JP3214439B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP3214439B2
JP3214439B2 JP08706498A JP8706498A JP3214439B2 JP 3214439 B2 JP3214439 B2 JP 3214439B2 JP 08706498 A JP08706498 A JP 08706498A JP 8706498 A JP8706498 A JP 8706498A JP 3214439 B2 JP3214439 B2 JP 3214439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に洗浄液を収
容して手に持って動かし、その表面から滲み出す洗浄液
で、自動車や窓ガラスを洗浄するための洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば自動車の車体を洗浄するとき
は、その目的のために用意された特別の設備を利用する
のでない限り、水道からホースで水を供給し、ブラシや
雑巾を用いて洗浄を行なうほかない。 一般にこの洗い
方は、水の使用量が多く、不経済である。
【0003】別に、細長いアイロンのような外形をもつ
プラスチック成形品の容器の底に若干の穴を開け、その
上に透水性の布を貼り付けてなる洗浄装置が提案され
た。この洗浄装置は、水または水洗剤を加えた洗浄液
を、ホースを通して連続的に供給し、窓ガラスなどを洗
浄するように構成したものである。 従って、自動車の
ように凹凸が激しい表面の洗浄には不向きであり、ま
た、 水の出方も、容器の孔の近くに片寄ってしまい、
平均的に吐出できないという欠点がある。 近くに洗浄
液の供給手段がないと使用できないのも、不便である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような問題にかんがみ、自動車のような曲線部分の多い
構造のものを対象にした場合でも、その形状に柔軟に対
応して洗浄することができ、わずかな量の洗浄液で洗浄
を完了することができ、かつ洗浄液の供給手段がなくて
も使用可能であるような、手動の洗浄装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄装置は、図
1ないし図3にその構造を示すような容器、すなわち柔
軟なプラスチックのシートを材料として、それぞれ小判
型の上面シート(3)、中間シート(4)および下面シ
ート(5)を形成してそれらの周縁を接合してなり、中
間シートによって区画された上部室(6)および下部室
(7)を有する洗浄液容器(1)を用意し、これに、図
4に示すような、洗浄液容器の下面を覆って周縁を回り
上面の一部に至る袋状をした、保水性かつ透水性の布で
作った洗浄用布(2)を組み合わせて構成され、洗浄液
容器の上面シート(3)には外部から洗浄液を受け入れ
るためのコック(8)を備えた液入口を取り付けるとと
もに、洗浄液容器を把握して動かすためのハンドル
(9)を取り付け、中間シート(4)には若干の小孔を
開け、下面シート(5)には中間シートに開けた小孔と
は異なる位置に若干の小孔を開け、中間シートの下面お
よび(または)下面シートの上面を微細な凹凸を有する
面とした構造を特徴とする、手動の洗浄装置である。
【0006】ここで「小判型」の語は、本来の小判型に
加えて、角の丸い長方形、楕円形あるいは卵型、さらに
は、くびれの少ないヒョウタン型など、手動の洗浄装置
の機能にとって等価値の形状を包含する意味で用いてい
る。 プラスチックシ−トの「接合」は、ヒ−トシ−
ル、高周波ウェルダ−によるシ−ル、接着、縫製など、
種々の手段によることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】上部シート(3)、中間シート
(4)および下部シート(5)を形成する柔軟なプラス
チックとして好適なものは、ポリ塩化ビニル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステルおよびポリアミド
のような熱可塑性合成樹脂である。 加工が最も容易で
あるという点で、軟質のポリ塩化ビニルが最適であり、
3枚のシートの周縁の一体化はもとより、コック付きの
液入口(6)およびハンドル(7)の取り付けも含め
て、ウエルダーを用いて加工することができる。
【0008】各シートを軟質ポリ塩化ビニルで構成した
場合、その厚さはそれぞれ、上部シートは約0.5mm、
中間シートは約0.2mm、そして下部シートは約1.0
mmが適当である。 容器全体の洗浄液収容能力は、使用
目的に応じて、つまりひとまとまりの洗浄作業に必要な
洗浄液の量と、作業者にとって取り扱いやすい重量との
バランスを考慮して決定するとよい。 洗車作業に関し
ていえば、一般に1〜3リットル、通常は約1.5リッ
トルが適当である。
【0009】中間シートおよび下部シートに設ける小孔
の大きさおよび位置は、洗浄装置からしみ出させようと
する洗浄液の量に従って、適宜選択すればよい。 図5
に、小穴の配置の一例を示す。 中間シートの下面およ
び下部シートの上面の一方または両方に設ける凹凸は、
プラスチックシートの分野でよく知られている、「シボ
加工」を行なって形成すればよい。 シボはどちらか一
方にあれば足り、加工の容易さからみれば、薄い方のシ
ートすなわち中間シートに設けるのが得策である。 シ
ボの粗さの選択も、上記の孔の大きさと同様であって、
しみ出させようとする水の量に応じて決定する。 容易
に推測されるように、シボが粗い法が、水が流れやす
い。
【0010】保水性かつ透水性の洗浄用布(2)として
は、、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリエステ
ル繊維またはポリアミド繊維から選んだ繊維の織布であ
って、一方の面に長い毛足を有する布が好適である。
片面に長い毛足の毛を持つ布は、たとえば動物の縫いぐ
るみを製造する材料として製造販売されており、本発明
の洗浄用布としても、それらが好都合に使用できる。
【0011】この洗浄装置の使用は、次ぎのようにす
る。 まず、コック(8)を開いて、ホースを通すな
り、容器から直接注ぐなりして、洗浄液容器(1)内部
に洗浄液を、収容能力ほぼ一杯に入れる。 すると柔軟
なシートばかりで構成されている容器本体は膨らんで、
これを受け入れる。 上部室(6)に入った液の一部
は、中間シート(4)の小孔(41)を通って、下部室
(7)にも流入する。 コック(8)を閉じてハンドル
(9)を持ち、図6に示すように、洗浄布(2)を洗浄
しようとする面に当てて容器を押しつけると、下部室
(7)内の洗浄液が、下側シートの小孔(51)を通っ
て容器外部に出、続いて洗浄布(2)を通って表面にし
みだし、洗浄に役立つ。 下部室(7)内にたくわえら
れていた液が出尽くすと、押圧力を受けた上部室(6)
内の水が中間シート(4)の小孔(41)を通って下部
室(7)に流入し、さらに下側シート(5)の小孔(5
1)から洗浄布(2)に進み、洗浄に使用される。 こ
のとき、上部室(6)および下部室(7)がそれぞれ洗
浄液のマニホールドの役割を果たし、かつ小孔(41)
と(51)との位置がずれていることから、液の出方が
平均化される。
【0012】連続して多数回の洗浄を行なうような場合
は、水または洗剤入りの水を供給する手段、たとえば水
道や洗浄液タンクからホースをつないで、洗浄液容器内
に入れた液が尽きたところで再度液を補給することもで
きるし、連続的に液を供給しながら使用することもでき
る。 連続的に液を供給する場合にそなえて、コック
(8)として、流量の調節が容易なものを取り付けるこ
とが望ましい。
【0013】この洗浄装置は、水道の水などが得られな
い環境下であっても、川や湖水の水が利用できる場合
は、コックを開いて流水を受け、または水中に液容器を
入れて横方向から押して膨らませることにより、内部に
液を吸い込んで、上記したところと同様に使用すること
ができる。 このようにして洗浄液を得た場合は、水の
中に砂などの異物が混じっていることがあるが、洗浄用
布(2)がフィルタ−の役目をして、異物が被洗浄体の
表面に達することを防ぎ、被洗浄物の表面に傷をつける
ことがない。
【0014】洗浄を行なった後の水や洗剤入りの液は、
適宜の雑巾で拭きとればよいことはいうまでもない。
雑巾に代え、洗浄布と同種の布でミトン(二股手袋)を
作っておき、片手に洗浄装置を持ち、残りの手にこのミ
トンをはめて、洗浄するそばから液を拭きとるようにす
ると、便利である上に、作業がはかどる。
【0015】
【発明の効果】本発明の洗浄装置は、洗浄液の容器の材
料として柔軟なプラスチックシートを使用し、中間シー
トを設けて上部室および下部室を形成し、洗浄液をまず
上部室に入れ、底から下部室を通して容器外に出すとい
う構成を採用したことによって、洗浄布を通る液の出方
を平均化することに成功した。 その結果、少量の液の
消費で、広い面積を洗浄することが可能になった。
【0016】この装置は、構成する素材シートが柔軟で
あるから、凹凸のある面に当てたときにも、その形状に
ぴったり合致して表面に過不足なく洗浄液を供給し、洗
浄布で拭うことができる。 従って、自動車の洗車を代
表とする曲面の多い対象物の洗浄作業を、容易に実施す
ることができる。 洗浄液容器の収容能力を適切に選ぶ
ことにより、普通の乗用車であれば、1回分の液で1台
の洗車ができる。
【0017】洗浄液は、水道水の供給があればそれを利
用すればよいのはもちろんのこと、水または洗剤入りの
水を1回または数回の使用量に相当する量を別の容器に
用意しておいて、使用に先立って移注してもよく、周囲
から入手してもよく、置かれた状況に柔軟に対処して、
本発明の洗浄装置を使用することができる。 使用後は
偏平になるから、嵩張ることなく収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の洗浄装置を構成する洗浄液容器の一
例について、使用していない状態を示す平面図。
【図2】 図1の洗浄装置のI−I方向縦断面図。
【図3】 図1の洗浄装置のII−II方向横断面の拡大
図。
【図4】 本発明の洗浄装置を構成する洗浄布の一例を
示す平面図。
【図5】 図1の洗浄液容器の内部における、中間シー
トと下部シートとに開けた小孔の位置関係を示す展開
図。
【図6】 本発明の洗浄装置を使用している状態を示
す、図3に対応する横断面の拡大図。
【符号の説明】
1 洗浄液容器 2 洗浄用布 3 上側シート 4 中間シート 41 小孔 42 シボ 5 下側シート 51 小孔 6 上部室 7 下部室 8 コック 9 ハンドル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 1/08 A47L 1/15 B60S 1/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟なプラスチックのシートを材料とし
    て、それぞれ小判型の上側シート(3)、中間シート
    (4)および下側シート(5)を形成してそれらの周縁
    を接合してなり、中間シートによって区画された上部室
    (6)および下部室(7)を有する洗浄液容器(1)
    と、その下面を覆って周縁を回り上面の一部に至る袋状
    をした、保水性かつ透水性の布で作った洗浄用布(2)
    とから構成され、上側シート(3)には外部から洗浄液
    を受け入れるためのコック(8)を備えた液入り口を取
    り付けるとともに、洗浄液容器を把握して動かすための
    ハンドル(9)を取り付け、中間シート(4)には若干
    の小孔(41)を開け、下側シート(5)には中間シー
    トに開けた小孔とは異なる位置に若干の小孔(51)を
    開け、中間シートの下面および(または)下面シートの
    上面を微細な凹凸(42)を有する面とした構造を特徴
    とする手動の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上面シート(3)、中間シート(4)お
    よび下面シート(5)を形成する柔軟なプラスチックと
    して、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
    ン、ポリエステルおよびポリアミドから選んだ熱可塑性
    合成樹脂を使用した請求項1の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 保水性かつ透水性の洗浄用布(2)とし
    て、綿、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリエス
    テル繊維またはナイロン繊維から選んだ繊維の織布であ
    って、一方の面に長い毛足を有する布を使用した請求項
    1の洗浄装置。
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