JP3217956B2 - 擬似アクションハンマ - Google Patents

擬似アクションハンマ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ピアノなどの
電子鍵盤楽器において鍵盤にアクションを模擬した荷重
を付与する擬似アクションの構成部品であり、バットに
固定される擬似アクションハンマに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
に、アコスティックなアップライトピアノのアクション
としては図9に示すものが知られている。即ち、このア
クションでは、演奏者により鍵盤111が押されるとウ
ィッペン115がその鍵盤111の回動方向とは逆向き
(図中反時計回り)に回動しつつ上昇し、このウィッペ
ン115に回動可能に取り付けられたジャック117が
ウィッペン115の上昇に伴い上昇してバット118を
突き上げ、突き上げられたバット118はハンマアッセ
ンブリ120(ハンマシャンク121、ハンマウッド1
23及びハンマフェルト122の組のことをいう、以下
同じ)と共に弦に向かって回動する。ここで、ジャック
117は所定位置まで上昇しつつ回動し、ジャックテー
ル117aがレギュレチングボタン116に当接した後
は接触箇所を支点として大きく回動し、バット118か
ら抜ける。このため、バット118及びハンマアッセン
ブリ120は慣性運動によって回動し続け、打弦に至
る。
【0003】このように、アコスティックなアップライ
トピアノでは、ウィッペン115、ジャック117、バ
ット118がそれぞれ異なる軸をもち各軸回りに回動す
ると共に、ジャック117が所定のタイミングでバット
118から離間するため、そのときの鍵盤111のタッ
チ感は複雑な感触となる。
【0004】一方、電子ピアノなどの電子鍵盤楽器にお
いて、鍵盤のタッチ感をよりアコスティックなアップラ
イトピアノに近付けるべく種々の擬似アクションを備え
たもの等が知られている(特開平4−347895号公
報など)。例えば、図10に示すように、軸P10を中
心に回動可能とされて、鍵P12の後端部を上から押圧
するハンマアームP14を備えるものなどが知られてい
る。しかし、かかる擬似アクションでは1つの軸回りに
おもりが回動するものであるため、この点でアコスティ
ックピアノの鍵盤のタッチ感と比べ単調な感触となると
いう問題があった。
【0005】この点に鑑み、図11に示すような擬似ア
クションの開発が検討された。即ちこの擬似アクション
は、アコスティックピアノのハンマアッセンブリ120
に代えて背の低いL字部材220を擬似アクションハン
マとして採用し、弦に代えてストッパ部231を採用
し、ハンマレールに代えてハンマレール部232を採用
したものである。尚、ストッパ部231とハンマレール
部232は共にストップレール230に設けられてい
る。図11の擬似アクションでは、押鍵すると上述のア
コスティックピアノのアクションと同様に動作して、ジ
ャック117がバット118から離間した後バット11
8がL字部材220と共に慣性運動し、その後L字部材
220がストッパ部231に衝突した後揺り戻り、再び
元の位置にてハンマレール部232にもたれた状態で静
止する。かかる擬似アクションによれば、L字部材22
0の背が低いため、通常の電子ピアノのコンパクトな外
観形状を保ちつつ、鍵盤のタッチ感をアコスティックピ
アノと同等にすることができる。
【0006】ところで、図11の擬似アクションハンマ
の組立を簡素化するためには1本の固定ネジでバットに
固定することが考えられるが、この場合には、電子ピア
ノを使用するにつれてL字部材220が固定ネジを中心
として徐々に回転し、L字部材220とバット118と
の位置関係にずれが生じることがあり、その結果当初設
定したタッチ感が得られなくなるおそれがあった。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、バットとの位置関係がずれるおそれのない電子鍵盤
楽器用の擬似アクションハンマを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、請求項1記載の発明は、鍵盤にアクシ
ョンを模擬した荷重を付与する電子鍵盤楽器の擬似アク
ションの構成部品であり、バットに固定される擬似アク
ションハンマであって、弦を模擬した部材に当接可能
で、金属板の一端を屈曲して形成されたハンマ部と、ハ
ンマレールを模擬した部材に当接可能で、前記金属板の
他端を屈曲して形成されたレスト部と、前記バットの幅
と略同等の間隔をもって形成され該バットを挟持可能な
バット挟持部と、前記バットに固定するための1本の固
定軸を挿通可能な挿通孔とを一体に備えたことを特徴と
する。
【0009】かかる請求項1記載の擬似アクションハン
マでは、鍵盤が押されると擬似アクションが作動するこ
とにより、ハンマ部が弦を模擬した部材に衝突し、その
後揺り戻ってレスト部がハンマレールを模擬した部材に
当接して静止する。かかる擬似アクションハンマは、挿
通孔に挿通された1本の固定軸によりバットに固定され
ているが、バット挟持部がバットを挟み込むようにして
支持している。このため、長期にわたって電子鍵盤楽器
を使用したとしても、固定軸を中心として擬似アクショ
ンハンマが回転してしまうことがなく、バットと擬似ア
クションハンマの位置関係は変化することがない。従っ
て、当初設定したタッチ感が変化してしまうおそれがな
いという効果が得られる。
【0010】しかも、本発明では、前記ハンマ部は金属
板の一端を屈曲して形成され、前記レスト部は前記金属
板の他端を屈曲して形成されている。かかる本発明の擬
似アクションハンマでは、ハンマ部及びレスト部は金属
板の両端を加工することにより形成されているため、例
えばプレス成形により容易に製造することができる。従
って、量産化に適している。
【0011】請求項記載の発明は、請求項1記載の擬
似アクションハンマであって、前記ハンマ部はおもりを
備えたことを特徴とする。通常のアコスティックピアノ
では各鍵盤ごとにハンマアッセンブリの重さや重心が異
なるが、請求項記載の擬似アクションハンマではハン
マ部に付設したおもりの重さを変更するだけで各鍵盤の
重さや重心(特に重心)に対応させることが可能であ
る。このため、1種類の擬似アクションハンマを製造す
れば、後はおもりを調節するだけで各鍵盤の重さや重心
に対応することが可能であり、量産化に適している。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2
載の擬似アクションハンマであって、前記固定軸はおも
りを介して前記挿通孔に挿通されることを特徴とする。
通常のアコスティックピアノでは各鍵盤ごとにハンマア
ッセンブリの重さや重心が異なるが、請求項記載の擬
似アクションハンマでは固定軸により固定されるおもり
の重さを変更するだけで各鍵盤の重さや重心(特に重
さ)に対応させることが可能である。このため、1種類
の擬似アクションハンマを製造すれば、後はおもりを調
節するだけで各鍵盤の重さや重心に対応することが可能
であり、量産化に適している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施例を
図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、
下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の
技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはい
うまでもない。
【0014】図1は電子ピアノの概略ブロック図、図2
は電子ピアノの正面図、図3は図2のA−A断面図、図
4は擬似アクションハンマの斜視図、図5は擬似アクシ
ョンハンマの説明図であり(a)は正面図、(b)は右
側面図である。本実施例の電子ピアノ1は、鍵盤11、
制御装置10、電子音源5及び擬似アクション2を備え
ている。
【0015】鍵盤11は、図2に示すように棚板46に
沿って複数配設されている。また鍵盤11は、図3に示
すようにバランスピン27に揺動自在に支持され、その
下方にはキーセンサ63、65が設けられている。この
キーセンサ63、65は、押鍵・離鍵を検出する検出手
段(フォトインタラプタ)であり、それぞれが発光素子
と受光素子とを一組として成っている。各キーセンサ6
3、65の発光素子と受光素子の間には光路が走ってお
り、この光路を遮断するとオン信号を発するように構成
されている。このキーセンサ63、65の光路は、鍵盤
11の底面に設けられた段付シャッタ61により遮断・
導通されるものである。即ち、鍵盤11が押された際
に、キーセンサ63の光路が段付シャッタ61により遮
断されてオン信号を発した後ある時間差をもってキーセ
ンサ65の光路が段付シャッタ61により遮断されてオ
ン信号を発するのである。これらのキーセンサ63、6
5は、図1に示すように、制御装置10に接続されてい
る。
【0016】制御装置10は、コントロールボックス5
c(図2参照)の内部に配置され、図1に示すように、
入出力ポート71、周知のCPU72、ROM73、R
AM74、バックアップRAM75、クロック76等を
含む論理演算回路として構成され、これらは互いにバス
77により接続されている。この制御装置10は、キー
センサ63、65とは入出力ポート71を介して接続さ
れ、また、電子音源5とも入出力ポート71を介して接
続されている。CPU72は、キーセンサ63、65の
光路を遮断する時期と時間差とをオン・オフ信号に基づ
いて求め、これらを一時的にRAM74に記憶し、RO
M73に記憶された制御プログラムに基づいて電子音源
5に信号を出力するものである。なお、制御装置10に
は、ダンパーペダル、ソフトペダル等のペダル機構の動
作を検出するペダルセンサ(図示略)も接続され、この
検出情報をも加味して、電子音源5に信号を出力するも
のである。
【0017】電子音源5は、図2に示すように、ピアノ
の内部底面に固定されている。棚板46の下面には、電
子音源5の電源スイッチ5a、ボリュームつまみ5bを
備えたコントロールボックス5cが固定されている。こ
のコントロールボックス5cにはヘッドホンジャック5
dが設けられ、このヘッドホンジャック5dにヘッドホ
ンプラグを差し込むことにより、スピーカ6a、6bか
らの出力が停止されて、ヘッドホンに出力される。中高
音部用のスピーカ6aは上前板47の左右両側に設けら
れ、上部ネット7によって保護されている。一方、低音
部用のスピーカ6bは下前板48の上側にて左右両側に
設けられ、下部ネット8によって保護されている。
【0018】擬似アクション2は、鍵盤11の奥側に配
設され、図3に示すように、ウィッペン15と、ジャッ
ク17と、バット18と、ストップレール30とを備え
ている。ウィッペン15は、ウィッペンフレンジ13を
介して楽器本体に架設されたセンターレール14に回動
可能に支持され、キャプスタンスクリュー12の上昇に
よって鍵盤11の回動方向とは逆向き即ち図3にて反時
計回りに回動する。尚、ウィッペン15にはバックチェ
ック43が支持ワイヤ44により支持されている。
【0019】ジャック17は、ウィッペン15に回動可
能に連結され、ジャックテール17aがレギュレチング
ボタン16に当接するまでウィッペン15と共に上昇す
る。このレギュレチングボタン16はレギュレチングレ
ール41にネジ42で固定され、このネジ42を回すこ
とにより高さを調節できるものである。
【0020】バット18は、ジャック17に対して当接
・離間すると共に、センターレール14に固着されたバ
ットフレンジ18aのセンターピン18bに回動可能に
支持されている。バット18の上部には、擬似アクショ
ンハンマ20が1本の固定ネジ25(本発明の固定軸)
によりネジ止めされている。この擬似アクションハンマ
20は、一枚の金属板をプレス加工することにより、図
4及び図5に示すように一端にカール状に屈曲したハン
マ部21及び他端に鋭角的に折り返したレスト部22が
形成され、金属板の略中央に挿通孔24が形成され、更
に略中央の両側にはバット18の幅と略同等の間隔をも
つ一対のバット挟持部23、23が形成されている。こ
の擬似アクションハンマ20は、一対のバット挟持部2
3、23によりバット18を挟み込んだ状態で挿通孔2
4に挿通した固定ネジ25でバット18に螺着されてい
る。このため、擬似アクションハンマ20は固定ネジ2
5を中心として回転してしまうことがなく、バット18
と擬似アクションハンマ20の位置関係は変化すること
がない。また、擬似アクションハンマ20の高さは通常
のハンマアッセンブリ120(図9参照)よりもかなり
低い(例えば1/2〜1/20程度)。バット18の側
部には、電子ピアノ1の正面側(図3にて右方向)に向
かって突出するようにキャッチャ部材19が固定されて
いる。
【0021】ストップレール30は、鍵盤11の配列方
向に延びると共にバット18の擬似アクションハンマ2
0を覆うように設けられている。このストップレール3
0は、ハンマストッパ部31、ハンマレール部32及び
キャッチャストッパ部33を備えている。
【0022】ハンマストッパ部31は、弦を模擬した部
材であって、押鍵により揺動した擬似アクションハンマ
20のハンマ部21と当接可能である(図3の1点鎖線
参照)。一方、ハンマレール部32は、ハンマレールを
模擬した部材であって、押鍵後に静止位置まで揺り戻し
た擬似アクションハンマ20のレスト部22と当接可能
である(図3の実線参照)。このハンマストッパ部31
とハンマレール部32は、それぞれセンターピン18b
を挟んでストップレール30の相対向する面に緩衝材
(例えばフェルトやウレタンゴムなど)を貼付すること
により形成されている。一方、キャッチャストッパ部3
3は、押鍵により揺動したキャッチャ部材19と当接可
能な位置にて緩衝材(例えばフェルトやウレタンゴムな
ど)を貼付することにより形成されている。
【0023】バット18に設けたキャッチャ部材19が
静止位置からキャッチャストッパ部33に当接する位置
まで回転したときの回転角βは、擬似アクションハンマ
20のハンマ部21が静止位置からハンマストッパ部3
1に当接する位置まで回転したときの回転角αと等しく
なるように設計されている。
【0024】次に、本実施例の電子ピアノの動作につい
て図3に基づいて説明する。鍵盤11が押下されると、
ウィッペン15が鍵盤11と逆方向(図3中反時計回
り)に回動し、これに伴いジャック17がバット18を
突き上げるように上昇しつつ時計回りに回動する。その
後、ジャック17のジャックテール17aがレギュレチ
ングボタン16に当たると、ジャック17はジャックテ
ール17aとレギュレチングボタン16との接触箇所を
支点として大きく時計回りに回動してバット18から抜
ける。このジャック17がバット18から抜けるタイミ
ングがレットオフタイミングである。従って、レギュレ
チングボタン16の高さをネジ42により調節すれば、
レットオフタイミングを調節することができる。レット
オフ後、バット18は擬似アクションハンマ20及びキ
ャッチャ部材19と共に慣性運動により図3中反時計回
りに回動し続ける。その後、この慣性運動を行っている
擬似アクションハンマ20はハンマ部21がストップレ
ール30のハンマストッパ部31に衝突し、同時にキャ
ッチャ部材19もストップレール30のキャッチャスト
ッパ部33に衝突する。これによりバット18は慣性運
動を阻止され、逆方向即ち時計回りに揺り戻す。この衝
突による衝撃力は2箇所(ハンマストッパ部31とキャ
ッチャストッパ部33)で分散されるため、回転系全体
の安定性や耐久性が向上する。そして、バット18が擬
似アクションハンマ20及びキャッチャ部材19と共に
揺り戻ったとき、鍵盤11から指が離れていれば、擬似
アクションハンマ20のレスト部22がストップレール
30のハンマレール部32に当接し、その状態で静止す
る。
【0025】本実施例によれば、以下の効果が得られ
る。 擬似アクションハンマ20は、挿通孔24に挿通され
た1本の固定ネジ25によりバット18に固定されてい
るが、バット挟持部23、23がバット18を挟み込む
ようにして支持している。このため、長期にわたって電
子ピアノ1を使用したとしても、固定ネジ25を中心と
して擬似アクションハンマ20が回転してしまうことが
なく、バット18と擬似アクションハンマ20の位置関
係は変化することがない。従って、当初設定したタッチ
感が変化してしまうおそれがないという効果が得られ
る。 擬似アクションハンマ20のハンマ部21及びレスト
部22は金属板の両端を加工することにより形成されて
いるため、プレス成形により容易に製造することができ
る。従って、量産化に適している。 [上記実施例の変形例]上記実施例の擬似アクションハ
ンマ20の重さや重心を変えるには、図6に示すように
擬似アクションハンマ20のハンマ部21におもりWを
付設したり、あるいは図7に示すようにおもりW’を介
して固定ネジ25を挿通孔24に挿通して固定したりす
ればよい。これにより、種々の重さ・重心位置を持った
擬似アクションハンマを簡便に製造することができる。
即ち、アコスティックピアノでは各鍵盤ごとにハンマア
ッセンブリの重さや重心が異なるが、図6又は図7のよ
うに構成することによりおもりを調節するだけで各鍵盤
の重さや重心に対応した擬似アクションハンマを製造す
ることができる。もちろん、ハンマ部21におもりWを
付設したうえで、おもりW’を固定ネジ25で固定して
もよい。
【0026】また、上記実施例の擬似アクションハンマ
20は一枚の金属板をプレス成形することにより製造し
たが、例えば図8に示すように、一枚の金属板をプレス
成形したハンマ本体320a(金属板の一端にハンマ部
321、他端にレスト部322、略中央に挿通孔324
を設けたもの)と、これとは別に一枚の金属板をプレス
成形したハンマ別体320b(金属板の対向する両辺に
バット挟持部323、323(図8には一方のみ図示し
た)、略中央に挿通孔326を設けたもの)とを溶接し
て擬似アクションハンマ320としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電子ピアノの概略ブロック図である。
【図2】 電子ピアノの正面図である。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 擬似アクションハンマの斜視図である。
【図5】 擬似アクションハンマの説明図であり、
(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【図6】 ハンマ部におもりを付設した擬似アクション
ハンマの説明図である。
【図7】 固定ネジでおもりを固定した擬似アクション
ハンマの説明図である。
【図8】 他の実施例の擬似アクションハンマの斜視図
である。
【図9】 通常のアコスティックなアップライトピアノ
のアクションの説明図である。
【図10】 従来の擬似アクションの説明図である。
【図11】 改良型の擬似アクションの説明図である。
【符号の説明】
1・・・電子ピアノ、 2・・・擬似アクシ
ョン、5・・・電子音源、 10・・・制
御装置、11・・・鍵盤、 15・・・
ウィッペン、16・・・レギュレチングボタン、17・
・・ジャック、17a・・・ジャックテール、 18
・・・バット、18b・・・センターピン、 19
・・・キャッチャ部材、20・・・擬似アクションハン
マ、21・・・ハンマ部、22・・・レスト部、
23・・・バット挟持部、24・・・挿通孔、
25・・・固定ネジ、30・・・ストップ
レール、 31・・・ハンマストッパ部、32・・
・ハンマレール部、

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤にアクションを模擬した荷重を付与
    する電子鍵盤楽器の擬似アクションの構成部品であり、
    バットに固定される擬似アクションハンマであって、 弦を模擬した部材に当接可能で、金属板の一端を屈曲し
    て形成されたハンマ部と、 ハンマレールを模擬した部材に当接可能で、前記金属板
    の他端を屈曲して形成されたレスト部と、 前記バットの幅と略同等の間隔をもって形成され該バッ
    トを挟持可能なバット挟持部と、 前記バットに固定するための1本の固定軸を挿通可能な
    挿通孔とを一体に備えたことを特徴とする擬似アクショ
    ンハンマ。
  2. 【請求項2】 前記ハンマ部はおもりを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の擬似アクションハンマ。
  3. 【請求項3】 前記固定軸はおもりを介して前記挿通孔
    に挿通されることを特徴とする請求項1又は2記載の擬
    似アクションハンマ。
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