JP3218229U - 自動車用装飾シート - Google Patents

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俊之 前野
俊之 前野
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【課題】フロントガラスから入光した太陽光の反射を抑制する効果を向上できると共に、ダッシュボード上の載置および取り外しを容易に行い得る自動車用装飾シートを提供する。【解決手段】艶消し黒色又は黒系色のスエード調シート又はスエードシートからなる低反射シート層11と、発泡プラスチックからなる断熱シート層12と、裏面の略全域に亘ってシリコーン樹脂またはポリ塩化ビニル樹脂からなる複数の突起部15が形成されてなる滑止めシート層13とから構成される。かかる構成によれば、ダッシュボード上に載置された状態で、低反射シート層11の表面により太陽光の発射を著しく低減できるから、フロントガラスへの該反射を明確に低下できる。また、滑止めシート層13の裏面の突起部15により、ダッシュボード上の所望位置で安定して保持できると共に容易に取り外しできる。【選択図】図2

Description

本考案は、自動車のダッシュボード上に載置される自動車用装飾シートに関する。
一般的な自動車では、フロントガラスを介して入光した太陽光がダッシュボードに当り、該ダッシュボードで反射した光によって、該ダッシュボードの像が該フロントガラスに映し出される。このようにフロントガラスに映し出された像は、運転者の視界を低減させてしまう。
かかる問題を解決し得るものとして、ダッシュボード上に、太陽光の発射を防止する黒色系の布を配する構成(例えば、特許文献1)が提案されている。この構成によれば、フロントガラスを介して入光した太陽光を吸収することで、該太陽光のフロントガラスへの反射を抑制できる。
特開2004−155397号公報
ところで、前記した特許文献1の従来構成は、黒色系の布として開示されているのみであり、その効果がはっきりしない。例えば、適当な黒色の布をダッシュボード上に配した場合には、該布を配しない場合に比して、太陽光の反射を抑えることができるものの、その効果は僅かでしかない。そのため、太陽光の反射を抑制する効果がはっきりと向上するものが、希求されていた。
また、かかる従来構成は、黒色系の布を、ダッシュボード上に接着剤により取り付けることが記載されている。そのため、比較的長期に亘って使用することで該布が劣化した場合や該布を損傷した場合などによって取り換える際に、取り外し作業に手間がかかると共に、前記接着剤の跡がダッシュボード上に残ってしまうという問題がある。尚、接着剤の代わりに、両面テープ等を用いることもあり得るが、いずれの場合にも、テープ跡がダッシュボード上に残ってしまうという問題が生ずる。
本考案は、前記問題を解決するものであって、フロントガラスから入光した太陽光の反射を抑制する効果を向上し得ると共に、取り外し作業を容易に実施し得る自動車用装飾シートを提案するものである。
本考案は、自動車のダッシュボード上に載置される自動車用装飾シートであって、表面が起毛または立毛されたスエード調シートまたはスエードシートからなる、艶消し黒色または艶消し黒系色の低反射シート層と、該低反射シート層の裏側に配設され、柔軟性を有する発泡プラスチックからなる断熱シート層と、該断熱シート層の裏側に配設され、裏面の略全域に亘ってシリコーン樹脂又はポリ塩化ビニル樹脂からなる突起部が複数形成されてなる滑止めシート層とを備えたものであることを特徴とする自動車用装飾シートである。
かかる構成にあって、スエード調シートまたはスエードシートからなる低反射シート層は、光の反射率が極めて低く(光の吸収率が極めて高く)、さらには光を乱反射させ得る。これにより、本構成の自動車用装飾シートは、低反射シート層に当たる太陽光による、フロントガラスへの反射を著しく低減できる。
而して、低反射シート層を上面としてダッシュボード上に載置することにより、フロントガラスから入光した光による反射を著しく低減でき、該反射による像のフロントガラスへの映り込みを明確に低下させ得る。そして、本考案の構成によれば、フロントガラスに映る像により運転者の視界が低減するという前記問題を確実に解決でき、該運転者の良好な視界を安定して保つことができる。
また、本考案の構成にあっては、滑止めシート層の裏面に形成されたシリコーン樹脂又はポリ塩化ビニル樹脂からなる突起部により、ダッシュボード上に載置された際に該ダッシュボード上で滑り難く、所望の位置に比較的長期に亘って安定して保持され得る。また、ダッシュボード上に載置(配置)することや、取り外すことも容易に行うことができる。そして、取り外した場合にも、前述した従来の接着剤やテープ等のような跡が残らない。
また、本考案の構成にあっては、低反射シート層と滑止めシート層との間に断熱シート層を備えていることから、低反射シート層で吸収した光による熱が滑止めシート層やダッシュボードに伝わることを抑制できる。そのため、真夏などの気温が高くかつ太陽光が強い場合であっても、前記熱により滑止めシート層の突起部が変形してしまうことを可及的に抑制でき、前記した滑止めシート層の作用効果が安定して発揮できる。さらに、前記熱によるダッシュボードの劣化も抑制することができる。
そして、断熱シート層は、柔軟性を有する発泡プラスチックにより構成されていることから、折り曲げ易い。そのため、比較的複雑な形状をなすダッシュボード上に、該ダッシュボードの形状に倣うようにフィットさせて載置することができ、見栄え良く取り付けできることから、高い装飾効果を発揮できる。
前述した本考案の自動車用装飾シートにあって、断熱シート層を構成する発泡プラスチックが、ウレタンスポンジである構成が提案される。
かかる構成にあっては、断熱シート層を構成するウレタンスポンジが高い柔軟性と耐熱性とを有することから、前記したダッシュボード上にフィットさせて載置する効果が一層向上すると共に、前記した低反射シート層からの熱の伝わりを抑制する効果が一層向上する。
本考案の自動車用装飾シートによれば、フロントガラスを介して入光した太陽光の反射を著しく低減できることから、該反射による運転者の視界低減を防止でき、該運転者の良好な視界を安定して保ち得る。
また、ダッシュボード上の所定位置に、比較的長期に亘って安定して保持できると共に、該ダッシュボード上への載置や取り外しを容易に行うことができる。
実施例の自動車用装飾シート1を示す平面図である。 自動車用装飾シート1の断面を拡大して示す端面図である。 自動車用装飾シート1の裏面を拡大して示す説明図である。
本考案の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
図1に、自動車のダッシュボード上に載置される自動車用装飾シート1を示す。本実施例の自動車用装飾シート1は、ダッシュボードの上面の略全域を覆うものであり、該上面に合わせた形状に形成されている。ここで、ダッシュボードは、自動車の車種に応じて形態が異なることから、自動車用装飾シート1は、車種毎に、夫々のダッシュボードに適合する形状のものが製造される。
さらに、自動車用装飾シート1には、ダッシュボードに形成される空気(エアコン)の流出口などを被覆しないように、夫々に対応する位置に開口部5が形成されている。
尚、本実施例にあって、ダッシュボード上に載置された状態で、露出する上側を表側とし、ダッシュボード側を裏側として、以下説明する。
本考案の自動車用装飾シート1は、図2に示すように、スエード調シートからなる低反射シート層11と、該低反射シート層11の裏側に配設された断熱シート層12と、該断熱シート層12の裏側に配設された滑止めシート層13とを積層してなるものであり、これら各層11〜13が所定の接着剤により相互に接着されて一体化されてなる。ここで、各層11〜13は、前記したダッシュボードの上面に合わせた形状に夫々形成されており、重ね合わせられて接着される。
低反射シート層11を構成するスエード調シートは、スエードに似せた表面仕上げを施したものであり、具体的には、ポリエステル繊維製の生地(シート)の表面全域を磨いて毳立たせたものである。このスエード調シートの表面には、細かい毛が起毛(立毛)されている。そして、本実施例にあっては、艶消し黒色のスエード調シートによって低反射シート層11を構成している。こうした低反射シート層11は、光の反射率が極めて低いこと(光の吸収率が極めて高いこと)に加えて、表面形態(細かい毛が起毛された形態)により光を乱反射させる性能を有する。
前記の断熱シート層12は、シート状のウレタンスポンジからなるものであり、柔軟性と耐熱性とに優れている。そのため、太陽光により低反射シート層11に生じた熱が、滑止めシート層13やダッシュボードに伝わることを抑制できる。さらに、断熱シート層12は、ウレタンスポンジが柔軟性を有することから、容易に折り曲げることができる。
前記の滑止めシート層13は、ポリエステル繊維の編物生地(シート)の裏面全域に、シリコーン樹脂からなる小さい突起部15を複数形成してなるものである。例えば、本実施例では、三個の細長い突起部15を所定間隔をおいて並設したグループを、夫々の突起部15の長手方向が交互に直交するように縦横にならべて配している。こうしたシリコーン樹脂製の突起部15を複数設けることにより、ダッシュボード上に載置された際に滑り難く、載置された位置で保持することができる。
こうした本実施例の自動車用装飾シート1は、図示しない自動車のダッシュボード上に、該ダッシュボードの上面の略全域を覆うように載置される。そして、ダッシュボード上に載置された状態で、ダッシュボードに設けられたエアコンの流出口が、自動車用装飾シート1に形成された開口部5を介して露出する。そのため、自動車用装飾シート1がエアコンによる冷気や暖気の流出を妨げない。
ここで、自動車用装飾シート1は、ダッシュボードの上面形態に倣うようにフィットさせて載置される。これは、低反射シート層11と滑止めシート層13とがポリエステル繊維製の生地からなること、および断熱シート層12がウレタンスポンジからなることから、自動車用装飾シート1が高い柔軟性を有して折り曲げ易いことに因る。このように自動車用装飾シート1は、ダッシュボード上にフィットさせて載置できることから、見栄え良く取り付けることができ、高い装飾効果を発揮できる。
さらに、自動車用装飾シート1は、滑止めシート層13の裏面がダッシュボードの上面に接触して載置されることから、該滑止めシート層13の複数の突起部15がダッシュボードの上面に接触した状態となる。これにより、自動車用装飾シート1が、ダッシュボードの上面に載置された位置から滑り難く、該位置で長期に亘って安定して保持され得る。
また、自動車用装飾シート1は、ダッシュボード上に載置された状態で、低反射シート層11が上面となる。この低反射シート層11は、前述したように、光の反射率が低く(光の吸収率が高く)かつ光を乱反射させることから、フロントガラスから入光した太陽光による該フロントガラスへの反射を著しく低減できる。これにより、太陽光の反射による像がフロントガラスにほとんど映らないことから、該像による運転者の視界低減を防止でき、運転者の視界を良好に保つことができる。こうした作用効果は、夏場などの日差しが極めて強いときにも、同様に生じ得る。
また、低反射シート層11と滑止めシート層13との間に断熱シート層12を備えていることから、太陽光により該低反射シート層11に生じた熱が、該滑止めシート層13やダッシュボードに伝わることを可及的に抑制できる。このため、夏場などの強い太陽光で生じた熱によって、該滑止めシート層13のシリコーン樹脂製の突起部15が変形してしまうことを抑制でき、該滑止めシート層13の前記作用効果を保持できる。さらに、もし仮に、前記熱により突起部15の変形が生ずると、該突起部15とダッシュボードとが付着してしまい易く、該ダッシュボードから取り外し難くなると共に、取り外し後に該ダッシュボード上に跡が残ることも起こり得る。こうした問題を、本実施例の自動車用装飾シート1では、防止でき得る。
本考案にかかる実施の形態は、前述の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、実施例では、低反射シート層が艶消し黒色のスエード調シートからなるものであるが、この他の構成として、低反射シート層が艶消し黒系色のスエード調シートからなるものであっても良い。黒系色としては、漆黒色や涅色などを適用できる。
また、低反射シート層が艶消し黒色または艶消し黒系色のスエードシートからなるものであっても良い。
また、実施例では、自動車用装飾シートがダッシュボード上面の全域を覆うものとしてが、これに限らず、ダッシュボード上面の一部を覆う構成であっても良い。
また、実施例では、滑止めシート層が裏面にシリコーン樹脂製の突起部を複数配設した構成としたが、これに限らず、ポリ塩化ビニル樹脂製の突起部を複数配設した構成としても良い。さらに、実施例では、突起部が細長い形状としたが、これに限らず、様々な形状の突起部を適用できる。例えば、半球形の突起部を複数配設した構成としても良いし、花柄模様となる形状の突起部を複数配設した構成とすることも可能である。
1 自動車用装飾シート
11 低反射シート層
12 断熱シート層
13 滑止めシート層
15 突起部

Claims (2)

  1. 自動車のダッシュボード上に載置される自動車用装飾シートであって、
    表面が起毛または立毛されたスエード調シートまたはスエードシートからなる、艶消し黒色または艶消し黒系色の低反射シート層と、
    該低反射シート層の裏側に配設され、柔軟性を有する発泡プラスチックからなる断熱シート層と、
    該断熱シート層の裏側に配設され、裏面の略全域に亘ってシリコーン樹脂又はポリ塩化ビニル樹脂からなる突起部が複数形成されてなる滑止めシート層と
    を備えたものであることを特徴とする自動車用装飾シート。
  2. 断熱シート層を構成する発泡プラスチックが、ウレタンスポンジであることを特徴とする請求項1に記載の自動車用装飾シート。


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