JP3215592B2 - レーザ式印刷装置 - Google Patents

レーザ式印刷装置

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JP3215592B2
JP3215592B2 JP06917695A JP6917695A JP3215592B2 JP 3215592 B2 JP3215592 B2 JP 3215592B2 JP 06917695 A JP06917695 A JP 06917695A JP 6917695 A JP6917695 A JP 6917695A JP 3215592 B2 JP3215592 B2 JP 3215592B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザビームの走査
とそのレーザビームのオンオフ制御の組み合わせによっ
て画像を形成するレーザ式印刷装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレーザ式の印刷装置(白
黒)では、各画素に対応してレーザビームが走査されつ
つ、所定の画素に対してのみレーザビームが出力され、
その所定の画素のみが黒くされることによって、用紙に
所定の画像が印刷される。
【0003】そして、例えば、図12のような画像を印
刷する場合には、黒くさせる画素すべてに対して、3/
6のデューティ比でレーザビームを出力するようにされ
ている。ここで、デューティ比とは、図5に示すよう
に、1つの画素に対応するレーザビームの走査時間中、
レーザビームを出力させる時間の割合のことでである。
そして、図5に示すように、3/6のデューティ比で
は、1つの画素がほぼ埋め残しなく黒くされる。これに
よって、黒くさせる部分は、濃い黒色に印刷されるので
ある。
【0004】また、白と黒の中間の色調(中間調)を含
む画像を形成する中間調モードを有するレーザ式印刷装
置も知られている。そして、その中間調モードでは、図
14に示すように、所定の面積当たりの複数の画素のう
ち、その濃さに応じて、黒くする画素と白いままの画素
を所定の割合で混在させて、全体として所望の濃さの中
間調で印刷するようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
レーザ式印刷装置では、図16に示すように、黒くさせ
るべき画素が黒くされるのみならず、それに隣接する画
素までその黒くなる部分がはみ出すことになる。そのた
め、黒くさせる面積が所望よりも大きくなり、その印刷
によるコピーを繰り返すと、黒くさせる部分が徐々に大
きくなって、字がつぶれてきてしまうという問題があ
る。一方、図5に示すように、レーザビームを出力させ
る画素についてすべてデューティ比を小さくすると(例
えば1/6)、画素に対する埋め残しが生じ、印刷の濃
度が薄いものになってしまうという問題がある。
【0006】また、中間調モードを有するレーザ式印刷
装置は、上記したように黒くさせるべき画素のすべてに
ついて3/6のデューティ比で印刷を行うと、図17に
示すように隣接する画素にまで黒い部分がはみ出して、
黒い面積が所望の割合以上となり、全体として所望以上
に印刷が濃いものとなってしまうという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ためになされ、印刷の濃度を確保しつつ、所望以上の部
分まで印刷されることを防止することができるととも
に、中間調モードにおいて、所望の濃さで印刷すること
ができるレーザ式印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るレーザ式印刷装置は、レーザビーム
の走査と各画素に対するレーザビームのオンオフ制御の
組み合せによって画像を形成するレーザ式印刷装置にお
いて、中間調モードあるいはコントラストモードのいず
れかを選択して設定する設定手段と、各画素に出力する
レーザビームのデューティ比を切り換えるデューティ比
切換手段とを備え、前記デューティ比切換手段は、画像
に対応する画素にレーザビームを出力する場合には、エ
ッジの画素に対するデューティ比を、それ以外の画素に
対するデューティ比より低くするとともに、前記設定手
段によって中間調モードが設定されている場合における
エッジの画素に対するデューティ比を、前記設定手段に
よってコントラストモードが設定されている場合におけ
るエッジの画素に対するデュー比よりも高くすることを
特徴としている。なお、「エッジ」とは、隣接する画素
のうちの1つでもレーザビームがオフとされるものがあ
る画素のことをいう。また、「中間調」とは、白黒の印
刷の場合においては、白と黒以外に各段階の濃さの灰色
を含んだ状態のものをいう。
【0009】更に、請求項2に係るレーザ式印刷装置
は、請求項1に係るレーザ式印刷装置 において、レーザ
ビームの主走査方向に沿った画素に対するレーザビーム
のオンオフ信号に基づいて、画素がエッジの画素である
か否かを判別するエッジ判別手段を備えている。
【0010】また、請求項3に係るレーザ式印刷装置
は、請求項2に係るレーザ式印刷装置において、前記エ
ッジ判別手段は、レーザビームの副走査方向に沿った画
素に対するレーザビームのオンオフ信号に基づいて、画
素がエッジの画素であるか否かを判別する。
【0011】
【作用】上記構成を有する請求項1に係るレーザ式印刷
装置においては、デューティ比切換手段によって、画像
に対応する画素にレーザビームを出力する場合には、エ
ッジの画素に対するレーザビームのデューティ比が、そ
れ以外の画素に対するデューティ比より高くされる。
なわち、エッジでない画素については、隣接する画素に
対してはみ出して印刷されてもかまわないため、高いデ
ューティ比を用いてその画素を十分に印刷するのであ
る。一方、エッジの画素については、低いデューティ比
を用いて、隣接する画素へのはみ出しを防止するのであ
る。 さらに、中間調モードにおけるエッジの画素に対し
ては高いデューティ比が用いられ、コントラストモード
におけるエッジの画素に対しては低いデューティ比が用
いられる。 このため、コントラストモードにおけるエッ
ジの画素については、隣接する画素への印刷のはみ出し
が防止される一方、中間調モードにおけるエッジの画素
については、所望以上に印刷される面積が小さくされる
ことなく、その画素の面積とほぼ同程度の面積の印刷が
行われることが可能となる。 なお、「印刷」とは、用紙
に対するマクロ的な印刷を意味する場合と、そのうちの
各画素に対するミクロ的な印刷を意味する場合があり、
両者を適宜用いることとする。
【0012】また、請求項2に係るレーザ式印刷装置に
おいては、画素がエッジの画素であるか否かが、レーザ
ビームの主走査方向に沿った画素に対するレーザビーム
のオンオフ信号に基づいて判別される。 レーザビームの
デューティ比の高低に基づく各画素ごとの印刷面積部分
の大小は、主としてその主走査方向において顕著に現れ
る。このため、その主走査方向においてエッジの画素で
あるか否かを判別することは、請求項1に係るレーザ式
印刷装置を実現する上で有益である。
【0013】また、請求項3に係るレーザ式印刷装置に
おいては、請求項2に係るレーザ式印刷装置の作用に加
え、画素がエッジの画素であるか否かが、レーザビーム
の副走査方向に沿った画素に対するレーザビームのオン
オフ信号に基づいても判別される。 レーザビームのデュ
ーティ比については、上述のように主走査方向における
印刷面積の大小に大きな影響があるが、印刷の際の「に
じみ」等を考慮すると副走査方向にも多少の影響があ
る。すなわち、デューティ比が高いと副走査方向へも印
刷面積が多少拡がるのである。このため、主走査方向の
みならず副走査方向においてもエッジの画素であるか否
かを判別することは有益である。
【0014】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すこの多機能印刷装置2は、コピー機
能,ファクシミリ機能,プリンタ機能を有している。コ
ピー機として機能する際には、原稿挿入口10から挿入
される原稿が原稿排出口20から排出されつつ、給紙ト
レイ80中の用紙Pにコピーがされ、そのコピーされた
用紙Pが用紙排出口90から排出される。ファクシミリ
として機能する際には、電話回線C1によって、相手方
のファクシミリ装置との間で相互にデータが伝送され
る。そして、相手方のファクシミリ装置からのデータに
基づいて給紙トレイ80中の用紙Pに印刷されて、その
用紙Pが用紙排出口90から排出される。また、通常の
プリンタとして機能する際には、パーソナルコンピュー
タ(パソコン)PCから通信回線C2によって伝送され
るデータに基づいて、給紙トレイ80中の用紙Pに印刷
されて、その用紙Pが用紙排出口90から排出される。
【0015】この多機能印刷装置2に上部には、操作パ
ネル110が設けられている。図2に示すように、操作
パネル110には、各種の操作キーや表示部111等が
設けられている。表示部111にはその時々の設定情報
や動作状況の情報等が表示される。操作キーとしては、
コピーキー112,スタートキー113,レゾリューシ
ョンキー114等が設けられている。コピーキー112
はコピーをする際に押すキーであり、スタートキー11
3はファクシミリ送信をスタートさせる際に押すキーで
ある。
【0016】レゾリューションキー114は、印刷のモ
ードを切り換えるためのキーである。レゾリューション
キー114に対応して、モード表示部115が設けられ
ている。モード表示部115には、上方から下方にかけ
て「FINE」(ファイン),「PHOTO」(フォ
ト),「S.FINE」(スーパーファイン)と印字表
示されている。「FINE」及び「S.FINE」の印
字に対応して第1発光ダイオード116及び第2発光ダ
イオード117が設けられており、次のように点灯する
ようにされている。すなわち、通常は「スタンダード」
のモードであって、第1発光ダイオード116及び第2
発光ダイオード117とも点灯しない。レゾリューショ
ンキー114が一度押されると「ファイン」のモードと
なって、第1発光ダイオード116のみが点灯する。も
う一度レゾリューションが押されると「スーパーファイ
ン」のモードとなって、第2発光ダイオード117のみ
が点灯する。そして、さらにもう一度レゾリューション
キー114が押される「フォト」のモードとなって、第
1発光ダイオード116及び第2発光ダイオード117
とも点灯するのである。そして、「フォト」のモード
が、中間調を含む画像を形成する中間調モードであり、
それ以外のモードが、中間調を含まない画像を形成する
コントラストモードである。
【0017】図3に示すように、多機能印刷装置2の内
部下方には、制御装置100が設けられている。その制
御装置100は、図4に示すように、ファクシミリ制御
回路120及びプリンタ制御回路160を有し、両者は
インターフェース150を介して接続されている。
【0018】ファクシミリ制御回路120には、画像読
取装置30(図3参照),モデム122,前述の操作パ
ネル110(その一部),CPU130,ROM13
2,RAM134が接続されている。モデム122に
は、NCU(ネットワークコントロール装置)124,
電話回線C1を介して相手方のファクシミリ装置Fが接
続される。CPU130は、ROM132中のプログラ
ムやRAM134中のデータに基づいて、ファクシミリ
制御回路120等を制御する。
【0019】プリンタ制御回路160には、入出力回路
(I/O)162を介してパソコンPC(前述)が接続
される。また、プリンタ制御回路160には、前述の操
作パネル110(その一部。レゾリューションキー11
4を含む),CPU170,ROM172,RAM17
4,レーザプリンタ50(図3参照)が接続されてい
る。CPU170は、ROM172中のプログラムやR
AM174中のデータに基づいて、プリンタ制御回路1
60等を制御する。
【0020】そして、その制御装置100の制御の下、
この多機能印刷装置2は、次のように機能する。
【0021】図3に示すように、コピー機として機能す
る際には、原稿挿入口10から挿入される原稿(図示せ
ず)が、ローラ12,14,16,18によって移送さ
れ、原稿排出口20から排出される。その移送途中にお
いて、原稿の画像が画像読取装置30によって読み取ら
れる。画像読取装置30は、投光器32,ミラー34,
35,レンズ36,受光器38を有している。投光器3
2によって原稿の画像面に対して光が投射され、その反
射光がミラー34,35で反射され、レンズ36によっ
て集光され、受光器38によって受光される。受光器3
8では多数のCCD(電化結合素子)が帯状に配列され
ており、上記のように反射光を受光した各CCDが、そ
の受光強度に応じて電気信号を出力し、その電気信号が
前述のRAM134(図4)に記憶される。
【0022】RAM134に記憶されたデータはRAM
174に移され、そのデータに基づいて、レーザプリン
タ50によって印刷が行われる。レーザプリンタ50
は、レーザ発光器(図示省略),ポリゴンミラー52,
レンズ54,56,ミラー58,感光ドラム60,現像
スリーブ62,転写ローラ64,加熱加圧ローラ66を
有している。RAM174中のデータに基づいてレーザ
発生器から発光されたレーザビームは、ポリゴンミラー
52によって反射され、レンズ54,56によって集光
され、ミラー58によって反射され、感光ドラム60に
到達する。ここで、ポリゴンミラー52は、高速で回転
する多角形のミラーであって、その一回転ごとにレーザ
ビームが走査されるのである。
【0023】感光ドラム60の表面のうちレーザビーム
が当たった箇所には、正電荷を帯びた静電潜像が生成さ
れる。そして、現像スリーブ62から感光ドラム60に
供給された黒色のトナー(負電荷を帯びている)が、そ
の静電潜像の部分にのみ付着する。この間に、給紙トレ
イ80中の用紙Pが、用紙送りローラ82によって感光
ドラム60まで送られてくる。そして、感光ドラム60
の静電潜像に付着しているトナーが、転写ローラ64に
よって用紙Pに転写され、加熱加圧ローラ66によって
加熱されて定着される。このようにして印刷が行われ、
印刷された用紙Pは、用紙送りローラ82によって送り
出され、用紙排出口90から排出板92の上に排出され
る。
【0024】ファクシミリ(送信)として機能する際に
は、上述と同様に、原稿挿入口10から挿入される原稿
がローラ12等によって原稿排出口20から排出されつ
つ、そのデータがRAM134(図4)に記憶され、電
話回線C1によって、相手方のファクシミリ装置Fへデ
ータが伝送される。また、ファクシミリ(受信)として
機能する際には、電話回線C1によって伝送されたデー
タがRAM134に記憶され、そのデータに基づいて、
上述と同様に、給紙トレイ80中の用紙Pに印刷が行わ
れる。
【0025】また、通常のプリンタとして機能する際に
は、パソコンPCから通信回線C2によって伝送される
データが制御装置100のRAM174に記憶され、そ
のデータに基づいて、上述と同様に、給紙トレイ80中
の用紙Pに印刷が行われる。
【0026】ここで、図8に示すように、用紙に対する
印刷については、主走査方向に1728個の画素が用い
られる。すなわち、第1行目は第0画素,第1画素,
…,第1727画素からなり、第2行目は第1728画
素,第1729画素,…,第3455画素からなる。そ
して、各画素ごとに対するH信号(オン信号)又はL信
号(オフ信号)に基づいて、H信号の画素にのみレーザ
ビームが出力されて、その画素にトナーが付着してその
画素が黒くなり、用紙Pに画像が印刷されるのである。
なお、H信号とは、レーザビームを出力する旨の信号で
あり、L信号とは、レーザビームを出力しない旨の信号
である。また、この主走査方向の移動は、前述したポリ
ゴンミラー52(図3参照)の回転によるレーザビーム
の走査によって行われ、副走査方向の移動は、感光ドラ
ム60の回転によって行われるのである。
【0027】また、図5に示すように、H信号に基づい
て各画素に対してレーザビームを出力するのにあたっ
て、3種類のデューティ比が用意されている。すなわ
ち、各画素に対応する時間中3/6のデューティ比でレ
ーザビームを出力する場合と、2/6のデューティ比で
出力する場合と、1/6のデューティ比で出力する場合
である。
【0028】3/6のデューティ比の場合には、レーザ
ビームは図示のようにその画素を黒く埋めることにな
る。これによって、その画素についてほぼ埋め残しがな
く、かつ、隣接する画素へもはみ出すことになる。ま
た、2/6のデューティ比の場合には、その画素につい
て多少の埋め残し(角の部分)があり、かつ隣接する画
素に対して多少のはみ出しがある。そして、その両者が
相殺されて、その画素の面積と同じ程度の面積を黒く埋
めることになる。また、1/6のデューティ比の場合
は、隣接する画素に対するはみ出しがない範囲でその画
素を最大限黒く埋めることになる。
【0029】そして、図4のプリンタ制御回路160に
は、図6に示すように、エッジデューティ比切換回路2
00,シフトレジスタ210,H/L出力部220,エ
ッジ判別回路230が設けられている。
【0030】エッジデューティ比切換回路200には、
印刷装置2が中間調モードとされているか否かのデータ
がRAM174(図4参照)から入力され、次のように
信号が出力される。中間調モードとされている場合に
は、エッジについて2/6のデューティ比とする旨の信
号が出力される。それ以外のモード(コントラストモー
ド)の場合には、エッジについては1/6のデューティ
比とする旨の信号が出力される。
【0031】シフトレジスタ210は、第0ビット,第
1ビット,…,第1728ビットの計1729個のビッ
トを有している。これは、前述したように、印刷の際の
主走査方向に1728個の画素が用いられることに対応
している。
【0032】シフトレジスタ210においては、RAM
174(図4)中のデータに基づいて、次のようにデー
タの記憶,移動が行われる。図9に示すように、タイミ
ングt0の際には、第0ビットに第0画素の情報(H又
はL)が記憶され、第1ビットに第1画素の情報が記憶
され、第1728ビットに第1728画素の情報が記憶
される。また、タイミングt1の際には、第1画素の情
報が第1ビットから第0ビットへ移り、第2画素の情報
が第2ビットから第1ビットへ移り、…、第1729ビ
ットに第1730画素の情報が記憶されるというよう
に、各画素の情報が1ビットずつずれて移動する。この
ようにして、タイミングt0,t1,t2,…と時間が
過ぎていくのに伴って、各画素の情報が1ビットずつず
れて移動する。
【0033】図6に戻り、H/L出力部220は、第0
ビットに対して接続されており、第0ビットに記憶され
ている情報(H又はL)をそのタイミングごとに出力す
るようにされている。
【0034】エッジ判別手段としてのエッジ判別回路2
30は、第1〜第4のAND回路231〜234を有
し、それらはシフトレジスタ210の第0ビット,第1
ビット,第1728ビットに対して接続されている。そ
して、第0ビットの内容がLのときに第1AND回路2
31にオン信号が入力され、Hのときに第2AND回路
232及び第3AND回路233にオン信号が入力され
る。第1ビットの内容がHのときに第1AND回路23
1にオン信号が入力され、Lのときに第2AND回路2
32及び第4AND回路234にオン信号が入力され
る。第1728ビットの内容がLのときに第3AND回
路233にオン信号が入力され、Hのときに第4AND
回路234にオン信号が入力される。このように、各タ
イミングごとにおける第0ビット,第1ビット,第17
28ビットの情報が各AND回路231〜234に入力
され、2つのオン信号の入力がある場合にそのAND回
路(231〜234)からオン信号が出力される。
【0035】各AND回路231〜234は、OR回路
248に接続されている。第1AND回路231とOR
回路248との間には1タイミングディレイ回路241
が介在しており、第4AND回路234とOR回路24
8との間には1728タイミングディレイ回路244が
介在している。
【0036】1タイミングディレイ回路241は、第1
AND回路231からオン信号が入力された場合に、1
タイミング遅らせてオン信号を出力する。1728タイ
ミングディレイ回路244は、第4AND回路234か
らオン信号が入力された場合に、1728タイミング遅
らせてオン信号を出力する。そして、OR回路248に
1つでもオン信号が入力された場合にはOR回路248
からはエッジ信号が出力され、1つもオン信号が入力さ
れない場合にはエッジ信号は出力されない(非エッジ信
号が出力される)。なお、エッジ信号とは、そのタイミ
ングの画素はエッジである旨の信号である。
【0037】なお、前述したように、レーザビームの走
査によって、1タイミングごとに1画素ごとの処理を行
うのであるが、タイミングt0において第0画素の情報
を扱い、タイミングt1において第1画素の情報を扱う
というように、タイミングの番号と画素の番号が一致す
るようにしてある。
【0038】次に、このように構成される印刷装置2に
おける印刷処理について、図7のフローチャートを参照
して説明する。すなわち、まず、レゾリューションキー
114(図2参照)によって中間調モードが設定されて
いるか、その他のモード(コントラストモード)とされ
ているかが判断される(S2)。設定されているモード
がコントラストモードの場合(S2でNo)には、エッ
ジにおけるデューティ比が1/6とされ(S4)、エッ
ジ以外のデューティ比が3/6とされる(S6)。一
方、設定されているモードが中間調モードの場合(S2
でYes)には、エッジにおけるデューティ比が2/6
とされ(S8)、エッジ以外のデューティ比が3/6と
される(S10)。そして、このデューティ比に基づい
て印刷が行われて(S12)、印刷処理を終了するので
ある。なお、この制御処理のS4,S6及び前記エッジ
デューティ比切換回路200が、本発明のデューティ比
切換手段に相当する。
【0039】この内容を以下に詳しく説明する。例え
ば、図8のように印刷するとする。2行目に着目する
と、第1729画素,第1730画素,第1732画
素,第1733画素がエッジである。第1729画素に
ついてはその左側に白(L)の画素があり、第1730
画素についてはその上側に白(L)の画素があり、第1
732画素についてはその下側に白(L)の画素があ
り、第1733画素についてはその右側に白(L)の画
素があるからである。一方、第1731画素はエッジで
はない。その四方の画素すべてが黒(H)の画素だから
である。
【0040】そして、図8のように印刷すべくデータ
(各画素に対するH又はLのデータ)に基づいて、各タ
イミングごとに次のような信号が出力される。まず、図
9に基づいて、シフトレジスタ210を中心に説明す
る。タイミングt0においては、第0ビットに第0画素
の情報(L)が記憶され、第1ビットに第1画素の情報
(H)が記憶され、第1728ビットに第1728画素
の情報(L)が記憶されている。このため、H/L出力
部220からは、タイミングt0にL信号が出力され
る。また、第0ビットがLで第1ビットがHであるた
め、第1AND回路231がオン状態となり、1タイミ
ングディレイ回路241を経て、エッジ判別回路230
からタイミングt1にエッジ信号が出力される。
【0041】タイミングt1においては、第0ビットに
第1画素の情報(H)が記憶され、第1ビットに第2画
素の情報(L)が記憶され、第1728ビットに第17
29画素の情報(H)が記憶されている。このため、H
/L出力部220からは、タイミングt1にH信号が出
力される。また、第0ビットがHで第1ビットがLであ
るため、第2AND回路232がオン状態となり、エッ
ジ判別回路230からタイミングt1にエッジ信号が出
力される。
【0042】タイミングt2においては、第0ビットに
第2画素の情報(L)が記憶され、第1ビットに第3画
素の情報(H)が記憶され、第1728ビットに第17
30画素の情報(H)が記憶されている。このため、H
/L出力部220からは、タイミングt2にH信号が出
力される。また、第0ビットがLで第1ビットがHであ
るため、第1AND回路231がオン状態となり、1タ
イミングディレイ回路241を経て、エッジ判別回路2
30からタイミングt3にエッジ信号が出力される。ま
た、第0ビットがLで第1728ビットがHであるた
め、第4AND回路234がオン状態となり、1728
タイミングディレイ回路244を経て、エッジ判別回路
230からタイミングt1730にエッジ信号が出力さ
れる。
【0043】同様にして、タイミングt1728のシフ
トレジスタ210の状態に基づいて、H/L出力部22
0からタイミングt1728にL信号が出力され、エッ
ジ判別回路230からタイミングt1729にエッジ信
号が出力される。
【0044】また、タイミングt1729のシフトレジ
スタ210の状態に基づいて、H/L出力部220から
タイミングt1729にH信号が出力される。また、こ
の状態では、すべてのAND回路231〜234はオフ
状態であるが、タイミングt1728でオン信号が入力
されたタイミングディレイ回路241を経てエッジ判別
回路230からエッジ信号が出力される。タイミングt
1730,タイミングt1731の状態についても同様
である。
【0045】また、タイミングt1732のシフトレジ
スタ210の状態に基づいて、H/L出力部220から
タイミングt1732にH信号が出力される。さらに、
第0ビットがHで第1728ビットがLであるため、第
3AND回路233がオン状態となり、エッジ判別回路
230からタイミングt1732にエッジ信号が出力さ
れる。
【0046】以上の信号の出力を実際の出力のタイミン
グごとにまとめると、図10のようになる。すなわち、
タイミングt0には、H/L出力部220からL信号が
出力される。タイミングt1には、H/L出力部220
からH信号が出力され、エッジ判別回路230からエッ
ジ信号が出力される。また、タイミングt1729に
は、H/L出力部220からH信号が出力され、エッジ
判別回路230からエッジ信号が出力される。また、タ
イミングt1731には、H/L出力部220からH信
号が出力され、エッジ判別回路230から非エッジ信号
が出力される。
【0047】そして、図11に示すように、コントラス
トモードの状態では、エッジ信号(及びH信号)が出力
されるタイミング(画素)については、デューティ比が
1/6とされる。また、中間調モードの状態では、エッ
ジ信号(及びH信号)が出力されるタイミング(画素)
については、デューティ比が2/6とされる。また、ど
ちらのモードでも、非エッジ信号及びH信号が出力され
るタイミングについてはデューティ比が3/6とされ
る。
【0048】以上のように、この印刷装置2では、コン
トラストモードか中間調モードか、及び、エッジか否か
でデューティ比が切り換えられるので、次のような効果
がある。
【0049】コントラストモードで図12に示すように
印刷したい場合、実際には、図13に示すように印刷さ
れる。すなわち、エッジでない画素については3/6の
デューティ比のため、画素の埋め残しがなく、濃い黒色
とすることができる。また、エッジの画素については、
隣接する画素へのはみ出しがないため、黒くする部分が
所望よりも大きくなることがない。このため、コピーを
繰り返していくうちに字がつぶれてくるということが防
止される。
【0050】また、中間調モードで図14に示すように
印刷したい場合、実際には、図15に示すように印刷さ
れる。すなわち、エッジでない画素については3/6の
デューティ比のため、画素の埋め残しがなく、所望の濃
さを得ることができる。また、エッジの画素について
は、2/6のデューティ比であるため、その黒くすべき
画素の面積と同じ面積だけ黒く印刷される。このため、
中間調モードにおいて、所望の濃さで印刷することがで
きることになる。
【0051】なお、上記技術はあくまで本発明の一実施
例であり、当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態
様で本発明を実施できることはもちろんである。たとえ
ば、白黒に限らず、カラーで印刷するレーザ式印刷装置
に適用することも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係るレ
ーザ式印刷装置によれば、エッジでない画素においては
確実な印刷が確保され、所望の濃さの印刷が確保される
とともに、エッジの部分においては隣接する画素に対す
る印刷のはみ出しが減少され、エッジの部分が鮮明に印
刷されることが確保される。 このため、何度もコピーを
繰り返すことによっても字がつぶれてくるというような
ことが防止される。 さらに、コントラストモードにおい
ては、エッジの画素から隣接する画素への印刷のはみ出
しが防止されて、エッジの部分が鮮明に印刷されること
が確保されるため、何度もコピーが繰り返されても字が
つぶれるようなことが防止される。 一方、中間調モード
においては、エッジの画素についてその画素の面積とほ
ぼ同程度の面積の印刷が行われることが可能となり、複
数の画素の集合を考慮した際に、所望の面積の割合の印
刷部分を得ることが可能となる。 なお、エッジでない画
素については、前述したように隣接する画素へはみ出す
ようにしても、そのはみ出し部分が重複して全体として
その画素の面積だけしか印刷されないため、全体として
の印刷部分の面積割合に影響は与えないのであるととも
に、その画素については確実な印刷が求められるので、
高いデューティ比である必要があるのである。 このた
め、中間調モードにおいて、全体としての印刷の濃さが
薄くなることなく、所望の濃さで印刷することが可能と
なる。
【0053】また、請求項2に係るレーザ式印刷装置で
は次の効果が得られる。すなわち、レーザビームのデュ
ーティ比の高低に基づく各画素ごとの印刷面積部分の大
小は、主としてその主走査方向において顕著に現れるた
め、その主走査方向において エッジの画素であるか否か
を判別することによって、請求項1に係るレーザ式印刷
装置の効果を確実に得ることが可能となる。
【0054】また、請求項3に係るレーザ式印刷装置で
は、次の効果が得られる。すなわち、レーザビームのデ
ューティ比の高低に基づく各画素ごとの印刷面積部分の
大小は、その副走査方向においても多少は現れるため、
主走査方向のみならず副走査方向においてもエッジの画
素であるか否かを判別することによって、請求項2に係
るレーザ式印刷装置の効果をさらに一層確実に得ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】図1の装置の操作パネルを示す図である。
【図3】図1の装置の内部を示す断面図である。
【図4】図1の装置中の制御装置の内容を示すブロック
図である。
【図5】レーザビームの3種類のデューティ比と、それ
に対する画素の状態を示す図である。
【図6】図3中のプリンタ制御回路のうちの一部の内容
を示す図である。
【図7】この実施例の制御内容を簡単に示すフローチャ
ートである。
【図8】各画素に対するレーザビームの出力分布を示す
図である。
【図9】図6中のシフトレジスタ等の作用を示す図であ
る。
【図10】図8のように印刷する際の各タイミングごと
のH/L出力部及びエッジ判別回路からの信号を示す図
である。
【図11】図10の内容を各画素ごとに示したものであ
る。
【図12】コントラストモードで印刷する際の所望の状
態の一例を示す図である。
【図13】図12の内容を本実施例の装置で印刷する場
合の状態を示す図である。
【図14】中間調モードで印刷する際の所望の状態の一
例を示す図である。
【図15】図14の内容を本実施例の装置で印刷する場
合の状態を示す図である。
【図16】図12の内容を従来の装置で印刷する場合の
状態を示す図である。
【図17】図14の内容を従来の装置で印刷する場合の
状態を示す図である。
【符号の説明】
50 レーザプリンタ 130,170 CPU 132,172 ROM 134,174 RAM 200 エッジデューティ比切換回路 220 H/L出力部 210 シフトレジスタ 230 エッジ判別回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームの走査と各画素に対するレ
    ーザビームのオンオフ制御の組み合せによって画像を形
    成するレーザ式印刷装置において、中間調モードあるいはコントラストモードのいずれかを
    選択して設定する 設定手段と、 各画素に出力するレーザビームのデューティ比を切り換
    えるデューティ比切換手段とを備え、 前記デューティ比切換手段は、画像に対応する画素にレ
    ーザビームを出力する場合には、エッジの画素に対する
    デューティ比を、それ以外の画素に対するデューティ比
    より低くするとともに、前記設定手段によって中間調モ
    ードが設定されている場合におけるエッジの画素に対す
    るデューティ比を、前記設定手段によってコントラスト
    モードが設定されている場合におけるエッジの画素に対
    するデュー比よりも高くすることを特徴とするレーザ式
    印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーザ式印刷装置にお
    いて、レーザビームの主走査方向に沿った画素に対する
    レーザビームのオンオフ信号に基づいて、画素がエッジ
    の画素であるか否かを判別するエッジ判別手段を備える
    ことを特徴とするレーザ式印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のレーザ式印刷装置にお
    いて、前記エッジ判別手段は、レーザビームの副走査方
    向に沿った画素に対するレーザビームのオンオフ信号に
    基づいて、画素がエッジの画素であるか否かを判別する
    ことを特徴とするレーザ式印刷装置。
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