JP3213940B2 - 非線形補償器の歪発生回路 - Google Patents
非線形補償器の歪発生回路Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリディストーション法を用いて増幅器の
非線形性を補償する非線形補償器の歪発生回路に関し、
特に平面回路によって構成され、ダイオードの非線形素
子を利用した歪発生回路に関する。
非線形性を補償する非線形補償器の歪発生回路に関し、
特に平面回路によって構成され、ダイオードの非線形素
子を利用した歪発生回路に関する。
従来、この種の歪発生回路としては、第3図の模式的
平面図に示すように、ウィルソン型電力分配構成器を2
個,ストリップ−スロット変換部を4個備えた構成のも
のがある。
平面図に示すように、ウィルソン型電力分配構成器を2
個,ストリップ−スロット変換部を4個備えた構成のも
のがある。
この歪発生回路は、ストリップライン8,9,10より構成
されるウィルキンソン型分配器11と、ストリップライン
12,13,14より構成されるウイルキンソン型合成器15と、
2本のスロットライン17,18とを備えており、ストリッ
プライン9,10,12,13はスロットライン17,18と各々変換
部19,20,21,22で結合している。これら4個所の変換部1
9〜22だけ他の3つの変換部と磁界の向きが逆になる様
に結合している。非線形素子としてのダイオード23はス
ロットライン17の対向する導体間に接続されている。
されるウィルキンソン型分配器11と、ストリップライン
12,13,14より構成されるウイルキンソン型合成器15と、
2本のスロットライン17,18とを備えており、ストリッ
プライン9,10,12,13はスロットライン17,18と各々変換
部19,20,21,22で結合している。これら4個所の変換部1
9〜22だけ他の3つの変換部と磁界の向きが逆になる様
に結合している。非線形素子としてのダイオード23はス
ロットライン17の対向する導体間に接続されている。
この様な構成の分配合成回路において、入力端子7か
ら入力した信号は、ストリップライン9,10に分割されそ
れぞれスロットライン17,18と結合する。スロットライ
ン17を通った信号はダイオード23によって非線形成分を
含んで変換部20においてストリップライン12と結合しス
ロットライン18を通った信号は変換部22においてストリ
ップライン13と結合する。
ら入力した信号は、ストリップライン9,10に分割されそ
れぞれスロットライン17,18と結合する。スロットライ
ン17を通った信号はダイオード23によって非線形成分を
含んで変換部20においてストリップライン12と結合しス
ロットライン18を通った信号は変換部22においてストリ
ップライン13と結合する。
前述した様に変換部22は、他の3つの変換部と磁界の
向きが逆になる様に結合されているので、ストリップラ
イン12での信号とストリップライン13での信号は逆位相
の関係にある。従って、ウィルキンソン分配器11で二波
に分割された信号はウィルキンソン合成器15で再び一波
に合成されたとき、線形成分は互いに打ち消し合うこと
になり、非線形成分のみを出力端子16から得ることがで
きる。
向きが逆になる様に結合されているので、ストリップラ
イン12での信号とストリップライン13での信号は逆位相
の関係にある。従って、ウィルキンソン分配器11で二波
に分割された信号はウィルキンソン合成器15で再び一波
に合成されたとき、線形成分は互いに打ち消し合うこと
になり、非線形成分のみを出力端子16から得ることがで
きる。
上述した従来の歪発生回路は、ウィルキンソン型電力
分配合成器を2個と、ストリップ−スロット変換部を4
個とを有しているので回路が大きくなるという欠点があ
った。
分配合成器を2個と、ストリップ−スロット変換部を4
個とを有しているので回路が大きくなるという欠点があ
った。
本発明の目的は、このような問題を解決し、小形化さ
れた非線形補償器の歪発生回路を提供することにある。
れた非線形補償器の歪発生回路を提供することにある。
本発明の構成は、プリディストーション法を用いて増
幅器の非線形性を補償する非線形補償器に含まれ分布定
数回路を利用した平面回路から構成される非線形補償器
の歪発生回路において、一端が入力端子と接続され2本
のスロットに挟まれ他端がこれら2本のスロットを狭め
て先端で1本のスロットにした1本のコプレーナ線路
と、このコプレーナ線路の2本のスロットのうち一方の
スロットに対して対向する導体間に接線された非線形素
子のダイオードと、前記先端で1本にしたスロットと交
差して出力端子と接続される1本のストリップラインと
を有することを特徴とする。
幅器の非線形性を補償する非線形補償器に含まれ分布定
数回路を利用した平面回路から構成される非線形補償器
の歪発生回路において、一端が入力端子と接続され2本
のスロットに挟まれ他端がこれら2本のスロットを狭め
て先端で1本のスロットにした1本のコプレーナ線路
と、このコプレーナ線路の2本のスロットのうち一方の
スロットに対して対向する導体間に接線された非線形素
子のダイオードと、前記先端で1本にしたスロットと交
差して出力端子と接続される1本のストリップラインと
を有することを特徴とする。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の模式的平面図である。1
は入力端子,2は出力端子,3は誘電体基板上に形成された
コプレーナ線路,4はストリップラインで、コプレーナ線
路3が形成されている面とは反対の面に形成されてお
り、5は接地導体となっている。コプレーナ線路3は入
力端子1と反対側でコプレーナ線路3によって形成され
ている2本のスロットが、1本にまとまっており、その
部分で誘電体をはさんで反対面にあるストリップライン
4と直交している。従って、この部分ではストリップ−
スロット変換を行っている。
は入力端子,2は出力端子,3は誘電体基板上に形成された
コプレーナ線路,4はストリップラインで、コプレーナ線
路3が形成されている面とは反対の面に形成されてお
り、5は接地導体となっている。コプレーナ線路3は入
力端子1と反対側でコプレーナ線路3によって形成され
ている2本のスロットが、1本にまとまっており、その
部分で誘電体をはさんで反対面にあるストリップライン
4と直交している。従って、この部分ではストリップ−
スロット変換を行っている。
非線形素子としてのダイオード6は、コプレーナ線路
3によって形成されている2本のスロットのうち一方の
スロットに対して対向する電極間に接続されている。
3によって形成されている2本のスロットのうち一方の
スロットに対して対向する電極間に接続されている。
まず、入力端子1より入力した信号は、同軸モードで
あるため、第2図に示す様に、その電界の向きはコプレ
ータ線路3の中心導体から接地導体5に向って矢印の向
きとなる。ダイオード6が無い場合を考えると、コプレ
ーナ線路3によって形成されている2本のスロットが1
本にまとまった時、互いに電界の向きが逆となるため、
キャセルしてしまい、信号はストリップラインへ変換さ
れない。ダイオード6が存在すると、2本のスロットに
よって伝送される信号のうち一方にのみ非線形成分が含
まれる。スロットが1本にまとまった所では、線形成分
は、ダイオード6が無い場合と同様キャセルさせるが、
非線形成分はキャセルされずそのまま伝達される。従っ
て、ストリップライン4へは非線形成分がストリップス
ロット変換を介して伝送され、出力端子2からは非線形
成分のみを含んだ歪信号を得る事ができる。
あるため、第2図に示す様に、その電界の向きはコプレ
ータ線路3の中心導体から接地導体5に向って矢印の向
きとなる。ダイオード6が無い場合を考えると、コプレ
ーナ線路3によって形成されている2本のスロットが1
本にまとまった時、互いに電界の向きが逆となるため、
キャセルしてしまい、信号はストリップラインへ変換さ
れない。ダイオード6が存在すると、2本のスロットに
よって伝送される信号のうち一方にのみ非線形成分が含
まれる。スロットが1本にまとまった所では、線形成分
は、ダイオード6が無い場合と同様キャセルさせるが、
非線形成分はキャセルされずそのまま伝達される。従っ
て、ストリップライン4へは非線形成分がストリップス
ロット変換を介して伝送され、出力端子2からは非線形
成分のみを含んだ歪信号を得る事ができる。
以上説明した様に本発明は、コプレーナ線路を使用す
ることにより、ウィルキンソン分配合成器を用いずに、
また長いスロットラインを用いずに、歪信号を得る事が
できると共に、ストリップ−スロット変換部を従来の4
個所から1個所に節約する事ができるため、従来より大
幅に小形化する事ができるという効果を有する。
ることにより、ウィルキンソン分配合成器を用いずに、
また長いスロットラインを用いずに、歪信号を得る事が
できると共に、ストリップ−スロット変換部を従来の4
個所から1個所に節約する事ができるため、従来より大
幅に小形化する事ができるという効果を有する。
第1図は本発明の一実施例の模式的平面図、第2図は第
1図の入力部分を説明する電界図、第3図は従来の非線
形補償器の歪発生回路の一例の模式的平面図である。 1,7……入力端子、2,16……出力端子、3……コプレー
ナ線路、4,8〜10,12〜14……ストリップライン、5……
接地導体、6,23……ダイオード、11……ウィルキンソン
型分配器、15……ウィルキンソン型合成器、17,18……
スロットライン、19〜22……変換部。
1図の入力部分を説明する電界図、第3図は従来の非線
形補償器の歪発生回路の一例の模式的平面図である。 1,7……入力端子、2,16……出力端子、3……コプレー
ナ線路、4,8〜10,12〜14……ストリップライン、5……
接地導体、6,23……ダイオード、11……ウィルキンソン
型分配器、15……ウィルキンソン型合成器、17,18……
スロットライン、19〜22……変換部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−17967(JP,A) 特開 昭63−209309(JP,A) 特開 昭63−301606(JP,A) 特開 平1−5107(JP,A) 特開 平1−192201(JP,A) 実開 昭60−132063(JP,U) 米国特許4736165(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/00 - 1/08 H01P 3/00 - 3/20 H01P 5/00 - 5/22 H03D 9/00 - 9/06 H03F 1/30 - 1/40 H03F 3/60 H04B 1/62 - 1/68 INSPEC(DIALOG) WPI(DIALOG)
Claims (1)
- 【請求項1】プリディストーション法を用いて増幅器の
非線形性を補償する非線形補償器に含まれ分布定数回路
を利用した平面回路から相成される非線形補償器の歪発
生回路において、一端が入力端子と接続され2本のスロ
ットに挟まれ他端がこれら2本のスロットを狭めて先端
で1本のスロットにした1本のコプレーナ線路と、この
コプレーナ線路の2本のスロットのうち一方のスロット
に対して対向する導体間に接線された非線形素子のダイ
オードと、前記先端で1本にしたスロットと交差して出
力端子と接続される1本のストリップラインとを有する
ことを特徴とする非線形補償器の歪発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29289390A JP3213940B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 非線形補償器の歪発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29289390A JP3213940B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 非線形補償器の歪発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04165802A JPH04165802A (ja) | 1992-06-11 |
JP3213940B2 true JP3213940B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=17787748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29289390A Expired - Fee Related JP3213940B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 非線形補償器の歪発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3213940B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5523716A (en) * | 1994-10-13 | 1996-06-04 | Hughes Aircraft Company | Microwave predistortion linearizer |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP29289390A patent/JP3213940B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04165802A (ja) | 1992-06-11 |
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