JP3215850U - かしめナット - Google Patents
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Abstract
【課題】切削加工ではなく、冷間圧造加工が可能な低コストのかしめナットを提供する。【解決手段】かしめナット1は、ナット本体部2の軸方向一端側にかしめ固定部3が形成され、かしめ固定部、ナット本体部の外径と同径の圧入固定部分4と、圧入固定部分よりも小径で且つ圧入固定部分の軸方向一端側から軸方向に沿って延びる略円筒状のパイロット部分5と、を有している。圧入固定部分には、ナット本体部の外径と同径の外周面4aから径方向内方へ向けて凹み且つ軸方向に沿って延びる凹所7が周方向に沿って複数形成されている。パイロット部分5は、軸方向先端面13側の外径が被取付部材のナット取付穴に係合する大きさに形成されると共に、外周面11が軸方向先端面側から圧入固定部分4の軸方向一端側へ向かうに従って外径寸法を漸減する逆テーパ形状に形成され、有底のねじ下穴14が軸方向先端面に開口している。【選択図】図1
Description
この考案は、ねじ穴(めねじ)加工ができない板状部材(被取付部材)にかしめ固定され、ねじ(例えば、丸平子ねじ等)又はボルトが螺合されるようになっているかしめナットに関するものである。
従来から、ねじ穴加工ができない板状部材(鋼板やアルミ板等の被取付部材)にかしめナットをかしめ固定し、このかしめナットとこのかしめナットに螺合されるねじ(丸平小ねじ等)又はボルトとによって板状部材に他の構造物(電子部品支持パネル、プリント基板等)を締め付け固定する技術が知られている。
図4は、このようなかしめナット101を示すものである。この図4に示すように、かしめナット101は、ねじ穴(めねじ)102が形成された略円筒形状のものであり、ナット本体部103の一端側にかしめ固定部104が形成されている。このかしめ固定部104は、板状の被取付部材105のナット取付穴106に係合されるパイロット部分107と、被取付部材105のナット取付穴106の周縁に圧入される圧入固定部分108とを有している(図5(a)参照)。このうち、パイロット部分107は、被取付部材105のナット取付穴106に僅かな隙間をもって係合する逆テーパ状の略円筒形であり、軸方向先端面(図4(b)の左側端面)110の外径寸法が最も大きく、根元側(図4(b)における軸線CLに沿った右側)へ向かうにしたがって外形寸法が漸減するようになっている(アンダーカットになっている)。圧入固定部分108は、パイロット部分107に隣接して位置し、その外径寸法がパイロット部分107の外径寸法及び被取付部材105の穴106の寸法よりも大きく、ナット本体部103の外径寸法よりも小さくなっており、全周に沿って略三角状の溝111が連続して形成されている(図5(a)参照)。また、このかしめナット101は、かしめ固定部104の軸線CLに沿った長さが被取付部材105の板厚寸法よりもやや短く形成されている。なお、溝111は、軸線CLに沿った方向へ延びるセレーション溝である。
このような形状のかしめナット101は、図5(a)に示すように、パイロット部分107を被取付部材105のナット取付穴106に挿入し、圧入固定部分108の端面112を被取付部材105の表面113に押し当て、被取付部材105の裏面114に押し当てた当て金(下型)115とパンチ(上型)116との間で加圧される。その結果、図5(b)に示すように、かしめナット101は、かしめ固定部104が被取付部材105に圧入され、圧入固定部分108によって押された被取付部材105の一部(母材)が逆テーパ状のパイロット部分107とナット取付穴106との隙間を埋めるように塑性流動すると共に、被取付部材105の一部が圧入固定部分108の略三角状の溝111に隙間無く噛み合い(図4参照)、パイロット部分107の端面110が被取付部材105の裏面114から出っ張ることがないように、被取付部材105にかしめ固定されることになる。このようにして被取付部材105にかしめ固定されたかしめナット101は、逆テーパ状のパイロット部分107が被取付部材105からの抜け止め機能を発揮し、圧入固定部分108の略三角状の溝111が被取付部材105に対する回り止め機能を発揮するようになっている(図5(b)参照)。そして、かしめナット101がかしめ固定された被取付部材105には、他の構造物(例えば、プリント基板や、電子部品支持パネル)が重ね合わせられるように密着して配置され、その構造物がかしめナットに螺合するねじ又はボルトで被取付部材105に締め付け固定される(特許文献1参照)。
図4に示した従来のかしめナット101は、ねじ穴102が貫通穴であったため、冷間圧造加工で加工することが可能であった。
しかしながら、従来のかしめナット101は、パイロット部分107よりも圧入固定部分108の方が外径寸法が大きく形成され、圧入固定部分108よりもナット本体部103の方が外径寸法が大きく形成されており、外径寸法が軸線CLに沿って3段階に階段状に増大するように変化しているため、ねじ穴102が貫通穴でない場合(有底のねじ穴102の場合)、冷間圧造加工が困難であり(素材をダイス内で正確に塑性流動させることが困難であり)、切削加工によって形成されていた。その結果、従来の有底のねじ穴を有するかしめナットは、切り屑として無駄にする材料の量が多く、生産工数が嵩み、製品コストが高かった。
しかしながら、従来のかしめナット101は、パイロット部分107よりも圧入固定部分108の方が外径寸法が大きく形成され、圧入固定部分108よりもナット本体部103の方が外径寸法が大きく形成されており、外径寸法が軸線CLに沿って3段階に階段状に増大するように変化しているため、ねじ穴102が貫通穴でない場合(有底のねじ穴102の場合)、冷間圧造加工が困難であり(素材をダイス内で正確に塑性流動させることが困難であり)、切削加工によって形成されていた。その結果、従来の有底のねじ穴を有するかしめナットは、切り屑として無駄にする材料の量が多く、生産工数が嵩み、製品コストが高かった。
そこで、本考案は、冷間圧造加工を可能にする形状のかしめナットの提供を目的とする。
請求項1の考案は、ナット本体部2の軸方向一端側にかしめ固定部3が形成され、前記かしめ固定部3が被取付部材6に形成されたナット取付穴10に係合された状態で前記被取付部材6にかしめ固定されるようになっているかしめナット1に関するものである。本考案のかしめナット1において、前記かしめ固定部3は、前記ナット本体部2の外径と同径で前記ナット本体部2の軸方向一端側から軸方向に沿って延びる圧入固定部分4と、この圧入固定部分4よりも小径で且つ前記圧入固定部分4の軸方向一端側から前記軸方向に沿って延びる略円筒状のパイロット部分5と、を有している。また、前記圧入固定部分4は、前記ナット本体部2の外径と同径の外周面4aから径方向内方へ向けて凹み且つ前記軸方向に沿って延びる凹所7が周方向に沿って複数形成され、前記被取付部材6に圧入されることにより、前記被取付部材6の一部を前記凹所7内に収容して、前記被取付部材6に対して回り止めされた状態で固定される。また、前記パイロット部分5は、軸方向先端面13側の外径が前記被取付部材6の前記ナット取付穴10に係合する大きさに形成されると共に、外周面11が前記軸方向先端面13側から前記圧入固定部分4の軸方向一端側へ向かうに従って外径寸法を漸減する逆テーパ形状に形成され、前記圧入固定部分4が前記被取付部材6に圧入された際に、前記外周面11と前記ナット取付穴10の内周面10aとの隙間12に前記被取付部材6の一部を収容し、前記被取付部材6に抜け止めされた状態で固定される。そして、前記パイロット部分5の軸方向先端面13には、有底のねじ下穴14が開口するようになっている。
本考案に係るかしめナットは、圧入固定部分とナット本体部との外径寸法を同一にし、パイロット部分、圧入固定部分、及びナット本体部とで外径寸法の変化を2段階にしてあるため、有底のねじ下穴を有する場合であっても冷間圧造加工が可能になる。その結果、本考案に係るかしめナットは、切削加工される従来のかしめナットと比較して、無駄にする材料の量を削減でき、生産効率を向上させて、製品コストの低廉化を図ることができた。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。
図1は、本考案に係るかしめナット1を示す図である。なお、図1(a)は、かしめナット1の正面図である。また、図1(b)は、かしめナット1の側面図である。また、図1(c)は、図1(a)のA1−A1線に沿って切断して示すかしめナット1の断面図である。また、図1(d)は、かしめナット1の背面図である。
図1に示すように、本考案に係るかしめナット1は、丸棒を所定長さに切断したような円柱状のナット本体部2と、このナット本体部2の軸方向一端側(図1(b)の軸線CLに沿った左端側)に一体に形成されたかしめ固定部3と、を有している。
かしめ固定部3は、ナット本体部2の外径と同径でナット本体部2の軸方向一端側から軸方向(図1(b)及び図1(c)における軸線CLに沿った左方向)に沿って延びる圧入固定部分4と、この圧入固定部分4よりも小径で且つ圧入固定部分4の軸方向一端側から軸方向(図1(b)及び図1(c)における軸線CLに沿った左方向)に延びる略円筒状のパイロット部分5と、を有している。なお、このかしめ固定部3は、軸方向長さ(軸線CLに沿った長さ)L1が被取付部材6の板厚tと等しいか又は被取付部材6の板厚tよりも短くなるように形成されている。
圧入固定部分4は、ナット本体部2の外径と同径の外周面4aから径方向内方へ向けて三角形状(正面側から見た形状が三角形状)に凹み且つ軸方向に沿って(軸線CLに沿って)延びる凹所7が周方向に沿って複数連続して形成され、隣り合う凹所7,7間に三角形状の突起8が形成されている。この圧入固定部分4は、図2(b)に示すように、被取付部材6(筐体の金属パネル等)に圧入されることにより、被取付部材6の一部を凹所7内に収容して、被取付部材6に対して回り止めされた状態で固定される。
パイロット部分5は、正面側の外形形状が円形状であり、軸方向先端側(図1(b)及び図1(c)の左端側)の外径が被取付部材6のナット取付穴10に係合する大きさに形成される(図2参照)と共に、外周面11が軸方向先端側から圧入固定部分4の軸方向一端側(図1(b)及び図1(c)における右方向)へ向かうに従って外径寸法を漸減する逆テーパ形状に形成されている。このパイロット部分5は、図2(b)に示すように、圧入固定部分4が被取付部材6に圧入された際に、外周面11とナット取付穴10の内周面10aとの隙間12(逆テーパ状の隙間12)に被取付部材6の一部(被取付部材6の塑性流動した部分)を収容し、被取付部材6に抜け止めされた状態で固定される。なお、パイロット部分5は、軸方向長さL2が被取付部材6の板厚tよりも短くなるように形成されている。
また、パイロット部分5は、図1(b)及び図1(c)における軸方向先端面(軸方向一端面)13の中央にねじ下穴14が開口している。このねじ下穴14は、有底の穴であって、パイロット部分5の軸方向先端面13から軸方向(図1(b)及び図1(c)における右側方向)に沿ってナット本体部2まで延びている。そして、このねじ下穴14は、タップによってめねじ15が切られることにより、丸平子ねじ等の軸部のおねじ(図示せず)又はボルトの軸部のおねじ(図示せず)が螺合されるねじ穴16が形成されるようになっている。
以上のような構造のかしめナット1は、鉄系金属、ステンレス、アルミニウム等の線材を所定寸法に切断して丸棒状のかしめナット用素材が形成された後、そのかしめナット用素材に冷間圧造加工が施され、図1に示す形状に形成される。なお、図1に示す本実施形態に係るかしめナット1は、ねじ穴16が形成されたものを例示しているが、これに限定されず、ねじ下穴14のみを形成したものを製品として出荷し、使用時にタッピングねじでめねじを切りながら、タッピングねじを螺合させるようにしてもよい。
図2は、本考案に係るかしめナット1を被取付部材6に固定する状態を例示するものである。なお、図2(a)は、かしめナット1のパイロット部分5を被取付部材6のナット取付穴10に係合した状態であり、かしめナット1を被取付部材6にかしめ固定する前の状態を示す図である。また、図2(b)は、かしめナット1を被取付部材6にかしめ固定した後の状態を示す図である。
先ず、図2(a)に示すように、かしめナット1を被取付部材6にかしめ固定する前段階として、かしめナット1のパイロット部分5が被取付部材6のナット取付穴10に挿入され、かしめナット1の圧入固定部分4の先端面4aが被取付部材6の表面(一側面)17に突き当てられる。そして、被取付部材6の裏面18側には、かしめナット1の外径寸法よりも大径の当て金20が被取付部材6の裏面18に面接触するように突き当てられる。また、かしめナット1の軸方向他端面21側(ナット本体部2の裏面(21)側)には、かしめナット1にかしめ力を付与するパンチ22が対向するように配置される。ここで、パンチ22は、かしめナット1の軸方向他端面21の全面を被取付部材6に向けて押圧できるように、かしめナット1の外径よりも大径で且つかしめナット1の軸方向他端面21と平行の平坦面を有している。
次に、図2(b)に示すように、かしめナット1を被取付部材6側へ押すかしめ力がパンチ22に付与され、かしめナット1のパイロット部分5の軸方向先端面13が当て金20に当接するまで、かしめナット1の圧入固定部分4がパンチ22のかしめ力によって被取付部材6に押し込まれる。そして、かしめナット1の圧入固定部分4が被取付部材6に押し込まれることにより、被取付部材6の一部が塑性流動して圧入固定部分4の凹所7に収容されると共に、被取付部材6の一部が塑性流動してパイロット部分5の外周面11とナット取付穴10の内周面10aとの隙間12(逆テーパ状の隙間12)に隙間無く収容される。これにより、かしめナット1は、被取付部材6に回り止め及び抜け止めされた状態で固定される。
以上のような本実施形態に係るかしめナット1は、圧入固定部分4とナット本体部2との外径寸法を同一にし、パイロット部分5、圧入固定部分4、及びナット本体部2とで外径寸法の変化を2段階にしてあるため、かしめナット用素材をダイスの内部で正確に塑性流動させることができ、冷間圧造加工が可能になる。その結果、本実施形態に係るかしめナット1は、切削加工で形成される従来のかしめナット101と比較し、無駄にする材料の量を削減でき、生産効率を向上させて、製品コストの低廉化を図ることができた。
また、本実施形態に係るかしめナット1は、電子部品を収納する筐体の被取付部材6にかしめ固定されて使用されるような場合、ねじ穴16の一端が閉じられているため、ねじ穴16に螺合されるねじ又はボルトに付着した金属粉やゴミ等がねじ穴16から筐体内部に侵入するのを防止できる。
(変形例1)
図3(a)は、本考案に係るかしめナット1の変形例1を示す正面図である。この図3(a)に示す本変形例1に係るかしめナット1は、圧入固定部分4の凹所7の形状(正面側から見た形状)が円弧形状であり、隣り合う凹所7,7の間に略三角形状の突起8が形成されている。このような本変形例1に係るかしめナット1は、圧入固定部分4の凹所7の形状(正面側から見た形状)が三角形状の図1に示したかしめナット1と同様に、圧入固定部分4が被取付部材6に圧入されると、圧入固定部分4が被取付部材6に回り止めした状態で固定される。
図3(a)は、本考案に係るかしめナット1の変形例1を示す正面図である。この図3(a)に示す本変形例1に係るかしめナット1は、圧入固定部分4の凹所7の形状(正面側から見た形状)が円弧形状であり、隣り合う凹所7,7の間に略三角形状の突起8が形成されている。このような本変形例1に係るかしめナット1は、圧入固定部分4の凹所7の形状(正面側から見た形状)が三角形状の図1に示したかしめナット1と同様に、圧入固定部分4が被取付部材6に圧入されると、圧入固定部分4が被取付部材6に回り止めした状態で固定される。
(変形例2)
図3(b)は、本考案に係るかしめナット1の変形例2を示す正面図である。この図3(b)に示す本変形例2に係るかしめナット1は、圧入固定部分4を正面側から見た外形形状が六角形状になるように、圧入固定部分4の周方向に沿って6箇所の凹所7が形成されている。このような本変形例2に係るかしめナット1は、圧入固定部分4の凹所7の形状(正面側から見た形状)が三角形状の図1に示したかしめナット1と同様に、圧入固定部分4が被取付部材6に圧入されると、圧入固定部分4が被取付部材6に回り止めした状態で固定される。
図3(b)は、本考案に係るかしめナット1の変形例2を示す正面図である。この図3(b)に示す本変形例2に係るかしめナット1は、圧入固定部分4を正面側から見た外形形状が六角形状になるように、圧入固定部分4の周方向に沿って6箇所の凹所7が形成されている。このような本変形例2に係るかしめナット1は、圧入固定部分4の凹所7の形状(正面側から見た形状)が三角形状の図1に示したかしめナット1と同様に、圧入固定部分4が被取付部材6に圧入されると、圧入固定部分4が被取付部材6に回り止めした状態で固定される。
(その他の変形例)
本考案において、かしめナット1の圧入固定部分4の凹所7は、上記実施形態及び各変形例に例示した形状に限定されず、圧入固定部分4を被取付部材6に回り止めした状態で固定できる形状であればよい。
本考案において、かしめナット1の圧入固定部分4の凹所7は、上記実施形態及び各変形例に例示した形状に限定されず、圧入固定部分4を被取付部材6に回り止めした状態で固定できる形状であればよい。
1……かしめナット、2……ナット本体部、3……かしめ固定部、4……圧入固定部分、5……パイロット部分、6……被取付部材、7……凹所、10……ナット取付穴、10a……内周面、11……外周面、12……隙間、13……軸方向先端面、14……ねじ下穴
Claims (3)
- ナット本体部の軸方向一端側にかしめ固定部が形成され、前記かしめ固定部が被取付部材に形成されたナット取付穴に係合された状態で被取付部材にかしめ固定されるようになっているかしめナットにおいて、
前記かしめ固定部は、前記ナット本体部の外径と同径で前記ナット本体部の軸方向一端側から軸方向に沿って延びる圧入固定部分と、この圧入固定部分よりも小径で且つ前記圧入固定部分の軸方向一端側から前記軸方向に沿って延びる略円筒状のパイロット部分と、を有し、
前記圧入固定部分は、前記ナット本体部の外径と同径の外周面から径方向内方へ向けて凹み且つ前記軸方向に沿って延びる凹所が周方向に沿って複数形成され、前記被取付部材に圧入されることにより、前記被取付部材の一部を前記凹所内に収容して、前記被取付部材に対して回り止めされた状態で固定され、
前記パイロット部分は、軸方向先端面側の外径が前記被取付部材の前記ナット取付穴に係合する大きさに形成されると共に、外周面が前記軸方向先端面側から前記圧入固定部分の軸方向一端側へ向かうに従って外径寸法を漸減する逆テーパ形状に形成され、前記圧入固定部分が前記被取付部材に圧入された際に、前記外周面と前記ナット取付穴の内周面との隙間に前記被取付部材の一部を収容し、前記被取付部材に抜け止めされた状態で固定され、
前記パイロット部分の軸方向先端面には、有底のねじ下穴が開口する、
ことを特徴とするかしめナット。 - 前記ねじ下穴は、前記パイロット部分の軸方向先端面から前記軸方向に沿って延びる有底の穴であり、ねじ穴を形作るめねじが切られる、
ことを特徴とする請求項1に記載のかしめナット。 - 前記凹所は、前記圧入固定部分を前記軸方向と直交する仮想平面で切断した断面形状が三角形状であり、前記圧入固定部分の周方向に沿って連続して複数形成された、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のかしめナット。
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JP2018000416U JP3215850U (ja) | 2018-02-06 | 2018-02-06 | かしめナット |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102083291B1 (ko) * | 2020-01-02 | 2020-03-03 | 곽영준 | 사물함용 다이얼 자물쇠 |
-
2018
- 2018-02-06 JP JP2018000416U patent/JP3215850U/ja active Active
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