JP3217004U - アンカーボルト切断具 - Google Patents

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小林 康雄
康雄 小林
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Abstract

【課題】アンカーボルトの突出部分を円滑に切断することができるアンカーボルト切断具を提供する。【解決手段】挿入部6は、基盤面2に形成した穴から突出しているアンカーボルト4の直線状突出部分4aを隙間を有して挿入可能な直線状の内孔10を有し、挿入部6の後端部から操作部8が直線状に後方に伸びている。挿入部6は、内孔10内に突出部分4aが挿入された状態で内孔10の先端周囲から外方に向かって基盤面2に接触する接触平面14が形成され、挿入部6が基盤面2に対して傾斜したとき基盤面2に接触平面14の外周面の一点が接触するように接触平面14の外周面が形成されている。挿入部6及び突出部分4aが傾斜した状態で、傾斜した突出部分4aに基盤面2の穴が接触するように内孔10が形成され、接触平面14の外周面から後方に球面状の湾曲面12が形成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、例えば床面のような基盤面から突出しているアンカーボルトの突出部分を切断するのに使用するアンカーボルト切断具に関する。
アンカーボルトは、コンクリート、ブロック等の基盤面に空けた穴に打ち込んで固定されて、その基盤面から突出している直線状の突出部を有している。この直線状の突出部に固定物を結合して、この固定物を基盤面上に固定する。この固定物を基盤面から撤去した場合、アンカーボルトの直線状の突出部が基盤面から突出した状態で残っていると、人が躓いたりして危険であるので、この直線状の突出部を除去するために、アンカーボルト切断具が使用される。このアンカーボルト切断具の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1の技術によれば、切断部が、床面から突出しているアンカーボルトの突出部が嵌入可能な内径の嵌入孔を有し、切断部から棒状体が後方に伸びている。切断部の嵌入孔の外周円から外側方向に所要の長さ面取りされたテーパー面が形成されている。
床面から突出しているアンカーボルトの突出部を切断部の嵌入孔に、テーパー面の面取り部分が接触するように嵌め込み、切断部のテーパー面が床面につくように棒状体を傾斜させる方向に力を加えることによって、アンカーボルトの直線状の突出部に剪断力を加えて、これを切断する。このとき、テーパー面が床面に接触するので、面取り部分が床面から浮くことがない。
実用新案登録第3204264号公報
特許文献1の技術によれば、テーパー面が床面に接触するので、面取り部分が床面から浮くことがない。すなわち、直線状部を曲げる力も、切断する力も常に同じ点に加わることを意味する。そのため、突出部に金属疲労が生じにくく、切断を速やかに行い難かった。
本考案は、アンカーボルトの突出部分を円滑に切断することができるアンカーボルトの切断具を提供することを目的とする。
本考案の一態様のアンカーボルト切断具は、挿入部と操作部とを有している。挿入部は、基盤面に形成した穴から突出しているアンカーボルトの直線状突出部分を隙間を有して挿入可能な直線状の内孔を内部に有している。操作部は、前記挿入部の後端部から直線状に後方に伸びている。前記挿入部では、前記内孔内に前記突出部分が挿入された状態で前記内孔の先端周囲から外方に向かって前記基盤面に接触する接触平面が形成されている。この接触面は、前記挿入部が前記基盤面に対して傾斜したとき前記基盤面に前記接触平面の外周面の一点が接触するように外周面が形成されている。前記挿入部の内孔は、前記挿入部及び前記突出部分が傾斜した状態で、前記傾斜した突出部分に前記穴が接触するように形成されている。さらに、前記非接触平面の外周面から後方に球面状の湾曲面が形成されている。
このように構成されたアンカーボルト切断具では、挿入部の内孔にアンカーボルトの突出部分を接触させたとき、接触平面が基盤面に面接触している。この状態で、操作部を傾けるように力を操作部に加えると、接触平面の一点が支点となって突出部分に力が加わり、突出部分が曲がる。曲がった状態では、曲がった突出部分が穴の一点に接触する。この傾斜した状態からさらに操作部を傾けるように力を操作部に加えると、突出部分の曲がった部分に接触している穴の周面の一端が支点となり、剪断力が突出部分の曲がった部分に加わる。このように操作部を傾斜させるように力を食えることを繰り返すことによって、支点の移動が繰り返されて、アンカーボルトに金属疲労が生じ、切断が効率的に行われる。
上記の態様において、前記挿入部を筒状に形成することができる。この場合、前記内孔は前記挿入部の中心軸線上に位置し、前記湾曲面は、前記中心軸線上に中心を有し、前記接触平面は、前記中心軸線を通って前記湾曲面を切断したものである。このように構成すると、操作部を傾けるように力を操作部に加えることによって突出部分を切断する際に、湾曲面が基盤面に接触することがなく、アンカーボルトの切断の効率を確実にあげることができる。
上記の態様において、前記挿入部を筒状に形成し、前記操作部を管状に形成することができる。その場合、管状の操作部の先端からその内部に、前記挿入部の前記後端部が挿入され、前記挿入部は、前記操作部にユニオンナットによって着脱自在に取り付けられている。
このように構成すると、挿入部の操作部への取り付けには、なんら工具を必要とせず、容易に取り付けを行うことができる。
さらに、前記挿入部は、前記内孔の径が異なるものを複数準備することができる。そのうちの1つが前記操作部に前記ユニオンナットによって着脱自在に取り付けられる。
このように構成すると、径の異なるアンカーボルトに対しても、容易に対応することができる。
上記の各態様のいずれにおいても、前記操作部の前記挿入部と反対側の端部に、打撃部を設けることができる。
このように打撃部を設けると、アンカーボルトの突出部分を切断した後に、基盤面から幾分残存している部分があっても、その残存部分を打撃部で打撃することによって基盤面から非突出状態に変形することができる。
以上のように、本考案によれば、効率的にアンカーボルトの突出部分を切断することができる。
本考案の第1の実施形態のアンカーボルト切断具の部分省略正面図と、部分省略縦断正面図と、組立図である。 図1のアンカーボルト切断具の使用状態の説明図である。 図1のアンカーボルト切断具の使用状態における各部の拡大図である。 図1のアンカーボルト切断具によるアンカーボルトの残存部分の処理の説明図である。 本考案の第2の実施形態のアンカーボルト切断具の部分省略正面図である。
本考案の第1の実施形態のアンカーボルト切断具は、図2に示すように基盤面、例えば床面2に直角に床面2から突出しているアンカーボルト4の直線状の突出部4aを切断するためもので、図1(a)に示すように、挿入部6と、操作部8とを有している。アンカーボルト4は、基盤面2に形成された穴5に挿入され、突出部4aが基盤面2に対して直角に突出している。
挿入部2は、図1(b)に示すように、概略円筒状に形成され、その中心軸線上に、図2に示すようにアンカーボルト4の直線状部4aを挿入することが可能な内孔10を有している。この内孔10は、図2(a)に示すようにアンカーボルト4の直線状部4aよりも幾分大きな径に形成され、挿入部6の先端から後端まで貫通している。なお、図2(a)では、内孔10の径は、かなり誇張して描いてある。この挿入部6の先端には、半球状の湾曲面12が形成されている。この湾曲面12は、挿入部6の中心軸線上に中心を有し、挿入部の直径と同じ直径を持つている。さらに、この湾曲面12の先端は、図1(b)に破線で示すように中心軸線に直角に面取りされ、図2に示すようにアンカーボルト4の直線状部4aを内孔10に挿入したとき、床面2に接触する環状の接触平面14とされている。挿入部6は、アンカーボルト4よりも硬度の高い金属または合金製である。
この挿入部6は、図1(a)、(b)に示すように、操作部8の先端に挿入されている。操作部8は、円筒状に形成され、その先端には雄ねじ16が形成されている。挿入部6は、その後端から操作部8の先端に挿入され、その外周面が操作部8の内周面に接触している。挿入部6の中途には位置決め用の環状部18が形成され、図1(b)に示すように、この環状部18が操作部8の先端周囲に接触する位置まで挿入部6は操作部8に挿入されている。
この挿入部6を操作部8に固定するために、図1(b)、(c)に示すように、雄ねじ16に螺合可能な雌ねじ20を内面に有するユニオンナット22が挿入部6の前方から挿入部6に相通されて、雌ねじ20が雄ねじ16に螺合して、挿入部6の環状部18を操作部8の先端周面に押し付けている。ユニオンナット22を外すことによって、挿入部6は操作部8から離脱可能である。
挿入部6は、図示したものとは異なる径の内孔10を有するものが別途用意されている。この異なる径の内孔10は、突出部分4aの径が異なるアンカーボルト4の径に対応している。これら複数の挿入部6のうち、切断しようとするアンカーボルト4に対応した径の内孔10を有するものが、操作部8の先端に取り付けられる。
また、操作部8の後端部には、図1(a)に示すように、操作部8よりも径が大きく形成された円柱状の打撃部として使用可能な握り部26が形成されている。
このように構成されたアンカーボルト切断具によってアンカーボルト4の突出部分4aを切断する場合、図2(a)に示すように、内孔10にアンカーボルト4の突出部分4aを挿入し、接触平面14を基盤面2に接触させる。そして、例えば図2(a)における左側に傾くように、操作部8の後端部に力を加えて、図2(b)に示すように、アンカーボルト4の突出部分4aを左側に曲げる。曲げる際、図3(a)に示すように接触平面14の外周面の一点Aが曲げる際の支点となり、図3(b)に示すように突出部分4aが曲がる。
このように曲がった状態では、穴5の外周面の一点が曲がった突出部分4aに接触し、これが、さらに曲げる場合の支点Bとなる。また、このとき以後の力点は、図3(c)に示すように挿入部6の後端部と操作部8の内周面との接触点Cとなる。この状態でさらに操作部8を左側に傾くように操作部8に力を加えると、内孔10と曲がった突出部分4aとの接触点に剪断力がかかる。
以後、操作部8を左側に傾けるように力を加えることを繰り返すと、支点Aから支点Bと支点が移動し、曲げる力と剪断力とが交互にアンカーボルト4の突出部分4aに加わり、突出部分4aの金属疲労が促進されて、突出部分4aを切断することができる。このように力を加える際に、湾曲面12が基盤面2に接触することがなく、支点の移動が速やかに行われる。なお、操作部8を右側に傾けるように力を加えた場合も同様である。
図4に示すように、切断後に基盤面2にアンカーボルト4の一部が突出している場合には、操作部8の後端部の握り部26によって、その突出している部分を基盤面2側に打撃して、基盤面2から突出しないようにする。これによって、より安全性を確保することができる。
第2の実施形態のアンカーボルトの切断具を図5に示す。この切断具は、操作部8aが径の異なる2本の管状部30、32から構成されている以外、第1の実施形態のアンカーボルトの切断具と同様に構成されている。同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
管状部30の方が管状部32よりも径が大きく、また長さが短い。管状部30に挿入部6が第1の実施形態のアンカーボルトの切断具と同様に挿入され、ユニオンナット22によって固定されている。管状部32の後端部には打撃部26が形成されている。管状部30の後端部と管状部32の先端部とは、径違いソケット34によって結合されている。
上記の実施形態では、操作部6は概略円筒状のものを示したが、これに限ったものではなく、内孔10と湾曲面12と接触平面14とを有するものであれば、他の形状、例えば角柱状のものとすることができる。また、操作部8も円筒状のものを示したが、これに限ったものではなく、先端部に挿入部を取り付け可能であれば、例えば角筒状に形成することもできるし、挿入部6の交換が不要であれば、挿入部6と一体に形成することもできる。
2 基盤面
4 アンカーボルト
6 挿入部
8 操作部
10 内孔
12 湾曲面
14 接触平面

Claims (5)

  1. 基盤面に形成した穴から突出しているアンカーボルトの直線状突出部分を、隙間を有して挿入可能な直線状の内孔を内部に有する挿入部と、
    前記挿入部の後端部から直線状に後方に伸びた操作部とを、
    有し、前記挿入部は、前記内孔内に前記直線状突出部分が挿入された状態で前記内孔の先端周囲から外方に向かって前記基盤面に接触する接触平面が形成され、前記挿入部が前記基盤面に対して傾斜したとき前記基盤面に前記接触平面の外周面の一点が接触するように前記接触平面の外周面が形成され、前記挿入部及び前記突出部分が傾斜した状態で、前記傾斜した突出部分に前記穴が接触するように前記内孔が形成され、前記非接触平面の外周面から後方に球面状の湾曲面が形成されているアンカーボルト切断具。
  2. 請求項1記載のアンカーボルト切断具において、前記挿入部は、筒状に形成され、前記内孔は前記挿入部の中心軸線上に位置し、前記湾曲面は、前記中心軸線上に中心を有し、前記接触平面は、前記中心軸線を通って前記湾曲面を切断しているアンカーボルト切断具。
  3. 請求項1記載のアンカーボルト切断具において、前記挿入部は筒状に形成され、前記操作部は管状に形成され、その管状の操作部の先端からその内部に、前記挿入部の前記後端部が挿入され、前記挿入部は、前記操作部にユニオンナットによって着脱自在に取り付けられているアンカーボルト切断具。
  4. 請求項3記載のアンカーボルト切断具において、前記挿入部は、前記内孔の径が異なるものが複数準備され、そのうちの1つが前記操作部に前記ユニオンナットによって着脱自在に取り付けられるアンカーボルト切断具。
  5. 請求項1乃至4いずれか記載のアンカーボルト切断具において、前記操作部の前記挿入部と反対側の端部に、打撃部を有するアンカーボルト切断具。
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