JP3216788U - 屋根材固定用棟部取付部材 - Google Patents

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正孝 平野
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

【課題】雨水の浸透による受桟の腐食や雨漏りを防止し、取り付けが簡単で、芯出しの容易な屋根材固定用棟部取付部材を提供する。【解決手段】屋根下地材53の上に金属製のベース部材2を取り付け、基板21と天板23との間の間隙に屋根材51を挿入し、天板の操作穴25からドライバーを挿入して、ビス42で屋根材を基板に固定した後、金属製のカバー部材3をベース部材の上からかぶせ、両者をビス43で固定する。屋根材の上面に沿って吹き上げてくる雨水は遮蔽板32で防ぎ、更に、屋根材の上端に張り付けた防水シールテープ57で遮断する。【選択図】図6

Description

本考案は、化粧スレート板や金属板等の屋根材を屋根下地材に取り付ける際に、屋根材
の端部を固定するための棟部取付部材に関する。
従来、化粧スレート板や金属板等の屋根材の棟端部固定部材としては、屋根材を葺き上
げたのちに、棟部分に貫板を張りその上に金属製の役物を被せているものが多用されてい
る(例えば、特許第2747182号公報参照)。
特許第2747182号公報
上記の特許文献1の特許第2747182号公報記載の屋根パネル棟部構造では、図10
に示すように、野地板5上面に受桟7を載せその上に防水シート6、棟包21を敷設し、
棟包21の上から釘22で、受桟7を野地板5に固定している。このように金属製の棟包
21をその上から釘22を刺して通常木製の受桟7に固定しているので、釘22の穴から
染みこんだ雨水によって、木製の受桟は略10年位で腐食していまうという問題があった
本考案者等は、上記の欠点を改良し、雨水の浸透による受桟の腐食や雨漏りを防止し、取
り付けが簡単で、芯出しの容易な屋根材固定用棟部取付部材を提供することを目的とする
本考案の屋根材固定用棟部取付部材は、屋根棟部の傾斜角度に対応する頂部角度を有する
山形の基板、該基板の稜線に沿って垂直に立ち上げられている垂直支柱板および該垂直支
柱板の上端から左右に山形に傾斜して設けられ、且、上記基板と同じ頂部角度を有する天
板からなる金属製のベース部材、及び上記ベース部材の上方から着脱自在に嵌装できる金
属製のカバー部材を備え、該カバー部材は上記天板と同じ頂部角度を有する山形状のカバ
ー板よりなり、その左右両端は下方に折り曲げられて、上記基板と上記天板の間に挿入さ
れる屋根材と上記天板との間にできる隙間をふさぐための遮蔽壁を形成するように構成さ
れていることを特徴とする。
上記カバー部材の左右両端に構成された遮蔽壁の先端は、作業者の怪我などを防止するた
めに内方に折り曲げてあざ折として端末処理をしたままでもよいが、さらにその先端を外
方に折り曲げて、上記基板と上記天板との間に挿入される屋根材の上面に面接触するよう
に形成された水切り板として構成することもできる。
上記カバー部材の天板には、上記基板と上記天板との間に挿入される屋根材を上記基板に
螺着するために螺子とねじ回し器具を挿入するための操作穴が設けられている。
上記屋根材固定用棟部取付部材のベース部材は、基板、垂直支柱板及び天板が、それぞれ
上記垂直支柱板の幅方向の中心点を通る垂直平面によって2分割された部品より構成され
ている。すなわち、2分割された部品は、左半分の基板、左半分の垂直支柱板及び左半分
の天板によってコの字状に形成された左半分ベース部材と右半分の基板、右半分の垂直支
柱板及び右半分の天板によって逆コの字状に形成された右半分ベース部材とより構成され
る。この2分割されたベース部材を使用する場合は、左右の2分割されたベース部材を元
の形に合体し、両者を粘着テープ等による接着、金属溶接、ボルトナットや板金用ビス等
による結合手段によって合体して、一つのベース部材として使用する。
本考案の屋根材固定用棟部取付部材は、山形の基板、垂直支柱板および天板からなる金属
製のベース部材、及び上記ベース部材の上方から着脱自在に嵌装できる金属製のカバー部
材を備えているので、上記基板と上記天板の間に屋根材を挿入して、棟部における屋根材
の末端処理を行ったあとで、カバー部材をベース部材の上からかぶせて、ベース部材を屋
根下地材に取り付けたときに生じる釘やビスの穴から雨水が侵入することを防止するとと
もに、耐久性の高い棟部取付部材を提供することができる。
本考案の屋根材固定用棟部取付部材は、屋根棟部の傾斜角度に対応する頂部角度を有する
山形の基板、該基板の稜線に沿って垂直に立ち上げられている垂直支柱板および該垂直支
柱板の上端から左右に山形に傾斜して設けられ、且、上記基板と同じ頂部角度を有する天
板からなる金属製のベース部材を備えているので、ベース基板を屋根下地材に取り付ける
際に、ベース部材の芯出しを容易に行うことが出来、ベース部材を正確な位置に取り付け
ることができる。
本考案の屋根材固定用棟部取付部材は、ベース部材の天板の上方から金属製カバー部材を
着脱自在に嵌装できるので、ワンタッチでカバー部材をベース部材に取り付けることがで
き、取り外す際も、必要とするカバー部材を選択的に容易に取り外すことができる。
本考案の屋根材固定用棟部取付部材のベース部材の基板と天板との間に挿入された屋根板
と上記天板との間に防水材を挿入できる間隙を設けているので、この隙間に防水材を挿入
したり、防水剤をコーテングして、棟部の防水効果を高めることができる。また、カバー
部材のカバー板の左右両端は下方に折り曲げられて遮蔽壁を形成しているので、雨水の進
入を防止することができる。
さらに、上記遮蔽壁の先端を延伸して外方に折り曲げて、上記基板と上記天板との間に挿
入される屋根材の上面に面接触するように形成された水切り板として構成されているので
、屋根材の隙間から雨水が侵入することを防止することもがきる。
本考案の屋根材固定用棟部取付部材のベース部材は、上記基板、上記垂直支柱板及び上記
カバー板が、それぞれ上記垂直支柱板の幅方向の中心点を通る垂直平面によって2分割さ
れた部品より構成されているので、2分割された部品は簡単な構造をしており、簡単な板
金作業で製造することが出来、加工費を安価にすることができる。
本考案の一実施例における屋根材固定用棟部取付部材のベース部材の斜面図。 本考案の一実施例における屋根材固定用棟部取付部材のカバー部材の斜面図。 ベース部材の正面図。 カバー部材の正面図。 ベース部材にカバー部材を被せた状態を示す正面図 本考案の屋根材固定用棟部取付部材を棟部に取り付けた状態を示す説明断面図。 他の実施例のカバー部材の正面図。 他の実施例のベース部材にカバー部材を被せた状態を示す正面図 本考案の他の実施例の屋根材固定用棟部取付部材を棟部に取り付けた状態を示す説明断面図。 従来の隅棟部構造の組み立て完了状態の縦断面図。
本考案を実施するための最良の形態を実施例によって説明する。
図1は本考案の一実施例における屋根材固定用棟部取付部材1のベース部材の斜面図であ
って、ベース部材2は金属製の板金を加工して形成された山形状の基板21、基板21の
稜線に沿って垂直に立ち上げられた垂直支柱板22および垂直支柱板22の上端から左右
に山形に傾斜して設けられ、且、上記基板21と同じ頂部角度を有する天板23から構成
されている。
天板23には、基板21と天板23の間に挿入された屋根材を屋根下地材にねじ止めする
操作を行うための操作穴25が数個開け開けられている。なお、図中26は基板21を屋
根下地材53に固定するための釘を打ち込む予定点、27はベース部材2にカバー部材3
を固定するためのビスを打ち込む予定点である。
図2は本考案の一実施例における屋根材固定用棟部取付部材のカバー部材の斜面図であっ
て、カバー部材3は、弾性金属板を加工して形成されており、上記ベース部材2の天板2
3と同じ頂部角度を有する山形状のカバー板31よりなり、その左右両端は下方に折り曲
げられて、基板21と天板23の間に挿入される屋根材と天板23との間にできる間隙2
4を塞ぐための遮蔽壁32が形成されている。なお、図中34は、カバー部材3をベース
部材2に固定するためのビスを打ち込む予定点である。
図3はベース部材の正面図で、ベース部材2は、基板21、垂直支柱板22、及び天板2
3が、それぞれ垂直支柱板22の幅方向の中心点を通る垂直平面28によって2分割され
左半分のベース部材2A、右半分のベース部材2Bの2つの部品より構成されている。使
用に際してはあらかじめ、接着テープ、溶接、ねじ等により両者は一体としてベース部材
2を形成する。図中26は天板23の先端部を下方に折り曲げて形成した折曲片で、天板
23の剛性を高めるためのものである。
図4は弾性金属製のカバー部材3であって、山形状をしたカバー板31の両端を下方に折
り曲げて、遮蔽壁32を構成する。遮蔽壁32の端部は怪我などを防止するためにあざ折
にして丸めてある。
図5は、ベース部材2の上にカバー部材3を被せた状態の取付部材1を示す正面図である
。屋根材51をベース部材2の間隙24に挿入して、端末処理を行った後に、ベース部材
2とその上に被せたカバー部材3とは、ビス43で結合して固定する。
図6は、本考案の屋根材固定用棟部取付部材1を棟部に取り付けた状態を示す説明断面図
であって、棟木55、桁56,56、垂木54上に張り付けられた木製の屋根下地材53
の棟部に防水用ルーフ52を張り付ける。その上にベース部材2を釘41,41で固定す
る。左右のベース部材2の間隙24に、防水シールテープ57を張り付けたスレート製の
屋根材51を挿入し、ベース部材2の天板23に開けられた操作穴25から板金用のビス
42とそれを回す電動ドライバーの先端を挿入して、屋根材51の先端にビス42を打ち
込み、その下の基板21にねじ止めする。なお、防水シールテープとしては、日東電工製
のエプトシーラー(登録商標:エチレン‐プロピレン‐ジエンゴム混合物の発泡体)が好
ましく使用できる。
次に、カバー部材3をベース部材2の天板23の上からかぶせる。カバー部材3は弾性金
属板で出来ているので、遮蔽板32はたやすく下を広げれれるので、カバー部材3の着脱
は容易に行うことができる。最後に、ビス43でカバー部材3をベース部材2に固定する
ベース部材は実施例1と同じ図3に示すベース部材2を使用する。カバー部材は図7に示
される他の実施例のカバー部材3Aを使用する。図8にカバー部材3Aをベース部材2に
かぶせた状態の正面図を示す。カバー部材3Aは、山形状をしたカバー板31の両側の下
に設けた遮蔽壁32をさらに延伸して、左右両外側に折り曲げ、ベース部材2の間隙24
に挿入された屋根材51の上表面に面接触する水切り板33を設けた。水切り板33の先
端は作業員の怪我を防止するためにあざ折にされている。
図9は、ベース部材2の上にカバー部材3Aを被せた取付部材1を棟部に取り付けた状態
を示す説明断面図であって、基板21は、釘41で屋根下地材53に固定されている。屋
根材51を間隙24に挿入した後、操作穴25から電動ドライバーを挿入して、ビス42
で屋根材51を基板21に固定する。次に間隙24からポリイソシアネートと硬化剤から
なるポリウレタン系エラステマーを注入して固化させて防水シ−ル58を形成して、雨水
の侵入を防止する。その後カバー部材3Aを被せて、べース部材2にビス43で固定する
1 屋根材固定用棟部取付部材
2 ベース部材
21 基板
22 垂直支柱板
23 天板
24 間隙
25 操作穴
3 カバー部材
31 カバー板
32 遮蔽板
33 水切り板
51 屋根材
52 ルーフ
53 屋根下地材
54 垂木
57 防水シールテープ
58 防水シール剤

Claims (6)

  1. 屋根棟部の傾斜角度に対応する頂部角度を有する山形の基板、該基板の稜線に沿って垂直
    に立ち上げられている垂直支柱板および該垂直支柱板の上端から左右に山形に傾斜して設
    けられ、且、上記基板と同じ頂部角度を有する天板からなる金属製のベース部材、及び上
    記ベース部材の上方から着脱自在に嵌装できる金属製のカバー部材を備え、該カバー部材
    は上記天板と同じ頂部角度を有する山形状のカバー板よりなり、その左右両端は下方に折
    り曲げられて、上記基板と上記天板の間に挿入される屋根材と上記天板との間にできる隙
    間をふさぐための遮蔽壁を形成するように構成されていることを特徴とする屋根材固定用
    棟部取付部材。
  2. 上記ベース部材の基板と天板との間に挿入される屋根板と上記天板との間に防水材を挿入
    できる間隙を設けたことを特徴とする請求項1に記載の屋根材固定用棟部取付部材。
  3. 上記ベース部材の天板には、上記基板と上記天板との間に挿入される屋根材を上記基板に
    螺着するための螺子と螺子回し器具を挿入するための操作穴を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の屋根材固定用棟部取付部材。
  4. 上記カバー部材の左右両端に構成された遮蔽壁の先端をさらに延伸して、それぞれ外方に
    向かって折り曲げて、上記基板と上記天板との間に挿入される屋根材の上面に面接触する
    ように形成された水切り板として構成することを特徴とする請求項1に記載の屋根材固定
    用棟部取付部材。
  5. 上記ベース部材は、上記基板、上記垂直支柱板及び上記天板が、それぞれ上記垂直支柱板
    の幅方向の中心点を通る垂直平面によって2分割された部品より構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の屋根材固定用棟部取付部材。
  6. 上記2分割された部品を、接着、溶接、螺子等による結合手段によって合体して、一つの
    ベース部材として使用することを特徴とする請求項5に記載の屋根材固定用棟部取付部材






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