った。しかし前記後進波における座屈現象は、各モード
の固有振動数fn1≠fn2とすれば抑制されると考え、第
1モードおよび第2モードでの固有振動数をどの程度に
離せば連成されなくなるかを、各種の試験を通じて研究
した。
【0012】この試験に供した丸鋸の仕様は次の通りで
ある。なお、以下の寸法単位はmmである。 ・B型チップソー φ305×2.2×1.6×25.4×60P (丸鋸径) (鋸厚) (台金厚) (軸孔径) (鋸刃数) ・すくい角20° 横すくい角0° 先端逃げ角15° 先端傾き角0° 側面逃げ角3° 側面向心角1° ・フランジ径 φ80 φ110 φ120 φ130 ・外部スリット数 2本でLs=0〜45(スリット長さ) 6本でLs=0〜45(スリット長さ) 2本でLs=(45〜60)および2本で Ls=(30〜50)の組合わせ
【0013】丸鋸による切断試験の条件は次の通りであ
る。 ・被削材 木目の影響を最小限にするために、中密度フ
ァイバーボード(MDF)で厚み12mmのものを使用し
た。 ・回転数 最低臨界回転数以下から丸鋸が蛇行する回転
数まで(上限は機械的 に振動の生じる7900r.p.
m.) ・送り(F) 毎分7.0m ・変位 図11に示す如く、丸鋸台金の変位は渦電流型
センサS(非接触型変位センサ)の出力を10Hzのロー
パスフィルタを用いてペンレコーダに記録した。このペ
ンレコーダで記録した台金の変位(絶対 値)が0.1mm以
上になったときを座屈回転数Nbとした。
【0014】
【スリットのない丸鋸について】前述したスリットが穿
設されていない丸鋸について、回転数Nと後進波周波数
fbとの関係を確認した。この場合のフランジ直径は1
10mmである。図1に、回転数と後進波周波数との関係
を示す(前進波は省略する)。図1から分かるように、後
進波の固有振動数が零(0)になる臨界回転数は、以下の
通りである。 ・節直径数n=2 N2cr=6369r.p.m. ・節直径数n=3 N2cr=6039r.p.m. ・節直径数n=4 N2cr=6887r.p.m. ・節直径数n=5 N2cr=7914r.p.m. これによれば最低臨界回転数はn=3の場合で、Ncrmi
n=6039r.p.m.である。なお各モードの固有振動
数fn1,fn2は、静止状態の丸鋸をハンマで打撃して生
じさせた振動を、例えば図12に示す2つの非接触型変
位センサS,Sで測定することによって求めた。
【0015】図2に、台金の部分にスリットが穿設され
ていない丸鋸によるワーク切削の試験結果を示す。縦軸
のWは、変位センサSの配設位置における最大撓み量
(変位の最大値)を示している。図から丸鋸にスリットが
ない場合は、最低臨界回転数であるn=3の臨界回転数
(Ncrmin=6039r.p.m.)に達すると該モードで座
屈し、丸鋸の台金は左右に蛇行した。このように一旦蛇
行を生ずると、それ以上に丸鋸の回転数を上げても引続
いて蛇行し、その振幅は回転数の増大に伴って大きくな
った。
【0016】
【6本のスリットを有する丸鋸について】先に述べた如
くスリットが穿設されていない丸鋸では、節直径数n=
3の臨界回転数に達すると座屈した。そこで6本のスリ
ットを隣り合う中心角および長さが等しくなるよう穿設
した丸鋸を用意し、節直径数n=3のモードにおいて、
前記スリットの位置に節直径があるスリットノーダルタ
イプ(nodal type)と、各スリットの中間位置に節直径が
あるアンチノーダルタイプ(anti-nodal type)とに分離
させた。このときスリットノーダルタイプの固有振動数
fn1は、アンチノーダルタイプの固有振動数fn2より低
くなる。
【0017】モード毎の臨界回転数Nncrと実際に座屈
した際の座屈回転数Nbとの関係を表1に示し、固有振
動数の分離と座屈との関係を表2に示す。表中の丸鋸N
o.に関して、S0はスリットを設けてない丸鋸を示
し、6Sは6本のスリットを穿設した丸鋸を示してい
る。また、6Sの後に続く2桁の数字は該スリットの長
さ(mm)を示している。更に表2において、「〇」は当該
のモードで座屈が生じたことを示し、「×」は当該のモ
ードで座屈が生じなかったことを示し、「−」は座屈回
転数Nbが当該モードの臨界回転数まで達しなかったこ
とを示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】この表から△f3≧7.5Hz,△f3/f
31≧3.0%とすれば、節直径数n=3の座屈は生じな
くなることが判った。しかし後述する表4を合わせ考え
ると、更に数値修正して△f3>6.2Hz,△f3/f
31>2.5%とすれば座屈を確実に抑制し得るものであ
る。例えば、フランジ径=φ110でNo.6S30の
丸鋸において、回転数Nと後進波周波数fbおよび台金
の変位量Wの関係を、図3に示す。節直径数n=3の場
合に、△f3>12.5Hz,△f3/f31>6.2%であ
り、その臨界回転数はN31cr=4802r.p.m.およ
びN32cr=5131r.p.m.であったが、該回転数に達
しても座屈は生じなかった。しかし節直径数n=4の臨
界回転数N4cr=5428r.p.m.に達すると、このモ
ードで座屈を生じた。但し、節直径数n=3の臨界回転
数と使用回転数が厳密に合致する回転数では丸鋸の台金
上に節直径が固定し、図3のAの部分に示すように、所
謂定常波の振動が振幅は大きくないが発生し変位を生じ
た。この現象は、座屈を抑制するようにした丸鋸の台金
に全て共通であった。
【0021】
【2本のスリットを有する丸鋸について】先と同様の考
えをもって、節直径数n=3の他に節直径数n=2とn
=4の座屈を抑制するべく、台金に等間隔で等長さのス
リットを2本穿設した。材質的に均一な完全円板を想定
すると、理論的にスリットが2本の場合は、節直径数n
=0を除いて全てのモードが2つに分離する。その結果
を、モード毎の臨界回転数と座屈するに至る回転数との
関係として表3に示す。
【0022】
【表3】
【0023】表1および表3で空白になっている座屈回
転数Nbの欄は、試験回転数7900r.p.m.までワ
ークを切削しても座屈を生じなかったことを示してい
る。
【0024】
【表4】
【0025】表4から、節直径数n=4のモードは△f4
≧12.5Hz,△f4/f41≧3.4%とすれば、座屈を
抑制し得ることが判る。しかし節直径数n=2では、こ
の段階で座屈を抑制できなかった。
【0026】
【4本のスリットを有する丸鋸について】節直径数n=
3およびn=4での座屈を抑止しながら、節直径数n=
2の2つのモードの固有振動数を大きく分離するため
に、スリットを等間隔に4本穿設した。このとき、中心
を挟んで対向するスリットの長さは同じ寸法としたが、
隣り合うスリット同士の長さ寸法は変化させた。モード
毎の臨界回転数と座屈するに至る回転数との関係を表5
に示し、固有振動数の分離と座屈との関係を表6に示
す。
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】図4に、丸鋸No.2S60−2S45の
試験結果を示す。この図4から、節直径数n=3および
n=2の臨界回転数域で僅かに振れるが、座屈すること
はなく、切削機械の回転上限まで安定して切削作業を達
成できた。以上の結果から、節直径数n=2のモード
は、△f2≧23Hz,△f2/f21≧15%とすれば、
座屈を有効に抑制し得ることが判った。
【0030】
【不等長さのスリットの効果について】図5に示すよう
に、丸鋸に穿設した中心角が等しい4本のスリットの内
で、中心を挟んで対向する2本のスリットの長さ寸法を
同じに設定し、隣り合うスリットの長さ寸法を変化させ
た。丸鋸台金のモデルは、厚み以外は前述した形状と同
じで、φ305(丸鋸径)×1.0(台金厚)×60P(鋸刃
数)であった。フランジ径はφ110である。材料特性
は、縦弾性係数E=21000kgf/mm2、ポアソン比ν
=0.8、密度ρ=8×10-10kgf・s2/mm4とした。4
本のスリットの内、等間隔で対向する2本のスリットの
長さを55mmとし、残りの対向する2本のスリットの長
さLsについて変化させた。ここで丸鋸の歯袋の深さは
10mmであった。
【0031】図6に、シェルモデルで有限要素解析を行
なった結果を示す。固有振動数fnは台金の厚みに比例
するので、相対的な固有振動数差△fn/fn1は台金の
厚みに無関係である。そしてスリットの長さLsを50
mm以下または60mm以上とすれば、本願における請求項
1を満足し、またスリットの長さLsを50mmまたは6
0mm以上とすれば、本願における請求項2を満足するも
のである。
【0032】
【4本のスリットの位置関係の影響について】図7に示
すように、丸鋸に穿設した長さLsの等しい4本のスリ
ットの内で、中心を挟んで対向する2本のスリットを円
周方向に移動させて、隣接するスリットに対する中心角
を変化させた。丸鋸台金のモデルは、図5に示した丸鋸
のものと同じで、φ305(丸鋸径)×1.0(台金厚)×
60P(鋸刃数)であった。すなわち4本のスリットの各
長さ(Ls=55mm)を同じとし、これらのスリットの内
で、対向する2本のスリットが隣接するスリットに対し
て形成する中心角をθ=12.5°〜90°の範囲で変
化させた。ここで丸鋸の歯袋の深さは10mmであった。
【0033】図8に、シェルモデルで行なった有限要素
解析の結果を示す。この図8において、相互に隣り合う
スリット同士の90°からの偏位中心角θs(θs=90
°−θ)を2.5°以上で75°以下とすれば、固有振動
数差△f3/f31≧3.0%,△f 4/f41≧3.4%となる
ので、節直径数n=3、n=4でのモードの座屈が抑制
できる。但し、偏位中心角θsを15°以上にした場合
は、丸鋸の台金が剛性的にアンバランスとなる。また偏
位中心角θsを2.5°以上で12.5°以下とすると、
固有振動数差△f2/f21≧15%となるので、節直径
数n=2でのモードの座屈も抑制し得ることになる。す
なわち相互に隣り合うスリット同士の中心角の差が5°
以上30°以下で、節直径数n=3、n=4のモードの
座屈が有効に抑制でき、更には該中心角の差が25°以
下で節直径数n=2のモードの座屈も同じく抑制できる
ものである。
【0034】
【部分腰入れの影響について】丸鋸の台金にハンマリン
グやプレス等で外部応力を印加する「部分腰入れ」によっ
て、該台金の機械的特性を改善し得ることが知られてい
る。そこで部分腰入れを丸鋸の台金に施すことによっ
て、特に節直径数n=2のモードにおける固有振動数f
nの分離量を調査した。また部分腰入れによって、スリ
ットの長さLsを減少できるかを併せて検討した。試験
に供した丸鋸の仕様は、φ305(丸鋸径)×2.2(鋸
厚)×1.6(台金厚)×25.4(軸孔径)×60P(鋸刃
数)、フランジ径φ120のものであった。スリットの
長さLsを変化させ、点対称となる位置に2本、或いは
等中心角の位置に4本形成した。図13に示すように、
丸鋸を8つの領域に仮想的に分割し、この内の2つ或い
は4つの領域の内部中間にスリットが含まれるようにし
た。スリットを有する領域を避けて、1つ置きの領域に
前述したハンマリングやプレス等による腰入れを施し
た。固有振動数fnの分離量を、部分腰入れを施さなか
った場合と比較して表7に示す。
【0035】
【表7】
【0036】この表7から、スリットを施した場合と同
様に、部分腰入れの領域数に応じた節直径数のモードの
固有振動数fnの分離量が多くなることが判明する。す
なわち、図13の如く4つの領域に部分腰入れを施すこ
とによって、節直径数n=2のモードの固有振動数fn
が大きく分離する。No.2S55-2S50の丸鋸を例
にとると、部分腰入れを施してない場合は固有振動数差
△f2/f21=15.8%であったが、部分腰入れを施すこ
とで固有振動数差△f2/f21は22.0%に大きく改善さ
れた。このように部分腰入れを施す領域数を適切に設定
することによって、それに応じた節直径数のモードの固
有振動数fnを大きく分離し得るものである。例えば節
直径数n=2ならば4ケ所の領域に、節直径数n=3な
らば6ケ所の領域に、また節直径数n=4ならば8ケ所
の領域に分け、前記スリットの近傍を避けて部分腰入れ
を等間隔に施すのが最も効果的である。
【0037】
【適用分野について】先に述べたスリットおよび部分腰
入れの何れも施してない丸鋸に関して、その場合の臨界
回転数をΩc(r.p.m.)とする。この臨界回転数Ωc
は、G.S.Schajerの近似式から以下の如く求められる、 Ωc=H/B2・S(A/B) ここにHは丸鋸台金の厚み(mm)、Bは外直径(mm)、Aは
フランジ直径(mm)、Sは臨界速度関数(mm/min)であ
る。図9に、前記スリットを施してない丸鋸におけるフ
ランジ直径および台金外径の比A/Bと、臨界速度関数
S(A/B)との関係を示す。図9から、最低臨界回転数
のモードは、A/B=0〜0.26の場合に節直径数
n=2、A/B=0.26〜0.46の場合に節直径数
n=3、A/B=0.46〜0.58の場合に節直径数
n=4であることが判る。従って、一般的に云ってA/
Bは0.5以下であるので、該A/Bが0.26以上の場
合は本願の請求項1の仕様で、また該A/Bが0.26
以下の場合は請求項2の仕様で丸鋸を設計するのが適切
と考えられる。なお前記G.S.Schajerの近似式は、Fores
t Prod.J.,誌(1986年)36−2,37−43に「丸
鋸の固有振動数および臨界速度に関する単純公式」とし
て記載されている。
【0038】前述した一連の手段を施すことで、丸鋸に
よるワークの切削中に生ずる台金の蛇行(座屈)を抑制し
得るものであるが、これとても臨界回転数での振れを完
全に防止できるものではない。そこで、ワーク切削中に
おける台金の振れを更に抑制するため前記スリット或い
は別途設けたスリット部に、例えばワイパチップを固着
する(このワイパチップはスリットの内側に固着される
チップであって、その厚みは鋸厚より僅かに小さく、か
つ台金厚より大きく設定されている。そしてワーク切削
中に、該ワークが台金を直接挟み込むのを防止する作用
を果すものである)。そしてワイパチップの1つ以上
が、切削中にワーク(被削材)に接触するようにすれば、
更に振動を抑制することが可能となる。また先に述べた
スリットは、丸鋸台金の外周(歯袋)に一端が開口するよ
う穿設されたものであったが、このような外周スリット
の外に、台金の外周に開口しない内部スリットを穿設す
るようにしてもよい。この場合は、固有振動数の分離に
は殆ど影響しない。またスリットの内部に粘弾性の樹脂
を充填することで減衰能を向上させ、これによって臨界
回転数域での定常波の振動を抑制するようにしてもよ
い。
【0039】以上の検討結果を総合的に纏めると以下の
通りである。 (1) フランジ直径が丸鋸の外径の約26%以上の場合、
節直径数n=2のモードの臨界回転数は、節直径数n=
3およびn=4の臨界回転数よりも高くなる。またその
傾向は、フランジ直径が大きくなるに伴って急激に増大
する。このような場合、節直径数n=3とn=4との座
屈を抑制すれば、丸鋸を高い回転数で広範囲に亘って使
用できる。この場合、丸鋸の台金の節円数mが0で、か
つ同じ節直径数nの2つのモードにおいて、該丸鋸の固
有振動数をfn1(Hz)とfn2(Hz)(ここにfn2>fn1)、固
有振動数差△fn=fn2−fn1とすると、その相対的な
固有振動数差△fn/fn1を節直径数n=3で3.0%以
上および節直径数n=4で3.5%以上とするのが好ま
しい。これは本願の請求項1に対応している。
【0040】(2) フランジ直径が丸鋸の外径の約26%
以下の場合、特に節直径数n=2と3のモードでの座屈
が問題となる。このような場合は、丸鋸の台金の節円数
mが0で同じ節直径数nの2つのモードにおいて、該丸
鋸の固有振動数をfn1(Hz)とfn2(Hz)(ここでfn2>fn
1)、固有振動数差△fn=fn2−fn1とすると、その相
対的な固有振動差△fn/fn1を節直径数n=2で15
%以上および節直径数n=3で3.0%以上とすれば、
これらのモードの座屈を有効に抑制できて好適である。
これは本願の請求項2に対応している。
【0041】(3) 前述した(1)および(2)の内容を実現す
る手段として、丸鋸の台金に略等しい中心角の間隔で4
本のスリットを穿設することで、節直径数n=2および
n=4またはn=3のモードの固有振動数を分離させ
る。更に、丸鋸の中心を挟んで対合する2本のスリット
の長さは略同じ寸法とし、相互に隣り合うスリットの長
さは異なることによって、他のモードの固有振動数も同
時に分離させることができる。これは本願の請求項3に
対応している。
【0042】(4) 前述した(1)および(2)の内容を実現す
る手段として、丸鋸の台金に4本のスリットを穿設す
る。この場合に、スリットの長さは全て略同じ寸法に設
定すると共に、相互に隣り合うスリットの中心角の差は
5°〜30°の範囲内に存在させる。これは本願の請求
項4に対応している。
【0043】(5) 丸鋸の台金に複数本のスリットを穿設
した場合において、隣り合うスリットにより挟まれる個
所に、例えばハンマリングやプレスによる外部応力の印
加の如き部分的な腰入れを施す。これによって、その部
分腰入れの個数に応じたモードの固有振動数を分離させ
ることができる。これは本願の請求項5に対応してい
る。
【0044】(6) 先に述べた手段によって台金の蛇行
(座屈)を抑制させても、厳密には最低臨界回転数での振
れを完全に抑制できない。そこで前記スリット、或いは
別途設けたスリット部にワイパチップを固着し、これら
ワイパチップの1つ以上が切削中にワーク(被削材)と接
触するようにすることで更に振動を抑制することが可能
である。またスリットは、丸鋸台金の外周に近い部分に
穿設したものに限られず、台金の内部に近い部分にスリ
ットを穿設してもよい。この場合は、固有振動数の分離
は殆ど影響しない。また、該スリットの内部に粘弾性の
樹脂を充填することで減衰能を向上させて、臨界回転数
域での定常波の振動を抑制することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る丸鋸によ
れば、最低臨界回転数以上の回転域でも切削できる台金
形状が提供でき、台金を薄くしても高速回転数域での使
用が可能となる。従って、丸鋸の台金を薄くした分だけ
ワーク切削時における材料のロスを抑制し得ると共に、
1歯当りの切削力を低くし得るので送り速度を大きく設
定でき、ワーク加工能率を大幅に向上させ得る等の有益
な効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】外周スリットが穿設されていない丸鋸に関し
て、回転数Nと後進波周波数fbとの関係を示すグラフ
図である。
【図2】外周スリットが穿設されていない丸鋸に関し
て、ワーク切削の試験結果を示すグラフ図である。
【図3】No.6S30の丸鋸における回転数、後進波
周波数および台金の変位量の関係を示すグラフ図であ
る。
【図4】丸鋸No.2S60−2S45の試験結果を示
すグラフ図である。
【図5】中心角が等しい4本のスリットの内で、中心を
挟んで対向する2本のスリットの長さ寸法を同じに設定
し、隣り合うスリットの長さ寸法を変化させた丸鋸の概
略図である。
【図6】図5に示した丸鋸について、シェルモデルで有
限要素解析を行なった結果を示すグラフ図である。
【図7】長さの等しい4本のスリットの内で、中心を挟
んで対向する2本のスリットが隣接するスリットに対し
て形成する中心角を変化させた丸鋸の概略図である。
【図8】図7に示した丸鋸について、シェルモデルで有
限要素解析を行なった結果を示すグラフ図である。
【図9】スリットを施してない丸鋸に関して、フランジ
直径および台金外径の比A/Bと臨界速度関数S(A/
B)との関係を示すグラフ図である。
【図10】丸鋸の節円数mで節直径の数nにおける振動
モードが、(A)に示す第1モードと、(B)に示す第2モ
ードとの2つ存在することを示す概略説明図である。
【図11】丸鋸における台金の変位を、例えば渦電流型
センサで測定する際の概略説明図である。
【図12】丸鋸に人工的に生じさせた振動を、例えば2
つの非接触型変位センサで測定する際の概略説明図であ
る。
【図13】一例として丸鋸を8つの領域に仮想的に分割
し、この内の2つの領域の内部中間にスリットが含まれ
るようにした場合に、該スリットを有する領域を避けて
1つ置きの領域に部分腰入れを施すときの概略説明図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27B 33/08 B23D 61/02 - 61/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸鋸の台金に4本のスリットを穿設し、
    これらスリットの長さは全て略同じ寸法に設定すると共
    に、相互に隣り合うスリットの中心角の差は5〜30°
    の範囲内に設定し、前記丸鋸における台金の節円数mが
    0でかつ同じ節直径数がnとなる2つのモードにおい
    て、前記丸鋸の固有振動数をfn 1 (Hz)とfn 2 (Hz)(ここ
    にfn 2 >fn 1 )、固有振動数差△fn=fn 2 −fn 1 とした
    場合に、その相対的な固有振動数差△fn/fn 1 を節直
    径数n=3で3.0%以上および節直径数n=4で3.5
    %以上としたことを特徴とする丸鋸。
  2. 【請求項2】 丸鋸の台金に4本のスリットを穿設し、
    これらスリットの長さは全て略同じ寸法に設定すると共
    に、相互に隣り合うスリットの中心角の差は5〜30°
    の範囲内に設定し、前記丸鋸における台金の節円数mが
    0でかつ同じ節直径数がnとなる2つのモードにおい
    て、前記丸鋸の固有振動数をfn 1 (Hz)とfn 2 (Hz)(ここ
    にfn 2 >fn 1 )、固有振動数差△fn=fn 2 −fn 1 とした
    場合に、その相対的な固有振動数差△fn/fn 1 を節直
    径数n=2で15%以上および節直径数n=3で3.0
    %以上としたことを特徴とする丸鋸。
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