JP3216704U - 自由錐 - Google Patents

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秀和 神澤
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Abstract

【課題】現在流通している又は将来流通し得る電動ドリルのチャック部の構造のなかで、側面に第1の凹部対及び第2の凹部対が設けられているシャンク部を把持するためのチャック部の構造で把持することが可能なシャンク部を備える、自由錐を提供する。【解決手段】シャンク部21の側面には、周方向において180°回転した部分に設けられる第1の凹部対と、周方向において180°回転した部分に設けられる第2の凹部対26と、が形成されており、第1の凹部対は、円柱状の側面の基端の近傍部分から平行に延びる第1の直線状の縁対と、第1の直線状の縁対の基端同士を結ぶ第1の円弧状の縁と、第1の直線状の縁対の先端同士を結ぶ第2の円弧状の縁と、を有し、第2の凹部対は、円柱状の側面の基端から平行に延びる第2の直線状の縁対と、第2の直線状の縁対の先端同士を結ぶ第3の円弧状の縁と、を有する。【選択図】図2

Description

本考案は、自由錐に関する。
従来から、電動ドリルの先端工具として用いられる自由錐が知られている。このような自由錐として、例えば、特開2015−174204号公報(特許文献1)で提案されている治具付きサークルカッターがある。
特許文献1の治具付きサークルカッターは、電動ドリルの取り付けチャック部に取り付けられて回動する回転軸と、当該回転軸と同軸に設けられるセンタードリルと、回転軸又はセンタードリルに係合されて半径方向に延びる回転体と、を備えている。そして、回転体には2枚の外刃が取り付けられている。
特開2015−174204号公報
ところで、電動ドリルの先端工具は、一般に、その時代に流通している取り付けチャック部の構造で把持することができるように、シャンク部の形状が決定されている。しかし、電動ドリルの先端工具として用いられる特許文献1及びその他の従来からある自由錐は、現在流通している又は将来流通し得る電動ドリルのチャック部の構造のなかで、側面に第1の凹部対及び第2の凹部対が設けられているシャンク部を把持するための構造で把持することができない。
そこで、本考案は、現在流通している又は将来流通し得る電動ドリルのチャック部の構造のなかで、側面に第1の凹部対及び第2の凹部対が設けられているシャンク部を把持するためのチャック部の構造で把持することが可能なシャンク部を備える、自由錐を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本考案に係る自由錐は、電動ドリルの先端工具として用いられる自由錐であって、前記電動ドリルの取り付けチャック部に把持されるシャンク部を有し、駆動源により回動する回転軸と、前記回転軸の径方向において前記回転軸から所定の間隔を空けて設けられ、前記回転軸と共に回転する外刃と、を備え、前記回転軸のシャンク部は円柱状に形成されており、その側面には、周方向において互いに180°回転した部分に設けられる第1の凹部対と、周方向において互いに180°回転した部分に設けられる第2の凹部対と、が形成されており、且つ、軸方向に見て前記第1の凹部対同士を結ぶ直線と前記第2の凹部対同士を結ぶ直線とは互いに直交しており、前記第1の凹部対は、それぞれ、前記円柱状の側面の基端の近傍部分から先端側に向かい軸方向に沿って互いに平行に延びる第1の直線状の縁対と、前記第1の直線状の縁対それぞれの基端同士を互いに結ぶように基端側に突出しながら湾曲する第1の円弧状の縁と、前記第1の直線状の縁対それぞれの先端同士を互いに結ぶように先端側に突出しながら湾曲する第2の円弧状の縁と、軸方向に見て径方向の内側に突出しながら湾曲する内面と、を有し、前記第2の凹部対は、それぞれ、前記円柱状の側面の基端から先端側に向かい軸方向に沿って互いに平行に延びる第2の直線状の縁対と、前記第2の直線状の縁対それぞれの先端同士を互いに結ぶように先端側に突出しながら湾曲する第3の円弧状の縁と、軸方向に見て平坦な底面と、前記第2の直線状の縁対及び前記第3の円弧状の縁と前記底面の周縁とを互いに結ぶように、前記底面に向かうに連れて幅寸法が小さくなるように傾斜する側面と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、現在流通している又は将来流通し得る電動ドリルのチャック部の構造のなかで、側面に前記第1の凹部対及び前記第2の凹部対が設けられているシャンク部を把持するためのチャック部の構造で把持することが可能なシャンク部を備える、自由錐を提供することが可能となる。
例えば、前記回転軸と同軸状に設けられ、前記回転軸と共に回転するセンタードリルと、前記回転軸又は前記センタードリルに穿設された挿通孔に挿通され、前記回転軸及び前記センタードリルの軸方向と互いに直交する方向に延び、且つ、前記回転軸と共に回転する回転体と、をさらに備え、前記外刃は前記回転体に設けられる。
前記電動ドリルはハンマードリルであってもよい。
現在流通しているハンマードリルのチャック部には、側面に第1の凹部対及び第2の凹部対が設けられているシャンク部を把持するための構造を有するものがある。しかし、現在流通している電動ドリルの先端工具として用いられる自由錐のなかで、前記したようなシャンク部を備えるものは見受けられない。以上の通りであるため、上記構成によれば、現在流通しているハンマードリルのチャック部の構造のなかで、側面に前記第1の凹部対及び前記第2の凹部対が設けられているシャンク部を把持するためのチャック部の構造で把持することが可能なシャンク部を備える、新規な自由錐を提供することができる。
前記電動ドリルは振動ドリル又はドライバードリルであってもよい。
現在流通している振動ドリル又はドライバードリルのチャック部には、側面に第1の凹部対及び第2の凹部対が設けられているシャンク部を把持するための構造が見受けられないが、将来流通する可能性があると思われる。したがって、上記構成によれば、将来流通し得る振動ドリル又はドライバードリルのチャック部の構造のなかで、側面に前記第1の凹部対及び前記第2の凹部対が設けられているシャンク部を把持するためのチャック部の構造で把持することが可能なシャンク部を備える、新規な自由錐を提供することができる。
本考案によれば、現在流通している又は将来流通し得る電動ドリルのチャック部の構造のなかで、側面に第1の凹部対及び第2の凹部対が設けられているシャンク部を把持するためのチャック部の構造で把持することが可能なシャンク部を備える、自由錐を提供することが可能となる。
本考案の第1実施形態に係る自由錐が取り付けられたハンマードリルの全体構成を示す概略図である。 本考案の第1実施形態に係る自由錐の正面図である。 本考案の第1実施形態に係る自由錐の回転軸単体の第1の凹部対のうちの一方が見える状態の側面図である。 本考案の第1実施形態に係る自由錐の回転軸単体の図であり、(A)が第2の凹部対のうちの一方が見える状態の側面図、(B)が基端側から軸方向に見た平面図である。 本考案の第2実施形態に係る自由錐の正面図である。 本考案の第2実施形態に係る自由錐の回転軸単体及びそれと一体的に設けられるセンタードリルの側面図であり、第1の凹部対のうちの一方が見える状態の図である。 本考案の第2実施形態に係る自由錐の回転軸単体及びそれと一体的に設けられるセンタードリルを示す図であり、(A)が第2の凹部対のうちの一方が見える状態の側面図、(B)が基端側から軸方向に見た平面図である。
以下、本考案の実施形態に係る自由錐について図面を参照して説明する。なお、本実施形態によって本考案が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
1.第1実施形態
図1は、本考案の第1実施形態に係る自由錐が取り付けられたハンマードリルの全体構成を示す概略図である。図1に示すように、ハンマードリル100(電動ドリル)は、ハンマードリル本体110と、取り付けチャック部112と、取り付けチャック部112に取り付けられる先端工具としての自由錐10Aと、を備えている。なお、ここでいうハンマードリル100とは、人手で把持することが可能な比較的軽量のハンマードリルのことをいう。
ここで、ハンマードリル100は、コンクリートなどに穴をあけるために先端工具を回転させながら打撃を与える通常モードと、先端工具を回転のみさせる回転モードと、を切り替えて運転することが可能である。なお、本実施形態のように、先端工具として自由錐10Aを用いる場合、ハンマードリル100は回転モードで運転する必要がある。
(全体構成)
図2は、本実施形態に係る自由錐の正面図である。図2に示すように、自由錐10Aは、ハンマードリル100の取り付けチャック部112に把持されるシャンク部21を有し、ハンマードリル本体110内に設けられる駆動源(図示せず)により回動する回転軸20と、回転軸20の径方向において当該回転軸20から所定の間隔を空けて設けられ、当該回転軸20と共に回転する2つの外刃50、50と、を備える。
また、自由錐10Aは、回転軸20と同軸状に設けられ、当該回転軸20と共に回転するセンタードリル38を備える。さらに、自由錐10Aは、回転軸20に穿設された後述する挿通孔33に挿通され、回転軸20及びセンタードリル38の軸方向と互いに直交する方向に延び、且つ、回転軸20と共に回転する回転体40を備える。
(回転軸20)
図3は、本実施形態に係る回転軸単体の第1の凹部対のうちの一方が見える状態の側面図である。また、図4は、同回転軸単体の図であり、(A)が第2の凹部対のうちの一方が見える状態の側面図、(B)が基端側から軸方向に見た平面図である。図3並びに図4(A)及び(B)に示すように、回転軸20は、円柱状に形成されたシャンク部21と、シャンク部21の先端に当該シャンク部21と同軸状に設けられ、当該シャンク部21よりも僅かに大きい径寸法の円柱状に形成された第1の回転軸中央部35と、第1の回転軸中央部35の先端に当該第1の回転軸中央部35と同軸状に設けられ、当該第1の回転軸中央部35よりも僅かに大きい径寸法の円柱状に形成された回転軸先端部30と、を有する。
(シャンク部21)
円柱状に形成されたシャンク部21の側面には、周方向において互いに180°回転した部分に設けられる第1の凹部対22、22と、周方向において互いに180°回転した部分に設けられる第2の凹部対26、26と、が形成されている。なお、軸方向に見て第1の凹部対22、22同士を結ぶ直線と第2の凹部対26、26同士を結ぶ直線とは互いに直交している。
図3及び図4(A)に示すように、第1の凹部対22、22は、それぞれ、円柱状の側面の基端の近傍部分から先端側に向かい軸方向に沿って互いに平行に延びる第1の直線状の縁対23、23を有する。また、第1の凹部対22、22は、それぞれ、第1の直線状の縁対23、23それぞれの基端同士を互いに結ぶように基端側に突出しながら湾曲する第1の円弧状の縁24aと、第1の直線状の縁対23、23それぞれの先端同士を互いに結ぶように先端側に突出しながら湾曲する第2の円弧状の縁24bと、をさらに有する。そして、第1の凹部対22、22は、それぞれ、軸方向に見て径方向の内側に突出しながら湾曲する内面25を有する。
図4(A)及び(B)に示すように、第2の凹部対26、26は、それぞれ、円柱状の側面の基端から先端側に向かい軸方向に沿って互いに平行に延びる第2の直線状の縁対27、27を有する。また、第2の凹部対26、26は、それぞれ、第2の直線状の縁対27、27それぞれの先端同士を互いに結ぶように先端側に突出しながら湾曲する第3の円弧状の縁28と、軸方向に見て平坦な底面29aと、第2の直線状の縁対27、27及び第3の円弧状の縁28と底面29aの周縁とを互いに結ぶように、底面29aに向かうに連れて幅寸法が小さくなるように傾斜する側面29bと、を有する。
シャンク部21の側面と上面(すなわち、基端側に存する面)との接続部には、周方向全域に亘って面取りが形成されている。なお、第1の回転軸中央部35及び回転軸先端部30についても同様に面取りが形成されている。
回転軸先端部30には、底面(すなわち、先端側に存する面)から後述する挿通孔33まで至るドリル取り付け穴31が穿設されている。当該ドリル取り付け穴31は、センタードリル38の軸方向の基端部の外形に対応した先端側の円柱状の部分と、当該先端側の円柱状の部分の基端側に設けられ、当該先端側の円柱状の部分よりも僅かに小さい径寸法の円柱状に形成された基端側の円柱状の部分と、を有する。
また、回転軸先端部30の側面の先端の近傍部分には、周方向において後述する挿通孔33から90°回転した部分に穿設され、ドリル取り付け穴31まで至る第1の螺子穴32が穿設されている。
回転軸先端部30の側面の基端の近傍部分には、径方向に貫通する挿通孔33が穿設されている。当該挿通孔33は、回転体40の軸方向の中央部の外形に対応した直方体状である。また、回転軸先端部30の側面の基端の近傍部分には、周方向において挿通孔33から90°回転した部分に穿設され、第1の螺子穴32と平行に延びて挿通孔33まで至る第2の螺子穴34が穿設されている。
なお、図3に示すように、挿通孔33は、第1の凹部対22同士を結ぶ直線と同じ方向に延びるように穿設されている。また、図4(A)に示すように、第1の螺子穴32及び第2の螺子穴34は、それぞれ、第2の凹部対26同士を結ぶ直線と同じ方向に延びるように穿設されている。
(センタードリル38)
図2に示すように、センタードリル38は、先端部が鋭利にされた略円柱状に形成されている。センタードリル38の基端部は、回転軸先端部30に穿設されたドリル取り付け穴31の先端側の円柱状の部分に嵌合され、第1の螺子穴32に挿通される第1の螺子部材32aによってドリル取り付け穴31の内面に押圧される。これにより、センタードリル38は回転軸先端部30に対して固定される。
(回転体40)
図2に示すように、回転体40は、長手方向を有する直方体状に形成されている。回転体40は、回転軸先端部30に穿設された挿通孔33に挿通され、回転軸20及びセンタードリル38の軸方向と直交する方向に延びる。回転体40は、その長手方向の中央部が挿通孔33に嵌合され、第2の螺子穴34に挿通される第2の螺子部材34aによって挿通孔33の内面に押圧される。これにより、回転体40は回転軸先端部30に対して固定される。
(外刃50)
2つの外刃50、50は、それぞれ、回転体40に設けられる。具体的には、2つの外刃50、50は、それぞれ、回転体40に対して当該回転体40の軸方向に沿って摺動可能に設けられる摺動部材51と、第3の螺子部材52と、第1の蝶螺子60とを用いて回転体40に取り付けられる。
2つの外刃50、50は、それぞれ、摺動部材51の回転軸20と対向して配される面に第3の螺子部材52を用いて固定される。そのあと、2つの外刃50、50は、それぞれ、摺動部材51を回転体40上で摺動される。これにより、回転軸20と外刃50の間隔を調節することが可能となるので、木材などの被穿孔体(図示せず)などに穿設する孔の径寸法を変更することができる。そして、摺動部材51、51は、それぞれ、その基端側に第1の蝶螺子60を螺合させることで、回転体40に対して固定される。なお、2つの外刃50、50は、それぞれ、回転体40に対して回転軸20の中心軸線に関して線対称となる位置に固定される。
(自由錐10Aの使用方法の一例)
本実施形態に係る自由錐10Aの使用方法の一例について説明する。まず、図1に示すように、ハンマードリル100の取り付けチャック部112に回転軸20のシャンク部21を把持させる。次に、木材などの被穿孔体(図示せず)に穿孔したい孔の径寸法にあわせて外刃50、50の位置を調節して回転体40に固定する。そして、ハンマードリル100を回転モードで運転させることで、自由錐10Aを回転させながら、センタードリル38の先端を被穿孔体に穿設したい孔の中心位置に押し当てる。すると、センタードリル38によって被穿孔体に小径の孔が穿設されていき、そのあと外刃50によって被穿孔体に前記小径の孔を中心として所望する径寸法の孔が穿設される。
(効果)
本実施形態に係る自由錐10Aは、シャンク部21の側面に第1の凹部対22、22及び第2の凹部対26、26が設けられている。このような形状のシャンク部21には、例えば、SDSシャンク(Steck・Dreeh・Sitzt Shank)がある。なお、ここでいうSDSシャンクには、径寸法10mmのSDSプラスシャンク、及び径寸法18mmのSDSマックスシャンクが含まれる。
現在流通しているハンマードリルのチャック部には、側面に第1の凹部対22、22及び第2の凹部対26、26が設けられているシャンク部(例えば、上記SDSシャンク)を把持するための構造を有するものがある。しかし、現在流通している電動ドリルの先端工具として用いられる自由錐のなかで、前記したようなシャンク部を備えるものは見受けられない。以上の通りであるため、上記第1実施形態によれば、現在流通しているハンマードリルのチャック部の構造のなかで、側面に第1の凹部対22、22及び第2の凹部対26,26が設けられているシャンク部を把持するためのチャック部の構造で把持することが可能なシャンク部21を備える、新規な自由錐10Aを提供することができる。
2.第2実施形態
(全体構成)
図5は、本考案の第2実施形態に係る自由錐の正面図である。本実施形態に係る自由錐10Bは、多くの点で上記第1実施形態に係る自由錐10Aと同じ構造を有する。したがって、同一部分には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。また、本実施形態に係る自由錐が取り付けられたハンマードリルの全体構成を示す概略図についても、上記第1実施形態に係る自由錐10Aの場合と同じであるため、その図示を繰り返さない。
図6は、本実施形態に係る自由錐の回転軸単体及びそれと一体的に設けられるセンタードリルの側面図であり、第1の凹部対のうちの一方が見える状態の図である。また、図7は、同回転軸単体及びそれと一体的に設けられるセンタードリルを示す図であり、(A)が第2の凹部対のうちの一方が見える状態の側面図、(B)が基端側から軸方向に見た平面図である。
(回転軸20)
図6及び図7(A)に示すように、本実施形態では、第1の回転軸中央部35と回転軸先端部30との間に第2の回転軸中央部36が設けられる。当該第2の回転軸中央部36は、第1の回転軸中央部35よりも僅かに大きく、且つ、回転軸先端部30よりも僅かに小さい径寸法の円柱状に形成されている。また、当該第2の回転軸中央部36の側面には、後述する第2の蝶螺子70を螺合するための螺子溝(図示せず)が形成されている。
また、本実施形態では、回転軸20は、回転体40に対して当該回転体40の軸方向に沿って摺動可能に設けられる。これにより、回転軸20と外刃50の間隔を調節することが可能となるので、木材などの被穿孔体(図示せず)などに穿設する孔の径寸法を変更することができる。そして、回転軸20は、その第2の回転軸中央部36の側面に形成された螺子溝に第2の蝶螺子70を螺合させることで、回転体40に対して固定される。
(センタードリル38)
図5〜7に示すように、本実施形態では、センタードリル38が回転軸20の先端に一体的に形成されている。したがって、本実施形態に係る自由錐10Bは、上記第1実施形態で説明した回転軸先端部30に対してドリル取り付け穴31及び第1の螺子穴32が穿設されておらず、且つ、第1の螺子部材32aを備えていない。
(外刃50)
図5に示すように、本実施形態では、外刃50が1つのみ設けられている。当該外刃50は、回転体40の軸方向の一方端(すなわち、図5において右端)に一体的に形成されている。したがって、本実施形態に係る自由錐10Bは、上記第1実施形態で説明した外刃50を回転体40に対して固定するための摺動部材51、第3の螺子部材52及び第1の蝶螺子60を備えていない。
(効果)
本実施形態に係る自由錐10Bが奏する効果は、上記第1実施の形態に係る自由錐10Aと同様であるため、ここではその説明を繰り返さない。
3.変形例
上記説明から、当業者にとっては、本考案の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本考案を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本考案の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
上記実施形態に係る自由錐10A、10Bは、ハンマードリル100の先端工具として用いられる場合について説明したが、これに限定されない。すなわち、自由錐10A、10Bは、振動ドリル又はドライバードリルの先端工具として用いられてもよいし、その他の電動ドリルの先端工具として用いられてもよい。
ここで、振動ドリルは、コンクリートなどに穴をあけるために先端工具を回転させながら振動する通常モードと、先端工具を回転のみさせる回転モードと、を切り替えて運転することが可能であるが、上記実施形態と同様に、先端工具として自由錐10A、10Bを用いる場合、振動ドリルは回転モードで運転する必要がある。また、ドライバードリルは、被穿孔物に穿孔するためや、ねじを締める又は弛めるために、先端工具を回転のみさせる電動ドリルである。
ここで、現在流通している振動ドリル又はドライバードリルのチャック部には、側面に第1の凹部対22、22及び第2の凹部対26、26が設けられているシャンク部を把持するための構造が見受けられないが、将来流通する可能性があると思われる。したがって、上記構成によれば、将来流通し得る振動ドリル又はドライバードリルのチャック部の構造のなかで、側面に第1の凹部対22、22及び第2の凹部対26、26が設けられているシャンク部を把持するためのチャック部の構造で把持することが可能なシャンク部21を備える、新規な自由錐を提供することができる。
上記第1実施形態に係る自由錐10Aは、2つの外刃50、50を備える両刃の構造で回転軸20とセンタードリル38とが別個に設けられ、上記第2実施形態に係る自由錐10Bは、1つの外刃50を備える片刃の構造で回転軸20とセンタードリル38とが一体的に形成される場合について説明したが、この場合に限定されない。
すなわち、両刃の構造で回転軸20とセンタードリル38とが一体的に形成されてもよいし、又は、片刃の構造で回転軸20とセンタードリル38とが一体的に形成されてもよい。なお、回転体40と外刃50との関係についても同様のため、ここではその説明を繰り返さない。
上記実施形態では、挿通孔33が回転軸20に穿設されている場合について説明したが、この場合に限定されず、例えば、センタードリル38に穿設されていてもよい。
上記実施形態では、回転軸20の挿通孔33は、第1の凹部対22、22同士を結ぶ直線と同じ方向に延びるように穿設されている場合について説明したが、この場合に限定されず、第2の凹部対26、26同士を結ぶ直線と同じ方向に延びるように穿設されていてもよい。
10 自由錐
20 回転軸
21 シャンク部
22 第1の凹部対
23 第1の直線状の縁対
24a 第1の円弧状の縁
24b 第2の円弧状の縁
25 内面
26 第2の凹部対
27 第2の直線状の縁対
28 第3の円弧状の縁
29a 底面
29b 側面
30 回転軸先端部
31 ドリル取り付け穴
32 第1の螺子穴
32a 第1の螺子部材
33 挿通孔
34 第2の螺子穴
34a 第2の螺子部材
35 第1の回転軸中央部
36 第2の回転軸中央部
38 センタードリル
40 回転体
50 外刃
51 摺動部材
52 第3の螺子部材
60 第1の蝶螺子
70 第2の蝶螺子
100 ハンマードリル
110 ハンマードリル本体
112 取り付けチャック部

Claims (4)

  1. 電動ドリルの先端工具として用いられる自由錐であって、
    前記電動ドリルの取り付けチャック部に把持されるシャンク部を有し、駆動源により回動する回転軸と、
    前記回転軸の径方向において前記回転軸から所定の間隔を空けて設けられ、前記回転軸と共に回転する外刃と、を備え、
    前記回転軸のシャンク部は円柱状に形成されており、その側面には、周方向において互いに180°回転した部分に設けられる第1の凹部対と、周方向において互いに180°回転した部分に設けられる第2の凹部対と、が形成されており、且つ、軸方向に見て前記第1の凹部対同士を結ぶ直線と前記第2の凹部対同士を結ぶ直線とは互いに直交しており、
    前記第1の凹部対は、それぞれ、
    前記円柱状の側面の基端の近傍部分から先端側に向かい軸方向に沿って互いに平行に延びる第1の直線状の縁対と、
    前記第1の直線状の縁対それぞれの基端同士を互いに結ぶように基端側に突出しながら湾曲する第1の円弧状の縁と、
    前記第1の直線状の縁対それぞれの先端同士を互いに結ぶように先端側に突出しながら湾曲する第2の円弧状の縁と、
    軸方向に見て径方向の内側に突出しながら湾曲する内面と、を有し、
    前記第2の凹部対は、それぞれ、
    前記円柱状の側面の基端から先端側に向かい軸方向に沿って互いに平行に延びる第2の直線状の縁対と、
    前記第2の直線状の縁対それぞれの先端同士を互いに結ぶように先端側に突出しながら湾曲する第3の円弧状の縁と、
    軸方向に見て平坦な底面と、前記第2の直線状の縁対及び前記第3の円弧状の縁と前記底面の周縁とを互いに結ぶように、前記底面に向かうに連れて幅寸法が小さくなるように傾斜する側面と、を有することを特徴とする、自由錐。
  2. 前記回転軸と同軸状に設けられ、前記回転軸と共に回転するセンタードリルと、
    前記回転軸又は前記センタードリルに穿設された挿通孔に挿通され、前記回転軸及び前記センタードリルの軸方向と互いに直交する方向に延び、且つ、前記回転軸と共に回転する回転体と、をさらに備え、
    前記外刃は前記回転体に設けられる、請求項1に記載の自由錐。
  3. 前記電動ドリルはハンマードリルである、請求項1又は2に記載の自由錐。
  4. 前記電動ドリルは振動ドリル又はドライバードリルである、請求項1又は2に記載の自由錐。
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