JPH11129203A - 制振機能を有する丸鋸用台金 - Google Patents
制振機能を有する丸鋸用台金Info
- Publication number
- JPH11129203A JPH11129203A JP31282597A JP31282597A JPH11129203A JP H11129203 A JPH11129203 A JP H11129203A JP 31282597 A JP31282597 A JP 31282597A JP 31282597 A JP31282597 A JP 31282597A JP H11129203 A JPH11129203 A JP H11129203A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- outer peripheral
- base metal
- circular saw
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/02—Circular saw blades
- B23D61/025—Details of saw blade body
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sawing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 制振効果を低下させることなく、且つ台金の
剛性を保つことのできる丸鋸用台金の提供。 【解決手段】 円盤状台金の外周部周方向に複数の刃体
を設け、該刃体間の刃袋の複数個の刃底に開口する外周
部スリットと両端ともに開口しない複数の内部スリット
とを設けた丸鋸用台金において、少なくとも一部の内部
スリットは外周部スリットの内端部に１ｍｍ以内に接近
して設けられているものである。
剛性を保つことのできる丸鋸用台金の提供。 【解決手段】 円盤状台金の外周部周方向に複数の刃体
を設け、該刃体間の刃袋の複数個の刃底に開口する外周
部スリットと両端ともに開口しない複数の内部スリット
とを設けた丸鋸用台金において、少なくとも一部の内部
スリットは外周部スリットの内端部に１ｍｍ以内に接近
して設けられているものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材加工，金属加
工，石材加工あるいはこれらに類する加工に使用される
丸鋸の台金に関し、さらに詳しくは、台金回転時に台金
の振動により発生する騒音を低減するようにした丸鋸用
台金の騒音防止構造に関するものである。
工，石材加工あるいはこれらに類する加工に使用される
丸鋸の台金に関し、さらに詳しくは、台金回転時に台金
の振動により発生する騒音を低減するようにした丸鋸用
台金の騒音防止構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来知られている制振機能を有する丸鋸
用台金は例えば実公平６−２０５６２号がある。このも
のは図１に示すように円盤状丸鋸用台金１の外周部に設
けた多数の歯体間に形成された刃袋１ａの各刃底に開口
するスリット２を形成し、スリット幅を台金１の板厚に
対して半分以下として、スリット内に常温で粘性を有す
る軟質資材からなる粘性材料を充填したものである。そ
して制振効果を充分に得るためには外周部スリットはあ
る程度以上の長さを有することが必要である。
用台金は例えば実公平６−２０５６２号がある。このも
のは図１に示すように円盤状丸鋸用台金１の外周部に設
けた多数の歯体間に形成された刃袋１ａの各刃底に開口
するスリット２を形成し、スリット幅を台金１の板厚に
対して半分以下として、スリット内に常温で粘性を有す
る軟質資材からなる粘性材料を充填したものである。そ
して制振効果を充分に得るためには外周部スリットはあ
る程度以上の長さを有することが必要である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】実公平６−２０５６２
号の技術で制振効果を上げるために、外周部スリット２
の長さを長くすると、丸鋸使用中に台金側面から強い力
を受けた場合、スリットを境に台金１が厚み方向にずれ
が生じるという問題がある。そのずれ程度が小さく弾性
範囲内でのずれであっても、丸鋸は使用中であれば切削
面にうねり，肌荒れ等の乱れが生じて加工面精度を劣化
させるという問題がある。またずれの程度が大きく弾性
範囲を越え元の状態に戻らない場合には、加工不能とな
り加工を中断せざるを得ないという問題があった。本発
明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的するところは丸鋸の制振効果を
低下することなく、且つ台金の剛性を保つことができる
丸鋸用台金を提供しようとするものである。
号の技術で制振効果を上げるために、外周部スリット２
の長さを長くすると、丸鋸使用中に台金側面から強い力
を受けた場合、スリットを境に台金１が厚み方向にずれ
が生じるという問題がある。そのずれ程度が小さく弾性
範囲内でのずれであっても、丸鋸は使用中であれば切削
面にうねり，肌荒れ等の乱れが生じて加工面精度を劣化
させるという問題がある。またずれの程度が大きく弾性
範囲を越え元の状態に戻らない場合には、加工不能とな
り加工を中断せざるを得ないという問題があった。本発
明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的するところは丸鋸の制振効果を
低下することなく、且つ台金の剛性を保つことができる
丸鋸用台金を提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、円盤状台金の外周部周方向に複数の刃体を
設け、該刃体間の刃袋の複数個の刃底に開口する外周部
スリットと両端共に開口しない複数の内部スリットとを
設けた丸鋸用台金において、少なくとも一部の内部スリ
ットは外周部スリットの内端部に１ｍｍ以内に接近して
設けられているものである。外周部スリットの内端と内
部スリットとが接続していないので剛性が高く側面荷重
に対する厚み方向のスリットのずれは小さく加工に支障
を生じない。外周部スリット内端と内部スリットの間隔
が１ｍｍ以下と小さくしたので減衰能が向上した。
に本発明は、円盤状台金の外周部周方向に複数の刃体を
設け、該刃体間の刃袋の複数個の刃底に開口する外周部
スリットと両端共に開口しない複数の内部スリットとを
設けた丸鋸用台金において、少なくとも一部の内部スリ
ットは外周部スリットの内端部に１ｍｍ以内に接近して
設けられているものである。外周部スリットの内端と内
部スリットとが接続していないので剛性が高く側面荷重
に対する厚み方向のスリットのずれは小さく加工に支障
を生じない。外周部スリット内端と内部スリットの間隔
が１ｍｍ以下と小さくしたので減衰能が向上した。
【０００５】また、内部スリットのほぼ中央位置に外周
部スリットが位置するものである。
部スリットが位置するものである。
【０００６】また少なくとも外周部スリット又は内部ス
リットのいずれかに又はいずれかの任意の個所に常温で
粘性を有する軟質樹脂材を充填したものである。スリッ
トの一部又は全部に粘性材が充填されたので減衰能は充
分満足できる値となる。
リットのいずれかに又はいずれかの任意の個所に常温で
粘性を有する軟質樹脂材を充填したものである。スリッ
トの一部又は全部に粘性材が充填されたので減衰能は充
分満足できる値となる。
【０００７】
【発明の実施の形態】外周部スリットに対して内部スリ
ットを接近して形成した丸鋸の側面図を示す図２につい
て説明する。台金１１の円周等分位置に複数個の刃体１
１ａが形成され、刃体１１ａには超硬チップの切刃１２
がろう付されている。そして刃体１１ａと隣の刃体１１
ａとの間には刃袋１１ｂが形成されている。円周上複数
個の刃袋１１ｂの一部又は全部には刃底より台金１１の
中心に向かう直線の外周部スリット１３が削設されてい
る。
ットを接近して形成した丸鋸の側面図を示す図２につい
て説明する。台金１１の円周等分位置に複数個の刃体１
１ａが形成され、刃体１１ａには超硬チップの切刃１２
がろう付されている。そして刃体１１ａと隣の刃体１１
ａとの間には刃袋１１ｂが形成されている。円周上複数
個の刃袋１１ｂの一部又は全部には刃底より台金１１の
中心に向かう直線の外周部スリット１３が削設されてい
る。
【０００８】この外周部スリット１３の内端に中央部を
接近して両端亀裂防止のための応力集中を分散する小孔
１４ａを穿設したほぼ半円の内部スリット１４が削設さ
れている。これらの外周部スリット，内部スリットはレ
ーザビームまたは電子ビーム等その他類似の手法で加工
するものである。そして内部スリットに常温で粘性を有
する軟質樹脂材が充填されている。
接近して両端亀裂防止のための応力集中を分散する小孔
１４ａを穿設したほぼ半円の内部スリット１４が削設さ
れている。これらの外周部スリット，内部スリットはレ
ーザビームまたは電子ビーム等その他類似の手法で加工
するものである。そして内部スリットに常温で粘性を有
する軟質樹脂材が充填されている。
【０００９】試験１．図２に示す半径方向直線の外周部
スリット１３と円弧中央で外周部スリット１３と対向す
る半円の内部スリット１４の形状を基本形状として以下
の台金の減衰能の試験を行った。
スリット１３と円弧中央で外周部スリット１３と対向す
る半円の内部スリット１４の形状を基本形状として以下
の台金の減衰能の試験を行った。
【００１０】○丸鋸台金の条件 ・外径 φ４０５ｍｍ ・厚み ２．４ｍｍ ・スリット（外周部，内部とは対）円周５等分位置、ス
リット幅約０．２ｍｍ ・レーザビーム加工 ・内部スリット 常温で粘性を有する軟質樹脂材を一様
に充填 ・内部スリットの刃袋の刃底よりの深さ（寸法ｂ）１４
ｍｍ ・内部スリット１４の直径（寸法ｃ）φ２５ｍｍ ・内部スリット端小孔直径（寸法ｄ）４ｍｍ ・外周部スリット１４の直線内端と内部スリットの半円
中央部との隙間ａを変化させる。
リット幅約０．２ｍｍ ・レーザビーム加工 ・内部スリット 常温で粘性を有する軟質樹脂材を一様
に充填 ・内部スリットの刃袋の刃底よりの深さ（寸法ｂ）１４
ｍｍ ・内部スリット１４の直径（寸法ｃ）φ２５ｍｍ ・内部スリット端小孔直径（寸法ｄ）４ｍｍ ・外周部スリット１４の直線内端と内部スリットの半円
中央部との隙間ａを変化させる。
【００１１】○試験条件 ・支持方法 フランジφ１２０で固定 ・打撃場所 鉄ハンマで台金の約半径１７０の位置を打
撃 ・騒音計 電子測器株式会社製 ○試験結果 隙間ａに対する台金減衰能の関係を図表の図３に示し
た。図３はＡ特性（ＦＡＳＴ １００ｄＢレンジ）で測
定して１１０ｄＢから８０ｄＢまで減衰する時間を計測
した結果である。
撃 ・騒音計 電子測器株式会社製 ○試験結果 隙間ａに対する台金減衰能の関係を図表の図３に示し
た。図３はＡ特性（ＦＡＳＴ １００ｄＢレンジ）で測
定して１１０ｄＢから８０ｄＢまで減衰する時間を計測
した結果である。
【００１２】この図表によれば隙間ａが１ｍｍ以上では
寸法ａが大きいほど急激に減衰能が劣る。隙間が１ｍｍ
以内及びスリットが連続（寸法ａ＝０）の状態において
０．０８ｓｅｃとほぼ一定であることが判明した。依っ
て外周部スリット１３の内端に対し内部スリット１４を
１ｍｍ以内に接近させて設けることで、長い外周部スリ
ットに匹敵する防振効果が得られた。従って内部スリッ
トに連続させずに外周部スリットを短めに設定できる
分、側面からの強い力に対しても剛性の高い台金が得ら
れると考えられるので剛性試験を次に行った。
寸法ａが大きいほど急激に減衰能が劣る。隙間が１ｍｍ
以内及びスリットが連続（寸法ａ＝０）の状態において
０．０８ｓｅｃとほぼ一定であることが判明した。依っ
て外周部スリット１３の内端に対し内部スリット１４を
１ｍｍ以内に接近させて設けることで、長い外周部スリ
ットに匹敵する防振効果が得られた。従って内部スリッ
トに連続させずに外周部スリットを短めに設定できる
分、側面からの強い力に対しても剛性の高い台金が得ら
れると考えられるので剛性試験を次に行った。
【００１３】試験２．外周部スリットの内端形状を変え
た場合の図４ａ，図４ｂ，図４ｃ、および外周部スリッ
トの内端と内部スリットの半円中央部で接続した場合の
図４ｄについて剛性試験を行った。
た場合の図４ａ，図４ｂ，図４ｃ、および外周部スリッ
トの内端と内部スリットの半円中央部で接続した場合の
図４ｄについて剛性試験を行った。
【００１４】○丸鋸台金の条件 ・スリットの寸法ａ、および外周部スリット内端の形状
を除く他の条件は試験１と同じ。即ち ○スリットの条件 ・内部スリット 図４ａ，図４ｂ，図４ｃ，図４ｄ 全部 寸法ｂ，ｃ，ｄ及びスリット幅 試験１と同じ ・外周部スリット スリット幅試験１と同じ ・図４ａ；直線長さ１３ｍｍ、隙間寸法ａ １ｍｍ ・図４ｂ；刃袋の刃底より内端迄の寸法１３ｍｍ、内端は直径８ｍｍの３／４円 弧で、円弧の１／４開口した鉤状をなし、直線部から円弧で先端円弧に接続。隙 間寸法ａ １ｍｍ。 ・図４ｃ；刃袋の刃底より内端迄の寸法１３ｍｍ、内端三角形で１辺の１／２開 口する鉤状をなし、直線部から三角部へは円弧で接続、隙間寸法ａ １ｍｍ ・図４ｄ；直線長さ１４ｍｍ 内端は内部スリットの半円中央部で接続。
を除く他の条件は試験１と同じ。即ち ○スリットの条件 ・内部スリット 図４ａ，図４ｂ，図４ｃ，図４ｄ 全部 寸法ｂ，ｃ，ｄ及びスリット幅 試験１と同じ ・外周部スリット スリット幅試験１と同じ ・図４ａ；直線長さ１３ｍｍ、隙間寸法ａ １ｍｍ ・図４ｂ；刃袋の刃底より内端迄の寸法１３ｍｍ、内端は直径８ｍｍの３／４円 弧で、円弧の１／４開口した鉤状をなし、直線部から円弧で先端円弧に接続。隙 間寸法ａ １ｍｍ。 ・図４ｃ；刃袋の刃底より内端迄の寸法１３ｍｍ、内端三角形で１辺の１／２開 口する鉤状をなし、直線部から三角部へは円弧で接続、隙間寸法ａ １ｍｍ ・図４ｄ；直線長さ１４ｍｍ 内端は内部スリットの半円中央部で接続。
【００１５】○試験条件 ・支持方法 スリットを挟む回転後方側の台金部を固定 ・加圧場所 スリットに対し固定側の反対側の側面から
加圧 ・ずれ量測定器 ダイヤルゲージ
加圧 ・ずれ量測定器 ダイヤルゲージ
【００１６】○試験結果 荷重に対するスリットずれの関係を図表の図５に示し
た。図５より外周部スリットと内部スリットが接近した
ものは連続したものに比較して剛性がはるかに高い。外
周部スリットと内部スリットの接近したものは荷重４０
ｋｇｆまでずれ量はほぼ横ばいでずれ量が０．０２〜
０．０４ｍｍであり荷重５０ｋｇｆで約２倍のずれ量
０．０４〜０．０８ｍｍを示している。これに対し外周
部・内部スリットが接続したものは荷重３０ｋｇｆで
０．０８ｍｍで前者に対し２倍乃至８倍のずれ量を示し
た。また接続したものは荷重４０ｋｇｆで荷重３０ｋｇ
ｆの約倍のずれ量０．１６ｍｍを示し、５０ｋｇｆでも
ほぼ横ばいである。特に４０ｋｇｆまで接近したものと
接続したものとの剛性の差は顕著である。さらに外周部
スリットの内端に応力集中をさけるように形成した図４
ｂ，ｃにおいては、外周部スリットが内部スリットに接
近し内端迄直線で内端に応力の集中がある図４ａと比べ
て、ずれ量は１／２乃至１／４とさらに小さくなってお
り、顕著な効果が認められた。
た。図５より外周部スリットと内部スリットが接近した
ものは連続したものに比較して剛性がはるかに高い。外
周部スリットと内部スリットの接近したものは荷重４０
ｋｇｆまでずれ量はほぼ横ばいでずれ量が０．０２〜
０．０４ｍｍであり荷重５０ｋｇｆで約２倍のずれ量
０．０４〜０．０８ｍｍを示している。これに対し外周
部・内部スリットが接続したものは荷重３０ｋｇｆで
０．０８ｍｍで前者に対し２倍乃至８倍のずれ量を示し
た。また接続したものは荷重４０ｋｇｆで荷重３０ｋｇ
ｆの約倍のずれ量０．１６ｍｍを示し、５０ｋｇｆでも
ほぼ横ばいである。特に４０ｋｇｆまで接近したものと
接続したものとの剛性の差は顕著である。さらに外周部
スリットの内端に応力集中をさけるように形成した図４
ｂ，ｃにおいては、外周部スリットが内部スリットに接
近し内端迄直線で内端に応力の集中がある図４ａと比べ
て、ずれ量は１／２乃至１／４とさらに小さくなってお
り、顕著な効果が認められた。
【００１７】外周部スリット及び内部スリットの接続し
ない他の実施例を図６に示す。これらはスリット端に応
力集中が起こらないことをも考慮したものである。図６
ａは外周部スリット，内部スリットとも端部を渦巻きと
したものである。図６ｂは外周部スリット内端を三角状
鉤とし、外方に凹弧をなす内部スリット端を小孔に接続
したものである。図６ｃは外周部スリット内端を小孔に
接続し、内部スリットの両端を小孔に接続した半円の頂
点の外周部スリットに対向する位置を凹ましたものであ
る。
ない他の実施例を図６に示す。これらはスリット端に応
力集中が起こらないことをも考慮したものである。図６
ａは外周部スリット，内部スリットとも端部を渦巻きと
したものである。図６ｂは外周部スリット内端を三角状
鉤とし、外方に凹弧をなす内部スリット端を小孔に接続
したものである。図６ｃは外周部スリット内端を小孔に
接続し、内部スリットの両端を小孔に接続した半円の頂
点の外周部スリットに対向する位置を凹ましたものであ
る。
【００１８】図６ｄは外周部スリット内端を小孔に接続
し、内部スリットを複数個を外周部スリットに対して対
称的に左右交互に傾斜させ、内部スリットの内端をより
内方に位置するよう傾斜させ、内部スリットの内端をよ
り内側の内部スリットの中央位置に対向させ、それぞれ
の端を小孔に接続したものである。図６ｅは外周部スリ
ットは直線でなく鉤針形とし、内部スリットを大工工具
のちょうな（手斧）形として両端を小孔に接続したもの
である。図６ｆは外周部スリットを次第に大振りとなる
ジグザグ形として内端を小孔に接続し、内部スリットを
外周部スリットに対して次第に小振りとなるジグザグ形
を２層に形成しそれぞれの両端を小孔に接続したもので
ある。
し、内部スリットを複数個を外周部スリットに対して対
称的に左右交互に傾斜させ、内部スリットの内端をより
内方に位置するよう傾斜させ、内部スリットの内端をよ
り内側の内部スリットの中央位置に対向させ、それぞれ
の端を小孔に接続したものである。図６ｅは外周部スリ
ットは直線でなく鉤針形とし、内部スリットを大工工具
のちょうな（手斧）形として両端を小孔に接続したもの
である。図６ｆは外周部スリットを次第に大振りとなる
ジグザグ形として内端を小孔に接続し、内部スリットを
外周部スリットに対して次第に小振りとなるジグザグ形
を２層に形成しそれぞれの両端を小孔に接続したもので
ある。
【００１９】これらの実施例において外周部スリット内
端と、内部スリットとの間を１ｍｍ以下としたものは試
験１と同様に減衰能が良好である。またスリットのずれ
量においても試験２とほぼ同様の結果が得られた。
端と、内部スリットとの間を１ｍｍ以下としたものは試
験１と同様に減衰能が良好である。またスリットのずれ
量においても試験２とほぼ同様の結果が得られた。
【図１】従来技術を示す丸鋸台金の側面図である。
【図２】本発明のスリットの状態を示す丸鋸台金の側面
図である。
図である。
【図３】外周部スリットと内部スリットとの隙間と減衰
能との関係を示す図表である。
能との関係を示す図表である。
【図４】外周部スリットの内端の形状をかえ内部スリッ
トとの隙間を１ｍｍとしたときの図及び外周部スリット
と内部スリットとを接続したときの図で、ａは内端が直
線、ｂは内端が円弧状鉤、ｃは内端が三角状鉤、ｄは内
端が内部スリットに接続された図である。
トとの隙間を１ｍｍとしたときの図及び外周部スリット
と内部スリットとを接続したときの図で、ａは内端が直
線、ｂは内端が円弧状鉤、ｃは内端が三角状鉤、ｄは内
端が内部スリットに接続された図である。
【図５】図４に示す形状におけるスリットの荷重とずれ
量の関係を示す図表である。
量の関係を示す図表である。
【図６】ａ，ｂ，ｃ，ｄ，ｅ，ｆはスリットの他の実施
例の外周部スリットと内部スリットの形状を示す図であ
る。
例の外周部スリットと内部スリットの形状を示す図であ
る。
１１ 台金 １１ａ 刃体 １１ｂ 刃袋 １３ 外周部スリット １４ 内部スリット
Claims (3)
- 【請求項１】 円盤状台金の外周部周方向に複数の刃体
を設け、該刃体間の刃袋の複数個の刃底に開口する外周
部スリットと両端共に開口しない複数の内部スリットと
を設けた丸鋸用台金において、少なくとも一部の内部ス
リットは外周部スリットの内端部に１ｍｍ以内に接近し
て設けられていることを特徴とする制振機能を有する丸
鋸用台金。 - 【請求項２】 内部スリットのほぼ中央位置に外周部ス
リットが位置するものである請求項１に記載の制振機能
を有する丸鋸用台金。 - 【請求項３】 少なくとも外周部スリット又は内部スリ
ットのいずれかに又はいずれかの任意の個所に常温で粘
性を有する軟質樹脂材を充填したものである請求項１又
は２のいずれか１項に記載の制振機能を有する丸鋸用台
金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31282597A JPH11129203A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 制振機能を有する丸鋸用台金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31282597A JPH11129203A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 制振機能を有する丸鋸用台金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11129203A true JPH11129203A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18033884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31282597A Pending JPH11129203A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 制振機能を有する丸鋸用台金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11129203A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003340637A (ja) * | 2002-05-27 | 2003-12-02 | Allied Material Corp | 騒音防止機能を有するサーキュラソー用基板およびサーキュラソー |
| KR100764265B1 (ko) | 2006-05-19 | 2007-10-05 | 조영환 | 산업용 칼 |
| US20140251109A1 (en) * | 2011-08-23 | 2014-09-11 | Robert Bosch Gmbh | Saw Blade |
-
1997
- 1997-10-28 JP JP31282597A patent/JPH11129203A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003340637A (ja) * | 2002-05-27 | 2003-12-02 | Allied Material Corp | 騒音防止機能を有するサーキュラソー用基板およびサーキュラソー |
| KR100764265B1 (ko) | 2006-05-19 | 2007-10-05 | 조영환 | 산업용 칼 |
| US20140251109A1 (en) * | 2011-08-23 | 2014-09-11 | Robert Bosch Gmbh | Saw Blade |
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