JP3216779U - 手摺装置、及び、手摺装置の台座部 - Google Patents
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Abstract
【課題】強度を高めることが可能な手摺装置を提供する。【解決手段】手摺装置1は、複数の支持部10と、台座部20と、手摺部30と、を備える。複数の支持部10のそれぞれは、鉛直方向にて延びる棒状体11と、棒状体11のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が棒状体11よりも大きい支持体と、を含む。台座部20は、複数の支持体のうちの、鉛直上方向における端面に接する状態にて複数の支持部10に取り外し可能に固定される第1平板211,221と、第1平板211,221に立設されるとともに、水平方向である第1方向にて延びる第2平板222と、を含む。手摺部30は、第2平板222の鉛直上方向において第1方向にて延びるバー部33を含むとともに、第2平板222に取り外し可能に固定される。【選択図】図1
Description
本考案は、手摺装置、及び、手摺装置の台座部に関する。
水平方向にて延びるバー部を含む手摺部を備える手摺装置が知られている。例えば、手摺装置は、建設中の建物において、物又は人が転落することを防止するために用いられる。この種の手摺装置の1つは、コンクリートの打設前に設置されるとともに、コンクリートの打設後に手摺部が除去されるように構成される(例えば、特許文献1等)。
手摺装置は、水平方向にて延びるバー部と、バー部を支持するとともに鉛直方向にて延びる複数の支柱と、を含む手摺部を備える。更に、手摺装置は、複数の支柱をそれぞれ固定する複数の支持部を備える。
ところで、上記手摺装置は、複数の支持部が互いに独立して複数の支柱をそれぞれ固定する。従って、バー部に力が加えられた場合に、手摺装置の変形又は移動を十分に抑制できない虞があった。換言すると、手摺装置の強度が低い、という課題があった。
本考案の目的の一つは、強度を高めることである。
一つの側面では、手摺装置は、
鉛直方向にて延びる棒状体と、上記棒状体のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が上記棒状体よりも大きい支持体と、を含む支持部を複数備え、
上記複数の支持体のうちの、鉛直上方向における端面に接する状態にて上記複数の支持部に取り外し可能に固定される第1平板と、上記第1平板に立設されるとともに、水平方向である第1方向にて延びる第2平板と、を含む台座部を備え、
上記第2平板の鉛直上方向において上記第1方向にて延びるバー部を含むとともに、上記第2平板に取り外し可能に固定される手摺部を備える。
鉛直方向にて延びる棒状体と、上記棒状体のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が上記棒状体よりも大きい支持体と、を含む支持部を複数備え、
上記複数の支持体のうちの、鉛直上方向における端面に接する状態にて上記複数の支持部に取り外し可能に固定される第1平板と、上記第1平板に立設されるとともに、水平方向である第1方向にて延びる第2平板と、を含む台座部を備え、
上記第2平板の鉛直上方向において上記第1方向にて延びるバー部を含むとともに、上記第2平板に取り外し可能に固定される手摺部を備える。
他の一つの側面では、手摺装置の台座部は、
鉛直方向にて延びる棒状体と、上記棒状体のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が上記棒状体よりも大きい支持体と、を含む、複数の支持部に、上記複数の支持体のうちの、鉛直上方向における端面に接する状態にて、取り外し可能に固定される第1平板と、上記第1平板に立設されるとともに、水平方向である第1方向にて延びる第2平板と、を含むとともに、
上記第2平板の鉛直上方向において上記第1方向にて延びるバー部を含む手摺部が、上記第2平板に取り外し可能に固定される。
鉛直方向にて延びる棒状体と、上記棒状体のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が上記棒状体よりも大きい支持体と、を含む、複数の支持部に、上記複数の支持体のうちの、鉛直上方向における端面に接する状態にて、取り外し可能に固定される第1平板と、上記第1平板に立設されるとともに、水平方向である第1方向にて延びる第2平板と、を含むとともに、
上記第2平板の鉛直上方向において上記第1方向にて延びるバー部を含む手摺部が、上記第2平板に取り外し可能に固定される。
強度を高めることができる。
以下、本考案の、手摺装置、及び、手摺装置の台座部に関する各実施形態について図1乃至図16を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(概要)
第1実施形態の手摺装置は、複数の支持部と、台座部と、手摺部と、を備える。
複数の支持部のそれぞれは、鉛直方向にて延びる棒状体と、棒状体のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が棒状体よりも大きい支持体と、を含む。
(概要)
第1実施形態の手摺装置は、複数の支持部と、台座部と、手摺部と、を備える。
複数の支持部のそれぞれは、鉛直方向にて延びる棒状体と、棒状体のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が棒状体よりも大きい支持体と、を含む。
台座部は、複数の支持体のうちの、鉛直上方向における端面に接する状態にて複数の支持部に取り外し可能に固定される第1平板と、第1平板に立設されるとともに、水平方向である第1方向にて延びる第2平板と、を含む。
手摺部は、第2平板の鉛直上方向において第1方向にて延びるバー部を含むとともに、第2平板に取り外し可能に固定される。
手摺部は、第2平板の鉛直上方向において第1方向にて延びるバー部を含むとともに、第2平板に取り外し可能に固定される。
これによれば、コンクリートの打設前に手摺装置を設置できるとともに、第1平板よりも、鉛直下方向の所定の位置まで、コンクリートを打設した後に、台座部を複数の支持部から取り外すことにより台座部を容易に撤去できる。更に、コンクリートの打設後に支持体を棒状体から取り外すことにより、支持体も容易に撤去できる。
また、手摺装置が、複数の支持部に固定される台座部を備えるので、バー部に力が加えられた場合に、手摺装置の変形又は移動を十分に抑制できる。換言すると、手摺装置の強度を高めることができる。
また、第2平板が第1方向に沿って延びるので、手摺部が固定される位置を第1方向において容易に調整できる。加えて、第2平板が、バー部の鉛直下方向にてバー部と平行に延びるので、バー部の鉛直下方向にて、物又は人が手摺装置を通過することを抑制できる。
次に、第1実施形態の手摺装置について、詳細に説明する。
次に、第1実施形態の手摺装置について、詳細に説明する。
(構成)
以下、図1乃至図7に表されるように、x軸、y軸、及び、z軸を有する右手系の直交座標系を用いて、第1実施形態の手摺装置1を説明する。なお、本明細書において、後述の図8乃至図16においても同様の座標系が用いられる。
以下、図1乃至図7に表されるように、x軸、y軸、及び、z軸を有する右手系の直交座標系を用いて、第1実施形態の手摺装置1を説明する。なお、本明細書において、後述の図8乃至図16においても同様の座標系が用いられる。
本例では、手摺装置1は、建設中の建物において、物又は人が転落することを防止するために用いられる。本例では、手摺装置1は、開口を有する平板状のコンクリートが打設される平面において、当該開口の近傍に設置される。例えば、平板状のコンクリートは、スラブである。
本例では、x軸方向、y軸方向、及び、z軸方向は、手摺装置1の左右方向、手摺装置1の前後方向、及び、手摺装置1の上下方向とそれぞれ表されてもよい。また、本例では、x軸の正方向、x軸の負方向、y軸の正方向、y軸の負方向、z軸の正方向、及び、z軸の負方向は、手摺装置1の右方向、手摺装置1の左方向、手摺装置1の前方向、手摺装置1の後方向、手摺装置1の上方向、及び、手摺装置1の下方向とそれぞれ表されてもよい。
本例では、z軸の正方向、及び、z軸の負方向は、鉛直上方向、及び、鉛直下方向にそれぞれ一致する。
本例では、z軸の正方向、及び、z軸の負方向は、鉛直上方向、及び、鉛直下方向にそれぞれ一致する。
図1は、手摺装置1の左方であり、手摺装置1の前方であり、且つ、手摺装置1の上方である位置から、手摺装置1を見た図(換言すると、左前上方斜視図)である。図2は、手摺装置1の左方であり、手摺装置1の前方であり、且つ、手摺装置1の下方である位置から、手摺装置1を見た図(換言すると、左前下方斜視図)である。
図3は、手摺装置1の左方から手摺装置1を見た図(換言すると、左側面図)である。図4は、手摺装置1の上方から手摺装置1を見た図(換言すると、平面図)である。図5は、手摺装置1の後方から手摺装置1を見た図(換言すると、背面図)である。図6は、手摺装置1の前方から手摺装置1を見た図(換言すると、正面図)である。図7は、図6のVII−VII線により表される平面により切断された手摺装置1の断面をx軸の正方向にて見た図である。
図1乃至図7に表されるように、手摺装置1は、M個の支持部10と、台座部20と、手摺部30と、一対の連結部40と、を備える。Mは、2以上の整数を表し、本例では、6を表す。本例では、手摺装置1は、コンクリートの打設前に設置されるとともに、コンクリートの打設後に、支持部10の一部、台座部20、手摺部30、及び、連結部40が撤去される。
各支持部10は、スラブのうちの鉛直下方向における端面を形成するための平板PLに支持されることにより平板PLに固定される。本例では、平板PLは、x軸方向にて延びる長辺と、y軸方向にて延びる短辺と、を有する長方形状である。本例では、平板PLは、図示されない支持体により支持される。本例では、平板PLのうちの、y軸の負方向における端辺は、スラブの開口を形成する。本例では、スラブは、水平面に平行な平板状である。
なお、平板PLは、図示される形状から、x軸の正方向、x軸の負方向、及び、y軸の正方向のうちのそれぞれにて延長された形状であってもよい。また、スラブは、水平面に対して傾斜していてもよい。
M個の支持部10は、台座部20を支持することにより台座部20を固定する。各支持部10は、棒状体11と、第1支持体12と、第1締結体13と、第2支持体14と、第2締結体15と、を備える。
棒状体11は、鉛直方向にて延びる円柱状である。棒状体11は、棒状体11の外周面に、雄螺子を構成する、図示されない螺旋状の溝を有する。
M本の棒状体11は、平板PLのうちの、x軸方向における両端部に、M/2個ずつ位置する。平板PLのうちの、x軸方向における両端部のそれぞれにて、M/2本の棒状体11は、y軸方向にて延びる直線上において等間隔に位置する。
本例では、棒状体11は、セパレータと呼ばれる部材である。
M本の棒状体11は、平板PLのうちの、x軸方向における両端部に、M/2個ずつ位置する。平板PLのうちの、x軸方向における両端部のそれぞれにて、M/2本の棒状体11は、y軸方向にて延びる直線上において等間隔に位置する。
本例では、棒状体11は、セパレータと呼ばれる部材である。
図1及び図3に表されるように、第1支持体12は、鉛直方向にて延びるとともに、鉛直上方向における底面が、鉛直下方向における底面よりも径が小さい円錐台状である。第1支持体12のうちの、鉛直上方向における底面の面積は、棒状体11の水平面における断面積よりも大きい。第1支持体12は、第1支持体12のうちの、鉛直上方向における端部に、棒状体11の雄螺子に螺合する雌螺子を構成する、図示されない螺旋状の溝を有する。
本例では、第1支持体12は、第1支持体12の雌螺子が棒状体11の雄螺子と螺合することにより、棒状体11のうちの、鉛直下方向における端部に取り外し可能に固定される。更に、第1支持体12は、第1支持体12のうちの、鉛直下方向における端部に、鉛直下方向にて延びる雄螺子を有する。
本例では、第1支持体12は、プラスチックコーン、又は、ピーコン(登録商標)と呼ばれる部材である。
本例では、第1支持体12は、プラスチックコーン、又は、ピーコン(登録商標)と呼ばれる部材である。
図2及び図3に表されるように、第1締結体13は、第1締結体13のうちの、鉛直上方向における端部に、第1支持体12の雄螺子に螺合する雌螺子を構成する、図示されない螺旋状の溝を有する。
本例では、第1締結体13は、第1支持体12の雄螺子が平板PLを貫通した状態において、第1締結体13の雌螺子が第1支持体12の雄螺子と螺合することにより、第1締結体13と第1支持体12とが平板PLを挟持するように、第1支持体12のうちの、鉛直下方向における端部に取り外し可能に固定される。
本例では、第1締結体13は、フォームタイ(登録商標)と呼ばれる部材である。
本例では、第1締結体13は、フォームタイ(登録商標)と呼ばれる部材である。
図2及び図3に表されるように、第2支持体14は、鉛直方向にて延びるとともに、鉛直上方向における底面が、鉛直下方向における底面よりも径が大きい円錐台状である。第2支持体14のうちの、鉛直下方向における底面の面積は、棒状体11の水平面における断面積よりも大きい。第2支持体14は、第2支持体14のうちの、鉛直下方向における端部に、棒状体11の雄螺子に螺合する雌螺子を構成する、図示されない螺旋状の溝を有する。
本例では、第2支持体14は、第2支持体14の雌螺子が棒状体11の雄螺子と螺合することにより、棒状体11のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定される。更に、第2支持体14は、第2支持体14のうちの、鉛直上方向における端部に、鉛直上方向にて延びる雄螺子を有する。
本例では、第2支持体14は、プラスチックコーン、又は、ピーコン(登録商標)と呼ばれる部材である。
本例では、第2支持体14は、プラスチックコーン、又は、ピーコン(登録商標)と呼ばれる部材である。
図1及び図5に表されるように、第2締結体15は、第2支持体14の雄螺子に螺合する雌螺子を構成する、図示されない螺旋状の溝を有する。本例では、第2締結体15は、第2支持体14の雄螺子が台座部20を貫通した状態において、第2締結体15の雌螺子が第2支持体14の雄螺子と螺合することにより、第2締結体15と第2支持体14との間で台座部20を挟持するように、第2支持体14のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定される。
本例では、第2締結体15は、蝶ナットと呼ばれる部材である。なお、第2締結体15は、蝶ナット以外のナット(例えば、六角ナット等)であってもよい。
本例では、第2締結体15は、蝶ナットと呼ばれる部材である。なお、第2締結体15は、蝶ナット以外のナット(例えば、六角ナット等)であってもよい。
図1及び図4に表されるように、台座部20は、M個の支持部10により支持されるとともに、手摺部30を支持する。
台座部20は、第1延在部構成体21と、一対の第2延在部構成体22と、を備える。本例では、第1延在部構成体21は、第1延在部に対応する。本例では、一対の第2延在部構成体22は、第2延在部に対応する。
台座部20は、第1延在部構成体21と、一対の第2延在部構成体22と、を備える。本例では、第1延在部構成体21は、第1延在部に対応する。本例では、一対の第2延在部構成体22は、第2延在部に対応する。
第1延在部構成体21は、第1平板211と、第2平板212と、を備える。
第1平板211は、x軸方向にて延びる長辺と、y軸方向にて延びる短辺と、を有する長方形状である。換言すると、第1平板211は、水平面に沿って延びる。
第1平板211は、x軸方向にて延びる長辺と、y軸方向にて延びる短辺と、を有する長方形状である。換言すると、第1平板211は、水平面に沿って延びる。
第2平板212は、第1平板211に立設される。第2平板212は、x軸方向にて延びる長辺と、z軸方向にて延びる短辺と、を有する長方形状である。換言すると、第2平板212は、y軸に直交する平面(換言すると、zx平面)に沿って延びる。
本例では、第2平板212は、第1平板211のうちの、y軸の負方向における端部においてx軸方向にて延びる。本例では、x軸方向は、水平方向に対応する。なお、第2平板212は、第1平板211のうちの、y軸の正方向における端部においてx軸方向にて延びていてもよい。また、第2平板212は、第1平板211のうちの、y軸方向における中央部においてx軸方向にて延びていてもよい。
このように、本例では、第1延在部構成体21は、断面がL字状であるとともに、第1方向(本例では、x軸方向)にて延びる。第1延在部構成体21のx軸方向における両端は、一対の第2延在部構成体22にそれぞれ連接する。
各第2延在部構成体22は、第1平板221と、第2平板222と、を備える。
第1平板221は、y軸方向にて延びる長辺と、x軸方向にて延びる短辺と、を有する長方形状である。換言すると、第1平板221は、水平面に沿って延びる。各第2延在部構成体22の第1平板221は、第1延在部構成体21の第1平板211と同一の平面を形成する。
第1平板221は、y軸方向にて延びる長辺と、x軸方向にて延びる短辺と、を有する長方形状である。換言すると、第1平板221は、水平面に沿って延びる。各第2延在部構成体22の第1平板221は、第1延在部構成体21の第1平板211と同一の平面を形成する。
第1平板221は、M/2個の第2支持体14の雄螺子が当該第1平板221をそれぞれ貫通するためのM/2個の貫通孔を有する。第1平板221は、M/2個の第2支持体14の雄螺子により貫通された状態において、M/2個の第2締結体15と、M/2個の第2支持体14と、により挟持されるように、M/2個の第2支持体14のうちの、鉛直上方向における端面に接する状態にて、M/2個の支持部10に取り外し可能に固定される。
第2平板222は、第1平板221に立設される。第2平板222は、y軸方向にて延びる長辺と、z軸方向にて延びる短辺と、を有する長方形状である。換言すると、第2平板222は、x軸に直交する平面(換言すると、yz平面)に沿って延びる。
本例では、一対の第2延在部構成体22のうちの、x軸の正方向に位置する第2延在部構成体22の第2平板222は、第1平板221のうちの、x軸の正方向における端部においてy軸方向にて延びる。本例では、y軸方向は、水平方向に対応する。なお、当該第2平板222は、第1平板221のうちの、x軸の負方向における端部においてy軸方向にて延びていてもよい。
本例では、一対の第2延在部構成体22のうちの、x軸の負方向に位置する第2延在部構成体22の第2平板222は、第1平板221のうちの、x軸の負方向における端部においてy軸方向にて延びる。なお、当該第2平板222は、第1平板221のうちの、x軸の正方向における端部においてy軸方向にて延びていてもよい。
また、第2平板222は、第1平板221のうちの、x軸方向における中央部においてy軸方向にて延びていてもよい。
このように、本例では、各第2延在部構成体22は、断面がL字状であるとともに、第1方向に直交する第2方向(本例では、y軸方向)にて延びる。本例では、一対の第2延在部構成体22は、第1延在部構成体21のうちの、x軸方向における両端にそれぞれ連接するとともに、M個の支持部10に固定される。
図4に表されるように、本例では、台座部20は、台座部20の上方から台座部20を見た場合において、H字状である。なお、台座部20は、台座部20の上方から台座部20を見た場合において、H字状以外の形状(例えば、コ字状、又は、L字状等)であってもよい。
手摺部30は、台座部20により支持される。
図1、図5、及び、図6に表されるように、手摺部30は、P個の取付部31と、P本の支柱32と、第1バー部33と、第2バー部34と、を備える。Pは、2以上の整数を表し、本例では、3を表す。なお、手摺部30は、第2バー部34を備えなくてもよい。
図1、図5、及び、図6に表されるように、手摺部30は、P個の取付部31と、P本の支柱32と、第1バー部33と、第2バー部34と、を備える。Pは、2以上の整数を表し、本例では、3を表す。なお、手摺部30は、第2バー部34を備えなくてもよい。
図7に表されるように、各取付部31は、第2平板212を挟持するように、第2平板212に取り外し可能に固定される。本例では、各取付部31は、ラチェットレンチを用いて締結可能なボルトを含み、当該ボルトが締結されることにより第2平板212に固定される。
P個の取付部31は、x軸方向において等間隔に位置する。本例では、P個の取付部31は、第1延在部構成体21のうちの、x軸の正方向における端部、中央部、及び、x軸の負方向における端部にそれぞれ位置する。
各取付部31は、支柱32のうちの、鉛直下方向における端部を収容可能な有底の孔を有する。本例では、各取付部31は、支柱32のうちの、鉛直下方向における端部が、当該孔に嵌入されることにより、当該端部に取り外し可能に固定される。なお、各取付部31は、支柱32のうちの、鉛直下方向における端部に取り外し不能に固定されていてもよく、支柱32と一体であってもよい。
各支柱32は、鉛直方向にて延びる円筒状である。なお、各支柱32は、円筒状以外の形状(例えば、角筒状、円柱状、又は、角柱状等)であってもよい。P本の支柱32は、P個の取付部31に取り外し可能にそれぞれ取り付けられる。P本の支柱32は、第1バー部33、及び、第2バー部34を支持する。
第1バー部33は、第1延在部構成体21の第2平板212の鉛直上方向において、第1方向(本例では、x軸方向)にて延びる。本例では、第1バー部33のうちの、x軸方向における両端部、及び、x軸方向における中央部は、P本の支柱32のうちの、鉛直上方向における端部にそれぞれ連接する。
第2バー部34は、第1延在部構成体21の第2平板212の鉛直上方向において、第1方向(本例では、x軸方向)にて延びる。本例では、第2バー部34のうちの、x軸方向における両端部、及び、x軸方向における中央部は、P本の支柱32のうちの、鉛直方向における中央部にそれぞれ連接する。
一対の連結部40は、一対の第2延在部構成体22と、P本の支柱32のうちの、x軸方向における両端に位置する2本の支柱32と、をそれぞれ連結する。各連結部40は、棒状体である。各連結部40は、第2延在部構成体22及び支柱32がそれぞれ有する2本のピンが当該連結部40の両端部をそれぞれ貫通するための貫通孔を有する。
本例では、第2延在部構成体22のピンは、第2延在部構成体22のうちの、y軸の正方向における端部に位置する。本例では、支柱32のピンは、支柱32のうちの、z軸の正方向における端部に位置する。
各連結部40は、第2延在部構成体22及び支柱32の2本のピンが当該連結部40の両端部をそれぞれ貫通した状態において、図示されない係止機構によって連結部40の移動が抑制されることにより、当該連結部40が第2延在部構成体22及び支柱32に取り外し可能に固定される。本例では、係止機構は、グラビティロックと呼ばれる機構である。
(動作)
次に、第1実施形態の手摺装置1の動作について説明する。
先ず、台座部20に、M個の支持部10のうちの、第1締結体13以外の部材が固定される。次いで、M個の第1支持体12の雄螺子が平板PLのM個の貫通孔にそれぞれ挿入される。次いで、M個の第1支持体12と、M個の第1締結体13と、が平板PLを挟持するように、M個の第1締結体13がM個の第1支持体12にそれぞれ固定される。
次に、第1実施形態の手摺装置1の動作について説明する。
先ず、台座部20に、M個の支持部10のうちの、第1締結体13以外の部材が固定される。次いで、M個の第1支持体12の雄螺子が平板PLのM個の貫通孔にそれぞれ挿入される。次いで、M個の第1支持体12と、M個の第1締結体13と、が平板PLを挟持するように、M個の第1締結体13がM個の第1支持体12にそれぞれ固定される。
次いで、P個の取付部31が第1延在部構成体21の第2平板212に固定されるとともに、P本の支柱32がP個の取付部31にそれぞれ固定されることにより、手摺部30が台座部20に固定される。次いで、一対の連結部40が、一対の第2延在部構成体22と一対の支柱32とをそれぞれ連結するように、一対の第2延在部構成体22と一対の支柱32とにそれぞれ固定される。
このようにして、手摺装置1が設置される。
このようにして、手摺装置1が設置される。
その後、第1延在部構成体21の第1平板211、及び、一対の第2延在部構成体22の第1平板221よりも、鉛直下方向の所定の位置まで、コンクリートが打設される。これにより、図8に表されるように、スラブCSが形成される。図8は、スラブの形成後における、図7に対応する手摺装置1の断面図である。
その後、一対の連結部40が、一対の第2延在部構成体22と一対の支柱32とから取り外される。次いで、P個の取付部31が第1延在部構成体21の第2平板212から取り外されることにより、手摺部30が台座部20から取り外される。次いで、M個の第2締結体15がM個の第2支持体14からそれぞれ取り外される。次いで、M個の第2支持体14がM本の棒状体11からそれぞれ取り外される。
その後、M個の第1締結体13がM個の第1支持体12からそれぞれ取り外されるとともに、平板PLが撤去される。次いで、M個の第1支持体12がM本の棒状体11からそれぞれ取り外される。
このようにして、手摺装置1のうちの、スラブに埋設された部分(本例では、M本の棒状体11)以外の部分が撤去される。従って、本例では、手摺装置1のうちの、第1支持体12、第1締結体13、第2支持体14、第2締結体15、台座部20、手摺部30、及び、連結部40は、撤去されるので、新たに手摺装置1を設置するために再び使用されてもよい。
以上、説明したように、第1実施形態の手摺装置1は、複数の支持部10と、台座部20と、手摺部30と、を備える。
複数の支持部10のそれぞれは、鉛直方向にて延びる棒状体11と、棒状体11のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が棒状体11よりも大きい第2支持体14と、を含む。
複数の支持部10のそれぞれは、鉛直方向にて延びる棒状体11と、棒状体11のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が棒状体11よりも大きい第2支持体14と、を含む。
台座部20は、複数の第2支持体14のうちの、鉛直上方向における端面に接する状態にて複数の支持部10に取り外し可能に固定される第1平板211,221と、第1平板211,221に立設されるとともに、水平方向である第1方向(本例では、x軸方向)にて延びる第2平板212と、を含む。
手摺部30は、第2平板212の鉛直上方向において第1方向にて延びる第1バー部33を含むとともに、第2平板212に取り外し可能に固定される。
手摺部30は、第2平板212の鉛直上方向において第1方向にて延びる第1バー部33を含むとともに、第2平板212に取り外し可能に固定される。
これによれば、コンクリートの打設前に手摺装置1を設置できるとともに、第1平板211,221よりも、鉛直下方向の所定の位置まで、コンクリートを打設した後に、台座部20を複数の支持部10から取り外すことにより台座部20を容易に撤去できる。更に、コンクリートの打設後に第2支持体14を棒状体11から取り外すことにより、第2支持体14も容易に撤去できる。
また、手摺装置1が、複数の支持部10に固定される台座部20を備えるので、第1バー部33に力が加えられた場合に、手摺装置1の変形又は移動を十分に抑制できる。換言すると、手摺装置1の強度を高めることができる。
また、第2平板212が第1方向に沿って延びるので、手摺部30が固定される位置を第1方向において容易に調整できる。加えて、第2平板212が、第1バー部33の鉛直下方向にて第1バー部33と平行に延びるので、第1バー部33の鉛直下方向にて、物又は人が手摺装置1を通過することを抑制できる。
更に、第1実施形態の手摺装置1において、台座部20は、第1方向にて延びる第1延在部(本例では、第1延在部構成体21)と、第1方向に直交する第2方向(本例では、y軸方向)にて延びるとともに、複数の支持部10のうちの少なくとも1つに固定される第2延在部(本例では、一対の第2延在部構成体22)と、を含む。
これによれば、第2方向の力に対する手摺装置1の強度を高めることができる。また、例えば、第2延在部に手摺部30を固定できるので、第2方向にて延びるバー部を設けることもできる。
更に、第1実施形態の手摺装置1において、第2延在部は、第1延在部のうちの、第1方向における両端にそれぞれ連接するとともに、複数の支持部10のうちの少なくとも2つにそれぞれ固定される一対の第2延在部構成体22を含む。
これによれば、第1延在部の両端の近傍にて台座部20が固定されるので、手摺装置1の強度をより一層高めることができる。
更に、第1実施形態の手摺装置1において、手摺部30は、鉛直方向にて延びるとともに第1バー部33を支持する支柱32を含む。更に、手摺装置1は、支柱32と第2延在部構成体22とを連結する連結部40を備える。
これによれば、支柱32の第2延在部に対する移動を抑制できるので、第2方向の力に対する手摺装置1の強度をより一層高めることができる。
例えば、複数の手摺装置1が互いに隣接するように(例えば、スラブの開口を取り囲むように)設置されてよい。また、複数の手摺装置1が直線上に並ぶように設置されてよい。
第1実施形態の手摺装置1は、一対の第2延在部構成体22をそれぞれ支持する複数の支持部10を備える。第1実施形態の変形例の手摺装置1は、一対の第2延在部構成体22をそれぞれ支持する複数の支持部10に加えて、又は、一対の第2延在部構成体22をそれぞれ支持する複数の支持部10に代えて、第1延在部構成体21を支持する、少なくとも1つの支持部10を備えていてもよい。
また、第1実施形態の変形例の手摺装置1は、一対の連結部40を備えなくてもよい。
また、第1実施形態の変形例の手摺装置1は、一対の連結部40を備えなくてもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の手摺装置について説明する。第2実施形態の手摺装置は、第1実施形態の手摺装置に対して、第2延在部構成体に固定される手摺部を備える点において相違している。以下、相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又は略同様のものである。
次に、第2実施形態の手摺装置について説明する。第2実施形態の手摺装置は、第1実施形態の手摺装置に対して、第2延在部構成体に固定される手摺部を備える点において相違している。以下、相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又は略同様のものである。
図9乃至図12に表されるように、第2実施形態の手摺装置1Aは、第1実施形態の手摺装置1が備える構成に加えて、手摺部30Aと、連結部40Aと、を備える。
図9は、手摺装置1Aの左前上方斜視図である。図10は、手摺装置1Aの右方から手摺装置1Aを見た図(換言すると、右側面図)である。図11は、手摺装置1Aの平面図である。図12は、手摺装置1Aの正面図である。
図9は、手摺装置1Aの左前上方斜視図である。図10は、手摺装置1Aの右方から手摺装置1Aを見た図(換言すると、右側面図)である。図11は、手摺装置1Aの平面図である。図12は、手摺装置1Aの正面図である。
手摺部30Aは、台座部20により支持される。
図9乃至図11に表されるように、手摺部30Aは、Q個の取付部31と、Q本の支柱32と、第1バー部33と、第2バー部34と、を備える。Qは、2以上の整数を表し、本例では、2を表す。なお、手摺部30Aは、第2バー部34を備えなくてもよい。
図9乃至図11に表されるように、手摺部30Aは、Q個の取付部31と、Q本の支柱32と、第1バー部33と、第2バー部34と、を備える。Qは、2以上の整数を表し、本例では、2を表す。なお、手摺部30Aは、第2バー部34を備えなくてもよい。
図12に表されるように、各取付部31は、第2延在部構成体22の第2平板222を挟持するように、第2平板222に取り外し可能に固定される。本例では、各取付部31は、ラチェットレンチを用いて締結可能なボルトを含み、当該ボルトが締結されることにより第2平板222に固定される。
Q個の取付部31は、y軸方向において等間隔に位置する。本例では、Q個の取付部31は、第2延在部構成体22のうちの、y軸方向における両端部にそれぞれ位置する。
各取付部31は、支柱32のうちの、鉛直下方向における端部を収容可能な有底の孔を有する。本例では、各取付部31は、支柱32のうちの、鉛直下方向における端部が、当該孔に嵌入されることにより、当該端部に取り外し可能に固定される。なお、各取付部31は、支柱32のうちの、鉛直下方向における端部に取り外し不能に固定されていてもよく、支柱32と一体であってもよい。
各支柱32は、鉛直方向にて延びる円筒状である。なお、各支柱32は、円筒状以外の形状(例えば、角筒状、円柱状、又は、角柱状等)であってもよい。Q本の支柱32は、Q個の取付部31に取り外し可能にそれぞれ取り付けられる。Q本の支柱32は、第1バー部33、及び、第2バー部34を支持する。
第1バー部33は、第2延在部構成体22の第2平板222の鉛直上方向において、第2方向(本例では、y軸方向)にて延びる。本例では、第1バー部33のうちの、y軸方向における両端部は、Q本の支柱32のうちの、鉛直上方向における端部にそれぞれ連接する。
第2バー部34は、第2延在部構成体22の第2平板222の鉛直上方向において、第2方向(本例では、y軸方向)にて延びる。本例では、第2バー部34のうちの、y軸方向における両端部は、Q本の支柱32のうちの、鉛直方向における中央部にそれぞれ連接する。
連結部40Aは、手摺部30の第1バー部33と、手摺部30Aの第1バー部33と、をそれぞれ連結する。連結部40Aは、棒状体である。連結部40Aは、手摺部30の第1バー部33と、手摺部30Aの第1バー部33と、がそれぞれ有する2本のピンが当該連結部40Aの両端部をそれぞれ貫通するための貫通孔を有する。
本例では、手摺部30の第1バー部33のピンは、手摺部30の第1バー部33のうちの、x軸の負方向における端部に位置する。本例では、手摺部30Aの第1バー部33のピンは、手摺部30Aの第1バー部33のうちの、y軸の正方向における端部に位置する。
連結部40Aは、手摺部30の第1バー部33と、手摺部30Aの第1バー部33と、の2本のピンが当該連結部40Aの両端部をそれぞれ貫通した状態において、図示されない係止機構によって連結部40Aの移動が抑制されることにより、当該連結部40Aが、手摺部30の第1バー部33と、手摺部30Aの第1バー部33と、に取り外し可能に固定される。本例では、係止機構は、グラビティロックと呼ばれる機構である。
第2実施形態の手摺装置1Aによれば、第1実施形態の手摺装置1と同様の作用及び効果が奏される。
更に、第2実施形態の手摺装置1Aによれば、第2延在部構成体22に手摺部30Aが固定されるので、第1方向にて延びる第1バー部33だけでなく、第2方向にて延びる第1バー部33を設けることができる。これにより、第1方向及び第2方向の両方における物又は人の通過を抑制できる。
更に、第2実施形態の手摺装置1Aによれば、第2延在部構成体22に手摺部30Aが固定されるので、第1方向にて延びる第1バー部33だけでなく、第2方向にて延びる第1バー部33を設けることができる。これにより、第1方向及び第2方向の両方における物又は人の通過を抑制できる。
なお、第2実施形態の変形例の手摺装置1Aは、一対の第2延在部構成体22にそれぞれ固定される一対の手摺部30Aを備えてもよい。また、第2実施形態の変形例の手摺装置1Aは、連結部40Aを備えなくてもよい。
例えば、複数の手摺装置1Aが互いに隣接するように(例えば、スラブの開口を取り囲むように)設置されてよい。また、複数の手摺装置1Aが直線上に並ぶように設置されてよい。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の手摺装置について説明する。第3実施形態の手摺装置は、第1実施形態の手摺装置に対して、第2延在部構成体に固定される手摺部を備える点において相違している。以下、相違点を中心として説明する。なお、第3実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又は略同様のものである。
次に、第3実施形態の手摺装置について説明する。第3実施形態の手摺装置は、第1実施形態の手摺装置に対して、第2延在部構成体に固定される手摺部を備える点において相違している。以下、相違点を中心として説明する。なお、第3実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又は略同様のものである。
図13乃至図16に表されるように、第3実施形態の手摺装置1Bは、第1実施形態の手摺装置1が備える構成に加えて、手摺部30Bと、連結部40Bと、を備える。
図13は、手摺装置1Bの左前上方斜視図である。図14は、手摺装置1Bの左側面図である。図15は、手摺装置1Bの平面図である。図16は、手摺装置1Bの正面図である。
図13は、手摺装置1Bの左前上方斜視図である。図14は、手摺装置1Bの左側面図である。図15は、手摺装置1Bの平面図である。図16は、手摺装置1Bの正面図である。
手摺部30Bは、台座部20により支持される。
図13乃至図15に表されるように、手摺部30Bは、取付部31と、R本の支柱32と、第1バー部33と、第2バー部34と、を備える。Rは、2以上の整数を表し、本例では、2を表す。なお、手摺部30Bは、第2バー部34を備えなくてもよい。
図13乃至図15に表されるように、手摺部30Bは、取付部31と、R本の支柱32と、第1バー部33と、第2バー部34と、を備える。Rは、2以上の整数を表し、本例では、2を表す。なお、手摺部30Bは、第2バー部34を備えなくてもよい。
図16に表されるように、取付部31は、第2延在部構成体22の第2平板222を挟持するように、第2平板222に取り外し可能に固定される。本例では、取付部31は、ラチェットレンチを用いて締結可能なボルトを含み、当該ボルトが締結されることにより第2平板222に固定される。取付部31は、第2延在部構成体22のうちの、第1延在部構成体21が第2延在部構成体22に連接する位置の近傍に位置する。
取付部31は、支柱32のうちの、鉛直下方向における端部を収容可能な有底の孔を有する。本例では、取付部31は、支柱32のうちの、鉛直下方向における端部が、当該孔に嵌入されることにより、当該端部に取り外し可能に固定される。本例では、取付部31は、支柱32が、鉛直方向に対する周方向における回転角度を変更可能に固定される。なお、取付部31は、支柱32のうちの、鉛直下方向における端部に取り外し不能に固定されていてもよく、支柱32と一体であってもよい。
各支柱32は、鉛直方向にて延びる円筒状である。なお、各支柱32は、円筒状以外の形状(例えば、角筒状、円柱状、又は、角柱状等)であってもよい。R本の支柱32のうちの1つは、取付部31に取り外し可能にそれぞれ取り付けられる。R本の支柱32は、第1バー部33、及び、第2バー部34を支持する。
図15に表されるように、第1バー部33は、手摺装置1を手摺装置1の上方から見た場合において、一対の第2延在部構成体22のうちの、x軸の負方向に位置する第2延在部構成体22から、x軸の負方向の成分とy軸の負方向の成分とを含む延在方向にて延びる。手摺部30Bの第1バー部33のz軸方向における位置は、手摺部30の第1バー部33のz軸方向における位置と同じである。本例では、第1バー部33のうちの、延在方向における両端部は、R本の支柱32のうちの、鉛直上方向における端部にそれぞれ連接する。
第2バー部34は、手摺装置1を手摺装置1の上方から見た場合において、一対の第2延在部構成体22のうちの、x軸の負方向に位置する第2延在部構成体22から延在方向にて延びる。手摺部30Bの第2バー部34のz軸方向における位置は、手摺部30の第2バー部34のz軸方向における位置と同じである。本例では、第2バー部34のうちの、延在方向における両端部は、R本の支柱32のうちの、鉛直方向における中央部にそれぞれ連接する。
連結部40Bは、手摺部30の第1バー部33と、手摺部30Bの第1バー部33と、をそれぞれ連結する。連結部40Bは、棒状体である。連結部40Bは、手摺部30の第1バー部33と、手摺部30Bの第1バー部33と、がそれぞれ有する2本のピンが当該連結部40Bの両端部をそれぞれ貫通するための貫通孔を有する。
本例では、手摺部30の第1バー部33のピンは、手摺部30の第1バー部33のうちの、x軸方向における中央部に位置する。本例では、手摺部30Bの第1バー部33のピンは、手摺部30Bの第1バー部33のうちの、延在方向における両端部のうちの、第2延在部構成体22から遠い方の端部に位置する。
連結部40Bは、手摺部30の第1バー部33と、手摺部30Bの第1バー部33と、の2本のピンが当該連結部40Bの両端部をそれぞれ貫通した状態において、図示されない係止機構によって連結部40Bの移動が抑制されることにより、当該連結部40Bが、手摺部30の第1バー部33と、手摺部30Bの第1バー部33と、に取り外し可能に固定される。本例では、係止機構は、グラビティロックと呼ばれる機構である。
第3実施形態の手摺装置1Bによれば、第1実施形態の手摺装置1と同様の作用及び効果が奏される。
更に、第3実施形態の手摺装置1Bによれば、手摺部30Bは、支柱32が、鉛直方向に対する周方向における回転角度を変更可能に台座部20に固定される。
更に、第3実施形態の手摺装置1Bによれば、手摺部30Bは、支柱32が、鉛直方向に対する周方向における回転角度を変更可能に台座部20に固定される。
これによれば、鉛直方向にて台座部20を見た場合において、台座部20の外周に第1バー部33が延びるように手摺部30Bを固定できる。これにより、台座部20の外周における物又は人の通過を抑制できる。
なお、第3実施形態の変形例の手摺装置1Bは、一対の第2延在部構成体22にそれぞれ固定される一対の手摺部30Bを備えてもよい。また、第3実施形態の変形例の手摺装置1Bは、連結部40Bを備えなくてもよい。また、第3実施形態の変形例の手摺装置1Bは、一対の第2延在部構成体22のうちの、手摺部30Bが固定される第2延在部構成体22以外の第2延在部構成体22に固定される、第2実施形態の手摺部30Aを備えてもよい。
例えば、複数の手摺装置1Bが互いに隣接するように(例えば、スラブの開口を取り囲むように)設置されてよい。また、複数の手摺装置1Bが直線上に並ぶように設置されてよい。この場合、互いに隣接する手摺装置1B間の隙間を塞ぐように、手摺部30Bが用いられてよい。この場合、手摺部30Bの延在方向は、x軸方向に平行であってもよい。
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されない。例えば、上述した実施形態に、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内において当業者が理解し得る様々な変更が加えられてよい。
1,1A,1B 手摺装置
10 支持部
11 棒状体
12 第1支持体
13 第1締結体
14 第2支持体
15 第2締結体
20 台座部
21 第1延在部構成体
211 第1平板
212 第2平板
22 第2延在部構成体
221 第1平板
222 第2平板
30,30A,30B 手摺部
31 取付部
32 支柱
33 第1バー部
34 第2バー部
40,40A,40B 連結部
CS スラブ
PL 平板
10 支持部
11 棒状体
12 第1支持体
13 第1締結体
14 第2支持体
15 第2締結体
20 台座部
21 第1延在部構成体
211 第1平板
212 第2平板
22 第2延在部構成体
221 第1平板
222 第2平板
30,30A,30B 手摺部
31 取付部
32 支柱
33 第1バー部
34 第2バー部
40,40A,40B 連結部
CS スラブ
PL 平板
Claims (6)
- 鉛直方向にて延びる棒状体と、前記棒状体のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が前記棒状体よりも大きい支持体と、を含む支持部を複数備え、
前記複数の支持体のうちの、鉛直上方向における端面に接する状態にて前記複数の支持部に取り外し可能に固定される第1平板と、前記第1平板に立設されるとともに、水平方向である第1方向にて延びる第2平板と、を含む台座部を備え、
前記第2平板の鉛直上方向において前記第1方向にて延びるバー部を含むとともに、前記第2平板に取り外し可能に固定される手摺部を備える、手摺装置。 - 請求項1に記載の手摺装置であって、
前記台座部は、前記第1方向にて延びる第1延在部と、前記第1方向に直交する第2方向にて延びるとともに、前記複数の支持部のうちの少なくとも1つに固定される第2延在部と、を含む、手摺装置。 - 請求項2に記載の手摺装置であって、
前記第2延在部は、前記第1延在部のうちの、前記第1方向における両端にそれぞれ連接するとともに、前記複数の支持部のうちの少なくとも2つにそれぞれ固定される一対の第2延在部構成体を含む、手摺装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の手摺装置であって、
前記手摺部は、鉛直方向にて延びるとともに前記バー部を支持する支柱を含み、
前記手摺装置は、前記支柱と前記第2延在部とを連結する連結部を備える、手摺装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の手摺装置であって、
前記手摺部は、鉛直方向にて延びるとともに前記バー部を支持する支柱を含むとともに、前記支柱が、鉛直方向に対する周方向における回転角度を変更可能に前記台座部に固定される、手摺装置。 - 鉛直方向にて延びる棒状体と、前記棒状体のうちの、鉛直上方向における端部に取り外し可能に固定されるとともに、水平面における断面積が前記棒状体よりも大きい支持体と、を含む、複数の支持部に、前記複数の支持体のうちの、鉛直上方向における端面に接する状態にて、取り外し可能に固定される第1平板と、前記第1平板に立設されるとともに、水平方向である第1方向にて延びる第2平板と、を含むとともに、
前記第2平板の鉛直上方向において前記第1方向にて延びるバー部を含む手摺部が、前記第2平板に取り外し可能に固定される、手摺装置の台座部。
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