JP3216014U - コップホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】台紙のコップホルダーの把持状態を更に向上化し、その製造工程内にて発生するカス取りといった手間な作業を省略できるコップホルダーを提供する。【解決手段】本体の両端に把持片を設けており、把持片の内側には、取手線と、差し込み線、連続部が略丸角四角形状に設けられている。また、把持片の内側に、取手線および差し込み線、連続部によって差し込み片が構成されている。展開状態における本体を円環状態に曲げると共に、把持片を円環状態である本体に対して外側に折り、差し込み片を円環状態である本体に対して内側に折る。次に、差し込み線を互いに嵌め合い、一方の連続部と、他方の連続部を係止させ、把持片を互いの面が重なるように接し、把持部cが形成される。【選択図】図5
Description
本考案は、扇形及び矩形状である本体をコップの周囲に巻いて使用するコップホルダーに関するものであり、特にホットドリンクあるいはコールドドリンクや、調理された食料の入った紙コップの把持状態の向上を図ったものである。
自動販売機やイベント会場等にてホットドリンクやコールドドリンクを購入し、紙コップにそれらが入れられた場合、紙コップには特に把持のための工夫がされていない場合が多く、それによりホットドリンクの場合では、熱による紙コップの軟化により、紙コップを把持した際に滑りやすくなっており、コールドドリンクの場合では、冷気により紙コップの周囲に水滴が発生し、紙コップの周囲が濡れて軟化し易くなり、滑り易くなり、紙コップを把持しにくくなる。紙コップは、安価で製造することができ、使われる頻度が高いが、耐久性が低いためホットドリンクやコールドドリンクを入れる容器としては使い勝手が悪い。
最近では、上から紙コップを差し込むことで使用することのできるポリスチレン製の取手付きの紙コップホルダーも出ているのだが、嵩張るため保管の場所を要する。
そこで横長の台紙をコップに巻き、その両端を接続することで使用することのできるコップホルダーも出ている。これは横長の台紙がコップホルダー本体であるため、前記ポリスチレン製のコップホルダーのように嵩張らない上に、安価で製造できる。なお、前記台紙のコップホルダーに関しては、以下の[先行技術文献]の[特許文献1・2]に記載されているものに関する記述であり、以下にて記述する。
特許文献1、2に記載された構造のコップホルダーに関して、指を挿通させて使用するための孔が把持部に設けられていないものもあり、指を挿通させながらコップホルダーを使用することができず、コップホルダーの把持部を指で挟みながら使用しなくてはならず、滑り易く使い勝手が悪い。
また、特許文献1の[図5]に関して、先行技術として、指を挿通させながら使用できるコップホルダーの例も記載されているのだが、これは指を挿通させるためだけの孔であり、この孔を設けるために製造工程内にて台紙のコップホルダーの孔の形に切り込みを入れ、切り抜かれた部分をその都度落とし、処分するといった作業(この作業の名称として「カス取り」と以降より表記する)が製造数量分だけ発生するという手間が生じてしまう。
また、特許文献2に記載された構造のコップホルダー関して、切り込み部および爪を設けた構造であるため、製造工程で切り込み部を形成するための孔を設ける必要があり、製造工程にて孔を抜く必要があり、カス取りといった手間が製造工程にて発生してしまう。
本考案は、台紙のコップホルダーの把持状態の更なる向上のため、指を挿通させながらコップホルダーを使用できる孔を設け、更に製造工程内にて発生するカス取りといった手間な作業を省略できるコップホルダーを提供するものである。
中心部を欠いた扇形状の本体と、前記本体の両端に把持片を有するコップホルダーであり、前記把持片の内側に、連続部を残して、取手線、差し込み線で切り取られる差し込み片を有し、前記本体を円環状に曲げ、前記差し込み片を、円環状である前記本体に対して内側に折り、前記本体両端の内、一方の前記差し込み線と他方の前記差し込み片を互いに嵌め合うことで、前記本体両端の前記連続部同士が係止される。これにより、前記本体両端の前記把持片が互いに重なり、把持部が形成され、前記把持部を把持しながら使用することのできるコップホルダーとなり、また前記連続部同士を係止した際に、前記差し込み片を円環状の前記本体に対し内側に折り込み、収納することで、前記把持部に利用者の指を挿通することのできる孔が形成されることを特徴としたコップホルダー。
また、前記扇形状の前記本体に関して、これに代えて矩形状の前記本体と記載した場合のコップホルダー。
また、前記扇形状の前記本体に関して、これに代えて矩形状の前記本体と記載した場合のコップホルダー。
先行技術では、コップホルダーの把持を向上させるために、指を挿通しながらコップホルダーを使用するには、指を挿通するための孔を設ける必要があり、指を挿通するための孔を設けるためには、製造工程内でカス取りといった作業が発生し、手間を発生させることになるのだが、本考案では前記本体を円環状に曲げ、前記差し込み片を円環状態の前記本体に対して内側に折り、前記本体両端の内、一方の前記連続部と他方の前記連続部を互いに係止させることにより、前記本体を円環状に保ちつつ、前記本体の両端同士を固定させることができる。
また、前記本体の両端を固定する際に、前記差し込み片は円環状態である前記本体に対して、内側に折られるため指を挿通するための孔を形成させることができる上に、外側から見えない。更に、先行技術においては、製造工程内でのカス取り作業において前記孔として切り抜かれた部分は、ごみとして処分しなければならないのだが、前記孔として切り抜かれた部分に該当する部分は本考案では、前記本体を円環状に保持しつつ、前記本体の両端を固定する部材として利用しており、無駄の無い構造と言える。
また、前記本体の両端を固定する際に、前記差し込み片は円環状態である前記本体に対して、内側に折られるため指を挿通するための孔を形成させることができる上に、外側から見えない。更に、先行技術においては、製造工程内でのカス取り作業において前記孔として切り抜かれた部分は、ごみとして処分しなければならないのだが、前記孔として切り抜かれた部分に該当する部分は本考案では、前記本体を円環状に保持しつつ、前記本体の両端を固定する部材として利用しており、無駄の無い構造と言える。
まず、本考案のコップホルダーの展開時の形状に関して、図面を用いて説明すると、図1、図2のように扇形状または矩形状である本体aの両端には把持片d1,d2を設けており、図3のように把持片d1,d2の内側には、取手線e1,e2と、差し込み線f1,f2、連続部g1,g2を略丸角四角形状に設けている。更に、前記略丸角四角形状の四辺のうち、本体aと把持片d1,d2の境界上を通る一辺を除いた三辺が取手線e1,e2であり、本体aと把持片d1,d2の境界上を通る一辺が差し込み線f1,f2と、連続部g1,g2で各々略半分の長さで構成されている。
図4のように、展開状態における本体aを円環状態に曲げると共に、把持片d1,d2を円環状態である本体aに対して外側に折り、差し込み片b1,b2を円環状態である本体aに対して内側にり、差し込み線f1,f2を互いに嵌め合う。次に、一方の連続部g1と、他方の連続部g2を係止させ、把持片d1,d2を互いの面が重なるように接すると図5のように、把持部cが形成される。これでコップホルダーとして使用することできる。
コップホルダーとして使用する際は、図6のように円環状に曲げた本体aに向かって上からコップを差し込むことで、コップホルダーにコップをセットできる。また、図7のように差し込み片b1,b2が折りこまれ、本体aの内側に収納されていることで、把持部cに指を挿通することのできる孔が形成され、指を挿通しながらコップホルダーを使用することができる。
また、本考案の本体である台紙に広告を印刷すれば、広告媒体としても使用することができる。
a 本体
b1,b2 差し込み片
c 把持部
d1,d2 把持片
e1,e2 取手線
f1,f2 差し込み線
g1,g2 連続部
b1,b2 差し込み片
c 把持部
d1,d2 把持片
e1,e2 取手線
f1,f2 差し込み線
g1,g2 連続部
Claims (2)
- 中心部を欠いた扇形状の本体と、前記本体の両端に把持片を有するコップホルダーであり、前記把持片の内側に、連続部を残して、取手線、差し込み線で切り取られる差し込み片を有し、前記本体を円環状に曲げ、前記差し込み片を、円環状である前記本体に対して内側に折り、前記本体両端の内、一方の前記差し込み線と他方の前記差し込み片を互いに嵌め合うことで、前記本体両端の前記連続部同士が係止される。これにより、前記本体両端の前記把持片が互いに重なり、把持部が形成され、前記把持部を把持しながら使用することのできるコップホルダーとなり、また前記連続部同士を係止した際に、前記差し込み片を円環状の前記本体に対し内側に折り込み、収納することで、前記把持部に利用者の指を挿通することのできる孔が形成されることを特徴としたコップホルダー。
- 請求項1記載事項における「扇形状の本体」に関して、これに代えて「矩形状の本体」と記載した場合のコップホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005909U JP3216014U (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | コップホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005909U JP3216014U (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | コップホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3216014U true JP3216014U (ja) | 2018-05-10 |
Family
ID=62105784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017005909U Active JP3216014U (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | コップホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3216014U (ja) |
-
2017
- 2017-12-06 JP JP2017005909U patent/JP3216014U/ja active Active
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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