JP3216314B2 - 半導体装置およびその製造方法、並びに半導体装置の製造装置 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法、並びに半導体装置の製造装置

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JP3216314B2 JP07463593A JP7463593A JP3216314B2 JP 3216314 B2 JP3216314 B2 JP 3216314B2 JP 07463593 A JP07463593 A JP 07463593A JP 7463593 A JP7463593 A JP 7463593A JP 3216314 B2 JP3216314 B2 JP 3216314B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCDエリアセンサ集
積回路、CCDリニアセンサ集積回路などの中空パッケ
ージ構造を有する半導体装置およびその製造方法、並び
に半導体装置の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、CCDリニアセンサ・CCD
エリアセンサ等の半導体チップを有する中空構造のプラ
スチックモールドパッケージの半導体装置では、基台が
モールドプラスチックとされ、その基台の表面に半導体
チップが固着されている。
【0003】モールドプラスチックの材料としては熱硬
化性樹脂と熱可塑性樹脂があり、このうち熱可塑性樹脂
材としては具体的には、非晶質ポリオレフィン樹脂また
は耐熱性向上、機械的強度向上のためガラスビーズやガ
ラスファイバー添加の非晶質ポリオレフィン樹脂などが
用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなプラスチッ
ク材を用いて基台を作製するときの問題点は、基台と半
導体チップ(Siチップ)との接着強度の不十分性であ
る。例えば、上記非晶質ポリオレフィン樹脂は極性基が
ないので、一般に使用されているSiチップダイボンド
用エポキシ系Agペーストや絶縁性ペーストでは十分な
接着強度を得ることができない。しかも、上記非晶質ポ
レオレフィン樹脂等は耐熱性が比較的に低いので、上記
のようなペースト材(キュアが約150゜Cで1h以
上)を用いるのには難点がある。十分な接着強度が得ら
れなかった場合には、ワイヤーボンド時に半導体チップ
が動いてワイヤーボンドができなかったり、温度サイク
ルで半導体チップが剥がれる等の不具合が生ずる。
【0005】そこで、キュア温度の制約がなく、十分な
接着強度が得られる紫外線(以下、UVという。)照射
硬化型または可視光照射硬化型接着剤で半導体チップを
基台にダイボンドすることが考えられる。
【0006】しかしながら、UVや可視光を照射して
も、半導体チップからはみ出ている部分でUVや可視光
が照射される部分は十分に硬化するが、UVや可視光が
照射されない半導体チップの裏側は充分に硬化されない
ので、十分な接着強度を得ることができないという問題
がある。
【0007】また、半導体チップを基台にダイボンドす
る際や透明のプラスチックリッドをUV照射硬化型また
は可視光照射硬化型接着剤で基台に固着する際に、強い
UVや可視光を照射すると、半導体チップ上のカラーフ
ィルタの変色、チャージアップによるポテンシャルシフ
ト等、光学的及び電気的特性の変動が発生するという問
題があった。
【0008】本発明は、このような課題を考慮してなさ
れたものであって、半導体チップを基台に十分な接着強
度で固着できるとともに、固着の際に半導体チップに機
械的及び電気的特性の変動の発生することのない半導体
装置およびその製造方法、並びに半導体装置の製造装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体チップ
が固着された基台にリッドを被せた中空パッケージ構造
の半導体装置の製造方法において、上記基台は透明樹脂
からなり、上記半導体チップを前記基台の上面に接着す
る接着剤として吸湿硬化型接着剤を用い、上記半導体チ
ップをコレットで押えた状態で上記基台の下面側または
上面斜め方向側から光を照射して前記吸湿硬化型接着剤
を硬化させるものである。また本発明は、半導体チップ
が固着された基台にリッドを被せた中空パッケージ構造
の半導体装置の製造方法において、上記基台は透明であ
り、上記半導体チップを前記基台の上面に接着する接着
剤として光硬化型接着剤を用い、上記基台の下面側から
光を照射して前記光硬化型接着剤を硬化させるものであ
る。また本発明は、半導体チップが固着された基台にリ
ッドを被せた中空パッケージ構造の半導体装置の製造方
法において、上記基台は透明であり、上記半導体チップ
を前記基台の上面に接着する接着剤として光硬化型接着
剤を用い、上記半導体チップをコレットで押えた状態
で、上記基台の上面斜め方向側から光を照射し光反射膜
で反射させて前記光硬化型接着剤を硬化させるものであ
る。また本発明は、半導体チップが固着された基台にリ
ッドを被せた中空パッケージ構造の半導体装置の製造方
法において、上記基台は透明であり、上記リッドを前記
基台の上面に接着する接着剤として光硬化型接着剤を用
い、上記基台の下面側から光を照射して前記光硬化型接
着剤を硬化させるものである。また本発明は、半導体チ
ップが固着された基台にリッドを被せた中空パッケージ
構造の半導体装置において、上記基台は透明であるもの
である。また本発明は、半導体チップが固着された基台
にリッドを被せた中空パッケージ構造の半導体装置にお
いて、上記基台は透明であり、上記半導体チップと前記
基台の間には、光硬化型接着剤層が形成されているもの
である。また本発明は、半導体チップが固着された基台
にリッドを被せた中空パッケージ構造の半導体装置にお
いて、上記基台は透明であり、上記リッドと前記基台の
間には、光硬化型接着剤層が形成されているものであ
る。また本発明は、半導体チップが固着された基台にリ
ッドを被せた中空パッケージ構造の半導体装置を製造す
る装置において、上記基台の下面側から光を照射する光
照射手段を有するものである。また本発明は、半導体チ
ップが固着された基台にリッドを被せた中空パッケージ
構造の半導体装置を製造する装置において、上記基台は
透明であり、上記基台の下面側から光を照射する光照射
手段を有するものである。また本発明は、半導体チップ
が固着された基台にリッドを被せた中空パッケージ構造
の半導体装置製造する装置において、上記基台の上面
斜め方向側から光を照射する光照射手段と、上記基台を
配置固定する作業台であって、その表面に光反射膜を形
成したものと、上記光照射手段が光を照射する間、上記
半導体チップを押さえるコレットを有するものである。
また本発明は、半導体チップが固着された基台にリッド
を被せた中空パッケージ構造の半導体装置製造する装
置において、上記基台は透明であり、上記基台の上面斜
め方向側から光を照射する光照射手段と、上記基台を配
置固定する作業台であって、その表面に光反射膜を形成
したものと、上記光照射手段が光を照射する間、上記半
導体チップを押さえるコレットを有するものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、例えば、半導体チップ10と
プラスチックモールド基台8との固着を吸湿硬化型接着
剤12で行うようにしたので、十分な接着強度を得るこ
とができる。また、吸湿硬化型接着剤12を使用してい
るので、強いUVや可視光照射を原因とするカラーフィ
ルタの変色、チャージアップによるポテンシャルシフト
その他、局部加熱による特性の変動が発生することがな
い。さらに中空内部の水分が吸湿硬化型接着剤12に吸
われ、中空内部の気密性の保持が容易となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明半導体装置の一実施例を固体撮
像装置に適用した場合について図面を参照して説明す
る。
【0012】図1及び図2は、一実施例の固体撮像装置
の形成過程及びその構成を示している。
【0013】まず、図1Aに示すように、リードフレー
ム材1として、42アロイ材(厚み=約0.15mm)
または銅材(厚み=約0.2mm)を用意する。
【0014】次に、図1Bに示すように、このリードフ
レーム材1にエッチング処理またはプレス処理でパター
ンニングを行い、リードフレームの形状を形成する。リ
ードフレームの形状を形成後にリードフレームの表面に
導電性ペーストを塗り、熱風乾燥炉などで、約150゜
C、約30分間硬化させて導電性有機被膜3a(図中、
網点で示している。)が形成されたリードフレーム3を
作製する。
【0015】導電性ペーストとしては、耐熱性及び耐湿
性等の面からエポキシ樹脂にAgまたはAgとCuを含
有させたものが良い。なお、導電性ペーストの塗り作業
方法は、導電性ペーストの浴槽中に、被塗装体としての
リードフレーム2を浸してデッピング膜厚3〜4μm/
回を3回繰り返して約10μm厚に被覆する作業方法を
採用すればよい。なお、導電性被膜3aの形成は、この
ようなデッピング(浸漬)処理に限らず、スクリーン印
刷によってもよい。導電性被膜3aを形成するのは、後
述するように、リードフレーム3のインナーリード部へ
のワイヤボンディング処理、及びアウターリード部への
半田付け処理が行えるようにするためである。
【0016】したがって、導電性被膜3aを形成する代
わりに、リードフレーム3の全表面に半田めっきまたは
Snめっき処理を行ってインナーリード部にアルミニュ
ーム(以下、Alという。)のクラッドを形成してもよ
い。または全面にNi−Pdめっき処理をしてもよい。
【0017】次に、図1Cに示すように、リードフレー
ム3を所定形状に曲げて成形した後、上金型4と下金型
5とで挟む。この状態において、矢印方向から溶融した
樹脂をキャビティ6内に図示しないプランジャで射出す
る(押し込む)。キャビティ6内に押し込まれた樹脂は
上金型4と下金型5とで冷やされて固まる。この場合、
リードフレーム3のインナーリード部7は上金型4の内
面と密着しているので、それらの接触面には樹脂が回り
こむことがない。樹脂としては、例えば、非晶質ポリオ
レフィンまたはガラスビーズ、ガラスフィラーを添加し
た非晶質ポリオレフィンの熱可塑性樹脂を使用する。
【0018】図1Dは、樹脂が硬化して基台8となった
後に、上金型4と下金型5とが離された、基台8とリー
ドフレーム3との一体成形基台の構成を示している。図
1Dから分かるように、この一体成形基台は、モールド
成形された基台8の上部にリードフレーム3のインナー
リード部7の上面が配され、リードフレーム3の中間部
が基台8中に埋め込まれ、アウターリード部9が基台8
から外側に突き出るような形状になっている。また、基
台8の上面には、半導体チップ10が載せられる凹み部
11が形成されている。
【0019】次に、図1Eに示すように、半導体チップ
10を基台8の上面凹み部11に接着剤12でダイボン
ドする。このダイボンドは、角錘コレット13側に半導
体チップ10を真空吸引(矢印Y1 方向)した状態で、
接着剤12の塗布された凹み部11に一定時間押しつけ
る(矢印Y2 方向)ことで行う。接着剤12は、凹み部
11に塗布しておく。接着剤12としては、吸湿硬化型
の接着剤を使用する。吸湿硬化型の接着剤としては、シ
リル基含有特殊ポリマーの常温吸湿硬化型の接着剤また
は変性アルコキシシリコン等のシリコン系のUV照射+
吸湿硬化型の接着剤を使用することができる。2液性タ
イプの吸湿硬化型の接着剤でもよい。
【0020】なお透明の基台の場合、UVまたは可視光
等の光Lの照射を図1Eに示すように裏面側から行うこ
とで、半導体チップ10の表面には光Lが照射されず、
UV等の光Lの照射を原因とする半導体チップ10のダ
メージが発生することがない。
【0021】なお透明の基台で、基台8の表面側から光
Lを照射する場合には、図1Fに示すように、表面に鏡
またはAl膜等の光反射膜14が形成された作業台15
上に基台8を配置固定し、斜め上方から光Lを基台8の
表面周囲側を通じて基台8に入射させ、光反射膜14で
反射させて接着剤12に半導体チップ10の裏面側から
照射するようにすれば、容易に半導体チップ10の裏面
側のみから照射することができる。このようにすれば、
半導体チップ10に光Lの照射を原因とするダメージを
与えることがない。不透明基台の場合は、半導体チップ
10を角錐コレットで押えたまま斜目方向よりUV又は
可視光等の光Lを照射する。このとき、角錐コレット1
3で押えているので光Lによるダメージはない。また、
いずれの場合にも半導体チップ10を角錐コレット13
で押えたまま硬化させているので半導体チップ10のあ
おりが少なく、結果として、ワイヤーボンドの際の歩留
りが向上し、かつ光学的特性が向上する。
【0022】このようにした場合には、接着剤12とし
て吸湿硬化併用の常温硬化型、UV照射硬化型または可
視光硬化型接着剤を使用することができる。UVまたは
可視光の照射キュアは、約500〜1000mJ/cm
2 である。このときは吸湿硬化併用のため少ない照射量
でよい。
【0023】次に、図2Aに示すように、半導体チップ
10の表面とリードフレーム3のインナーリード部7と
を約φ25mmの金線16でワイヤボンディングする。
ワイヤボンディングの際のコラムの温度は、80゜C〜
100゜Cである。
【0024】次に、図2Bに示すように、凹み部17を
有する透明のプラスチックリッド18の周囲突起部19
の底面と基台8とを重ねて固着する。これによって、半
導体チップ10が、中空部内に収容されることになる。
【0025】この固着処理は、プラスチックリッド18
の材質が基台8の材質と同種の熱可塑性樹脂の場合に
は、超音波溶着法またはレーザ溶着法を採用して行うこ
とができる。プラスチックリッド18の材質が基台8と
同じ材質または異なる材質であった場合には、吸湿硬化
併用のUV照射硬化または可視光硬化型接着剤を使用し
て行うこともできる。透明の基台の場合は、UVまたは
可視光等の光Lの照射は、図1Eに示すように、半導体
チップ10の裏面から行うほうが良い。
【0026】なお、次に説明するように、UV照射硬化
または可視光硬化型のみの接着剤を使用して固着するよ
りも上記した吸湿硬化型併用の接着剤を使用して固着す
ることが特性的により良くなるので、この実施例では、
吸湿硬化型接着剤等の接着剤20で固着する。
【0027】すなわち、接着剤12と接着剤20の両方
に吸湿硬化型の接着剤を使用することで、中空内の水分
が接着剤12と接着剤20に吸われ、中空内部の気密性
の保持が容易である。両方を吸湿硬化型接着剤とするこ
とで、気密性は一層保持される。
【0028】次に、図2Cに示すように、リードフレー
ム3のうち、アウターリード部9を基台8の側面に沿う
ように成形することで、中空プラスチックモールドパッ
ケージ構造の半導体装置を作製することができる。
【0029】この半導体装置は、例えば、プリント配線
基板(図示していない)にアウターリード部9が半田付
け(約240゜C〜260゜C)されることで取り付け
られる。
【0030】このように上記した実施例によれば、半導
体チップ10とプラスチックモールド基台8,22,2
3との固着及びプラスチックモールド基台8,22,2
3とプラスチックリッド18との固着をそれぞれ吸湿硬
化型接着剤12,20で行うようにしたので、十分な接
着強度を得ることができる。また、中空部内に配置され
た半導体チップ10の気密性も保持できる。したがっ
て、強いUVや可視光照射を原因とするカラーフィルタ
の変色、チャージアップによるポテンシャルシフトその
他、局部加熱による特性の変動が発生することがない。
【0031】また、接着剤12,20として吸湿硬化併
用のUV照射硬化型または可視光硬化型接着剤を使用し
た場合でも、透明のプラスチックモールド基台8の裏側
から半導体チップ10の裏面側に、例えば、光反射膜1
4で反射させてUVまたは可視光等の光Lを照射するよ
うにすれば、同様に、UVや可視光照射を原因とするカ
ラーフィルタの変色、チャージアップによるポテンシャ
ルシフト、その他、局部加熱による特性の変動が発生す
ることがない。また、このようにすれば、接着剤12,
20の全面に光Lが照射されることになるので、UV照
射硬化型または可視光硬化型接着剤が硬化する。そし
て、UV照射で半硬化後、吸湿して確実に硬化し中空内
部に配置された半導体チップ10の気密性も保持でき
る。
【0032】したがって、上記実施例によれば、接着強
度が十分になることから、半導体チップ10のあおり、
そり等の機械的変形が防止され、光学的特性が向上す
る。言い換えれば、半導体チップ10の機械的・電気的
変動が発生することがない。これは、半導体チップ10
がCCDリニアセンサ素子のように細長い形状の場合に
特に有効である。なお、半導体チップ10を接着する際
に、角錘コレット13または平コレットで基台8,2
2,23の凹み部11に半導体チップ10を押しつけな
がら接着剤12を硬化させているので、接着中に半導体
チップ10に反り、あおりが発生することがない。
【0033】なお、本発明は、熱可塑性樹脂の基台と、
プラスチック(ガラス)リッドおよび(または)半導体
チップとの固着に限らず、熱硬化性樹脂の基台と半導体
チップとの固着、セラミック基台と半導体チップの固
着、熱硬化性樹脂の基台とプラスチックリッドまたはガ
ラスリッドの固着、セラミック基台とプラスチックリッ
ドまたはガラスリッドの固着等、種々の種類の中空パッ
ケージ構造の半導体装置にも適用できる。
【0034】また、本発明は上記の実施例に限らず、例
えば、半導体チップ10をCCDエリアセンサ等の固体
撮像素子に代替してUV消去型のEPROMに適用する
等、本発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り
得ることはもちろんである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体チップとプラスチックモールド基台との固着を吸
湿硬化型接着剤で行うようにしたので、十分な接着強度
を得ることができる。このため、半導体チップのあおり
や反り、ハガレが発生することがない。吸湿硬化併用の
UV照射硬化型または可視光硬化型接着剤では強いUV
や可視光照射を原因とするカラーフィルタの変色、チャ
ージアップによるポテンシャルシフトその他、局部加熱
による特性の変動が発生することがない。また、中空内
の水分が吸湿硬化型接着剤に吸われるので中空内部の気
密性の保持が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明半導体装置を固体撮像装置に適用した場
合の一実施例の構成とその形成過程を示す工程(1/
2)図である。
【図2】その工程(2/2)図である。
【図3】図1(図2)例の半導体装置の変形例の構成等
を示す線図である。
【図4】図1(図2)例の半導体装置の他の変形例の構
成等を示す線図である。
【符号の説明】
3 リードフレーム 8 基台 10 半導体チップ 12,20 接着剤 18 プラスチックリッド L 光
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/00 - 23/10 H01L 23/16 - 23/26 H01L 27/14

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップが固着された基台にリッド
    を被せた中空パッケージ構造の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記基台は透明樹脂からなり、 上記半導体チップを前記基台の上面に接着する接着剤と
    して吸湿硬化型接着剤を用い、上記半導体チップをコレ
    ットで押えた状態で上記基台の下面側または上面斜め方
    向側から光を照射して前記吸湿硬化型接着剤を硬化させ
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体チップが固着された基台にリッド
    を被せた中空パッケージ構造の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記基台は透明であり、 上記半導体チップを前記基台の上面に接着する接着剤と
    して光硬化型接着剤を用い、上記基台の下面側から光を
    照射して前記光硬化型接着剤を硬化させることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体チップが固着された基台にリッド
    を被せた中空パッケージ構造の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記基台は透明であり、 上記半導体チップを前記基台の上面に接着する接着剤と
    して光硬化型接着剤を用い、上記半導体チップをコレッ
    トで押えた状態で、上記基台の上面斜め方向側から光を
    照射し光反射膜で反射させて前記光硬化型接着剤を硬化
    させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体チップが固着された基台にリッド
    を被せた中空パッケージ構造の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記基台は透明であり、 上記リッドを前記基台の上面に接着する接着剤として光
    硬化型接着剤を用い、上記基台の下面側から光を照射し
    て前記光硬化型接着剤を硬化させることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体チップが固着された基台にリッド
    を被せた中空パッケージ構造の半導体装置において、 上記基台は透明であることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体チップが固着された基台にリッド
    を被せた中空パッケージ構造の半導体装置において、 上記基台は透明であり、 上記半導体チップと前記基台の間には、光硬化型接着剤
    層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体チップが固着された基台にリッド
    を被せた中空パッケージ構造の半導体装置において、 上記基台は透明であり、 上記リッドと前記基台の間には、光硬化型接着剤層が形
    成されていることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体チップが固着された基台にリッド
    を被せた中空パッケージ構造の半導体装置を製造する装
    置において、 上記基台の下面側から光を照射する光照射手段を有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造装置。
  9. 【請求項9】 半導体チップが固着された基台にリッド
    を被せた中空パッケージ構造の半導体装置を製造する装
    置において、 上記基台は透明であり、 上記基台の下面側から光を照射する光照射手段を有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造装置。
  10. 【請求項10】 半導体チップが固着された基台にリッ
    ドを被せた中空パッケージ構造の半導体装置製造する
    装置において、 上記基台の上面斜め方向側から光を照射する光照射手段
    と、 上記基台を配置固定する作業台であって、その表面に光
    反射膜を形成したものと、 上記光照射手段が光を照射する間、上記半導体チップを
    押さえるコレットを有することを特徴とする半導体装置
    の製造装置。
  11. 【請求項11】 半導体チップが固着された基台にリッ
    ドを被せた中空パッケージ構造の半導体装置製造する
    装置において、 上記基台は透明であり、 上記基台の上面斜め方向側から光を照射する光照射手段
    と、 上記基台を配置固定する作業台であって、その表面に光
    反射膜を形成したものと、 上記光照射手段が光を照射する間、上記半導体チップを
    押さえるコレットを有することを特徴とする半導体装置
    の製造装置。
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