JP5590361B1 - ゴルフボール拭き袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】多くのゴルフ場が経営改善等の為のセルフ化により、キャディーの行なっていた作業をゴルフ場利用者に自らに行わせる事と成り、ますますセルフ化が定着して来ている。
経営改善の為に安価なプレイ費の設定による増客を図り、人件費の削減を行った結果、技術的にも未熟でマナーも知らないプレイヤーが増え、ゴルフ場としては増客には成ったものの、以前と比べてサービスの面では好ましい状態では無くなり、メンバーからの苦情も増えている。更にセルフ化による弊害も予定以上に起きている。
【解決手段】セルフ化が進むゴルフ場に於いて、ゴルフ場利用者がボールの泥等を容易に拭く事が出来、しかも簡易に携行出来る不織布袋とする事により、解決した。
【選択図】図1
経営改善の為に安価なプレイ費の設定による増客を図り、人件費の削減を行った結果、技術的にも未熟でマナーも知らないプレイヤーが増え、ゴルフ場としては増客には成ったものの、以前と比べてサービスの面では好ましい状態では無くなり、メンバーからの苦情も増えている。更にセルフ化による弊害も予定以上に起きている。
【解決手段】セルフ化が進むゴルフ場に於いて、ゴルフ場利用者がボールの泥等を容易に拭く事が出来、しかも簡易に携行出来る不織布袋とする事により、解決した。
【選択図】図1
Description
本発明はゴルフボールに付着した泥等の汚れ落としに関する。更に詳しくは、本発明は不織布の吸水性と熱可塑性樹脂の熱加工性並びに防水性の特長を生かし、ゴルフのプレイ中にゴルフボールに付着した泥等の汚れを水等で湿らせた不織布で拭い、その後、乾いた不織布で水分を拭き取る機能を持たせたボール拭きであり、衣服等を濡らす事も無く、簡易に携行できるものである。
従来、一般的なゴルフ場ではプレイする組み毎にキャディーが付き、ルールの範囲内でプレイ進行の手助けやプレイヤーへのアドバイス、更に初心者等には基本的なマナーの教示やフェアウエイやグリーンの芝生補修等をラウンド中に行っていた。
しかし、景気の低迷でゴルフ場の売上も低迷した。ゴルフ場は増客を図る為にプレイ費を安価にし、初心者やビジターの取り込みに邁進し、キャディーを付けないセルフ化に至った。その結果、ボールの泥等を拭う為には自ら乗用カートにタオル等を取りに行くか、ズボンやシャツ等で泥等を拭う様が見受けられるようになった。
しかし、景気の低迷でゴルフ場の売上も低迷した。ゴルフ場は増客を図る為にプレイ費を安価にし、初心者やビジターの取り込みに邁進し、キャディーを付けないセルフ化に至った。その結果、ボールの泥等を拭う為には自ら乗用カートにタオル等を取りに行くか、ズボンやシャツ等で泥等を拭う様が見受けられるようになった。
前記特許文献1に開示されているゴルフボール拭き具は本体を水平に固定して、使用される。受座に設けられた穴は、ゴルフボールの表面に付着した泥汚れやごみ、草汁の汚れ等を拭き取る際に水吸収性材料中からの多量の水分の搾り出し抑制には効果が有るが、逆に激しい汚れを強い力で拭い取る事も出来なくした。因みに、ゴルフボールの直径は42.67mmであり、受座に設けられた穴は、これより小さい。
しかもボールが水吸収性材料と接する面はこの穴を中心に固定されており、拭き取り面積が非常に狭い。しかも拭き取られた汚れは水吸収性材料の表面に残る場合が多い。又、本体の形状からして、水分はケースの底部に留まる為に、水吸収性材料の容積を大きくしないと十分な水分がボールに接する表面までは行き渡らない。
その結果、多量な水分が必要と成る。形状を考察すると携行用には考慮されておらず、受座に設けられた穴から水分がこぼれ落ち、携行する際に、衣服を濡らす恐れがある。
前記特許文献2に開示されているゴルフボール拭き具もまた本体を固定して、ゴルフボールに付着した汚れを拭き取らなければならない。しかも、特許文献1の場合と同様でゴルフボールを摘まみ、ゴルフボールの汚れた部分を汚れ拭き取り体に、擦りつけて、ゴルフボールの表面に付着した汚れ等を取り除いている。ゴルフボール表面の汚れを擦り取る為の汚れ拭き取り体は、ゴルフボールと接する面積が狭い事と局部的な汚れの擦り取りしか出来ない為に、汚れの範囲が広い場合は何度も汚れの落ち具合を確認しながら拭き取り作業を繰り返し行う事と成る。
この事は特許文献1も同様である。更に、ゴルフボール拭き具を携行する場合は、皿状本体部に突設された連結部が上部に位置し、ゴルフボール拭き具を立てた状態で移動する為に、汚れ拭き取り体に保水された水分は連結部と反対の位置に留まる事と成る。その際、水分は流動的で容器の底の部分に留まる為に、携行して移動する時の容器内の水の位置とボールを拭く際の容器内の水の位置が異なる。因って、保水量の条件が変わってくる。上記の要因で十分な水分が確保されない場合が有る。
特許文献1,2の何れも基本的にはゴルフボールを摘まみあげ、固定された狭い接触面にゴルフボールを擦り付け、表面に付着した汚れ等を取り除いているのである。
本発明はゴルフプレイヤーの行動を観察した結果、セルフ乗用カートの移動ルートは決まっている場合が多く、その停車位置は必ずしもグリーンに近い場所では無い。
彼らはゴルフボールがグリーン上に辿り着いたら、マーカー等によりゴルフボールの位置をマークした後にゴルフボールに付いた泥等を拭い取っている。しかし、乗用カートに積み込んである泥等を拭い取る為のタオル等を取りに行く事は稀である。
通常は身近にある何がしかの方法でこまめに泥等をふき取り、プレイを続行している。以前より、二枚の布をL字状に閉じ、表面を防水性ある繊維で縫着したゴルフボール拭きはあるが、縫着による加工の為、縫着部から水の滲みによる漏水があった。特にベルト等に吊り下げて使用する場合は布の先端が下向きに位置するので先端より水が流れ出て、衣服を濡らしていた。更に、ゴルフボール拭きの構造が、天地を逆にして使用するのも一因ではあるが水分を留め置く工夫が無いので、乾燥して空拭き状態に成っていた。因って、普及していないのが実情である。ゴルフ場の管理者も乗用カートに湿らせたタオル等と乾燥したタオル等の搭載による対策まではしているがマナーとしてもタオル等の持ち歩きは好ましく無く、他の改善策を模索している。そこで、ボールに付いた泥等が簡易に拭け、しかも携行が可能な防水機能のある不織布袋を開発する事により解決した。
しかもボールが水吸収性材料と接する面はこの穴を中心に固定されており、拭き取り面積が非常に狭い。しかも拭き取られた汚れは水吸収性材料の表面に残る場合が多い。又、本体の形状からして、水分はケースの底部に留まる為に、水吸収性材料の容積を大きくしないと十分な水分がボールに接する表面までは行き渡らない。
その結果、多量な水分が必要と成る。形状を考察すると携行用には考慮されておらず、受座に設けられた穴から水分がこぼれ落ち、携行する際に、衣服を濡らす恐れがある。
前記特許文献2に開示されているゴルフボール拭き具もまた本体を固定して、ゴルフボールに付着した汚れを拭き取らなければならない。しかも、特許文献1の場合と同様でゴルフボールを摘まみ、ゴルフボールの汚れた部分を汚れ拭き取り体に、擦りつけて、ゴルフボールの表面に付着した汚れ等を取り除いている。ゴルフボール表面の汚れを擦り取る為の汚れ拭き取り体は、ゴルフボールと接する面積が狭い事と局部的な汚れの擦り取りしか出来ない為に、汚れの範囲が広い場合は何度も汚れの落ち具合を確認しながら拭き取り作業を繰り返し行う事と成る。
この事は特許文献1も同様である。更に、ゴルフボール拭き具を携行する場合は、皿状本体部に突設された連結部が上部に位置し、ゴルフボール拭き具を立てた状態で移動する為に、汚れ拭き取り体に保水された水分は連結部と反対の位置に留まる事と成る。その際、水分は流動的で容器の底の部分に留まる為に、携行して移動する時の容器内の水の位置とボールを拭く際の容器内の水の位置が異なる。因って、保水量の条件が変わってくる。上記の要因で十分な水分が確保されない場合が有る。
特許文献1,2の何れも基本的にはゴルフボールを摘まみあげ、固定された狭い接触面にゴルフボールを擦り付け、表面に付着した汚れ等を取り除いているのである。
本発明はゴルフプレイヤーの行動を観察した結果、セルフ乗用カートの移動ルートは決まっている場合が多く、その停車位置は必ずしもグリーンに近い場所では無い。
彼らはゴルフボールがグリーン上に辿り着いたら、マーカー等によりゴルフボールの位置をマークした後にゴルフボールに付いた泥等を拭い取っている。しかし、乗用カートに積み込んである泥等を拭い取る為のタオル等を取りに行く事は稀である。
通常は身近にある何がしかの方法でこまめに泥等をふき取り、プレイを続行している。以前より、二枚の布をL字状に閉じ、表面を防水性ある繊維で縫着したゴルフボール拭きはあるが、縫着による加工の為、縫着部から水の滲みによる漏水があった。特にベルト等に吊り下げて使用する場合は布の先端が下向きに位置するので先端より水が流れ出て、衣服を濡らしていた。更に、ゴルフボール拭きの構造が、天地を逆にして使用するのも一因ではあるが水分を留め置く工夫が無いので、乾燥して空拭き状態に成っていた。因って、普及していないのが実情である。ゴルフ場の管理者も乗用カートに湿らせたタオル等と乾燥したタオル等の搭載による対策まではしているがマナーとしてもタオル等の持ち歩きは好ましく無く、他の改善策を模索している。そこで、ボールに付いた泥等が簡易に拭け、しかも携行が可能な防水機能のある不織布袋を開発する事により解決した。
本発明者は、ボールに付着した泥などの汚れを拭う為に携行できる形態を開発し、その目的を達成しえることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したもので、本発明は一端に開口部を有する袋の外面に防水性の熱可塑性樹脂を被覆してなることを特徴とする不織布袋で、更に不織布袋の内部に複数のヒダを突設した不織布袋であり、本発明の不織布袋はゴルフボールに付着した泥等の汚れを拭い易くする為に水等を保水し、拭き取る機能を有している。更に携行する為に、袋状に形成された不織布袋は、袋状の内側を溶着部(ヒートシール)に沿って複数のヒダを突設(ヒダ状に加工)する事で、洗浄効果を高めると共に、袋状の表面を防水性の高い材質で覆う事により、洗浄の為に保水されている水等が染みだして、衣服等を濡らさぬ様にした。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したもので、本発明は一端に開口部を有する袋の外面に防水性の熱可塑性樹脂を被覆してなることを特徴とする不織布袋で、更に不織布袋の内部に複数のヒダを突設した不織布袋であり、本発明の不織布袋はゴルフボールに付着した泥等の汚れを拭い易くする為に水等を保水し、拭き取る機能を有している。更に携行する為に、袋状に形成された不織布袋は、袋状の内側を溶着部(ヒートシール)に沿って複数のヒダを突設(ヒダ状に加工)する事で、洗浄効果を高めると共に、袋状の表面を防水性の高い材質で覆う事により、洗浄の為に保水されている水等が染みだして、衣服等を濡らさぬ様にした。
すなわち、本発明は、上述した構成により、
(1) 全体を防水性の高い材質で覆う事により、衣服等が濡れる事が無い。
(2) 袋状にした事でゴルフボール全体の汚れを丸ごと容易に除去する事が出来る。
(3) 袋状にした事で保水性を高める事が出来る。
(4) 袋状にした事で簡易に携行が出来る。
(5) 内部に複数のヒダの突設により接触面を広くし、泥等の洗浄を効率的にした。
(6) 底部に突設したヒダは間隙に泥等を取り込み、ボールに再付着させない。
(7) 袋状にする為に形成された不織布袋の溶着は開口部の近くの溶着幅を広くする事 により、開口性を良くした。
(8) 表面を印刷し易い、熱可塑性樹脂を使用する事により、効果的な広告媒体として の機能を付加出来た。
(9) 原材料を不織布と熱可塑性樹脂を使用する事により、加工が容易で安価な為、気 軽に使用出来る。
(1) 全体を防水性の高い材質で覆う事により、衣服等が濡れる事が無い。
(2) 袋状にした事でゴルフボール全体の汚れを丸ごと容易に除去する事が出来る。
(3) 袋状にした事で保水性を高める事が出来る。
(4) 袋状にした事で簡易に携行が出来る。
(5) 内部に複数のヒダの突設により接触面を広くし、泥等の洗浄を効率的にした。
(6) 底部に突設したヒダは間隙に泥等を取り込み、ボールに再付着させない。
(7) 袋状にする為に形成された不織布袋の溶着は開口部の近くの溶着幅を広くする事 により、開口性を良くした。
(8) 表面を印刷し易い、熱可塑性樹脂を使用する事により、効果的な広告媒体として の機能を付加出来た。
(9) 原材料を不織布と熱可塑性樹脂を使用する事により、加工が容易で安価な為、気 軽に使用出来る。
本発明に係る一実施例につき、図1から図10を参照して以下説明する。本発明では、不織布3の二つの機能を利用した。一つは保水性の良さにより、泥等を洗浄する水等を不織布3に留め置き、その後、拭き取りの際は吸水性を発揮し、ボールの表面の水分を拭い取り、洗浄部には泥等を落とし易くする為に、ヒダ状に加工した不織布3を有している。よって独立した二つの機能を持ち、其々の機能を発揮する。
その為には異なる機能を有し、しかも携行可能な形態として袋状とした。
その為には異なる機能を有し、しかも携行可能な形態として袋状とした。
本実施例の不織布袋1は、図1から図10に図示するように、不織布袋内側の溶着部7に沿って、複数の泥拭きヒダ3bを突設し、一端に開口1cを有する不織布袋1の外面に防水性の高い熱可塑性樹脂4を被覆した。不織布3の材料としては、レーヨン、パルプ、コットン、ウール等やポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート等が一般的であり、用途により、単層で使用する場合と他素材と積層して使用する場合がある。本発明の不織布袋1の目的を達する為には保水力が500cc/m2以上の不織布3が好ましい。本発明の不織布袋1に使用する不織布3の厚さは通常30g/m2〜150g/m2であるが30g/m2以下の場合は保水量が少なく、150g/m2以上の場合においては、保水量はあるが加工に難点が生じる。好ましくは、50g/m2〜100g/m2の範囲で選定される。
また、不織布3に熱可塑性樹脂4を貼り合わせる事で、不織布3の持たざる機能を補う。この事により、保水性と防水性、柔軟性と強度を併せ持つ不織布袋1の発明と成る。不織布3に貼り合わせる熱可塑性樹脂4の材料としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎮状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の汎用の熱可塑性樹脂4のフィルムが使用されるが、ナイロン、ポリエステル、ポリビニルアルコール等の熱可塑性樹脂4のフィルムも使用する事が出来る。これらのフィルムは単層構造であってもよく、二層以上の積層構造であってもよい。使用する熱可塑性樹脂4の厚さは通常10μm〜80μmであるが、10μm以下の場合は溶着温度と耐衝撃性や引き裂き強度等が低く成り、80μm以上に成ると溶着温度が高く成り、シール性が悪く成る。更に剛性が強く成り、加工する際に効率が低下する。また、ゴルフボール9の汚れを取り除く際、ゴルフボール9の入った状態の不織布袋1を袋ごと、上から揉む様な動作に成るが、熱可塑性樹脂4の厚さが増すと、柔軟性が落ち、洗浄性も落ちる。好ましくは20μm〜50μmの範囲で選定される。すなわち、図1に図示する袋状部を有する事で形状を簡素化し、携行可能で、保水性の向上を図った。先ずは製作する際に、シート状の不織布3の片面に熱可塑性樹脂4を貼り合わせた。保水性の高い不織布3と防水性の高い熱可塑性樹脂4と組み合わせる事で、溶着が可能に成り、防水性も共に得る事となる。熱可愬性樹脂4と不織布3を一体としたシートは、熱可塑性樹脂4の部分を、図4と図6に図示する如く互いに背中合わせの状態で溶着する事で図7に図示する如く溶着が可能になった。又、一定方向へ、泥拭きヒダ3bを突設するのも良いが、泥拭きヒダ3bの突設方向を袋体の中心線から非対称にする事で側面の泥拭きヒダ3bが上下方向に重なり合い、両方向へのゴルフボール9との接触を均等にした。袋状に溶着部7を施し、その後、図9に図示する如く不織布袋1の表面と裏面とを開口1cを介して、反転させる事で溶着時に溶着部に沿って突設した泥拭きヒダ3bを袋内に収納し、袋内からの水漏れや水分の蒸発防止と保水、並びに外部からの耐衝撃強度の向上を可能にした。不織布袋1として袋状に加工されたゴルフボール9の投入口である開口1cはゴルフボール9の直径が42.67mmである為に、通常70mm〜140mmであるが、70mm以下ではボールの投入が容易では無く、140mm以上では携行の際、邪魔に成る。因って、好ましくは75mm〜100mmの範囲である。
長さ1bは、通常50mm〜150mmであるが、50mm以下ではゴルフボールが袋内に収まらず、150mm以上では取り出しにくい。因って、好ましくは、60mm〜110mmの範囲である。更に幅1aは通常75mm〜110mmであるが、使用する際は溶着部7が開口の内側に位置する為、好ましくは90mm〜100mmの範囲である。袋状に加熱溶着を施す際の溶着部7の幅は通常1mm〜7mmであるが、1mm以下では図8に図示する様に不織布4の2枚分の上から加熱溶着する為、シール強度に不安が生じる。7mm以上の場合は開口1cの内側が狭く成る。よって、好ましくは、2mm〜5mmの範囲である。ゴルフボール9の投入時に開口性を高める為には開口縁の溶着部7aの幅は溶着部7の場合と同様に2mm〜5mmが好ましく、底方向に通常10mm〜60mmであるが10mm以下では剛性が出にくく、60mm以上では剛性が出過ぎる。よって、開口縁の溶着部7aは長さが20mm〜50mmの間においては3mm〜5mm幅の溶着が好ましい。
開口縁の溶着部7aの幅広く溶着する事で開口性が良く成り、作業性の向上に繋がる。更に、泥拭きヒダ3bの幅は通常2mm〜10mmであるが、2mm以下は加工が難しく、10mm以上は拭き取り面積の増加率が低くなり、拭き取り機能が低下する、好ましくは2mm〜6mmの範囲である。泥拭きヒダ3bの長さは通常20mmから80mmであるが20mm以下は拭き取り機能が低下し、80mm以上では図9の状態で不織布袋1の幅1aの中で左右に突設した泥拭きヒダ3bがお互いに広域に重なり合い、ゴルフボール9を投入する際に、障害と成りうる。よって、好ましくは20mmから60mmの範囲である。泥拭きヒダ3bの断面は不織布3が熱可塑性樹脂4に板かまぼこの状態で片面が溶着している為に拭き取り面積を立体的に増加させる事になった。又、泥拭きヒダ3bは、吸水して膨らみ、ゴルフボール9と共に不織布袋1の外部から揉まれるので、ゴルフボール9に付着した泥等の汚れを取り除くのに効果的である。その際も不織布3は熱可塑性樹脂4に溶着されているので容易に剥離する事は無く、たとえ泥拭きヒダ3bの幅を狭くし、細長い形状にしても容易に切断し難く成る。結果として、片手でのボール拭き作業も可能にした。その上、底部に突設した泥拭きヒダ3bの間隙部分の底部の泥拭きヒダ3bにはゴルフボール9に付着していた泥等が取り込まれる。更にゴルフボール9を投入する開口1cは、開口の折り返し3aにて、ゴルフボール9を取り出す際に、不織布袋1の乾いた面に触れて出てくるので水分の拭き取りが出来る。不織布袋1を使用する時はゴルフボール9がグリーン上に辿り着いた時であり、ボールマーカー等によりゴルフボール9の位置をマークした後である。その際、図10に図示する様にグリーン上に付けたボールマークの修復も、グリーンフォーク10を用いて行う。よって、不織布袋1とグリーンフォーク10を係着する事で、不織布袋1の機能が一層発揮される事と成る。
また、不織布3に熱可塑性樹脂4を貼り合わせる事で、不織布3の持たざる機能を補う。この事により、保水性と防水性、柔軟性と強度を併せ持つ不織布袋1の発明と成る。不織布3に貼り合わせる熱可塑性樹脂4の材料としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎮状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の汎用の熱可塑性樹脂4のフィルムが使用されるが、ナイロン、ポリエステル、ポリビニルアルコール等の熱可塑性樹脂4のフィルムも使用する事が出来る。これらのフィルムは単層構造であってもよく、二層以上の積層構造であってもよい。使用する熱可塑性樹脂4の厚さは通常10μm〜80μmであるが、10μm以下の場合は溶着温度と耐衝撃性や引き裂き強度等が低く成り、80μm以上に成ると溶着温度が高く成り、シール性が悪く成る。更に剛性が強く成り、加工する際に効率が低下する。また、ゴルフボール9の汚れを取り除く際、ゴルフボール9の入った状態の不織布袋1を袋ごと、上から揉む様な動作に成るが、熱可塑性樹脂4の厚さが増すと、柔軟性が落ち、洗浄性も落ちる。好ましくは20μm〜50μmの範囲で選定される。すなわち、図1に図示する袋状部を有する事で形状を簡素化し、携行可能で、保水性の向上を図った。先ずは製作する際に、シート状の不織布3の片面に熱可塑性樹脂4を貼り合わせた。保水性の高い不織布3と防水性の高い熱可塑性樹脂4と組み合わせる事で、溶着が可能に成り、防水性も共に得る事となる。熱可愬性樹脂4と不織布3を一体としたシートは、熱可塑性樹脂4の部分を、図4と図6に図示する如く互いに背中合わせの状態で溶着する事で図7に図示する如く溶着が可能になった。又、一定方向へ、泥拭きヒダ3bを突設するのも良いが、泥拭きヒダ3bの突設方向を袋体の中心線から非対称にする事で側面の泥拭きヒダ3bが上下方向に重なり合い、両方向へのゴルフボール9との接触を均等にした。袋状に溶着部7を施し、その後、図9に図示する如く不織布袋1の表面と裏面とを開口1cを介して、反転させる事で溶着時に溶着部に沿って突設した泥拭きヒダ3bを袋内に収納し、袋内からの水漏れや水分の蒸発防止と保水、並びに外部からの耐衝撃強度の向上を可能にした。不織布袋1として袋状に加工されたゴルフボール9の投入口である開口1cはゴルフボール9の直径が42.67mmである為に、通常70mm〜140mmであるが、70mm以下ではボールの投入が容易では無く、140mm以上では携行の際、邪魔に成る。因って、好ましくは75mm〜100mmの範囲である。
長さ1bは、通常50mm〜150mmであるが、50mm以下ではゴルフボールが袋内に収まらず、150mm以上では取り出しにくい。因って、好ましくは、60mm〜110mmの範囲である。更に幅1aは通常75mm〜110mmであるが、使用する際は溶着部7が開口の内側に位置する為、好ましくは90mm〜100mmの範囲である。袋状に加熱溶着を施す際の溶着部7の幅は通常1mm〜7mmであるが、1mm以下では図8に図示する様に不織布4の2枚分の上から加熱溶着する為、シール強度に不安が生じる。7mm以上の場合は開口1cの内側が狭く成る。よって、好ましくは、2mm〜5mmの範囲である。ゴルフボール9の投入時に開口性を高める為には開口縁の溶着部7aの幅は溶着部7の場合と同様に2mm〜5mmが好ましく、底方向に通常10mm〜60mmであるが10mm以下では剛性が出にくく、60mm以上では剛性が出過ぎる。よって、開口縁の溶着部7aは長さが20mm〜50mmの間においては3mm〜5mm幅の溶着が好ましい。
開口縁の溶着部7aの幅広く溶着する事で開口性が良く成り、作業性の向上に繋がる。更に、泥拭きヒダ3bの幅は通常2mm〜10mmであるが、2mm以下は加工が難しく、10mm以上は拭き取り面積の増加率が低くなり、拭き取り機能が低下する、好ましくは2mm〜6mmの範囲である。泥拭きヒダ3bの長さは通常20mmから80mmであるが20mm以下は拭き取り機能が低下し、80mm以上では図9の状態で不織布袋1の幅1aの中で左右に突設した泥拭きヒダ3bがお互いに広域に重なり合い、ゴルフボール9を投入する際に、障害と成りうる。よって、好ましくは20mmから60mmの範囲である。泥拭きヒダ3bの断面は不織布3が熱可塑性樹脂4に板かまぼこの状態で片面が溶着している為に拭き取り面積を立体的に増加させる事になった。又、泥拭きヒダ3bは、吸水して膨らみ、ゴルフボール9と共に不織布袋1の外部から揉まれるので、ゴルフボール9に付着した泥等の汚れを取り除くのに効果的である。その際も不織布3は熱可塑性樹脂4に溶着されているので容易に剥離する事は無く、たとえ泥拭きヒダ3bの幅を狭くし、細長い形状にしても容易に切断し難く成る。結果として、片手でのボール拭き作業も可能にした。その上、底部に突設した泥拭きヒダ3bの間隙部分の底部の泥拭きヒダ3bにはゴルフボール9に付着していた泥等が取り込まれる。更にゴルフボール9を投入する開口1cは、開口の折り返し3aにて、ゴルフボール9を取り出す際に、不織布袋1の乾いた面に触れて出てくるので水分の拭き取りが出来る。不織布袋1を使用する時はゴルフボール9がグリーン上に辿り着いた時であり、ボールマーカー等によりゴルフボール9の位置をマークした後である。その際、図10に図示する様にグリーン上に付けたボールマークの修復も、グリーンフォーク10を用いて行う。よって、不織布袋1とグリーンフォーク10を係着する事で、不織布袋1の機能が一層発揮される事と成る。
本発明によれば、今後ますますセルフ化が進むと思われるゴルフ場において、キャディーの行なっていた作業をゴルフ場利用者が自ら行う事と成るに至り、多くのゴルフ場とゴルフ場利用者に評価される物と確信する。本発明の不織布袋1の形状が平面的であり、更に表面の材質が熱可塑性樹脂4の為に、印刷が容易である。しかも表と裏の両面積は150cm2から180cm2程度あり、多色印刷も可能であり、ゴルフ場利用者に対するノベルティーグッズとして、ゴルフ場の集客や広告としての効果は大きいと思われる。更にゴルフ用品や関連企業の名前入れによる効果は、大いに寄与出来る。
1 不織布袋(本体)
1a 幅
1b 長さ
1c 開口
3 不織布
3a 開口の折り返し
3b 泥拭きヒダ
4 熱可塑性樹脂
7 溶着部
7a 開口縁の溶着部
9 ゴルフボール
10 グリーンフォーク
1a 幅
1b 長さ
1c 開口
3 不織布
3a 開口の折り返し
3b 泥拭きヒダ
4 熱可塑性樹脂
7 溶着部
7a 開口縁の溶着部
9 ゴルフボール
10 グリーンフォーク
Claims (1)
- シート状の不織布の片面に、防水性の熱可塑性樹脂を貼り合わせたシート状物を2枚作成し、該2枚のシート状物を前記熱可塑性樹脂の部分を互いに背中合わせの状態で、縁部の所定幅を溶着することで溶着部を形成するとともに開口部分を有する袋体とし、前記溶着部に沿って、複数の泥拭きヒダを突設し、該泥拭きヒダは保水性の不織布に防水性の熱可塑性樹脂を貼り合わせてなり、前記開口部分を介して前記袋体を反転させることで溶着部に沿って突設した前記泥拭きヒダを袋内に収納してなり、さらに、前記開口部の一端を内側に折り返したことを特徴とするゴルフボール拭き袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013132081A JP5590361B1 (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | ゴルフボール拭き袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013132081A JP5590361B1 (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | ゴルフボール拭き袋 |
Publications (2)
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