JP3215026U - 複合菱形金網 - Google Patents

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眞 福井
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【課題】網目ピッチの異なる複数の網部を一体に構成した複合菱形金網を提供する。【解決手段】本考案の複合菱形金網は、X方向に連続する複数の波型の列線を、X方向と直交するY方向に突起する突出部を介してY方向に接続してなり、第一網部10と、第一網部10のY方向に隣接する第二網部20と、を少なくとも備え、第一網部10と第二網部20の列線の線径が等しく、第一網部10の隣り合う突出部間の間隔である第一ピッチが、第二網部20の隣り合う突出部間の間隔である第二ピッチより大きいことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、菱形金網に関し、特に網目ピッチの異なる複数の網部を一体に構成した複合菱形金網に関する。
菱形金網は、波型に加工した線材を編み合わせて平行四辺形の網目を連続して形成した金網である。
菱形金網は、網目の接合点が固定されていないため、高い衝撃吸収力を備え、また、折り畳みできるため搬送が容易である、線材を入れ替えることで部分的な補修が可能である、などの有利な機能を備えるため様々な用途に広く使用されている。
「JIS G3552 ひし形金網」(日本工業規格:2007年)
一枚の金網において用途に応じて異なる網目ピッチが必要とされる場合がある。
例えば、防獣ネットの技術分野では、小動物の侵入を防ぐため、金網下部の網目ピッチを上部の網目ピッチより小さくする必要がある。
しかし、二種類以上の網目ピッチを一体に組み合わせた金網を製造するのは技術的に非常に困難である。
網目ピッチの異なる金網同士を連結コイルやワイヤーを介して接続する方法も考えられるが、これは構造上の一体性を損なうため、金網の衝撃吸収力が著しく低下する。
従って、金網の技術分野では「小が大を兼ねる」、すなわち網目ピッチの小さい金網は大きい金網の機能を兼ね備えるが、その逆はないという性質上、小さな網目ピッチを必要とする面積が僅かであっても、金網全体を網目ピッチの小さい金網で製造しなければならない。
このため、材料コストが高くなることに加え、金網全体の重量が増加するため、構造物の設計に影響を与えたり、施工効率を悪化させる。
本考案の目的は、以上のような問題点を解決できる、複合菱形金網を提供することにある。
本考案の複合菱形金網は、第一網部と、第一網部のY方向に隣接する第二網部と、を少なくとも備え、第一ピッチが第二ピッチより大きいことを特徴とする。
この構成によれば、網目ピッチの異なる複数の網部を一体に構成した複合菱形金網を提供することができる。
本考案の複合菱形金網は、第一ピッチが、第二ピッチの2倍以上の整数倍であってもよい。
この構成によれば、接続部における全ての第一突出部を第二突出部に係合させて両者を強固に連結することができる。
本考案の複合菱形金網は、第一網部と第二網部の列線の線径が等しくてもよい。
この構成によれば、構造の一体性を損なわずに網部を連結することができる。
本考案の複合菱形金網は、第一突出部の内角が第二突出部の内角と同じであってもよい。
この構成によれば、引張応力の伝達に有利となり金網全体の衝撃吸収力を向上させることができる。
本考案の複合菱形金網は、第一網部の厚さが第二網部の厚さと同じであってもよい。
この構成によれば、突出部同士の係合部に隙間が生じないため金網の一体を高めることができる。
本考案の複合菱形金網は、第一網部と第二網部を交互に接続してもよい。
この構成によれば、網目ピッチの組み合わせによって洗練されたデザインを構成してインテリア等に用いることができる。
本考案の複合菱形金網は、網目ピッチの異なる金網からなる一体構造を提供できるため、次の効果のうち少なくとも一つを備える。
<1>一枚の金網のうち、必要な部分の網目ピッチだけを小さくできるため、材料コストを大幅に削減することができる。
<2>一枚の金網のうち、必要な部分の網目ピッチだけを小さくできるため、金網の重量を大幅に削減できる。
<3>網目ピッチ以外の線径、内角、厚み等を同一とすることで構造の一体性を損なわずに複数の網部を連結することができる。
<4>網部の連結が容易で現場でも組み上げることができる。
<5>異なる網目ピッチを同一の線径や内角で組み合わせることにより高い美観を創出することができる。
<6>異なる網目ピッチの繰り返しによって洗練されたデザインを表現することができる。
本考案の複合菱形金網の説明図。 本考案の複合菱形金網の説明図。 本考案の複合菱形金網の説明図。 本考案の複合菱形金網の説明図。
以下、図面を参照しながら本考案の複合菱形金網について詳細に説明する。
なお、本考案の複合菱形金網は一枚の金網の構造であって、例えば布団篭を構成する金網パネル同士の連結部のような、面体の連結構造とは構造も作用効果も全く異なる。
本明細書等において「X方向」とは、列線の連続方向、すなわち菱形金網の幅方向である。「Y方向」とは、X方向に直交する方向、すなわち菱形金網の長さ方向である。網目の「ピッチ」とは、隣り合う網目の間の距離を意味する。
[複合菱形金網]
<1>全体の構成(図1)。
本考案の複合菱形金網1は、網目ピッチの異なる二種類以上の網部を一体に組み合わせた菱形金網である。
複合菱形金網1は、第一網部10と、第二網部20と、を少なくとも有する。
第一網部10と第二網部20は、Y方向において接続部Jで一体に接続する。
本例では、第一網部10を上部に、第一網部10より網目ピッチの小さい第二網部20を下部に組み合わせた例について説明する。
なお、複合菱形金網1の組み合わせはこれに限られず、用途に合わせて上部の第一網部10の網目ピッチを下部の第二網部20の網目ピッチより小さくしてもよい。
あるいは、一列又は数列ごとに繰り返し網目ピッチを変えてもよい(図2)。この場合、網目ピッチの組み合わせによって洗練されたデザインを構成して、メッシュアートなどのインテリアにも用いることができる。
また、網部は二種類に限らず、三種類以上を組み合わせてもよい。
<2>第一網部。
第一網部10は、X方向に連続する複数の波型の第一列線11を、Y方向に突起する第一突出部11aを介してY方向に接続してなる。
第一網部10は、第一網目寸法S1と、第一ピッチP1と、第一突出部11aの第一角度θ1を有する(図3)。
複数の第一列線11は、菱形金網の製造装置によって線材を同一向きにらせん状に巻いて形成する。
本例では、第一網部10として、線径4mm、網目50mmの亜鉛メッキ金網を採用する。
<3>第二網部。
第二網部20は、X方向に連続する複数の波型の第二列線21を、Y方向に突起する第二突出部21aを介してY方向に接続してなる。
本例では、第二列線21の径を第一列線11と同一径とする。
また、本例では、第二網部20の厚みを第一網部10の厚みと同一とする。
第二網部20は、第二網目寸法S2と、第二ピッチP2と、第二突出部21aの第二角度θ2を有する(図3)。
本例では、第二網部20として、線径4mm、網目25mmの亜鉛メッキ金網を採用する。
なお、上述した第一網部10と第二網部20の線径及び網目は例示にすぎず、後述する一定の関係を満たせば他の組み合わせであってもよい。
<4>接続部(図3)。
第一網部10と第二網部20とは、第一網部10の最下段の第一列線11と、第二網部20の最上段の第二列線21において、第一突出部11aと第二突出部21aを介して連結する。
本考案の複合菱形金網1は、第一網部10と第二網部20の間に一本の列線をX方向に螺入するだけで、両者を容易に一体化することができる。このため、一体構造の複合菱形金網1を、工場製作だけでなく現場でも簡単に組み立てることができる。
また、第一列線11と第二列線21の線径及び厚みが同一であるため、突出部同士の係合部に隙間が生じず、金網の一体を確保しつつ異なる網目ピッチの金網を組み合わせることができる。
<5>ピッチ等の関係(図3)。
隣り合う第一突出部11a間の間隔である第一ピッチP1は、隣り合う第二突出部21a間の間隔である第二ピッチP2より大きい。
望ましくは第一ピッチP1を第二ピッチP2の2倍以上の整数倍、例えば2倍、3倍(図4)等とする。これによって、接続部Jにおける全ての第一突出部11aが第二突出部21aに係合可能となり、第一網部10と第二網部20を強固に連結することができる。
ただし整数倍に限られず、例えば第一ピッチP1を第二ピッチP2の1.5倍にすると、第一突出部11aが1目飛ばしで第二突出部21aと係合する。
また本例では、第一突出部11aの内角である第一角度θ1を第二突出部21aの内角である第二角度θ2と同一に設定する。
これによって、第一列線11の網目と第二列線21の網目が斜め方向に直線状に接続するため、第一網部10と第二網部20の間における引張応力の伝達に有利となり、複合菱形金網1全体の衝撃吸収力が向上する。
また、綾織り状の網目配置となるため、全体の美観が高まる。
[突出部の内角が異なる実施例]
本考案の複合菱形金網1は、第一ピッチP1と第二ピッチP2が所定の比例関係を確保していれば、第一角度θ1と第二角度θ2が異なっていてもよい。
この場合、複合菱形金網1の用途に応じて内角の異なる金網を組み合わせることができる。
[線径が異なる実施例]
本考案の複合菱形金網1は、第一ピッチP1と第二ピッチP2が所定の比例関係を確保していれば、第一列線11と第二列線21の線径が異なっていてもよい。この場合、複合菱形金網1の用途に応じて線径の異なる金網を組み合わせることができる。
例えばメッシュアートにおいて、網目ピッチと線径の組み合わせによって、様々なデザインを表現することができる。
1 複合菱形金網
10 第一網部
11 第一列線
11a 第一突出部
20 第二網部
21 第二列線
21a 第二突出部
J 接続部
S1 第一網目寸法
S2 第二網目寸法
P1 第一ピッチ
P2 第二ピッチ
θ1 第一角度
θ2 第二角度
X X方向
Y Y方向

Claims (6)

  1. X方向に連続する複数の波型の列線を、X方向と直交するY方向に突起する突出部を介してY方向に接続してなる、複合菱形金網であって、
    第一網部と、
    前記第一網部のY方向に隣接する第二網部と、を少なくとも備え、
    前記第一網部の隣り合う突出部間の間隔である第一ピッチが、前記第二網部の隣り合う突出部間の間隔である第二ピッチより大きいことを特徴とする、
    複合菱形金網。
  2. 前記第一ピッチが、前記第二ピッチの2倍以上の整数倍であることを特徴とする、請求項1に記載の複合菱形金網。
  3. 前記第一網部と前記第二網部の列線の線径が等しいことを特徴とする、請求項1又は2に記載の複合菱形金網。
  4. 前記第一網部の突出部の内角が前記第二網部の突出部の内角と同じことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の複合菱形金網。
  5. 前記第一網部の厚さが前記第二網部の厚さと同じことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の複合菱形金網。
  6. 前記第一網部及び前記第二網部の少なくとも一方が複数であり、前記第一網部と前記第二網部をY方向に沿って交互に接続したことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の複合菱形金網。
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