JP3217904U - ボールエレベーターのピン巻込防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールエレベーターが備えるボールリフトロッドのボール掃き出し部において、ピンの巻き込みを原因として発生するボールの異常摩耗を防止できるピン巻込防止装置を提供する。
【解決手段】2本の平行なボールリフトロッド8に摺接するボールBをボールエレベーターホイール7で転動させてボールリフトロッドの高位置に配置されたボール掃き出し部10へ移送するボールエレベーター4に対して設けられ、ボール掃き出し部10に設けられてボールに随伴してボールとボールリフトロッドとの間に巻き込まれるピンPを検出するピン検出部と、ピン検出部がピンを検出したときにボールエレベーターホイールの駆動制御部9を停止させる緊急停止部15とを有している。
【選択図】図1

Description

本考案は、ボールエレベーターのピン巻込防止装置に関する。
ボーリング場では、レーンの奥側(ピンを並べる位置の裏側)に、投球されたボールを倒れたピンと分離した後、遊技者へ返球するうえで高位置まで持ち上げるようにするボールエレベーターが備えられているのが一般的である。
このボールエレベーターは、下位から高位にかけて1/4円弧形に湾曲された2本の平行なボールリフトロッドと、これらボールリフトロッドに摺接するボールをボールリフトロッドへ押し付けながら転動させることで、ボールリフトロッドに沿わせながら高位置へ移送させるボールエレベーターホイール(ボールリフトロッドよりもボール1個ぶんだけ径大なリング状の回転体)とを有した構成となっている。
そして、ボールリフトロッドの高位置に、ボールを掃き出すボール掃き出し部が設けられている(例えば、特許文献1等参照)。
なお、ボール掃き出し部において、ボールリフトロッドはUターン状に折り返されており、折り返された後に垂下するロッド部分には、ボールリフトロッドとボールエレベーターホイールとの相互間隔をボールの直径に合わせて調節するためのアジャスタ部や弾性押圧するための圧縮バネが連結されている。
実開昭49−147074号公報
ボールエレベーターによってボールが高位置のボール掃き出し部まで移送される過程で、ボールにピンが絡まり、ボール掃き出し部まで随伴してしまうようなことが稀に発生していた。
そして、ボール掃き出し部に到達したピンは、ボールとボールリフトロッド(殊にUターン状に折り返された部分など)との間に巻き込まれてしまい、ボールを転動しない状態に陥らせてしまうことがあった。
このようになると、ボールは、回転を続けるボールエレベーターホイールによって擦られ続けることになるので、ボールは局部的に異常摩耗され、その後の使用ができなくなることがあった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ボールエレベーターが備えるボールリフトロッドのボール掃き出し部において、ピンの巻き込みを原因として発生するボールの異常摩耗を防止できるようにするボールエレベーターのピン巻込防止装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案は次の手段を講じた。
即ち、本考案に係るボールエレベーターのピン巻込防止装置は、2本の平行なボールリフトロッドに摺接するボールをボールエレベーターホイールで転動させて前記ボールリフトロッドの高位置に配置されたボール掃き出し部へ移送するボールエレベーターに対して設けられる装置であって、前記ボール掃き出し部に設けられて前記ボールに随伴して当該ボールと前記ボールリフトロッドとの間に巻き込まれるピンを検出するピン検出部と、前記ピン検出部が前記ピンを検出したときに前記ボールエレベーターホイールの駆動制御部を停止させる緊急停止部と、を有していることを特徴とする。
前記ピン検出部は、ピンによる押圧を受けて揺動又は出退動作を取り出す可動構造部と、前記可動構造部によって取り出された動作に応答して検出信号を発する接触型の検出器と、前記可動構造部による前記検出器への伝動力を緩和吸収する緩衝材と、を有したものとすることができる。
前記ピン検出部よりも高位置に設けられて前記ボールに随伴するピンが前記2本のボールリフトロッド間に侵入するのを阻止するロッド間埋め板を有したものとしてもよい。
本考案に係るボールエレベーターのピン巻込防止装置は、ボールエレベーターが備えるボールリフトロッドのボール掃き出し部において、ピンの巻き込みを原因として発生するボールの異常摩耗が防止できるようになる。
本考案に係るピン巻込防止装置を示した斜視図である。 図1のA部拡大図である。 本考案に係るピン巻込防止装置を示した側面図である。 本考案に係るピン巻込防止装置を示した正面図である。 本考案に係るピン巻込防止装置による第1のピン巻き込み防止作用を説明した側面図である。 本考案に係るピン巻込防止装置による第2のピン巻き込み防止作用を説明した側面図である。 本考案に係るピン巻込防止装置による第3のピン巻き込み防止作用を説明した側面図である。
以下、本考案の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図7は、本考案に係るピン巻込防止装置1の第1実施形態を示している。図1に示すように、このピン巻込防止装置1は、レーン3の奥側(ピンPを並べる位置の裏側)に設置されたボールエレベーター4に対して設けるものである。
このボールエレベーター4は、レーン3の長手方向に平行な水平軸を中心とする円形リング形を呈したボールエレベーターホイール7を有し、このボールエレベーターホイール7のリング内側に、下位から高位にかけて1/4円弧形に湾曲された2本の平行なボールリフトロッド8が設けられている。ボールエレベーターホイール7は、駆動制御部9により、一方向に連続回転するように制御される。
従って、投球後にボールエレベーター4に回収されるボールBは、2本のボールリフトロッド8間に嵌り込んで摺接状態とされると共に、ボールBにおいてこれらの摺接位置とは反対側となる面をボールエレベーターホイール7に押圧されてボールリフトロッド8との間に挟持されることになり、その結果、ボールBは転動しつつボールリフトロッド8の高位置に設けられたボール掃き出し部10へと移送される。
図2に示すように、ボール掃き出し部10は、ボールリフトロッド8の最上端となる高位置部分をUターン状に折り返すことにより形成されており、このボール掃き出し部10まで導かれたボールBは、ボールエレベーター4の奥方へ続く排出用のガイドレール(図示略)へと移載され、その後、投球者側へと返球される。
ボールリフトロッド8には、この折り返し部分に生じた垂下ロッド部分8aに、ボールエレベーターホイール7とボールリフトロッド8との相互間隔をボールBの直径に合わせて調整できるようにした間隔調整部11が設けられている。
この間隔調整部11は、長ボルトを用いたアジャスタ部や圧縮バネを用いたダンパー部など(図例は圧縮バネ11aとこの圧縮バネ11aによる弾発力をボールリフトロッド8の垂下ロッド部分8aに伝えるバネ受けバー11bとを有するダンパー部とした)とされている。
なお、ボールエレベーター4にはこのような間隔調整部11を設ける必要があるために、ボールリフトロッド8の高位置部分であるボール掃き出し部10に対して、Uターン状の折り返し部が必要になっていると言うことができる。そして、多くの場合、このUターン状の折り返し部を原因として、ボールBに随伴したピンPが巻き込み事故を生じることが判っている。
本考案に係るピン巻込防止装置1は、このようなボール掃き出し部10に対応させて配置される。
なお、以下では、説明の便宜上、図3の右をピン巻込防止装置1の「前側」又は「正面側」と言い、同左をピン巻込防止装置1の「後側」又は「裏面側」と言う。また図4の左右を、そのままピン巻込防止装置1の左右と言う。
このピン巻込防止装置1は、ボール掃き出し部10を形成しているボールリフトロッド8の相互間に配置するピン検出部14を有しており、またこのピン検出部14とボールエレベーターホイール7の駆動制御部9との間に電気的に接続される緊急停止部15(図1参照)を有している。更にまた、このピン巻込防止装置1は、ピン検出部14よりも高位置に設けられたロッド間埋め板16を有している。
図3及び図4に示すように、ピン検出部14は、板状に形成された立ベース20に対して、可動構造部21と検出器22と緩衝材23とが設けられて成る。
立ベース20は、ボール掃き出し部10を形成しているボールリフトロッド8の相互間に収容され得る板面大きさを有しており、その上辺部は、当該立ベース20の上位に配置されるロッド間埋め板16との連結を可能にするために、裏側へ向けてL型に屈曲されている。
また、立ベース20の下辺部は、ボール掃き出し部10まで到達したピンPがボールリフトロッド8の相互間などへ巻き込まれるのを可及的に防止しつつ円滑に弾き出せるようにし、またこの際に、当該立ベース20に接触したピンPを傷付けることがないように、裏側へ退かせるようなカーブ形状に形成させてある。
可動構造部21は、立ベース20を裏側から左右方向に挟持してその前面側へ左右一対のヒンジ片25を突出させる支持部26と、この支持部26の両ヒンジ片25間で前後揺動自在に保持された揺動体27と、この揺動体27の前面で左右方向に架設された接触子28と、揺動体27の後面で接触子28に重なる配置となるようにして左右方向に架設された連動子29とを有している。
揺動体27は丸棒素材を凹形(クランク形)に屈曲したものであり、上部で水平方向に張り出す両側の軸部27aを両ヒンジ片25へ貫通保持させることにより、この両軸部27aを支点として中央の下凹み形状部を前後方向(立ベース20に近接離反する方向:なお図3に示すL1+L2参照)へ揺動させるようになっている。
接触子28は、揺動体27における下凹み形状部から前方へ突出するように配置されており、断面円形の棒材により形成されることによってピンPと高面圧接触を行わせるようにして、その検知精度を高めてある。
これに対して連動子29は帯板により形成されており、接触子28の太さよりも幅広い面積で緩衝材23との当接ができるようにしてある。
これら接触子28や連動子29は、揺動体27に対して溶接やネジ止め等による固定をしたうえで、尚かつ、樹脂紐や綿ロープ、針金材などより成る緊締索31で、揺動体27を表裏から抱き合わせるようにして縛り止められている。
このような緊締索31を用いた縛り止め構造の採用により、溶接やネジ止めによる固定部分が、万が一、ピンP等との衝突力、金属疲労、或いは経年劣化等で破損しても、直ちに揺動体27から接触子28や連動子29が外れないように対策してある。
またネジ止めと縛り止め構造との組み合わせを選択すれば、溶接が不要となるので、接触子28が万が一、曲がった場合などにその交換が簡単に行えるという利点がある。加えて、溶接が破断した場合では破断箇所に生じる尖端でボールBやピンPに傷を付けるおそれがあるが、溶接を不要とすることでこのような傷の発生も防止できる利点に繋がる。
検出器22は、可動構造部21によって取り出された動作に応答して、電気的な検出信号を発したり、導通のオンオフ切り換えをしたりするものである。図例では前後動するスイッチ端22aを備えた接触型のものを示してある。
緩衝材23は、可動構造部21の揺動体27が揺動した際に、揺動体27の連動子29が検出器22に衝撃的にぶつかるのを緩和して、検出器22を物理的な破壊や故障から保護するためのものである。この緩衝材23は、ゴムやウレタン、スポンジなどの弾性素材により盤体状に形成されたものとしてある。
なお、連動子29には、立ベース20の上辺部(L型屈曲部)などとの間に引張バネ30が接続されており、連動子29を常に検出器22へ寄せ付けるように引っ張り付勢してある。そのため、連動子29と緩衝材23とは、緩衝材23に圧縮変形の余裕を残しながらも、互いに面接触する状態が維持されるようになっている。当然に、この状況下において検出器22は、スイッチ端22aが連動子29によって押されてはおらず、非作動状態(未検出状態)とされている。
緩衝材23を交換などする場合には、揺動体27を図3中に二点鎖線で示すように跳ね上げて(L2参照)、連動子29を離反状態にさせればよい。このとき、引張バネ30は、揺動体27を跳ね上げ状態に保持させておくうえで有益に作用する。
ピン検出部14は、このような構成であるため、ボールBに随伴してボール掃き出し部10にピンPが到達することがあったとしても、このピンPがボールBとボールリフトロッド8との間に巻き込まれそうになる前に、ピンPを検出することができる。
一方、ロッド間埋め板16は、ボール掃き出し部10を形成しているボールリフトロッド8の相互間に収容され得る板面大きさを有したもので、その上辺部は、ボール掃き出し部10まで到達したピンPがボールリフトロッド8の相互間などへ巻き込まれるのを可及的に防止しつつ円滑に弾き出せるようにし、またこの際に、当該ロッド間埋め板16に接触したピンPを傷付けることがないように、裏側へのけ反るようなカール形状に形成させてある。
またロッド間埋め板16の下辺部は、当該ロッド間埋め板16の下位に配置される立ベース20との連結を可能にするために、裏側へ向けてL型に屈曲されている。
このロッド間埋め板16と可動構造部21の立ベース20との連結は、ロッド間埋め板16における下辺部のL型屈曲部と立ベース20における上辺部のL型屈曲部とを重ね合わせたうえで、これらを合綴ボルト32aとナット32bとを螺合させることにより行っている。
この連結位置は、可及的に前方、すなわち、ボールリフトロッド8に近接させるように配置してある。この配置にすることにより、ピンPがロッド間埋め板16や立ベース20に当接し、更に強い力で押圧することがあったとしても、ロッド間埋め板16と立ベース20との連結間が口開きすることのないように対策してある。
このロッド間埋め板16には、上部の両側縁部から左右両外方へ突出するブラケット33,34が設けられている。一方のブラケット33は、後端部をロッド間埋め板16の板面に平行させて下方へ屈曲してあり、他方のブラケット34は、後端部をロッド間埋め板16の板面に平行させて上方へ屈曲してある。
また、ロッド間埋め板16のL型屈曲部と立ベース20のL型屈曲部とを重ね合わせた連結部位には、合綴ボルト32aとナット32bとの螺合位置よりも後方位置(ボールリフトロッド8から離れた位置)に、ボルト貫通部を形成して、前記した間隔調整部11(図2参照)が備えるセットボルト35を挿通できるようにしてある。
このセットボルト35は、圧縮バネ11aのバネ受けバー11bに挿通したセット用スリーブ36に対して径方向に螺合するように用いられ、セットボルト35のボルト端をバネ受けバー11bに押し付けることができるようになっている。
そのため、このセットボルト35を締め込むことにより、スリーブ36をバネ受けバー11bに固定することができる。すなわち、バネ受けバー11bに対して、圧縮バネ11aの接続端をその両側から挟み込むように2個のスリーブ36を挿通し、これら2個のスリーブ36をセットボルト35によって固定することで、バネ受けバー11bに対する圧縮バネ11aの位置決め及び固定ができるものである。
このようなセットボルト35を、前記のようにロッド間埋め板16のL型屈曲部と立ベース20のL型屈曲部とを重ね合わせた連結部位へ貫通させ、この貫通部分で2個のナット37により挟み込んでダブルナット作用を生じさせるように締め付ければ、間隔調整部11を基準として、ピン巻込防止装置1の位置決めと、固定が可能となる。
加えて、ロッド間埋め板16の上部に設けたブラケット33,34を巻き締め具40(一般に管止め用の金具として使用するものや樹脂製又は金属製の結束バンド等)によってボールリフトロッド8の垂下ロッド部分8aに縛り止めるようにすることで、ピン巻込防止装置1の取り付けは確実なものとなる。
以上、詳説した構成を具備して成る本考案のピン巻込防止装置1では、ボールBに随伴してボールリフトロッド8のボール掃き出し部10までピンPが到達したときに、ピン検出部14がピンPを検出すれば、緊急停止部15がボールエレベーターホイール7の駆動制御部9を停止させるように制御を行う。
一方で、ピンPがピン検出部14を素通りしてしまい、ピン検出部14より高位置までピンPが移送されてしまった場合には、ロッド間埋め板16がピンPを弾き返し、ボールリフトロッド8の相互間にピンPが入り込むことがないようにするものである。
具体的な一例を示せば、例えば図5に例示するように、ボールBの上に倒立したピンPが乗り上げ、ピンPの細くくびれた首部とボールBとが噛み合うようになった場合には、従来であれば(本考案に係るピン巻込防止装置1を使用しない場合は)、ピンPの噛み込みによるボールBの転動停止が起こり、ボールBが局部的に異常磨耗することに繋がるが、本考案に係るピン巻込防止装置1を使用することで、ピン検出部14がいち早くピンPを検出して駆動制御部9を制御し、ボールエレベーターホイール7を停止させることになる。
また、図6に例示するように、ボールBの上にピンPの太い胴部が乗り上げて、ピン頭部がボールエレベーターホイール7へ向けて大きく突き出し、ピンPがボールエレベーターホイール7とボールリフトロッド8とボールBとの間に絡み付くようになった場合も、ピン検出部14がいち早くピンPを検出して駆動制御部9を制御し、ボールエレベーターホイール7を停止させることになる。
従って、これらの状況に至った時点で、例えば音声や光、文字表示などの報知により管理者にメンテナンスを促すシステムとしておけば、ピンPの巻き込み事故を未然に防止できるものであり、結果としてボールBの局部的な異常磨耗を防止することができる。当然に、ピンPが異常磨耗することも防止できるものである。
また、図7に例示するように、ボールBの上にピンPが立ち姿勢で乗り上げた場合や、倒立したピンPがピン検出部14を素通りしてしまった場合などでは、ロッド間埋め板16によってピンPが弾き返されてボールリフトロッド8間にピンPが侵入することはない。
従って、このようなピンPを原因として起こるボールBの異常磨耗は、完全に防止することができる。
ところで、本考案は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、検出器22には非接触型のもの(センサ類)を採用することもできる。
可動構造部21は、直線的に出退する構造に形成することが可能である。この場合、緩衝材23は、可動構造部21を出退させる方向で弾性力を生起する圧縮バネにより形成することが可能である。
緊急停止部15は、駆動制御部9に対してボールエレベーターホイール7の回転を止めさせることができるものであれば、電気的な回路としたり半導体自体のプログラムとしたり、或いはスイッチング動作体としたりできるものであり、構成の詳細は何ら問われるものではない。
1 ピン巻込防止装置
2 ボールエレベーター
3 レーン
4 ボールエレベーター
7 ボールエレベーターホイール
8 ボールリフトロッド
8a 垂下ロッド部分
9 駆動制御部
10 ボール掃き出し部
11 間隔調整部
11a 圧縮バネ
11b バネ受けバー
14 ピン検出部
15 緊急停止部
16 ロッド間埋め板
20 立ベース
21 可動構造部
22 検出器
22a スイッチ端
23 緩衝材
25 ヒンジ片
26 支持部
27 揺動体
27a 軸部
28 接触子
29 連動子
30 引張バネ
31 緊締索
32a 合綴ボルト
32b ナット
33 ブラケット
34 ブラケット
35 セットボルト
36 スリーブ
37 ナット
40 巻き締め具
B ボール
P ピン

Claims (3)

  1. 2本の平行なボールリフトロッドに摺接するボールをボールエレベーターホイールで転動させて前記ボールリフトロッドの高位置に配置されたボール掃き出し部へ移送するボールエレベーターに対して設けられるピン巻込防止装置であって、
    前記ボール掃き出し部に設けられて前記ボールに随伴して当該ボールと前記ボールリフトロッドとの間に巻き込まれるピンを検出するピン検出部と、
    前記ピン検出部が前記ピンを検出したときに前記ボールエレベーターホイールの駆動制御部を停止させる緊急停止部と、
    を有していることを特徴とするボールエレベーターのピン巻込防止装置。
  2. 前記ピン検出部は、ピンによる押圧を受けて揺動又は出退動作を取り出す可動構造部と、
    前記可動構造部によって取り出された動作に応答して検出信号を発する接触型の検出器と、
    前記可動構造部による前記検出器への伝動力を緩和吸収する緩衝材と、
    を有していることを特徴とする請求項1に記載のボールエレベーターのピン巻込防止装置。
  3. 前記ピン検出部よりも高位置に設けられて前記ボールに随伴するピンが前記2本のボールリフトロッド間に侵入するのを阻止するロッド間埋め板を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のボールエレベーターのピン巻込防止装置。
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